説明

冷却システム及び冷却装置

【課題】電子機器が収納された筺体の吸気面における風量のばらつきを抑制できる冷却システム及び冷却装置を提供する。
【解決手段】計算機12(電子機器)を収納し、一方の面側からエアーを取り入れて他方の面側から排出するラック11(筺体)と、ラック11の一方の面側に並列に配置されてラック11内に入るエアーを冷却する熱交換器15a〜15cとを有する。熱交換器15a〜15cの位置は、それぞれ壁からの距離に応じて設定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、筺体内に収納された電子機器を冷却する冷却システム及び冷却装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、高度情報化社会の到来にともなって計算機で多量のデータが扱われるようになり、多数の計算機を同一室内に設置して一括管理することが多くなっている。例えばデータセンターでは、計算機室内に多数のラック(サーバーラック)を設置し、それぞれのラックに複数の計算機(サーバ)を収納している。そして、それらの計算機にジョブを有機的に配分し、大量のジョブを効率的に処理している。
【0003】
計算機からは、ジョブの処理にともなって多量の熱が発生する。そのため、熱による計算機の故障や誤動作を防止するために、計算機を冷却する手段が必要となる。
【0004】
一般的なデータセンターでは、パッケージエアコンなどの空調機によって所定温度に調整されたエアーを大型の送風ファンによりラックの近傍まで送り、そのエアーをラック内に設けられた送風ファンによりラック内に取り込んで計算機を冷却している。
【0005】
空調機により所定温度に調整されたエアー(冷気)は、例えばラックが設置される機器設置エリアの床下を通ってラックの一方の面(吸気面)側に送られる。そして、このエアーは、ラックの一方の面側からラック内に取り込まれて計算機を冷却した後、ラックの他方の面(排気面)側から排出される。ラックから排出されたエアー(暖気)は、機器設置エリアの天井裏を通って空調機に戻る。
【0006】
ところで、データセンターでは、計算機を冷却するために多大な電力を消費しており、二酸化炭素排出量の削減及び地球環境保護の観点から、消費電力の削減が要求されている。データセンターで消費する電力を削減するためには、空調機を含む空調設備の省電力化が重要である。しかし、現状では空調設備の省電力化はほぼ限界に達しており、今後大きな電力削減を望めない状況にある。また、データセンターに要求されるニーズも多様化しており、大掛かりな計算機室や空調設備を用意することなく、よりコンパクトな室内に計算機を高密度に設置することも要求されている。
【0007】
そこで、複数のラックを排気面と吸気面とが対向するように近接して配置し、それらのラックの間に熱交換器を設置して、ラックから排出されたエアーを熱交換器により冷却し、次のラックに供給することが提案されている。これにより、室内に暖気が拡散することが回避され、空調機を効率的に運転することができる。また、計算機室の規模によっては、大型の空調機を使用することなく計算機を稼働させることが可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2009−123212号公報
【特許文献2】特開2003−152377号公報
【特許文献3】特開2009−97774号公報
【特許文献4】特開2010−171079号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
電子機器が収納された筺体の吸気面における風量のばらつきを抑制できる冷却システム及び冷却装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
開示の技術の一観点によれば、電子機器を収納し、一方の面側からエアーを取り入れて他方の面側から排出する筺体と、前記筺体の前記一方の面側に並列に配置されて前記筺体内に入るエアーを冷却する複数の熱交換器とを有し、前記複数の熱交換器は、前記筺体からの距離が相互に異なる位置に配置されている冷却システムが提供される。
【発明の効果】
【0011】
