説明

光学式記憶媒体のためのパッケージ

【課題】郵送等で消費者に光学式記憶媒体を送ることを可能にする。
【解決手段】第1のパーツ1と、第2のパーツ2と、第1のパーツには位置するウィンドウ11と、第1のパーツと第2のパーツとの間の領域に挟み込まれる第3のパーツ3と、を備え、上記第1のパーツ、上記第2のパーツ、及び上記第3のパーツは、上記第3の部分が上記第1のパーツと上記第2のパーツとの間に挟み込まれない他の領域8にある容器の輪郭を形成し、上記ウィンドウ及び上記第3のパーツは、光学式記憶媒体12が上記容器内に設置される場合に、上記光学式記憶媒体が上記第3のパーツの境界と接し、上記光学式記憶媒体の所定の領域が上記ウィンドウを通して認識可能である、上記光学式記憶媒体のための、パッケージ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学式記憶媒体のためのパッケージに関する。
【背景技術】
【0002】
光学式記憶媒体のためのパッケージをデザインする際の一つの目的は、郵送等で消費者に光学式記憶媒体を送ることを可能なものとすることである。他の目的は、消費者の興味を起こさせるように、それをデザインすることである。更に、パッケージを製造して、低コストで送付することが可能であることが望ましい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的とするところは、これらの基準を実現してもよい光学式記憶媒体を提供することにある。更に、本発明の目的とするところは、夫々の製品の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
これらの目的は、請求項1に係る光学式記憶媒体のためのパッケージ、及び請求項13にかかる製造方法によって解決される。
【0005】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、第1のパーツと、第2のパーツと、第1のパーツに位置するウィンドウと、第1のパーツと第2のパーツとの間の領域に挟み込まれる第3のパーツと、を備え、上記第1のパーツ、上記第2のパーツ、及び上記第3のパーツは、上記第3の部分が上記第1のパーツと上記第2のパーツとの間に挟み込まれない他の領域にある容器の輪郭を形成し、上記ウィンドウ及び上記第3のパーツは、光学式記憶媒体が上記容器内に設置される場合に、上記光学式記憶媒体が上記第3のパーツの境界と接し、上記光学式記憶媒体の所定の領域が上記ウィンドウを通して視覚可能である、上記光学式記憶媒体のための、パッケージが提供される。
【0006】
上記容器は、上記容器が上記光学式記憶媒体を完全に収容するサイズを有していてもよい。
【0007】
上記第1のパーツ及び上記第2のパーツは、完全に1枚のボール紙又は紙で形成されてもよい。
【0008】
上記第1のパーツ、上記第2のパーツ、及び上記第3のパーツは、完全に1枚のボール紙又は紙で形成されてもよい。
【0009】
上記第3のパーツは、上記光学式記憶媒体の厚みに十分に対応する厚みを有していてもよい。
【0010】
上記ウィンドウは、円形形状から成り、上記光学式記憶媒体の中心部分は、上記ウィンドウを通して認識可能であってもよい。
【0011】
上記第3のパーツは、ベッドストップ(bedstop)を形成する収納部を含み、上記容器内に位置し上記光学式記憶媒体が接する領域内で、上記収納部は、実質的に上記光学式記憶媒体の外周の形状を有していてもよい。
【0012】
上記光学式記憶媒体が上記容器内に収容されるように、上記パッケージは、上記第1のパーツ及び上記第2のパーツに付着し、上記容器の開口部に広がる付着手段を備えていてもよい。
【0013】
上記パッケージは、上記ウィンドウから上記容器の開口部に広がるミシン目を備えていてもよい。
【0014】
上記パッケージは、上記ウィンドウから上記開口部に広がる他のミシン目を備え、上記ミシン目が、上記付着手段の第1の側に広がり、上記他のミシン目は、上記付着手段の第2の側に広がっていてもよい。
【0015】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、上述したパッケージと、光学式記憶媒体と、を備え、前記光学式記憶媒体は、ウィンドウを通して認識可能な所定の領域に記されたコンピュータが読み取り可能なコードを有し、前記パッケージは、前記コードに関する情報を含む、製品が提供される。
【0016】
上記コードに関する上記情報は、上記光学式記憶媒体を所有する人の名前及び/又は郵便の宛先を含んでいてもよい。
【0017】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、ウィンドウが第1のパーツに位置するように、第1のパーツ及び第2のパーツを準備するステップと、上記第1のパートと上記第2のパートとの間の領域に第3のパートを挟み込むステップと、を含み、容器は、上記第3のパーツが上記第1のパーツ、上記第2のパーツの間で挟み込まれない他の領域で、上記第1のパーツ、上記第2のパーツ、及び第3のパーツから形成され、上記ウィンドウ及び上記第3のパーツは、光学式記憶媒体が上記容器内に設置される場合に、上記光学式記憶媒体が上記第3のパーツの境界と接し、上記光学式記憶媒体の所定の領域が上記ウィンドウを通して視覚可能である、製品を製造するための方法が提供される。
