説明

光受信端末装置

【課題】 制御信号を使用する視聴制御を必要に応じて行えると共に、屋外および屋内に設置して使用できるようにする。
【解決手段】 着脱自在に装着できるO/E変換部ユニット2、電源部ユニット3、制御部ユニット4から光受信端末装置1を構成する。電源部ユニット3からの電源はJ21から出力され、制御部ユニット4のJ33とJ31を介してO/E変換部ユニット2のJ12から供給される。O/E変換部ユニット2において光信号がRF信号に変換されて、J11からRF信号が出力される。RF信号はJ13からも出力されて制御部ユニット4にJ32から入力される。制御部ユニット4はRF信号から制御信号を抽出してJ35から出力し、O/E変換部ユニット2はJ14から入力された制御信号により視聴制御される。制御部ユニット4を取り外して、電源部ユニット3をO/E変換部ユニット2に直接装着することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光信号を電気信号に変換するO/E変換部ユニット、制御信号を発生する制御部ユニットおよび電源を供給する電源部ユニットを備える光受信端末装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、高速高帯域通信サービスの普及に伴い、家庭と送信局との間を光ケーブルで接続する通信サービス、例えば、ケーブルテレビ(CATV)や共同受信システムが実施されている。このケーブルテレビ(CATV)や共同受信システムにおいては、光ファイバーによる家庭向けのデータ通信サービスであるFTTH(Fiber To The Home)により映像や音声の配信が行われる。この映像や音声の配信は、光受信端末装置により受信される。光受信端末装置には、光ケーブルからの光信号を光−電気信号変換して増幅し、増幅された映像や音声からなるRF信号をセットトップボックスや同軸のCATV線路に供給するための光受信端末装置が必要となる。この光受信端末装置には、導入された光ケーブルからの光信号を電気信号に変換し、増幅して出力するO/E変換器が設けられている。そして、このO/E変換器に電源を供給する電源部が光受信端末装置に内蔵されている。
【0003】
従来の光受信端末装置の構成を図8に示す。図8に示す光受信端末装置100の筐体内には、O/E変換部ユニット101と電源部ユニット102とが内蔵可能とされている。O/E変換部ユニット101の一側面には、導入された光ケーブルからの光信号を映像や音声からなるRF信号とされる電気信号に変換して出力するRF出力端子J51とRF信号をモニタするモニタ出力端子J54とが設けられており、一側面と対面する他側面には電源入力端子J52と空き端子J53とが設けられている。また、電源部ユニット102の一側面にはRF信号が入力可能とされると共に、電源を出力するRF入力兼電源出力端子J61とRF出力端子J62とが設けられている。この電源部ユニット102からは、商用コンセントに装着されるプラグ122が先端に設けられた電源ケーブル121が引き出されている。電源部ユニット102のRF入力兼電源出力端子J61とRF出力端子J62とが設けられている一側面は、O/E変換部ユニット101の電源入力端子J52と空き端子J53とが設けられている一側面に着脱可能に装着することができるようにされている。装着した状態が図8に示す光受信端末装置100の構成とされており、電源部ユニット102のRF入力兼電源出力端子J61は、O/E変換部ユニット101の電源入力端子J52に装着され、電源部ユニット102のRF出力端子J62は、O/E変換部ユニット101の空き端子J53に装着されて、二点鎖線で示す筐体内に内蔵されている。
【0004】
図8に示す構成の光受信端末装置100は、商用コンセントが設けられている屋内等に設置される場合の構成とされている。この光受信端末装置100においては、プラグ122が商用コンセントに装着されて、商用交流が電源ケーブルを121を介して電源部ユニット102に供給され、電源部ユニット102はRF入力兼電源出力端子J61から出力した電源を、電源入力端子J52を介してO/E変換部ユニット101に供給する。O/E変換部ユニット101は、電源入力端子J52から供給された電源で動作するようになり、図示されていない光ケーブルからの光信号がO/E変換部ユニット101に入力されて、光−電気信号変換されてから増幅され、増幅された映像や音声からなるRF信号がRF出力端子J51から出力される。RF出力端子J51から出力されたRF信号がテレビ等に入力される。また、このRF信号をモニタするモニタ信号がモニタ出力端子J54から出力される。従来の光受信端末装置100は、商用コンセントが近傍に設けられていない屋外に設置する場合にも対応できる構成とされている。
【0005】
