説明

写真撮影方法およびその装置

【課題】見栄えの良い撮影画像を取得できる写真撮影方法およびその装置を提供し、撮影画像に対する利用者の満足度を向上させる。
【解決手段】撮影空間内の一以上の利用者を撮影して撮影画像を作成する撮影処理が実行可能な撮影手段と、該撮影画像を編集して編集画像を作成する編集処理が実行可能な編集手段と、前記撮影画像または/および前記編集画像を出力する出力処理が実行可能な出力手段とを備えた写真撮影装置に、利用者が前記撮影手段に向かって足を下方斜め前方へ伸ばした状態で腰掛けられる高さに設けられた腰掛部と、該腰掛部に腰掛けた利用者の足位置を前記下方斜め前方へ伸ばした状態より後方へ移動できないよう制限する足位置制限部とを有する撮影姿勢補助体を、前記撮影空間内に備え、前記撮影手段を、前記撮影姿勢補助体の腰掛部に腰掛けた利用者を斜め下方へ向かって撮影する角度に設置した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば被写体となる利用者を撮影して撮影画像を取得し、この撮影画像を出力するような写真撮影方法およびその装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、利用者を撮影し、撮影で得た撮影画像に編集(落書き)を行い、編集が施された編集画像もしくは撮影画像を写真シール紙に印刷するという流れで1ゲームが終了する写真撮影編集装置が提案されている。この写真撮影編集装置は、娯楽(遊戯)施設等に設置されている。
【0003】
このような写真撮影編集装置を利用するユーザは、女子中学生や女子高校生が多く、平日の学校帰りや休日の外出時に数人のグループで利用する傾向にある。そして、これらのユーザは、複数人のユーザ達が写っている撮影画像に対して、様々な編集を行いながら楽しんでいる。
【0004】
近年、ユーザは、お気に入りの撮影画像を得るために、撮影に重点をおきながら、様々なポーズで撮影を行っている。そして、様々なポーズで撮影できるように、利用者の上半身や顔を画像いっぱいに撮影できるアップ撮影や、制服姿や私服姿を撮るために利用者の頭から足先まで撮影できる全身撮影などが行える写真撮影編集装置が提案されている(特許文献1〜4参照)。また、さらに様々なポーズがとれるように、姿勢を支持する部材や階段が撮影空間に備わっているものも提案されている(特許文献2,3参照)。このように、ユーザの撮影する行為に対して、遊戯性の高い写真撮影編集装置が提案されている。
【0005】
ここで、特許文献1、2のような写真撮影編集装置は、撮影筐体の正面に備えられたカメラで撮影を行える。この写真撮影編集装置で全身撮影を行う場合、利用者はアップ撮影よりもカメラから離れた位置で、焦点の固定されたカメラの画角に入るように立ち位置を変えて撮影する。このとき、良いポジションで撮影できなければ、利用者の本来の姿よりも上半身が長く足が短く写り、撮影画像は見栄えの悪いものになる。
【0006】
特許文献2のような写真撮影編集装置は、利用者が階段を使って傾斜面に全身を沿わせて撮影を行う。この写真撮影編集装置は、垂直に立ったときよりも頭から足先までの全身をカメラ画角に入れることが容易であり、垂直に立ったときよりも身長が伸びたように写る。しかし、この写りにおける上半身と下半身の長さの比率は、利用者の本来の長さの比率と変わらず同一である。このため、良いポジションで撮影できなければ、撮影画像は、見栄えの悪いものになる。また、この写真撮影編集装置は、複数の階段が設置されているため、全身撮影からアップ撮影を行う場合に上り下りが面倒であり、様々なポーズ撮影を容易に行うためには不便であるという問題点がある。
【0007】
特許文献3のような写真撮影編集装置は、カーテンの後方に姿勢補助具が固定されている。この写真撮影編集装置は、カーテンを使用して撮影する際に、利用者が姿勢補助具にもたれる、あるいは利用者が姿勢補助具を手で握ると、カーテンにひだやしわが生じ、カーテンに影ができる。このため、撮影画像は見栄えの悪いものとなる。
【0008】
このように、従来の写真撮影編集装置は、撮影画像の見栄えが悪くなり、ユーザに満足の行く写真シールを提供することができないという問題点がある。
【0009】
【特許文献1】特開2002−232749号公報
【特許文献2】特開2002−330316号公報
【特許文献3】特開2006−227314号公報
【特許文献4】特開2003−15212号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
この発明は、上述の問題に鑑み、見栄えの良い撮影画像を取得できる写真撮影方法およびその装置を提供し、撮影画像に対する利用者の満足度を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
