説明

光源ユニット及び器具本体及び照明器具

【課題】照明器具の端部まで光らせることにより、照明器具連結時の光の途切れをなくすことを目的とする。
【解決手段】ベース面111を有する器具本体110と、LEDを長手方向に並べて実装する長方形状の光源部(LEDモジュール基板)を備える光源ユニットとを備える照明器具500において、光源取付面と器具対向面とを有し、光源部を光源取付面に取り付ける光源ユニット本体202と、器具対向面の長手方向の両側の端部の各端部に設けられる光源ソケット300と、ベース面111に設けられ、光源ソケット300と物理的及び電気的に接続することにより、LEDを点灯するための電力を光源ソケット300を介して光源部に供給する器具ソケット600とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、直管形LEDランプ(光源ユニット)及び直管形LEDランプを取り付ける器具本体及び直管形LEDランプと器具本体とを備える照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、直管形LEDランプの長手方向の両端面に備える接続端子を、器具本体の備えるソケットに接続することにより、直管形LEDランプを器具本体に取り付けている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4153935号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術においては、ソケット接触ピンなどが照明器具の長手方向の端面にあったため発光面を照明器具の端部まで持ってくることができなかった。そのため、照明器具を連結する場合に、照明器具端部の連結部分の光照射面が暗くなるという課題があった。
【0005】
本発明は、ランプや照明器具の端部まで光らせることにより、照明器具連結時の光の途切れをなくすことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る光源ユニットは、光源を長手方向に並べて実装する光源基板を備え、前記光源に電力を供給する電源ユニットを備える器具本体に取り付けられる光源ユニットにおいて、
表面と裏面とを有する光源基板取付部であって、前記光源基板を前記表面に取り付ける光源基板取付部と、
前記光源基板取付部の前記裏面の長手方向の両側の端部の各端部に設けられ、前記器具本体に取り付けられるとともに、前記電源ユニットに電気的に接続されるプラグ部とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る光源ユニットは、光源を長手方向に並べて実装する光源基板を備え、前記光源に電力を供給する電源ユニットを備える器具本体に取り付けられる光源ユニットにおいて、表面と裏面とを有する光源基板取付部であって、前記光源基板を前記表面に取り付ける光源基板取付部と、前記光源基板取付部の前記裏面の長手方向の両側の端部の各端部に設けられ、前記器具本体に取り付けられるとともに、前記電源ユニットに電気的に接続されるプラグ部とを備えているので、光源基板取付部と器具本体との接続部を光源基板の裏面に配置することができ、発光面が光源基板取付部の端部にまで配置されるようにすることができるので器具連結時の光の途切れをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本実施の形態に係る照明装置500の斜視図である。
【図2】本実施の形態に係る照明装置500の3面図である。
【図3】本実施の形態に係る照明装置500の分解斜視図である。
【図4】本実施の形態に係る照明装置500のA−A断面図(図2)である。
【図5】本実施の形態に係る照明装置500のB−B断面図(図2)である。
【図6】本実施の形態に係る照明装置500において、照明器具100に光源ユニット200を取り付ける状態を示す長手方向の端部近傍の斜視図である。
【図7】本実施の形態に係る光源ユニット200の器具対向面202bに取り付けられた光源ソケット300の斜視図である。
【図8】本実施の形態に係る光源ソケット300の分解斜視図であり、(a)は天井面側から見た分解斜視図であり、(b)は照射方向側から見た分解斜視図である。
【図9】本実施の形態に係る器具本体110のベース面111に取り付けられる器具ソケット600の斜視図である。
【図10】本実施の形態に係る器具ソケット600の分解斜視図であり、(a)は天井面側から見た分解斜視図であり、(b)は照射方向側から見た分解斜視図である。
【図11】本実施の形態に係る光源ソケット300において、操作レバー312を操作して口金ピン321の位置をスライドさせる状態を示す図である。
【図12】本実施の形態に係る照明装置500において、照明器具100に光源ユニット200を取り付ける状態を示す長手方向の端部近傍の斜視図である。
【図13】本実施の形態に係る光源ソケット300と器具ソケット600との接続方法を示す図であり、(a)は光源ソケット300と器具ソケット600との接続部分の断面図、(b)は口金ピン接触部621に口金ピン321を挿入するときの状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る照明装置500の斜視図である。図2は、本実施の形態に係る照明装置500の3面図である。図3は、本実施の形態に係る照明装置500の分解斜視図である。図4は、本実施の形態に係る照明装置500のA−A断面図(図2)である。図5は、本実施の形態に係る照明装置500のB−B断面図(図2)である。図1〜図5を用いて、本実施の形態に係る照明装置500の全体構成について説明する。
