説明

凍破や変形が防止される冷却容器

本発明は冷却容器に関するもので、より詳細には、内部空間に水が受納された容器を冷凍庫等に入れて冷却させても変形や破損されないながら容器の上面に冷気を長時間維持するようにすることによって、刺身、果物、冷麺、ビールなどのように冷たくして食べれば新鮮度が維持され、味が良くなる食物を盛って摂取する間、冷気を維持させる冷却機能が備えられた冷却容器に関するものである。
このため、本発明は冷却空間に水や蓄冷剤などを満たして冷却させた後、飲食を盛って使用する冷却容器において、内部が空いた空間からなり、容器の受け台になる容器下部と、前記容器下部に対応する大きさで形成されて前記容器下部の上部に介在され、伸縮性と弾性復原力と防水性を持った弾性板と、前記弾性板の上部で前記容器下部と締結手段で結合されて上面に飲食を盛る容器上部を含んで組立式で構成されることを特徴とする。
また、本発明は冷却空間に水や蓄冷剤を満たして冷凍庫で冷却させた後、使用する冷却容器において、飲食が盛られる容器上部と2重になって内部の孔隙が真空室からなった容器下部を一体に形成して内部空間に弾性復原力のある弾性チューブを水注入口から内在させて前記弾性チューブの入口部分であるパッキング部が水注入口にかけられるようにし、栓を水注入口に締結する構造からなったことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷たい温度を維持する冷却容器に関するもので、より詳細には内部空間に水が受納された構造の容器から成り、冷凍庫等に入れて冷却させても変形や破損されないながら容器の上面に冷気を長時間維持するようにすることで、刺身、果物、冷麺、ビールなどのように冷やしておくことで鮮度が保たれ、味が向上される食物を入れて使用する間、冷気を維持させる冷却機能が備えられた冷却容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来に提示された冷却容器は、容器の内部空間に水をたっぷり満たしたり、一定空間の余裕を持ちながら水を少量満たして冷却させるようにしているが、水をたっぷり満たした冷却容器は凍らせると氷の体積が膨脹し、容器の材質によってセラミックやグラスは破損し、また金属や軟質プラスチック製品は
外形が膨張する等の変形が起きて容器として使用することができなくなり、反対に容器の内部空間に一定量程水を少量満たして容器の上部分を上にして凍らせて使用する場合には、氷と容器の上部分間に空間が生じるので、容器の上面に盛られておいた食物に冷気が伝達される効果が相当落ちてしまい、反対に容器をひっくり返して凍らせると、食物を盛って使用する時、最初は容器の上面に冷気がよく伝えられるが、時間の経過によって容器内部空間の氷が溶けて体積が減少し、氷と容器の上部分の間に空間が生じられて容器の上部分にある食物に冷気が伝えられる効果が顕著に低下されることで、冷却容器を使用して食物を摂取する間、食物を冷たくて新鮮に維持しながら食べ物の味をより良くしようとする目的を達成できない問題点があった。
従来の他の冷却容器では、容器本体とは別途に容器受け台を具備してその上面に受納空間を持って氷やドライアイスなどを入れて、その上に容器本体を載せて冷気が容器本体に伝達されるようにしたが、容器本体と氷の間に一定の間隔が開くと共に冷気が側面に流出されるので、冷気の伝達効果が落ち、また冷却容器が2部分に分離されて取扱が不便になり、別途に氷やドライアイスなどを準備しなければならない不便があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、前記した従来技術の問題点を解決するため案出されたものであって、本発明の目的は、容器上部と容器下部の中間に伸縮性があり、また弾性復原力のある弾性板や弾性チューブなどを介在させて容器上部と容器下部を締結手段で組立てた後、水などを注入して栓で密封した構造の冷却容器として構成することによって、冷却容器を冷凍庫で凍らせる過程で体積が膨脹しても冷却容器が変形したり、破損せず、氷が溶けても容器の上面に冷気が長時間維持され、部品の組立てにより簡単に製品が完成されるので、製造が非常に簡便であり、原価が節減されると共に材質を多様に選択することができ、容器の形態も多様にデザインできるようにし、冷却容器を加熱しても爆発する危険がないように安全装置を具備した冷却容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記した目的を達成するため、本発明は冷却空間に水や蓄冷剤などを満たして冷却させた後、飲食を盛って使用する冷却容器において、内部が空いた空間からなり、容器の受け台になる容器下部と、前記容器下部に対応する大きさからなって前記容器下部の上部に介在され、伸縮性と弾性復原力と防水性を有した弾性板と、前記弾性板の上部で前記容器下部と締結手段で結びついて、上面に飲食を盛る容器上部を含んで組立式で構成されることを特徴とする。
本発明は、冷却空間に水や蓄冷剤を満たして冷凍庫で冷却させた後、使用する冷却容器において、飲食が盛られる容器上部と2重になって内部の孔隙が真空室からなった容器下部を一体に形成して内部空間に弾性復原力のある弾性チューブを水注入口から内在させて前記弾性チューブの入口部分であるパッキング部が水注入口にかけられるようにし、栓ボルトや栓ナットの中で選択して前記水注入口に締結する構造で構成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
以上のような本発明は、構成部品を組立式で完成した冷却容器を提供することによって、冷却容器を凍らせる時、冷却空間に充満した水が氷になる時、体積が膨脹されても冷却容器が変形や破損せず、氷が溶けても比重が水より小さい氷片が常に上部に浮かびながら容器上面に冷気が一定に維持され、構成部品の組立で冷却容器が完成される簡単な構造であるので、製造が簡便で原価が節減され、構成部品の材質及び形態を多様に選択することができ、安全バルブを具備して、加熱しても爆発を防止する効果がある。
また、本発明は、冷却容器に温度表示部が装着されて温度を視覚的に確認しながら食事するので、飲食が新鮮であるとの感じを持たせながら、味覚をより一層良くし、冷却容器の上面に容器蓋をかぶせて冷気を長時間保存することができるようにし、冷却容器部を熱電素子や冷媒を利用した方式で冷却して長時間冷却状態を必要とする食物を保管できるようにする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】図1は本発明の第1実施例による冷却容器を示した分解斜視図、
【図2】図2は図1の結合状態を示した斜視図、
【図3】図3は図1の結合状態を示した断面図、
【図4】図4は本発明の第1実施例による栓ボルトを示した断面図、
【図5】図5は本発明の第2実施例による冷却容器を示す分解斜視図、
【図6】図6は図5の結合状態を示した断面図、
【図7】図7は本発明の第3実施例による冷却容器を示した分解斜視図、
【図8】図8は図7の結合状態を示した断面図、
【図9】図9は本発明の第4実施例による冷却容器を示した分解斜視図、
【図10】図10は図9の結合状態を示した断面図、
【図11】図11は本発明の第5実施例による冷却容器を示した分解斜視図、
【図12】図12は図11の結合状態を示した断面図、
【図13】図13は本発明の第6実施例による冷却容器を示した分解斜視図、
【図14】図14は図13の結合状態を示した断面図、
【図15】図15は本発明の第7実施例による冷却容器を示した分解斜視図、
【図16】図16は図15の結合状態を示した断面図、
【図17】図17は本発明の第8実施例による冷却容器を示した分解斜視図、
【図18】図18は図17の結合状態を示した断面図、
【図19】図19は本発明の第9実施例による冷却容器を示した分解斜視図、
【図20】図20は図19の結合状態を示した断面図、
【図21】図21は本発明の第10実施例による冷却容器を示した分解斜視図、
【図22】図22は図21の結合状態を示した断面図、
【図23】図23は本発明の第11実施例による冷却容器を示した分解斜視図、
【図24】図24は図23の結合状態を示した断面図、
【図25】図25は本発明の第12実施例による冷却容器を示した分解斜視図、
【図26】図26は図25の結合状態を示した断面図、
【図27】図27は本発明の第13実施例による冷却容器を示した分解斜視図、
【図28】図28は本発明の第14実施例による冷却容器を示した分解斜視図、
【図29】図29は図28の結合状態を示した断面図、
【図30】図30は本発明の第15実施例による冷却容器を示した分解斜視図、
【図31】図31は図30の結合状態を示した断面図、
【図32】図32は本発明の第16実施例による冷却容器を示した分解斜視図、
【図33】図33は図32の結合状態を示した断面図、
【図34】図34は本発明の第17実施例による冷却容器を示した分解斜視図、
【図35】図35は図34の結合状態を示した断面図、
【図36】図36は本発明の第18実施例による冷却容器を示した分解斜視図、
【図37】図37は図36の結合状態を示した斜視図、
【図38】図38は本発明の第18実施例による冷却容器の使用状態を示した斜視図、
【図39】図39は図38による断面図、
【図40】図40は本発明の第18実施例による冷却容器で容器上部の構造を異にしたことを示した分解斜視図、
【図41】図41は図40による冷却容器の使用状態を示した斜視図、
【図42】図42は図41による断面図、
【図43】図43は本発明の第19実施例による冷却容器を示した分解斜視図、
【図44】図44は図43の結合状態を示した斜視図、
【図45】図45は本発明の第19実施例による冷却容器の使用状態を示した斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明による様々な望ましい実施例を添付した図面に基づいてより具体的に説明する。
ここで、下記の各々他の実施例のあらゆる図面で同一な機能を持つ構成要素は同一参照符号を使用する。
図1は、本発明の第1実施例による冷却容器を示した分解斜視図で、図2は、図1の結合状態を示した斜視図で、図3は、図1の結合状態を示した断面図で、図4は、本発明の第1実施例による栓ボルトを示した断面図である。
図1ないし図4に示されたように、本発明の第1実施例による冷却容器は、容器上部2と容器下部3及び弾性板4に大別されており、前記容器上部2と容器下部3を一体に結合する結合ボルト7とパッキング6及び水注入口に締結する栓ボルト5が付加されて構成される。
前記容器上部2は、上面に冷たく涼しいほど持ち味を生かせる食物を盛ることができる一方で、使用中に冷たい容器の上面と室内空気の温度差による結露によって発生した水気が食物に染み込まないように中心部へ行くほど高くなる円板形態で形成されると共に中央部で周辺部へ水気が自然に流れるように円形及び放射状の溝からなる溝部23が形成され、上面の中央には容器上面の現在温度を表示させる温度表示部24が形成される。また、容器上部2の下の面には、雌ねじ部が備えられる結合突起26が中央部に形成され、その側面には容器下部3の水注入口33と連通されながら水が内部へ注入される水注入通路26aが形成される。ここで、容器上部2の上面は、中央部が高くなる形態であるので、冷却容器に刺身を盛る用途で使用する時、千六本を底に敷く必要無しで刺身を外見よくそのまま盛ることができるので、衛生的に使用することができると共に冷気を食物に効果的に伝達することができる。
