説明

写真撮影編集方法およびその装置

【課題】撮影中に撮影コースを容易に認識することができ、撮影コース選択から編集終了まで統一感のある写真撮影編集方法およびその装置を提供する。
【解決手段】撮影手段により撮影空間内の一以上のユーザの動画映像を取得して該動画映像を動画映像表示手段によりリアルタイムに表示し、前記ユーザを前記撮影手段により撮影して撮影画像を取得する撮影処理と、該撮影画像の編集を編集手段により許容して編集画像を作成する編集処理と、該編集画像を出力手段により出力する出力処理とを実行する写真撮影編集方法により、複数の撮影コースを記憶手段に記憶しておき、前記撮影処理と前記編集処理の少なくとも一方を、前記記憶手段に記憶されている複数の撮影コースの中から適宜決定した撮影コースに適した設定内容に制御手段により制御し、前記決定した撮影コースを、前記撮影処理と前記編集処理の少なくとも一方で撮影コース報知手段によりユーザに報知する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば被写体を撮影して撮影画像を取得し、この撮影画像に編集許容して編集画像を取得し、この編集画像を出力するような写真撮影編集方法およびその装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の写真シール機は、娯楽(遊戯)施設等に設置され、被写体を撮影し、撮影で得た画像に編集(落書き)を行い、編集が施された編集画像もしくは撮影画像を写真シール紙に印刷するという流れで一連のゲームが終了する。
【0003】
写真シール機は、友達である複数人のユーザが利用している傾向がある。そして、このようなユーザは、ゲームで出力されたシール紙を友達同士で切り分けあっている。
【0004】
ユーザの好みは多様であり、撮影に重点をおいているユーザも多い。そして、このような撮影に重点をおいているユーザに対して、出願人は、様々な撮影コースを搭載した写真シール機を提案している(特許文献1参照)。
【0005】
この写真シール機にて提供される撮影コースは、撮影により得られる撮影画像の写りや明るさを異ならせる、編集で使用する合成用画像のフレームや背景画像を異ならせるといった違いにより、複数用意されている。ユーザは、この複数の撮影コースの中から意図するコースを選択することができる。
【0006】
また、上記写真シール機は、ユーザ自身が撮影画像をイメージしやすいように、合成用画像に適したポーズをとっているモデルの撮影画像とその合成用画像を合成したモデルサンプル合成用画像を表示する。この写真シール機によれば、ユーザはモデルサンプル合成用画像を見ながら、容易に同じようなポーズをとって撮影できる。
【0007】
しかし、従来の写真シール機は、ユーザが撮影や編集に熱中すると、現在の撮影コースがどの撮影コースであるか解らなくなるという問題点があった。詳述すると、従来の写真シール機は、撮影コースを選択した後に、モデルサンプル合成用画像が表示される。そして、ユーザは、モデルサンプル合成用画像を確認したり真似しながら、限られた時間内で撮影ポーズに集中して撮影をする。このため、撮影は、ユーザ自身がどの撮影コースで撮影しているのかを特に意識することのないまま終了してしまう。また、撮影終了後の編集処理においては、撮影コースに応じた編集用合成画像が表示され、限られた時間内で編集が行われる。このため、編集も、どの撮影コースで撮影したのかをユーザ自身が意識することなく終了してしまう。
【0008】
このようなことから、撮影時、編集時、または撮影から編集までのゲームに対しての統一感が欠けるという問題点や、ユーザがどの撮影コースを選択したのか思い出せないという問題点があった。
【特許文献1】特開2007−290259号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
この発明は、上述の問題に鑑み、撮影中に撮影コースを容易に認識することができ、撮影コース選択から編集終了まで統一感のある写真撮影編集方法およびその装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明は、撮影手段により撮影空間内の一以上のユーザの動画映像を取得して該動画映像を動画映像表示手段によりリアルタイムに表示し、前記ユーザを前記撮影手段により撮影して撮影画像を取得する撮影処理と、該撮影画像の編集を編集手段により許容して編集画像を作成する編集処理と、該編集画像を出力手段により出力する出力処理とを実行する写真撮影編集方法またはその装置であって、複数の撮影コースを記憶手段に記憶しておき、前記撮影処理と前記編集処理の少なくとも一方を、前記記憶手段に記憶されている複数の撮影コースの中から適宜決定した撮影コースに適した設定内容に制御手段により制御し、前記決定した撮影コースを、前記撮影処理と前記編集処理の少なくとも一方で撮影コース報知手段によりユーザに報知する写真撮影編集方法またはその装置であることを特徴とする。
【0011】
