説明

内外装部材の選択支援システム

【課題】住宅建築に際しての内外装部材の選択を的確に効率良く行うことができる内外装部材の選択支援システムを提供する。
【解決手段】この選択支援システムにおいては、表示画面6A上に種類選択画面30、シリーズ選択画面40、アイテム選択画面50を順次表示させて、内外装部材を種類、シリーズ、アイテムの順に段階的に絞り込む過程において、シリーズ選択画面40では、シリーズの絞り込み条件を指定すると、その絞り込み条件に合致するシリーズのシリーズ名が強調表示され、アイテム選択画面50では、アイテムの仕様詳細を優先順位の高いものから順に指定するたびに以降の仕様詳細が適切なものに絞り込まれて、最終的に所望のアイテムが選び出される。これにより、専門知識の乏しい建築主(住宅購入者)であっても、内外装部材の選択を的確に効率良く行うことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、住宅用の各種内外装部材の中から所望の内外装部材(アイテム)を選び出すための選択支援システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、住宅の建築に際して、住宅に装備する内外装部材の仕様を決定する場合、住宅メーカーや工務店の担当者は、各種内外装部材の写真や仕様が掲載された紙カタログを使用しながら、建築主(住宅購入者)との打ち合わせを繰り返して、建築条件や建築主(住宅購入者)の要望に即した所望の内外装部材を紙カタログの中から選び出すといった作業を行っていた。
【0003】
しかしながら、内装部材としては、例えば内装仕上げ材、室内建具、造作材、階段、収納、キッチン、バス、洗面設備、トイレ等があり、外装部材としては、例えば屋根材、外壁材、玄関ドア、サッシ等があるように、内外装部材には様々な種類があり、しかもそれぞれの種類毎に多くのバリエーションがあって、紙カタログの頁数や冊数も膨大になることから、紙カタログを使用した内外装部材の選択に際しては、多くの時間と労力を要していた。しかも、専門知識を必要とすることも多く、住宅メーカーや工務店の担当者主導となっていて、建築主(住宅購入者)だけでは内外装部材の選択を的確に行うことができないこともあった。
【0004】
近年においては、コンピュータ技術や画像処理技術の発達に伴って、紙カタログの内容を電子化した電子カタログやWebカタログが広く普及してきており、この種の電子カタログやWebカタログを利用して、内外装部材の選択を支援するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平6−131378号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、電子カタログやWebカタログとしては、検索機能や付箋機能等が付加されてはいるものの、紙カタログの内容をその形式のまま表示画面上に表示させるようにしたものが大半であって、このような電子カタログやWebカタログを利用したシステムにおいて、その内外装部材の選択プロセスは紙カタログを使用するときと根本的にあまり変わらず、内外装部材の選択を的確に効率良く行う上で、改良の余地があった。
【0007】
そこで、この発明は、上記の不具合を解消して、内外装部材(アイテム)の選択を的確に効率良く行うことができる内外装部材の選択支援システムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明の内外装部材の選択支援システムは、住宅用の内外装部材の種類を選択するための種類選択画面情報20、それぞれの内外装部材の種類毎に用意され、複数のシリーズの中から所望のシリーズを選択するためのシリーズ選択画面情報21、それぞれのシリーズ毎に用意され、複数のアイテムの中から所望のアイテムを選択するためのアイテム選択画面情報22、各シリーズ及び各アイテムに関する各種情報23を記憶する記憶手段10と、この記憶手段10に記憶されている種類選択画面情報20を読み出すとともに、表示画面6A上に種類選択画面30として表示させる種類選択受付手段25と、前記種類選択画面30において選択された内外装部材の種類についてのシリーズ選択画面情報21を前記記憶手段10から読み出すとともに、表示画面6A上にシリーズ選択画面40として表示させるシリーズ選択受付手段26と、前記シリーズ選択画面40において選択されたシリーズについてのアイテム選択画面情報22を前記記憶手段10から読み出すとともに、表示画面6A上にアイテム選択画面50として表示させるアイテム選択受付手段27と、前記アイテム選択画面50において選択されたアイテムに関する情報を保存する保存手段28と、保存されたアイテムに関する情報を表示画面6A上に一覧表示する一覧表示手段29とを備え、前記シリーズ選択画面40において、選択されたシリーズのイメージ画像を表示するシリーズ画像表示欄44が設けられ、前記アイテム選択画面50において、選択されたアイテムの画像を表示するアイテム画像表示欄51が設けられていることを特徴とする。なお、上記において、「シリーズ」とは、基本的な仕様が共通する内外装部材群を意味しており、「アイテム」とは、シリーズを構成する個々の内外装部材を意味している。
【0009】
具体的には、一部又は全部のシリーズ選択画面40において、シリーズの絞り込み条件を指定するための条件指定欄45が設けられ、一覧表示されている複数のシリーズ名のうち、前記条件指定欄45で指定された絞り込み条件に合致するシリーズのシリーズ名が強調表示される。
【0010】
また、一部又は全部のアイテム選択画面50において、アイテムの仕様詳細を指定するための複数の仕様詳細指定欄54が優先順位をつけて設けられ、優先順位の高い仕様詳細指定欄54で指定された仕様詳細に応じて、それよりも優先順位の低い仕様詳細指定欄54の選択肢が変更され、これら複数の仕様詳細指定欄54で指定された仕様詳細を有するアイテムが選択されたアイテムとされている。
【0011】
