説明

冷暖房機器の予約運転システムおよびそのプログラム

【課題】目覚まし時計にアラーム時刻を設定するだけで、アラーム時刻になると冷暖房機器の運転を開始すること。
【解決手段】目覚まし時計101が設定したアラーム時刻になるとアラームを発生させるアラーム発生手段106と、アラームが発生したらアラーム発生通知を宅内ネットワークを通じて冷暖房機器に送信する送信手段107とを備え、冷暖房機器102は、目覚まし時計からのアラーム発生通知を受信する受信手段110とアラーム発生通知を受信すると冷暖房機器の運転をONにする運転制御手段111とを備えることにより、目覚まし時計101にアラーム時刻を設定し、アラーム時刻になると、冷暖房機器102に対して、アラーム発生通知が送られ、冷暖房機器102の運転がONになる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は宅内ネットワークに接続し、エアコンや温風ヒータなどの冷暖房機器の予約運転の設定を用意に行えるようにした冷暖房機器の予約運転システムおよびそのプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、エコーネットなどの規格に沿って、宅内ネットワークを使って家電機器を制御しようとするネット家電機器システムが実用化されてきており、ネット家電機器コントローラを使って、離れた部屋のエアコンの運転をON、OFFできるシステムも実用化されてきている。
【0003】
エアコンや温風ヒータなど冷暖房機器は、朝、目覚める時間に合わせてタイマー予約を設定し、目覚めたときに部屋の温度を快適にするという使い方をする人も多い。しかし、冷暖房機器のタイマー予約を設定しようとすると、それぞれの冷暖房機器のリモコンや機器の操作パネルを使って、タイマー予約を設定しなければならない。これは、ネット家電機器コントローラを使ってタイマー予約を行う場合も同じで、複数のネット家電機器のタイマー予約を行うためには、それぞれの機器ごとに予約時間を設定しなければならない。
【0004】
そのため、冷暖房機器ごとのタイマー予約の方法を覚えなければならず、また、就寝時に冷暖房機器のタイマー予約の設定を忘れないようにしなければならないなど煩わしいものとなっている。
【0005】
この煩わしさを解決する方法として、目覚まし時計を使って複数の家電機器のタイマー予約時刻を一斉に設定する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
図6は、特許文献1に記載された従来の予約時刻設定システムを示すものである。図6に示すように、アラーム時刻を設定するアラーム設定手段603とアラーム設定手段603でアラーム時刻が設定されると設定されたアラームの時刻をタイマー予約したい家電機器に送信する送信手段604とを備えた目覚まし時計601がある。
【0007】
また、前記目覚まし時計601の送信手段604から送られてきた時刻を受信する受信手段605と前記受信手段605で受信した時刻を予約時刻としてタイマー予約の設定を行うタイマー予約設定手段606と時刻を管理する時計手段607と予約時間になったら運転をONするタイマー予約手段608とを備えた家電機器602とから構成されている。
【特許文献1】特開2000−176133号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、前記従来の構成では、目覚まし時計601でアラーム設定手段603を使ってアラーム時刻を設定したときに家電機器602に時刻を送信するため、家電機器602のタイマー予約時刻が設定されてしまっていた。このため、目覚まし時計601でアラーム時刻を設定した後に、予定が変わり、目覚まし時計のアラームを解除しても、家電機器602のタイマー予約は解除されないようになっている。
【0009】
また、家電機器602のタイマー予約を解除するには、やはりそれぞれの家電機器602のリモコンや操作パネルを使って、個別にタイマー予約の解除を行う必要があるという
課題を有していた。
【0010】
また、目覚まし時計601は、時刻を送信するだけなので、家電機器602も時計手段607とタイマー予約手段608を備える必要がありコストUPの要因にもなっていた。
