説明

光ディスク装置

【課題】クランパに付着したディスクの引き剥がし構成の薄型化を実現することで、従来よりもさらなる小型化、薄型化を可能にした光ディスク装置を提供する。
【解決手段】クランパユニット3はトレイ2のディスク載置面に対し筐体奥側が下がるように傾斜して取り付けられていることにより、ディスク16のクランパ4への付着時に、ディスク16も筐体奥側が下がるように保持され、トレイ2上のディスク載置面にディスク16の外周が当たることにより、トレイ2の搬送動作によってディスク16をクランパ4の付着から引き剥がす。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、CD(コンパクトディスク)やDVD(デジタルバーサトルディスク)等の情報記録媒体としての光ディスク(以下、ディスクという)を記録及び/又は再生を行う光ディスク装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ディスクの記録再生位置から交換位置への搬送には、トラバースユニットのクランプ位置から退避位置への移動と同時に、トレイにディスクを載置しトレイの搬送動作を行なう方式が知られている。また、近年市販されているクランプエリアに印刷および塗装されているディスクはクランパへ付着し易く、トラバースユニットをクランプ位置から退避位置へ移動させた後、トレイの搬送動作に連動して、クランパへ付着したディスクをトレイに形成した突起物により引き剥がす方式にしている。
【0003】
上記のように構成される従来の光ディスク装置において、トレイの搬送動作時のトレイとクランパの隙間確保として、ディスク主面に対しクランパの垂直方向への移動量を大きくすると同時に、トレイとターンテーブルの隙間確保として、トラバースユニットのクランプ位置から退避位置への移動量を大きくする必要がある。このため、光ディスク装置の厚みは必然的に厚くなるという課題がある。
【特許文献1】特開2000−222803号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の装置では、トレイの搬送動作時のトレイとクランパおよび、トレイとターンテーブルの隙間確保のために、トラバースユニットのクランプ位置から退避位置への移動量を大きくする必要がある。このため、特許文献1に開示された技術では、ディスクチェンジャー装置の小型化、薄型化を図るのに不利であり、特に装置厚みを抑えることが困難である。
【0005】
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあって、クランパに付着したディスクの引き剥がし構成の薄型化を実現することで、従来よりもさらなる小型化、薄型化を可能にした光ディスク装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
【0007】
本発明の第1態様によれば、筐体外側にてディスクの交換が可能であり、前記筐体内のディスク記録再生位置にディスクを搬送して、当該ディスクに対して情報信号の記録又は再生を行う光ディスク装置であって、前記ディスクの載置面に対し平行に移動可能なトレイと、前記ディスクに対して情報信号の記録又は再生を行う光ピックアップと前記ディスクを回転させるターンテーブルを保有するトラバースユニットと、モータと、前記モータの駆動力により前記光ピックアップを前記ディスクの径方向に移動させることが可能な光ピックアップ送り機構と、前記モータの駆動力により記録再生位置に位置する前記トレイ上の前記ディスクを当該ディスクの上方に配置されたクランパと前記ターンテーブルとの間で挟持可能なクランプ位置と当該ディスクから離れた退避位置に前記トラバースユニットを移動させることが可能な昇降スライダーと、前記モータの駆動力により前記筐体外の待機位置と前記ディスク記録再生位置との間で前記トレイを往復させることが可能なトレイ駆動機構と、前記クランパと当該クランパを移動可能に保持するクランプ板からなるクランパユニットであって、前記クランプユニットは前記トレイのディスク載置面に対し筐体奥側が下がるように傾斜して取り付けられていることを特徴とする光ディスク装置を提供する。
【0008】
本発明の第2態様によれば、前記クランパは前記トレイのディスク載置面に対し筐体奥側が下がるように、前期クランプ板の筐体前側上面に突起を設けたことを特徴とする、