【0018】
上記光学式記憶媒体は、上記提供するステップ及び上記挟み込むステップの後に、独立して上記容器に設置されてもよい。
【0019】
上記方法では、上記光学式記憶媒体に適用されるコードを自動的に解析するステップと、上記コードに基づいた上記ユーザについての上記パッケージの所有に関する情報を決定するステップと、上記パッケージ上に上記情報を適用するステップと、を更に含み、上記コードは、上記ウィンドウを通して視覚可能であり、所定のユーザについての上記光学式記憶媒体の所有を表示してもよい。
【0020】
更に本発明の詳細は、図面及び詳細な説明から明らかなものとなるであろう。
【発明の効果】
【0021】
以上説明したように本発明によれば、郵送等で消費者に光学式記憶媒体を送ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
添付の図面は、実施形態をより理解しやすくするために含まれ、本明細書に包含され、本明細書の一部を構成する。図面は、実施形態を図解し、記載と共に実施形態の主要部を説明する。他の実施形態及び多くの実施形態の意図された効果は、それらが以下の詳細な説明を参照しながら十分に理解されるに従い、容易に理解されるだろう。
【0023】
図面の要素は、必ずしも、互いに相対スケールである必要はない。類似の参照数字は、対応する類似のパーツを指し示す。
【0024】
【図1】折り畳まれていない状態でのパッケージの一実施形態を示す。
【図2】光学式記憶媒体と共に組み立てられ、折り畳まれたパッケージの一実施形態を含む製品の一実施形態を示す。
【図3】光学式記憶媒体と共に組み立てられたパッケージの一実施形態を含む製品の断面図を示す。
【図4】折り畳まれていない状態でのパッケージの他の実施形態を示す
【図5】パッケージを開くためのミシン目を有するパッケージの一実施形態を含む製品の他の実施形態を示す。
【図6】パッケージ及び光学式記憶媒体の一実施形態を含む製品の製造方法の一実施形態を示す。
【図7】製品の製造方法の他の実施形態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0026】
以下に本発明の実施形態について説明する。全ての説明された実施形態は、どのような形式で組み合わされてもよく、すなわち、特定の説明された実施形態は、他の実施形態と組み合わせてはならないという限定はないということに留意することが重要である。更に、特に注記がないのであれば、本明細書で説明される種々の実施形態の特徴は、互いに組み合わせてもよい。更に、他の実施形態が利用されてもよく、構造的な又は理にかなった変化は、本発明の範囲から逸脱することなく実現されてもよいということは理解しておくべきことである。従って、以下の詳細な説明は、限定された意味で捉えられるべきではなく、本発明の範囲は、付加された特許請求の範囲によって、明確にされる。
【0027】
図1は、折り畳まれていない光学式記憶媒体のためのパッケージ100の一実施形態を示す。パッケージ100は、第1のパーツ1、第2のパーツ2、第3のパーツ3を有する。第1のパーツ1及び2は、ボール紙、紙、又はプラスチックから形成されてもよく、図示されているように、実質的に長方形の形状であってもよい。双方のパーツは、大体同じサイズであってもよい。第3のパーツ3は、同じ材質又は代わりに異なる材質から形成されていてもよく、第1のパーツ及び第2のパーツよりも小さいサイズであってもよい。
【0028】
折り目4、5でパッケージ100を折り畳む場合、第3のパーツ3を、第1のパーツ1及び第2のパーツ2の間に挟み込むことが可能である。それ故、第3のパーツ3は、第1のパーツ1及び第2のパーツ2の間に位置するようになっていてもよく、第1のパーツ及び第2のパーツによって、完全に覆われてもよい。他の実施形態では、第3のパーツ3は、例えば、図1の左側で、少し重なり合っていてもよく、それ故、接着のための蓋又は取っ手を形成する。
【0029】
組み立てるために、蓋6(付着突端)が、例えば、第2のパーツ2に隣接して備わっていてもよい。
【0030】
第1のパーツ1と第2のパーツ2との間に第3のパーツ3を挟み込むことによって、第1のパーツ1に挟み込まれる領域7及び挟み込まれない領域8が形成される。挟み込まれる領域7に、第1のパーツ、第2のパーツ、及び第3のパーツは、重なり合ってもよく、挟み込まれる領域7を重なり合う領域と呼んでもよい。しかしながら、挟み込まれない領域8に、第3のパーツは、第1のパーツ及び/又は第2のパーツと重なり合ってなくてもよく、挟み込まれない領域8を重なり合わない領域と呼んでもよい。
【0031】
第3のパーツは、挟み込まれる領域7で、接着剤によって第1のパーツ1及び第2のパーツと固定されてもよい。
【0032】
第1のパーツ1と第2のパーツ2との間に第3のパーツ3を挟み込むことによって、容器(空洞)が、挟み込まれない領域8に形成される。容器は、第1のパーツ1の挟み込まれない領域8付近の第1の側、及び第2のパーツ2の対応する領域付近の第2の側で縁取られてもよい。側面に沿って、容器は、第3のパーツ3によって縁取られてもよく、当該第3のパーツはベッドストップ9を形成する。更に、側面に沿って、容器は、第1のパーツ1及び第2のパーツ2と、第2のパーツ2及び蓋6との間の折り目によって縁取られてもよい。