光受信端末装置100を屋外に設置する場合は、図9に示すように電源部ユニット102を光受信端末装置100(O/E変換部ユニット101)から取り外して、電源部ユニット102だけを商用コンセントが設けられている屋内等に設置する。そして、屋外に設置した光受信端末装置100におけるO/E変換部ユニット101のRF出力端子J51と、屋内等の離れた所に設置した電源部ユニット102のRF入力兼電源出力端子J61とを同軸ケーブル140で接続する。図9に示す構成の光受信端末装置100においては、プラグ122が商用コンセントに装着されて、商用交流が電源ケーブルを121を介して電源部ユニット102に供給され、電源部ユニット102はRF入力兼電源出力端子J61から出力した電源を、O/E変換部ユニット101のRF出力端子J51を介して供給する。O/E変換部ユニット101では、RF出力端子J51から供給された電源で動作するようになり、図示されていない光ケーブルからの光信号がO/E変換部ユニット101に入力されて、光−電気信号変換されてから増幅され、増幅された映像や音声からなるRF信号がRF出力端子J51から出力される。RF出力端子J51から出力されたRF信号は、同軸ケーブル140を介して電源部ユニット102のRF入力兼電源出力端子J61に入力され、RF出力端子J62から出力されるようになる。RF出力端子J62から出力されたRF信号がテレビ等に入力される。また、RF信号をモニタするモニタ信号がモニタ出力端子J54から出力される。
【0006】
従来の光受信端末装置100を構成するO/E変換部ユニット101および電源部ユニット102の回路構成を示す回路図を図10に示す。
図10に示す回路図において、O/E変換部ユニット101は、光ケーブルからの光信号が入力されるO/E変換器50を有し、O/E変換器50において光−電気信号変換が行われた電気信号はRF信号として増幅器51に出力され、増幅器51において所定量増幅されて出力される。増幅器51から出力されるRF信号はコンデンサC51を介してRF出力端子J51から出力される。電源入力端子J52には一端がアースされたコンデンサC54の他端とダイオードD52のアノードが接続されており、ダイオードD52のカソードはO/E変換器50および増幅器51の電源ラインと一端がアースされたコンデンサC53の他端に接続されている。また、RF出力端子J51にはチョークコイルL51の一端が接続されており、チョークコイルL51の他端は一端がアースされたコンデンサC52の他端とダイオードD51のアノードに接続されている。そして、ダイオードD51のカソードはダイオードD52のカソードに接続されている。端子J51,J52は同軸端子とされて、同軸端子におけるアース導体はアースされており、同軸端子とされている空き端子J53はアースされているアース導体だけで構成されて中心導体は備えていない。
【0007】
また、電源部ユニット102は図示されていないプラグ122および電源ケーブル121を介して商用交流が供給される電源回路60を有し、電源回路60は商用交流を直流の電源に変換してダイオードD61のアノードに出力している。ダイオードD61のカソードは一端がアースされたコンデンサC62とチョークコイルL61の一端に接続され、チョークコイルL61の他端は電源出力端子J61に接続されていると共に、コンデンサC61の一端に接続されている。そして、コンデンサC61の他端はRF出力端子J62に接続されている。端子J61,J62は同軸端子とされて、同軸端子におけるアース導体はアースされている。
【0008】
光受信端末装置100において、図8に示すように電源部ユニット102の一側面をO/E変換部ユニット101の一側面に装着したとする。この場合、電源部ユニット102のRF入力兼電源出力端子J61およびRF出力端子J62が、O/E変換部ユニット101の電源入力端子J52および空き端子J53にそれぞれ装着される。すると、電源回路60からダイオードD61およびチョークコイルL61を介してRF入力兼電源出力端子J61から出力された電源は、電源入力端子J52からO/E変換部ユニット101に供給され、ダイオードD52を介してO/E変換器50および増幅器51に動作電源として供給される。これにより、増幅器51から出力されるO/E変換器50で変換されたRF信号は増幅器51で増幅されコンデンサC51を介してRF出力端子J51から出力される。このRF信号はチョークコイルL51で阻止されることから、ダイオードD51側へは伝達されない。また、電源入力端子J52から供給された電源はダイオードD51により阻止されてチョークコイルL51側へは供給されない。なお、空き端子J53はRF出力端子J62を収容する空間を確保するための端子として作用している。
【0009】
次に、光受信端末装置100において、図9に示すように光受信端末装置100におけるO/E変換部ユニット101のRF出力端子J51と、光受信端末装置100から取り外した電源部ユニット102のRF入力兼電源出力端子J61とを同軸ケーブル140で接続したとする。すると、電源回路60からダイオードD61およびチョークコイルL61を介して電源出力端子J61から出力された電源は、同軸ケーブル140を介してRF出力端子J51からO/E変換部ユニット101に供給され、チョークコイルL51およびダイオードD51を介してO/E変換器50および増幅器51に動作電源として供給される。これにより、O/E変換器50で変換されて増幅器51から出力されるたRF信号はコンデンサC51を介してRF出力端子J51から出力される。このRF信号はチョークコイルL51で阻止されることから、ダイオードD51側へは伝達されない。また、RF出力端子J51に供給された電源はコンデンサC51により阻止されて増幅器51の出力側には印加されない。そして、RF出力端子J51から出力されたRF信号は同軸ケーブル140を介して電源部ユニット102のRF入力兼電源出力端子J61に入力され、入力されたRF信号はチョークコイルL61で阻止されると共に、コンデンサC61を通過してRF出力端子J62から出力されるようになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2005−276937号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
