説明

光モジュール及び再起動信号生成装置

【課題】光信号を介して被制御装置を制御するシステムにおいて、被制御装置が誤って再起動されることを防止しつつ、被制御装置の再起動制御を可能とする。
【解決手段】
光モジュール1は、PD/TIA2により検出された光信号の出力レベルを検出し、該出力レベルが所定の閾値未満のときに光断状態を示す、光断検出信号を出力するDC LOS検出部3と、光信号の変調の状態を検出し、該変調における振幅が所定の閾値未満のときに無変調状態を示す、無変調検出信号を出力するAC LOS検出部4と、光断検出信号が光断状態を示さないときにおいて、無変調検出信号の無変調状態が予め設定された所定のパターンで出現したときに、被制御装置を再起動させるための再起動信号を出力する再起動信号生成部5とを備える。光断状態でないことを再起動信号の出力の条件としているので、再起動信号の誤出力が防止される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光モジュール及び再起動信号生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、制御装置と被制御装置とが光ファイバで接続されたシステムが開示されている。このシステムでは、制御装置の遠方に設置された被制御装置が正常に起動できない場合に、制御装置から光ファイバを介して、光断続信号を送信することにより被制御装置が制御される。
【0003】
また、図1は、従来における、無線装置及び無線制御装置が光ファイバで接続されたシステム100を簡略的に示すブロック図である。この無線制御装置30は、光モジュール31及び監視制御部32を含む。また、無線装置40は、光モジュール41、無線制御回路42及び再起動制御部43を含む。
【0004】
無線制御装置30の光モジュール31は、監視制御部32の制御の下、光信号を無線装置40に送信することにより、無線装置40を制御する。無線装置40の光モジュールは、無線制御装置30からの光信号を受信して、受信した光信号に基づく所定の信号を無線制御回路42に送出する。無線制御回路42は、光モジュールからの信号に基づき無線機能を制御される。
【0005】
この無線制御回路42が何らかの原因により正常に動作していなかったり、起動に失敗したりした場合には、無線制御装置30からの遠隔制御により無線制御回路42を再起動させる必要がある。無線制御装置30は、光信号の出力をOFF(光断状態)にする光断制御機能を用いて、所定のパターンで断続的に光断状態にされる光信号を無線装置40に送出することにより、無線装置40の再起動制御を行なう。図2は、無線制御装置30から無線装置40に送出される光信号の例を示す図である。図2に示す光信号の例では、1秒間の光断状態が1秒の間隔を空けて2回送出されている。
【0006】
光モジュール41は、光信号の光断状態を検出する光断(DC LOS:DC Loss Of Signal)検出機能を有しており、DC LOSが検出されたことを示すDC LOS信号を再起動制御部43に出力する。再起動制御部43は、所定のパターンのDC LOS信号を受信すると、再起動信号を出力して、無線制御回路42を再起動させる。
【0007】
以上説明したように、従来のシステム100では、無線装置40は、光信号に所定の光断状態が現れたときに再起動制御される。一方、装置間の光回線の不良、並びに光ファイバの曲げ伸ばし及び光モジュールにおけるコネクタの着脱といった光回線に対する物理的な操作により、光信号に光断状態が発生する場合がある。この光断状態が、再起動制御部43における再起動信号出力のための所定のパターンに合致すると、再起動制御部43による再起動信号が発生することとなり、無線制御回路42が誤って再起動されることとなる。図3を参照して、この現象について説明する。図3は、光信号の意図しない変動時及び無線制御装置30からの再起動制御時の光信号、光モジュール41からのDC LOS信号及び再起動信号の変化を示す図である。図3に示すように、光信号の意図しない変動時Tにおいて、光断状態SE0が出現すると、DC LOS信号が、符号AE0に示すようにアサートされる。DC LOS信号が所定のパターンでアサートされると、再起動制御部43は、符号RE0に示すように、再起動信号を無線制御回路42に出力する。一方、無線制御装置30からの再起動制御時Tにおいて、光断状態SR0が出現すると、DC LOS信号が、符号AR0に示すようにアサートされる。