この発明は、利用者の操作を受け付けた後に撮影空間内の一以上の利用者を撮影手段で撮影して撮影画像を作成する撮影処理と、前記撮影画像を出力手段で出力する出力処理とを実行する写真撮影方法またはその装置であって、利用者が前記撮影手段に向かって足を下方斜め前方へ伸ばした状態で腰掛けられる高さに設けられた腰掛部と、該腰掛部に腰掛けた利用者の足位置を前記下方斜め前方へ伸ばした状態より後方へ移動できないよう制限する足位置制限部とを有する撮影姿勢補助体が、前記撮影空間内に備えられ、前記撮影手段は、前記撮影姿勢補助体の腰掛部に腰掛けた利用者を斜め下方へ向かって撮影する角度に設置され、該角度に設置された前記撮影手段により撮影を行う写真撮影方法またはその装置であることを特徴とする。
【0012】
前記撮影空間は、撮影用に利用者に提供する空間を指し、前記撮影手段で撮影可能な範囲の空間、若しくは、背景部材や出入り口部材等の周景部材で囲繞(若しくは略囲繞)した空間で構成することができる。
前記撮影手段は、デジタルカメラ又はデジタルビデオカメラで構成することができる。
【0013】
前記出力手段は、インクジェットプリンタ、昇華型熱転写プリンタや溶融型熱転写プリンタ等の熱転写プリンタ、又はレーザプリンタ等、モノトーン、セピア(sepia)トーン又はカラー等で画像を印刷する印刷手段、画像データを送信する通信手段、又は画像データを記憶媒体に書き込む記憶媒体リーダ/ライタで構成することができる。
【0014】
前記撮影姿勢補助体は、腰掛部と足位置制限部とを有して一体に形成した一つの部材とする、あるいは、腰掛部と足位置制限部とを別体で構成した複数の部材とすることができる。
【0015】
この発明により、利用者が腰掛部に腰掛けた際に足位置が下方斜め前方に位置ように姿勢補助することができ、利用者を好適な姿勢で撮影した写りの良い撮影画像を取得することができる。特に利用者が上半身を鉛直方向に真っ直ぐにして腰掛部に腰掛け、かつ足を下方斜め前方へ向かって真っ直ぐ伸ばしていれば、この利用者に対向して斜め下方へ向かって撮影する撮影手段により、利用者の本来の姿より上半身が短く足が長く写り、撮影画像に対する利用者の満足度を非常に高めることができる。
【0016】
この発明の態様として、前記撮影姿勢補助体は、前記腰掛部から前記足位置規制部までの表面を、なだらかに連続させて一体的に形成することができる。
これにより、撮影姿勢補助体に不要な影が生じることを防止でき、良好な撮影画像を得ることができる。特に撮影姿勢補助体の表面をクロマキー合成に適した1色(緑、青、あるいは白など)にしてクロマキー合成する場合、不要な影が生じないことで良好なクロマキー合成を行うことができる。
【0017】
またこの発明の態様として、前記撮影手段による撮影範囲を、前記腰掛部に腰掛けずに立っている利用者の頭頂が該撮影範囲の上端より上方へはみ出し、かつ、前記腰掛部に腰掛けている利用者の頭頂が該撮影範囲内に収まるように設定することができる。
【0018】
これにより、全身撮影する利用者に、自然に好適な姿勢をとらせることができる。詳述すると、全身撮影する利用者には、通常、頭頂から足先まで切れずに写そうとする心理が働く。そして、利用者がまっすぐ立っている状態では、頭頂が撮影範囲に入らず撮影画像上で切れてしまい、頭頂を入れようとすると自然に腰掛部に腰掛けることになる。利用者が腰掛部に腰掛けると、足位置制限部によって足位置が下方斜め前方へ位置することになる。このようにして、利用者は、自然に好適な姿勢をとることができ、初めて利用する利用者や不慣れな利用者であっても、好適な姿勢で撮影した良好な撮影画像を確実に取得することができる。
【0019】
またこの発明の態様として、前記撮影姿勢補助体の後方に該撮影姿勢補助体よりも背の高い背景部材を備え、該背景部材と前記撮影姿勢補助体との間で前記腰掛部の上端より低い位置に、前記腰掛部の後方周辺を照明する照明手段を備えることができる。
【0020】
これにより、腰掛部の後方周辺に影が発生することを防止でき、不要な影のない良好な撮影画像を取得できる。特にクロマキー合成を行う場合に、不要な影が無いことで良好なクロマキー合成を行うことができる。
【発明の効果】
【0021】
この発明により、見栄えの良い撮影画像を取得でき、撮影画像に対する利用者の満足度を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1は写真シール作成装置(写真撮影編集装置)1を正面側から見た斜視図を示し、図2は撮影筐体2の斜視図を示し、図3は写真シール作成装置1を背面側から見た斜視図を示し、図4は写真シール作成装置1の撮影空間Z周辺の側面図を示す。