前記撮影空間は、撮影用に利用者に提供する空間を指し、前記撮影手段で撮影可能な範囲の空間、又は、背景部材や出入り口部材等の周景部材で囲繞(若しくは略囲繞)した空間で構成することができる。
【0012】
前記動画映像表示手段は、画像を表示する液晶ディスプレイやCRTディスプレイといった表示装置で構成することができる。この動画映像表示手段は、撮影前にポーズをとっているユーザの動画映像をリアルタイムに表示することができ、これによってユーザの目線を動画映像表示手段へ向けさせてユーザ自身のポーズを確認させることができる。
【0013】
前記撮影手段は、デジタルカメラ又はデジタルビデオカメラで構成することができる。また、この撮影手段は、動画映像を取得する撮影手段と撮影画像を取得撮影手段をそれぞれ別個に備える、あるいは1つの撮影手段により動画映像の取得と撮影画像の取得の両方を行う等、適宜の構成とすることができる。
【0014】
前記編集手段は、利用者にタッチペン又は指でタッチされた座標を取得するタッチパネルやマウス等のポインティングデバイス(座標入力手段)で構成することができる。
【0015】
前記出力手段は、インクジェットプリンタ、昇華型熱転写プリンタや溶融型熱転写プリンタ等の熱転写プリンタ、又はレーザプリンタ等、モノトーン、セピア(sepia)トーン又はカラー等で画像を印刷する印刷手段、画像データを送信する通信手段、又は画像データを記憶媒体に書き込む記憶媒体リーダ/ライタで構成することができる。
【0016】
前記記憶手段は、ハードディスクや不揮発性メモリなど、情報を記憶できる装置で構成することができる。
前記制御手段は、CPU,ROM,RAMで構成するなど、各種制御動作を実行できる装置で構成することができる。
【0017】
前記撮影コースの決定は、タッチパネルなどの適宜の入力手段によりユーザに選択させて決定する、あるいは制御手段によりランダムに決定するなど、適宜の方法により決定することができる。
【0018】
前記撮影コース報知手段は、LED装置や蛍光灯といった照明装置、液晶ディスプレイやCRTディスプレイなどの表示装置、スピーカなど音声出力を行う音声出力装置、およびこれらの複数で構成することができる。
【0019】
この発明により、撮影中に撮影コースを容易に認識することができ、撮影コース選択から編集終了まで統一感のある写真撮影編集方法およびその装置を提供することができる。
【0020】
この発明の態様として、前記動画映像表示手段は、前記撮影コースにより異なる所定の画像を表示することができる。
【0021】
前記所定の画像は、ピンクや紫といった色画像、花等の柄が設けられた柄画像など、適宜の画像で構成することができる。
この態様により、ユーザは、動画映像表示手段による所定の画像の表示とLED装置の点灯の両方により撮影コースを明確に認識することができる。
【0022】
またこの発明の態様として、前記撮影処理を複数回実行して複数枚の撮影画像を取得し、前記複数回実行する撮影処理の際に、その撮影毎の撮影コースを前記撮影コース報知手段で報知することができる。
これにより、ユーザは撮影の都度にどの撮影コースで撮影しているのかを知ることができる。従って、撮影毎に撮影コースが変わるような場合でも、ユーザは、現在の撮影がどの撮影コースであるかを知ることができる。
【発明の効果】
【0023】
この発明により、撮影中に撮影コースを容易に認識することができ、撮影コース選択から編集終了まで統一感のある写真撮影編集方法およびその装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1は後方から見た写真シール作成機1の斜視図を示す。
写真シール作成機1は、全体が略直方体形状の全体筐体2内に各装置が設けられている。
【0025】
全体筐体2内には、前後方向の中央に撮影筐体3が設置され、撮影筐体3の正面側(図1の左奥側)に撮影空間5が設けられている。撮影空間5を挟んで撮影筐体3と対向する壁面には背景カーテン8が設けられている。撮影筐体3の前面から背景カーテン8までの距離は、ユーザが頭から足先まで撮影できる全身撮影をするために十分な長さに設定されている。なお、背景カーテン8は、カーテンに限らず、平状の板で構成するなど、適宜の背景部材で構成できる。
【0026】
全体筐体2の両側面は、撮影空間5の側方中央に出入り口9が設けられ、該出入り口9以外が平板により囲繞されている。なお、出入り口9には、図示省略するカーテンを吊り下げてもよい。
【0027】
全体筐体2内の撮影空間5上方位置には、撮影空間5を上から照明する天井照明装置23hが設けられている。
全体筐体2内の図示手前側には、撮影筐体3の背面に接続した編集筐体4が設けられている。この編集筐体4は、左右両側の各傾斜面に、1つのタブレット内蔵モニタ31と2つのタッチペン34とが、それぞれ設けられている。編集筐体4の背面(図1の右側)には、写真シールシートを排出するシール排出口39が設けられている。
【0028】
全体筐体2内の編集筐体4の左右両横には、編集空間6(6A,6B)がそれぞれ設けられている。従って、ユーザは編集空間6でタッチペン34を用いてタブレット内蔵モニタ31をタッチし、画像編集を行うことができる。