DC LOS信号が所定のパターンでアサートされると、再起動制御部43は、符号RR0に示すように、再起動信号を無線制御回路42に出力する。このように、光信号の意図しない変動時及び無線制御装置30からの再起動制御時のいずれの場合であっても、再起動制御部43は、同様に再起動信号を出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2010−278774号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記のように、光断状態の検出といった光信号の出力の有無により被制御装置の再起動が制御されることとすると、誤動作により再起動信号が出力され、被制御装置が誤って再起動されてしまうといった問題があった。そこで、本発明は、光信号を介して被制御装置を制御するシステムにおいて、被制御装置が誤って再起動されることを防止しつつ、被制御装置の再起動制御が可能な光モジュール及び再起動信号生成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一側面は、光モジュールである。この光モジュールは、受光素子を含む光モジュールであって、受光素子により検出された光信号における出力レベルを検出し、該出力レベルが所定の閾値未満のときに光断状態を示す、光断検出信号を出力する光断検出部と、受光素子により検出された光信号における変調の状態を検出し、該変調における振幅が所定の閾値未満のときに無変調状態を示す、無変調検出信号を出力する無変調検出部と、光断検出部から出力された光断検出信号が光断状態を示さないときにおいて、無変調検出部から出力された無変調検出信号における無変調状態が予め設定された所定のパターンで出現したときに、被制御装置を再起動させるための再起動信号を出力する再起動信号生成部と、を備える。
【0011】
本発明の別の側面は、再起動信号生成装置である。この再起動信号生成装置は、被制御装置の再起動を制御する再起動信号生成装置であって、光モジュールの受光素子により検出された光信号における出力レベルが所定の閾値未満のときに光断状態を示す、光断検出信号を取得し、受光素子により検出された光信号における変調の振幅が所定の閾値未満のときに無変調状態を示す、無変調検出信号を取得し、光断検出信号が光断状態を示さないときにおいて、無変調検出信号における無変調状態が予め設定された所定のパターンで出現したときに、被制御装置を再起動させるための再起動信号を出力する再起動信号生成部を備える。
【0012】
この光モジュール及び再起動信号生成装置によれば光断状態でないことを再起動信号の出力の条件としているので、光回線の不良や、光回線に対する物理的な操作等により誤って再起動信号が出力されることが防止される。また、無変調状態が予め設定されたパターンで出現したことを再起動信号の出力の条件としているので、偶然発生した変調の状態の変化により誤って再起動信号が出力されることが防止される。従って、被制御装置の再起動を適切に制御できる。
【0013】
また、光モジュールでは、再起動信号生成部における所定のパターンはプログラマブルであってもよい。
【0014】
この場合には、再起動信号の出力させるための光信号における無変調状態のパターンを任意に設定できるので、例えば、被制御装置に固有の無変調状態のパターンを設定することにより、誤って被制御装置が再起動されることが防止されると共に、被制御装置における適切な再起動制御を実現できる。
【0015】
また、光モジュールでは、再起動信号生成部は、無変調検出信号における無変調状態を検出するための複数のパターンを有しており、複数のパターンから選択された一のパターンを所定のパターンとして設定することとしてもよい。
【0016】
この場合には、例えば、一の制御装置からの光信号が、本発明の光モジュールを備えた複数の被制御装置に供給されるようなシステムにおいて、被制御装置ごとに異なるパターンを設定することにより、被制御装置ごとに再起動の制御を行なうことができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、光信号を介して被制御装置を制御するシステムにおいて、被制御装置が誤って再起動されることを防止しつつ、被制御装置の再起動制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】従来の無線装置及び無線制御装置が光ファイバで接続されたシステムを簡略的に示すブロック図である。