FTTHにより音声や映像の配信を行う場合は、音声や映像信号からなるRF信号に制御信号を多重して送信し、光受信端末装置100からのRF信号の出力を制御信号によりオン/オフ制御する視聴制御が従来から行われている。視聴制御を行うには、RF信号から制御信号を抽出する制御部が必要になり、制御部ではRF信号から制御信号を抽出するため、制御部においてもシールド性が要求される。また、電源部ユニット102はO/E変換部ユニット101に対して着脱自在とされて、光受信端末装置100内に内蔵した電源部ユニット102から電源を供給する構成と、光受信端末装置100から離れた場所(屋内)に設けた電源部ユニット102から同軸ケーブルを介して光受信端末装置100に電源を供給する構成とのいずれの構成でもとれることが要求される。さらに、視聴制御を行わない場合は制御部を不要とする構成が必要とされる。しかしながら、従来の光受信端末装置は制御信号を使用する視聴制御を必要に応じて行えないという問題点があった。
【0012】
そこで、本発明は、制御信号を使用する視聴制御を必要に応じて行えると共に、屋外および屋内に設置して使用することができる光受信端末装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記目的を達成するために、本発明の光受信端末装置は、O/E変換部ユニットの他側面に制御部ユニットの一側面あるいは電源部ユニットの一側面が着脱可能とされると共に、制御部ユニットの他側面に電源部ユニットの一側面が着脱可能とされており、O/E変換部ユニットの他側面に制御部ユニットの一側面が装着された際に、電源入力端子と第1電源通過端子、第1制御出力端子と第2制御入力端子、第1制御入力端子と第2制御出力端子とが装着され、制御部ユニットの他側面に電源部ユニットの一側面が装着された際に、第2電源通過端子とRF入力端子兼電源出力端子、空き端子と第2RF出力端子とが装着され、O/E変換部ユニットの他側面に電源部ユニットの一側面が装着された際に、電源入力端子とRF入力端子兼電源出力端子、第1制御出力端子と第2RF出力端子とが装着されることを最も主要な特徴としている。
【発明の効果】
【0014】
本発明の光受信端末装置は、O/E変換部ユニットの他側面に制御部ユニットの一側面あるいは電源部ユニットの一側面が着脱可能とされると共に、制御部ユニットの他側面に電源部ユニットの一側面が着脱可能とされるようにしたので、制御信号を使用する視聴制御を行えると共に、光受信端末装置を屋外および屋内に設置して使用することができるようになる。また、制御部ユニットとすることができることから、そのシールド性を良好にすることができる。さらに、必要に応じて制御部ユニットをO/E変換部ユニットから取り外して、電源部ユニットをO/E変換部ユニットに装着することにより、視聴制御を行わない場合は制御部ユニットを不要とすることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施例にかかる光受信端末装置の構成を示す図である。
【図2】本発明にかかる光受信端末装置において、視聴制御を行うと共に屋内に設置する場合の構成を示す図である。
【図3】本発明にかかる光受信端末装置において、視聴制御を行うと共に電源部ユニットを取り外して屋外に設置する場合の構成を示す図である。
【図4】本発明の光受信端末装置において、視聴制御を行う場合のO/E変換部ユニット、電源ユニット、制御部ユニットの構成を示す回路図である。
【図5】本発明にかかる光受信端末装置において、視聴制御を行なわないと共に屋内に設置する場合の構成を示す図である。
【図6】本発明にかかる光受信端末装置において、視聴制御を行なわないと共に電源部ユニットを取り外して屋外に設置する場合の構成を示す図である。
【図7】本発明の光受信端末装置において、視聴制御を行なわない場合のO/E変換部ユニット、電源ユニットの構成を示す回路図である。
【図8】従来の光受信端末装置の構成を示す図である。
【図9】従来の光受信端末装置において、電源部ユニットを取り外して屋外に設置する場合の構成を示す図である。
【図10】従来の光受信端末装置におけるO/E変換部ユニット、電源ユニットの構成を示す回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の実施例にかかる光受信端末装置の構成を図1に示す。
図1に示す本発明にかかる光受信端末装置1の二点鎖線で示す筐体内には、O/E変換部ユニット2と電源部ユニット3と制御部ユニット4とが内蔵可能とされている。O/E変換部ユニット2の一側面には、導入された光ケーブルからの光信号を変換した映像や音声からなるRF信号とされる電気信号を出力するRF出力端子J11とRF信号をモニタするモニタ出力端子J15とが設けられており、一側面と対面する他側面には電源入力端子J12とRF信号を出力する制御出力端子J13と制御信号を入力する制御入力端子J14とが設けられている。また、電源部ユニット3の一側面にはRF信号が入力可能とされると共に電源を出力するRF入力兼電源出力端子J21と、RF入力兼電源出力端子J21と高周波的に接続されているRF出力端子J22とが設けられている。この電源部ユニット3からは、商用コンセントに装着されるプラグ22が先端に設けられた電源ケーブル21が引き出されている。さらに、制御部ユニット4の一側面には電源通過端子J31とRF信号が入力される制御入力端子J32と制御信号を出力する制御出力端子J35とが設けられており、一側面と対面する他側面には電源通過端子J31と直流的に接続されている電源通過端子J33と空き端子J34とが設けられている。