【0023】
写真シール作成装置1は、撮影空間Zに正面を向けて設置された撮影筐体2と、該撮影筐体2の背面側に連接された編集筐体3とで主に構成されている。なお、図1では、撮影空間Zの上方の天井4、撮影空間Zの後方面の背面パネル6、撮影空間Zの後方左右側面の側面パネル5、および撮影空間Zの左右側面の出入り口カーテン7を透明化して図示している。ここで、背面パネル6は、カーテンや板等の背景部材で構成されて撮影画像の背景となるものである。
【0024】
撮影空間Zの上方の天井4には、ストロボ照明体23aと蛍光灯23bと拡散板23cとで構成される天井中央照明ユニット238が設けられている。この天井中央照明ユニット238は、ストロボ照明体23aと蛍光灯23bの照明光を拡散板23cで拡散した拡散光により、撮影空間Z内の利用者を上から照明する。利用者が後方に下がって全身撮影を行う際には、利用者を前方斜め上から照明し、利用者の主に顔を照明できる。
【0025】
撮影空間Zの上後方の天井4には、蛍光灯23bと拡散板23cとで構成される天井後方照明ユニット237が設けられている。この天井後方照明ユニット237は、蛍光灯23bの照明光を拡散板23cで拡散した拡散光により、撮影空間Z内の利用者を上後方から照明する。
【0026】
撮影空間Zの後方部分の床面には、撮影補助椅子9が設置されている。この撮影補助椅子9は、縦断側面が略L字型となる左右方向に横長の形状に形成されている。
【0027】
図4に示すように、この撮影補助椅子9は、上方へ凸となる半円弧形の腰掛部9aが上方に設けられている。腰掛部9aのカメラ24側の端部(正面側端部)には、鉛直よりも下方斜め前方に傾斜している傾斜部9bが連接して設けられている。傾斜部9bの下端には、下方斜め後方へ凸となる円弧状の足位置制限部9cが連接して設けられている。足位置制限部9cのカメラ24側の端部(正面側端部)には、略水平となる台部9dが連接して設けられている。台部9dのカメラ24側の端部(正面側端部)には、カメラ24側(正面側)へ向かって凸となる半円弧状の湾曲部9eが連接して設けられている。
【0028】
この腰掛部9aから順番に傾斜部9b、足位置制限部9c、台部9d、および湾曲部9eまでの表面は、なだらかに連続して形成されており、その表面の全面に1枚の表面シート9fがしわ等のないように密着して貼り付けられている。
【0029】
台部9dの上面から腰掛部9aの上面までの高さは、主に女子中学生や女子高校生の利用者が腰掛部9aに腰掛けた際に、かかとが台部9dに届かない程度の高さに形成されている。さらに言えば、この高さは、腰掛けた利用者のかかとが台部9dに届かず、腰掛けた利用者のつま先が台部9dに届くか届かない程度となる650mm〜750mmの高さに形成することが好ましく、この実施形態ではより好ましい710mmの高さに形成されている。これにより、腰掛部9aに腰掛けた利用者の足が、台部9dに届いてしまって曲がることなく、真っ直ぐ下方斜め前方へ伸びるようにしている。
【0030】
この撮影補助椅子9は、複数人の利用者が台部9dに乗り、腰掛部9aに腰掛けられるように、複数人が乗っても耐えられるだけの強度に形成されている。なお、腰掛部9aには、利用者が腰掛けたときの感触を良好にするためクッションを設けてもよい。
【0031】
撮影補助椅子9の後方には、ストロボ照明体23aと拡散板23cとで構成される背景照明ユニット239が設けられている。背景照明ユニット239の拡散板23cは、撮影補助椅子9の腰掛部9aより少し低い高さに設けられている。またこの拡散板23cは、背面パネル6の下端より高い位置に設けられている。このため背面パネル6は、撮影空間Zの天井から拡散板23cまでの間全体の背面を囲繞している。
【0032】
この背景照明ユニット239は、背面パネル6や撮影補助椅子9の後方、特に腰掛部9aの後方領域E1を下から照明することで、背景を明るくする。これにより、背面パネル6と撮影補助椅子9の両方をクロマキー合成用に同一色とした場合に、両者の間に影が生じることを防止してクロマキー合成の精度を高めている。
【0033】
図2に示すように、撮影筐体2は、主に上段部分2A、中段部分2B、下段部分2Cに分けて構成されている。
【0034】
上段部分2Aには、左側の上段左照明ユニット231A、中央の上段中央照明ユニット231B、および右側の上段右照明ユニット231Cが設けられている。これらの照明ユニット231A〜231Cは、表面を斜め下方へ向けた平面状の拡散板23cがそれぞれの正面に設けられ、内部にストロボ照明体23aおよび蛍光灯23bが設けられている。また、ストロボ照明体23aおよび蛍光灯23bを囲む拡散板23c以外の壁面は、表面が白色塗装されて反射面として構成されている。これにより、照明ユニット231A〜231Cは、光を内部で反射して拡散板23cで拡散した略均一な面光により照明する照明ボックスとして機能し、撮影空間Z内で撮影補助椅子9の腰掛部9aに腰掛けて頭頂から足先まで写す全身撮影する利用者をこの面光により照明できる。
