説明

光触媒フォーム

【課題】光触媒カレンダー等の紙製品を、作成するに当たって従来の形態をそのままにして、用紙のみを光触媒紙に変更しただけでは、十分光触媒効果が得られないので、光触媒紙に適した製品の形態を創るのが課題である。
【解決手段】例えば、従来の卓上スタンド△の場合、このままの形では光触媒に有効な白地部分の面積が小さいので、これを拡大化する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光触媒紙を卓上カレンダー、卓上△スタンド、窓かけフォーム、及びそれに類する色々な紙製品に利用しようとするものである。
【背景技術】
【0002】
光触媒紙を従来の卓上及び壁掛けフォームに応用する場合、光触媒紙に従来と同様の印刷を施したのでは、光触媒の効果は極めて少ない。何故ならば光触媒紙の印刷面は光触媒効果が印刷により消えてしまい光触媒効果が発揮される白地部分が少なくなるのが普通である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の欠点を解決し光触媒効果を発揮する光触媒フォーム等を提供するのが本発明の課題である。
【課題を解決しようとする手段】
【0004】
課題を解決するには、フォームに於ける印刷部分と光触媒効果の発揮される白地の部分とを明確に分離し、かつ使用上の便利性を維持することが重要である。
【発明の効果】
【0005】
従来技術に比べて
1.1枚の光触媒紙から成っても、白地部分が大きく十分な光触媒効果がある。
2.カードポケットが広告面下部に在るのでこれを利用して写真、絵葉書等を添付すれば卓上の額やファイルとして便利でき便利である。
3.卓上型だけでなく、まどかけ型も可能なのでより空気・環境浄化に役立つ。
4.製品の組み立て分解が簡単である。
【発明を実施する上での最良の形態】

【実施例1】
図1、2、3、
【0006】
1枚の長方形の光触媒紙1に於て図1のように平行な横ミシン目2−1,2−2,2−3,2−4,2−5を施して、全体を6区画1−1,1−2,1−3,1−4,1−5,1−6に分割し、1−1の面積を最大とし、1−2,1−5の2区画の面積いずれも1−1の約1/2以下とし、その他の区画1−3,1−4,1−6は何れも高さの低い小区画とする。
図2では、1−3,1−4の小区画を2つ折して2枚重ねとし、その両端の小部分に糊3をほどこして接着し、1−3,1−4から成る小ポケット4をつくる。
図3は、この△型光触媒フォームの組み立て側面図であってミシン目2−5を最大区画1−1の中央にあてがって下端区画1−6の両端をクリップ5によって結合するれば、卓上型光触媒フォームが完成し、区画1−1の外側白紙部分を日光6に当てれば光触媒効果によって周囲の空気が浄化される。
【実施例2】
図4、5
【0007】
図4に於いてタテ長の光触媒紙の両端に巾の狭いフラップを設け、その他の部分に等間隔にミシン目を施して、ジグザグ状に折ってまどかけ光触媒フォームの本文区画とし、この本文の内側に所要の印刷を施し、外側は白紙のままとし上下フラップの部分に粘着テープ、又はフックに引っ掛けるための吊るし孔を施し、図5のように窓ガラス面8、又は窓の上下のレール部分を利用して取付ければ光触媒フォームとの間にW形の空間9−1,9−2,9−3…を生じ光触媒フォームの外側白地面に日光6が当たることによってW形空間内の空気浄化され、更に室内の空気と循環することによって空気浄化が促進される。また夏季にはこのジグザグ光触媒フォームは日よけとしての役割果たすことがもできることを特徴とする窓掛け光触媒フォーム
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】:本発明に於ける光触媒フォーム正面図
【図2】:本発明に於ける光触媒フォーム側面図
【図3】:本発明に於ける光触媒フォームの組立図
【図4】:本発明に於けるまどかけ光触媒フォームの見取り図
【図5】:本発明に於けるまどかけ光触媒フォームの側面図
【符号の説明】
【0009】
1 :光触媒紙
1−1,1−2,1−3 :光触媒紙の分割された区画
1−4,1−5,1−6
2−1,2−2,2−3 :ミシン目
2−4,2−5
3 :接着剤
4 :小ポケット
5 :クリップ
6 :太陽光線(日光)
7 :まどかけ用光触媒フォーム
8 :まどガラス
9−1,9−2 :まどガラスと、まどかけ用光触媒フォームとの間のW空間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光触媒紙の厚手の長方形の1枚の用紙のタテ方向に5列のミシン目を施し、6区画に分割しNo1区画の面積を最大としNo2、No5区画は、No1の約半分の面積とし、No3,No4,No6は何れも高さの低い小区画とし、No3,No4区画は2つ折にして、2枚重ねとし、その両端の小部分に糊を施して接着し区画No4とNo5の下部をポケット状にし、No1区画の下半分、No2区画及びNo5区画を三辺として△形に折り、No6区画及びNo1区画の両端をそれぞれクリップで止め、No1区画の上半分が△形より突出して全体の型が△となり又最大区画No1の外側に印刷を施さない白紙のままの日光受光面とし、これに日光を当てれば光触媒効果によってその近くの空気が浄化されかつクリップを外せば容易に分解可能なことを特徴とする光触媒フォーム。
【請求項2】
光触媒紙の厚手の用紙の長手方向に直角に複数列のミシン目を施してジグザグ状に折り、光触媒紙の表側にカレンダー等を印刷し、裏面は白紙のままとし、その複数区画の両端の巾の狭い区画をフラップとし、フラップには粘着用両面テープ等を貼ったものを光触媒窓貼りフォームとする。
窓ガラスの上下または水平方向に沿って添付したとき窓ガラスと光触媒まどはりフォームとの間にW状の空気層が形成され外部から光が光触媒紙の白地に当たったとき、この空気層内の空気が光触媒の効果によって浄化され得られた綺麗な空気が室内に循環することを特徴とする光触媒フォーム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−36841(P2011−36841A)
【公開日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−196000(P2009−196000)
【出願日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【出願人】(390001513)南精機株式会社 (11)
【Fターム(参考)】