【0017】
電源部ユニット3のRF入力兼電源出力端子J21とRF出力端子J22とが設けられている一側面は、制御部ユニット4の電源通過端子J33と空き端子J34とが設けられている他側面に着脱可能に装着することができるようにされている。また、制御部ユニット4の電源通過端子J31と制御入力端子J32と制御出力端子J35とが設けられている一側面は、O/E変換部ユニット2の電源入力端子J12と制御出力端子J13と制御入力端子J14とが設けられている他側面に着脱可能に装着することができるようにされている。さらに、視聴制御を必要としない場合は、制御部ユニット4を取り外して電源部ユニット3のRF入力兼電源出力端子J21とRF出力端子J22とが設けられている一側面を、O/E変換部ユニット2の電源入力端子J12と制御出力端子J13と制御入力端子J14とが設けられている他側面に着脱可能に装着することができるようにされている。
【0018】
ここで、電源部ユニット3の一側面を制御部ユニット4の他側面に装着すると共に、制御部ユニット4の一側面をO/E変換部ユニット2の他側面に装着した状態が図2に示す光受信端末装置1の構成とされている。この構成は、光受信端末装置1において制御信号により視聴制御を行う場合の構成とされている。この場合、電源部ユニット3のRF入力兼電源出力端子J21は制御部ユニット4の電源通過端子J33に装着され、電源部ユニット3のRF出力端子J22は制御部ユニット4の空き端子J34に装着される。また、制御部ユニット4の電源通過端子J31はO/E変換部ユニット2の電源入力端子J12に装着され、制御部ユニット4の制御入力端子J32はO/E変換部ユニット2の制御出力端子J13に装着され、制御部ユニット4の制御出力端子J35はO/E変換部ユニット2の制御入力端子J14に装着される。
【0019】
図2に示す構成の光受信端末装置1は、商用コンセントが設けられている屋内等に設置する場合の構成ともされている。この光受信端末装置1においては、プラグ22が商用コンセントに装着されて、商用交流が電源ケーブルを21を介して電源部ユニット3に供給される。電源部ユニット3は商用交流を直流の電源に変換し、この電源をRF入力兼電源出力端子J21から出力し、制御部ユニット4の電源通過端子J33に供給する。制御部ユニット4の他側面に設けられた電源通過端子J33は一側面に設けられた電源通過端子J31に直流的に接続されていることから、電源通過端子J33に供給された電源は電源通過端子J31から出力される。制御部ユニット4の電源通過端子J31から出力された電源は、O/E変換部ユニット2に電源入力端子J12を介して供給される。O/E変換部ユニット2は、電源入力端子J12から供給された電源で動作するようになり、図示されていない光ケーブルからの光信号がO/E変換部ユニット2に入力されて、光−電気信号変換されてから増幅され、増幅された映像や音声からなるRF信号がRF出力端子J11から出力される。RF出力端子J11から出力されたRF信号がテレビ等に入力される。また、このRF信号をモニタするモニタ信号がモニタ出力端子J15から出力される。さらに、RF信号は制御出力端子J13から出力されて制御部ユニット4の制御入力端子J32に入力される。制御部ユニット4では、供給されたRF信号に多重された制御信号を抽出して、制御信号を制御出力端子J35から出力する。制御出力端子J35から出力された制御信号は、O/E変換部ユニット2の制御入力端子J14に入力され、O/E変換部ユニット2において制御信号に応じてRF出力端子J11からRF出力を出力するか否かが制御される。
【0020】
本発明にかかる光受信端末装置1は、商用コンセントが近傍に設けられていない屋外に設置する場合にも対応できる構成とされている。本発明にかかる光受信端末装置1を屋外に設置する場合は、図3に示すように電源部ユニット3を光受信端末装置1(制御部ユニット4)から取り外して、電源部ユニット3だけを商用コンセントが設けられている屋内等に設置する。ただし、制御部ユニット4はO/E変換部ユニット2に装着されている。そして、屋外に設置した光受信端末装置1におけるO/E変換部ユニット2のRF出力端子J11と、屋内等の離れた所に設置した電源部ユニット3のRF入力兼電源出力端子J21とを同軸ケーブル40で接続する。図3に示す構成の光受信端末装置1においては、プラグ22が商用コンセントに装着されて、商用交流が電源ケーブルを21を介して電源部ユニット3に供給され、電源部ユニット3はRF入力兼電源出力端子J21から出力した電源を、O/E変換部ユニット2のRF出力端子J11を介して供給する。O/E変換部ユニット2では、RF出力端子J11から供給された電源で動作するようになり、上記したようにO/E変換部ユニット2に入力された光信号が、光−電気信号変換されてから増幅され、増幅された映像や音声からなるRF信号がRF出力端子J11から出力される。RF出力端子J11から出力されたRF信号は、同軸ケーブル40を介して電源部ユニット3のRF入力兼電源出力端子J21に入力され、RF入力兼電源出力端子J21と高周波的に接続されているRF出力端子J22から出力されるようになる。RF出力端子J22から出力されたRF信号がテレビ等に入力される。また、上記したようにRF信号は制御出力端子J13から制御部ユニット4の制御入力端子J32に入力され、制御部ユニット4において抽出された制御信号が制御出力端子J35から出力される。この制御信号は、O/E変換部ユニット2の制御入力端子J14に入力され、O/E変換部ユニット2において制御信号に応じてRF出力端子J11からRF出力を出力するか否かが制御される。
