光ディスク装置
【課題】トレイの挿入・排出に支障を来すことなく、情報の記録・再生時に外部からの衝撃が加わっても、当該衝撃を吸収して、振動の発生を低減させることが可能な信頼性の高い光ディスク装置を提供する。
【解決手段】光ディスクを載置するトレイ10と、トレイ10を出し入れ可能に収容する筐体50を備え、トレイ10は、出入方向に対し平行な側部の少なくとも一方に、トレイ10の出入方向の移動をガイドするガイドレール11A(11B)を有し、筐体50は、トレイ10が挿入される際にガイドレール11A(11B)と対向する側部に形成されると共にガイドレール11A(11B)を案内するレールガイド52A(52B)と、レールガイド52A(52B)のトレイ挿入方向先端部に形成されたバネ部65とを有し、バネ部65は、トレイ挿入方向に向けた力が付与された際に弾性変形する。
【解決手段】光ディスクを載置するトレイ10と、トレイ10を出し入れ可能に収容する筐体50を備え、トレイ10は、出入方向に対し平行な側部の少なくとも一方に、トレイ10の出入方向の移動をガイドするガイドレール11A(11B)を有し、筐体50は、トレイ10が挿入される際にガイドレール11A(11B)と対向する側部に形成されると共にガイドレール11A(11B)を案内するレールガイド52A(52B)と、レールガイド52A(52B)のトレイ挿入方向先端部に形成されたバネ部65とを有し、バネ部65は、トレイ挿入方向に向けた力が付与された際に弾性変形する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部からの衝撃を抑制可能な光ディスク装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、光ディスク装置では、軽量化、薄型化が進んでおり、特にノートパソコンに搭載され、厚みが12.7mmや9.5mm等に代表される薄型光ディスク装置では、外部からの衝撃により、光ピックアップを搭載している内部装置が容易に振動し、性能に悪影響を及ぼす虞がある。
【0003】
そこで、クランパを上部に備えたローダシャーシの左右両側壁の内側面に凸型レールを横一列に配列し、この凸型レールに光ディスクを載置するトレイ(ドロワ)の左右両側面に形成した凹溝を摺動自在に嵌合することによって、前記トレイを前記ローダシャーシの内側に挿入・排出可能に取付け、当該ローダシャーシの側壁の内面に、前記トレイを反対側の側壁に向かって付勢する付勢手段を一体に形成することで、トレイの挿入・排出時の揺れを抑制する光ディスク装置が紹介されている。(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、トレイ(ドロワ)が収納位置にある時に、シャーシの側面に設けられた押圧バネが当該トレイを左右方向に押圧することで、トレイの振動を抑制する光ディスク装置が紹介されている。(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
そしてまた、ガイドレールの後端部に側圧突起部を設け、トレイ(ドロワ)の後端角部に側圧受部を設け、前記トレイがドライブの筐体内に挿入された際に、前記側圧突起部が側圧受部を押圧することで、当該ドロワを固定する光ディスク装置が紹介されている。(例えば、特許文献3参照)。
【0006】
さらにまた、トレイと、このトレイをディスク着脱位置とディスク再生位置との間で往復動自在に案内するフレームとを備え、前記フレームには、前記ディスク再生位置に格納したトレイと係合し、当該トレイの振動を抑える防振手段を設けた光ディスク装置が紹介されている。(例えば、特許文献4参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2011−18416号公報
【特許文献2】特開2008−117432号公報
【特許文献3】特開2007−226961号公報
【特許文献4】特開2007−149279号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1に記載された光ディスク装置は、トレイの挿入・排出時の揺れを抑制するものであり、光ディスク装置による情報の記録・再生時に加えられた衝撃を抑制する構成については検討がなされていない。
【0009】
また、特許文献2及び3に記載された光ディスク装置は、トレイの挿入・排出方向に対し垂直な方向に当該トレイを押圧することで、トレイの振動を抑制する構成であるため、トレイが挿入・排出される際に、トレイの搬送方向に対し垂直な方向に押圧力がかかることになる。したがって、トレイの挿入・排出に支障を来す虞がある。
【0010】
そしてまた、特許文献4に記載された光ディスク装置は、フレームの後壁部に設けられた一対のリブによりトレイの後端縁を挟み付ける、あるいは、トレイの後端縁に弾性体を設け、フレームの後壁部に設けられた係合リブにより当該弾性体を押圧することで、前記トレイを押さえてトレイの振動を抑制する構成であるため、構成が複雑であると共に、トレイを排出する際に、前記トレイを挟み付ける力または押圧する力がかかり、トレイの排出に支障を来す虞がある。
【0011】