さらに、一部又は全部のアイテム選択画面50において、選択されたアイテムの品番等の識別子を表示する識別子表示欄55、選択されたアイテムについての注意事項を表示する注意事項表示欄57、選択されたアイテムに装備可能な付属品を指定するための付属品指定欄58が選択的に設けられている。
【0012】
また、内外装部材の種類の1つとして洗面設備が設定され、洗面設備についてのシリーズ選択画面40において、複数のシリーズ名がグレード別に分類表示されるとともに、シリーズの絞り込み条件を指定するための条件指定欄45が設けられ、この条件指定欄45は、洗面設備のサイズを指定するサイズ指定部45B、洗面設備のタイプを指定するタイプ指定部45C、洗面設備に装備する水栓の種類を指定する水栓指定部45Dを備え、分類表示されている複数のシリーズ名のうち、前記条件指定欄45のサイズ指定部45B、タイプ指定部45C、水栓指定部45Dにおいて指定された絞り込み条件に合致するシリーズのシリーズ名が強調表示される。
【発明の効果】
【0013】
この発明の選択支援システムを利用した内外装部材の選択に際しては、表示画面上に種類選択画面、シリーズ選択画面、アイテム選択画面を順次表示させて、内外装部材を種類、シリーズ、アイテムの順に段階的に絞り込んでいくことができ、しかもシリーズ選択画面では、選択されたシリーズのイメージ画像がリアルタイムに表示され、アイテム選択画面では、選択されたアイテムの画像がリアルタイムに表示されることから、内外装部材(アイテム)の選択を的確に効率良く行うことができる。
【0014】
また、シリーズ選択画面において、シリーズの絞り込み条件を指定すると、その絞り込み条件に合致するシリーズのシリーズ名が強調表示されたり、アイテム選択画面において、アイテムの仕様詳細を優先順位の高いものから順に指定するたびに以降の仕様詳細が適切なものに絞り込まれて、最終的に所望のアイテムが選び出されるといった対話型の選択プロセスを実現することで、専門知識の乏しい建築主(住宅購入者)であっても、内外装部材(アイテム)の選択を的確に効率良く行うことができる。
【0015】
特に、洗面設備についてのシリーズ選択画面において、シリーズ名がグレード別に分類表示され、洗面設備のサイズ、洗面設備のタイプ、洗面設備に装備する水栓の種類を指定すると、それら絞り込み条件に合致するシリーズのシリーズ名が強調表示されることで、所望のシリーズをより判り易く的確に選び出すことができる。
【0016】
さらに、アイテム選択画面において、選択されたアイテムの品番等の識別子、選択されたアイテムについての注意事項、選択されたアイテムに装備可能な付属品等がリアルタイムに表示されることで、アイテムの選択と同時にアイテムに関連する設計施工用の各種情報(業務関連情報)も集めることができ、住宅メーカーや工務店における設計担当者や営業担当者にとっても大幅な業務省力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】この発明の一実施形態に係る内外装部材の選択支援システムの構成図である。
【図2】端末装置のブロック図である。
【図3】サーバのブロック図である。
【図4】内外装部材の選択プロセスを示すフローチャートである。
【図5】「インテリア」選択時の種類選択画面を示す図である。
【図6】「エクステリア」選択時の種類選択画面を示す図である。
【図7】仕上げ材についてのシリーズ選択画面を示す図である。
【図8】室内建具についてのシリーズ選択画面を示す図である。
【図9】洗面設備についてのシリーズ選択画面を示す図である。
【図10】玄関ドアについてのシリーズ選択画面を示す図である。
【図11】サッシについてのシリーズ選択画面を示す図である。
【図12】仕上げ材の1つのシリーズについてのアイテム選択画面を示す図である。
【図13】室内建具の1つのシリーズについてのアイテム選択画面を示す図である。
【図14】洗面設備の1つのシリーズについてのアイテム選択画面を示す図である。
【図15】洗面設備の別のシリーズについてのアイテム選択画面を示す図である。
【図16】選択アイテム情報の一覧表示画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。この発明の一実施形態に係る内外装部材の選択支援システムは、図1に示すように、サーバ1と複数の端末装置2とを、イントラネットやインターネット等の通信ネットワーク3を介して通信可能に接続することで構成されている。なお、図1においては、3台の端末装置2がサーバ1に接続されている例を示しているが、3台に限られるものではない。
【0019】
端末装置2は、例えば住宅メーカーや工務店における設計担当者や営業担当者、或いは、建築主(住宅購入者)が使用するweb機能を有するパーソナルコンピュータからなり、図2に示すように、キーボードやマウス、スキャナ等からなる入力部5、液晶表示パネルやプリンタ等からなる出力部6、各種プログラムや各種情報が記憶されたハードディスク等からなる記憶部7、サーバ1等との間での各種情報を送受信するための通信部8、これら入力部5、出力部6、記憶部7及び通信部8を統括的に制御するCPU、ROM、RAM等からなる制御部9を少なくとも備えている。
【0020】
サーバ1は、例えば住宅メーカーや工務店において管理されているwebサーバであって、図3に示すように、各種プログラムや各種情報が記憶されたハードディスク等からなる記憶手段としての記憶部10、端末装置2等との間での各種情報を送受信するための通信部11、これら記憶部10及び通信部11を統括的に制御するCPU、ROM、RAM等からなる制御部12を少なくとも備えている。
【0021】
記憶部10には、内外装部材の種類を選択するための種類選択画面情報20、それぞれの内外装部材の種類毎に用意され、複数のシリーズの中から所望のシリーズを選択するためのシリーズ選択画面情報21、それぞれのシリーズ毎に用意され、複数のアイテムの中から所望のアイテムを選択するためのアイテム選択画面情報22、各シリーズ及び各アイテムに関する各種情報23、及び選択支援用プログラム24が記憶されている。なお、「シリーズ」とは、基本的な仕様が共通する内外装部材群を意味しており、「アイテム」とは、シリーズを構成する個々の内外装部材を意味している。