【0010】
図1、図2に示すように、照明装置500は、照明器具100と、この照明器具100に着脱可能に取り付けられる光源ユニット200とを備える。
【0011】
図3に示すように、照明器具100は、長手方向に長い長尺状の器具本体110を備える。器具本体110は、例えば、天井面等の照明装置取付面に固定される被取付面112と、被取付面112の裏側の面であるベース面111とを備える。ベース面111(被取付面112)は、長方形状である。
【0012】
図3、図4に示すように、器具本体110は、短手方向の両側部が光の照射方向(ベース面111側)に略直角に折り曲げられている。つまり、器具本体110は、断面がコの字状の細長いフレームからなる。
【0013】
器具本体110のベース面111には、後述するLED204(光源)を点灯するための電力を供給する電源ユニット160と、電源ユニット160に電気的に接続される電源端子台161とが取り付けられる。また、ベース面111の長手方向の両側の端部には、取付台座114を備える。取付台座114には、器具ソケット600(本体側ソケット部)が取り付けられる。
【0014】
電源ユニット160には、商用電源が入力され、接続される光源ユニット200に電力を供給する。電源端子台161は、外部から引き込まれる電源線が取り付けられるとともに、電源ユニット160に電線を介して電気的に接続されている。
【0015】
照明器具100は、さらに、器具本体110を覆う本体カバー400(反射板)と、この本体カバー400を取付台座114に固定するツマミネジ410とを備える。
【0016】
図3、図4に示すように、取付台座114は、断面がコの字形状をなし、コ字形状の開口部がベース面に対向するように取り付けられる。取付台座114は、両側の側部が外側に略水平に折り曲げられた本体固定部114aを備え、器具本体110のベース面に取り付けられている。
【0017】
取付台座114の照射方向側の平面部(下面部)には、器具ソケット600が取り付けられるソケット取付面114bを備える。また、取付台座114は、ソケット取付面114bから照射方向側に突出するように一体形成されたカバー取付部114cを備える。カバー取付部114cには、本体カバー400を取り付けてツマミネジ410で固定するために、ツマミネジ410が螺着されるネジ取付部114dを備える。ツマミネジ410は、ネジ部410bとツマミ部410aとを備える。
【0018】
本体カバー400は、長手方向の長さが器具本体110の長手方向の長さに略等しい。本体カバー400は、長手方向の端面の形状が、頂点に平らな平面を有する略富士山状をなしており、光の照射方向側から照明器具取付面に向かって、徐々に広がるように器具本体110に取り付けられる。本体カバー400の照射方向端部に形成される平面は、光源ユニット200と対向するカバー光源対向面430である。
【0019】
また、カバー光源対向面430の短手方向端部の両側の側部から、照明器具取付面に向かって徐々に広がって形成されている面は、光源ユニットから発せられる光を反射する反射面450である。
【0020】
カバー光源対向面430の長手方向両端部の各端部には、開口するカバー開口部420が形成される。カバー開口部420からは、ベース面111に取り付けられている器具ソケット600の照射方向側の面が露出する。
【0021】
カバー開口部420の近傍には、ツマミネジ410が挿入されるネジ挿通穴440を備える。ツマミネジ410のネジ部410bは、ネジ挿通穴440を貫通して取付台座114のネジ取付部114dに累着され、カバー光源対向面430をツマミ部410aにより押さえて係止する。
【0022】
図3〜5に示すように、器具ソケット600は、箱形状であり、上部半分(天井面側の半分)がソケット取付面114bに形成された開口から取付台座114の内部に収納され、下部半分(照射方向側の半分)がソケット取付面114bに形成された開口から露出している。器具ソケット600の有する面のうち、ベース面111の長手方向の中心側に向く面は、器具ソケット600の器具ソケット蓋630となっている。この器具ソケット蓋630の上部(天井面側の部分)には、電源ユニット160及び電源端子台161に接続された電線を挿入する電線挿入孔633が形成されている。器具ソケット600の構造の詳細については後述する。
【0023】
図6は、本実施の形態に係る照明装置500において、照明器具100に光源ユニット200を取り付ける状態を示す長手方向の端部近傍の斜視図である。器具ソケット600が器具本体110に取り付けられ、本体カバー400が器具本体110に取り付けられると、器具ソケット600の照射方向側の面(ソケットケース上面610b)が、本体カバー400のカバー光源対向面430の長手方向端部に形成されたカバー開口部420から露出する。ただし、器具ソケット600のソケットケース上面610bは、本体カバー400のカバー光源対向面430から突出せず、本体カバー400のカバー光源対向面430と同じ平面上に位置する。器具ソケット600の構造の詳細については後述する。
【0024】
図1〜5に示すように、光源ユニット200は、光源ユニット本体202(光源基板取付部)と、この光源ユニット本体202に取り付けられる光源部203(LEDモジュール(光源基板))と、この光源部203を覆うように光源ユニット本体202に取り付けられる透光カバー205と、光源ユニット本体202の長手方向の両側の端部の各端部に取り付けられる光源ソケット300(プラグ部、あるいは、取付部側プラグ部ともいう)とを備える。
【0025】