第1態様に記載の光ディスク装置を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明にかかる光ディスク装置によれば、クランパユニットがトレイのディスク載置面に対し筐体奥側が下がるように傾斜して取り付けられていることにより、クランプエリアまで印刷および塗装されているディスクのクランパへの付着時に、当該ディスクも筐体奥側が下がるように保持され、トレイ上のディスク載置面に当該ディスク外周が当たることにより、トラバースユニットのクランプ位置から退避位置への移動後、トレイの搬送動作によって当該ディスクをクランパの付着から引き剥がす構成になっている。
これにより、トレイに突起物を形成する必要がなく、トレイを薄く構成できることから小型化することができる。
【0010】
また、本発明にかかる光ディスク装置において、クランパを移動可能に保持するクランプ板の筐体前側上面に突起を設けることで、クランパが前記トレイのディスク載置面に対し筐体奥側が下がるように傾斜して保持されるため、クランプエリアまで印刷および塗装されているディスクのクランパへの付着時に、当該ディスクも筐体奥側が下がるように保持され、トレイ上のディスク載置面に当該ディスク外周が当たることにより、トラバースユニットのクランプ位置から退避位置への移動後、トレイの搬送動作によって当該ディスクをクランパの付着から引き剥がす構成になっている。
これにより、トレイに突起物を形成する必要がなく、トレイを薄く構成できることから小型化することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の記述を続ける前に、添付図面において同じ部品については同じ参照符号を付している。
【0012】
以下、本発明の最良の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0013】
《実施形態》
本発明の実施形態にかかる光ディスク装置について説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる光ディスク装置のディスク交換位置の斜視図である。図2は、本発明の実施形態にかかる光ディスク装置のディスク記録再生位置の斜視図である。図3は、本発明の実施形態にかかる光ディスク装置のディスク記録再生位置で一部部品を取り外した斜視図である。図4は、本発明の実施形態にかかる光ディスク装置において、クランプ板が筐体奥側へ下がるように傾斜して取り付けられたトラバースユニットのクランプ位置を示す部分側面図である。図5は、本発明の実施形態にかかる光ディスク装置において、クランプ板が筐体奥側へ下がるように傾斜して取り付けられたトラバースユニットの退避位置を示す部分側面図である。図6は、本発明の実施形態にかかる光ディスク装置において、クランプ板がトレイに対し水平に取り付けられたトラバースユニットの退避位置を示す部分側面図である。
【0014】
図1において、光ディスク装置は、各部品を支持する装置本体1と、ディスク載置面に対して光ディスク装置の内側A方向と外側B方向へ装置本体1上を平行に移動するトレイ2と、装置本体1の軸受け部を回動中心としてC、D方向へ上下動するトラバースユニット6と、トレイ2の上方にクランパユニット3を有している。クランパユニット3にはクランプ板5がクランパ4を移動可能に組立て保持されており、クランパユニット3は装置本体1に取り付けられている。トラバースユニット6を退避位置まで下降させる昇降スライダー14は装置本体1のE、F方向にスライド可能に取り付けられている。トラバースユニット6には動作の駆動源となるモータ8と、モータ8の駆動力を伝達する駆動機構13と、ディスク情報を記録再生する光ピックアップ9と、光ピックアップ9をディスク16の主面の内周から外周まで移動可能な光ピックアップ送りラック11と、トレイ2を水平動作させるトレイ駆動機構15を構成する送りギヤ15bと、クランパ4とともにディスク16をクランプ位置にて挟持するターンテーブル7とが取り付けられている。
トレイ2はディスクの交換位置に搬送されており、トラバースユニット6は退避位置までD方向へ下降している。この状態でディスク16の交換が可能である。なお、トレイ2はディスク16を載置可能なように段部2bを備えている。A、B、E,F方向はトレイ2のディスク載置面に対して平行で、C、D方向はトレイのディスク載置面に対して垂直である。