【0022】
制御部12は、記憶部10に記憶されている選択支援用プログラム24を読み込んで実行することにより、種類選択受付手段25、シリーズ選択受付手段26、アイテム選択受付手段27、保存手段28、一覧表示手段29として機能するようになっている。
【0023】
種類選択受付手段25は、端末装置2からの種類選択画面情報20の送信要求を通信部8、11を介して受信すると、記憶部10に記憶されている種類選択画面情報20を読み出すとともに、この種類選択画面情報20を通信部8、11を介して端末装置2へ送信して、端末装置2における出力部6の表示画面6A上に種類選択画面30として表示させるようになっている。
【0024】
シリーズ選択受付手段26は、種類選択画面30において内外装部材の種類が選択されて、この選択情報を通信部8、11を介して受信すると、選択された内外装部材の種類についてのシリーズ選択画面情報21を記憶部10から読み出すとともに、このシリーズ選択画面情報21を通信部8、11を介して端末装置2へ送信して、端末装置2における出力部6の表示画面6A上にシリーズ選択画面40として表示させるようになっている。
【0025】
アイテム選択受付手段27は、シリーズ選択画面40において所望のシリーズが選択されて、この選択情報を通信部8、11を介して受信すると、選択されたシリーズについてのアイテム選択画面情報22を記憶部10から読み出すとともに、このアイテム選択画面情報22を通信部8、11を介して端末装置2へ送信して、端末装置2における出力部6の表示画面6A上にアイテム選択画面50として表示させるようになっている。
【0026】
保存手段28は、端末装置2からの保存要求を通信部8、11を介して受信すると、アイテム選択画面50において選択されたアイテムに関する情報を、選択アイテム情報として記憶部10に保存するようになっている。
【0027】
一覧表示手段29は、端末装置2からの一覧表示要求を通信部8、11を介して受信すると、記憶部10に保存されているすべての選択アイテム情報を記憶部10から読み出すとともに、それら選択アイテム情報を通信部8、11を介して端末装置2へ送信して、端末装置2における出力部6の表示画面6A上に選択アイテム情報を一覧表示させるようになっている。
【0028】
次に、上記の選択支援システムを利用した内外装部材の選択プロセスについて説明する。図4のフローチャートに示すように、まず住宅メーカーや工務店における設計担当者や営業担当者、或いは、建築主(住宅購入者)は、端末装置2を使用して、サーバ1が運営するホームページにアクセスして、内外装部材の種類を選択するための種類選択画面情報20を送信するよう要求する(S1)。この送信要求を受信したサーバ1は、種類選択画面情報20を記憶部10から読み出すとともに、端末装置2へ送信して、端末装置2における出力部6の表示画面6A上に種類選択画面30として表示させる(S2)。
【0029】
図5及び図6は、種類選択画面30の一例を示している。この種類選択画面30においては、内外装部材の種類を一覧表示するための種類一覧表示欄31、内外装部材についての各種最新情報を表示するための最新情報表示欄32、建築条件等を指定するための建築条件指定欄33、これら各欄31、32、33における表示内容を切り替えるための切り替え欄34等が設けられている。
【0030】
切り替え欄34には、「インテリア」と「エクステリア」の選択ボタン34a、34bが表示されている。そして、「インテリア」の選択ボタン34aを端末装置2の入力部30のマウス等(以下、単に「マウス等」と称する)によってクリックすることで、図5に示すように、種類一覧表示欄31には、「仕上げ材」「室内建具」「間仕切」「階段」「造作材」「和室造作」「収納」「キッチン」「バス」「洗面設備」「トイレ」「電気設備・他」等の各種内装部材の種類を示す選択ボタン31aが一覧表示され、最新情報表示欄32には、内装部材の最新情報が表示され、建築条件指定欄33には、「一般地」又は「寒冷地」を選択する地域選択部33A、「システム配管」又は「在来工法配管」を選択する配管選択部33B、住宅の構造を選択する構造選択部33C等がプルダウンメニュー形式で表示されるようになっている。また「エクステリア」の選択ボタン34bをマウス等によってクリックすることで、図6に示すように、種類一覧表示欄31には、「玄関ドア」「サッシ」「開口部付帯」「屋根材」「外壁材」「バルコニー」「電気設備・他」等の各種外装部材の種類を示す選択ボタン31bが一覧表示され、最新情報表示欄32には、外装部材の最新情報が表示され、建築条件指定欄33には、「全て」又は「一般地」又は「寒冷地」又は「寒冷多雪地」又は「多雪地」を選択する地域選択部33D、外壁タイプを選択する外壁選択部33E等がプルダウンメニュー形式で表示されるようになっている。なお、建築条件指定欄33において指定した建築条件が、以後のシリーズ選択やアイテム選択に反映されるようになっている。
【0031】
図4に戻って、上記の種類選択画面30において、種類一覧表示欄31に表示されている選択ボタン31a、31bの中からいずれかの選択ボタン31a、31bをマウス等によってクリックして、内外装部材の種類を選択すると(S3)、サーバ1は、この選択情報(選択された内外装部材の種類)を受信して、選択された内外装部材の種類についてのシリーズ選択画面情報21を記憶部10から読み出すとともに、端末装置2へ送信して、端末装置2における出力部6の表示画面6A上にシリーズ選択画面40として表示させる(S4)。
【0032】
シリーズ選択画面40は、内外装部材の種類毎に用意されているが、そのうちのいくつかを例示すると、図7は仕上げ材についてのシリーズ選択画面、図8は室内建具についてのシリーズ選択画面、図9は洗面設備についてのシリーズ選択画面、図10は玄関ドアについてのシリーズ選択画面、図11はサッシについてのシリーズ選択画面を示している。
【0033】