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、トレイの挿入・排出に支障を来すことなく、情報の記録・再生時に外部からの衝撃が加わっても、当該衝撃を吸収して、振動の発生を低減させることが可能な信頼性の高い光ディスク装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
この目的を達成するため、本発明は、装着した光ディスクの情報記録面に対し情報の記録、再生の少なくとも一方を行う光ディスク装置であって、前記光ディスクを載置するトレイと、前記トレイを出し入れ可能に収容する筐体と、を備え、前記トレイは、当該トレイの出入方向に対し平行な側部に、当該トレイの出入方向の移動をガイドするガイドレールを有し、前記筐体は、前記トレイが挿入される際に前記ガイドレールと対向する側部に形成されると共に当該ガイドレールを案内するレールガイドと、前記少なくとも一方のレールガイドのトレイ挿入方向先端部に形成されたバネ部材と、を有し、前記バネ部材は、前記トレイの挿入方向に向けた力が付与された際に弾性変形する光ディスク装置を提供するものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、トレイの挿入・排出に支障を来すことなく、情報の記録・再生時に外部からの衝撃が加わっても、当該衝撃を吸収して、振動の発生を低減させることが可能な信頼性の高い光ディスク装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施形態に係る光ディスク装置の斜視図であり、筐体からトレイ全体を排出させた状態を示す図である。
【図2】図1に示す光ディスク装置を背面から見た斜視図である。
【図3】図1に示す光ディスク装置からアッパーカバーを取外した状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施形態に係る光ディスク装置からアッパーカバーを取外した状態を示す斜視図であり、筐体にトレイを収容した状態を示す図である。
【図5】図4に示す光ディスク装置の平面図である。
【図6】図4に示す光ディスク装置の一部を拡大して示す斜視図である。
【図7】本発明の実施形態に係る光ディスク装置の構成要素であるレールガイドの一部を拡大して示す斜視図である。
【図8】図3に示すVIII−VIII線に沿った断面図である。
【図9】図4に示すIX−IX線に沿った断面図であり、トレイが、光ディスクの情報記録面に対し情報の記録、再生の少なくとも一方を行う通常位置にある状態を示す図である。
【図10】図4に示すIX−IX線に沿った断面図であり、トレイが、光ディスクの情報記録面に対し情報の記録、再生の少なくとも一方を行う通常位置から挿入方向に移動した状態を示す図である。
【図11】本発明の他の実施形態に係る光ディスク装置の図3に示すVIII−VIII線に沿った断面に対応する断面図である。
【図12】図11に示す光ディスク装置の構成要素であるレールガイドの一部を拡大して示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
次に、本発明の実施形態に係る光ディスク装置について図面を参照して説明する。なお、以下に記載される実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施形態にのみ限定するものではない。したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施することができる。
【0016】
図1は、本発明の実施形態に係る光ディスク装置の斜視図であり、筐体からトレイ全体を排出させた状態を示す図、図2は、図1に示す光ディスク装置を背面から見た斜視図、図3は、図1に示す光ディスク装置からアッパーカバーを取外した状態を示す斜視図、図4は、本発明の実施形態に係る光ディスク装置からアッパーカバーを取外した状態を示す斜視図であり、筐体にトレイを収容した状態を示す図、図5は、図4に示す光ディスク装置の平面図、図6は、図4に示す光ディスク装置の一部を拡大して示す斜視図である。なお、前記各図では、説明を判り易くするため、各部材の厚さやサイズ、拡大・縮小率等は、実際のものとは一致させずに記載した。また、本実施形態では、光ディスクが搭載される側を「上」、その反対側を「下」として説明する。
【0017】
図1〜図6に示すように本実施の形態にかかる光ディスク装置1は、光ディスクを載置するトレイ10と、光ディスクを載置したトレイ10を出し入れ可能に収容する筐体50とを備えている。
【0018】
トレイ10は、トレイ出入方向と平行な両側部に、トレイ10の出し入れをガイドするためのガイドレール11A及び11Bが各々配設されている。これらのガイドレール11A及び11Bは、後に詳述する筐体50に形成されたレールガイド52A及び52Bによって、トレイ出入方向に移動可能に支持されている。トレイ10のトレイ排出方向先端面は、筐体50のトレイ排出方向に形成された開口を塞ぐベゼル19となっており、このベゼル19には、トレイ10を筐体50内から排出するためのイジェクトボタン20が配設されている。