【0033】
挿入口10は、容器の開口部を形成し、更に、例えば、ベッドストップ9が備えられる側とは反対に、容器の側面側の上に備えられてもよい。挿入口10を備えるために、第1のパーツ1及び第2のパーツ2の側面の先端は開放されていてもよい。他の実施形態では、蓋は、ちょうど挟み込まれる領域7の一部分を覆うことができるので、容器の開口部は、図1に示される平面上の底に向かうに従い直面するパッケージの側に便宜上形成されてもよい。
【0034】
第1のパーツ1の挟み込まれない領域8には、ウィンドウ11が備えられてもよい。ウィンドウ11は、第1のパーツに提供されるホール又は切り欠きから形成されていてもよく、ウィンドウ11が第3のパーツ3を覆わないように、又は第3のパーツ3を完全には覆わないように、配置されてもよい。(図1に示さないが、外周を指し示す点線によって特定される)光学式記憶媒体12が、挿入口10を通して容器に挿入される場合、光学式記憶媒体の所定の領域は、それ故にウィンドウ11を通して、認識可能、すなわち視ることができてもよい。
【0035】
従って、例えば、容器内に設置される場合、ウィンドウ11は、郵送でパッケージ100を受信する消費者によって、光学式記憶媒体12の表面の少なくとも一部分を認識する(視ること)を可能にしてもよい。このようにして、パッケージ100に含まれる光学式記憶媒体12に、消費者の注目を引き付けることが可能である。
【0036】
更に、第2のパーツに配置され、例えば、挟み込まれない領域8で第1のパーツ1のウィンドウ11と重なり合う第2のウィンドウを備えることが可能である。従って、光学式記憶媒体12はパッケージ100の双方の側から視ることが可能であり、消費者は光学式記憶媒体12を容易に認識することができる。
【0037】
第1のパーツと第2のパーツとの間に挟み込まれる場合、第3のパーツ3は、挿入口10を通して十分に挿入される際に、光学式記憶媒体12がベッドストップ9で第3のパーツの境界と接するように配置されてもよい。従って、光学式記憶媒体12の外部の境界の外周が、第3のパーツ3に隣接するようになり、ベッドストップ9の境界に接触する。従って、光学式記憶媒体12は、ベッドストップ9と共に、容器内の境界明瞭な位置に設置されてもよい。
【0038】
容器のサイズ及び形状は、挟み込まれない領域8のサイズ及び形状に対応して、容器が光学式記憶媒体12を完全に収容するように決定されてもよい。例えば、長方形の形状で備えられるなら、容器の縦及び横の拡張は、光学式記憶媒体12の最大の直径より大きく選択されてもよい。この場合、光学式記憶媒体12は、第1のパーツ1及び第2のパーツ2によって十分に覆われてもよい。例えば、光学式記憶媒体12が、円形の形状であり、約120mmの直径を有するのであれば、挟み込まれない領域8は、少なくとも120mmの縦及び横の拡張を有していてもよい。
【0039】
第3のパーツ3の形状及びサイズは、第3のパーツ3が第1のパーツ1及び第2のパーツ2の側面の拡張に沿って十分に広がるように選択されてもよい。これは、容器が第3のパーツの側面で完全に閉ざされることを可能にする。更に、第3のパーツは、パッケージ100を強固なものにし、パッケージ100の堅固且つ頑丈な構造をもたらす。この効果は、第1のパーツ1及び第2のパーツ2の側面の拡張に沿って部分的にのみ広がる第3のパーツ3で実現されてもよい。
【0040】
このように、第3のパーツ3は、図1に示されるものよりも小さなサイズに選択されてもよく、例えば、第3のパーツは、ベッドストップ9を形成する小さな領域にのみ広がる。例えば、第3のパーツ3は、光学式記憶媒体12が容器内に挿入される場合に接する領域にのみ広がってもよい。この場合、例えば、第3のパーツ3は、ベッドストップ9を形成する両面付着テープで形成されてもよい。
【0041】
第1のパーツ及び第2のパーツのサイズ及び形状は、折り畳まれた状態でパッケージ100がほぼ基本的なサイズを有するように選択されてもよい。この基本的なサイズは、例えば、米国の基準のレターのサイズ、又は140mm〜235mmの長さ及び90mm〜125mmの幅を有する独国の基準のような、郵送の基準に対応していてもよい。もちろん、他の外国の郵送の基準が考慮されてもよい。代わりに、又は付加的に、第1のパーツ1及び第2のパーツの縦及び横の拡張は、191mmの高さ及び125mmの幅を有する基本的なDVD(デジタル多用途ディスク)ボックス、又は基本的なCD(コンパクトディスク)の包みのように、他の基準のパッケージのサイズに対応するように選択されてもよく、すなわち、種々の郵送及び/又はパッケージの基準が、第1のパーツ1及び第2のパーツを設計するために利用されてもよい。
【0042】
第1のパーツ1及び第2のパーツを製造するための材料としては、視覚、触覚、及び剛性についての要求と、費用、重量、及び厚みの要求とに従って、ボール紙又は紙を選択してもよい。例えば、ボール紙又は紙の重量は、約240g/m又は280g/mであってもよい。所望の要求を容易に充足させるという観点から、パッケージは非常に柔軟である。
【0043】