【0011】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、目覚まし時計でアラーム時刻を設定し、アラームをONに設定するだけで、アラーム時刻になると冷暖房機器の運転がONになるとともに、目覚まし時計のアラームをOFFにするだけで、設定されたアラーム時刻になっても冷暖房機器の運転はONにならないようにした冷暖房機器の予約運転システムおよびそのプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記従来の課題を解決するために、本発明の冷暖房機器の予約運転システムおよびそのプログラムは、目覚まし時計が設定したアラーム時刻になるとアラームを発生させるアラーム発生手段とアラームが発生したらアラーム発生通知を宅内ネットワークを通じて冷暖房機器に送信する送信手段を備え、冷暖房機器は、目覚まし時計からのアラーム発生通知を受信する受信手段とアラーム発生通知を受信すると冷暖房機器の運転をONにする運転制御手段とを備えたものである。
【0013】
これによって、目覚まし時計にアラーム時刻を設定し、アラームをONに設定した場合には、アラーム時刻になると、冷暖房機器に対して、アラーム発生通知が送られて、冷暖房機器の運転がONになり、また、一旦アラームをONにしても、予定が変わって、目覚まし時計のアラームをOFFにした場合には、アラーム発生通知は送られず、冷暖房機器の運転はONにならない。
【発明の効果】
【0014】
本発明の冷暖房機器の予約運転システムおよびそのプログラムは、目覚まし時計のアラーム時刻を設定し、アラームをONにするだけで、アラーム時刻になると冷暖房機器の運転がONになり、さらに、目覚まし時計のアラームをOFFにすれば、アラーム時刻になっても冷暖房機器の運転はONにならないようにすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
第1の発明は、目覚まし時計とエアコンや温風ヒータなどの冷暖房機器とが、宅内ネットワークによって接続されており、前記目覚まし時計は、時刻を管理する時計手段と、アラーム時刻を設定するアラーム時刻設定手段と、前記アラーム時刻設定手段で設定した時刻になるとアラームを発生させるかどうかを設定するアラームON/OFF手段と、前記アラームON/OFF手段でアラームONに設定されている時に前記アラーム時刻設定手段で設定した時刻になるとアラームを発生させるアラーム発生手段と、アラームが発生したら前記宅内ネットワークを通じて前記冷暖房機器にアラーム発生通知を送信する送信手段とを備え、前記冷暖房機器は、前記目覚まし時計から送られてきたアラーム発生通知を受信する受信手段と、前記受信手段がアラーム発生通知を受信すると前記冷暖房機器の運転をONにする運転制御手段とを備える。
【0016】
これにより、目覚まし時計でアラームがONになっているときに、アラーム時刻になると、目覚まし時計がなるとともに、アラーム発生通知が冷暖房機器に送信され、冷暖房機器は、アラーム発生通知を受信すると、運転をONすることとなり、目覚まし時計のアラーム時刻を設定し、アラームをONにするだけで、アラーム時刻になると冷暖房機器の運転がONになり、さらに、目覚まし時計のアラームをOFFにすれば、アラーム時刻になっても冷暖房機器の運転はONにならないようにすることができる。
【0017】
第2の発明は、特に、前記目覚まし時計が、カレンダーを管理するカレンダー管理手段を備え、前記アラーム発生手段は、前記アラーム時刻設定手段で設定した時刻になるとカレンダー管理手段に何月かを問い合わせ、何月かによって、どの冷暖房機器にアラーム発生通知を送信するかを判断して、送信手段にアラーム発生通知の送信を指示することにより、夏季であればエアコンなどの冷房機器に対してアラーム発生通知を送信し、冬季であれば温風ヒータなどの暖房機器に対してアラーム発生通知を送信することが可能となり、年間を通じて、目覚まし時計のアラームのON/OFFを設定するだけで、目覚ましがなっておきたときに快適な室温を得ることができる。
【0018】
第3の発明は、特に、第1または第2の発明のいずれかひとつの発明において、冷暖房機器の予約運転システムにおける手段の少なくとも一部をコンピュータで実現するプログラムとしたことにより、プログラムであるので、電気・情報、コンピュータ等のハードリソースを協働させて、冷暖房機器の予約運転システムの少なくとも一部を容易に実現することができる。
【0019】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0020】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における冷暖房機器の予約運転システムおよびそのプログラムの構成図を示すものである。
【0021】
