説明

光量調節装置

【課題】1個の駆動モータで2枚の絞り羽根の駆動して開口面積を変化させると共に、NDフィルタ開口部を全域を覆った状態と素通し状態での光量調節を可能とする。
【解決手段】第1、第2の絞り羽根22、23は円形の第1絞り孔22a、23aに付設してそれぞれ矩形状の第2絞り孔22b、23bを有し、第1の絞り羽根22の第2絞り孔22bにNDフィルタ25が取り付けられている。2枚の絞り羽根22、23の相対移動により、(a)から(b)を経由して(c)まで開口面積が連続的に変化する。
(d)は第2絞り孔22b、23bによる状態で、開口部の全域をNDフィルタ25により覆われた状態となっている。この状態から、開口部はNDフィルタ25により全域を覆われた状態で連続的に開口面積が変化する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ビデオカメラ等の光学装置の撮像素子が、好適な受光量を受光するように制御する光量調節装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、ビデオカメラ等の光学装置においては、撮像素子の高画素化及び高感度化が進んでおり、これらの光学装置に用いられるレンズユニットの光学性能には高解像度化が必要となっている。
【0003】
一方、レンズユニットに使用されている光量調節装置は、一般的には2枚の絞り羽根により形成される開口形状を相対的に移動させて変化させるものが多く用いられている。このような形態の光量調節装置では、小絞り時の回折の影響による画像劣化を回避するために、開口部が所定の面積以下になると開口部をNDフィルタが覆うように、絞り羽根にNDフィルタに取り付けられているものが多い。このような構成の光量調節装置では、開口部を全開状態から絞っていった場合に、開口部の一部のみにNDフィルタが掛かった状態が発生する。
【0004】
この場合に、絞り孔の片側の部分のみが、NDフィルタに覆われているため片絞りとなり、NDフィルタに覆われていない素通し部とピント面で光量差が生ずるという問題点がある。
【0005】
この問題点を回避するために、絞り羽根とは別に、NDフィルタのみを光路中に挿脱する機構を設けた光量調節装置が知られている。このような形態の光量調節装置を、NDフィルタが開口部を全く覆わない状態と略全域を覆う状態とに切換えて制御して使用している。しかし、このような場合には絞り羽根を駆動するとは別に、NDフィルタを駆動するアクチュエータが必要であるため、複数のアクチュエータが必要となるので、装置の占有スペースが大きくなると共に、コストが大きくなるという問題がある。
【0006】
特許文献1に記載の光量調節装置は、2枚の絞り羽根のうち、少なくとも1枚にNDフィルタを取り付けて、NDフィルタが光路を覆う場合は光路を全て覆い、覆わない場合は円形の絞り孔を全く覆わない構成としている。
【0007】
【特許文献1】特開平8−184876号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら上述の従来例の構成において、開口面積はNDフィルタが光路を全覆している状態では可変であるが、光路を全く覆わない素通し状態では開口径固定の円形状開口部が、光路中に挿入されるのみであるため不変である。従って、素通し状態の場合は開口面積の調整が不可能であり、被写体の光量に応じた微妙な光量調整ができないという問題がある。
【0009】
本発明の目的は、上述の問題点を解消し、減光フィルタが絞り開口部を完全に覆っている場合に加え、開口部が素通し状態の場合も連続的に開口面積を可変できるようにした光量調節装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するための本発明に係る光量調節装置は、複数枚の絞り羽根を相対移動させる駆動手段を有し、前記複数枚の絞り羽根の絞り孔を組み合わせて形成される開口部の開口面積の大きさを連続的に変化させる光量調節装置であって、前記絞り羽根にはそれぞれ第1絞り孔と第2絞り孔とを設け、前記第1絞り孔により形成される第1の絞り状態と前記第2絞り孔により形成される第2の絞り状態を切換えて使用し、前記少なくとも1枚の絞り羽根の前記第2絞り孔に減光フィルタを取り付け、前記第2の絞り状態における開口面積が所定の開口面積よりも小さい場合には前記開口部の全域を前記減光フィルタにより覆うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る光量調節装置によれば、2枚の絞り羽根の駆動のみで、減光フィルタが開口部を全域覆った状態と素通し状態での光量調節が可能となる。
【0012】