光源ユニット本体202は、長手方向の長さが器具本体110の長手方向の長さと略等しい長方形状である。光源ユニット本体202は、短手方向端部の両側の側部が照射方向側に略直角に折り曲げられている。つまり、光源ユニット本体202は、断面がコ字形状をなす。光源ユニット本体202は、コ字形状の底部(底面部)に光源部203を取り付ける。光源部203を取り付ける底面部を光源取付面202a(光源基板取付部の表面)とする。つまり、光源ユニット本体202は、光源取付面202aに光源部203を取り付ける。また、光源取付面202aの裏側の面を器具対向面202b(光源基板取付部の裏面)とする。
【0026】
光源部203(LEDモジュール)は、複数のLED204(光源)と、このLED204が実装される基板206とを備える。基板206は、長手方向の長さが光源ユニット本体202の長手方向の長さと略等しいか、あるいは光源ユニット本体202の長手方向の長さよりやや短く形成された長方形状である。基板206には、LED204が長手方向に並んで実装される(図8参照)。
【0027】
基板206は、両面基板であり、LED204が実装される面(図8の実装面206d)の裏面(図8の半田面206e)の長手方向の両側の端部に長方形状に銅箔部が露出する接触パターン部206a(図8参照)を備える。また、実装面206dにLED204が半田付けされることにより形成される実装パターン部206b(図8参照)と、この実装パターン部206bと接触パターン部206aとを電気的に接続するスルーホールとを備えている。
【0028】
光源ユニット本体202は、アルミニウムなどの金属であり、光源部22が発する熱を放熱する機能を有している。
【0029】
透光カバー205は、アクリル、ポリカーボネートなどの樹脂性であり、全体が透光性を有している。透光カバー205は、長手方向の長さが光源ユニット本体202の長手方向の長さと略等しく、短手方向の幅も光源ユニット本体202の短手方向の幅と略等しい。
【0030】
透光カバー205は、短手方向端部の両側の側部が天井面側に略直角に折り曲げられた、断面コ字形状をなす。透光カバー205は、光源部203を覆うように光源ユニット本体202に取り付けられる。光源ユニット本体202のコ字形状の開口と透光カバー205のコ字形状の開口とは略同一の形状であり、光源ユニット本体202のコ字形状の開口と透光カバー205のコ字形状の開口とを対向させるように、光源ユニット本体202に透光カバー205を取り付ける。
【0031】
図1に示すように、透光カバー205は、照射方向側の面である発光面201aと、長手方向の両側の端面201bと、短手方向の両側の側端面も透光性を有している。したがって、透光カバー205の正面、側面全体がLED204の光に照らされる。これにより、照明装置500におけるLED204点灯中の意匠性(光の見え方)も向上する。
【0032】
本実施の形態に係る透光カバー205は、直方体に形成されているが、例えば照射方向側に円弧状に曲面を描くように形成された断面半円形状でもよい。あるいは、断面多角形等の形状でも構わない。
【0033】
以上のように、本実施の形態に係る照明装置500は、光源取付面202a(表面)と器具対向面202b(裏面)とを有する長方形状の光源ユニット本体202(光源基板取付部)を備える。
【0034】
光源ユニット本体202は、光源部203(光源基板)を光源取付面202aに取り付け、器具対向面202bの長手方向の両側の端部の各端部に光源ソケット300(プラグ部、あるいは、取付部側プラグ部ともいう)を備える。
【0035】
光源ソケット300は、略箱形状であり、一面が光源ユニット本体202の器具対向面202bに固定される。そして、図6に示すように、光源ソケット300の天井面側の面と、器具ソケット600の照射方向側の面(ソケットケース上面610b)とが当接するように接続されることにより、光源ユニット200が照明器具100に取り付けられる。
【0036】
光源ソケット300と器具ソケット600との接続の構造については後述する。
【0037】
器具ソケット600は、器具本体110のベース面111に設けられ、光源ソケット300と物理的及び電気的に接続することにより、LED204を点灯するための電力を光源ソケット300を介して光源部203に供給する。
【0038】
図5に示すように、本実施の形態に係る照明装置500は、光源ユニット200が照明器具100に取り付けられると、照明装置500の長手方向の端面はほぼ平らとなる。また、上述したように、光源ユニット200の長手方向端部(長手方向端面)まで発光面となる。したがって、複数の照明装置500を長手方向に連結した場合、光源ユニット200が長手方向に連続的に連結されるとともに、連結部に障害物がなく連結部分が暗くなることがない。したがって、意匠性の高い照明装置500を提供するとともに、複数の照明装置500を長手方向に連結した場合でも意匠性の高い照明を提供することができる。
【0039】
図7は、本実施の形態に係る光源ユニット200の器具対向面202bに取り付けられた光源ソケット300の斜視図である。図8は、本実施の形態に係る光源ソケット300の分解斜視図であり、(a)は天井面側から見た分解斜視図であり、(b)は照射方向側から見た分解斜視図である。図7及び図8を用いて、光源ソケット300の詳細構造について説明する。
【0040】
光源ソケット300は、一面が開口する箱状の光源ソケット本体310と、この光源ソケット本体310の開口部分を塞ぐ光源ソケット蓋311とを備える。また、光源ソケット300は、光源ソケット本体310の側面から一部突出する操作レバー312と、光源ソケット本体310の内部に収納され、操作レバー312を可動させるバネ313と、操作レバー312に取り付けられる光源ソケット接触片320とを備える。