図1において、目覚まし時計101は、宅内ネットワークで、冷暖房機器102と接続されており、通信を行うことができる。
【0022】
目覚まし時計101の時計手段103は、現在時刻を刻んでいる。アラーム時刻設定手段104は、利用者が朝起きる時刻を設定するための手段である。アラームON/OFF手段105は、利用者が設定した時刻にアラームを鳴らすかどうかを設定するための手段である。
【0023】
アラーム発生手段106は、アラームがONの時に、アラーム時刻になると、アラームを発生させる。送信手段107はアラームが発生すると、冷暖房機器102にアラーム発生通知を送信する。アラーム音発生手段108は、アラームが発生するとブザーなどのアラーム音を鳴らし、利用者にアラーム時刻になったことを知らせる。
【0024】
時刻表示手段109は、時計手段103が刻んでいる現在時刻を表示する。また、アラーム時刻設定手段104でアラーム時刻を設定する際に、設定しようとしている時刻の表示にも、用いられる。
【0025】
冷暖房機器102の受信手段110は、目覚まし時計101からのアラーム発生通知を受信する。運転制御手段111はアラーム発生通知を受信すると、冷暖房機器の運転を開始する。
【0026】
以上のように構成された予約運転システムおよびそのプログラムについて、以下その動作、作用を説明する。
【0027】
まず、利用者は、目覚まし時計101のアラーム時刻設定手段104を使って、朝、目覚めたい時刻を目覚まし時計101に設定する。設定しようとしているアラーム時刻は、アラーム時刻を設定している間は、現在時刻に変わって、一時的に時刻表示手段109に表示される。
【0028】
アラーム時刻設定手段104は、利用者によって設定された時刻をアラーム時刻として、アラーム発生手段106に通知する。アラーム発生手段106は、通知されたアラーム時刻を保存する。
【0029】
また、利用者は、設定したアラーム時刻に目覚めるために、アラーム音を鳴らしたい場合には、アラームON/OFF手段105を使って、アラームをONに設定する。一方、アラーム時刻は設定してあるが、休日などで、アラーム時刻になってもアラーム音を鳴らしたくない場合には、アラームON/OFF手段105を使って、アラームをOFFに設定する。
【0030】
アラームON/OFF手段105は、利用者によって設定されたアラームのONまたはOFFの設定をアラーム発生手段106に通知する。アラーム発生手段106は、通知されたアラームのON、OFF設定を保存する。アラームON/OFF設定手段は、例えばスライド式やプッシュ式のスイッチなどが考えられる。
【0031】
目覚まし時計101の時計手段103は、現在時刻を刻んでおり、例えば1秒ごとや1分ごとにアラーム発生手段106に現在時刻を通知している。また、時刻表示手段109によって、現在時刻を表示する。
【0032】
図2はアラーム発生手段106の動きを示すフローチャートである。以下、アラーム発生手段106の動作について、図2を用いて説明する。
【0033】
アラーム発生手段106は、時計手段103から現在時刻の通知を受ける(ステップ201)と、内部に保存しているアラーム時刻と比較する(ステップ202)。現在時刻とアラーム時刻が一致しない場合は、次の現在時刻の通知待ちに戻る。
【0034】
一方、現在時刻とアラーム時刻が一致した場合、内部に保存しているアラームのON、OFF設定を参照し(ステップ203)、ON設定であった場合、送信手段107に、アラーム発生通知の送信を指示する(ステップ204)とともに、アラーム音発生手段108にアラーム音の発生を指示する(ステップ205)。
【0035】
アラーム音発生手段108は、アラーム音の発生指示を受けると、ブザーやベルなどを鳴らして、利用者にアラーム時刻が来たことを知らせる。
【0036】
また、送信手段107は、アラーム発生通知の送信指示を受けると、冷暖房機器102に対して、アラーム発生通知を送信する。送信手段107は、宅内ネットワークにより目覚まし時計101と接続している冷暖房機器102が複数有る場合には、接続されている複数の冷暖房機器102にアラーム発生通知を送信する。
【0037】
冷暖房機器102は、受信手段108によって、目覚まし時計101からのアラーム発生通知を受信する(ステップ206)。受信手段108は、アラーム発生通知を受信すると、運転制御手段109にアラーム発生通知の受信を通知する。運転制御手段109はアラーム発生通知の受信通知を受けると、冷暖房機器の運転を開始する(ステップ207)。
【0038】