【図2】従来における、無線制御装置から無線装置に送出される光信号の例を示す図である。
【図3】従来における、光信号の意図しない変動時及び無線制御装置からの再起動制御時の光信号、光モジュールからのDC LOS信号及び再起動信号の変化を示す図である。
【図4】光モジュールの構成を示すブロック図である。
【図5】光信号の状態に応じた光断検出信号及び無変調検出信号の出力条件を説明するための図である。
【図6】再起動信号生成部の構成の例を示す図である。
【図7】PD/TIAにより受信された光信号に応じた、AC LOS検出部からの無変調検出信号、DC LOS検出部からの光断検出信号、信号SOP、及び再起動信号の出力を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明の知見は、例示として示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解できる。引き続いて、添付図面を参照しながら、本発明の光モジュール及び再起動信号生成装置の実施の形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付する。
【0020】
図4は、本実施の形態に係る光モジュールの構成を示すブロック図である。光モジュール1は、PD/TIA2、DC LOS検出部3(光断検出部)、AC LOS検出部4、再起動信号生成部5、LD/LDD6及び監視制御部7を含む。
【0021】
光モジュール1は、光ファイバを介して他の装置と光信号の送受信をするための装置であって、監視制御部7の制御の下で、LD/LDD6により光信号の送信、及びPD/TIA2により光信号の受信をする。なお、本実施形態の光モジュールでは、LD/LDD6及びPD/TIA2の両方を備えているが、光信号の送信を行なうLD/LDD6は、必須の構成ではない。
【0022】
PD/TIA2は、光信号を受信するためのフォトダイオード(PD:Photo Diode)及びトランスインピーダンスアンプ(TIA:Trans Impedance Amplifier)を含む。フォトダイオードは、光信号を検出し、検出した光信号に応じた電気信号を発生する素子であって、受光素子を構成する。トランスインピーダンスアンプは、フォトダイオードにより発生された電気信号を実用的なレベルに変換する素子である。PD/TIA2は、光信号に基づく電気信号をDC LOS検出部3及びAC LOS検出部4に送出する。また、PD/TIA2は、光信号に基づく電気信号を、当該光モジュール1に接続された他の装置(図示せず)に受信データとして出力する。
【0023】
DC LOS検出部3は、PD/TIA2により検出された光信号における出力レベルを検出し、該出力レベルが所定の閾値未満のときに光断状態を示す、光断検出信号を出力する部分である。DC LOS検出部3は、例えば、光断状態のときにアサートされる電圧信号を、光断検出信号として出力する。
【0024】
AC LOS検出部4は、PD/TIA2により検出された光信号における変調の状態を検出し、該変調における振幅が所定の閾値未満のときに無変調状態を示す、無変調検出信号を出力する部分である。AC LOS検出部4は、例えば、無変調状態のときにアサートされる電圧信号を、無変調検出信号として出力する。
【0025】
図5は、光信号の状態に応じた光断検出信号及び無変調検出信号の出力条件を説明するための図である。図5に示した光信号の出力レベルは、区間TD1において、所定の閾値以上を示している。一方、区間TD2において、所定の閾値未満を示している。従って、DC LOS検出部3は、光断検出信号を区間TD1においてデアサートし、区間TD2においてアサートする。
【0026】
また、図5に示した光信号の変調の振幅は、区間TA1において、所定の閾値以上を示している。一方、区間TA2において、所定の閾値未満を示している。従って、AC LOS検出部4は、無変調検出信号を区間TA1においてデアサートし、区間TA2においてアサートする。
【0027】
本実施形態の光モジュール1は、後述するように、光断検出信号が光断状態を示さないときにおける、無変調検出信号における無変調状態の出現を、再起動信号の出力の条件としている。即ち、図5に示す光信号において、区間TD1に該当し、且つ区間TA2に該当する状態の出現が再起動信号の出力の条件となる。これにより、光回線の不良や、光回線に対する物理的な操作等により誤って再起動信号が出力されることが防止される。
【0028】