図1の実施形態に示すように、第1のパーツ1及び第2のパーツ2は、1つのボール紙又は紙で完全に形成されてもよい。更に、第3のパーツ3及び蓋6も1つのボール紙又は紙で完全に形成されてもよい。
【0044】
代わりに、第3のパーツ3が第1のパーツ1及び第2のパーツ2を形成する1つのボール紙又は紙によって形成されないのであれば、その材料は独立して選択されてもよい。上記材料は、その厚みに依存して選択されてもよい。例えば、第3のパーツ3の厚みは、光学式記憶媒体12の厚みに実質的に対応するように選択されてもよい。1つより多い個数の光学式記憶媒体が容器に設置されるのであれば、第3のパーツ3の厚みは、それに対応して決定されてもよい。従って、光学式記憶媒体12が容器に収容される場合、第1のパーツ1及び第2のパーツ2が撓む必要がないように、容器は光学式記憶媒体12を収容するために十分な高さを確実に有する。これにより、消費者に高品質の外観を有するパッケージ100をサポートする。また、これにより、光学式記憶媒体を設置することで、光学式記憶媒体と容器の側面との間にほとんど摩擦力が生じないことから、パッケージから光学式記憶媒体を容易に取り出すことも可能となる。
【0045】
多数の第3のパーツが形成され、それ故に必要とされる容器の高さを増加させるように、第3のパーツの形状を有する付加的なパーツを利用することも可能である。
【0046】
更に、パッケージ100は、特定の市場目的に特に適合するように設計されてもよい。例えば、挟み込まれる領域7には、更に折り畳むためのミシン目が備えられる。このような折り畳むためのミシン目は、例えば、テーブル上に設置される場合等において、上方の位置にパッケージ100を置いておくために折り畳まれるパッケージ100が支持基盤を含むようにすることを可能にする。このような位置で、パッケージ100は、光学式記憶媒体12によって提供されるサービスを消費者に利用させることを思い出させるためのリマインダーとして利用されてもよい。“次の休日に忘れずに予約せよ。”といったような対応するリマインダーが、パッケージ100上にマークされてもよい。
【0047】
図2は、光学式記憶媒体12と共に組み立てられたパッケージ100を含む製品の実施形態を図示する。パッケージ100は、光学式記憶媒体12が認識される(観測される)ウィンドウ11を含む第1のパーツ1によって形成される側面から描かれている。
【0048】
本実施形態では、光学式記憶媒体12は第1のパーツ1及び第2のパーツ2に付着し、挿入口10の少なくとも一部分に広がる付着手段17によって容器に収容される。付着手段17は、爪によって容易に開けることが可能であるように設計されてもよい。パッケージ100の外観をよりよいものとするために、付着手段17は、透明の付着テープで形成されていてもよい。代わりに、付着手段17は、消費者の興味を引き付ける目玉商品として設計されてもよい。更に、代わりに、挿入口10は、備えられる、例えば、折り畳むことによって閉ざされる第1のパーツ1又は第2のパーツ2で完全に形成される他の蓋によって閉ざされていてもよい。
【0049】
光学式記憶媒体12として、幅広いデータのキャリヤが利用されてもよい。例えば、CD(コンパクトディスク)、CD−ROM、CD−R、CD−RW、スーパーオーディオCD(Super Audio CD)、ビデオコンパクトディスク、スーパービデオコンパクトディスク、フォトCD、ピクチャーCD、ミニCD、DVD、DVD−R、DVD+R、DVD−RW、DVD+RW、DVD−RAM、DVD−ビデオ、DVD−オーディオ、及び/又はブルーレイディスクが、パッケージ100と組み合わされてもよい。光学式記憶媒体12は、円形の形状である必要はない。光学式記憶媒体12は、カードの形状(すなわち、実質的に長方形の形状)又は他の形状を有していてもよい。この場合、パッケージの容積は、まさに記憶媒体の容積に基づいて変更される必要がある。
【0050】
光学式記憶媒体12は、所定の消費者に所有されてもよい。例えば、消費者に関するデータが、光学式記憶媒体のための基本的な読み取り可能なデバイスによって読み取ることが可能なように、記憶媒体12に記憶されてもよい。データは、所定のパーツ、例えば、所定の領域に記憶されてもよい。光学式記憶媒体12に個別のデータを記録するための方法として、例えば、ポストスクライブドID(登録商標)が利用されてもよい。光学式記憶媒体12が、読み取り用のデバイスによって読み取られる場合、光学式記憶媒体12の所有により、個別の機能を実行することを可能にしてもよい。個別の機能は、例えば、消費者の番号及び/又は郵便の宛先が既に含まれる注文書において、名指しで消費者に挨拶をすること、又は個人(彼又は彼女)を個別のウェブページに接続させることを含んでいてもよい。
【0051】
また、図2に示されるように、所定の消費者に関する個別の情報13は、ウィンドウ11を通して認識することができる所定の領域等のような光学式記憶媒体12の外部表面に適用されてもよい。例えば、個別の情報13は、光学式記憶媒体12が個人(彼又は彼女)に所有されるという事実に対する消費者の興味を引き付ける個別のプリントを含んでいてもよい。
【0052】
更に、個人の情報13は、自動的に分析することができるコードを含んでいてもよい。このようにして、個人情報の少なくとも一部分は、符号化され、例えば、データマトリックスコード又はEAN 8等に対応するバーコードとして適用されてもよい。