【0035】
上段中央照明ユニット231Bの中央部分には、上下方向に長い部分照明ユニット232が設けられている。この部分照明ユニット232は、ストロボ照明体23aと拡散板23cとで構成されており、上半身(若しくは顔付近)のアップ撮影を行う利用者の顔、特に鼻筋辺りを拡散光により照明する。
【0036】
上段部分2Aと中段部分2Bとの間には、撮影空間Z内の利用者を撮影するデジタル式のカメラ24が左右方向中央に設けられている。このカメラ24は、図4に示すように、撮影方向を水平よりも角度αだけ下方に向けて傾斜させて、撮影方向の先が撮影補助椅子9の腰掛部9aあたりとなるように配置されている。このカメラ24は、撮影前にはポーズをとっている利用者のライブビュー映像(動画)を取得し、撮影時には高解像度の撮影画像(静止画)を取得する。
【0037】
カメラ24の左右には、図2に示すように球状照明ユニット233A,233Cが左右対称に配設されている。この球状照明ユニット233A,233Cは、左右方向内側へ向けて傾けて配置された半球形の拡散板23cと、内部のストロボ照明体23aおよび蛍光灯23bと、背面側へ凸な半球形の反射部材とで構成されている。ストロボ照明体23aおよび蛍光灯23bは、撮影筐体2の正面側へ凸な半球形の拡散板23cと、撮影筐体2の背面側へ凸な半球形の反射部材とで囲まれている。このため、ストロボ照明体23aおよび蛍光灯23bが照射した光は、内面が白色塗装された反射部材で反射され、拡散板23cで拡散されて略均一な面光となる。この球状照明ユニット233A,233Cは、撮影空間Z内で顔付近のアップ撮影をする利用者を柔らかい面光で照明する。
【0038】
中段部分2Bには、左側の中段左照明ユニット235A、中央の中段中央照明ユニット235B、および右側の中段右照明ユニット235Cが設けられている。これらの照明ユニット235A〜235Cは、表面を斜め上方へ向けた平面状の拡散板23c(またはスクリーン板60)がそれぞれの正面に設けられ、内部にストロボ照明体23aおよび蛍光灯23bが設けられている。また、ストロボ照明体23aおよび蛍光灯23bを囲む拡散板23c(およびスクリーン板60)以外の壁面は、表面が白色塗装されて反射面として構成されている。これにより、照明ユニット235A〜235Cは、光を内部で反射して拡散板23c(またはスクリーン板60)で拡散した略均一な面光により照明する照明ボックスとして機能し、撮影空間Zにてアップ撮影する利用者をこの面光により照明できる。
【0039】
また、中段中央照明ユニット235Bは、正面に拡散板23cではなくスクリーン板60が設けられている。このスクリーン板60は、表示照明兼用ユニット(図示省略)の一部であり、内部に備えられたストロボ照明体の照明光を拡散する拡散板として機能するだけでなく、内部に備えられたプロジェクタ(図示省略)の投射映像25S(図2参照)を投影するスクリーンとしても機能する。
【0040】
なお、この投射映像25S部分は、カメラ24に近接して、カメラ24の直下位置に配置されている。また投射映像25S部分は、カメラ24を挟んで上方の部分照明ユニット232と上下対称位置に配置されている。
【0041】
中段右照明ユニット235Cの正面中央部分には、タッチパネルモニタ26が設けられている。このタッチパネルモニタ26には、撮影時の立ち位置や撮影タイミングなどの情報や撮影における撮影条件を選択許容する画面(例えば、写りや明るさを選択させる画面)を表示して利用者に必要な情報を案内する。
【0042】
下段部分2Cには、左側の下段左照明ユニット236Aと右側の下段右照明ユニット236Cとが設けられている。これらの照明ユニット236A,236Cは、平面状の拡散板23cがそれぞれの正面に設けられ、内部にストロボ照明体23aおよび蛍光灯23bが設けられている。また、ストロボ照明体23aおよび蛍光灯23bを囲む拡散板23c以外の壁面は、表面が白色塗装されて反射面として構成されている。これにより、照明ユニット236A,236Cは、光を内部で反射して拡散板23cで拡散した略均一な面光により照明する照明ボックスとして機能し、撮影空間Z内で撮影補助椅子9の腰掛部9aに腰掛けて全身撮影する利用者の体をこの面光により照明できる。
【0043】
なお、各照明ユニット232〜239に用いられている拡散板23cは、数ミリ程度の肉厚で乳白色の半透明でアクリル製の板部材で構成されている。したがって、拡散板23cの厚み全体で光を拡散する。