上記一観点によれば、熱交換器と筺体との間の距離を調整し、筺体の吸気面における風量のばらつきを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、計算機室内に設置されたラックを例示した模式的側面図である。
【図2】図2は、同じくその模式的上面図である。
【図3】図3は、熱交換器とチラーユニットとの接続を表した模式図である。
【図4】図4は、図1,図2に例示した冷却システムの問題点を説明する図である。
【図5】図5は、第1の実施形態に係る冷却システムを例示する模式的上面図である。
【図6】図6は、図4のように熱交換器、送風機及びラックが配置された場合の風速分布をシミュレーションした結果を表した図である。
【図7】図7(a)〜(c)は、図5のようにラック、熱交換器及び接続部を配置した場合の風速分布をシミュレーションした結果を表した図である。
【図8】図8は、第2の実施形態に係る冷却システムを例示した模式的側面図である。
【図9】図9は、同じくその模式的前面図である。
【図10】図10は、第2の実施形態の変形例を表した模式的側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、実施形態について説明する前に、実施形態の理解を容易にするための予備的事項について説明する。
【0014】
図1は計算機室内に設置されたラックを例示した模式的側面図、図2は同じくその模式的上面図である。また、図3は熱交換器とチラーユニットとの接続を表した模式図である。なお、図1,図2において、白抜き矢印はエアーの流れ方向を表している。
【0015】
計算機室内には複数(図1,図2では2台)のラック11が、吸気面と排気面とを対向させて配列されている。また、各ラック11内にはそれぞれ複数の計算機12が高さ方向に並んで収納されている。
【0016】
各ラック11の吸気面側には、熱交換器15と送風機16とが配置されている。熱交換器15は冷媒が通る配管と、その配管に接続されたフィンとを有し、フィン間を通流するエアーを冷却する。図3のように、熱交換器15は配管を介して屋外に設置されたチラーユニット19に接続されている。チラーユニット19は冷媒(例えば水)を一定の温度に冷却して熱交換器15に供給し、熱交換器15から熱交換後の冷媒を回収する。
【0017】
送風機16には複数の送風ファン16aが設けられており、それらの送風ファン16aの回転によりエアーの流れを形成して、熱交換器15により冷却されたエアーをラック11内に送り込む。
【0018】
以下、説明の便宜上、ラック11内を通るエアーの流れ方向上流側(図1,図2では左側)から、1番目の熱交換器15、1番目の送風機16、1番目のラック11、2番目の熱交換器15、2番目の送風機16、2番目のラック11というように呼ぶ。
【0019】
1番目の熱交換器15は室内のエアーを冷却し、この1番目の熱交換器15で冷却されたエアーは1番目の送風機16により1番目のラック11に送られる。そして、1番目のラック11内の計算機12を冷却して温度が上昇したエアー(暖気)は、ラック11の排気面から排出される。
【0020】
2番目の熱交換器15は1番目のラック11の排気面に近接して配置されており、1番目のラック11から排出されたエアーを冷却する。この2番目の熱交換器15で冷却されたエアーは2番目の送風機16により2番目のラック11内に送られ、ラック11内の計算機12を冷却した後、排気面から排出される。
【0021】
3以上のラック11が配列されている場合も、同様に前のラック11から排出されたエアーは熱交換器15により冷却され、送風機16により次のラック11に送られる。このような構成とすることにより、ラック11を設置するスペースが少なくてすみ、且つラック11から排出された暖気が室内に拡散することを回避できるという利点がある。
【0022】
しかしながら、上述の計算機の冷却システムには以下に説明する問題点がある。
【0023】
計算機室が広く、ラック11と部屋の壁との間を十分広く取れる場合は、図2の上面図に白抜き矢印で表したように、最後のラック11から排出されたエアーがラック11の両側を通って1番目のラック11の吸気面側に戻る。このため、エアーの流量がラック11の幅方向でほぼ均一となる。
【0024】
