説明

再書込可能記録担体

本発明は、所定のデータフォーマットでユーザデータの1以上のディレクトリを格納する、所定のフォーマットの再書込可能記録担体に関する。特に、本発明は、マウントレイニアフォーマットされたDVD+RWディスク等の光ディスクのDVDビデオデータの記憶に関する。コンシューマプレーヤにその所定のフォーマットで記録担体に書き込まれたビデオデータを再生させるために、前記記録担体は集中ディレクトリ(VIDEO_TS)を有し、前記集中ディレクトリが前記記録担体に格納されたユーザデータの各ディレクトリのタイトルセット(VTS)を含み、各タイトルセットがタイトルセット情報ファイル(vts_xy.ifo)及び1以上のオブジェクトファイル(vts_xy.vob)を有し、前記タイトルセット情報ファイル(vts_xy.ifo)が、前記ユーザデータのアドレス情報を有する前記1以上のオブジェクトファイル(vts_xy.vob)のコンテント及びアドレス情報を含み、前記集中ディレクトリが前記タイトルセット情報ファイル(vts_xy.ifo)のアドレス情報を有する管理情報ファイル(video_ts.ifo)を有する管理情報(VMG)をさらに含むことを特徴とする記録担体。


【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は、所定のデータフォーマットでDVDビデオデータ等のユーザデータの1以上のディレクトリを格納する、マウントレイニア等の所定のフォーマットの再書込可能記録担体に関する。本発明は、さらに、記録装置と、これに対応する、上記の再書込可能記録担体に所定のデータフォーマットのユーザデータの1以上のディレクトリを記録する記録方法とにも関する。さらにまた、本発明は、再生装置と、これに対応する、上記記録担体に格納されたユーザデータを再生する再生方法とにも関する。さらにまた、本発明は、コンピュータで前記記録方法または前記再生方法を実施するためのコンピュータプログラムに関する。
【0002】
再書込可能記録担体(例えば、CD-RW、DVD-RW、またはDVD+RW)へのユーザデータの書き込み(例えば、いわゆるドラッグ&ドロップ機能による)は今のところコンピュータ(PC)のオペレーティングシステムではサポートされていない。その機能は今のところ特別なアプリケーションにより処理されるが、そのアプリケーションはそのドライブを駆動しているPCにインストールしなければならない。このように書き込まれたディスクは、他のディスクドライブでは自動的に読むことができず、専用の(proprietary)読み出しドライバーを必要とする。新しい再書込可能ディスクは、データファイルを書き込む前にフォーマットしなければならない。これには時間がかかり、エンドユーザが必要なフォーマット選択を覚えておくことは困難である。
【0003】
上記の欠点を解消するため、マウントレイニアフォーマットが開発された。例えば、ウェブサイトwww.microsoft.comに記載されている
(http://www.microsoft.com/hwdev/tech/stream/DVD/DVDRW_support.asp)。このフォーマットにより、ネイティブOSがドライブをサポート可能となり、コンシューマがディスクプレーヤを一般に好まれるドラッグ&ドロップデバイスとして使用することができる。また、互換性と性能も改善された。
【0004】
再書込可能記録担体に(特にDVDビデオデータフォーマットの)ビデオデータを格納するため、好ましいフォーマットはマウントレイニアフォーマットとなるが、特にユーザがPCプラットフォームでDVD+RWディスクを使用する時はそうである。マウントレイニアフォーマットはアプリケーションレベルでなくドライブで欠陥管理をするので、データをDVDビデオ準拠にするために特別な手段を講じなければならない。ユーザのPCがマウントレイニアをサポートすれば、ユーザは、例えばDVD-ROMから取ったDVDビデオデータのvideo_tsディレクトリ等のユーザデータのすべてのディレクトリをマウントレイニアフォーマットの光ディスクに自由にドラッグ&ドロップすることができる。これらのディレクトリは、フォルダーから再生できるいかなるDVD再生プログラムによってもPC上で再生することができる。しかし、これらのデータをコンシューマプレーヤ上で再生することはできない。主な理由の一つとして、DVDビデオファイルがvideo_ts.ifoファイルに記述された場所に配置されることが挙げられる。ドラッグ&ドロップ動作の間にそのファイルで要求された場所に貼り付ける特別な手段が講じられなければ、ファイルが適当な開始アドレスを有さない可能性が非常に高い。他の重要な理由として、DVD規格により、ビデオがVIDEO_TSと呼ばれるルートの単一ディレクトリに入っていることが要求されている。
