説明

光路選択装置と、これを有する照明装置と、顕微鏡

【課題】光路選択光学素子やシャッタ開閉動作の煩わしさを軽減し、迷光を防止することが可能な光路選択装置と、これを有する照明装置、及びこれを有する顕微鏡を提供すること。
【解決手段】複数の接続ポート120a,120bにそれぞれ接続された複数の光源からの光のの光路を選択する光路選択手段120と、前記光路選択手段で切替えられた光路の位置を検出する検出手段54,55と、前記接続ポートと前記光路選択手段との間に配置された遮光手段52、53と、前記検出手段からの信号に基づき、前記遮光手段の位置を制御する制御手段と、を有する光路選択装置120。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、顕微鏡に入射する照明光を選択切替する光路選択装置と、これを有する照明装置と、この照明装置を有する顕微鏡に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、顕微鏡の照明装置では、複数の照明ユニット、例えば水銀ランプやレーザ光源を接続可能なミラーハウスの光路選択光学素子によって照明光の光路を選択して顕微鏡本体へ照明光を導入するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2006−126836号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の照明装置では、各照明ユニットには光源からの光をON/OFFするシャッタが設けられ顕微鏡に導入する照明光のON/OFFを行っている。このため、使用者は、選択されていない光源からの照明光による迷光を防止するために、選択されていない照明ユニットのシャッタを閉じる必要がある。また、複数の照明光を選択したい場合、ミラーハウスの光路選択光学素子にはハーフミラーやダイクロイックミラーを使用し、照明ユニットのシャッタを開けた状態にする必要がある。この様に、使用者は、迷光を防止するために、ミラーハウスの光路選択光学素子が何であるかを認識した上でシャッタの開閉を行わなければならないと言う煩わしさがある。
【0004】
本発明は上記課題に鑑みて行われたものであり、光路選択光学素子やシャッタ開閉動作の煩わしさを軽減し、迷光を防止することが可能な光路選択装置と、これを有する照明装置、及びこれを有する顕微鏡を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明の光路選択装置は、複数の接続ポートにそれぞれ接続された複数の光源からの光の光路の何れかを選択する光路選択手段と、前記光路選択手段で切替えられた光路の位置を検出する検出手段と、前記各接続ポートと前記光路選択手段との間に配置された遮光手段と、前記検出手段からの信号に基づき、前記遮光手段の位置を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
【0006】
また、本発明の照明装置は、前記光路選択装置を有することを特徴とする。
【0007】
また、本発明の顕微鏡は、前記照明装置を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、光路選択光学素子やシャッタ開閉動作の煩わしさを軽減し、迷光を防止することが可能な光路選択装置と、これを有する照明装置、及びこれを有する顕微鏡を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態にかかる光路選択装置と、これを有する照明装置、及びこれを有する顕微鏡について図面を参照しつつ説明する。なお、この実施の形態は、発明の理解の容易化のためのものに過ぎず、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲において当業者により実施可能な付加・置換等を施すことを排除することは意図していない。この点に関しては補正・訂正後においても同様である。
【0010】
図1は、実施の形態にかかる光路選択装置と、これを有する照明装置、及びこれを有する顕微鏡の概略構成図である。
【0011】
図1において倒立型顕微鏡100は、顕微鏡本体110に、後述する光路選択装置120と、この光路選択装置120に接続された複数の光源からなる照明装置130が接続されて構成されている。なお、以下の説明では、倒立型顕微鏡100を代表として説明するが、倒立型顕微鏡に限定されないことは言うまでもない。
【0012】