【0044】
下段左照明ユニット236Aと下段右照明ユニット236Cの間となる中央部分には、ゲームプレイに必要な硬貨の投入を許容する硬貨投入口21aと、投入硬貨の返却や釣銭の返却等を行う返却口21bと、荷物置き用の荷物置き部29が設けられている。
【0045】
図3に示すように、編集筐体3には、左右両面に編集用モニタ32、該編集用モニタ32に重ねて配置されたタブレット33、およびタッチペン34が設けられている。これにより、編集筐体3の右側と左側の両方で並行して編集処理を実行し、さらに撮影空間Zでの撮影処理と含めて並行して実行させて3重接客ができるように構成されている。
【0046】
また、左右両面の上部には編集用照明38が設けられている。この編集用照明38は、編集空間を照明している。
【0047】
また、左右両面の編集用モニタ32の横には、追加印刷の料金投入に用いられる硬貨投入口36aおよび返却口36bが設けられている。
【0048】
編集筐体3の撮影筐体2との反対側面には、写真シールシート排出口37aが設けられている。この写真シールシート排出口37aから完成した写真シールシートを排出することで、編集処理を行う編集空間とは別の場所で利用者が写真シールシートを受け取れるようにしている。
【0049】
図5は、写真シール作成装置1のブロック図を示す。
写真シール作成装置1は、制御装置12に接続して、記憶部11、通信部13、ドライブ14、ROM16、RAM17、撮影部20、編集部30、およびプリンタ37が設けられている。
【0050】
記憶部11は、ハードディスクなどの記憶装置で構成されている。この記憶部11は、編集処理に使用する編集ツールのデータや照明設定データ、およびプレイ時間設定データなどの各種データを記憶しており、制御装置12による設定情報の読み込みおよび保存を許容する。
【0051】
通信部13は、インターネットなどの通信網を介してサーバ等の適宜の装置と通信するLANカード等の通信装置で構成されている。この通信部13は、制御装置12の制御信号に従って、撮影画像や編集画像をサーバのデータベースに登録する、あるいは利用者のメールアドレスへ撮影画像や編集画像を送信するといった動作を行う。
【0052】
ドライブ14は、携帯型の不揮発性メモリやUSBメモリといったリムーバブルメディア15に対してデータの読み書きを行うドライブ装置で構成されている。このドライブ14は、制御装置12の制御信号に従って、撮影画像や編集画像を利用者の所有するリムーバブルメディア15に書き込み、またリムーバブルメディア15に記憶されている撮影画像や編集画像、あるいは編集用アイテムといったデータを読取る。
【0053】
ROM16は、写真シール作成装置1で実行するゲームのプログラムやメンテナンス用のプログラムなど、各種プログラムやデータを記憶している。
RAM17は、制御装置12によって一時記憶領域として使用される。
【0054】
撮影部20は、硬貨処理部21、背景制御部22、照明装置23、カメラ24、プロジェクタ25、タッチパネルモニタ26、およびスピーカ27といったように、撮影空間Z側に配置された各種装置で構成されている。
【0055】
硬貨処理部21は、硬貨投入口21a(図2参照)から投入された硬貨の投入金額が1ゲーム(硬貨投入から写真シール紙排出まで)に必要な金額以上であれば、起動信号を制御装置12に送信する。
【0056】
照明装置23は、制御装置12から受信した照明制御信号に従い、上述した各照明ユニット232〜239のストロボ照明体23aから閃光を照射する。
【0057】
カメラ24は、制御装置12から受信したシャッタ信号に従って撮影を実行し、取得した撮影画像や動画像の画像データを制御装置12に送信する。
【0058】
プロジェクタ25は、制御装置12から受信したRGB信号に従って、撮影前の確認用にカメラ24で撮影している動画像をスクリーン板60に投影させてライブビュー表示し、また撮影により取得した撮影画像を静止画表示するといった表示を実行する。
【0059】
タッチパネルモニタ26は、制御装置12からRGB信号を受信し、撮影モードの選択画面の表示、撮影の際の立ち位置の案内、および撮影タイミングのカウントダウンなど、撮影に必要な情報を表示する。また、利用者に入力された入力信号(座標信号)を制御装置12に送信する。
【0060】
スピーカ27は、制御装置12の音声信号に従って、撮影のシャッタタイミングを知らせるカウントダウンや、2つある編集空間のいずれか一方への移動を促す移動案内などを音声によりアナウンスする。
【0061】
編集部30は、タブレット内蔵モニタ31、編集用モニタ32、タブレット33、タッチペン34、スピーカ35、および硬貨処理部36で構成されている。