【0005】
本発明の目的の一つは、コンシューマディスクプレーヤが所定フォーマットの再書込可能記録担体に書き込まれたユーザデータを再生できるようにすることである。特に、DVDビデオデータが標準的なコンシューマDVDプレーヤで再生可能なように、マウントレイニアフォーマットの再書込可能記録担体にDVDビデオデータをいかに記録するかについての解決策を提供することである。
【0006】
このため、本発明によると、所定のデータフォーマットでユーザデータの1以上のディレクトリを格納した、所定フォーマットの、再書込可能記録担体が提供される。前記記録担体は、集中ディレクトリを有し、
− 前記集中ディレクトリが前記記録担体に格納されたユーザデータの各ディレクトリのタイトルセットを含み、各タイトルセットがタイトルセット情報ファイル及び1以上のオブジェクトファイルを有し、前記タイトルセット情報が、前記ユーザデータのアドレス情報を有する前記1以上のオブジェクトファイルのコンテント及びアドレス情報を含み、
− 前記集中ディレクトリが前記タイトルセット情報ファイルのアドレス情報を有する管理情報ファイルを有する管理情報をさらに含むことを特徴とする。
【0007】
さらにまた、本発明による記録装置は、所定フォーマットの再書込可能記録担体に所定データフォーマットのユーザデータの1以上のディレクトリを記録する記録装置であって、
− 前記記録担体に前記ユーザデータを格納するデータ記録手段と、
− 前記記録担体に集中ディレクトリを生成するように前記データ記録手段を制御する制御手段と、を有し、
− 前記集中ディレクトリが前記記録担体に格納されたユーザデータの各ディレクトリのタイトルセットを含み、各タイトルセットがタイトルセット情報ファイル及び1以上のオブジェクトファイルを有し、前記タイトルセット情報が、前記ユーザデータのアドレス情報を有する前記1以上のオブジェクトファイルのコンテント及びアドレス情報を含み、
− 前記集中ディレクトリが前記タイトルセット情報ファイルのアドレス情報を有する管理情報ファイルを有する管理情報をさらに含むことを特徴とする。
【0008】
また、記録方法、前記方法をコンピュータで実施するコンピュータプログラム、及びデータ再生装置が提供される。本発明の好ましい実施形態は従属項に記載されている。
【0009】
本発明は、ユーザデータを再書込可能記録担体に書き込む時、その再書込可能記録担体に特別ないわゆる集中ディレクトリを生成するというアイデアに基づいている。このディレクトリは、ディスク上のユーザデータをすべて含んでおり、記録担体の所定のフォーマットを使用する第1のモード(マウントレイニアモード)にある時(すなわち、ディスクがコンシューマプレーヤにより再生される時)も、前記ユーザデータの前記所定のデータフォーマットを使用する第2のモード(DVDビデオモード)にある時(すなわち、ディスクがPCのドライブにより再生されている時)も見ることができる。それゆえ、集中ディレクトリは、データ標準(マウントレイニア)及びコンシューマ標準(DVDビデオ)の間でユーザデータを集中するものである。
【0010】
集中ディレクトリは、ユーザデータがディスクに書き込まれる時、かつディスクがイジェクトされる前に、記録装置により生成され、特にPCのドライブにより生成される。それゆえ、ディスクがイジェクトされる前に、特別なアプリケーションが実行される。従って、コンシューマプレーヤ等の再生装置は、その集中ディレクトリにアクセスし、それに格納されているデータを評価する適当な読み出し手段を有する。
【0011】
従来、ユーザデータの各部分についてディレクトリがあり、それぞれ自分のタイトルセットを有していたが、本発明によれば、すべてのタイトルセットが単一の共通の集中ディレクトリに格納され、再生デバイスに対して単一のアクセスポイントに存在する。また、異なるタイトルセットのタイトルセット情報ファイルへのリンクを含む管理情報が集中ディレクトリに格納される。タイトルセット情報ファイルが生成され、集中ディレクトリがこのように生成されるので、オブジェクトファイルはユーザデータへのポインターを有する。好ましくは、そのポインターは他のディレクトリにおいてオブジェクトファイルの形である。それゆえ、タイトルセット情報ファイルは一つのポインターしか有さず、ユーザデータを含むオブジェクトファイルは2つのポインターを有する。
【0012】
