説明

入力機能付き表示装置、および機器

【課題】信頼性を向上することができる入力機能付き表示装置、および機器を提供する。
【解決手段】入力機能付き表示装置は、液晶表示パネル2と、液晶表示パネル2に対向して配置されたタッチパネルと、液晶表示パネル2が収容されたフレーム4と、を備え、タッチパネルは、基体31と、基体31上に設けられた検出電極と、基体31上に設けられており、かつ検出電極と電気的に接続された配線導体35と、を有し、フレーム4は、基準電位に設定されており、かつ液晶表示パネル2とタッチパネルの配線導体35との間に位置する導電部位43を有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、使用者が入力操作した箇所を入力位置として検出する入力機能付き表示装置、および機器に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、タッチパネルを備えた入力機能付き表示装置が、携帯電話、スマートフォン、ゲーム端末等の携帯端末に広く用いられている(例えば、特許文献1参照)。このような入力機能付き表示装置は、表示パネルと、表示パネルに対向して配置されたタッチパネルと、表示パネルが収容されたフレームと、を備えている。ここで、タッチパネルは、基体と、基体上に設けられた検出電極と、基体上に設けられておりかつ検出電極と電気的に接続された配線導体と、を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−218542号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
タッチパネルは、表示パネルに対向して配置されているので、表示パネルからのノイズの影響を受け易い。タッチパネルが表示パネルからのノイズの影響を受けると、タッチパネルにおいて、入力位置の検出精度および検出感度が低下する可能性があった。特に、タッチパネルの配線導体は、検出電極に対して電圧を印加していることから、配線導体が表示パネルからのノイズの影響を受けると、タッチパネルにおいて、入力位置の検出精度および検出感度が低下し易くなる。入力位置の検出精度および検出感度が低下すると、入力機能付き表示装置の信頼性が低下する。
【0005】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、信頼性を向上することができる入力機能付き表示装置、および機器に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の入力機能付き表示装置における一態様は、表示パネルと、前記表示パネルに対向して配置されたタッチパネルと、前記表示パネルが収容されたフレームと、を備え、前記タッチパネルは、基体と、該基体上に設けられた検出電極と、前記基体上に設けられており、かつ前記検出電極と電気的に接続された配線導体と、を有し、前記フレームは、基準電位に設定されており、かつ前記表示パネルと前記タッチパネルの前記配線導体との間に位置する導電部位を有している。
【0007】
本発明の機器における一態様は、本発明に係る入力機能付き表示装置を筐体に備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明の入力機能付き表示装置、および機器は、信頼性を向上することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施形態に係る入力機能付き表示装置の概略構成を示す平面図である。
【図2】図1中に示した切断線I−Iに沿って切断した断面図である。
【図3】タッチパネルの概略構成を示す平面図である。
【図4】図3中に示した切断線II−IIに沿って切断した断面図である。
【図5】図3中に示した切断線III−IIIに沿って切断した断面図である。
【図6】図2中に示したA1の部分を拡大した図である。
【図7】携帯端末の概略構成を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0011】
但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、本発明の一実施形態の構成部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材を簡略化して示したものである。したがって、本発明に係る入力機能付き表示装置、および携帯端末は、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。
