説明

免疫刺激組成物および方法

本発明は、免疫共刺激ポリペプチドと抗原または感染因子とを含むコンジュゲートを提供する。当該コンジュゲートは、抗原または感染因子に対する免疫応答を生じさせるかまたは増強するのに有用である。また、本発明は抗原または感染因子に対する免疫応答を生じさせるかまたは増強するのに有用なコンジュゲートで改変した免疫細胞を提供する。本発明はまた、免疫応答を刺激するのに有用な免疫共刺激ポリペプチドを含む免疫共刺激部分を提供する。さらに本発明は、免疫療法及び感染症を治療または予防する方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)(i)第1免疫共刺激ポリペプチドを含むコンジュゲートメンバーと(ii)結合対の第1メンバーを含むコンジュゲートメンバーとを含む、第1コンジュゲート;および
(b)(i)第1抗原を含むコンジュゲートメンバーと(ii)前記結合対の第2メンバーを含むコンジュゲートメンバーとを含む、第2コンジュゲート
を含む組合せ。
【請求項2】
結合対の第1メンバーがアビジンまたはストレプトアビジンを含み、結合対の第2メンバーがビオチンを含む、請求項1に記載の組合せ。
【請求項3】
第1免疫共刺激ポリペプチドが、4-1BBL、CD86、ICOSL、PD-L1、PD-L2、B7-H3、B7-H4、OX40L、CD27L、CD30L、LIGHT、BAFF、APRIL、CD80およびCD40Lからなる群より選択される、請求項1に記載の組合せ。
【請求項4】
第1抗原が、感染因子関連抗原および腫瘍関連抗原からなる群より選択される、請求項1に記載の組合せ。
【請求項5】
(a)(i)第1免疫共刺激ポリペプチドを含むコンジュゲートメンバーと(ii)結合対の第1メンバーを含むコンジュゲートメンバーとを含む、第1コンジュゲート;および
(b)(i)感染因子関連抗原または感染因子を含むコンジュゲートメンバーと(ii)結合対の第2メンバーを含むコンジュゲートメンバーとを含む、第2コンジュゲートを含む組合せ。
【請求項6】
感染因子が細菌、ウイルスおよび寄生体から選択される、請求項5に記載の組合せ。
【請求項7】
第1腫瘍関連抗原を発現する腫瘍に対する免疫応答を生じさせるかまたは増強する方法であって、該腫瘍を有する患者に:
(a)(i)第1免疫共刺激ポリペプチドを含むコンジュゲートメンバーと(ii)結合対の第1メンバーを含むコンジュゲートメンバーとを含む、第1コンジュゲート、および(i)第1腫瘍関連抗原を含むコンジュゲートメンバーと(ii)前記結合対の第2メンバーを含むコンジュゲートメンバーとを含む、第2コンジュゲート;または
(b)第1および第2コンジュゲートでin vitro処理した免疫細胞
を投与することを含む、上記方法。
【請求項8】
結合対の第1メンバーがアビジンまたはストレプトアビジンを含み、結合対の第2メンバーがビオチンを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
第1免疫共刺激ポリペプチドが、4-1BBL、CD86、ICOSL、PD-L1、PD-L2、B7-H3、B7-H4、OX40L、CD27L、CD30L、LIGHT、BAFF、APRIL、CD80およびCD40Lからなる群より選択される、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記患者が、ウマ、ヒツジ、ヤギ、ウシ、ブタ、トリ、イヌ、ネコおよび霊長類の各種からなる群より選択される、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記患者がヒトである、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
免疫細胞を改変することにより、腫瘍関連抗原を発現する腫瘍または感染因子に対する免疫応答を生じさせるかまたは増強する方法であって、第1免疫共刺激ポリペプチドの受容体を発現する免疫細胞を、
(a)(i)第1免疫共刺激ポリペプチドを含むコンジュゲートメンバーと(ii)結合対の第1メンバーを含むコンジュゲートメンバーとを含む、第1コンジュゲート;および
(b)(i)腫瘍もしくは感染因子に関連する抗原または感染因子を含むコンジュゲートメンバーと(ii)結合対の第2メンバーを含むコンジュゲートメンバーとを含む、第2コンジュゲート
と接触させることを含み、その際、第1コンジュゲートは、免疫共刺激ポリペプチドと受容体との間の結合により免疫細胞に結合し、かつ、第2コンジュゲートは、第1および第2結合対メンバー間の結合を介して免疫細胞に結合する、上記方法。
【請求項13】
第1免疫共刺激ポリペプチドの受容体を発現する改変免疫細胞であって、該改変免疫細胞は、
(a)(i)第1免疫共刺激ポリペプチドを含むコンジュゲートメンバーと(ii)結合対の第1メンバーを含むコンジュゲートメンバーとを含む、第1コンジュゲート;および
(b)(i)第1抗原または感染因子を含むコンジュゲートメンバーと(ii)結合対の第2メンバーを含むコンジュゲートメンバーとを含む、第2コンジュゲートを含み、
その際、第1コンジュゲートは、免疫共刺激ポリペプチドと受容体との結合により免疫細胞にコンジュゲートしており、かつ、第2コンジュゲートは、第1および第2結合対メンバー間の結合を介して免疫細胞にコンジュゲートしている、上記改変免疫細胞。
【請求項14】
感染因子に対する免疫応答を生じさせるかまたは増強する方法であって、該感染因子による感染症に罹患しているかまたはその危険性のある患者に、
(a)(i)第1免疫共刺激ポリペプチドを含むコンジュゲートメンバーと(ii)結合対の第1メンバーを含むコンジュゲートメンバーとを含む、第1コンジュゲート;および
(b)(i)感染因子に関連する第1抗原を含むかまたは該感染因子を含むコンジュゲートメンバーと(ii)結合対の第2メンバーを含むコンジュゲートメンバーとを含む、第2コンジュゲート
を投与することを含む、上記方法。
【請求項15】
前記患者が、ウマ、ヒツジ、ヤギ、ウシ、ブタ、トリ、イヌ、ネコおよび霊長類の各種からなる群より選択される、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記患者がヒトである、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
免疫共刺激ポリペプチドとアビジンまたはストレプトアビジンとを含むコンジュゲートであって、免疫共刺激ポリペプチドが、4-1BBL、CD86、ICOSL、PD-L1、PD-L2、B7-H3、B7-H4、OX40L、CD27L、CD30L、LIGHT、BAFF、APRIL、CD80およびCD40Lからなる群より選択される、上記コンジュゲート。
【請求項18】
動物において免疫刺激応答を誘導する方法であって、免疫共刺激ポリペプチドとアビジンまたはストレプトアビジンとを含むコンジュゲートを動物に投与することを含む、上記方法。
【請求項19】
前記動物に抗原を投与することをさらに含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記動物が、ウマ、ヒツジ、ヤギ、ウシ、ブタ、トリ、イヌ、ネコおよび霊長類の各種からなる群より選択される、請求項18に記載の方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【公表番号】特表2009−518426(P2009−518426A)
【公表日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−544500(P2008−544500)
【出願日】平成18年12月7日(2006.12.7)
【国際出願番号】PCT/US2006/046662
【国際公開番号】WO2007/067681
【国際公開日】平成19年6月14日(2007.6.14)
【出願人】(508170379)ユニバーシティー オブ ルーイビル リサーチ ファンデーション,インコーポレーテッド (3)
【Fターム(参考)】