説明

光ディスク記録再生装置

【課題】 ドロワーに対して付勢力を作用させる箇所をできるだけ少なくしながら、光ディスクを搭載して駆動する機構部を搭載したドロワーの、記録再生時における振動を抑制する効果の高い光ディスク記録再生装置を提供する。
【解決手段】 ドロワー2が収容部3内の第1の位置にあるとき、押圧バネ20がドロワー2の搬送方向に沿った第1の面を押圧することによって、ドロワー2の搬送方向に対して直交する方向への拘束力が増し、ドロワー2の横揺れを抑制できる。押圧バネ20を該第1の面に直交し光ディスクの面に略平行であってかつドロワー2の重心を通る仮想線上の位置に配置することにより、付勢力の作用点をドロワーの重心にもっとも近い位置にすることができ、最も効率よくドロワー1の振動を抑制することが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、CD、DVD等の光ディスクに対して情報を記録再生する光ディスク記録再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
CD(Compact Disc)規格やDVD(Digital Versatile Disk)規格と呼ばれる複数種類の記録密度の光ディスクが既に広く普及しているが、近年、これら光ディスクの倍速再生は、CDでは40倍速、DVDでは16倍速というように高速化している。このような高倍速においては、光ディスクは毎分数千回転で回転しており、ディスク駆動時の振動問題が深刻さを増している。特に、偏重心の光ディスクを高速駆動したときに発生する内部振動が、携帯型のパソコン(Personal Computer)のキーボード部等を通してユーザの手に伝わったり、騒音が発生するなどしてユーザに不快感を与えたり、光ディスクに対する記録再生能力を低下させる要因となる。
【0003】
このような内部振動の問題は、光ディスクの駆動・記録再生機構を装置内に固定したタイプのものより可動式としたもの、すなわち、光ディスク記録再生装置のキャビネットに対して、ディスクモータや光ピックアップ等の光ディスク駆動・記録再生部を搭載した部分(以下、これをドロワーと呼ぶ。)を収納部に対して出し入れ自在に構成した光ディス記録再生装置においてより重大な問題となるため、これらを軽減する方法が求められている。このような要求に対応する方法として、以下のような技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
特許文献1には、ドロワーの移動方向に沿う面の手前側近くに設けられたねじりコイルバネによって、装置筐体のドロワーの移動方向に沿う面に対向する面の一部を押圧し、その反力によってドロワーの反対側の面を、装置筐体の面に押し当てることによって振動を防止することが記載されており、付勢力を発生する手段がねじりコイルバネ1個で構成されていることを要点としている。
【特許文献1】特許第3674539号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1には、ドロワーへの付勢が装置筐体の前側でされており、その付勢力を受けてドロワーの反対側の面の前側で支持されている。支持点は装置の重心から離れており、偏重心の大きなディスクを駆動する場合、あるいは高速でディスクを駆動する場合には、重心に大きな力が作用し、ドロワーの重心を挟む支持点の反対側の部分が大きく振動し、あるいはその振動によって変形する場合があり、騒音も大きくなるという問題がある。
【0006】
またドロワーの前側と後側の2箇所で付勢力を発生させ、ドロワーを装置収容部(筐体)に押し付ける方法も考えられるが、部品点数が増えることと、前後の付勢力のアンバランスによって、付勢力の強い側が支持点となって付勢力の弱い側の支持点が移動し、振動する問題がある。
【0007】