【0053】
データマトリックスコード又はバーコードの自動化された分析をサポートするために、白等の明るい背景の上に、黒等の暗い色でコードを提供することは、効果的であるかもしれない。
【0054】
代わりに、コードは、光学式記憶媒体12の透明な領域に適用されてもよく、それにより、例えば、ウィンドウ11と重なり合う第2のウィンドウが第2のパーツ2に備えられるなら、透明な領域が光線によって妨害される場合に、コードの自動的な分析が可能になる。このようにして、コードは、製品の視覚的な側面を妨害しない透明な領域に備えられてもよい。
【0055】
光学式記憶媒体12が円形の形状である場合、ウィンドウ11は、光学式記憶媒体12の中央部分が認識できるように配置されてもよい。
【0056】
更に、ウィンドウは円形の形状であってもよい。この際、光学式記憶媒体12の中央部分は、容器に設置される場合、パッケージ100に対して光学式記憶媒体12の回転角に関係なく認識可能(視覚可能)なままである。すなわち、光学式記憶媒体12がその中央を中心に回転しても、容器の挿入前後において、光学式記憶媒体12の所定の領域は認識可能なままである。従って、光学式記憶媒体12とパッケージ100とを組み立て、搬送する際に、光学式記憶媒体12の回転配向での制限は考慮される必要はない。これは、製造工程を非常に容易なものにする。コード13は、常に視ることができる。
【0057】
更に、消費者の郵便の宛先を示す宛先のステッカー14のような個人の印字物又はステッカーは、パッケージ100に適用されてもよい。例えば、製品に対する消費者の興味を更に引き付けるために、個人の挨拶が適用されてもよい。
【0058】
付加的な情報15が、パッケージ100にマークされてもよい。この情報は、例えば、差出人を特定したり、パッケージ100の内容を消費者に知らせたりしてもよい。
【0059】
更に、例えば、郵便料が支払われたことを示す郵便の情報16が含まれてもよい。
【0060】
光学式記憶媒体12と共に組み立てられるパッケージ100を含む製品は、視覚的に、且つ文字が電子的に独自なものにされ、消費者の興味を引き付けることに適していてもよい。更に、光学式記憶媒体12のデータの内容を個別なものとすることで、光学式記憶媒体12を利用する際に消費者を保護することが可能になってもよい。このようにして、製品は、大口の通信販売業等での販売目的に適していてもよい。
【0061】
販売目的の製品の利用により、更に有利なこととして、個別の光学式記憶媒体が販売の成功を判断することが可能になる。例えば、光学式記憶媒体12がネットワークのアクセスを含む読み取り装置に挿入される場合、ネットワークを介したセントラルサーバへの接続は、注文番号又は注文の量のような、販売と関連する情報を送信するために設計されてもよい。
【0062】
図3は、図2に示すA−A線に沿って切断された断面図を示す。
【0063】
図3では、挟み込まれる領域7において、第1のパーツ1と第2のパーツ2との間に第3のパーツ3が挟み込まれた状態を示す。しかしながら、第1のパーツ1の挟み込まれない領域8では、第3のパーツ3は、挟み込まれずに、光学式記憶媒体12を収容するための容器が形成される。
【0064】
図示されるように、容器は、実質的に光学式記憶媒体12の側面の延長に対応する側面の延長部Xを有していてもよい。第3のパーツ3の側面の延長部X’は、それに応じて選択されてもよい。
【0065】
結果として、光学式記憶媒体12は、完全に収容されてもよく、すなわち、図3に示す容器に十分に挿入されてもよい。十分に挿入された場合、光学式記憶媒体12は、第3のパーツ3の先端によって形成されてもよいベッドストップ9に接してもよい。
【0066】
更に、図示されるように、光学式記憶媒体12は、第1のパーツ1及び第2のパーツ2に付着し、且つ容器の挿入口10に広がる付着手段17によって容器内に収容されてもよい。
【0067】
図示されるように、ウィンドウ11は、例えば、幅Wを有していてもよく、挟み込まれない領域8の中央部分に配置されてもよい。光学式記憶媒体12が容器に完全に収容され、ベッドストップ9に接する場合、個別の情報13を含む光学式記憶媒体12の中央部分がウィンドウ11を通して認識可能であるように、幅Wが決定されてもよい。
【0068】
例えば、光学式記憶媒体12は、直径120mmであり、且つ標準化された中央の穴を有する、CD、DVD、又はブルーレイディスクであれば、ウィンドウ11の幅Wは、約45mmであってよい。図3に示すように、この場合、ウィンドウ11が容器の中央に配置され、容器が全体として約120mmの側面の拡張部を有していてもよいように、側面の拡張部Xは約37.5mmに決定されてもよい。約1mm程度の誤差は許容されてもよい。
【0069】
更に、図3に示すように、第3のパーツ3の厚みTは、実質的に光学式記憶媒体12の厚みに対応してもよい。しかしながら、第3のパーツ3の厚みTは、パッケージの他の設計基準に依存してもしなくてもよい。例えば、軽い重量のパッケージが作製されるのであれば、第1〜第3のパーツ1〜3は、比較的薄いボール紙で形成されてもよい。
【0070】
