光学活性4,4−二置換オキサゾリジン誘導体製造のための方法
【課題】光学活性4,4−二置換オキサゾリジン誘導体製造のための中間体を提供。
【解決手段】式(IV’’)を有する化合物から、式(IV’)を有する化合物を製造する方法。
[上記式中、R5は、C1−C6アルキル基等示し、Xは、窒素原子等示し、Yは、水素原子等を示す。]
【解決手段】式(IV’’)を有する化合物から、式(IV’)を有する化合物を製造する方法。
[上記式中、R5は、C1−C6アルキル基等示し、Xは、窒素原子等示し、Yは、水素原子等を示す。]
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(IV’’)を有する化合物
【化1】
[上記式中、
R5は、置換基群αから選択される基で置換されていてもよいC1−C6アルキル基又は置換基群αから選択される基で置換されていてもよい5−10員芳香族環基を示すか、
或いは二つのR5基は、二つのR5基に結合している窒素原子と一緒になって、置換基群αから選択される基で置換されていてもよい4−8員含窒素複素環基を示し、
Xは、ビニレン基、硫黄原子、C1−C6アルキル基で置換された窒素原子、シリル基で置換された窒素原子、アシル基で置換された窒素原子又は酸素原子を示し、
Yは、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、C1−C8アルキル基、C1−C8アルコキシ基又はC2−C8アルカノイル基を示し、
置換基群αは、ハロゲン原子、シアノ基、C1−C8アルキル基、C1−C8アルコキシ基、C1−C8アルキルチオ基及びアシル基を示す。]又はその塩と、
一般式(A)を有する化合物
【化2】
[上記式中、
R6は、置換基群αから選択される基で置換されていてもよいC1−C6アルキル基、置換基群αから選択される基で置換されていてもよいC1−C6アルコキシ基、置換基群αから選択される基で置換されていてもよい5−10員芳香族環基基又は置換基群αから選択される基で置換されていてもよい5−10員芳香族環オキシ基を示し、
置換基群αは、上記と同意義を示す。]とを、
一般式(B)を有する化合物:
R7−V (B)
[式中、
R7は、アシル基を示し、
Vは、ハロゲン原子又は一般式−O−S(O)2RCで表される基であり、
RCは、メトキシ基、1乃至3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6アルキル基又はハロゲン原子及びメチル基からなる群から選択される1乃至3個の基で置換されていてもよいフェニル基を示す。]の存在下に溶媒中反応させることを特徴とする、
一般式(IV’)を有する化合物
【化3】
[上記式中、R6、V、X及びYは、上記と同意義を示す。]の製造方法。
【請求項2】
Xが、メチル基で置換された窒素原子である請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
Yが、水素原子、C1−C6アルキル基又はC1−C6アルコキシ基である請求項1又は請求項2に記載の製造方法。
【請求項4】
R5が、C1−C6アルキル基、又は二つのR5基が、二つのR5基に結合している窒素原子と一緒になって、ピロリジン若しくはピペリジンである請求項1乃至請求項3から選択されるいずれか1項に記載された製造方法。
【請求項5】
R6が、フェニル基である請求項1乃至請求項4から選択されるいずれか1項に記載された製造方法。
【請求項6】
R7が、C1−C6アルキル−カルボニル基である請求項1乃至請求項5から選択されるいずれか1項に記載された製造方法。
【請求項1】
一般式(IV’’)を有する化合物
【化1】
[上記式中、
R5は、置換基群αから選択される基で置換されていてもよいC1−C6アルキル基又は置換基群αから選択される基で置換されていてもよい5−10員芳香族環基を示すか、
或いは二つのR5基は、二つのR5基に結合している窒素原子と一緒になって、置換基群αから選択される基で置換されていてもよい4−8員含窒素複素環基を示し、
Xは、ビニレン基、硫黄原子、C1−C6アルキル基で置換された窒素原子、シリル基で置換された窒素原子、アシル基で置換された窒素原子又は酸素原子を示し、
Yは、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、C1−C8アルキル基、C1−C8アルコキシ基又はC2−C8アルカノイル基を示し、
置換基群αは、ハロゲン原子、シアノ基、C1−C8アルキル基、C1−C8アルコキシ基、C1−C8アルキルチオ基及びアシル基を示す。]又はその塩と、
一般式(A)を有する化合物
【化2】
[上記式中、
R6は、置換基群αから選択される基で置換されていてもよいC1−C6アルキル基、置換基群αから選択される基で置換されていてもよいC1−C6アルコキシ基、置換基群αから選択される基で置換されていてもよい5−10員芳香族環基基又は置換基群αから選択される基で置換されていてもよい5−10員芳香族環オキシ基を示し、
置換基群αは、上記と同意義を示す。]とを、
一般式(B)を有する化合物:
R7−V (B)
[式中、
R7は、アシル基を示し、
Vは、ハロゲン原子又は一般式−O−S(O)2RCで表される基であり、
RCは、メトキシ基、1乃至3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C6アルキル基又はハロゲン原子及びメチル基からなる群から選択される1乃至3個の基で置換されていてもよいフェニル基を示す。]の存在下に溶媒中反応させることを特徴とする、
一般式(IV’)を有する化合物
【化3】
[上記式中、R6、V、X及びYは、上記と同意義を示す。]の製造方法。
【請求項2】
Xが、メチル基で置換された窒素原子である請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
Yが、水素原子、C1−C6アルキル基又はC1−C6アルコキシ基である請求項1又は請求項2に記載の製造方法。
【請求項4】
R5が、C1−C6アルキル基、又は二つのR5基が、二つのR5基に結合している窒素原子と一緒になって、ピロリジン若しくはピペリジンである請求項1乃至請求項3から選択されるいずれか1項に記載された製造方法。
【請求項5】
R6が、フェニル基である請求項1乃至請求項4から選択されるいずれか1項に記載された製造方法。
【請求項6】
R7が、C1−C6アルキル−カルボニル基である請求項1乃至請求項5から選択されるいずれか1項に記載された製造方法。
【公開番号】特開2012−188425(P2012−188425A)
【公開日】平成24年10月4日(2012.10.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−89932(P2012−89932)
【出願日】平成24年4月11日(2012.4.11)
【分割の表示】特願2005−310869(P2005−310869)の分割
【原出願日】平成17年10月26日(2005.10.26)
【出願人】(307010166)第一三共株式会社 (196)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年10月4日(2012.10.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年4月11日(2012.4.11)
【分割の表示】特願2005−310869(P2005−310869)の分割
【原出願日】平成17年10月26日(2005.10.26)
【出願人】(307010166)第一三共株式会社 (196)
【Fターム(参考)】
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