図7に示すシリーズ選択画面40は、種類選択画面30の種類一覧表示欄31において「仕上げ材」を選択することで表示されるもので、仕上げ材のシリーズ名を「床」「壁」「天井」「その他」等の適用部位別に分類して一覧表示するためのシリーズ一覧表示欄41、仕上げ材についての各種新着情報を表示するための新着情報表示欄42、シリーズのセールスポイントを表示するためのセールスポイント表示欄43、シリーズのイメージ画像を表示するためのシリーズ画像表示欄44等が設けられている。
【0034】
そして、シリーズ一覧表示欄41に表示されているいずれかのシリーズ名に対してマウスオーバーして、シリーズを選択すると、選択されたシリーズのセールスポイントがセールスポイント表示欄43に表示され、選択されたシリーズのイメージ画像がシリーズ画像表示欄44に表示されるようになっている。なお、シリーズ一覧表示欄41には、適用部位毎に代表的なシリーズのイメージ画像が表示されているが、適用部位毎に設けられたシリーズ画像一覧表示ボタン41aをマウス等によってクリックすることで、その適用部位に分類されている全シリーズのイメージ画像がシリーズ名とともに一覧表示されるようになっている。
【0035】
図8に示すシリーズ選択画面40は、種類選択画面30の種類一覧表示欄31において「室内建具」を選択することで表示されるもので、室内建具のシリーズ名を「ECグレード」「SDグレード」「DXグレード」「HGグレード」等のグレード別に分類して一覧表示するためのシリーズ一覧表示欄41、室内建具についての各種新着情報を表示するための新着情報表示欄42、シリーズのセールスポイントを表示するためのセールスポイント表示欄43、シリーズのイメージ画像を表示するためのシリーズ画像表示欄44、シリーズの絞り込み条件を指定するための条件指定欄45等が設けられている。
【0036】
そして、シリーズ一覧表示欄41に表示されているいずれかのシリーズ名に対してマウスオーバーして、シリーズを選択すると、選択されたシリーズのセールスポイントがセールスポイント表示欄43に表示され、選択されたシリーズのイメージ画像がシリーズ画像表示欄44に表示されるようになっている。また、条件指定欄45には、「ジャパニーズ」「モダン」「ヨーロピアン」等の各種テイストを示す複数の選択ボタン45aが一覧表示され、これら選択ボタン45aをマウス等によってクリックしてテイストを指定することで、シリーズ一覧表示欄41に分類表示されているシリーズ名のうち、指定された絞り込み条件(テイスト)に合致するシリーズのシリーズ名が強調表示されて(図8においては、例えばシリーズ名が着色表示されている)、その他のシリーズ名と区別されるようになっている。なお、シリーズ一覧表示欄41には、グレード毎に代表的なシリーズのイメージ画像が表示されているが、グレード毎に設けられたシリーズ画像一覧表示ボタン41aをマウス等によってクリックすることで、そのグレードに分類されている全シリーズのイメージ画像がシリーズ名とともに一覧表示されるようになっている。
【0037】
図9に示すシリーズ選択画面40は、種類選択画面30の種類一覧表示欄31において「洗面設備」を選択することで表示されるもので、洗面設備のシリーズ名を「HGグレード」「DXグレード」「SDグレード」「その他」等のグレード別に分類して一覧表示するためのシリーズ一覧表示欄41、洗面設備についての各種新着情報を表示するための新着情報表示欄42、シリーズのセールスポイントを表示するためのセールスポイント表示欄43、シリーズのイメージ画像を表示するためのシリーズ画像表示欄44、シリーズの絞り込み条件を指定するための条件指定欄45等が設けられている。
【0038】
そして、シリーズ一覧表示欄41に表示されているいずれかのシリーズ名に対してマウスオーバーして、シリーズを選択すると、選択されたシリーズのセールスポイントがセールスポイント表示欄43に表示され、選択されたシリーズのイメージ画像がシリーズ画像表示欄44に表示されるようになっている。また、条件指定欄45は、洗面設備のサイズ(横幅寸法)を指定するサイズ指定部45B、洗面設備のタイプを指定するタイプ指定部45C、洗面設備に装備する水栓の種類を指定する水栓指定部45Dを備えている。サイズ指定部45Bには、0.7〜2.0mの横幅寸法を示す複数の選択ボタン45bが一覧表示され、これら選択ボタン45bをマウス等によってクリックしてサイズを指定することで、シリーズ一覧表示欄41に分類表示されているシリーズ名のうち、指定された絞り込み条件(サイズ)に合致するシリーズのシリーズ名が強調表示されて(図9においては、例えばシリーズ名が着色表示されている)、その他のシリーズ名と区別されるようになっている。タイプ指定部45Cは、プルダウンメニュー形式で表示され、「カウンター」又は「ボウル一体型カウンター」又は「化粧台」又は「選択なし」のいずれかを選択するようになっており、これら選択項目をマウス等によってクリックしてタイプを指定することで、シリーズ一覧表示欄41に分類表示されているシリーズ名のうち、指定された絞り込み条件(タイプ)に合致するシリーズのシリーズ名が強調表示されて(図9においては、例えばシリーズ名が囲まれている)、その他のシリーズ名と区別されるようになっている。水栓指定部45Dは、プルダウンメニュー形式で表示され、「シャワー付きシングルレバー水栓」又は「シングルレバー水栓」又は「オート水栓」又は「選択なし」のいずれかを選択するようになっており、これら選択項目をマウス等によってクリックして水栓の種類を指定することで、シリーズ一覧表示欄41に分類表示されているシリーズ名のうち、指定された絞り込み条件(水栓の種類)に合致するシリーズのシリーズ名が強調表示されて(図9においては、例えばシリーズ名にマーク「!」が付与されている)、その他のシリーズ名と区別されるようになっている。なお、シリーズ一覧表示欄41には、グレード毎に代表的なシリーズのイメージ画像が表示されているが、グレード毎に設けられたシリーズ画像一覧表示ボタン41aをマウス等によってクリックすることで、そのグレードに分類されている全シリーズのイメージ画像がシリーズ名とともに一覧表示されるようになっている。
【0039】