なお、ディスク16にはクランプエリアまで印刷および塗装されたものもある。
図2において、トレイ2はディスクの記録再生位置に搬送されており、トラバースユニット6はクラクランプ位置までC方向へ上昇している。この状態でディスクの記録再生が可能である。
図3において、光ディスク装置の装置本体1には、装置本体1の軸受け部を回動中心としてC、D方向へ上下動するトラバースユニット6と、トラバースユニット6を記録再生可能なクランプ位置とディスク16から離れた退避位置とに移動させる昇降スライダー14がE、F方向にスライド動作可能に保持され、トレイのディスク載置面に対して光ディスク装置の内側A方向と外側B方向へ装置本体1上にて平行に搬送するトレイ駆動ギヤ15aが回転可能に保持されている。トラバースユニット6には動作の駆動源となるモータ8と、モータ8の駆動力を伝達する駆動機構13と、ディスク情報を記録再生する光ピックアップ9と、光ピックアップ9をディスク16の主面の内周から外周まで移動可能な光ピックアップ送り機構10と、トレイ2を水平動作させるトレイ駆動機構15を構成する送りギヤ15bと、クランパ4とともにディスク16をクランプ位置にて挟持するターンテーブル7が取り付けられている。
駆動機構13はギヤa、ギヤb、ギヤcから構成されており、光ピックアップ送り機構10は光ピックアップ送りラック11と光ピックアップ送りギヤ12から構成されている。
図1、図2および図3にてディスクの搬送動作を説明する。
ディスク16は筐体外のディスク交換位置でトレイ2に載置され、トレイ駆動機構15によって筐体内A方向の記録再生位置に搬送される。更にトレイ2の搬送動作に連動して昇降スライダー14がE方向にスライドすると、トラバースユニット6が装置本体1の軸受け部を回動中心として退避位置からC方向に上昇し、トラバースユニット6上のターンテーブル7がディスク16を記録再生可能なクランプ位置へ持ち上げる。このクランプ位置にてディスク16は回転し記録および再生が可能となる。一方、記録再生中のディスク16を交換する場合は、トレイ駆動機構15によって昇降スライダー14が記録再生時と逆方向のF方向にスライドし、トラバースユニット6は装置本体1の軸受け部を回動中心として記録再生位置からD方向に下降することで、トラバースユニット6上のターンテーブル7がディスク16をトレイ2上のディスク載置面に戻し、更にトラバースユニット6は退避位置までD方向へ下降する。トラバースユニット6の退避位置までの動作に連動してディスク16はトレイ2に載置されたまま筐体内の記録再生位置から筐体外B方向のディスク交換位置まで搬送される。
【0015】
図4に示すように、トラバースユニット6は昇降スライダー14によってクランパ4とターンテーブル7でディスク16を挟持するクランプ位置に持ち上げられている。なお、クランパ4を移動可能に保持するクランプ板5はトレイ2のディスク載置面に対し、筐体奥側A方向が下がるように傾斜して取り付けられており、当該クランプ位置はディスク3を記録再生可能な位置である。図5に示すように、トラバースユニット6は昇降スライダー14によってクランパ4とターンテーブル7にてディスク2を挟持するクランプ位置から、ディスク16から離れた退避位置D方向に下げられている。ディスク16がクランパ4へ付着すると、クランパ4はディスク16とともに重力により下がるが、トレイ2のディスク載置面に対して筐体奥側A方向へ下がるように傾斜して取り付けられているクランプ板5の筐体前側B方向の上面と、クランパ4が当接することにより、ディスク16は筐体奥側A方向が下がるように保持され、トレイ2上の段部2bにディスク16の外周部が当接し、トレイ2の搬送動作によってクランパ4に付着しているディスク16を引き剥がす構成になっている。 なお、引き剥がされたディスク16は表面の傷つき防止のためクランパ4に接触しないようディスク16の厚み方向に隙間を有し、筐体内のディスク記録再生位置から筐体外B方向のディスク交換位置へ搬送される。また、ディスク16の記録再生を開始する場合、ディスク16は表面の傷つき防止のためクランパ4とディスク16の厚み方向に隙間を有し、筐体外のディスク交換位置から筐体内A方向のディスク記録再生位置へ水平移動される。