【0021】
本発明にかかる光受信端末装置1を構成するO/E変換部ユニット2、電源部ユニット3および制御部ユニット4の回路構成を示す回路図を図4に示す。
図4に示す回路図において、O/E変換部ユニット2は、光ケーブルからの光信号が入力されるO/E変換器10を有し、O/E変換器10において光−電気信号変換が行われた電気信号はRF信号として増幅器11に出力され、増幅器11において所定量増幅されて出力される。増幅器11から出力されるRF信号はコンデンサC11を介してRF出力端子J11から出力される。電源入力端子J12はO/E変換器10および増幅器11の電源ラインに接続されており、この電源ラインには一端がアースされたコンデンサC13の他端とダイオードD11のカソードが接続されている。また、RF出力端子J11にはRF信号を阻止するが直流を通過させるチョークコイルL11の一端が接続されており、チョークコイルL11の他端は一端がアースされたコンデンサC12の他端とダイオードD11のアノードに接続されている。制御出力端子J13はO/E変換器10の出力が増幅器11に入力されるラインに接続されている。RF出力端子J11ないし制御出力端子J13および図示が省略されているモニタ出力端子J15は同軸端子とされて、同軸端子のアース導体はアースされており、制御入力端子J14はシールド構造を備えていない端子とされている。
【0022】
制御部ユニット4はRF信号に多重された制御信号を抽出する制御回路30を有し、制御回路30には制御入力端子J32から入力されたRF信号がコンデンサC31を介して入力される。制御回路30は入力されたRF信号から制御信号を抽出して制御出力端子J35から出力する。この制御信号は、レベルがハイ(H)またはロー(L)とされた信号とされる。すなわち、制御出力端子J35および制御入力端子J14は高周波の信号の授受を行わないことからシールド構造を備えない端子とすることができる。制御部ユニット4の電源通過端子J31はダイオードD31のカソードおよび一端がアースされたコンデンサC32の他端に接続され、ダイオードD31のアノードが電源通過端子J33に接続されて、電源通過端子J33に供給された直流の電源が電源通過端子J31から出力されるようになる。電源通過端子J31ないし電源通過端子J33は同軸端子とされて、同軸端子のアース導体はアースされている。また、同軸端子と同形状の空き端子J34は、アース導体はアースされているが中心導体は備えていない。さらに、制御出力端子J35はシールド構造を備えていない端子とされている。
【0023】
電源部ユニット3は図示されていないプラグ22および電源ケーブル21を介して商用交流が供給される電源回路20を有し、電源回路20は商用交流を直流の電源に変換して逆流防止用のダイオードD21のアノードに出力している。ダイオードD21のカソードは一端がアースされたコンデンサC22とRF信号を阻止するチョークコイルL21の一端に接続され、チョークコイルL21の他端はRF入力兼電源出力端子J21に接続されていると共に、RF信号を通過させるコンデンサC21の一端に接続されている。そして、コンデンサC21の他端はRF出力端子J22に接続されている。RF入力兼電源出力端子J21およびRF出力端子J22は同軸端子とされて、同軸端子のアース導体はアースされている。
【0024】
光受信端末装置1において視聴制御を行うと共に商用コンセントが設けられている屋内等に設置するように、電源部ユニット3の一側面を制御部ユニット4の他側面に装着すると共に、制御部ユニット4の一側面をO/E変換部ユニット2の他側面に装着して、図4に示す回路図の構成で図2に示す構成としたとする。すると、電源回路20からダイオードD21およびチョークコイルL21を介してRF入力兼電源出力端子J21から出力された電源は、電源通過端子J33から制御部ユニット4に供給されて、この電源により制御回路30が動作状態となると共に、供給された電源はダイオードD31を通過して電源通過端子J31から出力される。電源通過端子J31から出力された電源は、電源入力端子J12からO/E変換部ユニット2に供給され、O/E変換器10および増幅器11に動作電源として供給される。これにより、増幅器11から出力されるO/E変換器10で変換されたRF信号はコンデンサC11を介してRF出力端子J11から出力される。
【0025】