【0041】
光源ソケット本体310は、樹脂により形成され、絶縁性能を高めている。光源ソケット本体310は、光源ユニット本体202の器具対向面202bに当接して固定される光源ソケット本体底面332を備える。光源ソケット本体310は、光源ソケット本体底面332に対向する面は開口する開口面331であり、開口面331を形成する光源ソケット本体側面333を備える。光源ユニット200の両側の側部に対応する光源ソケット本体側面333には、開口面331から切り込まれて操作レバー312が取り付けられる長方形の側面切り欠き部351を備える。
【0042】
また、開口面331に対向する光源ソケット本体底面332には、長方形の導電穴352が形成される。また、光源ソケット本体310は、光源ソケット本体底面332から突出し、光源ユニット本体202の器具対向面202bに形成された2つの爪係止孔202fに係止する2つの係止爪353を備える。また、光源ソケット本体310は、光源ソケット本体底面332から突出し、光源ユニット本体202の長手方向の端面を塞ぐ端板部354を備える。
【0043】
光源ユニット本体202の器具対向面202bにおいて、光源ソケット本体底面332に形成された導電穴352に対向する位置には、導電穴352に連通する光源側導通穴202eが形成される。
【0044】
操作レバー312は、樹脂などの絶縁性の素材からなり、「H」形状をなしている。この「H」形状の左右側(両側の側部)が、作業者により操作される操作面312aとなっている。作業者は、両側の操作面312aを指等でつまんで、長手方向の内側(C方向)に移動させることができる。このとき、作業者の指等が滑りにくいように、操作面の表面には凹凸が形成されている。
【0045】
操作レバー312の両側の操作面312aを連結するレバー軸312b(「H」形状の横軸部分)には、レバー軸312bから長手方向の内側に向かって(C方向に向かって)バネ313が取り付けられる。バネ313のレバー軸312bに取り付けられた端部の反対側の端部は、光源ソケット本体310の長手方向の内側の光源ソケット本体側面333(図8の333a部分)の内面に当接する。光源ソケット本体側面333(333a)の内面とレバー軸312bとの間に取り付けられたバネ313の弾性力により、操作レバー312は、長手方向端部側(D方向)に押し付けられている。
【0046】
光源ソケット接触片320は、口金ピン321と、導通部322とを備える。口金ピン321は、銅などの導電部材からなり、円柱状(円筒状)をなすLEDモジュールソケットピンである。導通部322は、銅などの導電部材からなり、「レ」の字状に折り曲げられて形成される。導通部322の一方の端部に口金ピン321が取り付けられる。導通部322の他方の端部は、導電穴352から突出して、光源ユニット本体202の光源側導通穴202eを貫通して、基板206の接触パターン部206aに接触する。導通部322の他方の端部がC方向に移動しても非接触の状態にならないように(つまり、導通が断絶しないように)、導電穴352、光源側導通穴202e、接触パターン部206aはC−D方向に長い長方形あるいは楕円形に形成される。
【0047】
光源ソケット蓋311は、口金ピン突出孔311a、ネジ挿入孔311b、蓋固定ネジ311c、蓋係止爪311dを備える。光源ソケット蓋311の口金ピン突出孔311aは、口金ピン321に対応する位置に形成される。また、口金ピン321がC方向に移動できるように、C方向に縦長に形成される。
【0048】
蓋係止爪311dは、光源ソケット本体310のC側の光源ソケット本体側面333(333a)に形成された蓋爪係止孔315と係合する。蓋係止爪311dを蓋爪係止孔315と係合させて、光源ソケット蓋311を光源ソケット本体310に係止する。
【0049】
ネジ挿入孔311bは、光源ソケット本体310の内部に形成されたネジ止め孔314に対応する位置に形成され、光源ソケット本体310に光源ソケット蓋311を取り付けて、蓋固定ネジ311cをネジ挿入孔311bに貫通させてネジ止め孔314に累着させることにより、光源ソケット蓋311を光源ソケット本体310に固定する。
【0050】
ここで、上述したように、光源部203は、両面基板である基板206と、基板206においてLED204が実装されていない半田面206eの長手方向の両側の端部に形成された長方形状に銅箔部が露出する接触パターン部206aと、LED204が半田付けされる実装パターン部206bと、この実装パターン部206bと接触パターン部206aとを電気的に接続するスルーホール(図示なし)とを備えている。
【0051】
導通部322の他方の端部が、導電穴352及び光源側導通穴202eを貫通して基板206の接触パターン部206aに接触することにより、光源ソケット接触片320と光源部203とが電気的に接続される。
【0052】
光源ソケット300は、光源ソケット本体310と、光源ソケット蓋311とからなる光源ソケット本体ケースを備える。光源ソケット300(プラグ部、取付部側プラグ部)は、光源ユニット本体202(光源基板取付部)の器具対向面202bに固定される光源ソケット本体底面332(プラグケース底面)と、光源ソケット本体底面332に対向する光源ソケット本体上面310a(プラグケース上面)とを備える。
【0053】