【0029】
図2は前方から見た撮影筐体3の斜視図を示し、図3は、撮影筐体3の正面図を示す。
撮影筐体3は、正面中央に設けられてカメラ25等を有する中央撮影ユニットUと、カメラ25の上部および中央撮影ユニットUの周囲に配置された複数の照明装置23(23a〜23h)とで構成されている。
【0030】
照明装置23は、左上に配置された左上照明装置23a、右上に配置された右上照明装置23b、左横に配置された左照明装置23c、右横に配置された右照明装置23d、カメラ25の上及び左右を囲うように配置された顔照明装置23e、中央撮影ユニットUの下方位置に配置された下照明装置23f、下照明装置23fの下方に配置された足元照明装置23g、および、撮影空間5の天井に配置された天井照明装置23h(図1参照)で構成されている。
【0031】
このうち、左上照明装置23a、右上照明装置23b、左照明装置23c、右照明装置23d、および下照明装置23fは、乳白色の半透明素材で略半球状に形成された球面拡散板の内側に、ストロボ照明装置と、該ストロボ照明装置の直接光を近接位置で拡散する乳白色の半透明素材で板状に形成された平面拡散板とで構成されている。これらの左上照明装置23a、右上照明装置23b、左照明装置23c、右照明装置23d、および下照明装置23fは、撮影空間5内のユーザを上下左右から面光で全体的に照明する。
【0032】
顔照明装置23eは、上半身や顔を画像いっぱいに撮影できるアップ撮影をするユーザを照明し、ユーザの顔を明るくする。この顔照明装置23eは、カメラ25と、左上照明装置23a、右上照明装置23b、左照明装置23c、および右照明装置23dとの空間を埋めるように、カメラ25の上と左右を囲うような形状に形成されている。これにより、カメラ25に近づいて撮影するアップ撮影時に、顔に十分な明るい光をあてることができ、またカメラ25から離れて撮影する全身撮影時にも、全身に十分な明るい光をあてることができ、すべての撮影時に明るい光を得ることができる撮影条件をつくることができる。
【0033】
足元照明装置23gは、中央が奥へ凹となる平面視略コ字型で、両側部が手前に凸となる平面視円弧形状に拡散板が設けられており、その内側にストロボ内蔵の蛍光灯照明装置が配置されて構成されている。この足元照明装置23gは、ユーザの足元および撮影空間5の床面を照明し、全身撮影の際に足元が暗くならないようにする。またこれにより、クロマキー合成の際に足元部分まで良好に処理できるようにする。
【0034】
左照明装置23cおよび右照明装置23dの下方位置には、それぞれ棚が形成されており、左の棚の上に荷物置き場7が設けられ、右側の棚の上にタッチパネルモニタ27が設けられている。
【0035】
タッチパネルモニタ27は、画像を表示すると共に、指で触られた座標位置を取得するものである。このタッチパネルモニタ27は、撮影コースの選択入力、撮影に関する操作や進行の案内などを行う。
【0036】
タッチパネルモニタ27の下方位置、すなわち右の棚の下方位置には、硬貨の投入を受け付ける硬貨投入口21aが設けられている。
【0037】
中央撮影ユニットUは、図3に示すように、LED装置24、顔照明装置23e、カメラ25、およびライブビューモニタ26が上から下へこの順に設けられている。
【0038】
顔照明装置23eは、平面拡散板とその内側のストロボ照明装置により構成されている。この平面拡散板は、カメラ25の上、左、右を囲むように形成されている。また、この顔照明装置23eは、上部中央に、下方へ向けて凹となる凹部23zが設けられている。
【0039】
LED装置24は、顔照明装置23eの凹部23zの部位に設けられている。これにより、顔照明装置23eをカメラ25のレンズに近い位置でかつカメラ25のレンズの直上に設けた上で、LED装置24がカメラ25およびライブビューモニタ26に近づけるように配置している。
【0040】
カメラ25は、中央撮影ユニットUの略中央に設けられている。
ライブビューモニタ26は、カメラ25の直下に設けられている。
これらの顔照明装置23e、LED装置24、カメラ25、およびライブビューモニタ26は、ほぼ同一平面状に並ぶように配置されている。
【0041】
このようにして、中央撮影ユニットUには、顔照明装置23e、LED装置24、カメラ25、およびライブビューモニタ26が一体化して構成されている。
【0042】
図4は、写真シール作成機1のブロック図を示す。
写真シール作成機1は、制御装置12に接続して、記憶部11、通信部13、ドライブ14、ROM16、RAM17、撮影部20、編集部30、およびプリンタ38が設けられている。
【0043】
記憶部11は、ハードディスクなどの記憶装置で構成されている。この記憶部11は、編集処理に使用する編集ツールのデータ、照明設定データ、撮影コースのデータ、およびプレイ時間設定データなどの各種データを記憶しており、制御装置12による設定情報の読み込みおよび保存を許容する。
【0044】