図10に示すシリーズ選択画面40は、種類選択画面30の種類一覧表示欄31において「玄関ドア」を選択することで表示されるもので、玄関ドアのシリーズ名を一覧表示するためのシリーズ一覧表示欄41、玄関ドアについての各種新着情報を表示するための新着情報表示欄42、シリーズのセールスポイントを表示するためのセールスポイント表示欄43、シリーズのイメージ画像を表示するためのシリーズ画像表示欄44、シリーズの絞り込み条件を指定するための条件指定欄45等が設けられている。
【0040】
そして、シリーズ一覧表示欄41に表示されているいずれかのシリーズ名に対してマウスオーバーして、シリーズを選択すると、選択されたシリーズのセールスポイントがセールスポイント表示欄43に表示され、選択されたシリーズのイメージ画像がシリーズ画像表示欄44に表示されるようになっている。また、条件指定欄45は、玄関ドアのテイストを指定するテイスト指定部45E、玄関ドアの各種対応を指定する対応指定部45Fを備えている。テイスト指定部45Eには、「ジャパニーズ」「モダン」「ヨーロピアン」等の各種テイストを示す複数の選択ボタン45eが一覧表示され、これら選択ボタン45eをマウス等によってクリックしてテイストを指定することで、シリーズ一覧表示欄41に分類表示されているシリーズ名のうち、指定された絞り込み条件(テイスト)に合致するシリーズのシリーズ名が強調表示されて(図10においては、例えばシリーズ名が着色表示されている)、その他のシリーズ名と区別されるようになっている。対応指定部45Fには、「CP対応」「電気錠対応」「防火対応」「2階対応」等の各種対応を示す複数の選択ボタン45fが一覧表示され、これら選択ボタン45fをマウス等によってクリックして対応を指定することで、シリーズ一覧表示欄41に分類表示されているシリーズ名のうち、指定された絞り込み条件(対応)に合致するシリーズのシリーズ名が強調表示されて(図10においては、例えばシリーズ名にアイコンが付与されている)、その他のシリーズ名と区別されるようになっている。なお、シリーズ一覧表示欄41には、代表的なシリーズのイメージ画像が表示されているが、シリーズ画像一覧表示ボタン41aをマウス等によってクリックすることで、全シリーズのイメージ画像がシリーズ名とともに一覧表示されるようになっている。
【0041】
図11に示すシリーズ選択画面40は、種類選択画面30の種類一覧表示欄31において「サッシ」を選択することで表示されるもので、サッシのシリーズ名を「引違いサッシ」「出隅コーナーサッシ」「スイングサッシ」「出窓」「意匠サッシ」等の用途別に分類して一覧表示するためのシリーズ一覧表示欄41、サッシについての各種新着情報を表示するための新着情報表示欄42、シリーズのセールスポイントを表示するためのセールスポイント表示欄43、シリーズのイメージ画像を表示するためのシリーズ画像表示欄44等が設けられている。
【0042】
そして、シリーズ一覧表示欄41に表示されているいずれかのシリーズ名に対してマウスオーバーして、シリーズを選択すると、選択されたシリーズのセールスポイントがセールスポイント表示欄43に表示され、選択されたシリーズのイメージ画像がシリーズ画像表示欄44に表示されるようになっている。なお、シリーズ一覧表示欄41には、用途毎に代表的なシリーズのイメージ画像が表示されているが、用途毎に設けられたシリーズ画像一覧表示ボタン41aをマウス等によってクリックすることで、その用途に分類されている全シリーズのイメージ画像がシリーズ名とともに一覧表示されるようになっている。
【0043】
このように、内外装部材の種類毎に用意されているシリーズ選択画面40においては、内外装部材の種類に応じてシリーズの分類方法や絞り込み方法を異ならせる(内外装部材の種類毎にシリーズの分類方法や絞り込み方法を最適化する)とともに、選択されたシリーズのセールスポイントやイメージ画像をタイムリーに表示させることで、専門知識の乏しい建築主(住宅購入者)であっても、シリーズ選択を的確に効率良く行えるようになっている。
【0044】
図4に戻って、上記のシリーズ選択画面40において、シリーズ一覧表示欄41に表示されているシリーズ名の中からいずれかのシリーズ名をマウス等によってクリックして、所望のシリーズを選択すると(S5)、サーバ1は、この選択情報(選択されたシリーズ)を受信して、選択されたシリーズについてのアイテム選択画面情報22を記憶部10から読み出すとともに、端末装置2へ送信して、端末装置2における出力部6の表示画面6A上にアイテム選択画面50として表示させる(S6)。
【0045】
アイテム選択画面50は、内外装部材のシリーズ毎に用意されているが、そのうちのいくつかを例示すると、図12は仕上げ材の1つのシリーズについてのアイテム選択画面、図13は室内建具の1つのシリーズについてのアイテム選択画面、図14は洗面設備の1つのシリーズについてのアイテム選択画面、図15は洗面設備の別のシリーズについてのアイテム選択画面を示している。
【0046】
図12に示すアイテム選択画面50は、仕上げ材についてのシリーズ選択画面40においてシリーズ名「○○天井材」を選択することで表示されるもので、アイテムの画像を表示するためのアイテム画像表示欄51、アイテムについての各種新着情報を表示するための新着情報表示欄52、「○○天井材」に属するアイテム全般の仕様概要を表示するための仕様表示欄53、「種類」「色」「メーカー」等の各種の仕様詳細を指定するための複数の仕様詳細指定欄54、アイテムの品番等の識別子を表示するための識別子表示欄55、アイテム設計基準書を閲覧するための基準書リンク欄56、アイテムについての注意事項を表示するための注意事項表示欄57、アイテムに装備可能な付属品を指定するための付属品指定欄58等が設けられている。
【0047】
そして、仕様詳細指定欄54には、それぞれ複数の選択ボタン54aが一覧表示され、これら選択ボタン54aをマウス等によってクリックすることで仕様詳細を指定するようになっている。これら仕様詳細指定欄54は、例えば画面左側から順に「種類」が第1位、「色」が第2位、「メーカー」が第3位といったように優先順位をつけて設けられ、優先順位の高い仕様詳細指定欄54で指定した仕様詳細に応じて、それよりも優先順位の低い仕様詳細指定欄54の選択肢(選択ボタン54aの内容)が変更されて絞り込まれるようになっている。