前記温度表示部24は、食べる人が温度を見ながら飲食を摂取するので、視覚的に新鮮な感じを持つようにして心理的にも刺身のような食物の味をより一層良くするものであって、その表示方法としては、アナログ温度計やデジタル温度計で表示したり、一定温度で化学的変化により変色するのを利用して温度を判定するサーモカラーなどにすることができる。
前記容器下部3は、前記容器上部2のような大きさの円形箱形態であって、容器の受け台役割をし、中央部へ行くほど次第に低くなる形態であって、中心部には前記容器上部2の結合突起26と対応する位置に上向きに中空形の突起が突出されて内周面の上部は雌ねじが備えられて結合ボルト7の雄ねじが締結され、下部は結合ボルト7の頭が引込できる直径を有した水注入口33が形成されて内部に連通される。
前記容器上部2及び容器下部3の構成材料は、錆びたり腐食されないアルミニウムやマグネシウム及びステンレススチールや2種類以上の異種金属を一つに貼ったクラッド(Clad)板などのような金属材質やガラス、陶磁器、メラミン樹脂などの非金属材質を使用することができる。特に金属材料を使用すると、表面を金メッキ、銀メッキ、銀ナノ塗装、セラミックコーティング、アノダイジング等人体に無害な表面処理方法で仕上げる。また、前記クラッド板を使用すると、金属に塗装やメッキ及び表面処理した金属材料より表層が厚いので、美麗な状態を半永久的に維持できる長所がある。ここで、容器表面に銀ナノ塗装させると刺身のような食物に存在する細菌を死滅させる坑菌することになる。
前記弾性板4は、前記容器上部2と容器下部3の中間に組立てられるものであって、前記2部材の間に挟まれて2部材の間の内部空間を上下に分離しながら完全に密封させ、中心部は前記容器下部3の水注入口33から容器上部2の結合突起26に備えられた水注入通路26aを介して冷却空間25に水を注入することができるように通孔が形成され、その通孔の唇部分に上下両面に突起が突出された円形のパッキング部41が形成され、円周部分の枠にも上下両面に突起が突出された円形のパッキング部42が形成されて容器上部2と容器下部3の間に前記弾性板4を介在させ、結合ボルト7で締結すると、容器上部2の冷却空間25に満たされる水の漏水を完全に防ぐ気密維持の作用を持つ。
前記弾性板4は、弾性復原力と伸縮性があり、また防水性があって水や蓄冷剤に対して寿命が半永久的なゴムなどのような材質を使用する。また、弾性板は金属からなり、弾性復原力を具備したベローズ形態で形成して使用することができ、その他多様に変形して適用できる。
また、前記弾性板4は、弾性材質からなって伸縮作用をし、パッキング部43により冷却空間25の水が漏出されることを防止することで一つの部材で2つの作用をする。
前記結合ボルト7は、容器上部2と弾性板4及び容器下部3を一体に結合する締結手段であって、中空形のボルト構造からなって中空の内面に雌ねじが備えられて栓ボルト5が締結される。
前記パッキング6は、前記結合ボルト7に栓ボルト5を締結する時、栓ボルトに挟まれて気密維持の作用を有する。
前記栓ボルト5は、一体に組立てられた冷却容器1の水注入口33を通じて冷却空間25に充満するまで水を注入した後、結合ボルト7に締結して密封する。
前記栓ボルト5は、図4に示したような安全バルブ作用を持つ構造から構成されて、不注意や火災などのため、冷却容器が加熱されると冷却空間25の水が気化されながら内部の圧力が増加して許容圧力以上になると、自動にバルブが開き蒸気を放出して冷却空間25の圧力を減少させることで、冷却容器の爆発を防止し、事故を防止する。
前記安全バルブが備えられた栓ボルト5の構造及び組立方法は次のようである。
前記結合ボルト7の雌ねじ部に締結される中空形のボルトからなったボルト部51の内周面内側に直径が小さくなりながら端鍔をなす第1シート部53aが形成されて円形のパッキング56が介在され、前記ボルト部51の頭部の内周面は雌ねじが備えられて中空形で内周面の入口部分に直径が小さくなりながら端鍔をなす第2シート部54aが形成されてパッキング57が介在される構造の組立ボルト55が締結される。また、前記ボルト部51の第1シート部53aと組立ボルト55の第2シート部54aに対応して密封するように両端に各々円形突起からなった第1バルブ53及び第2バルブ54が形成され、中心軸の外周面にはスプリング58と組立ボルト55が挟まれるバルブ部材52を具備して前記ボルト部51の雌ねじ部にスプリング58と組立ボルト55が一体化されたバルブ部材52を締結することで、安全バルブが備えられる栓ボルト5から構成される。
ここで、前記バルブ部材52の第2バルブ54は、安全バルブの作用をすると共に異質物がボルト部51の内部に侵入することを防止し、冷却容器1の清潔さ及び美観を維持する。
このように構成される栓ボルト5は、スプリング8によって第1バルブ53と第2バルブ54が各々第1シート部53aと第2シート部54aに密着されて平常時には冷却空間25の気密を維持していて、もし熱により冷却容器1内部の冷却空間25に充満してある水が気化されて膨脹すればスプリング8が圧縮されながら第1バルブ53と第2バルブ54が同時に外部方向に後退しながら水蒸気が外部に排出されて冷却容器の爆発を防止する。
前記のように構成された本発明の第1実施例による冷却容器1構成要素の結合方法を説明すれば次の通りである。
まず、容器下部3の上面に弾性板4を結合させ、容器上部2を弾性板4の上部に結合した後、結合ボルト7を水注入口33に締結して容器下部3と弾性板4及び容器上部2を一体に結合すると容器上部2と冷却板4の間の空間は水が充満に注入される冷却空間25が形成され、冷却板4と容器下部3の間の空間は空気が充満された伸縮空間31が形成される。次いで、結合ボルト7の中空部を通じて水や蓄冷剤を冷却空間25に充満に注入し、パッキング6が挟まれた栓ボルト5を前記結合ボルト7に締結して冷却容器1の結合を完了する。
しかし、前記冷却板4は、水の冷却過程と解凍過程で発生する体積の膨脹と縮小作用を吸収する伸縮作用と冷気の伝導を遮断する断熱作用ができるように容器下部3の内部空間を空気が充満した伸縮空間31に提供するので、冷却容器1を使用する途中、容器下部3の結露を防止するため別途に容器下部3に断熱材を設置しなくても良いので、製造が簡便になる。
そして冷却容器1の冷却空間25には水の代わりに人体に無害した蓄冷剤や水に蓄冷剤を混合して注入することで、冷却時間を長く維持するようにすることができる。
前記のように構成された本発明の第1実施例による冷却容器1構成要素の作用状態を説明すれば次の通りである。
本発明の第1実施例による冷却容器1を冷凍庫に入れて冷却させると、容器上部2の冷却空間25に充満した水が冷却されて氷になる間に体積が膨脹するとき、その膨脹される体積程度の伸縮性のある冷却板4が下部方向に押出され容器上部2の変形や破損を防止し、反対に冷却された容器を常温で使用すれば冷却空間25の氷は、次第に溶けて体積が小さくなっても冷却板4の弾性復原力により上部方向に復元されながら冷却空間25は常に水と氷で充満された状態を維持し、特に氷は比重が水より軽くて溶ける過程で生じる氷は常に上に浮かぶことになるので、容器上部2の上面に常に冷気がはっきりと伝えられて冷却容器1を使用する間には容器上面の冷却機能を常に同一に維持されるようにする。
そして冷却空間25には、弾性板4の作用により常に氷や水が充満されていて、運搬中にゆれないので実生活に使用可能な容器製品として認められることができ、使用者に心理的に安定感をあたえる。
また、冷却容器1を使用する中には、温度表示部24に表示される温度を視覚的に見ながら飲食を摂取するので飲食に対する衛生上の信頼感を与え、同時に心理的に味覚を高める。
そして本発明の第1実施例による冷却容器1は、容器を直接使用する取食者には長時間冷たい温度を維持しながら飲食を新鮮に摂取するようにし、栓ボルト5が安全バルブで構成されるので、製造者及び一般消費者はもちろん、飲食店を運営するサービス提供者にも安全に対する不安感を解消し、本発明の冷却容器1は、各構成部品を溶接や接着する工程が必要なく組立てさえすれば完成品ができる組立式構造であって、各構成部品の製造工程及び組立工程が簡便で、かつ製造原価を大きく節減させることができる利点がある。
図5は、本発明の第2実施例による冷却容器を示す分解斜視図で、図6は図5の結合状態を示した断面図である。
本発明の第2実施例による冷却容器は、容器上部2aと容器下部3a及び弾性板4aに大別されて構成され、前記容器下部3aと弾性板4aの間に設置されるスプリング8と前記容器上部2aと容器下部3a及び弾性板4aを一体に結合するパッキング6aと結合ボルト7aが付加されて構成される。
前記容器上部2aと容器下部3a及び弾性板4aは、前記本発明の第1実施例による容器上部2と容器下部3及び弾性板4と形態のみ異なり、その基本構造及び作用状態は同一である。
前記容器上部2aは、四角板形態であって、上面に溝が格子形態で構成されて結露された水が受納される溝部23が形成され、四つ隅の部分に下方に突出された中空形の突起からなって内周面に雌ねじが備えられた結合突起26が形成され、その側面に水注入通路26aが形成される。
前記容器下部3aは、上面が開放された四角形の箱形態であって、前記容器上部2aの結合突起26に対応する位置に上向きに突出された中空形の突起からなった水注入口33が形成される。
前記弾性板4は、上面が開放された四角形の箱形態であって、四つ隅の部分には結合ボルト7aが通過する通孔が形成され、下部にはスプリング8が挟まれる突起が形成され、伸縮性と弾性復原力のあるゴムのような材質からなり、ここに付加して弾性復原力のあるスプリング8が容器下部3aと弾性板4aの間に設置されて弾性板4aの復原力を補強して冷却空間25の氷が溶けて体積が縮小されるとき、弾性板4aの復原力を補助する作用をして容器上面に冷気が長時間持続されるようにする。また周辺部には両面に突出されたパッキング部42が形成されて冷却空間25の気密を維持させる。
前記パッキング6aは、前記結合ボルト7aを締結する時、挟まれて気密を維持する。
前記結合ボルト7aは、容器上部2aと弾性板4a及び容器下部3aを一体に結合する締結手段であって、四つで構成されているが、この中で、少なくとも一個は前記本発明の第1実施例による栓ボルト5と同じ構造の安全バルブが備えられる。図7は、本発明の第3実施例による冷却容器を示した分解斜視図で、図8は図7の結合状態を示した断面図である。
本発明の第3実施例による冷却容器1bは、容器上部2bと容器下部3b及び弾性板4bに大別されて構成され、前記容器上部2bは更に上部枠29とパッキング27及び冷気発散部21で構成され、そして前記容器上部2bと容器下部3b及び弾性板4bを一体に結合するパッキング6bと結合ボルト7bが付加されて構成される。
前記容器上部2bと容器下部3b及び弾性板4bは、前記本発明の第1実施例による容器上部2と容器下部3及び弾性板4と部分的な構造だけ異なり、その基本構造及び作用状態は同一である。
前記容器上部2bは円板形で構成され、上面に飲食が盛られる冷気発散部21と前記冷気発散部21を内周面に固定するように中心部が通孔からなった円板形の上部枠29で構成されて、前記2部材間にパッキング27を介在し、組立片28aと組立ボルト28で2部材を一体に結合して容器上部2bを構成する。このように容器上部2bを、2部材を組立てて構成することは、天然材料である玉や大理石のように多様な形態で加工が容易でない材料及びガラスや陶磁器のように破損に弱い材料を比較的製造が容易で、堅固な金属材料と組合して構成すれば容器上部2bの冷気発散部21を多様な材料で色々な形態で製造することが容易であり、高級材料を使用した容器を製造することができ、またデザインを多様化させることができるためである。