顕微鏡本体110の背面に接続された照明装置130からの例えば励起用のレーザ光は、蛍光キューブ交換装置10内の例えばダイクロイックミラー11によって対物レンズ12側に反射されステージ13に載置された例えば細胞標本などの標本14に照射される。標本14への合焦は、顕微鏡本体110の焦準ハンドル19を回動し、対物レンズ12又はステージ13を上下動することで行われる。
【0013】
照射されたレーザ光で励起された標本14からの蛍光は、対物レンズ12で集光され、不図示のバリアフィルタを透過して不図示の検出装置で検出され不図示のモニターに表示される。
【0014】
レーザ光を照射するための標本14の位置決めは、顕微鏡本体110の上部に配置されたランプ光源15からの照明光を透過照明光学系16を介して標本14に照射し、標本14の光学像を対物レンズ12、及び結像光学系17を介して、接眼レンズ18で観察しながら行う。また、このとき、不図示のカメラを介して画像を取得しモニターに表示することも可能である。なお、透過像取得の際には、蛍光キューブ交換装置10内からダイクロイックミラー11等の光学部材は光路から外されていることは言うまでもない。
【0015】
また、顕微鏡本体110には、顕微鏡制御部20が内蔵され外部のコントローラ30により顕微鏡本体110の各駆動が制御可能に構成されている。なお、観察時、対物レンズ12の交換、蛍光キューブ交換装置10の駆動、焦準ハンドル19の駆動、ステージ13の駆動等は電動で行われ、これらの駆動制御は、顕微鏡制御部20を介して行われる。
【0016】
顕微鏡本体110の背面下部には、後述する光路選択装置120が接続部を介して固定され、照明装置130からの照明光を顕微鏡本体110に導入している。
【0017】
次に、光路選択装置120を有する照明装置130について図2、図3を参照しつつ説明する。
【0018】
図2は、光路選択装置120を有する照明装置130の概略構成図である。図2において、複数の照明ユニットをそれぞれ取り付けるための接続ポート120a、120bを有する光路選択装置120が顕微鏡本体110にネジ等で固定されている。光路選択装置120からは、光路選択装置120内の各部材を駆動制御するための配線121を有し、この配線は、接続部122を介して顕微鏡本体110と接続され(図1参照)、顕微鏡制御部20を介してコントローラ30で制御可能に構成されている。なお、接続部122を介して光路選択装置120専用のコントローラに接続し、駆動制御を行うことも可能である。
【0019】
光路選択装置120の接続ポート120aには、落射照明装置131が接続されている。落射照明装置131は、光ファイバー132を介して水銀ランプ光源133に接続されている。水銀ランプ光源133からの光は光ファイバー132を介して落射照明装置131に導かれ、落射照明装置131内で所定の波長が選択され光路選択装置120に導入される。なお、落射照明装置131内の光学系は公知の光学系が用いられており詳細な説明は省略する。
【0020】
光路選択装置120の接続ポート120bには、全反射照明装置141が接続されている。全反射照明装置141は、光ファイバー142を介してレーザ光源143に接続されている。レーザ光源143からのレーザ光は光ファイバー142を介して全反射照明装置141に導かれ、全反射照明装置141内で光軸に対して所定の位置に集光されて光路選択装置120に導入される。なお、全反射照明装置141内の光学系は公知の光学系が用いられており詳細な説明は省略する。
【0021】
次に、光路選択装置120について図3を参照しつつ説明する。
【0022】
図3は、光路選択装置120の内部概略構成図である。図3では、光路選択装置120の内部を示すために、筐体のカバーを外した状態を示している。光路選択装置120には落射照明装置131と全反射照明装置141がそれぞれ接続ポート120a、120bを介して接続されている。
【0023】
光路選択装置120の内部には、落射照明装置131と全反射照明装置141の各照明光を顕微鏡本体110に導くための光路選択素子51と、落射照明装置131からの光をON/OFFするためのシャッタ機構52と、全反射照明装置141からのレーザ光をON/OFFするためのシャッタ機構53と、光路選択素子51の位置を検出するためのセンサー54、55が配置されている。
【0024】
光路選択素子51は、ハーフミラー51aが保持部材51bに取り付けられている。保持部材51bへのハーフミラー51aの取り付けについては後述する。なお、以下の説明ではハーフミラーの場合を説明するが、ダイクロイックミラー等の波長選択性の光学部材を用いることも可能である。保持部材51bの一端部にはプーリー51cが結合され、プーリ51cとモータ51dとがベルト51eを介して連結されている。モータ51dは光路選択装置120の筐体に固定されている。モータ51dの回転はベルト51eを介してプーリ51cに伝達され、プーリ51cの中心軸51f回りに回転する。中心軸51fは、光路選択装置120の筐体に固定されている。モータ51dを規定数回転させると保持部材51bを略45度回動し、落射照明装置131と全反射照明装置141の各光路に挿入することができる。