一方、従来の構成は図6に示すようにトラバースユニット6は昇降スライダー14によってクランパ4とターンテーブル7にてディスク16を挟持するクランプ位置から、ディスク16から離れた退避位置D方向に下げられている。ディスク16がクランパ4へ付着すると、クランパ4はディスク16とともに重力により下がるが、クランプ板5はトレイ2のディスク載置面に対して平行に取り付けられていることにより、ディスク16はトレイ2のディスク載置面に平行に保持され、トレイ2上の突起物2aにディスク16の外周部が当接し、トレイ2の搬送動作によってクランパ4に付着しているディスク16を引き剥がす構成になっている。 なお、引き剥がされたディスク16は表面の傷つき防止のためクランパ4に接触しないようディスク16の厚み方向に隙間を有し、筐体内のディスク記録再生位置から筐体外B方向のディスク交換位置へ搬送される。また、ディスク16の記録再生を開始する場合、ディスク16は表面の傷つき防止のためクランパ4とディスク16の厚み方向に隙間を有し、筐体外のディスク交換位置から筐体内A方向のディスク記録再生位置へ水平移動される。トレイ2には突起物2aがあるため厚みが厚くなっており、トレイ搬送動作時のクランパ4とトレイの隙間を有するためにトラバースユニット6の退避位置への移動量も大きくとる必要がある。
なお、本実施形態においては、ターンテーブル7がクランパ4との間でディスク16を挟持可能に上昇した位置をクランプ位置といい、ターンテーブル7がクランパ4と離れるように下降した位置を退避位置という。また、トレイが筐体外に移動した位置をディスク交換位置といい、筐体内へ移動した位置を記録再生位置という。
かかる構成によれば、クランプ板5がトレイ2のディスク載置面に対し、筐体奥側A方向に下がるように傾斜して取り付けられていることにより、クランプエリアまで印刷および塗装されているディスク16のクランパ4への付着時に、ディスク16も筐体奥側が下がるように保持され、トレイ2上のディスク載置面にディスク16の外周が当接することにより、トラバースユニット6のクランプ位置から退避位置への移動後、トレイ2の搬送動作によってディスク16をクランパ4の付着から引き剥がす構成になっている。
これにより、トレイ2に突起物2aを形成する必要がなく、トレイ2を薄く構成できることから小型化することができる。
【0016】
また、本発明の実施形態にかかる光ディスク装置について説明する。図7は光ディスク装置において、トラバースユニットの退避位置を示す部分側面図であり、クランプ板5には上面側に突起5aが設けられている。図7に示すように、トラバースユニット6は昇降スライダー14によってクランパ4とターンテーブル7にてディスク2を挟持するクランプ位置から、ディスク16から離れた退避位置へ下げられている。ディスク16がクランパ4へ付着すると、クランパ4はディスク2とともに重力により下がるが、クランプ板5の筐体前側B方向上面にある突起6aにクランパ4が当接することにより、ディスク16は筐体奥側A方向が下がるように保持され、トレイ2上の段部2bにディスク16の外周部が当接し、トレイ2の搬送動作によってクランパ4に付着しているディスク16を引き剥がす構成になっている。この場合、クランプ板5はトレイ2のディスク載置面に対し、平行に取り付けられていてもよい。
【0017】
なお、引き剥がされたディスク16は表面の傷つき防止のためクランパ4に接触しないようディスク16厚み方向に隙間を有し、筐体内A方向のディスク記録再生位置から筐体外B方向のディスク交換位置へ水平移動される。また、ディスク16の記録再生を開始する場合、ディスク16は表面の傷つき防止のためクランパ4とディスク16の厚み方向に隙間を有し、筐体外B方向のディスク交換位置から筐体内A方向のディスク記録再生位置へ水平移動される。なお、本実施形態においては、ターンテーブル7がクランパ4との間でディスク16を挟持可能に上昇した位置をクランプ位置といい、ターンテーブル7がクランパ4と離れるように下降した位置を退避位置という。また、トレイが筐体外B方向に移動した位置をディスク交換位置といい、筐体内A方向へ移動した位置を記録再生位置という。