前記冷気発散部21は、ほとんど半球形からなって、上面に結露された水が渡って流れる溝部23が形成され、前記上部枠29は、中心通孔が下方に突出されて円筒形になると共に中心部に向かって突起が多数形成され、その下側面にタップ穴が形成され、その側面に水注入通路26aが形成される結合突起26が多数備えられる。
前記弾性板4bは、上部が開放された円形の箱形態であって、伸縮性と弾性復原力のあるゴムのような材質からなり、前記上部枠29のタップ穴に対応する位置に結合ボルト7bが通過されるボルト穴が多数備えられ、周辺部には両面に突出されたパッキング部42が形成されて冷却空間25の気密を維持させる。
前記容器下部3bは、上部が開放された円形の箱形態であって、前記上部枠29のタップ穴に対応する位置に結合ボルト7bが通過されるボルト穴が多数備えられる。
前記結合ボルト7bは、容器上部2bと弾性板4b及び容器下部3bを一体に結合する締結手段であって、少なくとも一個は前記本発明の第1実施例による栓ボルト5と同じ構造の安全バルブが備えられる。
図9は、本発明の第4実施例による冷却容器を示した分解斜視図で、図10は図9の結合状態を示した断面図である。
本発明の第4実施例による冷却容器1cは、容器上部2cと弾性板4c及び前記弾性板4cを容器上部2cに固定させながら受け台になる容器下部3cから構成される。
前記容器上部2cは、食物を盛る部分であって、中心部はほとんど半球形態からなり、下部に水が満たされて冷却される冷却空間が形成され、円形枠の内側から下方に垂直延長された円筒の外周面は雄ねじ部21aが備えられて容器下部3cの雌ねじ部35とねじ結合し、その下段面にはパッキング溝が形成されて弾性板4cのパッキング部42が挟まれる。
前記容器上部2cは、アルミニウム、マグネシウム、ステンレススチール、クラッド板等金属材料や陶磁器、セラミック、合成樹脂、ガラス、玉、石等多様な材料で形成することができ、金属や合成樹脂などの材料には表面処理を施したり、塗装をして高級なイメージを提供することによって味覚を高めることかできる。
前記弾性板4cは、前記容器上部2cの雄ねじ部21aに対応する大きさの円板形で構成されて、中心部が上部方向に若干隆起されながらその下部に伸縮空間を与え、下部面には弾性板4cの垂れを防止しながら弾性復原力を向上させるスプリング8が挟まれる突起が形成され、枠から上向きに短く折曲されたパッキング部42が形成されて前記容器上部2cのパッキング溝に挟まれて容器上部2cの冷却空間25を完全に密閉させる作用をし、また伸縮性と弾性復原力及び防水が可能なゴムや合成樹脂などの材料からなる。
前記容器下部3cは、下部が塞がった円筒形であって、内周面に雌ねじ部35が形成され、前記容器上部2cの雄ねじ部21aに締結して前記弾性板4cを容器上部2cに固定させて容器上部2cの冷却空間25を密閉させ、同時に容器上部3cと弾性板4cと容器下部2cを一体に結合して冷却容器1cとして構成されるようにする。
図示しなかったが、容器上部を堅固な材質で形成し、容器下部を伸縮性と弾性復原力を備えた材質を利用して一体に構成することによって、弾性板を別途に具備しなくても冷却空間の水が冷却されて膨脹したり氷が溶けながら収縮される時、弾性材質の容器下部が膨脹と収縮をする構造として形成することもできる。
本発明の第4実施例による構成要素の結合方法はまず、容器上部2cをひっくり返して置いて水や蓄冷剤を充満に満たした後、容器上部2cの下の面に弾性板4cを被せて容器下部3cをねじ締結して冷却容器1cの組立を完了する。
このように備えられた冷却容器1cを冷凍庫で冷却させて冷却空間25の水を凍らせると冷却空間25の水が冷却する過程で体積が膨脹しながら弾性板4cが下部に膨脹されて氷の膨脹体積程度を吸収するので、容器上部2cの破損や変形が起こらなく、容器上面に食物を盛って使用する中に冷却空間25の氷が徐々に溶けながら冷却空間25には氷と水が混在される過程で体積が収縮するとその体積ほど弾性板4cが上に復元しながら容器上部2cの冷却空間25は常に水と氷に充満し、特に氷は水上に浮かぶため、容器上面に常に冷気が効率的に伝えられるように作用する。
図11は、本発明の第5実施例による冷却容器を示した分解斜視図で、図12は図11の結合状態を示した断面図である。
本発明の第5実施例による冷却容器1dは、ビールカップ構造であって、容器上部2dと弾性板4d及び前記弾性板4dを容器上部2dに固定させながら受け台になる容器下部3dで構成される。
前記容器上部2dは、ビールなどを盛る部分であって、中が深いガラスなどの材料を利用したカップの形態で形成され、周辺部は内部が空いている2重になって、水や蓄冷剤が満たされる冷却空間25が形成され、2重構造の外側壁の内部には透明で弾性復原力を持った断熱材12が設置されて弾性板4dの作用を補助しながら容器外面の結露を防止し、下段部の外周面に容器上部2dの外径より小さい外周面に雄ねじ部21aが形成されて容器下部3dの雌ねじ部35とねじ結合する。
ところが製造上の便宜のため、周辺部を2重構造で形成しなくて冷却空間25を容器上部2dの下部にのみ形成することができる。
前記弾性板4dは、下部が開放された円形箱形態であって、中心部に円形突起が形成されて弾性板4dの垂れを防止し、弾性復原力を向上させるスプリング8が挟まれ、枠は円周方向に短く延長されるパッキング部42が形成されて容器上部2dの下段部と容器下部3dの内部底面の間に介在されて冷却空間25の漏水を防止する気密維持作用をし、前記容器上部2dの下部に結びついてその上部には冷却空間25を与え、その下部には伸縮空間を与えて伸縮性と弾性復原力のあるゴムや合成樹脂などの材料から構成される。
前記容器下部3dは、ガラスなどの材料から成り、上部が開放された円形の蓋形態で形成されて内周面に雌ねじ部35が形成され、前記容器上部2dの雄ねじ部21aに締結して前記弾性板4dを容器上部2dに固定させて容器上部2dの冷却空間25を密閉させると共に容器上部3dと弾性板4dと容器下部2dを一体に結合して冷却容器1dとして構成されるようにする。
図13は、本発明の第6実施例による冷却容器を示した分解斜視図で、図14は図13の結合状態を示した断面図である。
本発明の第6実施例による冷却容器1eは、容器上部2eと弾性板4e及び前記弾性板4eを容器上部2eに固定させながら受け台になる容器下部3eで構成される。
前記容器上部2eは、食物を盛る部分であって、内部に仕切りがある円形の容器の形態で形成され、周辺部及び仕切りは内部が空いている2重構造で構成されて水や蓄冷剤が満たされる冷却空間25が形成され、外側壁の内部には弾性復原力を持った透明な断熱材12が設置されて弾性板4eの作用を補助しながら外面の結露を防止し、下段部の外周面に容器上部2eの外径より小さい外周面に雄ねじ部21aが形成されて容器下部3eの雌ねじ部35とねじ結合される。容器上部の仕切りをすることによって、容器上面に各々別の薬味類や飲食を盛って使用することができる。
前記弾性板4eと容器下部3eの構造は、前記本発明の第5実施例による弾性板4dと容器下部3dの構造と同一であり、弾性板4eと容器下部4eの間にスプリング8が設置されて弾性板4eの垂れを防止しながら弾性復原力を補完する。
図15は、本発明の第7実施例による冷却容器を示した分解斜視図で、図16は図15の結合状態を示した断面図である。
本発明の第7実施例による冷却容器1fは、容器上部2fと弾性板4fと前記弾性性板4fを容器上部2fに固定させながら受け台になる容器下部3f及び容器蓋9fで構成される。
前記容器上部2fは、食物を盛る部分であって、円形容器の形態で形成され、周辺部は内部が空いている2重構造で構成されて内部空間に水や蓄冷剤が満たされる冷却空間25が形成され、外側壁の内部には透明で弾性復原力を持った断熱材12が設置されて弾性板4fの作用を補助しながら外面の結露を防止し、上段部に容器上部2fより直径が小さな円周面に雄ねじ部21bが形成されて容器蓋9fが締結され、下段部の外周面に容器上部2fの外径より小さい直径を持った雄ねじ部21aが形成されて容器下部3eの雌ねじ部35とねじ結合される。ところが前記上段部に形成される雄ねじ部21bは、二条ねじまたは三条ねじで形成して容器蓋を速かに開け閉めすることが出来る。
前記弾性板4fと容器下部3fの構造は、前記本発明の第5実施例による弾性板4dと容器下部3dの構造と同一であり、弾性板4fと容器下部4fの間にスプリング8が設置されて弾性板4fの垂れを防止しながら弾性復原力を補完する。
前記容器蓋9fは、円形の蓋形態で形成され、外径が前記容器上部2fの外径と同一で、内面に雌ねじ部91が備えられて前記容器上部2fの雄ねじ部2bにねじ締結されて容器上部2fの内部空間を密閉し衛生的に食物を長時間冷たく保管するようにする。
ところが、前記容器蓋9fは、容器上部2fのように、内部に冷却空間25を形成し、水や蓄冷剤を満たし冷却して使用し、容器内部に盛られた食物の冷却維持時間をより長時間持続させることができる。また、容器蓋9fには開閉される空気引き通路を形成して容器蓋9fが閉められた状態で内部空間の空気が冷たくなると、空気の体積が収縮されながら容器蓋9fが軽い力で開けられない時、空気引き通路を開いて容易に容器蓋9fが開けられるようにする。
図17は、本発明の第8実施例による冷却容器を示した分解斜視図で、図18は図17の結合状態を示した断面図である。
本発明の第8実施例による冷却容器1gは、容器上部2gと弾性板4gと前記弾性板4gを容器上部2gに固定させながら受け台になる容器下部3g及び容器蓋9gで構成される。
前記容器上部2gの構造は、前記第7実施例の容器上部2fと構造が同一であり、ただし上段部に容器上部2gの外径と同一な外周面に雄ねじ部21bが形成されて容器蓋9gが締結されることが異なる特徴であり、前記雄ねじ部21bは二条ねじまたは三条ねじで形成して容器蓋9gを速かに開け閉めすることが出来る。
図19は、本発明の第9実施例による冷却容器を示した分解斜視図で、図20は図19の結合状態を示した断面図である。
本発明の第9実施例による冷却容器1hは、容器上部2hと弾性板4hと前記弾性板4hを容器上部2hに固定させながら受け台になる容器下部3h及び容器蓋9hとから構成される。
前記容器上部2hの構造は、前記第7実施例の容器上部2fと構造が同一であり、ただし上段部の内面に内周面に沿って突出された掛かり鍔21cが形成されて容器蓋9hに設置されたパッキング91が噛み合って容器内部の気密を維持させることが他の特徴である。
前記容器蓋9hは、前記容器上部2hの上段部に内面に挟まれる外径を持った挿入部93と前記挿入部93の一段に前記容器上部2hの外径より若干大きい外径で形成されて開閉が容易にする頭部94とから構成される。
本発明の第9実施例による冷却容器1hは、容器蓋9hを容器上部2hの入口に押込んで衝突したり引っ張って開く方式であって、容器蓋を開閉することが特徴である。
図21は、本発明の第10実施例による冷却容器を示した分解斜視図で、図22は図21の結合状態を示した断面図である。
本発明の第10実施例による冷却容器1iは、容器上部2iと容器下部3i及び弾性材4iに大別されて構成され、前記容器下部2iの水注入口を塞ぐ安全バルブが備えられる栓ボルト5cが付加されて構成される。
前記容器上部2iは、冷麺のように盛る容量が比較的多い食物を盛られるように内部が深い容器形態で形成される。
図示しなかったが、冷却容器の外面に温度表示部を装着して使用する中に、温度を確認しながら視覚的に涼しさを与えるように構成される。