【0025】
シャッタ機構52、53は、略同じ構成である。シャッタ機構52は、光路選択装置120の筐体に固定されたモータ52aの回転軸に支持部材を介して遮光部材52bが固定され、モータ52aの回動により、落射照明装置131からの照明光の光路を開けたり閉じたりすることができる。また、シャッタ機構53は、光路選択装置120の筐体に固定されたモータ53aの回転軸に支持部材を介して遮光部材53bが固定され、モータ53aの回動により、全反射照明装置141からの照明光の光路を開けたり閉じたりすることができる。
【0026】
シャッタ機構52,53の開閉は、光路選択素子51の位置に応じて、それぞれの光路を開けたり閉めたりするように顕微鏡制御部20を介してコントローラ130、或いは光路選択装置120専用のコントローラで制御される。この様に、光路選択素子51の設定位置に応じてシャッタ機構52,53でそれぞれの光路を開閉することで、必要な照明光のみを顕微鏡本体110に導くことができ、不要な光による迷光を防止することができる。なお、シャッタ機構52,53の回動動作は、後述するセンサー54、55の検出信号に基づき光路選択素子51の位置に連動して駆動されるように構成することが望ましい。光路選択素子51の設定位置に連動してシャッタ機構52,53を駆動することで、必要な照明光のみを顕微鏡本体110に導くことができ、不要な光による迷光を容易に防止することができる。
【0027】
次に、光路選択素子51の構成について詳説する。図4(a)、(b)は、光路選択素子51の構成を示す図であり、(a)は側面図、(b)は底面図をそれぞれ示す。
【0028】
図4において、光路選択素子51は、保持部材51bの一端部にプーリ51cが結合されている。開口部51xの底面側には、ハーフミラー51aが、保持部材51bに形成された溝部51baに係合され、固定部材51gを介して4個のネジ51hで保持部材51bに保持・固定されている。
【0029】
固定部材51gの側面には、略長方形の薄板で形成された被検出部である爪部61、62、63、64が形成され、センサー54、55の検出部に挿脱され、光路選択素子51の位置検出に用いられる。センサー54は、例えばホトインタラプター等を用いることができる。
【0030】
爪部61と62は、固定部材51gの側面の中央部近傍に対向して形成されており光路選択素子51が光路中に有るか否か、かつ光学部材(ハーフミラー51a、後述する全反射ミラー71a)の種類を検出するために使用される。固定部材51gは、180度回転してネジ止めすることができ、180度回転することで、爪部61と62、及び63と64の位置が入れ替わるように形成されている。また、爪部61は爪部62より長く形成されており、固定部材51gの爪部61と62の位置を入れ替えることによって、保持部材51bに形成されている溝部51baに配置された光学部材(ミラーの種別)の種別を検出することができる。また、爪部63、64は、固定部材51gの側面の対角線上の角部近傍に形成されており、光路選択素子51が光路から退避されセンサー55で検出される際に使用される。
【0031】
なお、爪部61,62,63,64の形状及び位置は、図4に示された位置に限らず、後述するセンサー54,55との関係で、適宜変更することは言うまでもない。
【0032】
図5は、光路選択素子51の爪部61がセンサー54の検出部54aに挿入されている状態を示している。光路選択素子51が照明光学装置の光路中に挿入されている場合、センサー54の検出部54aが長い爪部61を検出する。
【0033】
また、長い爪部61が検出部54aにある時、光路選択素子51には、この場合ハーフミラー51aを使用していることが分かる。さらに、センサー54の検出部54a及び54bの両方に爪部61、62が挿入していない場合は、光路選択素子51が光路中に配置されていないこともコントローラを介して作業者が認識できる。
【0034】
図6は、センサー55と固定部材51gの爪部63,64の関係を示している。爪部63,64は、ほぼ同様の形状に形成されてる。図3において、破線で示すように光路選択素子51が照明光の光路から外され、センサー55部に退避した時、爪部63がセンサー55の検出部55aに位置する。これにより、光路選択素子51が、光路中から退避された事を検出できる。