すでに説明したように、本発明は、マウントレイニアフォーマットでフォーマットされ、DVDビデオデータフォーマットのビデオデータの記憶に使用されることが好ましい記録担体に関する。これらのビデオデータは、初め、すなわち、例えばDVD-ROMやPCのハードディスク上では、別々のディレクトリに格納されているが、再書込可能記録担体に容易にドラッグ&ドロップすることができる。しかし、本発明は、非マウントレイニアフォーマットのディスクに適用することもできる。
【0013】
管理情報ファイルは、各ディレクトリのタイトルセットのタイトルセット情報ファイルへのリンクを有する他に、動画データとメニューデータを含む管理オブジェクトファイルをさらに有する。タイトルセット情報ファイルは、それぞれのディレクトリ内の情報とオブジェクトファイルの実際の記憶位置に基づいて再生成されなければならない。それらのファイルにリンクすることは、記憶位置情報がそれらのファイルにあるので不可能である。
【0014】
コンシューマプレーヤが容易にアクセスできるように、集中ディレクトリは記録担体のルートに格納されることが好ましい。
【0015】
さらに、特にDVDビデオの場合、集中ディレクトリがVIDEO_TSディレクトリとしてUDFファイルシステムに記述されていることが好ましい。
【0016】
図面を参照して本発明をより詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明の目的と解決策を示す図である。ユーザデータを再書込可能記録担体2に記録する記録装置1が示されている。再書込可能記録担体2は再生装置3により後で読み出して再生することができる。記録装置は、例えば、PCであり、CDやDVDなどの光ディスクにアクセスしてそれにデータを記録できるドライブを含む。それゆえ、書き込みプロセスを制御する適当な書込部11と制御部12を有する。同様に、再生装置3は、例えば、DVDプレーヤやCDプレーヤのようなコンシューマプレーヤであり、読み出しプロセスを制御するための読出部31と制御部32を有する。
【0018】
最初にDVDビデオフォーマットで異なるディレクトリに記憶された異なるビデオV1、V2、V3がマウントレイニアフォーマットでフォーマットされた再書込可能記録担体2(例えば、DVD+RWディスク)に格納されるものと仮定して、本発明を説明する。そのビデオは、DVDプレーヤ3等のコンシューマ再生装置により再生することができる。ユーザがディスク2にビデオファイルV1、V2、V3をドラッグ&ドロップするだけで、コンピュータではこれらのファイルを再生できるが、コンシューマプレーヤ3では再生できない。その理由は、DVDではルートにVIDEO_TSディレクトリが一つだけなければならないからである。本発明によれば、コンピュータ1における書き込みプロセスは、異なるビデオディレクトリから1以上のビデオファイルを書き込む時でも、ディスク2がコンシューマプレーヤ3により再生できるようになっている。ディスク2をイジェクトする前に特別なアプリケーションをコンピュータ1で実行する。
【0019】
このアプリケーションは、特別な集中ディレクトリであるいわゆるVIDEO_TSディレクトリをマウントレイニアビューに生成する。異なるビデオファイルV1、V2、V3のインポートされたVIDEO_TSディレクトリの各々はタイトルセット、すなわちタイトルまたはタイトルのグループ(VTS)としてインポートされる。また、管理情報ファイル(video_ts.ifo)を有する管理情報であるいわゆるビデオ管理グループ(VMG)が生成される。集中ディレクトリの一般的論理構造を図2の左側に示した。ファイルシステム情報の他に、管理情報VMGと、3つのビデオファイルV1、V2、V3のために生成された3つのタイトルセットVTS_01、VTS_02、VTS_03とが示されている。
【0020】
各タイトルセット(VTS)について、オリジナルディレクトリ中の対応する情報ファイルを与えられて、タイトルセット情報ファイル(vtx_xy.ifo)が生成される。さらに、各タイトルセットは、1以上のオブジェクトファイル(vts_xy.vob)を有する。このオブジェクトファイルは、ディスク2のどこかに格納されている実際のユーザデータのアドレス情報を有する。これは図2(の右側)にも示されている。タイトルセット情報ファイルvts_03.ifoとオブジェクトファイルvts_03.vobの他に、各タイトルセットは、vts_03.ifoファイルのコピーであるバックアップファイルvts_03.bupも有する。
【0021】
管理情報VMGは、タイトルセットVTSのタイトルセット情報ファイルvts_xy.ifoのアドレス情報、すなわちそのタイトルセット情報ファイルvts_xy.ifoへのリンクを有する管理情報ファイルvideo_ts.ifoを有する。さらに、動画とメニューを含む管理オブジェクトファイルvideo_ts.vobと、video_ts.ifoファイルのコピーであるバックアップファイルvideo_ts.bupとを有する。