また、O/E変換器10から出力されたRF信号は制御出力端子J13から出力されて、制御入力端子J32から制御部ユニット4に入力される。制御入力端子J32から入力されたRF信号はコンデンサC31を介して制御回路30へ入力され、制御回路30ではRF信号から制御信号を抽出して制御出力端子J35から出力する。制御出力端子J35から出力された制御信号は制御入力端子J14からO/E変換部ユニット2に入力され、増幅器11の電源をオン/オフするスイッチSWの制御信号とされる。例えば、制御信号がHレベルの時はスイッチSWはオンされてO/E変換部ユニット2のRF出力端子J11から映像や音声からなるRF信号が出力され、制御信号がLレベルの時はスイッチSWはオフされてRF出力端子J11からRF信号は出力されないようになる。ただし、スイッチSWがオフされる場合においても制御出力端子J13からはRF信号が出力し続けられるため、制御部ユニット4はRF信号から抽出した制御信号をO/E変換部ユニット2に供給し続けることができる。このように、制御信号に応じて視聴制御が行われる。なお、増幅器11からコンデンサC11を介して出力されるRF信号はチョークコイルL11で阻止されることから、ダイオードD11側へは伝達されない。また、電源入力端子J12から供給された電源は逆方向とされたダイオードD11により阻止されてチョークコイルL11側へは供給されない。また、空き端子J34はRF出力端子J22を収容する空間を確保するための端子として作用している。
【0026】
次に、光受信端末装置1において視聴制御を行うと共に商用コンセントが近傍に設けられていない屋外に設置するように、電源部ユニット3を光受信端末装置1(制御部ユニット4)から取り外して、RF入力兼電源出力端子J21とO/E変換部ユニット2のRF出力端子J11とを同軸ケーブル40で接続して、図4に示す回路図の構成で図3に示す構成にしたとする。ただし、制御部ユニット4の一側面はO/E変換部ユニット2の他側面に装着されている。
すると、電源回路20からダイオードD21およびチョークコイルL21を介してRF入力兼電源出力端子J21から出力された電源は、同軸ケーブル40を介してRF出力端子J11からO/E変換部ユニット2に供給されて、この電源がチョークコイルL11およびダイオードD11を通過してO/E変換器10および増幅器11に動作電源として供給される。これにより、増幅器11から出力されるO/E変換器10で変換されたRF信号はコンデンサC11を介してRF出力端子J11から出力される。このRF信号はチョークコイルL11で阻止されることから、ダイオードD11側へは伝達されない。また、RF出力端子J11に供給された電源はコンデンサC11により阻止されて増幅器11の出力側には印加されない。そして、RF出力端子J11から出力されたRF信号は同軸ケーブル40を介して電源部ユニット3のRF入力兼電源出力端子J21に入力され、入力されたRF信号はチョークコイルL21で阻止されると共に、コンデンサC21を通過してRF出力端子J22から出力されるようになる。
【0027】
この場合、O/E変換器10からのRF信号は制御出力端子J13から制御部ユニット4の制御入力端子J32に入力され、制御部ユニット4において抽出された制御信号が制御出力端子J35から出力される。この制御信号は、制御入力端子J14からO/E変換部ユニット2に入力され、増幅器11の電源をオン/オフするスイッチSWの制御信号とされる。そして、制御信号のレベルに応じてスイッチSWが制御されるが、スイッチSWがオフされる場合においても制御出力端子J13からはRF信号が出力し続けられるため、制御部ユニット4はRF信号から抽出した制御信号をO/E変換部ユニット2に供給し続けることができる。また、O/E変換部ユニット2においてダイオードD11から出力される電源は電源入力端子J12から出力されて、電源通過端子J31を介して制御部ユニット4に供給される。この電源は制御回路30に動作電源として供給され、制御回路30は入力されたRF信号から制御信号を抽出する動作を行うようになる。このように、制御信号に応じて視聴制御が行われる。なお、電源入力端子J12から出力されて、電源通過端子J31を介して制御部ユニット4に供給された電源はダイオードD31により阻止されて電源通過端子J33からは出力されない。
【0028】
ところで、本発明にかかる光受信端末装置1において視聴制御を行わない場合もある。このような場合は、図5に示すように制御部ユニット4を取り外して電源部ユニット3を直接O/E変換部ユニット2に装着する。この場合、電源部ユニット3のRF入力兼電源出力端子J21はO/E変換部ユニット2の電源入力端子J12に装着され、電源部ユニット3のRF出力端子J22はO/E変換部ユニット2の制御出力端子J13に装着される。また、O/E変換部ユニット2の制御入力端子J14には端子は装着されない。図5に示す構成の光受信端末装置1は、商用コンセントが設けられている屋内等に設置する場合の構成とされている。この光受信端末装置1においては、プラグ22が商用コンセントに装着されて、商用交流が電源ケーブルを21を介して電源部ユニット3に供給される。電源部ユニット3は商用交流を直流の電源に変換し、この電源をRF入力兼電源出力端子J21から出力する。出力された電源は、電源入力端子J12を介してO/E変換部ユニット2に供給される。O/E変換部ユニット2は、電源入力端子J12から供給された電源で動作するようになり、図示されていない光ケーブルからの光信号がO/E変換部ユニット2に入力されて、光−電気信号変換されてから増幅され、増幅された映像や音声からなるRF信号がRF出力端子J11から出力される。また、このRF信号をモニタするモニタ信号がモニタ出力端子J15から出力される。なお、制御入力端子J14には制御信号が印加されないため、スイッチSWはオン状態となり増幅器11には電源が常時供給されるようになる。
【0029】