【0035】
このとき、図3において落射照明装置131からの照明光は、顕微鏡本体110に導入されなくなるので、光路選択素子51が光路中から退避したことの検出によりシャッタ機構52の遮光部材52bが破線部に示す位置まで回動して、落射照明装置131からの照明光を遮光部材52bで遮光し、迷光となることを防止する。
【0036】
(実施の形態の変形例)
図7は、実施の形態にかかる光路選択装置120の変形例を示す。図8は、変形例におけるセンサー55と固定部材51gの爪部63,64の関係を示している。図9は、変形例における光路選択素子51の長い爪部61がセンサー54の検出部54bに挿入されている状態を示している。
【0037】
図7における変形例では、前述した光路選択装置120と基本構成は同様であり、同様の構成には同じ符号を付し説明を省略する。上記実施の形態と異なる点は、光路選択素子51のミラー部材が全反射ミラー71aに交換され、固定部材51gが上述の場合に対して180度回転して固定されていることにある。
【0038】
上述の実施の形態では、ハーフミラー51aを使っているため、落射照明装置131からの照明光と全反射照明装置141からの照明光を同時に顕微鏡本体110に導くことができるが、本変形例では、どちらか一方の照明光を導入するために用いられる。
【0039】
図7において全反射照明装置141からの照明光を顕微鏡本体110に導入する場合、図7の実線で示すように光路選択素子51を光路中から退避し、シャッタ機構52の遮光部材52bを実線で示すように落射照明装置131からの照明光の光路に配置して照明光を遮光し、シャッタ機構53の遮光部材53bを実線で示すように全反射照明装置141からの照明光の光路から外す。これにより、全反射照明装置141からの照明光を顕微鏡本体110に導き、落射照明装置131からの照明光を遮断し、迷光を防止することができる。
【0040】
このときの光路選択素子51とセンサー55の関係を図8に示す。センサー55の検出部55aで、固定部材51gの爪部64を検出することで、光路選択素子51が光路から退避していることが分かる。
【0041】
一方、落射照明装置131からの照明光を顕微鏡本体110に導入する場合を、図7の破線で示している。図7中で破線で示すように、光路選択素子51が光路中に挿入され、シャッタ機構52の遮光部材52bが破線で示すように落射照明装置131の照明光の光路から外され、シャッタ機構53の遮光部材53bが破線で示すように全反射照明装置141の照明光の光路中に挿入され全反射照明装置141からの照明光を遮断し、迷光を防止する。落射照明装置131からの照明光は、全反射ミラー71aで反射され、顕微鏡本体110に導かれる。
【0042】
このときの光路選択素子51とセンサー54との関係を図9に示している。センサー54の検出部54bで固定部材51gに形成された長い爪部61を検出することで、ミラー部材が全反射ミラー71aであり、かつ光路選択素子51が光路中に配置されていることを検出している。
【0043】
なお、光路選択素子51、及びシャッタ機構52、53の駆動は、コントローラ130で動作を指示する事ができ、選択状態はセンサー54,55の検出部54a、54b、55aからの信号によりコントローラ130(図1参照)に表示することができる。
【0044】
また、コントローラ130又は顕微鏡制御部20(図1参照)は、光路選択素子51とシャッタ機構52,53の動作を連動して行うように制御することが望ましい。連動することで、迷光を確実に防止することができる。
【0045】
以上述べたように、実施の形態にかかる光路選択装置によれば、使用しない照明光からの迷光を防止することができる。また、光路選択素子にハーフミラー、或いは全反射ミラーのいずれを使用しているかを、センサーの検出信号により判断することができる。なお、光路選択素子に取り付けた光学部材をあらかじめコントローラ等に登録することで、光路選択素子とシャッタ機構を連動させることも可能になる。
【0046】
また、この様な光路選択装置を有する照明装置、及びこの照明措置を有する顕微鏡を達成することができる。
【0047】
また、実施の形態によれば、複数の光源を有する顕微鏡照明装置において、光路選択素子に何を配置したかを認識、それに応じて各照明装置のシャッタ機構の開閉動作を確認しなければならないという煩わしさや、シャッタ開閉の誤操作を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】実施の形態にかかる光路選択装置と、これを有する照明装置、及びこれを有する顕微鏡の概略構成図である。