【0022】
生成されたタイトルセット情報ファイルvts_xy.ifoは、VIDEO_TS.IFOファイルに指示された適当な位置に置かれる。そのディレクトリはリンクされたオブジェクトファイルvts_xy.vobを含む。オブジェクトファイルvts_xy.vobは変化無く、ファイルコンテントは再マップされる。オブジェクトファイルvts_xy.vobにはそれをそのファイル名と結びつけるものは何もない。それゆえ、ファイルが集中ディレクトリでは他の名前で呼ばれるということはそのファイルの正当性には影響しない。ここで言っておきたいことは、VIDEO_TS.IFOファイルはDVDビデオアプリケーションのUDFファイルシステムにより正しく指示されていることである。
【0023】
図3は、従来から使用されているオブジェクトファイル名(図3a)と、本発明による集中ディレクトリで使用されるオブジェクトファイル名(図3b)との比較を示す図である。左側には、変化しない3つの部分vts_01_1.vob、vts_01_2.vob、vts_01_3を有する第1のビデオオブジェクトvts_01.vobが示されている。しかし、3つのさらに別のビデオオブジェクト、例えば、最初にvts_01_1.vob、vts_02_1.vob、及びvts_03_1.vobとして異なるディスクに格納されたビデオオブジェクトは、同じマウントレイニアディスクにドラッグ&ドロップされるときは、ファイル名を変更してvts_02_1.vob、vts_03_1.vob、vts_04_1.vobとしなければならない。
【0024】
このように、本発明によると、ビデオは損なわれず、単一のアクセスポイントとしてコンシューマプレーヤ3によりアクセス可能である。集中ディレクトリに管理情報ファイルvideo_ts.ifoを生成するプログラムは、マージされた異なるタイトルをどのようにユーザに表示するか自由に選択できる。ユーザはマウントレイニアビューにおいて集中ディレクトリにアクセス可能なので、デフォルトのビューを自分のリンクにフィットさせるツールにアクセスすることができる。集中ディレクトリ中のファイルは共有されるので、2つのファイルビューにおいて一貫しているように注意しなければならない。
【0025】
以上の通り、本発明をマウントレイニアフォーマットとDVDビデオデータの具体例を用いて説明したが、本発明は、一般的に所定のデータフォーマットのデータと所定のフォーマットでフォーマットされた再書込可能記録担体を使用するものとして理解すべきである。さらにまた、本発明は、ビデオデータの格納に適用できるだけでなく、いかなるユーザデータの格納にも適用できる。留意すべきことは、この文書において、「有する」という言葉は記載されたもの以外の構成要素やステップがあることを排除するものではなく、構成要素の前の「1つの」という言葉はその構成要素が複数あることを排除するものではないことである。参照符号は請求項の範囲を限定するものではない。本発明はハードウェアとソフトウェアの両方の手段により実施してもよい。複数の「手段」や「ユニット(部)」は同一のハードウェアやソフトウェアを表していてもよい。さらに、本発明の範囲は実施形態によって限定されず、上で説明した新規な特徴や特徴の組み合わせのそれぞれが本発明である。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明による、記録及び再生装置の簡単なブロック図である。
【図2】集中ディレクトリを示す論理図である。
【図3a】オブジェクトファイルの集中記憶を示す論理図である。
【図3b】集中ディレクトリ内の本発明による記憶を示す論理図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のデータフォーマットでユーザデータの1以上のディレクトリを格納した、所定フォーマットの再書込可能記録担体であって、
前記記録担体が集中ディレクトリを有し、
前記集中ディレクトリが前記記録担体に格納されたユーザデータの各ディレクトリのタイトルセットを含み、各タイトルセットがタイトルセット情報ファイル及び1以上のオブジェクトファイルを有し、前記タイトルセット情報が、前記ユーザデータのアドレス情報を有する前記1以上のオブジェクトファイルのコンテント及びアドレス情報を含み、
前記集中ディレクトリが前記タイトルセット情報ファイルのアドレス情報を有する管理情報ファイルを有する管理情報をさらに含むことを特徴とする記録担体。
【請求項2】
請求項1に記載の記録担体であって、
前記記録担体がマウントレイニアフォーマットでフォーマットされていることを特徴とする記録担体。
【請求項3】
請求項1に記載の記録担体であって、