通信部13は、インターネットなどの通信網を介してサーバ等の適宜の装置と通信するLANカード等の通信装置で構成されている。この通信部13は、制御装置12の制御信号に従って、撮影画像や編集画像をサーバのデータベースに登録する、あるいはユーザのメールアドレスへ撮影画像や編集画像を送信するといった動作を行う。
【0045】
ドライブ14は、携帯型の不揮発性メモリやUSBメモリといったリムーバブルメディア15に対してデータの読み書きを行うドライブ装置で構成されている。このドライブ14は、制御装置12の制御信号に従って、撮影画像や編集画像をユーザの所有するリムーバブルメディア15に書き込み、またリムーバブルメディア15に記憶されている撮影画像や編集画像、あるいは編集用アイテムといったデータを読取る。
【0046】
ROM16は、写真シール作成機1で実行するゲームのプログラムやメンテナンス用のプログラムなど、各種プログラムやデータを記憶している。ゲームのプログラムには、撮影コースに応じて照明設定や編集ツールやLED装置24の発光設定を切り替えるプログラムが含まれている。
RAM17は、制御装置12によって一時記憶領域として使用される。
【0047】
撮影部20は、硬貨処理部21、背景制御部22、照明装置23、LED装置24、カメラ25、ライブビューモニタ26、タッチパネルモニタ27、およびスピーカ28といったように、撮影空間5側に配置された各種装置で構成されている。
【0048】
硬貨処理部21は、硬貨投入口21a(図2参照)から投入された硬貨の投入金額が1ゲーム(貨幣投入から写真シール排出まで)に必要な金額以上であれば、起動信号を制御装置12に送信する。
【0049】
照明装置23は、制御装置12から受信した照明制御信号に従い、上述した各照明装置23(23a〜23h)のストロボ照明装置から閃光を照射する。
カメラ25は、制御装置12から受信したシャッタ信号に従って撮影を実行し、取得した撮影画像や動画映像の画像データを制御装置12に送信する。
【0050】
ライブビューモニタ26は、制御装置12から受信したRGB信号に従って、撮影前の確認用にカメラ25で撮影している動画映像をリアルタイムでライブビュー表示し、また撮影により取得した撮影画像を静止画表示するといった表示を実行する。このライブビューモニタ26は、カメラ25から動画映像のデータを直接受け取ってリアルタイムに表示する構成にしてもよい。
【0051】
タッチパネルモニタ27は、制御装置12からRGB信号を受信し、撮影コースの選択画面の表示、撮影の際のポーズの案内、および撮影タイミングのカウントダウンなど、撮影に必要な情報を表示する。
【0052】
スピーカ28は、制御装置12の音声信号に従って、撮影のシャッタタイミングを知らせるカウントダウンや、編集空間6(6A,6B)への移動を促す移動案内などを音声によりアナウンスする。
【0053】
編集部30は、タブレット内蔵モニタ31、タッチペン34、スピーカ35、および硬貨処理部36で構成されている。
タブレット内蔵モニタ31は、画像を表示する編集用モニタ32、およびタッチ入力を検知するタブレット33により構成されている。このタブレット内蔵モニタ31の編集用モニタ32は、制御装置12から受信するRGB信号に従って、撮影画像のサムネイル画像、フリーハンドペンや塗りつぶしツールやスタンプツールや背景ツールといった編集ツール、および編集中の編集画像など、編集に必要な画像を表示する。また、タブレット内蔵モニタ31のタブレット33は、タッチペン34によってユーザにタッチ入力された座標を入力信号として制御装置12に送信する。
【0054】
スピーカ35は、制御装置12からの音声信号に従って、編集許容する残り時間や編集操作の説明などを音声によりアナウンスする。
硬貨処理部36は、硬貨投入口37(図1参照)から投入された硬貨の投入金額が追加印刷に必要な金額以上であれば、起動信号を制御装置12に送信する。
【0055】
プリンタ38は、制御装置12から受信する印刷データを、シール紙ユニット40に備えられているシール紙41に印刷する。
【0056】
図5は、写真シール作成機1の記憶部11に記憶されている撮影コース設定データ50の構成図を示す。
撮影コース設定データ50には、「かわいい」撮影コースと「きれい」撮影コースとで、様々な設定が記憶されている。
【0057】
この設定項目として、LED装置24の発光色、撮影モニタ(ライブビューモニタ26やタッチパネルモニタ27)の色味、編集モニタ(編集用モニタ32)の色味、合成用背景画像の色味、合成用前景画像の色味、サンプルポーズとモデル、BGMの声質、および画像処理が設けられている。
【0058】
LED装置24の発光色は、「かわいい」撮影コースであればピンク色、「きれい」撮影コースであれば紫色というように、明確に違いがわかるように設定されている。
【0059】
その他の項目は、色味であったり声質であったり、画像処理における目の大きさであったりと、一見ではわかりにくい小さな違いに設定されている。これらの小さな違いは、全てが合わさることで撮影の雰囲気、撮影画像や編集画像の雰囲気を異ならせているものであり、ユーザが受ける印象を大きく異ならせるものである。このようにユーザが受ける印象には大きな違いがあるが、個々の違いは説明しづらい小さな変化であるため、LED装置24によって撮影コースの違いを明確に認識できるようにしている。