【0062】
タブレット内蔵モニタ31は、制御装置12から受信するRGB信号に従って、撮影画像のサムネイル画像、フリーハンドペンや塗りつぶしツールやスタンプツールや背景ツールといった編集ツール、および編集中の編集画像など、編集に必要な画像を編集用モニタ32に表示する。
タブレット33は、タッチペン34によって利用者にタッチ入力された座標を入力信号として制御装置12に送信する。
【0063】
スピーカ35は、制御装置12からの音声信号に従って、編集許容する残り時間や編集操作の説明などを音声によりアナウンスする。
硬貨処理部36は、硬貨投入口36a(図3参照)から投入された硬貨の投入金額が写真シールシートの追加印刷に必要な金額以上であれば、起動信号を制御装置12に送信する。
【0064】
プリンタ37は、制御装置12から受信する印刷データを、シール紙ユニット40に備えられているシール紙42に印刷する。
【0065】
図6は、写真シール作成装置1の制御装置12が実行するゲーム処理のフローチャートを示す。
【0066】
制御装置12は、ゲーム料金分の硬貨の投入を硬貨処理部21で確認するまで待機し(ステップS1:NO)、ゲーム料金分の硬貨が投入されると(ステップS1:YES)、撮影処理を実行する(ステップS2)。
【0067】
制御装置12は、撮影処理が終了すると2つの編集空間のうち一方(他の利用者がおらず空いている方)の編集空間への移動をタッチパネルモニタ26およびスピーカ27により利用者に案内する(ステップS3)。
【0068】
制御装置12は、案内した側の編集空間に設置された編集部30での編集を許容する(ステップS4)。この編集では、ペンツールやスタンプツールなどの適宜のツールを使って、編集用モニタ32に表示している編集画面110の編集画像にタッチペン34で編集する操作を許容する。
【0069】
制御装置12は、印刷処理を実行して完成した編集画像を印刷する(ステップS5)。この印刷処理では、8分割や16分割などの適宜のパターンに編集画像を配置した印刷画像を作成し、この印刷画像をシール紙に印刷して写真シールシートを作成する。
【0070】
制御装置12は、追加印刷用の硬貨が投入されていれば(ステップS6:YES)、追加印刷処理を実行する(ステップS7)。この追加印刷処理では、一覧表示した複数の編集画像から追加印刷する編集画像を利用者に選択させ、さらに印刷レイアウトを選択させて、選択された印刷レイアウトに選択された編集画像を配置してシール紙に印刷し、印刷完了した写真シールシートを排出し、ステップS8に処理を進める。
前記ステップS6で追加印刷用の硬貨が投入されていなければ(ステップS6:NO)、制御装置12はステップS8に処理を進める。
【0071】
制御装置12は、事後接客処理を行う(ステップS8)。この事後接客処理では、画像を携帯端末に送信できるゲームや、画像を投稿できるゲームなどのミニゲームを提供しており、これらの複数のミニゲームから利用者に選択されたミニゲームを実行する。
【0072】
制御装置12は、シール排出画面を表示して写真シールシートの排出口へ移動するように利用者に案内し(ステップS9)、写真シールシートを排出し(ステップS10)、処理を終了する。
【0073】
以上の構成および動作により、写真シール作成装置1は、撮影補助椅子9で利用者の撮影姿勢を補助してカメラ24で撮影することができる。
【0074】
図7の側面視による説明図に点線で示すように、全身撮影しようとして撮影空間Zの後方へ下がり、撮影補助椅子9の台部9dに乗った利用者M1は、ライブビュー表示の映像により、台部9dの上にまっすぐに立った状態では頭頂h1が切れている(2点鎖線で示す撮影範囲E2内に頭頂h1が入っていない)ことを理解できる。このため、実線で示すように、頭頂h2を撮影範囲内に入れようとすると、利用者M2は腰掛部9aに自然に腰掛けることとなり、利用者M2は適切な姿勢をとることができる。
【0075】
また、仮に真っ直ぐに立った状態で撮影すると、利用者の身長差がそのまま撮影画像における高さの差に反映する。しかし、利用者を腰掛部9aに腰掛けさせることにより、撮影画像における利用者の高さの差を、身長差よりも差の小さい座高差に抑えることができ、利用者の高さをある程度そろえて撮影できる。これにより、利用者の身長差等による高さのばらつきを抑えることができる。またこれにより、撮影画像における利用者の頭頂より上方に不要な余白(背景)が必要以上に生じることを防止でき、撮影範囲を有効に使って利用者をなるべく大きく撮影することができる。
【0076】
また、撮影補助椅子9における略水平な台部9dから傾斜部9bまでの足位置制限部9cは、湾曲しながら序々に立ち上がる形状である。このため、腰掛部9aに腰掛けた利用者の足の状態は、足のつま先を下方へ伸ばした状態となる。これにより、利用者は足先を伸ばした美しい撮影画像を、特に意識することなく容易に取得することができる。