かかる構成によれば、クランプ板5の筐体前側B方向上面にある突起6aにクランパ4が当接することにより、クランプエリアまで印刷および塗装されているディスク16のクランパ4への付着時に、ディスク16も筐体奥側が下がるように保持され、トレイ2上のディスク載置面にディスク16の外周が当接することにより、トラバースユニット6のクランプ位置から退避位置への移動後、トレイ2の搬送動作によってディスク16をクランパ4の付着から引き剥がす構成になっている。
これにより、トレイ2に突起物を形成する必要がなく、トレイ4を薄く構成できることから小型化することができる。
【0018】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。
【産業上の利用可能性】
【0019】
本発明にかかる光ディスク装置は、ディスクのクランパへの付着時に、当該ディスクは筐体奥側が下がるように保持され、トレイの搬送動作によって当該ディスクをクランパの付着から引き剥がす構成になっている。
これにより、トレイに突起物を形成する必要がなく、トレイを薄く構成できることから小型化することができるので、例えば、車やコンポーネントステレオ(いわゆるコンポ)などの他の機器と組み合わされて使用される光ディスク装置として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の実施形態にかかる光ディスク装置のディスク交換位置の斜視図
【図2】本発明の実施形態にかかる光ディスク装置のディスク記録再生位置の斜視図
【図3】本発明の実施形態にかかる光ディスク装置のディスク記録再生位置で一部部品を取り外した斜視図
【図4】光ディスク装置においてクランプ板が筐体奥側へ下がるように傾斜して取り付けられたトラバースユニットのクランプ位置を示す部分側面図
【図5】光ディスク装置においてクランプ板が筐体奥側へ下がるように傾斜して取り付けられたトラバースユニットの退避位置を示す部分側面図
【図6】光ディスク装置においてクランプ板がトレイに対し水平に取り付けられたトラバースユニットの退避位置を示す部分側面図
【図7】光ディスク装置においてクランプ板の前面側上面に突起が設けられたトラバースユニットの退避位置を示す部分側面図
【符号の説明】
【0021】
1 装置本体
2 トレイ
2a 突起物
2b 段部
3 クランパユニット
4 クランパ
5 クランプ板
5a 突起
6 トラバースユニット
7 ターンテーブル
8 モータ
9 光ピックアップ
10 光ピックアップ送り機構
11 光ピックアップ送りラック
12 光ピックアップ送りギヤ
13 駆動機構
13a 送りギヤ1
13b 送りギヤ2
13c 送りギヤ3
14 昇降スライダー
15 トレイ駆動機構
15a トレイ駆動ギヤ
15b 送りギヤ4
16 ディスク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスクの載置面に対し平行に移動可能なトレイと、ディスクに対して情報信号の記録又は再生を行う光ピックアップと前記ディスクを回転させるターンテーブルを保有するトラバースユニットと、モータと、前記モータの駆動力により前記光ピックアップを前記ディスクの径方向に移動させることが可能な光ピックアップ送り機構と、前記モータの駆動力により記録再生位置に位置する前記トレイ上の前記ディスクを当該ディスクの上方に配置されたクランパと前記ターンテーブルとの間で挟持可能なクランプ位置と当該ディスクから離れた退避位置に前記トラバースユニットを移動させることが可能な昇降スライダーと、前記モータの駆動力により筐体外の待機位置と前記ディスク記録再生位置との間で前記トレイを往復させることが可能なトレイ駆動機構と、前記クランパと当該クランパを移動可能に保持するクランプ板からなるクランパユニットを備える光ディスク装置であって、前記クランパユニットは前記トレイのディスク載置面に対し筐体奥側が下がるように傾斜して取り付けられていることを特徴とする光ディスク装置。
【請求項2】
前記クランパユニットはトラバースユニットの退避位置において、前記トレイのディスク載置面に対し筐体奥側が下がるように、前記クランプ板の筐体前側上面に突起を設けたことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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