口金ピン321(口金部)は、一端部が光源ソケット本体上面310aに形成された口金ピン突出孔311a(開口)から露出するとともに、他端部が光源ソケット本体ケースの内部に収納される。口金ピン321(口金部)は、他端部が光源ソケット本体ケースの内部において、導通部322と接続して導通する。口金ピン321は、器具対向面202b(発光面である光源取付面202aの裏面)から垂直方向に突出している状態である。
【0054】
光源ソケット本体底面332(プラグケース底面)に導通部322の他方の端部を貫通させる導電穴352(底面側貫通孔)を備え、光源ユニット本体202(光源基板取付部)は、導電穴352に対応する位置に、導電穴352を貫通した導通部322の他方の端部を貫通させる光源側導通穴202e(取付部側貫通孔)を備える。光源部203の基板206(光源基板)は、LED204(光源)に電力を供給するための実装パターン部206b(導体パターン)に接続される接触パターン部206a(パターン接続部)を、光源側導通穴202eに対応する位置に備える。
【0055】
導通部322が導電穴352と光源側導通穴202eとを貫通して、接触パターン部206aに電気的に接続するので、光源ユニット200の器具対向面202bに光源ソケット300を配置することができる。
【0056】
図9は、本実施の形態に係る器具本体110のベース面111に取り付けられる器具ソケット600の斜視図である。図10は、本実施の形態に係る器具ソケット600の分解斜視図であり、(a)は天井面側から見た分解斜視図であり、(b)は照射方向側から見た分解斜視図である。図9及び図10を用いて、器具ソケット600の詳細構造について説明する。
【0057】
器具ソケット600は、一面が開口する(開口616を有する)箱状の器具ソケット本体610と、器具ソケット本体610の開口616を塞ぐ器具ソケット蓋630とを備える。器具ソケット本体610と、器具ソケット蓋630とは、絶縁部材である樹脂等により形成されている。
【0058】
また、器具ソケット600は、器具ソケット本体610の内部に収納される口金ピン接触片620(本体ソケット受け金)と、器具ソケット蓋630を器具ソケット本体610に固定する固定ネジ640とを備える。
【0059】
器具ソケット本体610は、開口面(開口616)側から切り込まれ、光源ソケット300の口金ピン321が挿入される2つの口金ピン挿入溝611を備える。
【0060】
器具ソケット本体610の側面618a,618bには、器具本体110の取付台座114のソケット取付面114bに固定するための取付爪612を備える。取付爪612には、取付台座114に固定するための固定ネジ617を取り付けるネジ取付部613が設けられている。
【0061】
図4、図9に示すように、器具ソケット600は、電線挿入孔633を備える天井面側の上部半分が、器具本体110の取付台座114に設けられた孔に挿入される。そして、器具ソケット600は、側面618a,618bに形成された取付爪612をソケット取付面114bに当接させ、固定ネジ617をソケット取付面114bにネジ止めすることにより固定される。
【0062】
器具ソケット600の内部は、2つの口金ピン接触片620がそれぞれ収納される2つの口金ピン接触片収納部615を備える。器具ソケット本体610の内部には、2つの口金ピン321にそれぞれ対応する2つの口金ピン接触片620が収納される。2つの口金ピン接触片620は、器具ソケット本体610の内部が仕切り板615aにより仕切られて形成された2つの口金ピン接触片収納部615にそれぞれ収納される。
【0063】
仕切り板615aには、器具ソケット蓋630を器具ソケット本体610に取り付ける固定ネジ640を挿入して累着させるためのネジ穴615bが形成されている。
【0064】
口金ピン接触片620は、銅等の導電部材により形成されている。口金ピン接触片620は、側面618側から見た形状が「コ」の字状をなし、「コ」の字状に折り曲げられた一方の辺に口金ピン321と接触するとともに口金ピン321を保持(挟持)する口金ピン接触部621を備える。口金ピン接触部621は、銅等の導電部材の2枚の板バネを対向させて配置したものであり、内側に押力がかかっている。したがって、この2枚の板バネの間に口金ピン321が挿入されることにより、2枚の板バネの内側に係る押力によって口金ピン321が挟持されるとともに、口金ピン321に2枚の板バネが押し付けられて確実に導通する。
【0065】
口金ピン接触片620は、円柱状の口金ピン321が2枚の板バネにより挟持される際に、安定して挟持されるように、2枚の板バネが外側に膨らんで略円形を形成するように形成されている。この略円形状の部分に口金ピン321が収まり、挟持及び導通を確実にする。
【0066】
また、口金ピン接触部621に口金ピン321が挿入されやすいように、口金ピン接触部621に口金ピン321を挿入する挿入口には、挿入口から2枚の板バネが外側に開くように形成されたガイド部621aが形成される。
【0067】
口金ピン接触片620の「コ」の字状に折り曲げられた他方の辺には、電線と接触するとともに電線を保持する電線接触部622を備える。電線接触部622は、口金ピン接触片620の「コ」の字状に折り曲げられた他方の辺の先端部が、「コ」の字状の内側(一方の辺側)に鋭角に折り曲げられて形成される。電線接触部622は、後述する支持片631と口金ピン接触片620の折り曲げられた部分とにより電線を挟持して導通する。
【0068】
器具ソケット蓋630は、口金ピン接触片620に接触するとともに器具ソケット本体へ支持する2つの支持片631を備える。支持片631は、器具ソケット蓋630の内面から器具本体110の長手方向端部に向かって略水平に形成された2枚の平板である。支持片631は、上面(天井面側の面)が電線接触部622の先端と接触し、上述したように器具ソケット600に挿入された電線を挟持する。