【0048】
また、それぞれの仕様詳細指定欄54で指定された仕様詳細に基づいて所望のアイテムが選び出されて(それぞれの仕様詳細指定欄54で指定された仕様詳細を有するアイテムが選択されたアイテムとされて)、その選択されたアイテムの画像がアイテム画像表示欄51に表示され、選択されたアイテムについての各種新着情報が新着情報表示欄52に表示され、選択されたアイテムの品番が識別子表示欄55に表示され、選択されたアイテムについての例えば取付工事に際しての注意事項等が注意事項表示欄57に表示され、選択されたアイテムに装備可能な付属品名が付属品指定欄58に一覧表示されるようになっている。すなわち、アイテムの選択(仕様詳細の指定)に連動して、アイテムの画像、新着情報、品番、注意事項、付属品名が切り替わって表示されるようになっている。なお、付属品指定欄58において付属品名をマウス等によってクリックして、付属品を指定すると、図示しない別画面が開いて、指定された付属品について各種タイプの中から所望のタイプのもの選択することができるようになっている。また、基準書リンク欄56には、「運用上の注意」「納まり図」「設計上の注意」「オーダー上の注意」等の複数の選択ボタン56aが一覧表示され、これら選択ボタン56aをマウス等によってクリックして例えば「運用上の注意」を選択することで、図示しない別画面が開いて、アイテム設計基準書における「○○天井材」についての「運用上の注意」が記載された該当ページが表示されるようになっている。すなわち、アイテム設計基準書を複数に細分化して、見たい情報をすばやく表示することができるようになっている。
【0049】
図13に示すアイテム選択画面50は、室内建具についてのシリーズ選択画面40においてシリーズ名「○○建具」を選択することで表示されるもので、アイテムの画像を表示するためのアイテム画像表示欄51、アイテムについての各種新着情報を表示するための新着情報表示欄52、「○○建具」に属するアイテム全般の仕様概要を表示するための仕様表示欄53、「用途」「色」「開口幅」「高さ」「欄間」「ガラスくり抜き形状」「敷居」「飾り枠仕様」等の各種の仕様詳細を指定するための複数の仕様詳細指定欄54、アイテムの建具記号等の識別子を表示するための識別子表示欄55、アイテムに装備可能な付属品を指定するための付属品指定欄58等が設けられている。
【0050】
そして、仕様詳細指定欄54には、それぞれ複数の選択ボタン54aが一覧表示され、これら選択ボタン54aをマウス等によってクリックすることで仕様詳細を指定するようになっている。これら仕様詳細指定欄54は、例えば画面左側から順に「用途」が第1位、「色」が第2位、「開口幅」が第3位、「高さ」が第4位、以下省略といったように優先順位をつけて設けられ、優先順位の高い仕様詳細指定欄54で指定した仕様詳細に応じて、それよりも優先順位の低い仕様詳細指定欄54の選択肢(選択ボタン54aの内容)が変更されて絞り込まれるようになっている。
【0051】
また、それぞれの仕様詳細指定欄54で指定された仕様詳細に基づいて、複数のアイテムの中から所望のアイテムが選択されて(それぞれの仕様詳細指定欄54で指定された仕様詳細を有するアイテムが選択されたアイテムとされて)、その選択されたアイテムの画像がアイテム画像表示欄51に表示され、選択されたアイテムについての各種新着情報が新着情報表示欄52に表示され、選択されたアイテムの建具記号が識別子表示欄55に表示され、選択されたアイテムに装備可能な付属品名が付属品指定欄58に一覧表示されるようになっている。すなわち、アイテムの選択(仕様詳細の指定)に連動して、アイテムの画像、新着情報、建具記号、付属品名が切り替わって表示されるようになっている。なお、付属品指定欄58において付属品名をマウス等によってクリックして、付属品を指定すると、図示しない別画面が開いて、指定された付属品について各種タイプの中から所望のタイプのもの選択することができるようになっている。
【0052】
図14に示すアイテム選択画面50は、洗面設備についてのシリーズ選択画面40においてシリーズ名「洗面カウンター○○V」を選択することで表示されるもので、アイテムの画像を表示するためのアイテム画像表示欄51、アイテムについての各種新着情報を表示するための新着情報表示欄52、「洗面カウンター○○V」に属するアイテム全般の仕様概要を表示するための仕様表示欄53、「キャビネットタイプ」「開口」「壁仕様」「壁位置」「水栓タイプ」「水栓仕様」「扉色」「カウンター色」「配管対応」等の各種の仕様詳細を指定するための複数の仕様詳細指定欄54、アイテムの品番等の識別子を表示するための識別子表示欄55、アイテム設計基準書を閲覧するための基準書リンク欄56、アイテムについての注意事項を表示するための注意事項表示欄57、アイテムに装備可能な付属品を指定するための付属品指定欄58等が設けられている。
【0053】
そして、仕様詳細指定欄54には、それぞれ複数の選択ボタン54aが一覧表示され、これら選択ボタン54aをマウス等によってクリックすることで仕様詳細を指定するようになっている。これら仕様詳細指定欄54は、例えば画面左側から順に「キャビネットタイプ」が第1位、「開口」が第2位、「壁仕様」が第3位、「壁位置」が第4位、以下省略といったように優先順位をつけて設けられ、優先順位の高い仕様詳細指定欄54で指定した仕様詳細に応じて、それよりも優先順位の低い仕様詳細指定欄54の選択肢(選択ボタン54aの内容)が変更されて絞り込まれるようになっている。
【0054】