【0019】
また、トレイ10は、ガイドレール11A及び11Bに対し移動可能に各々配設されており、筐体50に対し挿入される際、ガイドレール11A及び11Bを筐体50の外側に残した状態で先に筐体50内に進入し、トレイ10のベゼル19がガイドレール11A及び11Bに当接することで、ガイドレール11A及び11Bが筐体50内に進入するようになっている。
【0020】
トレイ10の上面には、光ディスクが装着される光ディスク装着部12が形成されており、この光ディスク装着部12の外周の一部は、光ディスクの形状に合わせた略円形状となっている。この光ディスク装着部12には開口13が設けられており、この開口13には、後述するユニットメカ15が固定されている。さらに、このトレイ10には、筐体50への収納状態を保持する図示しないロック機構が配設されている。
【0021】
ユニットメカ15は、光ディスク装着部12に搭載された光ディスクを回転駆動させるためのスピンドルモータ16と、光ディスクの情報記録面に情報の記録を行う及び/または光ディスクの情報記録面に記録された情報の再生を行う光ピックアップ17と、搭載された光ディスクの径方向に光ピックアップ17を移動可能に支持する一対のガイドシャフト(図示せず)を有している。
【0022】
スピンドルモータ16の回転軸の光ディスク装着部12側の先端には、光ディスクの中心孔に挿入され、光ディスクの径方向の移動を規制するクランパ29が配設されており、光ディスク装着部12に搭載された光ディスクは、このクランパ29によってチャッキングされ、回転駆動される。なお、光ピックアップ17のスピンドルモータ16から離れた側の端部には、フレキシブルケーブル27の一端が電気的に接続された状態で固定されており、このフレキシブルケーブル27の他端は、トレイ10に配設されているプリント配線基板(図示せず)に電気的に接続されている。
【0023】
筐体50は、ボトムケース55と、アッパーカバー56とを有している。この筐体50のトレイ排出方向の端面は、トレイ10を出し入れするための開口となっている。また、ボトムケース55のトレイ出入方向と平行な両側部53A及び53Bには、トレイ10に形成されたガイドレール11A及び11Bを移動可能に各々支持するレールガイド52A及び52Bが形成されている。
【0024】
なお、これらのレールガイド52A及び52Bは、互いに線対称な形状であると共に、光ディスク装置1の全体構成(レイアウト)等によりトレイ挿入方向の長さ等が若干異なる場合はあるが、基本的な構造は同じであるため、ここでは、レールガイド52Aについて説明する。
【0025】
図7は、本発明の実施形態に係る光ディスク装置の構成要素であるレールガイドの一部を拡大して示す斜視図、図8は、図3に示すVIII−VIII線に沿った断面図、図9は、図4に示すIX−IX線に沿った断面図であり、トレイが、光ディスクの情報記録面に対し情報の記録、再生の少なくとも一方を行う通常位置にある状態を示す図、図10は、図4に示すIX−IX線に沿った断面図であり、トレイが、光ディスクの情報記録面に対し情報の記録、再生の少なくとも一方を行う通常位置から挿入方向に移動した状態を示す図である。
【0026】
図7〜図9に示すように、レールガイド52Aは、ボトムケース55側に位置する底部61と、底部61に対向配置され、アッパーカバー56側に位置する天井部62と、底部61と天井部62との間且つ筐体50の外側となる位置に配設される側壁63と、を備えており、筐体50の内側を向く面が開放された断面略コ字状を有している。そして、底部61、天井部62、側壁63によって画定される空間内に、ガイドレール11A及びトレイ10のガイドレール11Aが配設されている側部が進入され、あるいは排出されるようになっている。
【0027】
また、レールガイド52Aのトレイ挿入方向先端には、底部61と一体成形されたバネ部65が配設されている。このバネ部65は、底部61から連続的に立設された立設部66と、立設部66の上端から連続的に湾曲して下方に向けて延出した延出部67と、延出部67の下端から連続的にトレイ10の排出方向に突出した凸部68を有している。この凸部68は、トレイ10が光ディスクの情報記録面に対し情報の記録、再生の少なくとも一方を行う通常位置にあるとき(図9参照)、トレイ10と所定の間隔をおく位置に配設されている。そして、このバネ部65は、凸部68が立設部66に近づくように弾性変形可能となっており、この弾性変形によって、トレイ10の出入方向の振動を吸収可能となっている。
【0028】
また、レールガイド52Aの天井部62のトレイ挿入方向先端には、下方に向けて略垂直に突出するトレイ当接部69が形成されている。このトレイ当接部69は、トレイ10が筐体50に収容された際に、トレイ10の挿入方向先端の上面に当接し、トレイ10の上下方向の振動を抑えるものである。
【0029】
なお、筐体50には、トレイ10の排出を行うための図示しない排出機構が配設されている。また、トレイ10と筐体50は、フレキシブルケーブル40によって電気的に接続され、両者間で制御・信号処理の情報が受け渡しされるようになっている。
【0030】