しかし、計算機室が小さく、ラック11を壁に接するように配置しなければならないことがある。このような場合、例えば図4の上面図に白抜き矢印で表したように、ラック11の幅方向でエアーの流量に大きなばらつきが発生する。これにより、ラック11内に配置された計算機12内の発熱部が十分に冷却されないことがある。
【0025】
(第1の実施形態)
図5は第1の実施形態に係る冷却システムを例示する模式的上面図である。図5において、図1,図2と同一物には同一符号を付している。なお、本実施形態では、ラック(筺体の一例)内に収納された計算機(電子機器の一例)の冷却に適用した例について説明しているが、他の電子機器の冷却に適用することもできる。
【0026】
計算機室には、複数のラック11が、吸気面と排気面とを対向させて配列されている。各ラック11内にはそれぞれ複数の計算機12が高さ方向に並んで収納されている。ラック11の幅は例えば0.7m、奥行きは例えば0.8m、高さは例えば2mである。
【0027】
1番目のラック11(図5中の左側のラック11)の前方(吸気面側)には、1番目の送風機16が配置されており、この1番目の送風機16の前方には3台の熱交換器(1番目の熱交換器)15a,15b,15cが配置されている。
【0028】
熱交換器15cは通路側(壁から最も遠い側)に配置され、送風機16とほぼ密着している。
【0029】
熱交換器15bは、ラック11の幅方向の中央であって1番目の送風機16から約30cm離れた位置に配置されている。この熱交換器15bと1番目の送風機16との間には、熱交換器15bと送風機16とを気密的に連絡する筒状の接続部17bが設けられている。
【0030】
熱交換器15aは、壁側であって1番目の送風機16から約60cm離れた位置に配置されている。この熱交換器15aと1番目の送風機16との間には、熱交換器15aと送風機16とを気密的に連絡する筒状の接続部17bが設けられている。
【0031】
1番目のラック11の排気面側には、2番目の熱交換器15が1番目のラック11に近接して配置されている。また、2番目の熱交換器15と2番目のラック11との間には、2番目の送風機16とが配置されている。
【0032】
熱交換器15a,15b,15c,15は、いずれも屋外に設置されたチラーユニットに接続されている(図3参照)。これらの熱交換器15a,15b,15cは、いずれも冷媒が通る配管と、その配管に接続されたフィンとを有し、フィン間を通るエアーを冷却する。
【0033】
1番目及び2番目の送風機16はいずれも複数の送風ファン16aを有し、それらの送風ファン16aの回転によりエアーの流れを形成して、熱交換器15a,15b,15c,15により冷却されたエアーをラック11内に送り込む。
【0034】
本実施形態では、上述したように、1台目の熱交換器として、ラック11の幅方向に沿って3台に分割された熱交換器15a,15b,15cを使用している。そして、それらの熱交換器15a,15b,15cを、1番目のラック11の吸気面側に、前後方向(送風機16によるエアーの流れ方向)にずらして配置している。これらの熱交換器15a,15b,15cで冷却されたエアーは、送風機16及び接続部17a,17bを介して1番目のラック11の壁側、中央及び通路側にそれぞれ個別に(並列に)供給される。
【0035】
図6は、図4のように熱交換器15、送風機16及びラック11が配置された場合(比較例)の風速分布をシミュレーションした結果を表した図である。ここでは、1番目の熱交換器15の前面を含む平面(図4中のFの位置における平面)における風速分布を示している。なお、図6中Aはラック11の側方の通路部分であり、この通路部分では奥から手前に向かう方向(+側)にエアーが流れる。また、図6中の熱交換器15の部分では、ラック11に向かう方向(−側)にエアーが流れる。
【0036】
この図6から、熱交換器15の左側(壁と反対側)の部分では風速が遅く、右側(壁側)の部分では風速が速いことがわかる。より詳細な風速分布シミュレーションでは、熱交換器15の左側の部分の風速は約0.5m/secであり、右側(壁側)の部分の風速は約2m/secであった。このシミュレーション結果から、図4のように熱交換器15、送風機16及びラック11を配置した場合はラック11の幅方向の風速のばらつき、換言すれば風量(単位時間に単位面積を通過するエアーの量)のばらつきが大きいことがわかる。
【0037】