以上のように、本実施の形態においては、目覚まし時計101と冷暖房機器102を宅内ネットワークで接続し、目覚まし時計101にアラーム発生手段106と送信手段107を備え、冷暖房機器102に受信手段110と運転制御手段111を備えることにより、目覚まし時計101で設定したアラーム時刻になると、冷暖房機器102にアラーム発
生通知が送信され、冷暖房機器102は、アラーム発生通知を受信して、運転を開始することなり、個別に冷暖房機器102のタイマー予約設定を行わなくても目覚まし時計101のアラーム時刻を設定するだけで、朝、目覚めたときに、冷暖房機器102の運転を開始することができる。
【0039】
また、本実施の形態では、冷暖房機器102のタイマー予約機能を使っていないので、冷暖房機器102自身がタイマー予約手段や、時計手段を持つ必要が無く、冷暖房機器102のコストを低減させることもできる。
【0040】
(実施の形態2)
図3は、本発明の第2の実施の形態の冷暖房機器の予約運転システムおよびそのプログラムの構成図である。
【0041】
図3において、カレンダー管理手段301は、時計手段103と連携し、現在の月日を管理しているものである。
【0042】
図3のその他の構成要素については、(実施の形態1)と同様なので、説明は省略する。
【0043】
以上のように構成された予約運転システムおよびそのプログラムについて、以下(実施の形態1)との違いを中心にその動作、作用を説明する。
【0044】
利用者が、目覚まし時計101のアラーム時刻設定およびアラームON/OFF設定を行うところまでは、(実施の形態1)と同じである。
【0045】
図4は(実施の形態2)におけるアラーム発生手段106の動きを示すフローチャートである。以下、(実施の形態2)のアラーム発生手段106の動作について、図4を用いて説明する。
【0046】
アラーム発生手段106は、時計手段103から現在時刻の通知を受ける(ステップ201)と、内部に保存しているアラーム時刻と比較する(ステップ202)。現在時刻とアラーム時刻が一致しない場合は、次の現在時刻の通知待ちに戻る。
【0047】
一方、現在時刻とアラーム時刻が一致した場合、内部に保存しているアラームのON、OFF設定を参照し(ステップ203)、ON設定であった場合、カレンダー管理手段301から、現在の月日の情報を取り出す(ステップ401)。
【0048】
アラーム発生手段106は取り出した月日の情報を元に、現在が夏季か冬季かを判断し(ステップ402)、夏季の場合には、アラーム発生通知の送信先を冷房機器に設定し(ステップ403)、冬季の場合には、アラーム発生通知の送信先を暖房機器に設定する(ステップ404)。
【0049】
そして、送信手段107に、設定した送信先へアラーム発生通知の送信を指示する(ステップ204)とともに、アラーム音発生手段108にアラーム音の発生を指示する(ステップ205)。
【0050】
アラーム音発生手段108は、アラーム音の発生指示を受けると、ブザーやベルなどを鳴らして、利用者にアラーム時刻が来たことを知らせる。
【0051】
また、送信手段107は、アラーム発生手段106からアラーム発生通知の送信指示を
受けると、送信手段107に保存されている図5に示すような冷暖房機器102の登録テーブルを参照し、冷房機器への送信指示であれば、冷房機器として登録されている冷暖房機器102に対して、アラーム発生通知を送信し、暖房機器への送信指示であれば、暖房機器として登録されている冷暖房機器102に対して、アラーム発生通知を送信する。
【0052】
送信手段107がアラーム発生通知を送信する冷房機器および暖房機器は、複数であってもよく、また、ひとつの冷暖房機器が冷房機器と暖房機器の両方に登録されていてもよい。その場合には、複数の冷房機器または、暖房機器にアラーム発生通知が送信される。
【0053】
図5に示すような登録テーブルの場合、冷房機器は、エアコン1、エアコン2、暖房機器は、エアコン1、ファンヒータ1ということになる。
【0054】
なお、アラーム発生手段106が、取り出した月日の情報を元に、夏季か冬季かを判断する場合、例えば、7月から9月の間であれば夏季、12月から2月の間であれば冬季というように判断したり、利用者が夏季と冬季の期間を、目覚まし時計101に設定できるようにしたりしてもよい。
【0055】
また、冷暖房機器102のうち、どの機器が冷房機器であり、どの機器が暖房機器であるかについては、冷暖房機器に属性情報を持たせ、宅内ネットワークに冷暖房機器を接続する時に、目覚まし時計101に通知するようにしてもよいし、目覚まし時計101で、冷房機器と暖房機器を区別して登録するようにしてもよい。