本発明は、上記したような事情に鑑み成されたものであって、ドロワーに対して付勢力を作用させる箇所をできるだけ少なくしながら、光ディスクを搭載して駆動する機構部を搭載したドロワーの、記録再生時における振動を抑制する効果の高い光ディスク記録再生装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の光ディスク記録再生装置は、光ディスクを装着して駆動する光ディスク駆動部を少なくとも搭載した可動部と、前記可動体を前記光ディスクに対して情報を記録再生するときに収容する収容部と、前記可動部を前記収容部に対して、前記可動部が前記収容部内にあって前記光ディスクに対して情報を記録再生する第1の位置と前記可動部の大部分が前記収容部の外にあって前記光ディスクを前記駆動部に対して着脱する第2の位置との間を搬送する搬送手段と、前記収容部に取り付けられ、前記可動部が第1の位置にあるとき、前記可動部の搬送方向に沿った複数の面のうちの一方の面である第1の面を押圧して、その反力で前記可動部の他方の面である第2の面を前記収容部の前記第2の面に対向する面に押しつける押圧手段とを有し、前記押圧手段は、前記収容部の前記第1の面と対向する面に設けられ、前記第1の面に直交し前記光ディスクの面に略平行であってかつ前記稼動部の略重心を通る仮想線上の位置に配置されていることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の光ディスク記録再生装置は、光ディスクを装着して駆動するディスクモータを有する光ディスク駆動部を少なくとも搭載した可動部と、前記可動体を前記光ディスクに対して情報を記録再生するときに収容する収容部と、前記可動部を前記収容部に対して、前記可動部が前記収容部内にあって前記光ディスクに対して情報を記録再生する第1の位置と前記可動部の大部分が前記収容部の外にあって前記光ディスクを前記駆動部に対して着脱する第2の位置との間を搬送する搬送手段と、前記収容部に取り付けられ、前記可動部が第1の位置にあるとき、前記可動部の搬送方向に沿った複数の面のうちの一方の面である第1の面を押圧して、その反力で前記可動部の他方の面である第2の面を前記収容部の前記第2の面に対向する面に押しつける押圧手段とを有し、前記押圧手段は、前記収容部の前記第1の面と対向する面に設けられ、前記第1の面に直交し前記光ディスクの面に略平行であってかつ前記ディスクモータのモータ軸線上を通る仮想線上の位置に配置されていることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の光ディスク記録再生装置は、光ディスクを装着して駆動する光ディスク駆動部を少なくとも搭載した可動部と、前記可動体を前記光ディスクに対して情報を記録再生するときに収容する収容部と、前記可動部と前記収容部を連結するスライド部を有し、前記可動部を前記収容部に対して、前記可動部が前記収容部内にあって前記光ディスクに対して情報を記録再生する第1の位置と前記可動部の大部分が前記収容部の外にあって前記光ディスクを前記駆動部に対して着脱する第2の位置との間を搬送する搬送手段と、前記スライド部に取り付けられ、前記可動部が第1の位置にあるとき、前記可動部の搬送方向に沿った複数の面のうちの一方の面である第1の面を押圧して、その反力で前記可動部の他方の面である第2の面を前記収容部の前記第2の面に対向する面に押しつける押圧手段とを有し、前記押圧手段は、前記スライド部の前記第1の面と対向する面に設けられ、前記可動部が第1の位置にあるとき、前記第1の面に直交し前記光ディスクの面に略平行であってかつ前記稼動部の重心を通る仮想線上の位置に配置されていることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の光ディスク記録再生装置は、光ディスクを装着して駆動する光ディスク駆動部を少なくとも搭載した可動部と、前記可動体を前記光ディスクに対して情報を記録再生するときに収容する収容部と、前記可動部と前記収容部を連結するスライド部を有し、前記可動部を前記収容部に対して、前記可動部が前記収容部内にあって前記光ディスクに対して情報を記録再生する第1の位置と前記可動部の大部分が前記収容部の外にあって前記光ディスクを前記駆動部に対して着脱する第2の位置との間を搬送する搬送手段と、前記スライド部に取り付けられ、前記可動部が第1の位置にあるとき、前記可動部の搬送方向に沿った複数の面のうちの一方の面である第1の面を押圧して、その反力で前記可動部の他方の面である第2の面を前記収容部の前記