また、1個のアクチュエータの使用に拘わらず、光束の一部のみにフィルタが掛かり撮像面内で光量が異なり、光学性能を劣化する問題を回避可能となり、光学性能を劣化させることなく、アクチュエータの占有スペース及びコスト面で従来製品よりも有利となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は実施例のレンズ鏡筒の断面図であり、図2は分解斜視図である。光軸に沿って、固定の第1レンズ群L1、フォーカス用の第2レンズ群L2、ズーム用の第3レンズ群L3、固定の第4レンズ群L4、赤外カットフィルタF又は後述するダミーガラスGが配列されている。
【0014】
第1レンズ群L1は1群鏡筒1のレンズ保持部により接着又は熱かしめにより固定して保持されている。
【0015】
第2レンズ群L2は2群鏡筒2により保持され、1群鏡筒1と撮像素子保持枠3との間に設けられた2本のガイドバー4によりガイドされている。そして、2群鏡筒2は1群鏡筒1に固定されたステッピングモータから成るフォーカス駆動モータ5の駆動により、光軸方向にフォーカシングのために移動可能とされている。また、ガイドバー4により2群鏡筒2は光軸に平行方向以外への移動が規制されている。また、1群鏡筒1に取り付けられたフォーカスセンサ6により、2群鏡筒2のリセット位置の規定がなされるようになっている。
【0016】
第3レンズ群L3は3群鏡筒7により保持されており、3群鏡筒7はガイドバー4によりガイドされ、光軸以外の方向への移動を規制されており、4群鏡筒8に固定されたステッピングモータから成るズーム駆動モータ9により駆動され光軸方向に移動する。
【0017】
第4レンズ群L4は4群鏡筒8に固定して保持されている。4群鏡筒8に固定されたズームセンサ10は3群鏡筒7の位置を検出し、このズームセンサ10の信号により3群鏡筒7の移動量を決定し、3群鏡筒7を移動してズーム動作を行う。
【0018】
光量調節装置11は4群鏡筒8に固定されており、内蔵する絞り羽根を移動することにより光軸上の開口径を調節し、撮像素子に進入する光量を調節している。
【0019】
図3は赤外カットフィルタF及びダミーガラスGを光軸上で切換える切換部の斜視図である。フィルタ枠12は2つのの開口枠を有し、各開口枠にはそれぞれ赤外カットフィルタF、ダミーガラスGが取り付けられている。
【0020】
フィルタ枠12は両端を撮像素子保持枠3に保持された第2のガイドバー13により、光軸に直交する方向に移動可能にガイドされている。更に、フィルタ枠12にはステッピングモータから成るフィルタ枠駆動モータ14の駆動軸と直交されており、フィルタ枠駆動モータ14の回転によりフィルタ枠12は第2のガイドバー13に沿って駆動される。
【0021】
フィルタ枠12の位置はフィルタ枠センサ15により検出され、フィルタ枠センサ15の信号によりフィルタ枠12を所定の位置まで移動する。従って、フィルタ枠12が光軸に直交する方向に移動することで、光軸上に位置するフィルタ枠12の開口部の切換えが可能となるので、撮像素子に入射する光束の波長を調整することができる。
【0022】
例えば、昼間等に明るい被写体を撮影する場合には、赤外カットフィルタFが取り付けられている開口枠を光軸上に位置させて、色再現性の良い画像を得る。一方、夜間等の低照度の被写体の場合はダミーガラスGを光軸上に位置させ、赤外光も通すことで光量を稼ぐことが可能となる。ダミーガラスGは赤外カットフィルタFの挿入時と光路長を合わせるために使用している。
【0023】
図4は複数枚の光量調節装置11の分解斜視図であり、前方から透孔を有する絞り蓋21、第1の絞り羽根22、第2の絞り羽根23、絞りベース24から成っている。第1、第2の絞り羽根22、23は円形の第1絞り孔22a、23aに付設して、それぞれ角形状の第2絞り孔22b、23bを有し、少なくとも1枚の第1の絞り羽根22の第2絞り孔22bに減光フィルタであるNDフィルタ25が取り付けられている。また、絞りベース24と第2の絞り羽根23の間に駆動レバー26が設けられており、絞りベース24にはモータ27が固定されている。
【0024】
第1の絞り羽根22及び第2の絞り羽根23にそれぞれに設けたガイド溝22c及びガイド溝23cは、絞りベース24に設けられた2本のガイド軸24aにガイドされ、上下方向に移動可能となっている。
【0025】
モータ27は端子27aにフレキシブルケーブル等を介して電流が供給されると、その回転軸27bに回転力が発生する。駆動レバー26の中心は回転軸27bに圧入されているので、回転軸27bが回転すると駆動レバー26は一体となって回転する。駆動レバー26に設けたピン26aは、第1、第2の絞り羽根22、23の溝孔22d、23dにそれぞれ係合しており、駆動レバー26の回転により、第1、第2の絞り羽根22、23は絞りベース24上を相対的に移動する。
【0026】