前記容器下部3iは、前記容器上部2iの下部で結合されて内部に水が満たされる冷却空間25を提供することによって、中心部に結合ナット36が設置されて栓ボルト5iが締結され、内部底面に弾性材4iが接着される。
前記弾性材4iは、弾性復原力と防水性及び断熱性を備えている材料からなり、前記容器下部3iの内部底面に接着材で完全に密着するように接着して内部底面に水が染み込むことを防止し、容器下部3iを断熱させることによって、冷却容器を冷凍庫に凍らせて常温で使用する中に、容器下部3iの外面に結露が発生するのを防止し、下部に冷気が発散されるのを防止して冷却持続時間を延長する。また、前記弾性材4iは、冷却空間25の水が凍って体積が膨脹すれば収縮し、氷が溶けて水に還元される過程で、体積が縮小されると復元して冷却空間25には常に氷に充満されるあるいは氷と水が混在された状態で充満され、容器の上面には飲食を盛って使用する中には常に冷気がいつも同一に維持されるようにする。
ここで、前記弾性材4iは、ゴムや合成樹脂などのように弾性復原力及び伸縮性のあるゴムや軟質プラスチックなどの材料を使用して、下の面にエンボッシング形態で多数の突起を形成して容器下部3iの内部底面に接着して構成することができる。
前記栓ボルト5iは、中空形の無頭ボルト形態であって、中空内部の一段は、直径が小さくなりながら端鍔をなすシート部53bが形成されるボルト部51aが形成され、前記ボルト部51aのシート部53bに丸いパッキング56aを案着させ、螺糸山のない丸い頭ボルト形態として先端部に横方向のフィン穴が形成されるバルブ53cを前記ボルト部51aに挿入した後、前記バルブ53cの外周面にスプリング58aとウォッシャー59を順次に嵌め込んでフィン穴に分割ピン59aを打ち込んで固定してなる安全バルブから構成される。
ここで、前記バルブ53cの丸い頭の外面と容器下部3cの下の面は端鍔の部分がないように水平面を維持するようにして境界部に異質物が入ることを防止し、美観を良好に維持するようにする。
前記のように構成された本発明の第10実施例による冷却容器の結合方法を説明すれば次の通りである。
まず、容器下部3iの内部底面に水が染み込まれないように弾性材4iを完全に付着した後、容器上部2iを重なっておいて周辺部を材質によってアルゴン溶接や接着剤などの方法で結合した後、結合ナット36の通孔を通じて水や蓄冷剤を冷却空間25に充満に注入し、栓ボルト5iを締結して密封すると、冷却容器1iの組立が完成される。
前記のように構成された本発明の第10実施例による冷却容器の作用状態を説明すれば次の通りである。
冷却容器1iを冷凍庫に入れて冷却させると冷却空間25に充満された水が冷却されながら体積が膨脹される時、弾性材4iは、その膨脹される体積ほど下部方向に収縮されながら容器上部2iの変形や破損を防止し、反対に冷却された冷却容器1iを常温で使用すれば、冷却空間25の氷は次第に溶けながら体積が減ると弾性材4iは上部方向に復元されるので、冷却空間25は冷却されている時は氷で、氷が溶ける過程では水と氷が混在された状態で常に充満し、特に、氷は水より比重が小さくて水上に浮かぶようになるので、使用の中には容器の上面に常に冷気が効率的に伝達される 。
図23は、本発明の第11実施例による冷却容器を示した分解斜視図で、図24は図23の結合状態を示した断面図である。
本発明の第11実施例による冷却容器1jは、容器上部2jと容器下部3jと伸縮部10及び栓11とから構成される。
前記容器上部2jは中心部へ行くほど次第に高くなる形態であって、その表面に放射状及び円形の溝からなった溝部23が形成されて結露により発生した水気が流れる通路になって容器上面に盛って置いた食物に水気が染み込むのを防止する。また、容器下部3jと結合された周辺部の断面を中心部より薄くした伸縮部20を形成して冷却空間が凍りながら膨脹する時、垂直方向に膨脹される部分を吸収して容器の上面や下の面の変形を防止する。
前記容器下部3jは、受け台役割をするものであって、側面に水平方向に弾性復原力のあるベローズ形態の伸縮部10が形成されて冷却空間25の水が冷却されながら体積が膨脹すれば伸縮部10も水平方向に膨脹され、氷が解凍されながら体積が収縮すれば伸縮部10も収縮されて冷却により容器上部2j及び容器下部3jが変形されるのを防止する。
ここで、前記伸縮部10及び伸縮部10の入口部分である水注入口33は、成形工法とデザインによって冷却容器の下部分や構造上適合した部分に配置する。
前記栓11は雌ねじが備えられて前記伸縮部10の先端に形成された雄ねじ部に締結して冷却空間25を密封する。
図示しなかったが、容器上部の上面を被さる容器蓋を具備し、容器上面を密閉させて冷却容器の冷気を長く保存し、移動が便利であるように構成することができ、前記容器蓋は冷却容器に回動自在が可能であるように固定して設置することができる。
本発明の第11実施例による冷却容器1jの製造方法及び作用効果は次の通りである。
容器上部2jと容器下部3j及び伸縮部10が一体に構成される冷却容器1jは、別途に弾性部材を使用しなく、材質自らの伸縮性を利用して製品として製造することができ、その一例としては合成樹脂特に、PET(Polyethylene Terephthalate)などのような材質を使用してブローモルディング(中空成形法)工法で製造すると低価で大量生産が可能になり、刺身を盛って食べたり、販売店で陳列するのに使用可能な使い捨て冷却容器として使用することができ、冷却空間25に水を入れて冷却させた後、ピクニックなどに行く時、持参して野外で冷却容器1jに食物を盛って新鮮に食べることができるようにし、使用後に、氷が溶けると冷たい飲み水としても使用することができる等、多様な目的に使用することができる。
また、本発明の第11実施例による冷却容器1jは、冷却空間25に水や蓄冷剤を注入した後、栓11を締結して冷凍庫で冷却させて食物を盛って使用する過程で二つの伸縮部10、20のようにあらかじめ特定に形成された部分が膨脹と収縮をしながら容器本来の形態が大きく変形されないようにする。
詳しく説明すると、本発明の第11実施例による冷却容器1jは容器の材質特性を利用して容器の特定部分が伸縮が容易にするものの、冷却と解凍過程で容器の形態を維持する構造で構成されたことが特徴である。
図25は、本発明の第12実施例による冷却容器を示した分解斜視図で、図26は図25の結合状態を示した断面図である。
本発明の第12実施例による冷却容器1kは、容器上部2kと容器下部3k及び弾性チューブ4kと、容器下部3kの水注入口33を塞ぐ栓ボルト5kで構成される。
前記容器上部2kは、上面に食物が盛られる部分であって、四角板形態で形成され、上面に多数の突起からなった突出部22が形成されて結露による水気が食物に染み込まないようにする。
前記容器下部3kは、上部が開放された四角形箱形態であって、前記容器上部2kの受け台役割をすると共に内部空間に冷却空間25を提供しながら弾性チューブ4kが内在され、2重になった2重構造であって、その内部空間が真空室32で構成されて伝導及び対流作用を遮断しながら断熱作用を有するので、容器下部3k外面の結露を防止し、一側面には中空の内周面に直径が小さくなりながら端鍔をなし、これに延長して外向に短く垂直折曲される端鍔部33aが形成され、内周面に雌ねじが備えられる水注入口33が形成されて栓ボルト5kが締結される。ところが前記水注入口33は、冷却容器の材質とデザイン及び製造工法によって瓶のくちばし形態で長く延長して作ることもできる。
前記弾性チューブ4kは、伸縮性と弾性復原力及び防水性をもった材質からなり、長いチューブ形態として入口部分が円形に開放されて、その端部が外向に垂直折曲され、次いで内側に短く垂直折曲されるパッキング部43が形成されて前記水注入口33の端鍔部33aに挟まれて栓ボルト5kを締結すると気密を維持するようにする。
また、前記弾性チューブ4kは、弾性材質からなって伸縮するので、冷却容器を冷凍庫で凍らせて、冷却空間の水が凍りながら体積が膨脹される時起きる破損や変形を防止し、パッキング部43により冷却空間25の水が漏出するのを防止して入口部分を栓ボルト5kとして容器下部3kの水注入口33に固定することによって、弾性チューブを冷却空間で一定位置に固定させる3つの作用を同時にすることが大きい特徴である。
ところが、弾性チューブを内部に空気を含んで独立的な形態で形成して冷却空間に内在させると、冷却容器の置かれた状態によって冷却空間でとどまる位置が一定ではないので、場合によっては、冷却空間の上面近くとどまった状態で容器を冷却させると弾性チューブに遮断により容器上面に冷気が円滑に伝達できなくなり、また、弾性チューブが水平方向にあまり片方に偏った状態で冷却されると冷却空間に満たされた水が凍りながら膨脹する時、弾性チューブが位置しない部分が氷の膨脹を吸収できなくなって冷却容器の変形や破損が起きる可能性があるとの問題点がある。
前記栓ボルト5kは、外周面に雄ねじが備えられる無頭ボルト形態で形成されて水注入口33に締結され冷却空間25を完全に密封する。
図示しなかったが、別途の安全バルブを容器上部2kや容器下部3kに設置することができ、また温度表示部を装着して容器上面の冷却温度を表示して使用者に新鮮な感覚を感じるようにして味覚をより良くできる。
本発明の第12実施例による冷却容器1kの結合方法は次の通りである。
まず、真空室32が備えられる容器下部2kと容器上部3kを溶接や接着などの方法で一体に結合し、水注入口33を通じて水や蓄冷剤を冷却空間25にほとんど充満に注入し、弾性チューブ4kを冷却空間25の内部に挿入した後、栓ボルト5kを締結して冷却容器1kとして完成する。
本発明の第12実施例による冷却容器1kの作用効果は次の通りである。
冷凍庫から前記冷却容器2kを冷却させて容器上面に食物を盛って使用する中に、冷却空間25の氷が溶けても前記本発明の第1実施例による冷却容器1の作用効果と同一に使用する時は、常に容器上面に冷気が完全に伝達されて、始終ほとんど同じ温度を維持する。また、本発明の第12実施例による冷却容器1kは、容器本体の内部に弾性チューブ4kを、水注入口33を通じて挿入し、栓ボルト5kを締結すると冷却容器が完成される簡単な構造からなって、製造が非常に容易で製造原価を節減できる。
図27は、本発明の第13実施例による冷却容器を示した分解斜視図である。
本発明の第13実施例による冷却容器1k1は、容器上部2k1と容器下部3k1及び弾性チューブ4k1と、容器下部3k1の水注入口33を塞ぐ栓ナット5k1から構成される。
本発明の第13実施例による冷却容器1k1の基本構造は、前記本発明の第12実施例による冷却容器1kと同一であり、たたし、具体的な形態が一部異なることが特徴である。
前記容器上部2k1は、食物が盛られる部分であって、円形容器形態で形成されて、上面に放射状形態の溝部23が多数形成されて結露による水気が食物に染み込まないようにする。
前記容器下部3k1は、前記容器上部2k1の受け台役割をし、内部空間に冷却空間25及び弾性チューブ4kが内在され、一側から長く突出された中空形の管になって冷却空間25に水を注入し、弾性チューブ4k1の入口部分が固定される水注入口33が形成される。前記水注入口33の段部には雄ねじ部が形成されて栓ナット5k1が締結される。
前記弾性チューブ4k1は、伸縮性と弾性復原力及び防水性をもった材質からなり、長いチューブ形態であって、入口部分が外向に垂直折曲され、次いで内側に短く垂直折曲されるパッキング部43が形成されて前記水注入口33の唇部分に挟まれて栓ナット5k1を締結すると気密を維持するようにする。
