説明

光触媒型カベカケ・ファイル

【課題】光触媒紙を利用した従来製品としては、カレンダーやポスターがあるが何れも可なりの面積に印刷を施してあるので、本来光触媒効果をもつ白地部分が減少し、効果が小さく、また使用期間が短いものが多く、本来半永久的な光触媒効果をもつ光触媒紙利用製品としては不適当である。これらの欠点を解決するのが本発明の課題である。
【解決手段】1.インクによる印刷部分を少なくし、白地のままの点字印刷を施す。
2.1項による装飾性不足を補うため、絵ハガキなどのカードを添付する。
3.単なる1枚の用紙でなく、ポケット付にしてこれをファイルとして利用できるようにして利便性を与え、利用者が長期間利用可能とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カベカケ型光触媒紙に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の光触媒紙によるカベカケカレンダーやポスター等は、広告用やカレンダー用の印刷部分が大きく、肝心な白地部分が少なく、白地部分のみに有効な光触媒効果が少ないものが多い。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
0002で述べられた従来のカベカケ型光触媒紙製品の欠点を解決することが本考案の課題である。
【課題を解決しようとする手段】
【0004】
光触媒紙に施す印刷部分を少なくし、その代わりに点字による地紋、文字や絵画を施し白地部分を多くし、更にこの用紙に直接印刷するのでなく、これとは別にカラー印刷された絵ハガキや写真が搭載されたカードを添付・交換可能として装飾性を高め、更にファイル用ポケットを設けて利便性を高め、利用者による長期間使用によって、光触媒効果の持続性を可能とする。
【発明の効果】
【0005】
従来技術に比べて
1.光触媒紙を利用しカベカケ式とし、印刷によるインクの塗布部分を少なく白地部分を多くし効果を高める。
2.インク塗布部分を少なくする代わりに白地の地紋、絵や文字など点字部分を多くし、効果を高める。
3.白地を多くした場合、装飾が貧弱になって淋しいので、それを補うために美しい絵ハガキや写真などのカードを添付するための区画を設けた。
4.色々なカード、ハガキ、カタログなどを収容保管できるポケットを設けてあるので利用者にとって便利であり、長期間カベカケとして利用されるので、効果が永もちする。
【発明を実施する上での最良の形態】

【実施例1】
図1、2、3、
【0006】
図1は光触媒紙を利用したカベカケ・ファイルの表側正面図であって、長方形の光触媒紙はその上下方向に1−1,1−2,1−3の3区画に分割され、1−1の中心にはカベに吊るすための吊るし孔が施され、1−2の中央部には面積の小さい印刷3を施され、その周囲の面積の大きい白地部分に点字による地紋・絵・文字など4を施こし、又は点字のみの絵画を施され、1−3にはその下端にカードの2隅を挿入するための切れ目5−1,5−2,5−3,5−4が施されている。
図2はカベカケ・ファイルの裏面の正面図で、上下方向に1−4,1−5,1−6の3区画に分割され、1−4,1−5は白地であって、1−6は1の表側下端を裏面へ折り曲げ、その左右両端に接着剤6−1,6−2を施すことによりポケットとされ、この中にカード、ハガキ、チラシや書類など色々なものを収容保管できるようにしたものである。
図3はカベカケ・ファイルの側面図である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】:本発明によるカベカケ型光触媒紙の表側正面図
【図2】:本発明によるカベカケ型光触媒紙の裏側正面図
【図3】:本発明によるカベカケ型光触媒紙の側面図
【符号の説明】
【0008】
1 :本発明によるカベカケ・ファイル
1−1,1−2,1−3:本発明によるカベカケ・ファイル表側の3区画
1−4,1−5,1−6:本発明によるカベカケ・ファイル裏側の3区画
2 :吊るし孔
3 :小面積の印刷部分
4 :点字による地紋
5−1,5−2,5−3,5−4:表側区画1−3に設けられた切れ目
6−1,6−2 :裏側下端の左右端に施された接着剤

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1枚の光触媒紙の上部に吊るし孔を設け、その下の中間区画に小面積の絵をプリントし、その周囲を白地のままにしたり、点字による地紋を施し、或いは点字のみの白地の文章や絵画を施して、光触媒効果の有効な白地部分の面積を成るべく大きくし、更に最下部にカード差し込み用切れ目を施し、裏面下部にはファイル用ポケットを設け、装飾用絵や写真を添付・交換可能とし、かつファイル用ポケットによってカード、書類等のファイルとしての利便性をも高め、利用者による長期間使用を可能とすることによって光触媒効果を持続的に高めて維持することを特徴とする光触媒カベカケ・ファイル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−83127(P2010−83127A)
【公開日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−278838(P2008−278838)
【出願日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【出願人】(390001513)南精機株式会社 (11)
【Fターム(参考)】