【0012】
図1に示すように、本実施形態に係る入力機能付き表示装置X1は、所望の画像を表示しかつ情報を入力することが可能な表示入力領域Eと、表示入力領域Eの外側に位置する外側領域Eとを有している。また、図1および図2に示すように、入力機能付き表示装置X1は、液晶表示パネル2、タッチパネル3、およびフレーム4を備えている。
【0013】
液晶表示パネル2は、表示のために液晶組成物を利用した表示パネルである。具体的には、液晶表示パネル2は、一方基板と、一方基板に対向して配置される他方基板と、一方基板と他方基板との間に介在した液晶層と、一方基板と他方基板との間に介在しかつ表示に寄与する表示部材層とを備えている。なお、表示部材層としては、例えば、画素電極、配向膜等が挙げられる。また、液晶表示パネル2は、透過型であれば、一方基板、液晶層、および他方基板を照射するバックライトを備えており、反射型であれば、一方基板と他方基板との間に介在した反射膜を備えている。また、液晶表示パネル2は、半透過型であれば、バックライトを備えているとともに、一方基板と他方基板との間に介在した半透過膜を備えている。
【0014】
液晶表示パネル2の駆動方式としては、単純マトリクス駆動方式であってもよいし、アクティブマトリクス駆動方式であってもよい。また、アクティブマトリクス駆動方式の液晶表示パネル2である場合、その方式として、TN(Twisted Nematic)型、IPS(In-Plane Switching)型、AFFS(Advanced Fringe Field Switching)型、VA(Vertical Alignment)型、OCB(Optically Compensated Bend)型のいずれであってもよい。また、モノクロの液晶表示パネル2であってもよいし、カラーの液晶表示パネル2であってもよい。ここで、実際には、液晶表示パネル2の表面あるいは裏面には、位相差板、偏光板等が設けられているが、説明の便宜上、ここでの説明は省略する。
【0015】
なお、液晶表示パネル2の代わりに、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ、電子ペーパ等の表示パネルであってもよい。
【0016】
タッチパネル3は、液晶表示パネル2と空間S1を介して対向して配置されており、使用者が指あるいはペン等で操作した箇所を入力位置として検出する役割を担う部材である。なお、以下では、タッチパネル3は、静電容量方式のタッチパネルである例について説明するが、これに限らず、抵抗膜方式のタッチパネル、表面弾性波方式のタッチパネル、赤外線方式のタッチパネル、あるいは電磁誘導方式のタッチパネルであってもよい。
【0017】
図3は、本実施形態に係るタッチパネル3の概略構成を示す平面図である。図4は、図3中に示した切断線II−IIに沿って切断した断面図である。図5は、図3中に示した切断線III−IIIに沿って切断した断面図である。
【0018】
図3〜図5に示すように、タッチパネル3は、基体31を備えている。基体31は、使用者により指あるいはペン等で操作される操作面31a、およびこの操作面31aの反対側に位置する背面31bを有している。基体31は、操作面31aおよび背面31bに対して交差する方向に光を適切に透過することが可能な構成とされるとともに、絶縁性を有する構成とされている。基体31の構成材料としては、例えば、透明ガラスあるいは透明プラスチック等の透光性を有するものが挙げられるが、中でも視認性の観点において透明ガラスが好ましい。なお、本明細書において透光性とは、可視光に対する透過性を有することを意味する。
【0019】
表示入力領域Eに対応する基体31の背面31b上には、第1検出電極32aと、第1接続電極33aと、第2検出電極32bと、第2接続電極33bと、絶縁体34とが設けられている。
【0020】
第1検出電極32aは、表示入力領域Eに接近した使用者の指U1の、Y方向における入力位置の検出を行う役割を有するものであり、指U1との間に静電容量を発生する機能を有している。すなわち、第1検出電極32aは、基体31の背面31b上に、X方向に沿って所定の間隔を空けて設けられている。ここで、本実施形態に係る第1検出電極32aは、検出感度を向上する観点から、平面視形状が略ひし形とされているが、これには限られない。
【0021】
第1接続電極33aは、隣り合う第1検出電極32aを電気的に接続する役割を担う部材である。第1接続電極33aは、基体31の背面31b上に設けられている。