また、それぞれの仕様詳細指定欄54で指定された仕様詳細に基づいて、複数のアイテムの中から所望のアイテムが選択されて(それぞれの仕様詳細指定欄54で指定された仕様詳細を有するアイテムが選択されたアイテムとされて)、その選択されたアイテムの画像がアイテム画像表示欄51に表示され、選択されたアイテムについての各種新着情報が新着情報表示欄52に表示され、選択されたアイテムの品番が識別子表示欄55に表示され、選択されたアイテムについての例えば取付工事に際しての注意事項等が注意事項表示欄57に表示され、選択されたアイテムに装備可能な付属品名が付属品指定欄58に一覧表示されるようになっている。すなわち、アイテムの選択(仕様詳細の指定)に連動して、アイテムの画像、新着情報、品番、注意事項、付属品名が切り替わって表示されるようになっている。なお、付属品指定欄58において付属品名をマウス等によってクリックして、付属品を指定すると、図示しない別画面が開いて、指定された付属品について各種タイプの中から所望のタイプのもの選択することができるようになっている。また、基準書リンク欄56には、「運用上の注意」「納まり図」「設計上の注意」「オーダー上の注意」等の複数の選択ボタン56aが一覧表示され、これら選択ボタン56aをマウス等によってクリックして例えば「運用上の注意」を選択することで、図示しない別画面が開いて、アイテム設計基準書における「洗面カウンター○○V」についての「運用上の注意」が記載された該当ページが表示されるようになっている。すなわち、アイテム設計基準書を複数に細分化して、見たい情報をすばやく表示することができるようになっている。
【0055】
図15に示すアイテム選択画面50は、洗面設備についてのシリーズ選択画面40においてシリーズ名「洗面カウンター○○X」を選択することで表示されるもので、複数の仕様詳細指定欄54において指定する仕様詳細の内容が異なる以外は、図14に示すアイテム選択画面50と同様になっている。
【0056】
このように、シリーズ毎に用意されているアイテム選択画面50においては、シリーズの特徴に応じてアイテムの仕様詳細が分類分け、順位付けされていて、仕様詳細を順次指定することで以降の仕様詳細が適切なものに絞り込まれて(シリーズの特徴に応じた最適な手順でアイテムの仕様詳細が段階的に絞り込まれて)、最終的に所望のアイテムが選び出されるとともに、選択されたアイテムの画像等をタイムリーに表示させるといった対話型の選択プロセスを実現していることから、専門知識の乏しい建築主(住宅購入者)であっても、アイテム選択を的確に効率良く行うことができるようになっている。
【0057】
また、一部のアイテム選択画面50においては、選択されたアイテムの画像を回転可能に表示させたり、アイテムに装備されている窓や扉を開閉可能とするように表示させることができるようになっている。また、すべてのアイテム選択画面50において、選択されたアイテムの情報を保存する(カートへ入れる)ためのカートボタン50aが表示されている。
【0058】
図4に戻って、上記のアイテム選択画面50において、上述したように、優先順位の高い仕様詳細指定欄54から順に、仕様詳細指定欄54に表示されている選択ボタン54aの中からいずれかの選択ボタン54aをマウス等によってクリックして、アイテムについての各種の仕様詳細を指定すると、それら仕様詳細を有する所望のアイテムが選択される(S7)。そして、カートボタン50aをマウス等によってクリックして、選択されたアイテムの情報(アイテム画像表示欄51に画像が表示されているアイテムの情報)の保存を要求すると(S8)、サーバ1は、この保存要求を受信して、選択されたアイテムに関する情報を選択アイテム情報として記憶部10に保存する(S9)。なお、選択アイテム情報としては、アイテム選択画面50に表示されているアイテムの画像、識別子、仕様詳細、並びに、そのアイテムについて指定された付属品の画像、識別子等がある。
【0059】
引き続き内外装部材の別の種類についてアイテムの選び出しを行う場合には(S10)、上記の(S3)〜(S9)のシリーズ及びアイテムの選択プロセスを繰り返し行えば良い。また、アイテムの選び出しの途中又は完了時において、種類選択画面30、シリーズ選択画面40、アイテム選択画面50にそれぞれ表示されているカート一覧ボタン70のいずれかをマウス等によってクリックして、現時点で保存されている選択アイテム情報の一覧表示を要求すると、サーバ1は、この一覧表示要求を受信して、保存されているすべての選択アイテム情報を記憶部10から読み出すとともに、端末装置2へ送信して、端末装置2における出力部6の表示画面6A上にすべての選択アイテム情報を一覧表示させる。
【0060】
図16は、選択アイテム情報の一覧表示画面60の一例を示している。この一覧表示画面60には、内外装部材の種類及びシリーズ名を表示するための項目表示欄61、保存されている選択アイテム情報をアイテム毎に表示するための複数の選択アイテム情報表示欄62等が設けられている。各選択アイテム情報表示欄62には、アイテムの画像、識別子、仕様、並びに、そのアイテムについて指定された付属品の画像、識別子等が表示されている。また、それぞれの選択アイテム情報表示欄62に対応して削除ボタン62aが表示されていて、それら削除ボタン62aをマウス等によってクリックして、削除する選択アイテム情報表示欄62を指定することで、一覧表示画面60において削除指定された選択アイテム情報表示欄62が削除されるとともに、サーバ1の記憶部10に保存されている選択アイテム情報も削除されるようになっている。さらに、一覧表示画面60には、全て削除ボタン62bが表示されており、この全て削除ボタン62bをマウス等によってクリックして、全ての選択アイテム情報表示欄62を削除指定することで、一覧表示画面60に表示されている全ての選択アイテム情報表示欄62が削除されるとともに、サーバ1の記憶部10に保存されている全ての選択アイテム情報が削除されるようになっている。なお、一覧表示画面60には、ダウンロードボタン62cが表示されており、このダウンロードボタン62cをマウス等によってクリックすることで、一覧表示画面60の表示内容が端末装置2の記憶部7に保存されるようになっている。
【0061】