【0060】
図6は、写真シール作成機1の制御装置12が実行するゲーム処理のフローチャートを示し、図7および図8は撮影処理の詳細フローチャートを示す。
制御装置12は、ゲーム料金分の硬貨の投入を硬貨処理部21で確認するまで待機する(ステップS1:NO)。ゲーム料金分の貨幣が投入されると(ステップS1:YES)、制御装置12は、撮影処理を実行する(ステップS2)。この撮影処理では、ユーザに撮影コースを選択させ、選択された撮影コースに従った撮影を行うが、詳細は後述する。
【0061】
制御装置12は、タッチパネルモニタ27の表示およびスピーカ28の音声出力により、編集空間6A,6Bのいずれか一方にユーザを移動させる移動案内を行う(ステップS3)。
【0062】
制御装置12は、ユーザを案内した編集空間6のタブレット内蔵モニタ31により編集処理を実行する(ステップS4)。この編集処理では、撮影処理の際にユーザに選択された撮影コースに従った編集ツールを選択可能に表示する。これにより、撮影から編集、印刷まで統一感のある処理を実現している。
【0063】
編集処理が終了すると、制御装置12は、編集画像をシール紙41に印刷する印刷処理を実行する(ステップS5)。詳述すると、制御装置12は、タブレット内蔵モニタ31でユーザに印刷レイアウトを選択させ、選択された印刷レイアウトに編集画像を配置して印刷用画像を作成し、この印刷用画像をシール紙41に印刷する。
【0064】
タブレット内蔵モニタ31横の硬貨投入口37から追加印刷用の硬貨が投入されれば(ステップS6:Yes)、制御装置12は、追加印刷処理を実行する(ステップS7)。この追加印刷処理は、ステップS5と同一の写真シールを追加印刷する、あるいは、ステップS5と異なる写真シールを追加印刷するなど、適宜の印刷とすることができる。
【0065】
ステップS6で追加印刷用硬貨が投入されなかったか(ステップS6:No)、追加印刷処理が終了すれば、制御装置12は、タブレット内蔵モニタ31により事後接客処理を実行する(ステップS8)。この事後接客処理は、撮影画像または編集画像を任意の携帯端末に送信するゲームや、アンケート入力や、ミニゲームなど、適宜の接客処理を実行すると良い。
【0066】
事後接客処理が終了すると、制御装置12は、タブレット内蔵モニタ31の表示およびスピーカ35の音声出力により、ユーザをシール排出口39の前まで移動させる移動案内を行う(ステップS9)。
制御装置12は、印刷完了したシール紙をシール排出口39から排出し(ステップS10)、ユーザに写真シールシートを提供してゲームを終了する。
【0067】
次に、上記ステップS2の撮影処理について、図7、図8のフローチャートと共に詳細に説明する。
制御装置12は、タッチパネルモニタ27に撮影コースを選択させる撮影コース選択画面を表示し、撮影コースを選択させる(ステップS21:Yes)。ここでは、例えば「かわいい」撮影コースと、「きれい」撮影コースとのいずれか一方を選択させる。「かわいい」撮影コースは、かわいい雰囲気で撮影できてかわいい雰囲気の編集画像が得られるように、照明設定および編集ツールが設定されている。また、「きれい」撮影コースは、きれいな雰囲気で撮影できてきれいな雰囲気の編集画像が得られるように、照明設定および編集ツールが設定されている。
【0068】
所定の制限時間内に撮影コースが選択されなかった場合(ステップS21:No)、制御装置12は、デフォルトの撮影コースに設定し(ステップS22)、処理を進める。
【0069】
制御装置12は、ユーザ選択あるいはデフォルトにより決定された撮影コースに従って、写りを調整し、LED装置24を点灯する(ステップS23)。このとき、例えば「かわいい」撮影コースが選択されていればLED装置24をピンク色に点灯し、「きれい」撮影コースが選択されていればLED装置24を紫色に点灯するといったように、撮影コースの雰囲気に合わせた色を点灯する。これ以降、撮影処理が完了するまでLED装置24を常時同じ色で連続して点灯させ、現在の撮影コースをユーザに認識させる。なお、撮影コースが選択されるまでの待機中は、LED装置24を撮影コースに対応する色以外の色で点灯させてもよい。
【0070】
制御装置12は、タッチパネルモニタ27に色味ジャンルを選択させる色味ジャンル選択画面を表示し、ユーザに色味ジャンルを選択させる(ステップS24)。この色味ジャンルは、例えば、春夏秋冬のような複数のイメージ色を用意する。そして、「かわいい」撮影コースが選択された場合は、春のイメージ色と夏のイメージ色の2種類の中から選択可能とし、「きれい」撮影コースが選択された場合は、秋のイメージ色と冬のイメージ色の2種類の中から選択可能とする。この色味ジャンル選択の際も、LED装置24が撮影コースに対応する色で点灯しているため、ユーザは、現在の撮影コースを認識できる。
【0071】
所定の制限時間内に色味ジャンルが選択されなかった場合(ステップS24:No)、制御装置12は、デフォルトの色味ジャンルに決定して処理を進める(ステップS25)。