この構成を備えた光ディスク装置1において、光ディスクを載置したトレイ10を筐体50に向けて押し込むと、トレイ10は、光ディスクの情報記録面に対し情報の記録、再生の少なくとも一方を行う通常位置で停止する。そして、トレイ10に配設されている図示しないロック機構により、トレイ10の筐体50へのこの収容状態が保持(図9参照)される。この通常位置では、トレイ10の挿入方向先端部の上面にトレイ当接部69が当接する。また、トレイ10の挿入方向先端と、バネ部65の凸部68との間には、若干の間隔があいており、両者は接触していない。この状態で、光ディスク装置1に対し所定の操作を行うことにより、光ディスクの情報記録面に対し情報の記録、再生の少なくとも一方が行なわれる。
【0031】
一方、トレイ10を筐体50から排出させる際は、イジェクトボタン20を押すと、前記図示しないロック機構によるトレイ10のロックが解除され、筐体50に配設されている図示しない排出機構により、トレイ10の排出が開始される。このとき、トレイ10とバネ部65は非接触状態であるため、バネ部65の付勢力がトレイ10にかかることがないため、トレイ10の挿入や排出に影響を与えることはない。
【0032】
この光ディスク装置1の動作状態において外部から衝撃が加えられ、この衝撃によってトレイ10が図10に示すように挿入方向(矢印X方向)に移動する(揺すぶられる)と、トレイ10の挿入方向先端がバネ部65の凸部68を押圧する。この押圧により、バネ部65には、トレイ10の挿入方向に向けた力が付与され、凸部68が立設部66に近づく方向に弾性変形され、この弾性力によって、トレイ10の移動(振動)を吸収する。したがって、トレイ10の振動を効果的に抑制することができる。また、トレイ10は、バネ部65の弾性復元力によって、前述した通常位置に戻される。この結果、光ディスク装置1の動作状態において外部から衝撃が加えられても、光ディスク装置1による光ディスクの情報記録面に対し情報の記録及び/または再生を通常通り行うことができ、信頼性の高い光ディスク装置1を提供することができる。
【0033】
なお、本実施形態では、バネ部65をレールガイド52A及び52Bと一体成形した場合について説明したが、これに限らず、バネ部65は、レールガイド52A及び52Bとは別部材で形成し、レールガイド52A及び52Bのトレイ挿入方向先端に配設してもよい。この場合は、レールガイド52A及び52Bを形成している材料以外の材料を適宜選択することができるため、トレイ10の衝撃を吸収するためにより最適な弾性力を得ることができる。
【0034】
また、本実施形態では、トレイ10が、光ディスクの情報記録面に対し情報の記録、再生の少なくとも一方を行う通常位置にあるときに、トレイ10とバネ部65との間に所定の間隔が形成されるように構成した場合について説明したが、これに限らず、トレイ10が前記通常位置にあるときに、トレイ10に付勢力を付与しなければ、トレイ10とバネ部65は接触していてもよい。
【0035】
そしてまた、本実施形態では、天井部62のトレイ挿入方向先端から下方に向けて略垂直に突出するトレイ当接部69を配設した場合について説明したが、これに限らず、天井部62のトレイ挿入方向先端には、図11及び図12に示すように、トレイ挿入方向の斜め下方に向けて延出したトレイ当接部79を配設してもよい。
【0036】
さらにまた、本実施形態では、バネ部65をレールガイド52A及び52Bの両方に配設した場合について説明したが、これに限らず、バネ部65は、レールガイド52A及び52Bのいずれか一方に配設してもよい。
【0037】
また、バネ部65は、トレイ10の挿入方向に向けた力が付与された際に弾性変形し、トレイ10の振動を抑制することが可能であれば、その形状は特に限定されるものではない。そしてまた、光ディスク装置1の全体構成等、所望条件により、レールガイド52Aに形成するバネ部と、レールガイド52Bに形成するバネ部が異なった形状を備えていてもよい。
【符号の説明】
【0038】
1…光ディスク装置、10…トレイ、11A、11B…ガイドレール、50…筐体、52A、52B…レールガイド、65…バネ部
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部からの衝撃を抑制可能な光ディスク装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、光ディスク装置では、軽量化、薄型化が進んでおり、特にノートパソコンに搭載され、厚みが12.7mmや9.5mm等に代表される薄型光ディスク装置では、外部からの衝撃により、光ピックアップを搭載している内部装置が容易に振動し、性能に悪影響を及ぼす虞がある。
【0003】