図4では、パッケージ100の他の実施形態が示される。この実施形態では、第1のパーツ1、第2のパーツ、第3のパーツ3は、1つのボール紙によって完全に形成され、当該ボール紙は、幅がPであり、高さがP’である。折り畳み線4’、5’でボール紙を折り畳むことにより、第3のパーツを第1のパーツ1と第2のパーツ2との間に挟み込むことができる。従って、第1のパーツ1及び第2のパーツ2の幅Lと、第3のパーツ3の幅L’が決定される。
【0071】
パッケージ100の実施形態では、ベッドストップ9は、第3のパーツ3の収納部によって形成される。収納部の切断線で、容器のベッドストップ9が形成される。
【0072】
光学式記憶媒体12が、容器内に設置され収納部に接する領域において、収納部の切断線は、実質的に円弧の形状を有する。当該形状は、使用頻度が高いCD、直径8cm等のCD、DVD、及び/又はブルーレイディスクのような光学式記憶媒体の外周に実質的に対応するように決定されてもよい。
【0073】
ベッドストップ9の形状は、光学式記憶媒体12の外周形状に実質的に対応し、容器内の特定の位置での光学式記憶媒体12の設置及び収容を可能にする。更に、直線から逸脱している切断線によってベッドストップ9を成形することにより、切断線の領域でパッケージ100を容易に撓ませたり、折り畳んだりすることを避けることで、パッケージ100を安定させることが可能となる。
【0074】
更に、上記収納部は、挿入口10の側面側に開いている通風筒の形態を有することもできる。この場合、収納部は、例えば、挿入口10に向かって開いている2つの側面で、実質的に三角形又は台形の形状を有していてもよい。この場合、ベッドストップ9は、挿入口10に向かって開いている2つの側面を有していてもよい。通風筒は、基準的な包装材料のサイズを保ちながら、所定の位置に直径約8cmの小さなディスクを収容してもよい。8cmのディスクの重量は、12cmのディスクの重量よりもかなり軽く、郵便料金の観点から良好な方向に作用してもよい。
【0075】
更に、図4に示す実施形態では、第3のパーツ3のベッドストップ9を切断する場合、幅Fの安定化平縁3’は残される。安定化平縁3’は、例えば、接着することにより、第1のパーツ1に固定されてもよく、それにより、パッケージ100を安定化し、意図しない撓み又は折り畳みを防ぐ。しかしながら、安定化平縁3’は、第2のパーツ2には固定されなくてもよく、それにより、光学式記憶媒体12を収容するために容器を開放させておく。従って、ベッドストップ9に接するように光学式記憶媒体12を容器に挿入する場合、安定化平縁3’は、折り畳み線4’、5’で形成される端部間に光学式記憶媒体12を収容することを可能にする。記憶媒体が、ベッドストップ9に接し安定化平縁3’上に設置されるようにするために、光学式記憶媒体が空洞に挿入される場合、第3のパーツはわずかであれば曲がってもよい。
【0076】
更に、図4に図示するように、直径Dの光学式記憶媒体12の中央部分を視ることができるようにウィンドウ11は、第1のパーツ1に配置される。
【0077】
図4に描かれる例では、Pは約368mmに決定されてもよく、P’は約191mmに決定されてもよい。
この場合、第1のパーツ1及び第2のパーツ2の幅Lは約125mmに決定されてもよく、第3のパーツ3の幅L’は約118mmに決定されてもよい。更に、安定化平縁3の幅Fは約25mmに決定されてもよく、挟み込む深さX”は約82mmに決定されてもよい。共通に使用される光学式記憶媒体の標準的な直径に対応する直径Dは、約60mmに設定されてもよい。ウィンドウ11は、約22.5mmに設定されてもよい。
【0078】
明らかなように、図1〜4に示すパッケージ100を開けるために、ユーザ/消費者は付着手段17の開封のみを行えばよく、すなわち、パッケージが開けられる場合、付着手段17のみが傷つけられることになる。このようにして、パッケージは、実質的に壊されていないので、開封後に再利用されてもよい。従って、例えば、媒体を保存するために、開封後ユーザはパッケージを使い続けてもよい。また、ユーザは、例えば、パッケージがディスクのレンタルのために利用されるなら、媒体を返送するためにパッケージを再利用することができる。これは有用なことであるかもしれない。
【0079】
図5では、パッケージ100の他の実施形態が示される。この実施形態では、ウィンドウ11から挿入口11に広がる2つのミシン目18、19が形成される。ミシン目18、19は、例えば、第1のパーツ1に穴を開ける、第1のパーツ1にスタンプを押す、第1のパーツ1を切断する、もしくは第1のパーツ1にミシン目を入れることにより、形成される。パッケージ100を開けるために、ミシン目18、19は、例えば、ウィンドウ11に挿入された親指で、裂かれたり、破られたりしてもよい。このようにして、光学式記憶媒体12を容易に取り除くこと、すなわち、パッケージ100から取り出すことができる。従って、ミシン目を介してパッケージを開封する場合、ウィンドウ11は、指等により掴みやすくするために形成される。
【0080】
付着手段17がミシン目18、19の間で固定されるのであれば、第1のパーツ1の裂かれた部分は、パッケージ100の残りの部分に固定された状態になる。従って、パッケージは、保存されても、一度で捨てられてもよい。裂かれた部分は、パッケージ100の初期の外観を保存するために、初期状態に接合されてもよい
【0081】