第2の面に対向する面に押しつける押圧手段とを有し、前記押圧手段は、前記スライド部の前記第1の面と対向する面に設けられ、前記可動部が第1の位置にあるとき、前記第1の面に直交し前記光ディスクの面に略平行であってかつ前記ディスクモータのモータ軸線上を通る仮想線上の位置に配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、光ディスクを搭載して駆動する機構部を搭載したドロワーの記録再生時における振動を抑制することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0014】
図1は、本発明の一実施形態である光ディスク記録再生装置1の全体的な構成を示す斜視図である。この光ディスク記録再生装置1は、光ディスクを駆動し記録再生する各機構系を搭載した可動部(以下、ドロワーと呼ぶ。)2を収容部3に対して出し入れできる構成となっている。ドロワー2の両側面に設けられたガイド突起4a及び4bは収納部3の両内側面に設けられたスライドレール受け部5a及び5bにスライド式のスライドレール(スライド部)6a及び6bを介して結合されており、ドロワー2は光ディスク面と平行な方向に移動できるように構成されている。
【0015】
ドロワー2の収容部3内への挿入は手動により行われ、排出はドロワー2の正面パネル7に設けられたスイッチ8を押すことによって図示しないCPU(Central Processing Unit)がこれを検知し、イジェクト用の図示しないソレノイドに駆動信号を出力するよう制御することによってロック解除が行われ、その後手動でドロワー2を引き出せるようになっている。
【0016】
以上のように搬送機構が構成されており、ドロワー2を収容部3に対して、ドロワー2が収容部3内にあって光ディスクに対して情報を記録再生する第1の位置と、ドロワー2の大部分が収容部3の外にあって光ディスクを駆動部に対して着脱する第2の位置との間を搬送するようになっている。
【0017】
ドロワー2の主面には、図示しない光ディスクの外形に適合した凹部9が形成され、この凹部9の中央部には光ディスクのセンタ穴と嵌合して光ディスクを固定するためのディスクチャック機構10を有するターンテーブル11が配置されている。このターンテーブル11はドロワー2内に配置されたディスクモータ12のモーダ軸13に直結されている。
【0018】
ドロワー2内には、ディスクモータ12およびターンテーブル11を含む光ディスク駆動機構のほかに、光ピックアップ14と、この光ピックアップ14を移動させるためのピックアップ送り機構、更にはドロワー2を収容部3内から自動排出するためのイジェクト用のソレノイドを含むドロワーイジェクト機構などが設けられている。さらにドロワー1の凹部9には、光ピックアップ14の少なくともピックアップレンズ15の部分を露出するための開口部16が形成されている。ドロワー2の裏側にはCPU、メモリ、各種半導体やコネクタなどの各種電子部品を実装した回路基板17(図示せず)が設置されている。
【0019】
収容部3内には、コネクタや電子部品を実装したコネクタ基板18が固定されている。そして、この収容部3内のコネクタ基板18はドロワー2内の回路基板17とフレキシブル配線板19を通じて電気的に接続されている。
【0020】
次に、光ディスク記録再生装置1において、収容部3内に装填されたドロワー2が光ディスク駆動時に加速度を受けても収容部3内で振動しないようにするための機構について図2乃至図3を参照して説明する。図2は、ドロワー2への付勢力の方向と作用点を示す図である。図2は、ドロワー2が、収容部3内の第1の位置にあるときを示している。
【0021】
ドロワー2の搬送方向に沿った複数の面のうちの一方の面である第1の面を押圧して、その反力でドロワー2他方の面である第2の面を収容部3の該第2の面に対向する面に押しつける押圧バネ20が、収容部3内の該第1の面に対向する面に設けられている。
【0022】