図7(a)〜(c)は、図5のようにラック11、熱交換器15a,15b,15c及び接続部17a,17bを配置した場合(実施例)の風速分布をシミュレーションした結果を表した図である。図7(a)は、熱交換器15aの前面を含む平面(図5中のF1の位置における平面)における風速分布である。また、図7(b)は熱交換器15bの前面を含む平面(図5中のF2の位置における平面)における風速分布である。更に、図7(c)は熱交換器15cの前面を含む平面(図5中のF3の位置における平面)における風速分布である。
【0038】
これらの図7(a)〜(c)から、各熱交換器15a,15b,15cの前面における風速(風量)はほぼ均一であることがわかる。より詳細な風速分布シミュレーションでは、各熱交換器15a,15b,15cの前面における風速はいずれも約3m/secであった。
【0039】
以上のように、本実施形態では、1番目のラック11の前方に、ラック11の幅方向に沿って3台に分割された熱交換器15a,15b,15cを使用している。そして、それらの熱交換器15a,15b,15cを、壁からの距離に応じて前後方向にずらして配置している。これにより、ラック11の幅方向の風速を均一化することができる。その結果、ラック11内の計算機12の冷却不足が回避され、計算機12の熱による故障や誤動作を防止することができる。
【0040】
なお、接続部17a,17bを伸縮自在(例えば蛇腹式)に形成し、且つ熱交換器15a,15b,15cにキャスター(車輪)等を設けて可動式としてもよい。これにより、設置場所や要求される風速分布に応じて送風機16と熱交換器15a,15b,15cとの間の距離を調整することができる。
【0041】
また、上述の実施形態ではラック11とは別に送風機16が設けられている場合について説明したが、ラック11内に送風ファンが設けられている場合は、送風機16を省略してもよい。
【0042】
更に、上述の実施形態では1番目のラック11の前方に配置する熱交換器の分割数が3の場合について説明したが、ラック11(電子機器を収納する筺体)の幅等に応じて、熱交換器の分割数を2又は4以上としてもよい。
【0043】
(第2の実施形態)
図8は第2の実施形態に係る冷却システムを例示する模式的側面図、図9は同じくその模式的前面図である。なお、図8,図9において、図5と同一物には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0044】
本実施形態では、1番目のラック11の吸気面側に1番目の送風機16が配置されており、1番目の送風機16の前方に、1番目の熱交換器として、6台の熱交換器25a〜25fを配置している。
【0045】
図9のように、熱交換器25a,25c,25eはこの順に並んで上側に配置され、熱交換器25b,25d,25fはこの順に並んで下側に配置されている。これらの熱交換器25a〜25fと1番目の送風機16との間には、熱交換器25a〜25fと送風機16との間をそれぞれ個別に且つ気密的に連絡する接続部27a〜27fが設けられている。
【0046】
第1の実施形態では、最後のラック11から排出されたエアーがラック11の側方を通って1番目のラック11の吸気面側に移動する場合について説明したが、ラック11の上方を通って1番目のラック11の吸気面側に移動するエアーが存在する。この場合、ラック11の高さ方向でエアーの流量のばらつきが発生する。
【0047】
本実施形態では、ラック11の幅方向及び高さ方向に分割された熱交換器25a〜25fを有し、幅方向及び高さ方向の位置に応じてそれらの熱交換器25a〜25fを個別に前後方向にずらすことができる。これにより、ラック11の幅方向及び高さ方向の風速を均一化することができる。その結果、ラック11内の計算機12の冷却不足が回避され、計算機12の熱による故障や誤動作を防止することができる。
【0048】
なお、1番目の熱交換器の分割数に応じて複数の送風機(1番目の送風機)を並列に設置し、設置場所や要求される風速分布に応じてそれらの送風機の回転数を個別に制御してもよい。例えば図10の冷却システムでは、第1のラック11の前方に6つに分割された熱交換器25a〜25fを配置している。そして、それらの熱交換器25a〜25fにそれぞれ個別に対応するように、6台の送風機26a〜26fを配置している。