図5(a)〜(d)は第1、第2の絞り羽根22、23により形成される絞り状態と絞り羽根22、23と駆動レバー26の位置関係を示し、Oは光軸位置を示す中心線である。図5(a)は開口部が完全に閉じた状態を示し、第1の絞り羽根22による第1絞り孔22aと第2の絞り羽根23による第1絞り孔23aとは重なる部分を有さないので、2枚の絞り羽根22、23で形成する開口部は閉じた状態である。
【0027】
図5(b)は駆動レバー26の回転により、図5(a)に示す状態に対して、絞り羽根22、23の相対位置が変り、第1絞り孔22aと第1絞り孔23aにより第1の絞り状態とされている。
【0028】
図5(c)は更に駆動レバー26が回転して、絞り羽根22、23の相対位置が変化し、第1絞り孔22a、23aによる開口面積が最大の開放状態となっている。
【0029】
2枚の絞り羽根22、23の相対移動により、第1絞り孔22a、23a同士により形成される第1の絞り状態は、図5(a)に示す状態から図5(b)に示す状態を経由して、図5(c)の状態まで開口面積が連続的に変化する。即ち、この過程において第1の絞り状態にNDフィルタ25が掛からない状態で、開口面積は閉じ切り状態から開放状態まで連続的に変化する。
【0030】
図5(d)は(c)の状態から駆動レバー26が更に反対側に回転して、2枚の絞り羽根22、23の相対位置が変化した状態を示している。図5(b)及び図5(c)で示す第1絞り孔22a、22bとは別の第2絞り孔22b、23bにより第2の絞り状態となり、開口部の全域を第1の絞り羽根22の第2絞り孔22bに取り付けられたNDフィルタ25により覆われた状態となっている。この状態から、更に駆動レバー26が同方向に回転することで、第2絞り孔22b、23b同士で形成される開口部は、NDフィルタ25により全域を覆われた状態で連続的に開口面積が変化する。
【0031】
図6は2枚の絞り羽根22、23の相対移動量を横軸に示し、縦軸に開口部を通過する光量を示し、(a)〜(d)は図5(a)〜(d)の状態と対応している。横軸の絞り羽根の移動量は、図5(a)のように第1の絞り状態の全閉を開始点とし、第2の絞り状態の全閉を終点としている。実線はNDフィルタ25による減光を考慮していないものであり、点線で示す部分はNDフィルタ25による減光を考慮している。
【0032】
開口部が全閉の図6(a)の状態から駆動レバー26が回転することで、2枚の絞り羽根22、23が移動して開口面積は変化してゆく。図6(a)の状態から(c)の開放状態までは、第1絞り孔22a、23aによる開口面積を連続的に拡大してゆくので、通過する光量も多くなってゆく。一方、(c)の個所を過ぎると、開口面積が連続的に減少すると共に、第2絞り孔22b、23bから成る開口部中にNDフィルタ25が掛かってくる個所では、NDフィルタ25の減光分もあるので、この開口部を通過する光量は減少してゆく。
【0033】
また、開口面積が所定の面積以下となると回折現象が発生し、光学性能に悪影響を及ぼすことになり、図6の領域Ra、Rbでは回折現象が発生する。領域Rcでは開口部の一部にNDフィルタ25が掛かり、片絞り状態となる。従って、絞り羽根22、23の位置が領域Ra、Rb、Rcの範囲で撮影を行わないようにすれば、常時好適な撮影条件が得られることになる。
【0034】
一方、領域RdではNDフィルタ25が開口部全体を覆っているので、この領域Rdでは開口を通過する光量は点線で示される値となり、不使用とした領域Raに相当の光量を一部を除いて補足することが可能となる。従って、素通し状態で回折現象を起こさない領域Reと、領域Rdの第1の絞り状態と第2の絞り状態とを切換えて使用することで、広範囲で連続的なF値の設定が可能となる。なお、第1の絞り状態で回折現象を起こさない最小開口面積時のF値よりも、大きいF値の領域を第2の絞り状態で補間して、連続的なF値調整を可能としている。従って、第2の絞り状態で補間が可能でなように全領域がNDフィルタ25で覆われる開口面積を設定している。
【0035】
図7は実施例の光量調節装置11を備えた光学機器の自動露出制御機構のブロック回路構成図である。光軸上にはフォーカス用の第2レンズ群L2、光量調節装置11、ズーム用の第3レンズ群L3、撮像素子31が配列されている。絞り羽根22、23の位置は、絞り羽根位置検出部32を介して光量制御部33に接続され、光量制御部33の出力はモータ27に接続されている。撮像素子31の出力は映像信号処理回路34に接続され、映像信号処理回路34の出力は撮像素子処理回路35を介して撮像素子31に接続されている。また、映像信号処理回路34は光量制御部33と接続されている。
【0036】
第2レンズ群L2及び第3レンズ群L3を透過する被写体像は、光量調節装置11により光量を調節されて撮像素子31上に結像される。そして、撮像素子31からの信号は、映像信号処理回路34においてテレビジョン信号に変換され、外部のモニタ等に出力される。
【0037】