再起動信号生成部5は、DC LOS検出部3から出力された光断検出信号が光断状態を示さないときにおいて、AC LOS検出部4から出力された無変調検出信号における無変調状態が予め設定された所定のパターンで出現したときに、被制御装置を再起動させるための再起動信号を出力する部分である。
【0029】
図6は、再起動信号生成部5の構成の例を示す図である。図6に示すように、再起動信号生成部5は、インバータ51、ANDゲート52及びパターン検出部53を含む。インバータ51は、DC LOS検出部3からの光断検出信号を反転させた反転光断検出信号をANDゲート52に出力する。ANDゲート52は、インバータ51からの反転光断検出信号と、AC LOS検出部4からの無変調検出信号との論理積を示す信号SOPを出力する。即ち、信号SOPは、光断検出信号がデアサートされていると共に、無変調検出信号がアサートされているときにアサートされる。
【0030】
パターン検出部53は、信号SOPのアサート状態が所定のパターンで出現したときに再起動信号を出力する。所定のパターンは、パターン検出部53に予め設定されている。パターン検出部53は、例えば、1秒間のアサート状態が1秒間の間隔を空けて2回出現したとき、を所定のパターンとして設定することができる。
【0031】
図7は、PD/TIA2により受信された光信号に応じた、AC LOS検出部4からの無変調検出信号、DC LOS検出部3からの光断検出信号、信号SOP、及び再起動信号の出力を示す図である。
【0032】
図7に示される区間Tでは、光回線の不良等の何らかの原因により光回線の光信号に、光信号の送信側において想定しない変動が発生している。そして、光信号の区間Tにおいて、符号Sに示されるように、光断状態且つ無変調状態が出現している。従って、この光断状態に応じて、DC LOS検出部3からの光断検出信号がアサートされると共に、無変調状態に応じて、AL LOS検出部4からの無変調検出信号がアサートされる。符号Sに示される時間において、無変調検出信号がアサートされているが、光断検出信号がアサートされているので、信号SOPは、アサートされない。従って、再起動信号もアサートされない。従来の光モジュールでは、光断検出信号のアサートに基づき再起動信号を出力していたので、このような、区間Tにおける符号Sに示されるような光信号の変動が発生した場合に、誤って再起動信号を出力してしまう。
【0033】
一方、区間Tでは、光信号の送信側の装置から意図的に被制御装置を再起動させるための信号が出力されている。この場合には、符号Sに示されるように、無変調状態が出現しているが、光信号の送信側からの出力レベルは一定以上に維持されており、光断状態は発生していない。従って、無変調状態に応じて、AL LOS検出部4からの無変調検出信号がアサートされる。一方、光断状態ではないので、DC LOS検出部3からの光断検出信号はアサートされない。そして、符号Sに示される時間において、無変調検出信号がアサートされていると共に、光断検出信号がデアサートされているので、信号SOPは、アサートされる。さらに、信号SOPが所定のパターンでアサートされているので、再起動信号がアサートされる。
【0034】
なお、パターン検出部53における再起動信号の出力の条件となる所定のパターンは、プログラマブルであることができる。図7に示す例では、信号SOPに1秒間のアサート状態が1秒間の間隔を空けて2回出現したときを所定のパターンとしているが、例えば、0.5秒間のアサート状態が0.5秒の間隔を空けて4回出現したとき、を所定のパターンとしてもよいし、その他、信号SOPのいかなるアサートの出現パターンを所定のパターンとしてもよい。パターン検出部53に対する所定のパターンのプログラムは、例えば、監視制御部7を介した所定の監視制御信号を送信することにより実施できる。
【0035】
また、パターン検出部53は、信号SOPに関するアサート状態の出現パターンを予め複数有しており、複数のパターンの中から選択された一のパターンを再起動信号の出力の条件となる所定のパターンとして設定することとしてもよい。この場合における所定のパターンの選択は、例えば、監視制御部7を介した所定の監視制御信号を送信することにより実施できる。このような構成を採ることにより、例えば、一の制御装置からの光信号が、本実施形態の光モジュール1を備えた複数の被制御装置に供給されるようなシステムにおいて、被制御装置ごとに異なるパターンを再起動信号の出力のための所定のパターンとして設定できる。従って、被制御装置ごとの再起動の制御が可能となる。