【0072】
ステップS24で色味ジャンルが選択されるか(ステップS24:Yes)、ステップS25でデフォルト決定すると、制御装置12は、決定した色味ジャンルに従って調整を行う(ステップS26)。
【0073】
制御装置12は、タッチパネルモニタ27に明るさを選択させる明るさ選択画面を表示し、ユーザに明るさを選択させる(ステップS27)。この明るさ選択の際も、LED装置24が撮影コースに対応する色で点灯しているため、ユーザは、現在の撮影コースを認識できる。
【0074】
所定の制限時間内に明るさが選択されなかった場合(ステップS27:No)、制御装置12は、デフォルトの明るさに決定して処理を進める(ステップS28)。
【0075】
ステップS27で明るさが選択されるか(ステップS27:Yes)、ステップS28でデフォルト決定すると、制御装置12は、決定した明るさに従って調整を行う(ステップS29)。このとき、決定した明るさに従って、LED装置24の明るさも調整してもよい。
【0076】
制御装置12は、タッチパネルモニタ27に複数の合成用画像を表示し(ステップS30)、その中からユーザに合成用画像を選択させる(ステップS31)。ここで、合成用画像とは、被写体画像に前景画像(フレーム画像)として合成される合成用前景画像や、被写体画像に背景画像(背景色、背景柄、またはオーラ)として合成される合成用背景画像で構成されている。これらの合成用前景画像や合成用背景画像は、それぞれに縦画像や横画像で撮影できる画像が設けられている。なお、ここで表示される合成用画像は、モデルが様々なポーズをとっているポーズサンプル画像であってもよく、また、これらのポーズサンプル画像に合成用前景画像や合成用背景画像が合成されていてもよい。この合成用画像をユーザに選択させる間も、LED装置24が撮影コースに対応する色で点灯しているため、ユーザは、現在の撮影コースを認識して合成用画像を決定できる。
【0077】
制御装置12は、選択された合成用画像をカメラ25で撮影している被写体画像(動画映像の各コマの被写体画像)に合成し、ライブビューモニタ26にライブビュー表示(リアルタイムの動画映像表示)する(ステップS32)。このライブビュー表示を確認しつつユーザがポーズをとっている間も、LED装置24が撮影コースに対応する色で点灯しているため、ユーザは、現在の撮影コースを認識してポーズを決定できる。
【0078】
制御装置12は、タッチパネルモニタ27にカウントダウンインジケータを表示させ、カウントダウンのタイミングに合わせてカメラ25による撮影を実行し、高解像度の撮影画像を取得する(ステップS33)。
【0079】
制御装置12は、高解像度の撮影画像である被写体画像に合成用画像を合成し、撮影時合成画像を作成し(ステップS34)、この撮影時合成画像をライブビューモニタ26およびタッチパネルモニタ27に表示し、ユーザに確認させる(ステップS35)。このユーザに確認させる際も、LED装置24が撮影コースに対応する色で点灯しているため、ユーザは、どの撮影コースで撮った画像なのか認識することができる。
【0080】
制御装置12は、所定回数(例えば3回)の撮影が完了するまでステップS32に処理を戻して撮影を繰り返す(ステップS36:No)。
所定回数の撮影が終了していれば(ステップS36:Yes),制御装置12は、残り3回以上撮影できる時間が残っているか否か判定する(ステップS37)。
【0081】
残り3回以上撮影できれば(ステップS37:Yes)、制御装置12はステップS31に処理を戻し、合成用画像の選択から繰り返す。この繰り返しにより、ステップS31にて撮影毎に合成用画像を選択できるが、この合成用画像の選択にかかわらず、LED装置24は、撮影コースに対応した色で点灯している。つまり、1つの撮影コースの中で、複数回の撮影が行え、それぞれ合成用画像を選択できるが、常に共通する撮影コースの色でLED装置24が点灯する。
【0082】
残り3回撮影できなければ(ステップS37:No)、制御装置12は、撮影可能時間内か否か判定する(ステップS38)。撮影可能時間内でなければ(ステップS38:No)、制御装置12は、ステップS43に処理を進める。
【0083】
撮影可能時間内であれば(ステップS38:Yes)、制御装置12は、合成用画像の表示(ステップS39)、合成用画像の選択(ステップS40)、およびライブビュー表示(ステップS41)を行い、所定回数(例えば1回)のボーナス撮影を行う(ステップS42)。
【0084】
なお、このステップS39〜S41は、上述したステップS30〜S32と同一であるため、その詳細な説明を省略する。また、ステップS42では、上述したステップS33のカウントダウンインジケータを表示しての撮影を所定回数実行する。
【0085】
制御装置12は、撮影所定時間(例えば3分)が経過するまで(ステップS43:No)、ステップS39に処理を戻してボーナス撮影を繰り返す。