また、視聴制御を行わない本発明の光受信端末装置1を屋外に設置する場合は、図6に示すように電源部ユニット3を光受信端末装置1(O/E変換部ユニット2)から取り外して、電源部ユニット3を商用コンセントが設けられている屋内等に設置する。そして、屋外に設置した光受信端末装置1におけるO/E変換部ユニット2のRF出力端子J11と、屋内等の離れた所に設置した電源部ユニット3のRF入力兼電源出力端子J21とを同軸ケーブル40で接続する。図6に示す構成の光受信端末装置1においては、プラグ22が商用コンセントに装着されて、商用交流が電源ケーブルを21を介して電源部ユニット3に供給され、電源部ユニット3はRF入力兼電源出力端子J21から出力した電源を、O/E変換部ユニット2のRF出力端子J11を介して供給する。O/E変換部ユニット2では、RF出力端子J11から供給された電源で動作するようになり、上記したようにO/E変換部ユニット2に入力された光信号が、光−電気信号変換されてから増幅され、増幅された映像や音声からなるRF信号がRF出力端子J11から出力される。RF出力端子J11から出力されたRF信号は、同軸ケーブル40を介して電源部ユニット3のRF入力兼電源出力端子J21に入力され、RF入力兼電源出力端子J21と高周波的に接続されているRF出力端子J22から出力されるようになる。なお、制御入力端子J14には制御信号が印加されないため、スイッチSWはオン状態となり増幅器11には電源が常時供給されるようになる。
【0030】
視聴制御を行わない場合の本発明における光受信端末装置1の回路構成を示す回路図を図7に示す。図7に示す回路図において、O/E変換部ユニット2および電源部ユニット3の回路は図4に示す回路と同様であるので、その説明は省略する。
ここで、光受信端末装置1において視聴制御を行なわないと共に商用コンセントが設けられている屋内等に設置するように、電源部ユニット3の一側面をO/E変換部ユニット2の他側面に装着して、図7に示す回路図の構成で図5に示す構成としたとする。すると、電源回路20からダイオードD21およびチョークコイルL21を介してRF入力兼電源出力端子J21から出力された電源は、電源入力端子J12からO/E変換部ユニット2に供給され、O/E変換器10および増幅器11に動作電源として供給される。これにより、増幅器11から出力されるO/E変換器10で変換されたRF信号はコンデンサC11を介してRF出力端子J11から出力される。なお、制御入力端子J14には制御信号が印加されないため、スイッチSWはオン状態となり増幅器11には電源が常時供給されるようになる。なお、増幅器11からコンデンサC11を介して出力されるRF信号はチョークコイルL11で阻止されることから、ダイオードD11側へは伝達されない。また、電源入力端子J11から供給された電源は逆方向とされたダイオードD11により阻止されてチョークコイルL11側へは供給されない。
【0031】
次に、光受信端末装置1において視聴制御を行なわないと共に商用コンセントが近傍に設けられていない屋外に設置するように、電源部ユニット3をO/E変換部ユニット2から取り外して、RF入力兼電源出力端子J21とO/E変換部ユニット2のRF出力端子J11とを同軸ケーブル40で接続して、図7に示す回路図の構成で図6に示す構成にしたとする。
すると、電源回路20からダイオードD21およびチョークコイルL21を介してRF入力兼電源出力端子J21から出力された電源は、同軸ケーブル40を介してRF出力端子J11からO/E変換部ユニット2に供給されて、この電源がチョークコイルL11およびダイオードD11を通過してO/E変換器10および増幅器11に動作電源として供給される。これにより、増幅器11から出力されるO/E変換器10で変換されたRF信号はコンデンサC11を介してRF出力端子J11から出力される。このRF信号はチョークコイルL11で阻止されることから、ダイオードD11側へは伝達されない。また、RF出力端子J11に供給された電源はコンデンサC11により阻止されて増幅器11の出力側には印加されない。そして、RF出力端子J11から出力されたRF信号は同軸ケーブル40を介して電源部ユニット3のRF入力兼電源出力端子J21に入力され、入力されたRF信号はチョークコイルL21で阻止されると共に、コンデンサC21を通過してRF出力端子J22から出力されるようになる。なお、制御入力端子J14には制御信号が印加されないため、スイッチSWはオン状態となり増幅器11には電源が常時供給されるようになる。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明にかかる光受信端末装置は、CATVや共同受信システムに使用する光受信端末装置に限るものではなく、光信号を受信する光受信端末装置であれば適用することができる。なお、本発明にかかる光受信端末装置は、視聴制御を行う場合と行わない場合に兼用することができると共に、商用コンセントが近傍にない場所にも設置することができるものとされている。
【符号の説明】
【0033】
1 光受信端末装置、2 O/E変換部ユニット、3 電源部ユニット、4 制御部ユニット、10 O/E変換器、11 増幅器、20 電源回路、21 電源ケーブル、22 プラグ、30 制御回路、40 同軸ケーブル、50 O/E変換器、51 増幅器、60 電源回路、100 光受信端末装置、101 O/E変換部ユニット、102 電源部ユニット、121 電源ケーブル、122 プラグ、140 同軸ケーブル、J11 RF出力端子、J11 電源入力端子、J12 電源入力端子、J13 制御出力端子、J14 制御入力端子、J15 モニタ出力端子、J21 入力兼電源出力端子、J22 RF出力端子、J31 電源通過端子、J32 制御入力端子、J33 電源通過端子、J34 空き端子、J35 制御出力端子、J51 RF出力端子、J52 電源入力端子、J53 空き端子、J54 モニタ出力端子、J61 入力兼電源出力端子、J61 電源出力端子、J62 RF出力端子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力された光信号を電気信号に変換して出力する光受信部を少なくとも有し、一側面に前記電気信号を出力する第1RF出力端子が設けられ、前記一側面に対面する他側面に電源入力端子と、前記電気信号を出力する第1制御出力端子と、前記電気信号を前記第1RF出力端子から出力するか否かを制御する制御信号が入力可能な第1制御入力端子とが設けられているO/E変換部ユニットと、