代わりに又は付加的に、例えば、第2のウィンドウから挿入口10に広がる他のミシン目が第2のパーツに形成されてもよい。この場合、両側から光学式記憶手段を容易に掴むことが可能となる。
【0082】
図6では、一実施形態であるパッケージ100及び一実施形態の光学式記憶媒体12を含む製品の製造方法が図示される。
【0083】
B100では、第1のパーツ1、第2のパーツ2、及び当該第1のパーツ1に配置されるウィンドウ11が形成される。
【0084】
B102では、容器が挟み込まれない領域8で第1のパーツ1、第2のパーツ2、及び第3のパーツ3によって形成されるように、第3のパーツ3が第1のパーツ1と第2のパーツ2との間の挟み込まれる領域7で挟み込まれる。
【0085】
ブロックB100及びB102では、第1のフェーズにあるパッケージ100を製造するための紙又はボール紙の作業が実行される。第1のフェーズでは、折り畳むこと、スタンプを押すこと、切断すること、接着すること、及び/又は付着することのような工程が実行される。これらの工程で、パッケージ100の構造が、実質的に完成されてもよい。
【0086】
B104では、光学式記憶媒体12が容器に設置される。例えば、付着手段17を第1のパーツ1及び第2のパーツ2に付着することにより、挿入口10を閉ざしてもよい。このようにして、光学式記憶媒体12が容器内に収容されてもよい。
【0087】
この工程は、第1のフェーズの工程が終了した後に独立して実行されてもよい第2のフェーズとして捉えてもよい。第2のフェーズは、例えば、異なる製造環境で、及び/又は後の段階で、他の装置により実行されてもよい。
【0088】
第1のフェーズ及び第2のフェーズを分離することにより、例えば、パッケージ100に適用される接着剤及びインクが乾燥するまで、光学式記憶媒体を設置する前に待機することが可能となる。従って、塗装したばかりの接着剤又はインクと接触することによる光学式記憶媒体12の汚染を防止することができる。
【0089】
B106では、所定の消費者についての光学式記憶媒体12の所有を表示するコードが分析される。上述したように、コードは、個別の情報13に含まれていてもよく、それ故、自動的に認識可能なものであってもよい。
【0090】
B108では、消費者がパッケージ100を個別化するための情報が、パッケージ100に印刷すること、ステッカーを貼ること、刻み込むこと等により決定及び適用される。この情報は、例えば、消費者の郵便の宛先を含んでいてもよい。
【0091】
ブロックB106及びB108は、パッケージを個別化するという第3のフェーズに含まれてもいてもよい。光学式記憶媒体12上に形成される個別の情報13はウィンドウ11を通して認識可能であるため、第3のフェーズの工程は、第1のフェーズ及び第2のフェーズの工程が終了した後に、独立して実行されてもよい。例えば、第3のフェーズの工程は、レターショップ(letter shop)のような他の製造環境で、及び後の段階で、他の装置で実行されてもよい。
【0092】
B110では、パッケージ100が、郵送のために完成させられる。この工程は、地方の郵送基準に基づいて実行されてもよく、例えば、宛先の国の要求に応じて、パッケージ100にスタンプを押す工程を含んでいてもよい
【0093】
この工程は、第4のフェーズとして捉えられてもよく、例えば、地方のレターショップのような他の製造環境で、及び/又は異なる段階で、他の装置により、他のフェーズから独立して実行されてもよい。
【0094】
一実施形態のパッケージ100及び一実施形態の光学式記憶媒体12を含む他の実施形態の製品の製造方法が図7に示される。B200では、ディスクが、例えば、特有の光学式コードで分類された順に複製され、指定された消費者に対してディスクを固有のものとする。B202では、ディスクに対する緩衝材として、紡錘体が適用される。B204では、ディスクが実施形態のパッケージ100に対応するジャケットに挿入される。ジャケットは、ステッカーで閉ざされる。
【0095】
B200、B202、B204で実行される工程は、フェーズP1に含まれてもいてもよく、例えば、ディスクの製造環境で実行されてもよい。
【0096】
B206では、ディスクのコードが読み取られ、対応する郵便のステッカーが用意される。このステッカーは、郵送のための封筒を形成するジャケットに適用される。B208では、例えば、分類された順に、封筒が他の目的国に発送される。
【0097】
B206及びB208の工程は、例えば、特に大量の郵送サービスに適しており、地方の郵送基準に順応したレターショップ又はメーリングセンター等において、他の独立したフェーズP2で実行されてもよい。
【0098】
上述したように、パッケージ100の設計において、複数の独立したフェーズに製造工程を分割することが可能であり、独立したステップでの製造を実現させる。これにより、独立したフェーズの外部委託を含む製造工程による柔軟な設計において、製造工程を実行するために特に適した製造環境を実現させる。このように、製造の知識、郵送基準、及び発送能力は、効果的に利用されてもよい。
【0099】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0100】
1 第1のパーツ
2 第2のパーツ
3 第3のパーツ
4、5 折り目