そこで、クランパを上部に備えたローダシャーシの左右両側壁の内側面に凸型レールを横一列に配列し、この凸型レールに光ディスクを載置するトレイ(ドロワ)の左右両側面に形成した凹溝を摺動自在に嵌合することによって、前記トレイを前記ローダシャーシの内側に挿入・排出可能に取付け、当該ローダシャーシの側壁の内面に、前記トレイを反対側の側壁に向かって付勢する付勢手段を一体に形成することで、トレイの挿入・排出時の揺れを抑制する光ディスク装置が紹介されている。(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、トレイ(ドロワ)が収納位置にある時に、シャーシの側面に設けられた押圧バネが当該トレイを左右方向に押圧することで、トレイの振動を抑制する光ディスク装置が紹介されている。(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
そしてまた、ガイドレールの後端部に側圧突起部を設け、トレイ(ドロワ)の後端角部に側圧受部を設け、前記トレイがドライブの筐体内に挿入された際に、前記側圧突起部が側圧受部を押圧することで、当該ドロワを固定する光ディスク装置が紹介されている。(例えば、特許文献3参照)。
【0006】
さらにまた、トレイと、このトレイをディスク着脱位置とディスク再生位置との間で往復動自在に案内するフレームとを備え、前記フレームには、前記ディスク再生位置に格納したトレイと係合し、当該トレイの振動を抑える防振手段を設けた光ディスク装置が紹介されている。(例えば、特許文献4参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2011−18416号公報
【特許文献2】特開2008−117432号公報
【特許文献3】特開2007−226961号公報
【特許文献4】特開2007−149279号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1に記載された光ディスク装置は、トレイの挿入・排出時の揺れを抑制するものであり、光ディスク装置による情報の記録・再生時に加えられた衝撃を抑制する構成については検討がなされていない。
【0009】
また、特許文献2及び3に記載された光ディスク装置は、トレイの挿入・排出方向に対し垂直な方向に当該トレイを押圧することで、トレイの振動を抑制する構成であるため、トレイが挿入・排出される際に、トレイの搬送方向に対し垂直な方向に押圧力がかかることになる。したがって、トレイの挿入・排出に支障を来す虞がある。
【0010】
そしてまた、特許文献4に記載された光ディスク装置は、フレームの後壁部に設けられた一対のリブによりトレイの後端縁を挟み付ける、あるいは、トレイの後端縁に弾性体を設け、フレームの後壁部に設けられた係合リブにより当該弾性体を押圧することで、前記トレイを押さえてトレイの振動を抑制する構成であるため、構成が複雑であると共に、トレイを排出する際に、前記トレイを挟み付ける力または押圧する力がかかり、トレイの排出に支障を来す虞がある。
【0011】
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、トレイの挿入・排出に支障を来すことなく、情報の記録・再生時に外部からの衝撃が加わっても、当該衝撃を吸収して、振動の発生を低減させることが可能な信頼性の高い光ディスク装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
この目的を達成するため、本発明は、装着した光ディスクの情報記録面に対し情報の記録、再生の少なくとも一方を行う光ディスク装置であって、前記光ディスクを載置するトレイと、前記トレイを出し入れ可能に収容する筐体と、を備え、前記トレイは、当該トレイの出入方向に対し平行な側部に、当該トレイの出入方向の移動をガイドするガイドレールを有し、前記筐体は、前記トレイが挿入される際に前記ガイドレールと対向する側部に形成されると共に当該ガイドレールを案内するレールガイドと、前記少なくとも一方のレールガイドのトレイ挿入方向先端部に形成されたバネ部材と、を有し、前記バネ部材は、前記トレイの挿入方向に向けた力が付与された際に弾性変形する光ディスク装置を提供するものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、トレイの挿入・排出に支障を来すことなく、情報の記録・再生時に外部からの衝撃が加わっても、当該衝撃を吸収して、振動の発生を低減させることが可能な信頼性の高い光ディスク装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施形態に係る光ディスク装置の斜視図であり、筐体からトレイ全体を排出させた状態を示す図である。
【図2】図1に示す光ディスク装置を背面から見た斜視図である。
【図3】図1に示す光ディスク装置からアッパーカバーを取外した状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施形態に係る光ディスク装置からアッパーカバーを取外した状態を示す斜視図であり、筐体にトレイを収容した状態を示す図である。
【図5】図4に示す光ディスク装置の平面図である。
【図6】図4に示す光ディスク装置の一部を拡大して示す斜視図である。
【図7】本発明の実施形態に係る光ディスク装置の構成要素であるレールガイドの一部を拡大して示す斜視図である。
【図8】図3に示すVIII−VIII線に沿った断面図である。