前記栓ナット5k1は、内周面に雌ねじが備えられた蓋形態で形成され、水注入口33に締結されて弾性チューブ4k1のパッキング部43を押持するので、冷却空間25に満たされた水の漏水を防止する。
図28は、本発明の第14実施例による冷却容器を示した分解斜視図で、図29は図28の結合状態を示した断面図である。
本発明の第14実施例による冷却容器は、容器上部2mと容器下部3m及び弾性チューブ4mと容器下部3mの下の面に形成された水注入口33を塞ぐ栓ボルト5mとから構成される冷却容器1mと、容器上部2mと容器下部3m及び弾性チューブ4mと容器下部3mの下の面に形成された水注入口33を塞ぐ取っ手が付いた栓ボルト5m1で構成されて前記冷却容器1mに被せて使用する容器蓋9で構成される。
前記容器上部2mは、中心部へ行くほど若干低くなる皿形態で、冷却容器1mでは上面に食物が盛られる部分であり、容器蓋9では冷気を下部へ伝達して冷却容器1mに盛られた飲食に冷気を提供してくれる。
前記容器下部3mは、中心部へ行くほど深くなる円形の容器形態で形成され、前記容器上部2mの受け台役割をし、内部に冷却空間25を提供しながら弾性チューブ4mが内在され、2重になった2重構造であって、その内部空間が真空室32からなり、伝導及び対流作用を遮断しながら断熱するので、容器下部3m外面の結露を防止し、下部面には中空で形成されて内側に直径が小さくなりながら端鍔をなし、これに延長して外向に短く垂直折曲される端鍔部33aが形成され、内周面に雌ねじが備えられる円形の通孔からなった水注入口33が形成されて栓ボルト5mが締結される。
前記弾性チューブ4mは、伸縮性と弾性復原力及び防水性をもった材質からなり、きのこ形態のチューブで形成され、入口部分が円形に開放されてその段部が円周方向に垂直折曲され、次いで内側に短く垂直折曲されるパッキング部43が形成されて前記水注入口33の端鍔部33aに挟まれ、栓ボルト5mを締結すると気密を維持する。
図示しなかったが、前記弾性チューブ4mの内部にスプリングを設置して弾性チューブ4mの復原力を補強して冷却空間25の氷が溶けて体積が縮小されるとき、弾性チューブ4mの復原力を補助する作用をして容器上面に冷気が長時間持続されるようにする。
前記栓ボルト5mは、外周面に雄ねじが備えられた無頭ボルト形態で形成され、水注入口33に締結されて冷却空間25を密封する。
一方、前記容器蓋9に締結される栓ボルト5m1は、外周面に雄ねじが備えられて、一段に取っ手が付いた形態で形成され、容器蓋9の水注入口33に締結される。
図示しなかったが、前記冷却容器1mと容器蓋9を被せた後、食物を盛って移動したり冷気を長く保存するため、冷却容器1mと容器蓋9に各々突起部が前記突起部に挟まれるようにヒンジ連結して回動自在される輪が取り付けられて開閉装置を装着する構造として形成できる。
また、図示しなかったが、別途の安全バルブを容器上部2mや容器下部3mに設置することができ、また温度表示部を装着して容器上面の冷却温度を表示することで使用者に新鮮な感覚を感じるようにして信頼感を与え、食べ物の味を高めることができる。
本発明の第14実施例による冷却容器1mは、容器蓋9が付加されて冷却容器1mの冷気を長く保存できるようにしながら、同時に衛生的に使用することができるようにする。
図30は、本発明の第15実施例による冷却容器を示した分解斜視図で、図31は図30の結合状態を示した断面図である。
本発明の第15実施例による冷却容器1nは、容器上部2nと容器下部3n及び弾性チューブ4nに大別されて構成され、前記弾性チューブ4nの内部に設置されるスプリング8と容器下部3nの下の面に形成された水注入口33を塞ぐ栓ナット5nが付加されて構成される。
前記容器上部2nは、中心部へ行くほど高くなる半球形態で形成され、上面には多数の突起からなった突出部22が形成されて刺身のような食物が突出部22に載せられることで結露により生じた水気が染み込まなく流れるようになっている。
前記容器下部3nは、円板形態で形成され、中心部は上部方向に深くなりながらその中心部は、円形通孔となって内周面が外部に突出されながら、その外面に雄ねじが備えられた水注入口33が形成されて栓ナット5nが締結される。
前記容器上部2nと容器下部3nは、アルミニウム、マグネシウム、ステンレススチール、クラッド板等金属材料や陶磁器、セラミック、合成樹脂、ガラス、玉、石等多様な材料で形成することができ、金属や合成樹脂などの材料には表面処理をしたり銀ナノ塗装及びいろいろな工法の塗装をして高級なイメージを提供することによって、使用者の味覚を高めることができる。特に銀ナノ塗装をすると、坑菌機能があるので、刺身のように生で食べる飲食を衛生的に摂取することができるようにする。
前記弾性チューブ4nは、伸縮性と弾性復原力及び防水性をもった材質からなり、頂点が上向き突出されたきのこ形態で形成され、半球形になった容器上部の内部に形成される冷却空間の水が凍る間膨脹し、氷が溶けて収縮する時、十分に対応できるように表面的を増大させて弾性チューブ4nが効率的に収縮と膨脹をしながら冷却容器の変形や破損を防止し、入口部分は円形に開放されてその段部が外向に垂直折曲され、次いで短く内側に折曲された構造のパッキング部43が形成されて前記水注入口33に安着させ、栓ナット5nを締結すると完全に気密を維持するようにする。
ここで、前記弾性チューブ4nは、冷却容器の大きさや形態によって多数を具備して冷却容器に内在させることができ、前記容器上部2nをガラスなど透明な材質を使用する場合には、弾性チューブ4nを花模様などの文様にデザインを多様で華麗にすることで、使用者が容器内部の冷却された模様と華麗な文様を見れば飲食の新鮮さを感じられると共に味覚をはるかに良くする。
前記スプリング8は、弾性チューブ4nの内部に設置されて弾性チューブ4nの復原力を補強し、冷却空間25の氷が溶けて体積が縮小されるとき、弾性チューブ4nの復原力を補助する作用をして容器上面に冷気が長時間持続されるようにする。
前記栓ナット5nは、容器下部3nの水注入口33に締結されるものであって、プラスチックのような軟質の材料からなった内部材59と陶磁器やガラスのような外部材からなった2重構造で構成されて、容器下部3nの材料が陶磁器やガラスなどからなった場合に、やはり同じ材料からなった栓ナット5nを締結すれば雌ねじ部と雄ねじ部間の摩擦力が弱いので、緊密に締結されなく、自ら解かれることを防止する。
図示しなかったが、別途の安全バルブを容器上部や容器下部に設置することができ、また温度表示部を装着して容器上面の冷却温度を表示して冷却容器としての使用可能如何を判別するようにすると共に使用者にとって新鮮な感じを与えるようにすることができる。
本発明の第15実施例による冷却容器1kは、広い一般皿形態からなった容器の上面に載せて、その上面に刺身のような食物を盛って使用可能なことが特徴である。
このように一般容器の上面に冷却容器1nを別途に重ねて使用すれば多様なデザインと材質からなった一般容器を使用することができるようになり、また、刺身を皿に盛るとき、別途に千六本用意する必要なく、本発明の冷却容器1nの上面に直接盛られるようにする。
図32は、本発明の第16実施例による冷却容器を示した分解斜視図で、図33は図32の結合状態を示した断面図である。
本発明の第16実施例による冷却容器1pは、容器上部2pと容器下部3p及び弾性チューブ4pと、容器下部3pの下の面に形成された水注入口33を塞ぐ栓ボルト5pとから構成される。
前記容器上部2pは、上面が半球形態で形成され、中心部から周辺部につながる放射状からなった溝部23が多数形成されて結露によって発生した水気が流れるようにすることで、容器上面に盛った食物に水気が染み込むことを防止する。
前記容器下部3pは、円板形で、中心部に円形の通孔が形成され、その内周面が内側に垂直折曲されて延長し、その内周面に雌ねじが備えられ、これに延長されて円の中心方向に短く垂直折曲され、その終わりがまた外向に短く垂直延長される水注入口が形成されて栓ボルト5pがねじ締結される。
前記弾性チューブ4pは、伸縮性と弾性復原力及び防水性をもった材質からなり、頂点が上向き突出されたきのこ形態で形成され、入口部分は開放されておらず、完全に密閉された構造で形成され、入口の唇部分は外向に垂直折曲され、次いで短く内側に折曲された構造のパッキング部43が形成されて前記水注入口33に安着させて栓ナット5nを締結すると、弾性チューブ4pは容器下部3pに固定される。また、弾性チューブ4pの上面には花文様など新鮮さを感じられる多様な文様を追加することができる。
前記密閉形弾性チューブ4pの入口部分には、内側に向けて丸く突出されながら、その中心部に針が通過する程の微細な針穴が形成されるバルブ体44と弾性材質からなって、前記バルブ体44の外周面を取り囲みつつ押し、前記バルブ体44の針穴を密閉させる輪形態の弾性体45が備えて空気を注入する通路を提供する。
前記密閉形の弾性チューブ4pを、入口部分を除外した部分を押しつぶして容器下部3pの水注入口33を通じて冷却空間25に押し込み、バルブ体44の針穴を通じて空気注入装置の針を挿入し、空気を内部に注入して弾性チューブを膨らませて弾性復原力を持つようにする。
このように構成される弾性チューブ4pは、弾性を持ったゴムのような材質からなり、製造過程で上部と下部を別途に成形した後、2部材を接着剤で接合して一体に結合し、バルブ体44の針穴を通じて弾性復原力を維持するに必要な適正量の空気を注入し、前記バルブ体44の針穴は、弾性体45の圧縮力によりバルブ体44の針穴を密封する。
また、前記弾性チューブ4pの空気注入方法において、チェックバルブ形態で内部に板膜を具備した空気注入口を設置して、外部から内部には空気が注入され、内部から外部には空気が排出されなく、遮断される構造で形成することができる。
そしてバルブ体44を弾性のゴム系統の材質を利用して針穴をあらかじめ形成しなく、空気注入装置の針を挿入して強制的に穴をあけて空気を弾性チューブの内部に注入した後、針穴に接着剤を投入して完全に密閉させることができる。
前記栓ボルト5pは、外周面に雄ねじが形成されたボルト形態であって、前記水注入口33に締結されて弾性チューブ4pを固定させ、弾性チューブ4pの空気漏れを2重に遮断する。
図示しなかったが、別途の安全バルブを容器上部や容器下部に設置することができ、また容器上面に温度表示部を設置して冷却容器の現在温度を表示するようにすることによって、使用者にとって新鮮な味が感じられるようにして味覚を高めることができる。
図34は本発明の第17実施例による冷却容器を示した分解斜視図で、図35は図34の結合状態を示した断面図である。
本発明の第17実施例による冷却容器1qは、容器上部2qと容器下部3q及び弾性チューブ4qと、また容器下部3qの下の面に形成された水注入口33を塞ぐ栓5qとから構成される。
本発明の第17実施例による冷却容器1qの構成要素は、本発明の第15実施例による冷却容器1nとその構成と作用効果が同一であり、但し容器上部2qの上面が周辺部の枠と中心部の半球形態が結合した形態であって、上面の中心部には多数の突起からなった突出部22が形成されて刺身のような食物が突出部22に盛られながら結露により生じた水気が染み込まないで流れるようになっている。
また、容器下部3qの水注入口33の内周面に雌ねじが備えていなく、すべり面で形成されて、前記水注入口33にゴムなどのように弾性があり、漏水されない材料を使用して段部に円周面に沿って突出された突出部50が形成される栓5qをはめ込んで気密を維持しながら、仮に冷却容器1qに熱がくわわって水が気化されて膨脹された時、前記栓5qが許容圧力以上になると抜けたり熱によって溶けてしまい、安全バルブと同じ作用を有することが特徴である。