第1電源通過端子、第2制御入力端子および第2制御出力端子が一側面に設けられ、前記一側面に対面する他側面に前記第1電源通過端子に直流的に接続されている第2電源通過端子および空き端子とが設けられ、前記第2制御入力端子から入力された前記電気信号から前記制御信号を抽出し、前記第2制御出力端子から前記制御信号を出力する制御回路を有する前記制御部ユニットと、
電源を出力すると共に前記電気信号が入力可能とされたRF入力端子兼電源出力端子と、該RF入力端子兼電源出力端子に入力された前記電気信号を出力する第2RF出力端子とが一側面に設けられている電源部ユニットとを備え、
前記O/E変換部ユニットの他側面に前記制御部ユニットの一側面あるいは前記電源部ユニットの一側面が着脱可能とされると共に、前記制御部ユニットの他側面に前記電源部ユニットの一側面が着脱可能とされており、
前記O/E変換部ユニットの他側面に前記制御部ユニットの一側面が装着された際に、前記電源入力端子と前記第1電源通過端子、前記第1制御出力端子と前記第2制御入力端子、前記第1制御入力端子と前記第2制御出力端子とが装着され、前記制御部ユニットの他側面に前記電源部ユニットの一側面が装着された際に、前記第2電源通過端子と前記RF入力端子兼電源出力端子、前記空き端子と前記第2RF出力端子とが装着され、
前記O/E変換部ユニットの他側面に前記電源部ユニットの一側面が装着された際に、前記電源入力端子と前記RF入力端子兼電源出力端子、前記第1制御出力端子と前記第2RF出力端子とが装着されることを特徴とする光受信端末装置。
【請求項2】
前記O/E変換部ユニットの他側面に前記制御部ユニットの一側面が装着されると共に、前記制御部ユニットの他側面に前記電源部ユニットの一側面が装着された際に、前記電源部ユニットの前記RF入力端子兼電源出力端子から出力された電源が、前記制御部ユニットの前記第2電源通過端子および前記第1電源通過端子を介して前記O/E変換部ユニットの前記電源入力端子に印加されて、前記O/E変換部ユニットに電源が供給され、前記O/E変換部ユニットの前記第1制御出力端子から出力された前記電気信号が前記制御部ユニットの前記第2制御入力端子を介して前記制御回路に入力されて前記電気信号から前記制御信号が抽出され、前記第2制御出力端子から出力された前記制御信号が、前記O/E変換部ユニットの前記第1制御入力端子に入力されて、前記O/E変換部ユニットにおいて入力された前記制御信号に応じて前記第1RF出力端子から前記電気信号を出力するか否かが制御されることを特徴とする請求項1記載の光受信端末装置。
【請求項3】
前記O/E変換部ユニットの他側面に前記制御部ユニットの一側面が装着されると共に、前記O/E変換部ユニットの前記第1RF出力端子と前記電源部ユニットの前記RF入力端子兼電源出力端子とがケーブルを介して接続された際に、前記電源部ユニットの前記RF入力端子兼電源出力端子から出力された電源が、前記ケーブルおよび前記第1RF出力端子を介して前記O/E変換部ユニットに供給され、前記O/E変換部ユニットの前記第1RF出力端子から出力された前記電気信号が、前記ケーブルおよび前記RF入力端子兼電源出力端子を介して前記第2RF出力端子から出力され、前記O/E変換部ユニットの前記第1制御出力端子から出力された前記電気信号が前記制御部ユニットの前記第2制御入力端子を介して前記制御回路に入力されて前記電気信号から前記制御信号が抽出され、前記第2制御出力端子から出力された前記制御信号が、前記O/E変換部ユニットの前記第1制御入力端子に入力されて、前記O/E変換部ユニットにおいて入力された前記制御信号に応じて前記第1RF出力端子から前記電気信号を出力するか否かが制御されることを特徴とする請求項1記載の光受信端末装置。
【請求項4】
前記O/E変換部ユニットの他側面に前記電源部ユニットの一側面が装着された際に、前記電源部ユニットの前記RF入力端子兼電源出力端子から出力された電源が、前記O/E変換部ユニットの前記電源入力端子に印加されて、前記O/E変換部ユニットに電源が供給され、前記O/E変換部ユニットの前記第1RF出力端子から前記電気信号が出力されることを特徴とする請求項1記載の光受信端末装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−161628(P2010−161628A)
【公開日】平成22年7月22日(2010.7.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−2471(P2009−2471)
【出願日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【出願人】(000227892)日本アンテナ株式会社 (176)
【Fターム(参考)】