【0022】
第2検出電極32bは、表示入力領域Eに接近した使用者の指U1の、X方向における入力位置の検出を行う役割を有するものであり、指U1との間に静電容量を発生する機能を有している。すなわち、第2検出電極32bは、基体31の背面31b上に、Y方向に沿って所定の間隔を空けて設けられている。ここで、本実施形態に係る第2検出電極32bは、検出感度を向上する観点から、平面視形状が略ひし形とされているが、これには限られない。
【0023】
第2接続電極33bは、隣り合う第2検出電極32bを電気的に接続する役割を担う部材である。第2接続電極33bは、第1接続電極33aと電気的に絶縁するように、かつ絶縁体34を跨ぐように、当該絶縁体34上に設けられている。ここで、絶縁体34は、第1接続電極33aを覆うようにして基体31の背面31b上に設けられている。絶縁体34の構成材料としては、例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、あるいはシリコーン樹脂等の透明樹脂が挙げられる。
【0024】
上述の第1検出電極32a、第1接続電極33a、第2検出電極32b、および第2接続電極33bの構成材料としては、例えば、透光性を有する導電性部材が挙げられる。透光性を有する導電性部材としては、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、ATO(Antimony Tin Oxide)、AZO(Al-Doped Zinc Oxide)、酸化錫、酸化亜鉛、あるいは導電性高分子(例えば、PEDOT、PSS等)が挙げられる。
【0025】
また、外側領域Eに対応する基体31の背面31b上には、配線導体35が設けられている。
【0026】
配線導体35は、第1検出電極32aおよび第2検出電極32bに電圧を印加するための役割を担う部材である。配線導体35は、その一端部が第1検出電極32aおよび第2
検出電極32bと電気的に接続され、その他端部が外部導通領域G1に位置している。配線導体35は、例えば、硬質で高い形状安定性を得るべく、金属薄膜で構成されている。この金属薄膜としては、例えば、アルミニウム膜、アルミニウム合金膜、クロム膜とアルミニウム膜との積層膜、クロム膜とアルミニウム合金膜との積層膜、銀膜、銀合金膜、あるいは金合金膜が挙げられる。なお、上述の金属薄膜を形成する方法としては、例えば、スパッタリング法、蒸着法、あるいは化学気相成長法が挙げられる。
【0027】
保護部材36は、第1検出電極32a、第1接続電極33a、第2検出電極32b、第2接続電極33b、絶縁体34、および配線導体35を保護するための役割を担う部材である。このため、保護部材36は、これら部材を覆うようにして設けられている。すなわち、保護部材36は、接合部材37を介して基体31の背面31bと接合される。保護部材36としては、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム、アクリルフィルム、ポリカーボネートフィルム、樹脂フィルム等が挙げられる。また、接合部材37としては、例えば、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ゴム系粘着剤、ウレタン系粘着剤等が挙げられる。
【0028】
また、外側領域Eに対応する基体31の操作面31a上には、着色部材38が設けられている。着色部材38は、入力機能付き表示装置X1の外側領域Eを加飾する役割を担う部材である。本実施形態では、着色部材38は、表示入力領域Eを取り囲むように枠状に形成されている。着色部材38としては、例えば、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂等の樹脂材料に、所定の色の顔料または染料を着色剤として含有したものが挙げられる。着色部材38を形成する方法としては、例えば、スクリーン印刷法等が挙げられる。
【0029】
図6は、図2中に示したA1の部分を拡大した図である。図6に示すように、外側領域Eに対応する基体31の背面31b上には、遮光膜39が設けられている。遮光膜39は、バックライトの光が外部へ漏れ出す可能性を低減させる役割を担う部材である。本実施形態では、遮光膜39は、表示入力領域Eを取り囲むように枠状に形成されている。また、遮光膜39は、接合部材37に埋入されている。遮光膜39としては、例えば、黒色顔料あるいはカーボンを含む樹脂膜、金属クロム膜、あるいはチタン膜等が挙げられる。
【0030】