このように、上記の選択支援システムを利用した内外装部材の選択に際しては、表示画面6A上に種類選択画面30、シリーズ選択画面40、アイテム選択画面50を順次表示させて、内外装部材の種類、シリーズ、アイテムの順に選び出していく過程において、特にシリーズ選択画面40では、内外装部材の種類毎にシリーズの分類分けや絞り込みが最適化されていて、選択されたシリーズのイメージ画像等がリアルタイムに表示され、またアイテム選択画面50では、シリーズ毎にアイテムの仕様詳細を適切に絞り込んで、最終的に所望のアイテムが選び出されるようになっていて、選択されたアイテムの画像等がリアルタイムに表示されることから、専門知識の乏しい建築主(住宅購入者)であっても、内外装部材(アイテム)の選択を的確に効率良く行うことができる。しかも、アイテム選択画面50では、選択されたアイテムについての新着情報、識別子、注意事項、付属品名等がリアルタイムに表示され、さらにアイテム全般の仕様概要が表示されたり、シリーズによってはアイテム設計基準書の閲覧が可能となっているので、設計施工用の各種情報(業務関連情報)も同時に集めることができ、住宅メーカーや工務店における設計担当者や営業担当者にとっても大幅な業務省力化を図ることができる。
【0062】
この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記実施形態に係る選択支援システムでは、クライアントサーバシステムを採用しているが、これに限らず、単独のパーソナルコンピュータにおいてシステムを構築しても良い。
【符号の説明】
【0063】
6A・・表示画面、10・・記憶手段、20・・種類選択画面情報、21・・シリーズ選択画面情報、22・・アイテム選択画面情報、23・・各種情報、25・・種類選択受付手段、26・・シリーズ選択受付手段、27・・アイテム選択受付手段、28・・保存手段、29・・一覧表示手段、30・・種類選択画面、40・・シリーズ選択画面、44・・シリーズ画像表示欄、45・・条件指定欄、45B・・サイズ指定部、45C・・タイプ指定部、45D・・水栓指定部、50・・アイテム選択画面、51・・アイテム画像表示欄、54・・仕様詳細指定欄、55・・識別子表示欄、57・・注意事項表示欄、58・・付属品指定欄

【特許請求の範囲】
【請求項1】
住宅用の内外装部材の種類を選択するための種類選択画面情報(20)、それぞれの内外装部材の種類毎に用意され、複数のシリーズの中から所望のシリーズを選択するためのシリーズ選択画面情報(21)、それぞれのシリーズ毎に用意され、複数のアイテムの中から所望のアイテムを選択するためのアイテム選択画面情報(22)、各シリーズ及び各アイテムに関する各種情報(23)を記憶する記憶手段(10)と、この記憶手段(10)に記憶されている種類選択画面情報(20)を読み出すとともに、表示画面(6A)上に種類選択画面(30)として表示させる種類選択受付手段(25)と、前記種類選択画面(30)において選択された内外装部材の種類についてのシリーズ選択画面情報(21)を前記記憶手段(10)から読み出すとともに、表示画面(6A)上にシリーズ選択画面(40)として表示させるシリーズ選択受付手段(26)と、前記シリーズ選択画面(40)において選択されたシリーズについてのアイテム選択画面情報(22)を前記記憶手段(10)から読み出すとともに、表示画面(6A)上にアイテム選択画面(50)として表示させるアイテム選択受付手段(27)と、前記アイテム選択画面(50)において選択されたアイテムに関する情報を保存する保存手段(28)と、保存されたアイテムに関する情報を表示画面(6A)上に一覧表示する一覧表示手段(29)とを備え、前記シリーズ選択画面(40)において、選択されたシリーズのイメージ画像を表示するシリーズ画像表示欄(44)が設けられ、前記アイテム選択画面(50)において、選択されたアイテムの画像を表示するアイテム画像表示欄(51)が設けられていることを特徴とする内外装部材の選択支援システム。
【請求項2】
一部又は全部のシリーズ選択画面(40)において、シリーズの絞り込み条件を指定するための条件指定欄(45)が設けられ、一覧表示されている複数のシリーズ名のうち、前記条件指定欄(45)で指定された絞り込み条件に合致するシリーズのシリーズ名が強調表示される請求項1記載の内外装部材の選択支援システム。
【請求項3】
一部又は全部のアイテム選択画面(50)において、アイテムの仕様詳細を指定するための複数の仕様詳細指定欄(54)が優先順位をつけて設けられ、優先順位の高い仕様詳細指定欄(54)で指定された仕様詳細に応じて、それよりも優先順位の低い仕様詳細指定欄(54)の選択肢が変更され、これら複数の仕様詳細指定欄(54)で指定された仕様詳細を有するアイテムが選択されたアイテムとされている請求項1又は2記載の内外装部材の選択支援システム。
【請求項4】
一部又は全部のアイテム選択画面(50)において、選択されたアイテムの品番等の識別子を表示する識別子表示欄(55)、選択されたアイテムについての注意事項を表示する注意事項表示欄(57)、選択されたアイテムに装備可能な付属品を指定するための付属品指定欄(58)が選択的に設けられている請求項1乃至3のいずれかに記載の内外装部材の選択支援システム。
【請求項5】
内外装部材の種類の1つとして洗面設備が設定され、洗面設備についてのシリーズ選択画面(40)において、複数のシリーズ名がグレード別に分類表示されるとともに、シリーズの絞り込み条件を指定するための条件指定欄(45)が設けられ、この条件指定欄(45)は、洗面設備のサイズを指定するサイズ指定部(45B)、洗面設備のタイプを指定するタイプ指定部(45C)、洗面設備に装備する水栓の種類を指定する水栓指定部(45D)を備え、分類表示されている複数のシリーズ名のうち、前記条件指定欄(45)のサイズ指定部(45B)、タイプ指定部(45C)、水栓指定部(45D)において指定された絞り込み条件に合致するシリーズのシリーズ名が強調表示される請求項1乃至4のいずれかに記載の内外装部材の選択支援システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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