撮影所定時間が経過すれば(ステップS43:Yes)、制御装置12は、これまでに撮影した全ての撮影画像をタッチパネルモニタ27に一覧表示し、この中からユーザに編集対象画像を選択させる(ステップS44)。
そして、制御装置12は、撮影画像を編集対象画像として保存し(ステップS45)、ユーザを編集空間へ促す画面を表示する(ステップS46)。
【0086】
以上の構成および動作により、ユーザが撮影中に撮影コースをLED装置24により容易に認識することができ、撮影コース選択から編集終了まで統一感のある写真撮影編集ゲームを実行できる写真シール作成機1を提供することができる。
【0087】
特に、LED装置24は、撮影処理の間常に撮影コースに対応する色で点灯しているため、ユーザが撮影に熱中しても、その途中でLED装置24を見て撮影コースを認識することができる。つまり、撮影毎に合成用画像を選択し(ステップS31)、ポーズをとって(ステップS32)、撮影する(ステップS33)処理を行って繰り返している間、これらの操作やポーズに次第に熱中するが、そうして熱中していてもLED装置24により撮影コースを明瞭に認識できる。
【0088】
またこれにより、1回のプレイが終了し、後日またプレイしようとした際に、前回の撮影コースを思い出すことができる。すなわち、プレイの最初に撮影コースを1回選択しただけであれば、その後の撮影や編集によってユーザが撮影コースを忘れてしまう可能性が高くなる。しかし、常にLED装置24を点灯することにより、ユーザは何度も撮影コースを確認でき、どの撮影コースでプレイしたのかを記憶することができる。従って、次回のプレイ時に、同じ撮影コースで撮影したかったにも関わらず、思い出せないために違う撮影コースを選択してしまうといったことを防止できる。
【0089】
また、顔照明装置23eには、凹部23zが設けられ、この凹部23zにLED装置24が設けられている。これにより、LED装置24をカメラ25やライブビューモニタ26により近く配置することができ、視認性を高めることができる。
【0090】
また、LED装置24を、カメラ25およびライブビューモニタ26に近接させてユーザのほぼ目線の高さに配置してもよい。そのため、ユーザがライブビューモニタ26を見つつポーズをとっている間、常にユーザの視界にLED装置24が存在する。これにより、ユーザは、視線を動かさずとも、撮影コースを容易に認識することができる。
【0091】
また、LED装置24の発光色は、白以外であり、照明装置23が白色であるから、LED装置24による発光色を目立たせることができる。これにより、ユーザは現在どの撮影コースなのかを明確に知ることができる。
【0092】
なお、ステップS23では、LED装置24を点灯するだけでなく、ライブビューモニタ26の余白部分に、撮影コースに対応する色や模様を表示する構成にしてもよい。この場合、余白部分は、横型のライブビューモニタ26に縦型の撮影画像や動画映像を表示する際の左右の余白とする、あるいは横型のライブビューモニタ26に横型の撮影画像や動画映像を表示する際に上下左右に余白を設けて利用するなど、撮影画像や動画映像を表示していない部分を利用するとよい。これにより、撮影時の統一感をより高めることができる。
【0093】
また、ライブビューモニタ26は、横長形状(縦型)としたが、縦長形状(横型)としてもよい。この場合も、縦型及び横型の撮影画像や動画映像を表示する際の上下左右の余白に撮影コースに対応する色や模様を表示すると良い。
【0094】
また、複数の照明装置23a〜23hを、「かわいい」撮影コースならピンク色、「きれい」撮影コースなら紫色に発光させる色照明により、全体的な撮影空間5内の雰囲気を大きく変えてもよい。この場合、各色の発光は、蛍光灯またはLEDなど適宜の連続照明装置で実行すると良い。
【0095】
またこの場合、ライブビューモニタ26に表示する動画映像は、色調補正などを行って色照明による撮影への影響をなくすと良い。すなわち、色照明を行うと、動画映像として取得するユーザの色が白色照明時と異なる色味となる。これを画像処理により補正することで、撮影画像を取得する瞬間の白色照明と同一またはほぼ同一の色味で動画映像を表示できる。
【0096】
また、静止画像を取得する撮影の際には、色照明をやめて白色照明だけにするとよい。このようにすることで、撮影コースを明瞭に認識できると共に、そのための色照明による影響をなくして適切に撮影することができる。
【0097】
また、編集部30のタブレット内蔵モニタ31近傍にもLED装置を備え、このLED装置も撮影コースの色で点灯させる構成にしてもよい。これにより、ユーザは編集中も撮影コースを認識することができる。従って、プレイ全体の統一感をさらに高めることができ、撮影コースの認識や記憶もさらに高めることができる。
【0098】
また、タブレット内蔵モニタ31に表示する編集画面の余白に、撮影コースに対応した色または柄を表示する構成にしてもよい。この場合も、ユーザは編集中も撮影コースを認識することができる。
【0099】