【0049】
このように、熱交換器の分割数に応じて複数の第1の送風機を設置し、それらの送風機の回転を個別に制御することにより、ラック11の吸気面におけるエアーの流量のばらつきをより一層小さくすることができる。
【0050】
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
【0051】
(付記1)電子機器を収納し、一方の面側からエアーを取り入れて他方の面側から排出する筺体と、
前記筺体の前記一方の面側に並列に配置されて前記筺体内に入るエアーを冷却する複数の熱交換器とを有し、
前記複数の熱交換器は、前記筺体からの距離が相互に異なる位置に配置されていることを特徴とする冷却システム。
【0052】
(付記2)前記複数の熱交換器と前記筺体との間の距離が変更可能であることを特徴とする付記1に記載の冷却システム。
【0053】
(付記3)前記複数の熱交換器と前記筺体との間に、前記複数の熱交換器と前記筺体との間をそれぞれ個別に連絡する連絡部が設けられていることを特徴とする付記1又は2に記載の冷却システム。
【0054】
(付記4)前記筺体は部屋の壁に近接して配置され、前記熱交換器と前記筺体との間の距離は前記熱交換器と前記壁との間の距離に応じて設定されていることを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載の冷却システム。
【0055】
(付記5)前記複数の熱交換器と前記筺体との間に送風機が設けられていることを特徴とする付記1乃至4のいずれか1項に記載の冷却システム。
【0056】
(付記6)前記複数の熱交換器が、前記筺体の一方の面の幅方向に並んでいることを特徴とする付記1乃至5のいずれか1項に記載の冷却システム。
【0057】
(付記7)前記複数の熱交換器が、前記筺体の一方の面の高さ方向に並んでいることを特徴とする付記1乃至6のいずれか1項に記載の冷却システム。
【0058】
(付記8)前記電子機器が計算機であり、前記筺体が前記計算機を複数収納可能なラックであることを特徴とする付記1乃至7のいずれか1項に記載の冷却システム。
【0059】
(付記9)電子機器が収納された筺体の一方の面側に並列に配置される複数の熱交換器と、
前記複数の熱交換器と前記筺体との間を個別に連絡する連絡部とを有し、
前記複数の熱交換器は、前記筺体からの距離がそれぞれ個別に設定可能であることを特徴とする冷却装置。
【符号の説明】
【0060】
11…ラック、12…計算機、15,15a〜15c,25a〜25f…熱交換器、16,26a〜26f…送風機、16a…送風ファン、17a,17b,27a〜27f…接続部、19…チラーユニット。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器を収納し、一方の面側からエアーを取り入れて他方の面側から排出する筺体と、
前記筺体の前記一方の面側に並列に配置されて前記筺体内に入るエアーを冷却する複数の熱交換器とを有し、
前記複数の熱交換器は、前記筺体からの距離が相互に異なる位置に配置されていることを特徴とする冷却システム。
【請求項2】
前記複数の熱交換器と前記筺体との間の距離が変更可能であることを特徴とする請求項1に記載の冷却システム。
【請求項3】
前記複数の熱交換器と前記筺体との間に、前記複数の熱交換器と前記筺体との間をそれぞれ個別に連絡する連絡部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の冷却システム。
【請求項4】
前記複数の熱交換器が、前記筺体の一方の面の幅方向に並んでいることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の冷却システム。
【請求項5】
電子機器が収納された筺体の一方の面側に並列に配置される複数の熱交換器と、前記複数の熱交換器と前記筺体との間を個別に連絡する連絡部とを有し、
前記複数の熱交換器は、前記筺体からの距離がそれぞれ個別に設定可能であることを特徴とする冷却装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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