フレーム4は、液晶表示パネル2を収容するための役割を担う部材である。フレーム4の構成材料としては、例えば、ポリカーボネート等の樹脂、あるいは、ステンレス、アルミニウム等の金属が挙げられる。
【0031】
フレーム4は、図2に示すように、下側フレーム41と、上側フレーム42と、導電部位43とを備えている。下側フレーム41は、液晶表示パネル2が載置される部位である。上側フレーム42は、液晶表示パネル2を取り囲むように下側フレーム41上に設けられた部位である。本実施形態では、下側フレーム41と上側フレーム42とは一体的に構成されているが、下側フレーム41と上側フレーム42とは別個独立に構成されていてもよい。導電部位43は、上側フレーム42から内側に向けて突出して構成された部位であり、図3に示すように、表示入力領域Eを取り囲むように枠状に形成されている。なお、図3は、タッチパネル3の概略構成を示す平面図であるが、導電部位43が位置する部位を破線で示している。
【0032】
本実施形態では、上側フレーム42と導電部位43とは一体的に構成されているが、これに限定されない。上側フレーム42と導電部位43とは別個独立に構成されていてもよい。上側フレーム42と導電部位43とが一体的に構成されていると、上側フレーム42および導電部位43にかかるコストが低減され、好ましい。
【0033】
導電部位43は、基準電位に設定されており、図6に示すように、液晶表示パネル2とタッチパネル3の配線導体35との間に位置している。ここで、液晶表示パネルがアクティブマトリクス駆動方式を用いた液晶表示パネル2である場合、この液晶表示パネル2を交流駆動する際に、データ配線の電圧振幅を抑えるため、図示しない他方基板に配置された共通電極の電圧を、低電圧および高電圧に交互に切り替えることが行われている。この共通電極の電圧の切り替えに伴って液晶表示パネル2からノイズが発生する。
【0034】
このため、本実施形態のように、導電部位43は、基準電位に設定されており、導電部位43が、液晶表示パネル2とタッチパネル3の配線導体35との間に位置していれば、導電部位43において、液晶表示パネル2からのノイズを遮蔽することができる。導電部位43において液晶表示パネル2からのノイズを遮蔽することができるので、タッチパネル3の配線導体35に対する液晶表示パネル2からのノイズの影響を低減させることができる。この結果、タッチパネル3において、入力位置の検出精度および検出感度が低下する可能性を低減できる。
【0035】
なお、タッチパネル3において、入力位置の検出精度および検出感度が低下する可能性をより低減させるために、導電部位43は、グランド電位に設定されていることが好ましい。
【0036】
導電部位43とタッチパネル3の保護部材36とは、両面テープ5を介して接着されている。これにより、液晶表示パネル2とタッチパネル3との間の空間S1は、タッチパネル3、フレーム4、および両面テープ5により封止される。このため、外部から水あるいは埃が、液晶表示パネル2に付着する可能性を低減できる。なお、液晶表示パネル2に対する防水性をより向上するために、両面テープ5は、防水性を有した両面テープであることが好ましい。
【0037】
図6に示すように、導電部位43の端面43aは、断面視して、遮光膜39の内側の端部39aよりも外側に位置していることが好ましい。このようにすると、上側フレーム42から内側に向けて突出した導電部位43が着色部材38および遮光膜39で隠れることになる。すなわち、着色部材38および遮光膜39を設けたことにより、導電部位43が使用者に視認されてしまう可能性を低減できる。
【0038】
次に、タッチパネル3の検出原理について説明する。
【0039】
表示入力領域Eに対応する基体31の操作面31aに、導電体である指U1が近接、接触、または押圧すると、指U1と検出電極32a,32bとの間の静電容量が変化する
。ここで、図示しない位置検出ドライバは、指U1と検出電極32a,32bとの間の静
電容量の変化を常に検出している。この位置検出ドライバは、所定値以上の静電容量の変化を検出すると、静電容量の変化が検出された位置を入力位置として検出する。このようにして、タッチパネル3は、入力位置を検出することができる。なお、タッチパネル3が入力位置を検出する方式として、相互キャパシタンス方式および自己キャパシタンス方式のいずれの方式であってもよい。相互キャパシタンス方式を採用すると、同時に複数の入力位置を検出できるので、自己キャパシタンス方式を採用する場合と比べて、好ましい。
【0040】