前記ユーザデータがDVDビデオデータフォーマットのビデオデータを実質的に有することを特徴とする記録担体。
【請求項4】
請求項3に記載の記録担体であって、
前記ユーザデータの1以上のディレクトリが別々のディレクトリであり、各ディレクトリがDVDビデオデータフォーマットのビデオデータを格納していることを特徴とする記録媒体。
【請求項5】
請求項1に記載の記録担体であって、
前記管理情報が動画データ及びメニューデータを含む管理オブジェクトファイルをさらに有することを特徴とする記録媒体。
【請求項6】
請求項1に記載の記録担体であって、
前記集中ディレクトリが前記記録担体のルートに格納されていることを特徴とする記憶媒体。
【請求項7】
請求項1に記載の記録担体であって、
前記集中ディレクトリがVIDEO_TSディレクトリとしてUDFファイルシステムに記述されていることを特徴とする記憶媒体。
【請求項8】
所定フォーマットの再書込可能記録担体に所定データフォーマットのユーザデータの1以上のディレクトリを記録する記録装置であって、
前記記録担体に前記ユーザデータを格納するデータ記録手段と、
前記記録担体に集中ディレクトリを生成するように前記データ記録手段を制御する制御手段と、を有し、
前記集中ディレクトリが前記記録担体に格納されたユーザデータの各ディレクトリのタイトルセットを含み、各タイトルセットがタイトルセット情報ファイル及び1以上のオブジェクトファイルを有し、前記タイトルセット情報が、前記ユーザデータのアドレス情報を有する前記1以上のオブジェクトファイルのコンテント及びアドレス情報を含み、
前記集中ディレクトリが前記タイトルセット情報ファイルのアドレス情報を有する管理情報ファイルを有する管理情報をさらに含むことを特徴とする記録装置。
【請求項9】
所定フォーマットの再書込可能記録担体に所定データフォーマットのユーザデータの1以上のディレクトリを記録する記録方法であって、
前記ユーザデータが前記記録担体に格納され、
前記方法が前記記録担体に集中ディレクトリを生成するステップを有し、
前記集中ディレクトリが前記記録担体に格納されたユーザデータの各ディレクトリのタイトルセットを含み、各タイトルセットがタイトルセット情報ファイル及び1以上のオブジェクトファイルを有し、前記タイトルセット情報が、前記ユーザデータのアドレス情報を有する前記1以上のオブジェクトファイルのコンテント及びアドレス情報を含み、
前記集中ディレクトリが前記タイトルセット情報ファイルのアドレス情報を有する管理情報ファイルを有する管理情報をさらに含むことを特徴とする記録方法。
【請求項10】
コンピュータに実行された時、前記コンピュータに請求項9に記載の記録方法のステップを実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項11】
所定フォーマットの再書込可能記録担体から所定データフォーマットのユーザデータの1以上のディレクトリを再生する再生装置であって、
前記記録担体から前記ユーザデータを読み出すデータ読出手段と、
前記記録担体から集中ディレクトリを生成するように前記データ読出手段を制御する制御手段と、を有し、
前記集中ディレクトリが前記記録担体に格納されたユーザデータの各ディレクトリのタイトルセットを含み、各タイトルセットがタイトルセット情報ファイル及び1以上のオブジェクトファイルを有し、前記タイトルセット情報が、前記ユーザデータのアドレス情報を有する前記1以上のオブジェクトファイルのコンテント及びアドレス情報を含み、
前記集中ディレクトリが前記タイトルセット情報ファイルのアドレス情報を有する管理情報ファイルを有する管理情報をさらに含むことを特徴とする再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【公表番号】特表2007−500414(P2007−500414A)
【公表日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−530883(P2006−530883)
【出願日】平成16年5月19日(2004.5.19)
【国際出願番号】PCT/IB2004/050740
【国際公開番号】WO2004/105033
【国際公開日】平成16年12月2日(2004.12.2)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【氏名又は名称原語表記】Koninklijke Philips Electronics N.V.
【住所又は居所原語表記】Groenewoudseweg 1,5621 BA Eindhoven, The Netherlands
【Fターム(参考)】