また、上述した実施例では、1つの撮影コースが選択されると、複数回の撮影全てを同じ撮影コースで実行する構成としたが、例えばランダムコースなど、複数の撮影コース(「かわいい」撮影コースと「きれい」撮影コース)の撮影毎に切り替えて実行するようなコースを設けても良い。この場合、各撮影単位で、その撮影がどの撮影コースによるものかをLED装置24の発光色でユーザに通知するとよい。これにより、撮影コースが複数混ざっているような場合に、ユーザはどの撮影コースで撮影しているのかを明確に認識することができる。
【0100】
また、選択された撮影コースを、撮影時などに常に音声案内する構成にしてもよい。これにより、ユーザは撮影コースを耳で確認することができる。
【0101】
また、LED装置24は、顔照明装置23eの上部に配置したが、カメラ25の近傍、またはライブビューモニタ26の近傍に配置してもよい。この場合も、ユーザは、ほぼ目線の高さでLED装置24を確認でき、撮影中に撮影コースを容易に理解することができる。
【0102】
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の写真撮影編集装置は、実施形態の写真シール作成機1に対応し、
以下同様に、
記憶手段は、記憶部11に対応し、
制御手段は、制御装置12に対応し、
撮影コース報知手段は、LED装置24に対応し、
撮影手段は、カメラ25に対応し、
動画映像表示手段は、ライブビューモニタ26に対応し、
編集手段は、タブレット内蔵モニタ31に対応し、
出力手段は、プリンタ38に対応し、
撮影処理は、ステップS2に対応し、
編集処理は、ステップS4に対応し、
出力処理は、ステップS5に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0103】
【図1】後方から見た写真シール作成機の斜視図。
【図2】前方から見た撮影筐体の斜視図。
【図3】撮影筐体の正面図。
【図4】写真シール作成機のブロック図。
【図5】撮影コース設定情報の構成図。
【図6】ゲーム処理のフローチャート。
【図7】撮影処理の詳細フローチャート。
【図8】撮影処理の詳細フローチャート。
【符号の説明】
【0104】
1…写真シール作成機、5…撮影空間、11…記憶部、12…制御装置、24…LED装置、25…カメラ、26…ライブビューモニタ、31…タブレット内蔵モニタ、38…プリンタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮影手段により撮影空間内の一以上のユーザの動画映像を取得して該動画映像を動画映像表示手段によりリアルタイムに表示し、前記ユーザを前記撮影手段により撮影して撮影画像を取得する撮影処理と、
該撮影画像の編集を編集手段により許容して編集画像を作成する編集処理と、
該編集画像を出力手段により出力する出力処理とを実行する写真撮影編集方法であって、
複数の撮影コースを記憶手段に記憶しておき、
前記撮影処理と前記編集処理の少なくとも一方を、前記記憶手段に記憶されている複数の撮影コースの中から適宜決定した撮影コースに適した設定内容に制御手段により制御し、
前記決定した撮影コースを、前記撮影処理と前記編集処理の少なくとも一方で撮影コース報知手段によりユーザに報知する
写真撮影編集方法。
【請求項2】
前記動画映像表示手段は、前記撮影コースにより異なる所定の画像を表示する
請求項1記載の写真撮影編集方法。
【請求項3】
前記撮影処理を複数回実行して複数枚の撮影画像を取得し、
前記複数回実行する撮影処理の際に、その撮影毎の撮影コースを前記撮影コース報知手段で報知する
請求項1または2記載の写真撮影編集方法。
【請求項4】
撮影空間内の一以上のユーザを撮影して動画映像と撮影画像とを取得する撮影手段と、
前記動画映像をリアルタイムに表示する動画映像表示手段と、
前記撮影画像の編集を許容して編集画像を作成する編集手段と、
該編集画像を出力する出力手段とを備えた写真撮影編集装置であって、
複数の撮影コースを記憶している記憶手段と、
前記撮影と前記編集の少なくとも一方を、前記記憶手段に記憶されている複数の撮影コースの中から適宜決定した撮影コースに適した設定内容に制御する制御手段と、
前記決定した撮影コースを、前記撮影と前記編集の少なくとも一方でユーザに報知する撮影コース報知手段を備えた
写真撮影編集装置。
【請求項5】
前記動画映像表示手段を、前記撮影コースにより異なる所定の画像を表示する構成とした
請求項4記載の写真撮影編集装置。
【請求項6】
前記撮影を複数回実行して複数枚の撮影画像を取得する構成とし、
前記複数回実行する撮影の際に、その撮影毎の撮影コースを前記撮影コース報知手段で報知する構成とした
請求項4または5記載の写真撮影編集装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−260776(P2009−260776A)
【公開日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−108834(P2008−108834)
【出願日】平成20年4月18日(2008.4.18)
【出願人】(307010096)フリュー株式会社 (210)
【Fターム(参考)】