【0069】
また、器具ソケット蓋630の支持片631の位置の下方(照射方向側)には、口金ピン321の断面形状にくり貫かれた2つの口金ピン挿入穴632が形成される。器具ソケット蓋630の支持片631の天井面側には、電線が挿入される2つの電線挿入孔633と、固定ネジ640が挿入されるネジ穴615bとを備える。
【0070】
以上のように、器具ソケット600(本体側ソケット部)のソケットケースは、器具ソケット本体610と器具ソケット蓋630とを備える。器具ソケット600(本体側ソケット部)は、ベース面111の取付台座114に固定されるソケットケース底面610aと、ソケットケース底面610aに対向するソケットケース上面610bとを備える。器具ソケット本体610(ソケットケース)のソケットケース上面610bに、口金ピン321(口金部)が挿入される口金ピン挿入溝611(口金挿入孔)が形成される。
【0071】
ソケットケースの内部に収納され、口金ピン挿入溝611から挿入される口金ピン321を挟持するとともに、口金ピン321と電気的に接続する口金ピン接触片620(本体ソケット接触片)とを備える。
【0072】
器具ソケット600は、電源ユニット160に接続された電線を電線挿入孔633から内部に挿入し、口金ピン接触片620を介して電線と口金ピン321とを導通させる。上述したように、口金ピン321は、光源ソケット300の内部で導通部322を介して光源部203(接触パターン部206a)に導通する。このようにして、LED204を点灯させるための電力が電源ユニット160から光源部203に供給される。
【0073】
ここで、図6を用いて、器具ソケット600が器具本体110に取り付けられ、さらに、本体カバー400が器具本体110に取り付けられた状態について説明する。器具ソケット600のソケットケース上面610bが、本体カバー400のカバー開口部420から露出する。ただし、ソケットケース上面610bは、本体カバー400のカバー光源対向面430から突出せず、本体カバー400のカバー光源対向面430と連続して平らになるようにカバー開口部420から露出する。
【0074】
カバー開口部420の開口の形状は長方形であり、短手方向の長さL10はソケットケース上面610bの幅L20と略等しい。カバー開口部420の長手方向の長さL11は、ソケットケース上面610bの長手方向の長さL21よりも長い。そして、器具ソケット600は、長手方向の端部が本体カバー400の長手方向の端部に位置するように配置される。これにより、カバー開口部420の長手方向の内側(C側)には(L11−L21)分の開口が生じる。この開口を、口金挿入用開口420aとする。
【0075】
次に、光源ユニット200を照明器具100に取り付ける工程について説明する。
【0076】
図11は、本実施の形態に係る光源ソケット300において、操作レバー312を操作して口金ピン321の位置をスライドさせる状態を示す図である。図12は、本実施の形態に係る照明装置500において、照明器具100に光源ユニット200を取り付ける状態を示す長手方向の端部近傍の斜視図である。図13は、本実施の形態に係る光源ソケット300と器具ソケット600との接続方法を示す図であり、(a)は光源ソケット300と器具ソケット600との接続部分の断面図、(b)は口金ピン接触部621に口金ピン321を挿入するときの状態を示す図である。
【0077】
まず、光源ユニット200(光源ソケット300)の操作レバー312の操作面312aをつまんで、光源ユニット200の内側方向(C方向)にスライドさせる。図11に示すように、操作レバー312をC方向にスライドさせると、口金ピン321も同様にスライドする。口金ピン321は、P1の位置からスライドしてP2の位置にずれる。
【0078】
図12に示すように、上記の状態で、光源ユニット200の長手方向の端部と照明器具100の長手方向の端部とを合わせながら光源ユニット200を照明器具100に押し当てる。すると、口金ピン321は、本体カバー400に形成された口金挿入用開口420aに挿入される。すると、光源ソケット300の光源ソケット本体上面310aと、器具ソケット600のソケットケース上面610bとが面接触する。
【0079】
図13(a)は、光源ソケット本体上面310aとソケットケース上面610bとが面接触している状態を示した図である。操作レバー312がC方向にスライドされて、口金ピン321がP2の位置にある場合は、バネ313は縮んだ状態にありD方向に押力がかかっている。この状態で、操作レバー312から指を離すなどして、操作レバー312のスライドを解除する。すると、口金ピン321が器具ソケット600の器具ソケット蓋630に形成された口金ピン挿入穴632から器具ソケット本体610の内部に挿入される。
【0080】
つまり、図13(a)に示すように、バネ313によるD方向への押力により、口金ピン321は、点線で示された位置P1に移動する。これにより、口金ピン321は、器具ソケット600の内部に挿入され、口金ピン接触片620に接触するとともに挟持される。
【0081】
図13(b)に示すように、口金ピン接触部621が口金ピン321の腹部321bを挟み込み、口金ピン321と、口金ピン接触部621が物理的及び電気的に接続される。つまり、光源ソケット接触片320(LEDモジュール接触片)の腹部321b(ピン部)を口金ピン接触部621(本体ソケット接触片)にくわえ込ませることにより電気的に接続する。
【0082】