6 蓋
7 挟み込まれる領域
8 挟み込まれない領域
9 ベッドストップ
10 挿入口
11 ウィンドウ
12 光学式記憶媒体
13 個別の情報
14 ステッカー
15 付加的な情報
16 郵便の情報
17 付着手段
18、19 ミシン目
100 パッケージ




【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のパーツと、
第2のパーツと、
第1のパーツに位置するウィンドウと、
第1のパーツと第2のパーツとの間の領域に挟み込まれる第3のパーツと、
を備え、
前記第1のパーツ、前記第2のパーツ、及び前記第3のパーツは、前記第3のパーツが前記第1のパーツと前記第2のパーツとの間に挟み込まれない他の領域内の容器の輪郭を形成し、
光学式記憶媒体が前記容器内に設置される場合に、前記光学式記憶媒体が前記第3のパーツの境界と接し、前記光学式記憶媒体の所定の領域が前記ウィンドウを通して認識可能であるように、前記ウィンドウ及び前記第3のパーツが配置される、前記光学式記憶媒体のための、パッケージ。
【請求項2】
前記容器は、前記容器が前記光学式記憶媒体を完全に収容するようなサイズを有する、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項3】
前記第1のパーツ及び前記第2のパーツは、完全に1枚のボール紙又は紙で形成される、請求項1又は2に記載のパッケージ。
【請求項4】
前記第1のパーツ、前記第2のパーツ、及び前記第3のパーツは、完全に1枚のボール紙又は紙で形成される、請求項1〜3の何れか1項に記載のパッケージ。
【請求項5】
前記第3のパーツは、前記光学式記憶媒体の厚みに十分に対応する厚みを有する、請求項1〜4の何れか1項に記載のパッケージ。
【請求項6】
前記ウィンドウは、円形形状から成り、前記光学式記憶媒体の中心部分が前記ウィンドウを通して認識可能なように配置される、請求項1〜5の何れか1項に記載のパッケージ。
【請求項7】
前記第3のパーツは、ベッドストップ(bedstop)を形成する収納部を含み、
前記容器内に位置し前記光学式記憶媒体が接する領域内で、前記収納部は、実質的に前記光学式記憶媒体の外周の形状を有する、請求項1〜6の何れか1項に記載のパッケージ。
【請求項8】
前記光学式記憶媒体が前記容器内に収容されるように、前記第1のパーツ及び前記第2のパーツに付着し、前記容器の開口部に広がる付着手段を備える、請求項1〜7の何れか1項に記載のパッケージ。
【請求項9】
前記ウィンドウから前記容器の開口部に広がるミシン目を備える、請求項1〜8の何れか1項に記載のパッケージ。
【請求項10】
前記ウィンドウから前記開口部に広がる他のミシン目を備え、
前記ミシン目は、前記付着手段の第1の側に広がり、
前記他のミシン目は、前記付着手段の第2の側に広がる、請求項9に記載のパッケージ。
【請求項11】
請求項1に記載のパッケージと、光学式記憶媒体と、を備え、
前記光学式記憶媒体は、ウィンドウを通して認識可能な所定の領域に記されたコンピュータが読み取り可能なコードを有し、
前記パッケージは、前記コードに関する情報を含む、製品。
【請求項12】
前記コードに関する前記情報は、前記光学式記憶媒体を所有する人の名前及び/又は郵便の宛先を含む、請求項11に記載の製品。
【請求項13】
ウィンドウが第1のパーツに位置するように、第1のパーツ及び第2のパーツを準備するステップと、
前記第1のパートと前記第2のパートとの間の領域に第3のパートを挟み込むステップと、
を含み、
容器は、前記第3のパーツが前記第1のパーツ、前記第2のパーツの間で挟み込まれない他の領域で、前記第1のパーツ、前記第2のパーツ、及び第3のパーツから形成され、
前記ウィンドウ及び前記第3のパーツは、光学式記憶媒体が前記容器内に設置される場合に、前記光学式記憶媒体が前記第3のパーツの境界と接し、前記光学式記憶媒体の所定の領域が前記ウィンドウを通して認識可能である、製品を製造するための方法。
【請求項14】
前記光学式記憶媒体は、前記提供するステップ及び前記挟み込むステップの後に、独立して前記容器に設置される、請求項13に記載の製品を製造するための方法。
【請求項15】
前記光学式記憶媒体に適用されるコードを自動的に解析するステップと、
前記コードに基づいた前記ユーザについての前記パッケージの所有に関する情報を決定するステップと、
前記パッケージ上に前記情報を適用するステップと、
を更に含み、
前記コードは、前記ウィンドウを通して視覚可能であり、所定のユーザについての前記光学式記憶媒体の所有を表示する、請求項13又は14に記載の製品を製造するための方法。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−97688(P2010−97688A)
【公開日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−241442(P2009−241442)
【出願日】平成21年10月20日(2009.10.20)
【出願人】(595044111)ソニー デーアーデーツェー オーストリア アクチェンゲゼルシャフト (21)
【氏名又は名称原語表記】Sony DADC Austria AG
【Fターム(参考)】