【0056】
以上のように、本実施の形態においては、アラーム発生手段106が、カレンダー管理手段301が管理する月日情報を使って、アラーム時刻になった時に運転を開始する冷暖房機器を選択することにより、冷房が必要な夏季には、冷房機器がアラーム時刻になると運転を開始し、暖房が必要な冬季には、暖房機器がアラーム時刻になると運転を開始し、夏季でも冬季でもないときには、アラーム時刻になっても冷暖房機器は運転を開始しないようにすることができ、一年を通して、朝、目覚めたときに適切な冷暖房機器の運転を開始することができる。
【0057】
なお、本実施の形態で説明した手段は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録したりインターネットなどの通信回線を用いて配信したりすることで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
【産業上の利用可能性】
【0058】
以上のように、本発明は、目覚まし時計にアラーム時刻を設定するだけで、アラーム時刻になった時に、冷暖房機器の運転を開始することが可能となるので、宅内ネットワークに接続された冷暖房機器を含む家電機器のタイマー予約の方法として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】本発明の実施の形態1における冷暖房機器の予約運転システムの構成図
【図2】本発明の実施の形態1におけるアラーム発生手段の動きを示すフローチャート
【図3】本発明の実施の形態2における冷暖房機器の予約運転システムおよびそのプログラムの構成図
【図4】本発明の実施の形態2におけるアラーム発生手段の動きを示すフローチャート
【図5】本発明の実施の形態2における冷房機器と暖房機器を区別するための登録テーブルの例を示す図
【図6】従来の冷暖房機器の予約運転システムの構成図
【符号の説明】
【0060】
101 目覚まし時計
102 冷暖房機器
103 時計手段
104 アラーム時刻設定手段
105 アラームON/OFF手段
106 アラーム発生手段
107 送信手段
108 アラーム音発生手段
109 時刻表示手段
110 受信手段
111 運転制御手段
150 宅内ネットワーク
301 カレンダー管理手段
601 目覚まし時計
602 家電機器
603 アラーム設定手段
604 送信手段
605 受信手段
606 タイマー予約設定手段
607 時計手段
608 タイマー予約手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
目覚まし時計と冷暖房機器とが、宅内ネットワークによって接続されており、
前記目覚まし時計は、時刻を管理する時計手段と、アラーム時刻を設定するアラーム時刻設定手段と、前記アラーム時刻設定手段で設定した時刻になるとアラームを発生させるかどうかを設定するアラームON/OFF手段と、前記アラームON/OFF手段でアラームONに設定されている時に前記アラーム時刻設定手段で設定した時刻になるとアラームを発生させるアラーム発生手段と、前記アラームが発生したら、前記宅内ネットワークを通じて前記一つまたは複数の冷暖房機器にアラーム発生通知を送信する送信手段とを備え、
前記冷暖房機器は、前記目覚まし時計から送られてきたアラーム発生通知を受信する受信手段と、前記受信手段がアラーム発生通知を受信すると前記冷暖房機器の運転をONにする運転制御手段とを備えた冷暖房機器の予約運転システム。
【請求項2】
前記目覚まし時計は、カレンダーを管理するカレンダー管理手段を備え、前記アラーム発生手段は、前記アラーム時刻設定手段で設定した時刻になるとカレンダー管理手段に何月かを問い合わせ、何月かによって、どの冷暖房機器にアラーム発生通知を送信するかを判断して、送信手段にアラーム発生通知の送信を指示する請求項1記載の冷暖房機器の予約運転システム。
【請求項3】
請求項1または2に記載の冷暖房機器の予約運転システムの少なくとも一部をコンピュータで実現するプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−309813(P2007−309813A)
【公開日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−139930(P2006−139930)
【出願日】平成18年5月19日(2006.5.19)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】