光量制御部33は映像信号処理回路34から被写体の輝度信号が入力され、絞り羽根位置検出部32からは絞り羽根22、23の位置情報を示す信号が入力される。光量制御部33はこれらの信号に応じて、適切な絞り制御信号を予め設定しているプログラム線図から読み出して各制御部に出力する。また、光量制御部33は輝度信号や絞り値信号に応じてシャッタ速度を予め設定しているプログラム線図から読み出して、映像信号処理回路34にシャッタ速度制御信号を出力する。映像信号処理回路34は入力されたシャッタ速度制御信号に従い、撮像素子処理回路35を駆動して撮像素子31のシャッタ速度を決定する。
【0038】
図8は動作フローチャート図である。ステップS1で、撮像素子31上に結像された被写体像の映像信号が、撮像素子31を介して撮像素子処理回路35に取り込まれる。ステップS1で取り込まれた映像信号は、ステップS2で撮像素子処理回路35により輝度信号に変換されて光量制御部33に入力された後に、光量制御部33により制御信号演算が行われ、適切な絞り制御値が決定される。
【0039】
ステップS3で、絞り羽根位置検出部32により検出された現在の絞り羽根22、23の位置情報信号が検出される。ステップ3で検出された絞り羽根位置がステップS2で決定された絞り制御値であるか否かが、ステップ4で光量制御部33により判定される。否の場合は、ステップS5で絞りモータ27が適切な絞り値となるまで駆動される。
【0040】
なお、このとき図6に示す絞り孔部が領域Ra、Rbの回折が発生する範囲及び領域Rcの開口の一部にNDフィルタ25が掛かる範囲では、適切な絞り値として設定されていないものとする。
【0041】
このステップS4で適切な絞り値となった光量調節装置11は、ステップS6で適切な絞り値に保持される。ステップS7では、光量制御部33により絞り値信号と輝度信号に応じた撮像素子31のシャッタ速度が決定され、自動露出制御動作が終了する。
【0042】
本実施例では、1個のアクチュエータ、つまり1個のモータ27により2枚の絞り羽根22、23を駆動する構成により、あたかも絞り羽根22、23を駆動するのとは別に、NDフィルタ25のみを駆動するアクチュエータを設けた場合と同等の効果が得られる。つまり、1個のモータ27により絞り孔の一部のみにNDフィルタ25が掛かり、撮像面上で光量差が生ずる減少を解消しながら、回折により画像が劣化することなく、広範囲な被写体照度による撮影が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】レンズ鏡筒の断面図である。
【図2】レンズ鏡筒の分解斜視図である。
【図3】フィルタの切換部の斜視図である。
【図4】光量調節装置の分解斜視図である。
【図5】絞り羽根の絞り孔の作動説明図である。
【図6】絞り羽根の移動量と光量の関係のグラフ図である。
【図7】自動露出制御装置のブロック回路構成図である。
【図8】撮像装置の制御のフローチャート図である。
【符号の説明】
【0044】
11 光量調節装置
21 絞り蓋
22、23 第1の絞り羽根
22a、23a 第1絞り孔
22b、23b 第2絞り孔
24 絞りベース
25 NDフィルタ
26 駆動レバー
27 モータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数枚の絞り羽根を相対移動させる駆動手段を有し、前記複数枚の絞り羽根の絞り孔を組み合わせて形成される開口部の開口面積の大きさを連続的に変化させる光量調節装置であって、前記絞り羽根にはそれぞれ第1絞り孔と第2絞り孔とを設け、前記第1絞り孔により形成される第1の絞り状態と前記第2絞り孔により形成される第2の絞り状態を切換えて使用し、前記少なくとも1枚の絞り羽根の前記第2絞り孔に減光フィルタを取り付け、前記第2の絞り状態における開口面積が所定の開口面積よりも小さい場合には前記開口部の全域を前記減光フィルタにより覆うことを特徴とする光量調節装置。
【請求項2】
前記駆動手段は1個のアクチュエータから成ることを特徴とする請求項1に記載の光量調節装置。
【請求項3】
前記減光フィルタはNDフィルタであることを特徴とする請求項1又は2に記載の光量調節装置。
【請求項4】
請求項1〜3の何れかに記載の光量調節装置を備えたことを特徴とするレンズ鏡筒。
【請求項5】
請求項4に記載のレンズ鏡筒を備えたことを特徴とする光学機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−139719(P2010−139719A)
【公開日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−315617(P2008−315617)
【出願日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】