図36は、本発明の第18実施例による冷却容器を示した分解斜視図で、図37は図36の結合状態を示した斜視図であり、図38は本発明の第18実施例による冷却容器の使用状態を示した斜視図で、図39は図38による断面図であり、図40は本発明の第18実施例による冷却容器で容器上部の構造を異にしたことを示した分解斜視図で、図41は図40による冷却容器の使用状態を示した斜視図であり、図42は図41による断面図である。
本発明の第18実施例による冷却容器1rは、放熱部300と冷却容器部200に大別されて構成され、前記放熱部300は受け台108と放熱ファン107と放熱板106と電源供給部と温度センサーと制御部と温度表示部で構成され、前記冷却容器部200は固定板104と熱電素子101と断熱材102と熱交換片103と容器下部3rとパッキング27と容器上部2rと以上の構成要素を一体に結合する結合ボルト105で構成され、また、前記容器上部2rの内部空間に弾性チューブ4rが内在され、栓ボルト5rで密封する構造で構成され、前記冷却容器部200に付加して容器上部2rの上面を塞ぐ容器蓋9rが提供されている。
ところが前記冷却容器部200の固定板104と熱電素子101と断熱材102と熱交換片103は、放熱部300の上部に含んで構成することができる。
前記容器上部2rは、食物を盛る部分であって、上面に放射状形態の凹溝からなった溝部23が備えられて結露された水が流れるようにすることによって水気が食物に染み込まないようにする。
前記容器上部2rは、図40ないし図42に示したように、上面にビールのような酒が入った瓶13や皿14やカップ15のように涼しい飲食を盛る容器を載せて冷却できるように多数の溝からなった収納部23aを形成することができ、前記収納部23aを除いた冷却空間25には、図40に示したような断熱材12を設置して不必要な冷気の流出を防止して収納部23aの冷却効率を向上させる。
また図示しなかったが、容器上部2rの構造において、上面を分離する仕切りを多数形成して飲食を種類によって、分離して盛って使用することができ、いくらでも多様な形態で形成することができる。
前記容器下部3rは、前記容器上部2rの受け台役割をしながら内部空間には長い袋状の弾性チューブ4rが内在され、余った空間には水や蓄冷剤が注入される冷却空間25で構成される。前記容器下部3rの一側面には弾性チューブ4rが内部に引込みされ、水を注入する通路になる水注入口33が形成されるが、前記水注入口33は短い円形管形態で形成されて、内面に雌ねじ部が形成され、内側段部から円中心方向に短く延長され、これに延長して更に外向に短く垂直折曲されながら延びる円形の端鍔が形成されて前記弾性チューブ4rの入口部分であるパッキング部43がかけられ、前記水注入口33には外周面に雄ねじ部が形成された栓ボルト5rが締結されて弾性チューブ4rを固定することによって冷却空間25に満たされた水が漏出しないようにする。
前記弾性チューブ4rは、伸縮性と弾性復原力及び防水性をもった材質からなり、長い袋形態として入口部分が外向に短く垂直折曲され、次いで内側に短く垂直折曲されるパッキング部43が形成されて前記水注入口33の端鍔にかけられて栓ボルト5rを締結すると気密を維持するようにする。
前記栓ボルト5rは、外周面に雄ねじが備えられた短いボルト形態で形成されて、水注入口33にねじ締結される。
前記パッキング27は、容器下部3rを容器上部2rに結合する時、気密を維持させる。
前記熱交換片103は、熱電素子101の吸熱部に接しながら冷気を容器下部3rに伝達する。
前記断熱材102は、中心部に熱電素子101が挿入される通孔が形成され、発熱部の熱気が吸熱部に接した容器下部3rに伝導されないようにする。
前記熱電素子101は、前記断熱材102の中央部に挟まれる平板片形態であり、吸熱部が上面に位置し、発熱部が下の面に位置して直流電源が印加されるとペルティエ効果が発生して上面に冷気が発散され、下の面に熱気が発生する。
前記熱電素子101は、ペルティエ効果を利用したものであって、ペルティエ効果は2種類の金属端を接続させて、ここに電流を流せば、電流方向によって一側端子は吸熱し、他側端子は発熱を起こす現象である。2種類の金属代りに電気伝導方式が異なるビスマス(Bi)、テルル(Te)等、半導体を使用すると効率性の高い吸熱及び発熱作用のあるペルティエ素子が得られる。この熱電素子101は電流方向によって吸熱と発熱の転換が可能であり、電流量によって吸熱と発熱量が調節される特性がある。
前記固定板104は、熱電素子101の発熱部で発生する熱を冷却させることができるように、熱伝導性が良いアルミニウムなどのような材質を使用し、冷却容器部200の受け台作用を有する。
前記容器蓋9rは、図面のように別途に分離して備えることができ、一側面を容器上部2rにヒンジ結合して回動自在にしながら開閉できるように形成することができ、半に分けて各々容器上部2rにヒンジ結合して両側に回動自在に開閉することもできる。
図示しなかったが、別途の安全バルブを容器上部2rや容器下部3rに設置することができる。
以上の冷却容器部200の構成要素の結合過程を調べてみると、容器上部2rの下部にパッキング27と容器下部3rを設置し、次いで断熱材102の中心部に熱電素子101を装着し、その上面に熱交換片103を設置し、熱電素子101の下部には固定板104を装着した後、結合ボルト105で前記冷却容器部200の構成部品を一体に結合し、容器上部2rの冷却空間25に水や蓄冷剤を充満に注入し、弾性チューブ4rを水注入口33で挿入した後、栓ボルト5rを締結して冷却容器部200の結合を完了する。
前記放熱板106は、熱伝導の良いアルミニウムや銅などのような材料からなった多数のピンを一体に連結した構造であって、熱電素子101の発熱部から発生する熱を冷却する。
前記放熱ファン107は、モーターとファンが一体に備えられてファンが回転しながら放熱板106の冷却作用を促進して熱電素子101の効率を増加させる。
前記受け台108は、放熱板106と放熱ファン107と電源供給部と温度センサーと制御部と温度表示部がその内部空間に搭載されて放熱部300で構成されるようにする。
前記電源供給部は、交流電源を直流電源に変換させ、温度センサーは容器上部の冷気発散部の温度を測定して制御部に伝達し、制御部は温度調節装置が取り付けられて設定温度によって電流を印加したり遮断し、温度表示部は現在の冷気発散部の温度を測定して表示させる。ところがこの温度表示部は、冷却容器部200に設置して既に冷却させて放熱部に分離して別途に使用する冷却容器部の温度を表示できるように構成することもできる。
以上の放熱部300の構成要素において、受け台108の内部に放熱ファン107と放熱板106と電源供給部を設置し、また受け台108の側面に制御部と温度表示部が装着される。
以上で放熱部300の構成部品の装着位置や構造は、冷却容器の形態によって多様に変更設置することができる。
また、電源供給部を充電式に形成することができるが、両側端子を直接接触させて接点方式で充電したり、充電装置の1次コイルで発生した磁場がバッテリー部分2次コイルに誘導されて電流を供給する電磁気誘導を通じて電流を流れるようにする無接点充電方式で充電して電源を供給することができる。
本発明の第18実施例による冷却容器1rの作動過程と作用効果を調べて見ると次の通りである。
まず、放熱部300の上面に冷却容器部200を載せて電源供給部を通じて電流を印加させると熱電素子101の上面は吸熱されながら冷たくなり、下の面は発熱されながら熱くなる。これによって、冷却容器部200にも冷気が伝達されて冷却空間25が凍るようになり、また放熱部300には放熱ファン107が回転しながら熱を発散させて熱電素子の効率を定常状態に維持するようにする。
ここで、容器上部2rの冷却空間25に充満された水が凍りながら体積が膨脹すると、弾性チューブ4rが収縮され、使用しながら氷が溶けるようになると弾性チューブ4rが復元しながら冷却空間25には常に氷と水と氷が混ざり合った状態に充満されていて容器上面に常に冷気が効率的に伝達され、弾性チューブ4rの収縮と復元によって容器上部2rの変形や破損を防止することになる。
前記容器上部2rに収納部23aを形成した構造の冷却容器は、長い間、対話をしながら飲食するような居酒屋などで使用するのに適している。また、ビュッフェ食堂で冷たく食べる飲食を盛って置いてヒンジ結合して回動開閉される蓋が装着された冷却容器を使用すると飲食の味をそのまま維持することができる。
このように、熱電素子を利用して水が内部空間に含まれていた冷却容器部200を凍らせて使用する構造の冷却容器を提供すると、冷却容器部200を多様な形態で製造することが可能になり、電源が連結されていない時は、冷却容器部300だけを分離して使用することができる便利さがある。
図43は、本発明の第19実施例による冷却容器を示した分解斜視図で、図44は図43の結合状態を示した斜視図であり、図45は本発明の第19実施例による冷却容器の使用状態を示した斜視図である。
本発明の第19実施例による冷却容器1sは、冷却部310と冷却容器部210に大別されて構成され、前記冷却部310は、受け台115が備えられてその内部に冷却コイル111と圧縮機114と凝縮機115と放熱ファン116と断熱材112と冷却板113及び電源供給部と温度センサーと制御部と温度表示部で構成され、前記冷却容器部210は、容器下部3sとパッキング27と容器上部2sと以上の構成要素を一体に結合する結合ボルト7sで構成され、また、前記容器上部2sの内部空間に弾性チューブ4sが内在され、栓ボルト5sで密封する構造で構成され、前記冷却容器部210に付加して容器上部2sの上面を塞ぐ容器蓋9sが提供されている。
前記容器上部2sは、食物を盛る部分であって、上面に放射状形態の凹溝からなった溝部23が備えられて結露された水が流れるようにすることによって水気が食物に染み込まないようにする。
ところが図示しなかったが、容器上部2sの構造において、上面を分離する仕切りを多数形成してキムチや野菜などを分けて盛って使用することができ多様な形態で行われることができる。
前記容器下部3sは、前記容器上部2sの受け台役割をしながら内部空間には長い袋状の弾性チューブ4sが内在され、余った空間には水や蓄冷剤が注入される冷却空間25で成る。前記容器下部3sの一側面には、弾性チューブ4sが内部に引込され、水を注入する通路になる水注入口33が形成されるが、前記水注入口33は短い円形管形態で形成されて、内面に雌ねじ部が形成され、内側段部から円中心方向に短く延長され、これに延長して更に外向に短く垂直折曲されながら延長される円形の端鍔が形成されて前記弾性チューブ4sの入口部分であるパッキング部43がかけられ、前記水注入口33には外周面に雄ねじ部が形成された栓ボルト5sが締結されて弾性チューブ4sを固定させることによって冷却空間25に満たされた水が漏出しないようにする。
前記弾性チューブ4sは、伸縮性と弾性復原力及び防水性をもった材質からなり、長い袋形態であって、入口部分が外向に短く垂直折曲され、次いで内側に短く垂直折曲されるパッキング部43が形成されて前記水注入口33の端鍔にかけられて栓ボルト5sを締結すると気密を維持するように作用する。
前記栓ボルト5sは、外周面に雄ねじが備えられた短いボルト形態で形成されて水注入口33にねじ締結される。
前記パッキング27は、容器下部3sを容器上部2sに結合する時、気密を維持させる。