【図2】光路選択装置を有する照明装置の概略構成図である。
【図3】光路選択装置の内部概略構成図である。
【図4】光路選択素子の構成を示す図であり、(a)は側面図、(b)は底面図をそれぞれ示す。
【図5】光路選択素子の長い爪部がセンサーの検出部に挿入されている状態を示している。
【図6】センサーと固定部材の爪部の関係を示している。
【図7】実施の形態にかかる光路選択装置の変形例を示す。
【図8】変形例におけるセンサーと固定部材の爪部の関係を示している。
【図9】変形例における光路選択素子の長い爪部がセンサーの検出部に挿入されている状態を示している。
【符号の説明】
【0049】
10 蛍光キューブ交換装置
11 ダイクロイックミラー
12 対物レンズ
13 ステージ
14 標本
15 ランプ光源
16 透過照明装置
17 結像光学系
18 接眼レンズ
19 焦準ハンドル
20 顕微鏡制御装置
30 コントローラ
51 光路選択素子
52、53 シャッタ機構
54,55 センサー
61、62,63,64 爪部
100 倒立方顕微鏡
110 顕微鏡本体
120 光路選択装置
121 配線
122 接続部
130 照明装置
131 落射照明装置
132、142 光ファイバー
133 水銀ランプ
141 全反射照明装置
143 レーザ光源

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の接続ポートにそれぞれ接続された複数の光源からの光の光路の何れかを選択する光路選択手段と、
前記光路選択手段で切替えられた光路の位置を検出する検出手段と、
前記各接続ポートと前記光路選択手段との間に配置された遮光手段と、
前記検出手段からの信号に基づき、前記遮光手段の位置を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする光路選択装置。
【請求項2】
前記制御手段は、前記光路選択手段が非選択の光路の光を遮光するように前記遮光手段の位置を制御することを特徴とする請求項1に記載の光路選択装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記検出手段からの信号に基づく前記光路選択手段の制御と前記遮光手段の制御とが連動して動作するように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の光路選択装置。
【請求項4】
前記光路選択手段と前記遮光手段は、電動駆動されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の光路選択装置。
【請求項5】
前記光路選択手段は、光学素子と当該光学素子を固定する固定手段を有し、
前記固定手段は、前記検出手段で検出される被検出部を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光路選択装置。
【請求項6】
前記固定手段の第1の被検出部は、前記固定手段の中央部近傍に対向して配置された形状の異なる被検出部を含むことを特徴とする請求項5に記載の光路選択装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記検出手段を介して前記第1の被検出部の位置を検出し、検出結果に基づき前記光路選択素子の種別を判別することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の光路選択装置。
【請求項8】
前記固定手段の第2の被検出部は、前記固定部材の対角位置の角部の近傍に略同形状の被検出部を有することを特徴とする請求項5に記載の光路選択装置。
【請求項9】
前記制御手段は、前記検出手段を介して前記第2の被検出部の位置を検出し、検出結果に基づき前記光路選択素子が光路中に有るか否かを判別することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の光路選択装置。
【請求項10】
請求項1から9に記載の光路選択装置を有することを特徴とする照明装置。
【請求項11】
請求項10に記載の照明装置を有することを特徴とする顕微鏡。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−151108(P2009−151108A)
【公開日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−329031(P2007−329031)
【出願日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】