【図9】図4に示すIX−IX線に沿った断面図であり、トレイが、光ディスクの情報記録面に対し情報の記録、再生の少なくとも一方を行う通常位置にある状態を示す図である。
【図10】図4に示すIX−IX線に沿った断面図であり、トレイが、光ディスクの情報記録面に対し情報の記録、再生の少なくとも一方を行う通常位置から挿入方向に移動した状態を示す図である。
【図11】本発明の他の実施形態に係る光ディスク装置の図3に示すVIII−VIII線に沿った断面に対応する断面図である。
【図12】図11に示す光ディスク装置の構成要素であるレールガイドの一部を拡大して示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
次に、本発明の実施形態に係る光ディスク装置について図面を参照して説明する。なお、以下に記載される実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施形態にのみ限定するものではない。したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施することができる。
【0016】
図1は、本発明の実施形態に係る光ディスク装置の斜視図であり、筐体からトレイ全体を排出させた状態を示す図、図2は、図1に示す光ディスク装置を背面から見た斜視図、図3は、図1に示す光ディスク装置からアッパーカバーを取外した状態を示す斜視図、図4は、本発明の実施形態に係る光ディスク装置からアッパーカバーを取外した状態を示す斜視図であり、筐体にトレイを収容した状態を示す図、図5は、図4に示す光ディスク装置の平面図、図6は、図4に示す光ディスク装置の一部を拡大して示す斜視図である。なお、前記各図では、説明を判り易くするため、各部材の厚さやサイズ、拡大・縮小率等は、実際のものとは一致させずに記載した。また、本実施形態では、光ディスクが搭載される側を「上」、その反対側を「下」として説明する。
【0017】
図1〜図6に示すように本実施の形態にかかる光ディスク装置1は、光ディスクを載置するトレイ10と、光ディスクを載置したトレイ10を出し入れ可能に収容する筐体50とを備えている。
【0018】
トレイ10は、トレイ出入方向と平行な両側部に、トレイ10の出し入れをガイドするためのガイドレール11A及び11Bが各々配設されている。これらのガイドレール11A及び11Bは、後に詳述する筐体50に形成されたレールガイド52A及び52Bによって、トレイ出入方向に移動可能に支持されている。トレイ10のトレイ排出方向先端面は、筐体50のトレイ排出方向に形成された開口を塞ぐベゼル19となっており、このベゼル19には、トレイ10を筐体50内から排出するためのイジェクトボタン20が配設されている。
【0019】
また、トレイ10は、ガイドレール11A及び11Bに対し移動可能に各々配設されており、筐体50に対し挿入される際、ガイドレール11A及び11Bを筐体50の外側に残した状態で先に筐体50内に進入し、トレイ10のベゼル19がガイドレール11A及び11Bに当接することで、ガイドレール11A及び11Bが筐体50内に進入するようになっている。
【0020】
トレイ10の上面には、光ディスクが装着される光ディスク装着部12が形成されており、この光ディスク装着部12の外周の一部は、光ディスクの形状に合わせた略円形状となっている。この光ディスク装着部12には開口13が設けられており、この開口13には、後述するユニットメカ15が固定されている。さらに、このトレイ10には、筐体50への収納状態を保持する図示しないロック機構が配設されている。
【0021】
ユニットメカ15は、光ディスク装着部12に搭載された光ディスクを回転駆動させるためのスピンドルモータ16と、光ディスクの情報記録面に情報の記録を行う及び/または光ディスクの情報記録面に記録された情報の再生を行う光ピックアップ17と、搭載された光ディスクの径方向に光ピックアップ17を移動可能に支持する一対のガイドシャフト(図示せず)を有している。
【0022】
スピンドルモータ16の回転軸の光ディスク装着部12側の先端には、光ディスクの中心孔に挿入され、光ディスクの径方向の移動を規制するクランパ29が配設されており、光ディスク装着部12に搭載された光ディスクは、このクランパ29によってチャッキングされ、回転駆動される。なお、光ピックアップ17のスピンドルモータ16から離れた側の端部には、フレキシブルケーブル27の一端が電気的に接続された状態で固定されており、このフレキシブルケーブル27の他端は、トレイ10に配設されているプリント配線基板(図示せず)に電気的に接続されている。
【0023】
筐体50は、ボトムケース55と、アッパーカバー56とを有している。この筐体50のトレイ排出方向の端面は、トレイ10を出し入れするための開口となっている。また、ボトムケース55のトレイ出入方向と平行な両側部53A及び53Bには、トレイ10に形成されたガイドレール11A及び11Bを移動可能に各々支持するレールガイド52A及び52Bが形成されている。
【0024】
なお、これらのレールガイド52A及び52Bは、互いに線対称な形状であると共に、光ディスク装置1の全体構成(レイアウト)等によりトレイ挿入方向の長さ等が若干異なる場合はあるが、基本的な構造は同じであるため、ここでは、レールガイド52Aについて説明する。