タッチパネル3は、液晶表示パネル2を透視しながら、表示入力領域Eを入力操作することによって、各種の情報を入力することができる。なお、各種の情報を入力する際に、情報を入力した使用者に対して、押圧感、なぞり感、肌触り感等の様々な触感を呈示する機能をタッチパネル3に付与してもよい。この場合、タッチパネル3における基体31に、1または複数の振動体(例えば、圧電素子等)を備え、所定の入力操作あるいは所定
の押圧荷重を検知した場合に、当該振動体を所定の周波数で振動させることで実現することができる。
【0041】
以上のように、入力機能付き表示装置X1によれば、信頼性を向上することができる。
【0042】
図7は、上記の入力機能付き表示装置X1を備えた携帯端末Y1の概略構成を示す斜視図である。携帯端末Y1は、例えば、携帯電話、スマートフォン、PDA等である。図7に示すように、携帯端末Y1は、入力機能付き表示装置X1と、筐体101と、操作キー102とを備えている。筐体101は、入力機能付き表示装置X1を収容する役割を担う部材である。操作キー102は、使用者により入力操作されるキーである。なお、操作キー102は、表示画面に表示された操作キーであってもよいし、物理的に存在する操作キーであってもよい。
【0043】
入力装置X1の入力位置を検出するために、携帯端末Y1には、上記の位置検出ドライバが備えられている。位置検出ドライバは、上記のように、所定値以上の静電容量の変化を検出すると、静電容量の変化が検出された位置を入力位置として検出するドライバである。また、携帯端末Y1には、液晶表示パネル2の表示画面にオブジェクトを表示し、あるいは音声データの送受信を制御する等の、携帯端末Y1の各部の動作を制御する制御ドライバが備えられている。制御ドライバは、位置検出ドライバからの入力検出信号に基づいて、例えば、表示画面に表示されたオブジェクトを別のオブジェクトに切り替える等の制御を行う。なお、制御ドライバと位置検出ドライバは、物理的に同じドライバであってもよいし、物理的に異なるドライバであってもよい。
【0044】
携帯端末Y1は、入力機能付き表示装置X1を筐体101に備えているので、信頼性を向上することができる。
【0045】
ここで、入力機能付き表示装置X1は、上記の携帯端末Y1の代わりに、産業用途で使用されるプログラマブル表示器、電子手帳、パーソナルコンピュータ、複写機、ゲーム用の端末装置、テレビ、デジタルカメラ等の種々の機器に備えられていてもよい。
【符号の説明】
【0046】
X1 入力機能付き表示装置
Y1 携帯端末
2 液晶表示パネル(表示パネル)
3 タッチパネル
31 基体
32a 第1検出電極(検出電極)
32b 第2検出電極(検出電極)
35 配線導体
39 遮光膜
38a 遮光膜の内側の端部
4 フレーム
43 導電部位
43a 導電部位の端面
101 筐体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示パネルと、
基体、該基体上に設けられた検出電極、および前記基体上に設けられておりかつ前記検出電極と電気的に接続された配線導体を有しており、かつ前記表示パネルと対向して配置されたタッチパネルと、
前記表示パネルと前記タッチパネルの前記配線導体との間に位置する導電部位と、を備え、
前記導電部位は、基準電位に設定されている、入力装置。
【請求項2】
前記表示パネルが収容されたフレームをさらに備え、
前記導電部位は、前記フレームから内側に向けて突出して構成されている、請求項1に記載の入力装置。
【請求項3】
前記タッチパネルは、遮光膜をさらに有し、
前記導電部位の端面は、断面視して、前記遮光膜の内側の端部よりも外側に位置している、請求項1または2に記載の入力機能付き表示装置。
【請求項4】
前記基準電位は、グランド電位である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の入力機能付き表示装置。
【請求項5】
前記タッチパネルは、静電容量方式のタッチパネルであり、
前記表示パネルは、液晶表示パネルである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の入力機能付き表示装置。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか一項に記載の入力機能付き表示装置を筐体に備えた機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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