光源ユニット200は、自重によって下方向(照射方向)へ荷重がかかるが、口金ピン321の頭部である口金ピン頭部321aが口金ピン接触部621の側壁上端部に引っかかり、光源ユニット200は照明器具100に取り付けられた状態が維持される。
【0083】
このように、操作レバー312は、ユーザーがスライド操作する操作面312aを有しており、この操作面312aに溝(凹凸)を設けて滑りにくくして操作がし易くなっている。
【0084】
光源ユニット200を照明器具100から外す場合には、操作レバー312を長手方向の内側(C方向)にスライドさせることで、口金ピン321がC方向にスライドして口金ピン接触部621から外れて、光源ユニット200を照明器具100から外すことができる。
【0085】
図5に示すように、本体カバー400(反射板)を器具本体110(取付台座114のカバー取付部114c)に取り付けるツマミネジ410は、光源ユニット200の器具対向面側に隠れるため、光源ユニット200を照明器具100に取り付けたときの意匠性が向上する。
【0086】
操作レバー312(口金操作部)は、口金ピン321(口金部)を光源ユニット本体202(光源基板取付部)の長手方向(C−D方向)にスライドさせる。操作レバー312は、口金ピン挿入穴632から口金ピン挿入溝611(口金挿入孔)に挿入された口金ピン321を口金ピン接触片620(本体ソケット接触片)の方へスライドさせることにより、口金ピン321を口金ピン接触片620に挟持させることを特徴とする。
【0087】
操作レバー312は、口金ピン321を長手方向(C−D方向)の所定の方向に押し付けるバネ313(弾性体)を備え、バネ313の弾性力を用いて口金ピン321を口金ピン接触片620(本体ソケット接触片)に挟持させる。
【0088】
本実施の形態では、口金ピン321を口金ピン接触部621に挟持させる場合に、バネ313の弾性力を用いている。しかし、操作レバー312を手動でC方向あるいはD方向にスライドさせる構成としてもよい。
【0089】
以上、実施の形態1〜3について説明したが、これらのうち、2つ以上の実施の形態を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらのうち、1つの実施の形態を部分的に実施しても構わない。あるいは、これらのうち、2つ以上の実施の形態を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
【符号の説明】
【0090】
100 照明器具、110 器具本体、111 ベース面、112 被取付面、114 取付台座、114a 本体固定部、114b ソケット取付面、114c カバー取付部、114d ネジ取付部、160 電源ユニット、161 電源端子台、200 光源ユニット、201a 発光面、201b 端面、202 光源ユニット本体、202a 光源取付面、202b 器具対向面、202e 光源側導通穴、202f 爪係止孔、203 光源部、204 LED、205 透光カバー、206 基板、206a 接触パターン部、206b 実装パターン部、206d 実装面、206e 半田面、300 光源ソケット、310 光源ソケット本体、310a 光源ソケット本体上面、311 光源ソケット蓋、311a 口金ピン突出孔、311b ネジ挿入孔、311c 蓋固定ネジ、311d 蓋係止爪、312 操作レバー、312a 操作面、312b レバー軸、313 バネ、314 ネジ止め孔、315 蓋爪係止孔、320 光源ソケット接触片、321 口金ピン、321a 口金ピン頭部、321b 腹部、322 導通部、331 開口面、332 光源ソケット本体底面、333 光源ソケット本体側面、351 側面切り欠き部、352 導電穴、353 係止爪、354 端板部、400 本体カバー、410 ツマミネジ、410a ツマミ部、410b ネジ部、420 カバー開口部、420a 口金挿入用開口、430 カバー光源対向面、440 ネジ挿通穴、450 反射面、500 照明装置、600 器具ソケット、610 器具ソケット本体、610a ソケットケース底面、610b ソケットケース上面、611 口金ピン挿入溝、612 取付爪、613 ネジ取付部、617 固定ネジ、615 口金ピン接触片収納部、615a 仕切り板、615b ネジ穴、616 開口、618a,618b 側面、620 口金ピン接触片、621 口金ピン接触部、621a ガイド部、622 電線接触部、630 器具ソケット蓋、631 支持片、632 口金ピン挿入穴、633 電線挿入孔、640 固定ネジ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源を長手方向に並べて実装する光源基板を備え、前記光源に電力を供給する電源ユニットを備える器具本体に取り付けられる光源ユニットにおいて、
表面と裏面とを有する光源基板取付部であって、前記光源基板を前記表面に取り付ける光源基板取付部と、
前記光源基板取付部の前記裏面の長手方向の両側の端部の各端部に設けられ、前記器具本体に取り付けられるとともに、前記電源ユニットに電気的に接続されるプラグ部とを備えることを特徴とする光源ユニット。
【請求項2】
前記プラグ部は、
前記光源基板取付部の前記裏面に固定されるプラグケース底面と、前記プラグケース底面に対向するプラグケース上面とを備えるプラグケースと、
一端部が前記プラグケース上面に形成された開口から露出するとともに、他端部が前記プラグケースの内部に収納される口金部と、