前記容器蓋9sは、図面のように別途に分離して具備することができ、一側面を容器上部2sにヒンジ結合して回動自在にしながら開閉できるように形成することができ、半に分けて各々容器上部2rにヒンジ結合して両側に回動自在しながら開閉することもできる。
図示しなかったが、別途の安全バルブを容器上部2sや容器下部3sに設置することができる。
以上の冷却容器部210の構成要素の結合過程を調べて見ると次の通りである。
まず、容器上部2sの下部にパッキング27と容器下部3sを順に設置し、結合ボルト7sで前記冷却容器部210の構成部品を一体に結合し、容器上部2sの内部空間に水や蓄冷剤を充満に注入した後に弾性チューブ4sを水注入口33で挿入し、栓ボルト5sを締結して冷却容器部210の結合を完了する。
前記冷却板113は、アルミニウムや銅などのように熱伝導の良い材料からなって冷却コイル111で発散する冷気を効率的に冷却容器部210に伝達する。
前記断熱材112は、箱形態であって内部に冷却コイル111の下部面及び側面を取り囲むように装着し、冷気の流失を防止して冷却機能の効率を増大させる。
前記冷却コイル111は、銅パイプからなって冷気を発生させて冷却容器部210を冷却させる。
前記圧縮機114は吸入管に入ってくる冷媒を高温高圧に圧縮させて排出管を通じて凝縮機115へ送る。
前記凝縮機1 15は、冷媒を冷却ファンにより強制冷却させて低温低圧で転換させて冷却コイル111へ送る。
前記放熱ファン116は、モーターとファンが一体に備えられてファンが回転しながら凝縮機115の冷却作用を促進し、冷媒の冷却効率を増加させる。
前記受け台117は、箱形態であってその内部に冷却コイル111と圧縮機114と凝縮機115と放熱ファン116及び温度センサーと制御部と温度表示部が搭載される。
前記温度センサーは、容器上部2sの表面温度を測定して制御部に伝達し、制御部は、温度調節装置が取り付けられて設定温度によって電流を印加したり遮断し、温度表示部は現在の温度を測定して表示させる。
以上の冷却部310の構成要素は、受け台117の内部に冷却コイル111と圧縮機114と凝縮機115と放熱ファン116及び温度センサーと制御部と温度表示部が装着され、その組立過程は次の通りである。
まず、上部が開放された箱状の受け台117の内部に圧縮機114と凝縮機115を冷媒パイプで冷却コイル111に連結させ、前記凝縮機115の側面に前記凝縮機115で発散される熱を外部に排出させる放熱ファン116を設置し、前記冷却コイル111の下部には冷気の流失を防止する断熱材112を設置し、前記冷却コイル111の上部には冷気を冷却容器部210に伝達する冷却板113を設置することによって冷却部310の結合を完了する。
以上で冷却部310の構成部品の装着位置や構造は、本発明の第19実施例と異なるように冷却容器部の形態によって多様に変更して設置することができる。
本発明の第19実施例による冷却容器1sの作動過程と効果を調べてみると次の通りである。
まず、冷却部310の上面に冷却容器部210を載せて電流を印加させると冷却コイル111が冷たくなりながら冷却容器部210にも冷気が伝達されて冷却空間25が凍り、また冷却部310では放熱ファン116が回転しながら熱を外部に発散させて冷却効率を定常状態に維持するようにする。
このように、冷媒を利用して水が冷却空間に含まれていた冷却容器部を凍らせて使用する構造の冷却容器を提供すると、冷却容器部を多様な形態で製造することが可能になり、電源が連結されていない時は冷却容器部だけを分離して別途に使用することができる。
前記第18実施例による冷却容器1rと第19実施例による冷却容器1sは、食卓に一体形として構成して使用することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
食品を盛って使用する冷却容器において、
食品を収容する板状の容器上部2と、
前記容器上部2と同じ大きさおよび形状を有し、また前記容器上部2と組み合わせることで一つとなる容器の受け台としての容器下部3と、
前記容器下部3に合うよう容器下部3よりも小さな大きさで形成されて前記容器下部3の上部に介在され、伸縮性と弾性復原力と防水性を持った弾性板4と、
前記弾性板4の上部で前記容器下部3と締結手段で結合されて上面に飲食を盛る容器上部2を、含んで組立式で構成されることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項2】
請求項第1項において記載の、
前記容器上部の下の面に雌ねじ部が備えられた結合突起26が形成され、その側面には容器下部の水注入口33と連通される水注入通路26aが形成され、
前記容器下部は、前記容器上部の結合突起26と対応する位置に雌ねじ部が備えられた中空形の突起からなった水注入口33が形成され、
前記弾性板は、前記容器下部の水注入口33と対応する位置に通孔が形成され、
前記冷却空間25に水注入口33を通じて水と蓄冷剤の中で、いずれか一つを充満に注入し、
ボルトで前記容器下部に弾性板4と容器上部2を一体に組立てることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項3】
請求項第2項において記載の、
前記ボルトは、中空で形成されてその内周面に雌ねじが形成され、内側の直径が小さくなりながら端鍔をなす中空形で形成され、
前記中空形ボルトの内部端鍔にパッキング6が介在され、ボルト形態の栓ボルト5を前記中空形ボルトに締結して冷却容器1の冷却空間25を密閉させることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項4】
請求項第2項において記載の、前記弾性板の下部には、突起が形成され、かつスプリング8が設置されて弾性板の復原力を補助し、弾性板の垂れを防止するように構成されることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項5】
請求項第2項ないし請求項第4項中いずれか一項において記載の、前記栓ボルト及びボルトは、冷却容器が加熱されて冷却空間の水が気化されながら許容圧力以上になると自動にバルブが開きながら蒸気を放出して冷却空間の圧力を減少させる安全バルブからなることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項6】
請求項第5項において記載の、前記栓ボルト及びボルトは、中空形のボルトからなったボルト部51の内周面の内側に直径が小さくなりながら端鍔をなす請求項第1シート部53aが形成されて円形のパッキング56が介在され、頭部の内周面は雌ねじが備えられてこの部分に中空形で内周面の入口部分に直径が小さくなりながら端鍔をなす請求項第2シート部54aが形成されてパッキング57が介在される組立ボルト55が締結され、前記請求項第1シート部53aと請求項第2シート部54aに対応して密封するように両端に各々円形突起からなった請求項第1バルブ53及び請求項第2バルブ54が形成され、中心軸の外周面にはスプリング58と組立ボルト55が挟まれるバルブ部材52を前記ボルト部51の雌ねじ部に締結した構造からなった安全バルブから構成されて、冷却容器が加熱して冷却空間の水が気化されながら許容圧力以上になると自動に2バルブ53、54が開きながら蒸気を放出して冷却空間の圧力を減少させることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項7】
容器内部の冷却空間に水や蓄冷剤などを満たして冷却させた後、飲食を盛って使用する冷却容器において、
上面に飲食が盛られ、下部に冷却空間が形成され、円形枠の内側から下方に垂直延長された円筒の外周面に雄ねじ部21aが備えられる容器上部と、
前記容器上部の雄ねじ部21aに対応する大きさの円板形からなって前記容器上部2cの下部に介在される弾性板と、
下部が塞がった円筒形であって、内周面に雌ねじ部35が形成され、前記容器上部の雄ねじ部21aに締結して前記弾性板を容器上部に固定させる容器下部を、含んで組立式で構成されることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項8】
請求項第7項において記載の、前記容器上部はカップ状でなり、前記弾性板の枠は円周方向に短く延長されるパッキング部42が形成されることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項9】
請求項第7項において記載の、前記容器上部は、内部に仕切りが形成され、前記弾性板の枠は円周方向に短く延長されるパッキング部42が形成されることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項10】
請求項第7項において記載の、前記容器上部の上段部に雄ねじ部21bが形成され、前記容器上部の雄ねじ部21bにねじ締結されるように内面に雌ねじ部91が形成される容器蓋を追加に具備して前記容器上部に締結することによって、容器内部を密閉させることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項11】
請求項第8項ないし請求項第10項中いずれか一項において記載の、容器上部の外側壁の内部には、弾性を持った断熱材が設置され、弾性板の下の面に突起が形成されてスプリング8が挟まれて弾性板の垂れを防止しながら弾性板の弾性力を補助することを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項12】
容器内部の冷却空間に水や蓄冷剤などを満たして冷却させた後、飲食を盛って使用する冷却容器において、堅固な材質からなった容器上部と、伸縮性と弾性復原力を備えた材質からなった容器下部を一体に構成して冷却空間の水が冷却されて膨脹したり氷が溶けながら収縮される時、前記容器下部が膨脹と収縮する構造で形成されることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項13】
容器内部の冷却空間に水や蓄冷剤などを満たして冷却させた後、飲食を盛って使用する冷却容器において、
上面に食物が盛られる容器上部と、
前記容器上部の下部で結合され、中心部に結合ナット36が備えられる容器下部と、
前記容器下部の内部底面に取り付けられることで、断熱性と弾性復原力と防水性を備えた弾性材と、
前記容器上部の結合ナット36に締結されて冷却空間を密閉させる安全バルブが一体に備えられる栓ボルトを、含んで一体に構成されることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項14】
請求項第13項において記載の、前記弾性材はゴムや合成樹脂などのように弾性復原力と伸縮性と防水性のある材料を使用して下の面にエンボッシング形態で多数の突起を形成して容器下部の内部底面に接着することを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項15】
請求項第13項において記載の、前記栓ボルトは中空形の無頭ボルト形態であって、中空内部に直径が小さくなりながら端鍔になるシート部53bが形成されてパッキング56aが挿入され、丸棒の一段が丸い頭でなり、他段は、前記丸い頭より直径が小さいながらフィン穴が形成されるバルブ53cを備えて前記シート部53bに挿入した後、その外周面にスプリング58aとウォッシャー59を順にはめ込んでフィン穴に分割ピン59aを打ち込んで固定して安全バルブとして構成されることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項16】