【0036】
LD/LDD6は、光信号を送信するためのレーザダイオード(LD:Laser Diode)及びレーザダイオードドライバ(LDD:Laser Diode Driver)を含む。レーザダイオードは、光信号を出力する素子であって、レーザダイオードドライバにより駆動される。レーザダイオードドライバは、送信データに応じてレーザダイオードを駆動する素子である。
【0037】
監視制御部7は、光モジュール1における各機能部の監視及び制御を実施する。
【0038】
また、図4に示す再起動信号生成部を、光モジュール1から独立した再起動信号装置として構成することができる。この再起動信号生成装置は、被制御装置の再起動を制御する再起動信号生成装置であって、光モジュールの受光素子により検出された光信号における出力レベルが所定の閾値未満のときに光断状態を示す光断検出信号、及び受光素子により検出された光信号における変調の振幅が所定の閾値未満のときに無変調状態を示す無変調検出信号を取得し、光断検出信号がデアサートされているときにおいて、無変調検出信号におけるアサートの状態が予め設定された所定のパターンで出現したときに、被制御装置を再起動させるための再起動信号を出力する。このような再起動信号生成装置は、光断検出信号及び無変調検出信号を出力可能な光モジュールに接続されることにより、本実施形態の光モジュール1と同様の作用及び効果を奏する。
【0039】
以上説明した本実施形態の光モジュール3及び再起動信号生成装置によれば、光断状態でないことを再起動信号の出力の条件としているので、光回線の不良や、光回線に対する物理的な操作等により誤って再起動信号が出力されることが防止される。また、無変調状態が予め設定されたパターンで出現したことを再起動信号の出力の条件としているので、偶然発生した変調の状態の変化により誤って再起動信号が出力されることが防止される。従って、被制御装置の再起動を適切に制御できる。
【0040】
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
【符号の説明】
【0041】
1…光モジュール、3…検出部、3…光モジュール、3…DC LOS検出部、4…AC LOS検出部、5…再起動信号生成部、7…監視制御部、51…インバータ、52…ANDゲート、53…パターン検出部。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
受光素子を含む光モジュールであって、
前記受光素子により検出された光信号における出力レベルを検出し、該出力レベルが所定の閾値未満のときに光断状態を示す、光断検出信号を出力する光断検出部と、
前記受光素子により検出された光信号における変調の状態を検出し、該変調における振幅が所定の閾値未満のときに無変調状態を示す、無変調検出信号を出力する無変調検出部と、
前記光断検出部から出力された前記光断検出信号が前記光断状態を示さないときにおいて、前記無変調検出部から出力された前記無変調検出信号における無変調状態が予め設定された所定のパターンで出現したときに、被制御装置を再起動させるための再起動信号を出力する再起動信号生成部と、
を備える光モジュール。
【請求項2】
前記再起動信号生成部における前記所定のパターンはプログラマブルである、
請求項1に記載の光モジュール。
【請求項3】
前記再起動信号生成部は、前記無変調検出信号における無変調状態を検出するための複数のパターンを有しており、前記複数のパターンから選択された一のパターンを前記所定のパターンとして設定する、
請求項1又は2に記載の光モジュール。
【請求項4】
被制御装置の再起動を制御する再起動信号生成装置であって、
光モジュールの受光素子により検出された光信号における出力レベルが所定の閾値未満のときに光断状態を示す、光断検出信号を取得し、
前記受光素子により検出された光信号における変調の振幅が所定の閾値未満のときに無変調状態を示す、無変調検出信号を取得し、
前記光断検出信号が前記光断状態を示さないときにおいて、前記無変調検出信号における無変調状態が予め設定された所定のパターンで出現したときに、前記被制御装置を再起動させるための再起動信号を出力する再起動信号生成部を備える、再起動信号生成装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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