【0077】
また、足位置制限部9cは、腰掛部9aよりもカメラ24側となる前方に位置しているため、腰掛部9aに腰掛けた利用者は、足が斜め下方へ伸ばした状態となり、この足をこれより後方へ位置させることができなくなる。これにより、カメラ24の画角との関係で、本来の足の長さよりも足が長く見える撮影画像を取得できる。
【0078】
詳述すると、図8の側面視による説明図に示すように、真っ直ぐ立った状態の利用者M1より、撮影補助椅子9の腰掛部9aに腰掛けて足を下方斜め前方へ伸ばした利用者M2の方が、L1に示すように足が長く写ることになる。
また、適宜の斜面等に沿って頭頂から足先までの全身を傾斜させて撮影した利用者M3の上半身L2よりも、腰掛部9aに腰掛けた利用者M2の上半身L3の方が短く写る。
従って、利用者を本来の姿よりも上半身が短く足の長い姿に写すことができ、撮影画像に対する利用者の満足度を格別に向上させることができる。
【0079】
また、撮影補助椅子9の表面はしわや凹凸のない滑らかな面状に形成されているため、クロマキー合成に適した撮影画像を得ることができる。
【0080】
また、背景照明ユニット239により腰掛部9aの後方領域E1を照明できるため、撮影画像における腰掛部9aと背面パネル6の間に現れやすい影を防止でき、クロマキー合成に適した撮影画像を得ることができる。
【0081】
また、背景照明ユニット239は、拡散板23cで拡散したやわらかなストロボ光により腰掛部9aの後方領域E1を横幅全体に渡って照明できる。このため、利用者の人数や利用者の腰掛ける位置にかかわらず、腰掛部9aと背面パネル6の間に現れやすい影を防止できる。
【0082】
また、背景照明ユニット239は、ストロボ照明体23aの照明方向を下方へ向け、上方の拡散板23cで拡散する構成としたため、1つのストロボ照明体23aで後方領域E1の横幅全体を十分に照明できる。また背景照明ユニット239のストロボ照明体23aを1つとすることでコストダウンを図ることができる。
【0083】
また、背景照明ユニット239は、背面パネル6の後方ではなく、背面パネル6の前方で撮影補助椅子9の後方に配置したため、背面パネル6の後方に余分なスペースを設ける必要がなく、写真シール作成装置1全体の大きさを小さくでき、設置スペースの有効活用を図ることができる。
詳述すると、従来技術で説明した特許文献4のような写真シール作成装置1は、背景カーテンの背面にストロボが設置されている。全身撮影を行うためには、撮影空間を広くとらなければならないことから、背景カーテンの背面に設置するストロボの分だけ写真シール作成装置1全体が大きくなる。このため、この写真シール作成装置1は、設置スペースを有効に活用できないという問題点がある。また、設置スペースを考えて写真シール作成装置1全体を小さくすると、背景カーテンを最背面よりも前方に位置させることから利用者がカメラから離れられる距離が短くなり、全身撮影を行えないことになる。しかし、上述したように、背面パネル6の前方で撮影補助椅子9の後方に背景照明ユニット239を配置することで、設置スペースの有効活用を図り、かつ全身撮影を行うことができる。
【0084】
また、カメラ24の位置と撮影方向(画角)を撮影補助椅子9に向けて調整したことにより、頭頂から足先までの全身撮影を行った利用者を、撮影画像における中央に位置させることができ、バランスのよい撮影画像を得ることができる。
【0085】
なお、撮影画像に編集を行う編集手段としてタブレット内蔵モニタ31を備えたが、これ以外のものを編集手段として備えても良い。具体的には、編集手段は、利用者にタッチペン又は指でタッチされた座標を取得するタッチパネルやマウス等のポインティングデバイス(座標入力手段)で構成することができ、画像を表示する液晶ディスプレイやCRTディスプレイなどの表示部を併せ持つことができる。
【0086】
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の写真撮影装置は、実施形態の写真シール作成装置1に対応し、
以下同様に、
背景部材は、背面パネル6に対応し、
撮影姿勢補助体は、撮影補助椅子9に対応し、
表面は、表面シート9fに対応し、
撮影手段は、カメラ24に対応し、
編集手段は、タブレット内蔵モニタ31に対応し、
出力手段は、プリンタ37に対応し、
照明手段は、背景照明ユニット239に対応し、
腰掛部の後方周辺は、後方領域E1に対応し、
腰掛部に腰掛けずに立っている利用者の頭頂は、利用者M1の頭頂h1に対応し、
腰掛部に腰掛けている利用者の頭頂は、利用者M2の頭頂h2に対応し、