【0025】
図7は、本発明の実施形態に係る光ディスク装置の構成要素であるレールガイドの一部を拡大して示す斜視図、図8は、図3に示すVIII−VIII線に沿った断面図、図9は、図4に示すIX−IX線に沿った断面図であり、トレイが、光ディスクの情報記録面に対し情報の記録、再生の少なくとも一方を行う通常位置にある状態を示す図、図10は、図4に示すIX−IX線に沿った断面図であり、トレイが、光ディスクの情報記録面に対し情報の記録、再生の少なくとも一方を行う通常位置から挿入方向に移動した状態を示す図である。
【0026】
図7〜図9に示すように、レールガイド52Aは、ボトムケース55側に位置する底部61と、底部61に対向配置され、アッパーカバー56側に位置する天井部62と、底部61と天井部62との間且つ筐体50の外側となる位置に配設される側壁63と、を備えており、筐体50の内側を向く面が開放された断面略コ字状を有している。そして、底部61、天井部62、側壁63によって画定される空間内に、ガイドレール11A及びトレイ10のガイドレール11Aが配設されている側部が進入され、あるいは排出されるようになっている。
【0027】
また、レールガイド52Aのトレイ挿入方向先端には、底部61と一体成形されたバネ部65が配設されている。このバネ部65は、底部61から連続的に立設された立設部66と、立設部66の上端から連続的に湾曲して下方に向けて延出した延出部67と、延出部67の下端から連続的にトレイ10の排出方向に突出した凸部68を有している。この凸部68は、トレイ10が光ディスクの情報記録面に対し情報の記録、再生の少なくとも一方を行う通常位置にあるとき(図9参照)、トレイ10と所定の間隔をおく位置に配設されている。そして、このバネ部65は、凸部68が立設部66に近づくように弾性変形可能となっており、この弾性変形によって、トレイ10の出入方向の振動を吸収可能となっている。
【0028】
また、レールガイド52Aの天井部62のトレイ挿入方向先端には、下方に向けて略垂直に突出するトレイ当接部69が形成されている。このトレイ当接部69は、トレイ10が筐体50に収容された際に、トレイ10の挿入方向先端の上面に当接し、トレイ10の上下方向の振動を抑えるものである。
【0029】
なお、筐体50には、トレイ10の排出を行うための図示しない排出機構が配設されている。また、トレイ10と筐体50は、フレキシブルケーブル40によって電気的に接続され、両者間で制御・信号処理の情報が受け渡しされるようになっている。
【0030】
この構成を備えた光ディスク装置1において、光ディスクを載置したトレイ10を筐体50に向けて押し込むと、トレイ10は、光ディスクの情報記録面に対し情報の記録、再生の少なくとも一方を行う通常位置で停止する。そして、トレイ10に配設されている図示しないロック機構により、トレイ10の筐体50へのこの収容状態が保持(図9参照)される。この通常位置では、トレイ10の挿入方向先端部の上面にトレイ当接部69が当接する。また、トレイ10の挿入方向先端と、バネ部65の凸部68との間には、若干の間隔があいており、両者は接触していない。この状態で、光ディスク装置1に対し所定の操作を行うことにより、光ディスクの情報記録面に対し情報の記録、再生の少なくとも一方が行なわれる。
【0031】
一方、トレイ10を筐体50から排出させる際は、イジェクトボタン20を押すと、前記図示しないロック機構によるトレイ10のロックが解除され、筐体50に配設されている図示しない排出機構により、トレイ10の排出が開始される。このとき、トレイ10とバネ部65は非接触状態であるため、バネ部65の付勢力がトレイ10にかかることがないため、トレイ10の挿入や排出に影響を与えることはない。
【0032】
この光ディスク装置1の動作状態において外部から衝撃が加えられ、この衝撃によってトレイ10が図10に示すように挿入方向(矢印X方向)に移動する(揺すぶられる)と、トレイ10の挿入方向先端がバネ部65の凸部68を押圧する。この押圧により、バネ部65には、トレイ10の挿入方向に向けた力が付与され、凸部68が立設部66に近づく方向に弾性変形され、この弾性力によって、トレイ10の移動(振動)を吸収する。したがって、トレイ10の振動を効果的に抑制することができる。また、トレイ10は、バネ部65の弾性復元力によって、前述した通常位置に戻される。この結果、光ディスク装置1の動作状態において外部から衝撃が加えられても、光ディスク装置1による光ディスクの情報記録面に対し情報の記録及び/または再生を通常通り行うことができ、信頼性の高い光ディスク装置1を提供することができる。
【0033】
なお、本実施形態では、バネ部65をレールガイド52A及び52Bと一体成形した場合について説明したが、これに限らず、バネ部65は、レールガイド52A及び52Bとは別部材で形成し、レールガイド52A及び52Bのトレイ挿入方向先端に配設してもよい。この場合は、レールガイド52A及び52Bを形成している材料以外の材料を適宜選択することができるため、トレイ10の衝撃を吸収するためにより最適な弾性力を得ることができる。