押圧バネ20の詳細な位置については後述するが、押圧バネ20はドロワー2の第1の面のほぼ中央部の1点で、ドロワー2をその搬送方向(矢印Y1−Y2方向)に対して直交する一方向(矢印X1方向)へ向けて収容部3のもつ面(ドロワー搬送方向に沿った面)に押しつける、より具体的にはドロワー2のガイド突起4bの側面(第2の面)を収容部3のスライドレール受け部5の内側面(該第2の面に対向する面)に押しつけることによって、ドロワー1の振動を抑制するように構成されている。
【0023】
押圧バネ20は、例えば板バネで構成され、収容部3においてドロワーの第1の面と対向する面に設けられ、該第1の面に直交し光ディスクの面に略平行であってかつドロワー2の略重心21を通る仮想線22上の位置に配置されている。付勢力の作用点をドロワーの重心21にもっとも近い位置にすることにより、最も効率よくドロワー1の振動を抑制することが可能となる。
【0024】
ドロワー2が第1の位置にあるとき、ドロワー2の押圧バネ20に対応する位置には突起23が設けられており、ドロワー2が第1の位置に到達する近辺で付勢力が作用するようになっている。こうすることにより、ドロワー2の搬送時の押圧バネ20との接触抵抗及びドロワー2の第2の面と収容部3の該第2の面に対向する面との接触抵抗を軽減することができる。
【0025】
また押圧バネ20は、スライドレール6の内側に設置することも可能である。図3はスライドレール6の内側に押圧バネ20aを設けた図である。その場合にガイド突起4の側面の一部に、押圧バネ20aが通過できる溝を設けることにより可能となる。第1の位置の近辺で溝の深さを徐々に浅くすることによって、押圧バネ20aによる付勢力を受けるようにすればよい。
【0026】
また、押圧バネ20は、該第1の面に直交し光ディスクの面に略平行であってかつ前記ディスクモータのモータ軸13の軸線上を通る仮想線24上の位置に配置されていてもよい。付勢力の作用点を光ディスクの回転中心にもっとも近い位置にすることにより、効率よくドロワー1の振動を抑制することが可能となる。ドロワーの重心21はディスクモータにモータ軸の近辺であり、さらに光ディスクが装着されることによって、さらに重心21がモータ軸に近づくためである。
【0027】
以上説明したように本発明によれば、ドロワー2が収容部3内の第1の位置(光ディスク記録再生位置)にあるとき、押圧バネ20がドロワー2の搬送方向に沿った第1の面を押圧することによって、ドロワー2の搬送方向に対して直交する方向への拘束力が増し、ドロワー2の横揺れを抑制できる。押圧バネ20を該第1の面に直交し光ディスクの面に略平行であってかつドロワー2の略重心21を通る仮想線上の位置に配置することにより、付勢力の作用点をドロワーの重心21にもっとも近い位置にすることができ、最も効率よくドロワー1の振動を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の一実施形態である光ディスク記録再生装置1の全体的な構成を示す斜視図。
【図2】ドロワー2への付勢力の方向と作用点を示す図。
【図3】スライドレール6の内側に押圧バネ20を設けた図。
【符号の説明】
【0029】
1 光ディスク記録再生装置
2 ドロワー
3 収容部
4a、4b ガイド突起
5a、5b スライドレール受け部
6a、6b スライドレール
7 正面パネル
8 スイッチ
9 凹部
10 ディスクチャック機構
11 ターンテーブル
12 ディスクモータ
13 モータ軸
14 光ピックアップ
15 ピックアップレンズ
16 開口部
18 コネクタ基板
19 フレキシブル配線板
20、20a 押圧バネ
21 重心
22 仮想線
23 突起
24 仮想線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光ディスクを装着して駆動する光ディスク駆動部を少なくとも搭載した可動部と、
前記可動体を前記光ディスクに対して情報を記録再生するときに収容する収容部と、
前記可動部を前記収容部に対して、前記可動部が前記収容部内にあって前記光ディスクに対して情報を記録再生する第1の位置と前記可動部の大部分が前記収容部の外にあって前記光ディスクを前記駆動部に対して着脱する第2の位置との間を搬送する搬送手段と、
前記収容部に取り付けられ、前記可動部が第1の位置にあるとき、前記可動部の搬送方向に沿った複数の面のうちの一方の面である第1の面を押圧して、その反力で前記可動部の他方の面である第2の面を前記収容部の前記第2の面に対向する面に押しつける押圧手段とを有し、