撮影処理は、ステップS2に対応し、
出力処理は、ステップS5に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0087】
【図1】写真シール作成装置を正面側から見た斜視。
【図2】撮影筐体の斜視図。
【図3】写真シール作成装置を背面側から見た斜視図。
【図4】写真シール作成装置の撮影空間周辺の側面図。
【図5】写真シール作成装置のブロック図。
【図6】写真シール作成装置のゲーム処理のフローチャート。
【図7】適正姿勢への誘導の側面視による説明図。
【図8】足長画像となる仕組みの側面視による説明図。
【符号の説明】
【0088】
1…写真シール作成装置、6…背面パネル、9…撮影補助椅子、9a…腰掛部、9c…足位置制限部、9f…表面シート、24…カメラ、31…タブレット内蔵モニタ、37…プリンタ、239…背景照明ユニット、E1…後方領域、E2…撮影範囲、h1,h2…頭頂、M1,M2…利用者、Z…撮影空間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者の操作を受け付けた後に撮影空間内の一以上の利用者を撮影手段で撮影して撮影画像を作成する撮影処理と、
前記撮影画像を出力手段で出力する出力処理とを実行する写真撮影方法であって、
利用者が前記撮影手段に向かって足を下方斜め前方へ伸ばした状態で腰掛けられる高さに設けられた腰掛部と、該腰掛部に腰掛けた利用者の足位置を前記下方斜め前方へ伸ばした状態より後方へ移動できないよう制限する足位置制限部とを有する撮影姿勢補助体が、前記撮影空間内に備えられ、
前記撮影手段は、前記撮影姿勢補助体の腰掛部に腰掛けた利用者を斜め下方へ向かって撮影する角度に設置され、
該角度に設置された前記撮影手段により撮影を行う
写真撮影方法。
【請求項2】
前記撮影姿勢補助体は、
前記腰掛部から前記足位置規制部までの表面を、なだらかに連続させて一体的に形成されている
請求項1記載の写真撮影方法。
【請求項3】
前記撮影手段による撮影範囲は、
前記腰掛部に腰掛けずに立っている利用者の頭頂が該撮影範囲の上端より上方へはみ出し、かつ、
前記腰掛部に腰掛けている利用者の頭頂が該撮影範囲内に収まるように設定されている
請求項1または2記載の写真撮影方法。
【請求項4】
前記撮影姿勢補助体の後方に該撮影姿勢補助体よりも背の高い背景部材が備えられ、
該背景部材と前記撮影姿勢補助体との間で前記腰掛部の上端より低い位置に、前記腰掛部の後方周辺を照明する照明手段が備えられ、
前記腰掛部に腰掛けた利用者を前記撮影手段により撮影する際に、前記照明手段で前記腰掛部の後方周辺を照明する
請求項1、2、または3記載の写真撮影方法。
【請求項5】
利用者の操作を受け付けた後に撮影空間内の一以上の利用者を撮影して撮影画像を作成する撮影処理が実行可能な撮影手段と、
前記撮影画像を出力する出力処理が実行可能な出力手段とを備えた写真撮影装置であって、
利用者が前記撮影手段に向かって足を下方斜め前方へ伸ばした状態で腰掛けられる高さに設けられた腰掛部と、該腰掛部に腰掛けた利用者の足位置を前記下方斜め前方へ伸ばした状態より後方へ移動できないよう制限する足位置制限部とを有する撮影姿勢補助体を、前記撮影空間内に備え、
前記撮影手段を、前記撮影姿勢補助体の腰掛部に腰掛けた利用者を斜め下方へ向かって撮影する角度に設置した
写真撮影装置。
【請求項6】
前記撮影姿勢補助体は、
前記腰掛部から前記足位置規制部までの表面を、なだらかに連続させて一体的に形成した
請求項5記載の写真撮影装置。
【請求項7】
前記撮影手段による撮影範囲を、
前記腰掛部に腰掛けずに立っている利用者の頭頂が該撮影範囲の上端より上方へはみ出し、かつ、
前記腰掛部に腰掛けている利用者の頭頂が該撮影範囲内に収まるように設定した
請求項5または6記載の写真撮影装置。
【請求項8】
前記撮影姿勢補助体の後方に該撮影姿勢補助体よりも背の高い背景部材を備え、
該背景部材と前記撮影姿勢補助体との間で前記腰掛部の上端より低い位置に、前記腰掛部の後方周辺を照明する照明手段を備えた
請求項5、6、または7記載の写真撮影装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2008−164906(P2008−164906A)
【公開日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−353957(P2006−353957)
【出願日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【出願人】(307010096)フリュー株式会社 (210)
【Fターム(参考)】