容器内部の冷却空間に水や蓄冷剤などを満たして冷却させた後、飲食を盛って使用する冷却容器において、
上面に食物が盛られる容器上部2jと、
前記容器上部2jの下部に結合して受け台役割をしながら内部に冷却空間を提供して特定部分に伸縮部が形成され、一面に水注入口が形成されて栓が結合される容器下部3jを、含んで一体に構成されることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項17】
請求項第16項において記載の、前記容器上部2jの上面に水気が流れる溝部23が形成され、周辺部を薄くした伸縮部20を形成して垂直方向の膨脹を吸収し、前記容器下部3jの一側面に弾性復原力のあるベローズ形態の伸縮部10が形成され、その段部に雄ねじ部が形成されて雌ねじが備えられた栓11が締結されることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項18】
請求項第17項において記載の、前記容器上部2jと伸縮部10と容器下部3jと栓11が合成樹脂やPETの中でいずれか一つの材料を使用して製造することを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項19】
請求項第16項において記載の、前記容器上部と容器下部を伸縮性ある材料を使用して製造することを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項20】
容器内部の冷却空間に水や蓄冷剤などを満たして冷却させた後、飲食を盛って使用する冷却容器において、
上面に食物が盛られる容器上部と、
前記容器上部の下部に位置し、一面に水注入口33が形成される容器下部と、
前記容器下部の水注入口33を通じて冷却空間に挿入される伸縮性と弾性復原力及び防水性をもってチューブ形態からなった弾性チューブと、
前記水注入口33に締結して冷却空間を密閉させる栓を、含んで一体に構成されることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項21】
請求項第20項において記載の、前記容器下部は、2重になって内部空間が真空でなり、前記容器上部の上面に多数の突起からなった突出部22が形成されることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項22】
請求項第20項において記載の、前記冷却容器と同じ構造で構成されて冷却容器の上面を塞ぐ容器蓋が付加されることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項23】
請求項第20項において記載の、前記容器上部は中心部へ行くほど高くなる形態で形成され、上面には多数の突起からなった突出部22が形成され、容器下部の水注入口33に雄ねじが備えられて雌ねじが備えられる栓ナット5nが締結されることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項24】
請求項第20項において記載の、前記容器上部は中心部へ行くほど高くなる半球形態で形成され、上面には多数の溝からなった溝部23が形成され、容器下部の水注入口33に雌ねじが備えられて雄ねじが備えられる栓ボルト5pが締結されることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項25】
請求項第20項において記載の、
前記容器上部は中心部へ行くほど高くなる半球形態で形成され、上面には多数の突出部22が形成され、
前記容器下部の中心に通孔からなった水注入口33が形成され、
前記栓は弾性がありながら漏水されない材料からなって、前記水注入口33にはめ込んで気密を維持させる栓5qで構成されることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項26】
請求項第22項において記載の、
前記冷却容器の側面に突起部が形成され、容器蓋に前記突起部に挟まれるようにヒンジ結合される輪が取り付けられて回動自在しながら開閉する構造から構成されることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項27】
請求項第20項ないし請求項第24項中いずれか一項において記載の、容器上部の冷却空間に充満した水が加熱されて気化される時、圧力が増加して一定水準になると自動にバルブが開かれる安全バルブが設置されることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項28】
請求項第23項において記載の、弾性チューブの内部にスプリングを設置して弾性復原力を補助することを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項29】
容器内部の冷却空間に水や蓄冷剤などを満たして冷却させた後、飲食を盛って使用する冷却容器において、
上部が開放された箱状の受け台と、前記受け台の内部に装着されて放熱ファンを冷却させるようにモーターと翼が一体化された放熱ファンと、前記放熱ファンの上部に間隔をおいて結合されて熱電素子の発熱が伝導される放熱板を、含んで構成された放熱部と、
下部が開放され、側面に水注入口が形成された箱状の容器上部と、前記容器上部の下部を塞いで結合されて、容器上部を密閉させる容器下部と、前記容器上部の冷却空間に設置される弾性復原力と防水性のある弾性チューブと、前記容器上部の水注入口に締結して密封する栓ボルトと、
前記容器下部の下に結合されて冷気を伝達する平板片形態の熱交換片と、前記熱交換片の下に結合されて断熱作用を有するもので熱電素子が中央に挟まれるように中央部が貫通された断熱材と、前記断熱材の中央部に挟まれる平板片形態であり、吸熱部が上面に位置し、発熱部が下の面に位置して直流電源が印加されるとペルティエ効果が発生して上面に冷気が発散され、下の面に熱気が発散される熱電素子と、前記断熱材及び熱電素子の下に密着結合されて熱気を放熱板に伝達することで、熱の伝導性の良い材質からなる固定板と、前記固定板を含んでその上面に結合される諸般構成要素を容器上部に締結して結合する結合ボルトを、含んで構成される冷却容器部を前記放熱部の上部に安着して冷却させることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項30】
請求項第29項において記載の、前記放熱部300は、電源供給部と温度センサーと制御部と温度表示部が付加され、前記容器上部2rの上面を塞ぐ容器蓋9rが付加されて構成され、前記容器上部2rは、上面に放射状形態の凹溝からなった溝部23が形成されることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項31】
請求項第29項において記載の、前記冷却容器部200の固定板104と熱電素子101と断熱材102と熱交換片103は、放熱部300の上部に含まれて構成されることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項32】
容器内部の冷却空間に水や蓄冷剤などを満たして冷却させた後、飲食を盛って使用する冷却容器において、
上部が開放された箱状の受け台と、前記受け台の内部に装着される冷却コイルに圧縮機と凝縮機が冷媒パイプで連結され、前記凝縮機から発散される熱を外部に排出させる冷却ファンと、前記冷却コイルの下部で断熱作用を有する断熱材と、前記冷却コイルの上部に装着されて冷気を伝達する冷却板を、含んで構成される冷却部と、
下部が開放され、側面に水注入口が形成された箱状の容器上部と、前記容器上部の下部を塞ぎながら結合されて容器上部を密閉させる容器下部と、前記容器上部の冷却空間に設置される弾性復原力のある弾性チューブと、前記容器上部の水注入口に締結されて密封する栓ボルトと、前記容器下部を前記容器上部に締結して結合する結合ボルトを、
含んで構成される冷却容器部を前記放熱部の上部に安着して冷却させることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項33】
請求項第32項において記載の、前記冷却部310は、電源供給部と温度センサーと制御部と温度表示部が付加されて構成され、前記容器上部2sの上面を塞ぐ容器蓋9sが付加されて構成され、前記容器上部2sは、上面に放射状形態の凹溝からなった溝部23が形成されることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項34】
請求項第30項または請求項第33項において記載の、前記容器蓋9r、9sは、一側面を容器上部2r、2sにヒンジ結合して回動自在しながら開閉できるように形成されることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項35】
請求項第29項ないし請求項第33項中いずれか一項において記載の、冷却容器部の冷却空間の水が加熱されて気化される時、圧力が増加して一定水準になると自動にバルブが開かれる安全バルブが設置されることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項36】
請求項第29項または請求項第32項において記載の、前記容器上部の上面にビールのような酒が入った瓶13と皿14とカップ15の中でいずれか一つ以上の涼しい飲食を盛る容器を載せて冷却させることができるように多数の溝からなった収納部23aを形成し、前記収納部23aを除いた冷却空間25には断熱材12を設置した構造からなることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項37】
請求項第30項において記載の、前記電源供給部を電源に直接接続させて接点充電方式で構成することを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項38】
請求項第30項において記載の、前記電源供給部を充電装置の1次コイルで発生した磁場がバッテリー部分2次コイルに誘導されて電流を供給する電磁気誘導を通じて電流を流れるようにする無接点充電方式で構成することを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。
【請求項39】
容器上部と容器下部からなった容器内部の冷却空間に水や蓄冷剤などを満たして冷却させた後、飲食を盛って使用する冷却容器において、前記冷却空間に伸縮性のある伸縮部材を設置して冷却過程で前記冷却空間の水が凍りながら体積が増加すると収縮され、常温で使用する過程で氷が溶けながら体積が減少すれば復元するようにすることで、冷却容器の変形や破損を防止しながら冷却容器の使用中に上面に冷気を始終同一に維持するようにすることを特徴とする凍破や変形が防止される冷却容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【公表番号】特表2010−537708(P2010−537708A)
【公表日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−522817(P2010−522817)
【出願日】平成20年8月31日(2008.8.31)
【国際出願番号】PCT/KR2008/005108
【国際公開番号】WO2009/028914
【国際公開日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【出願人】(510054740)
【Fターム(参考)】