前記プラグケースの内部に配置される導通部であって、一方の端部が前記口金部の他端部と電気的に接続されるとともに、他方の端部が前記プラグケース底面と前記光源基板取付部とを貫通して、前記光源基板取付部の前記表面に取り付けられている前記光源基板と電気的に接続する導通部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の光源ユニット。
【請求項3】
前記プラグケースは、前記プラグケース底面に前記導通部の他方の端部を貫通させる底面側貫通孔を備え、
前記光源基板取付部は、前記底面貫通孔に対応する位置に、前記底面貫通孔を貫通した前記導通部の他方の端部を貫通させる取付部側貫通孔を備え、
前記光源基板は、前記光源に電力を供給するための導体パターンに接続されるパターン接続部を、前記取付部側貫通孔に対応する位置に備え、
前記導通部は、前記底面側貫通孔と前記取付面側貫通孔とを貫通して、前記パターン接続部に電気的に接続することを特徴とする請求項2に記載の光源ユニット。
【請求項4】
前記プラグ部は、
前記口金部を前記光源基板取付部の長手方向にスライドさせる口金操作部を備えることを特徴とする請求項2または3に記載の光源ユニット。
【請求項5】
前記口金操作部は、
前記口金部を前記光源基板取付部の長手方向の所定の方向に押し付ける弾性体を備えることを特徴とする請求項4に記載の光源ユニット。
【請求項6】
ベース面を有し、発光面の長手方向に光源を並べて実装する光源ユニットであって、前記発光面の裏面の長手方向の両側の端部の各端部に、前記裏面から垂直方向に突出した口金部を備える光源ユニットを前記ベース面に取り付ける器具本体において、
前記ベース面に前記光源ユニットが取り付けられる場合に前記口金部に対応する位置に設けられ、前記口金部と物理的及び電気的に接続される本体側ソケット部であって、前記ベース面に固定されるソケットケース底面と、前記ソケットケース底面に対向するソケットケース上面とを備え、前記ソケットケース上面に、前記口金部が挿入される口金挿入孔が形成されたソケットケースと、前記ソケットケースの内部に収納され、前記口金挿入孔から挿入される前記口金部を挟持するとともに、前記口金挿入孔から挿入される前記口金部と電気的に接続する本体ソケット接触片とを備える本体側ソケット部を備えることを特徴とする器具本体。
【請求項7】
ベース面を有する器具本体と、光源を長手方向に並べて実装する長方形状の光源基板とを備える照明器具において、
表面と裏面とを有する長方形状の光源基板取付部であって、前記光源基板を前記表面に取り付ける光源基板取付部と、
前記光源基板取付部の前記裏面の長手方向の両側の端部の各端部に設けられる取付部側プラグ部と、
前記器具本体の前記ベース面に設けられ、前記取付部側プラグ部と物理的及び電気的に接続することにより、前記光源を点灯するための電力を前記取付部側プラグ部を介して前記光源基板に供給する本体側ソケット部と
を備えることを特徴とする照明器具。
【請求項8】
前記取付部側プラグ部は、
前記光源基板取付部の前記裏面に固定されるプラグケース底面と、前記プラグケース底面に対向するプラグケース上面とを備えるプラグケースと、
一端部が前記プラグケース上面に形成された開口から露出するとともに、他端部が前記プラグケースの内部に収納される口金部と、
前記プラグケースの内部に配置される導通部であって、一方の端部が前記口金部の他端部と電気的に接続されるとともに、他方の端部が前記プラグケース底面と前記光源基板取付部とを貫通して、前記光源基板取付部の前記表面に取り付けられている前記光源基板と電気的に接続する導通部とを備えることを特徴とする請求項7に記載の照明器具。
【請求項9】
前記本体側ソケット部は、
前記ベース面に固定されるソケットケース底面と、前記ソケットケース底面に対向するソケットケース上面とを備え、前記ソケットケース上面に、前記口金部が挿入される口金挿入孔が形成されたソケットケースと、
前記ソケットケースの内部に収納され、前記口金挿入孔から挿入される前記口金部を挟持するとともに、前記口金挿入孔から挿入される前記口金部と電気的に接続する本体ソケット接触片とを備えることを特徴とする請求項8に記載の照明器具。
【請求項10】
前記取付部側プラグ部は、
前記口金部を前記光源基板取付部の長手方向にスライドさせる口金操作部を備え、
前記口金操作部は、前記口金挿入孔に挿入された前記口金部を前記本体ソケット接触片の方へスライドさせることにより、前記口金部を前記本体ソケット接触片に挟持させることを特徴とする請求項8または9に記載の照明器具。
【請求項11】
前記口金操作部は、
前記口金部を前記光源基板取付部の長手方向の所定の方向に押し付ける弾性体を備え、前記弾性体の押力を用いて前記口金部を前記ソケット片接触片に挟持させることを特徴とする請求項10に記載の照明器具。
【請求項12】
前記照明器具は、さらに、
前記光源基板を覆うように前記光源基板取付部に取り付けられる透光カバーであって、長手方向の長さが前記光源基板取付部の長手方向の長さと等しい透光カバーを備えることを特徴とする請求項7〜11のいずれかに記載の照明器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2012−186030(P2012−186030A)
【公開日】平成24年9月27日(2012.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−48519(P2011−48519)
【出願日】平成23年3月7日(2011.3.7)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【出願人】(390014546)三菱電機照明株式会社 (585)
【Fターム(参考)】