【0034】
また、本実施形態では、トレイ10が、光ディスクの情報記録面に対し情報の記録、再生の少なくとも一方を行う通常位置にあるときに、トレイ10とバネ部65との間に所定の間隔が形成されるように構成した場合について説明したが、これに限らず、トレイ10が前記通常位置にあるときに、トレイ10に付勢力を付与しなければ、トレイ10とバネ部65は接触していてもよい。
【0035】
そしてまた、本実施形態では、天井部62のトレイ挿入方向先端から下方に向けて略垂直に突出するトレイ当接部69を配設した場合について説明したが、これに限らず、天井部62のトレイ挿入方向先端には、図11及び図12に示すように、トレイ挿入方向の斜め下方に向けて延出したトレイ当接部79を配設してもよい。
【0036】
さらにまた、本実施形態では、バネ部65をレールガイド52A及び52Bの両方に配設した場合について説明したが、これに限らず、バネ部65は、レールガイド52A及び52Bのいずれか一方に配設してもよい。
【0037】
また、バネ部65は、トレイ10の挿入方向に向けた力が付与された際に弾性変形し、トレイ10の振動を抑制することが可能であれば、その形状は特に限定されるものではない。そしてまた、光ディスク装置1の全体構成等、所望条件により、レールガイド52Aに形成するバネ部と、レールガイド52Bに形成するバネ部が異なった形状を備えていてもよい。
【符号の説明】
【0038】
1…光ディスク装置、10…トレイ、11A、11B…ガイドレール、50…筐体、52A、52B…レールガイド、65…バネ部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
装着した光ディスクの情報記録面に対し情報の記録、再生の少なくとも一方を行う光ディスク装置であって、
前記光ディスクを載置するトレイと、
前記トレイを出し入れ可能に収容する筐体と、
を備え、
前記トレイは、当該トレイの出入方向に対し平行な側部に、当該トレイの出入方向の移動をガイドするガイドレールを有し、
前記筐体は、前記トレイが挿入される際に前記ガイドレールと対向する側部に形成されると共に当該ガイドレールを案内するレールガイドと、前記少なくとも一方のレールガイドのトレイ挿入方向先端部に形成されたバネ部材と、を有し、
前記バネ部材は、前記トレイの挿入方向に向けた力が付与された際に弾性変形する光ディスク装置。
【請求項2】
前記トレイが、前記光ディスクの情報記録面に対し情報の記録、再生の少なくとも一方を行う通常位置から当該トレイ挿入方向に移動した際に、前記バネ部材を押圧して当該バネ部材を弾性変形させる請求項1記載の光ディスク装置。
【請求項3】
前記バネ部材は、前記レールガイドと一体成形されてなる請求項1記載の光ディスク装置。
【請求項4】
前記バネ部材は、前記トレイが前記通常位置に位置する際に、前記トレイの挿入方向先端と所定の間隔をおいて位置する請求項2記載の光ディスク装置。
【請求項1】
装着した光ディスクの情報記録面に対し情報の記録、再生の少なくとも一方を行う光ディスク装置であって、
前記光ディスクを載置するトレイと、
前記トレイを出し入れ可能に収容する筐体と、
を備え、
前記トレイは、当該トレイの出入方向に対し平行な側部に、当該トレイの出入方向の移動をガイドするガイドレールを有し、
前記筐体は、前記トレイが挿入される際に前記ガイドレールと対向する側部に形成されると共に当該ガイドレールを案内するレールガイドと、前記少なくとも一方のレールガイドのトレイ挿入方向先端部に形成されたバネ部材と、を有し、
前記バネ部材は、前記トレイの挿入方向に向けた力が付与された際に弾性変形する光ディスク装置。
【請求項2】
前記トレイが、前記光ディスクの情報記録面に対し情報の記録、再生の少なくとも一方を行う通常位置から当該トレイ挿入方向に移動した際に、前記バネ部材を押圧して当該バネ部材を弾性変形させる請求項1記載の光ディスク装置。
【請求項3】
前記バネ部材は、前記レールガイドと一体成形されてなる請求項1記載の光ディスク装置。
【請求項4】
前記バネ部材は、前記トレイが前記通常位置に位置する際に、前記トレイの挿入方向先端と所定の間隔をおいて位置する請求項2記載の光ディスク装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2012−252754(P2012−252754A)
【公開日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−125846(P2011−125846)
【出願日】平成23年6月3日(2011.6.3)
【出願人】(501009849)株式会社日立エルジーデータストレージ (646)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年6月3日(2011.6.3)
【出願人】(501009849)株式会社日立エルジーデータストレージ (646)
【Fターム(参考)】
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