前記押圧手段は、前記収容部の前記第1の面と対向する面に設けられ、前記第1の面に直交し前記光ディスクの面に略平行であってかつ前記稼動部の重心を通る仮想線上の位置に配置されていることを特徴とする光ディスク記録再生装置。
【請求項2】
光ディスクを装着して駆動するディスクモータを有する光ディスク駆動部を少なくとも搭載した可動部と、
前記可動体を前記光ディスクに対して情報を記録再生するときに収容する収容部と、
前記可動部を前記収容部に対して、前記可動部が前記収容部内にあって前記光ディスクに対して情報を記録再生する第1の位置と前記可動部の大部分が前記収容部の外にあって前記光ディスクを前記駆動部に対して着脱する第2の位置との間を搬送する搬送手段と、
前記収容部に取り付けられ、前記可動部が第1の位置にあるとき、前記可動部の搬送方向に沿った複数の面のうちの一方の面である第1の面を押圧して、その反力で前記可動部の他方の面である第2の面を前記収容部の前記第2の面に対向する面に押しつける押圧手段とを有し、
前記押圧手段は、前記収容部の前記第1の面と対向する面に設けられ、前記第1の面に直交し前記光ディスクの面に略平行であってかつ前記ディスクモータのモータ軸線と交わる仮想線上の位置に配置されていることを特徴とする光ディスク記録再生装置。
【請求項3】
光ディスクを装着して駆動する光ディスク駆動部を少なくとも搭載した可動部と、
前記可動体を前記光ディスクに対して情報を記録再生するときに収容する収容部と、
前記可動部と前記収容部を連結するスライド部を有し、前記可動部を前記収容部に対して、前記可動部が前記収容部内にあって前記光ディスクに対して情報を記録再生する第1の位置と前記可動部の大部分が前記収容部の外にあって前記光ディスクを前記駆動部に対して着脱する第2の位置との間を搬送する搬送手段と、
前記スライド部に取り付けられ、前記可動部が第1の位置にあるとき、前記可動部の搬送方向に沿った複数の面のうちの一方の面である第1の面を押圧して、その反力で前記可動部の他方の面である第2の面を前記収容部の前記第2の面に対向する面に押しつける押圧手段とを有し、
前記押圧手段は、前記スライド部の前記第1の面と対向する面に設けられ、前記可動部が第1の位置にあるとき、前記第1の面に直交し前記光ディスクの面に略平行であってかつ前記稼動部の重心を通る仮想線上の位置に配置されていることを特徴とする光ディスク記録再生装置。
【請求項4】
光ディスクを装着して駆動する光ディスク駆動部を少なくとも搭載した可動部と、
前記可動体を前記光ディスクに対して情報を記録再生するときに収容する収容部と、
前記可動部と前記収容部を連結するスライド部を有し、前記可動部を前記収容部に対して、前記可動部が前記収容部内にあって前記光ディスクに対して情報を記録再生する第1の位置と前記可動部の大部分が前記収容部の外にあって前記光ディスクを前記駆動部に対して着脱する第2の位置との間を搬送する搬送手段と、
前記スライド部に取り付けられ、前記可動部が第1の位置にあるとき、前記可動部の搬送方向に沿った複数の面のうちの一方の面である第1の面を押圧して、その反力で前記可動部の他方の面である第2の面を前記収容部の前記第2の面に対向する面に押しつける押圧手段とを有し、
前記押圧手段は、前記スライド部の前記第1の面と対向する面に設けられ、前記可動部が第1の位置にあるとき、前記第1の面に直交し前記光ディスクの面に略平行であってかつ前記ディスクモータのモータ軸線上を通る仮想線上の位置に配置されていることを特徴とする光ディスク記録再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−117432(P2008−117432A)
【公開日】平成20年5月22日(2008.5.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−296865(P2006−296865)
【出願日】平成18年10月31日(2006.10.31)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】