説明

処理回路装置、プロセッサ及びプロセッサの処理方法

【課題】ECなどのプロセッサのポートピンを効率的に利用することができる処理回路装置、この処理回路装置に含まれるプロセッサ、及び処理方法を提供すること。
【解決手段】プレゼンス信号線2と、LED8の点灯制御線3とが共用線1により並列的に接続され、EC5は、共用ポート11及び共用線1を介して、プレゼンス信号を取得する。また、ECは、共用ポート11及び共用線1を介して、点灯制御線3にLED8の制御信号である第1の制御信号を出力することができる。これにより、ポートピンの枯渇を解消し、ポートピンを効率的に利用することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばPC(Personal Computer)に設けられた各種の装置、デバイス、または回路等の動作によるランプの点灯の制御などを行う処理回路装置、プロセッサ、及びその処理回路装置による処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、PCは、キーボードの制御や電源管理など行うマイクロプロセッサとしてEC(Embedded Controller)を備えているタイプが多い。近年では、ECの機能は多様化し、PCの筐体に設けられた各種の操作ボタンやLEDなどの表示ランプも制御する。(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】特開2005−115550号公報(段落[0059]〜[0061])
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
最近のPCは、無線LAN、ブルートゥース等の機能を搭載したタイプが標準となってきており、今後、ECの担う機能はますます増えると予想される。したがって、ECのGPIO(General Purpose Input/Output)、つまり端子ピン(以下、ポートピンという)の消費数も増加する傾向にあり、ポートピンの枯渇の問題が深刻化している。
【0005】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、ECなどのプロセッサのポートピンを効率的に利用することができる処理回路装置、この処理回路装置に含まれるプロセッサ、及び処理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る処理回路装置は、発光素子に接続され、モジュールの存在の有無を示すプレゼンス信号を処理可能な処理回路装置であって、前記プレゼンス信号を取得するためのプレゼンス信号線と、前記発光素子の点灯を制御するための点灯制御線と、前記点灯制御線に接続され、前記発光素子を点灯及び消灯させる第1のスイッチング素子と、前記プレゼンス信号線及び前記点灯制御線を並列的に接続させる共用線と、前記共用線が接続された共用ポートを有し、前記プレゼンス信号線から前記共用線及び前記共用ポートを介して前記プレゼンス信号が入力され、前記第1のスイッチング素子を制御する第1の制御信号を、前記共用ポート及び前記共用線を介して前記点灯制御線に出力するプロセッサとを具備する。
【0007】
本発明では、プレゼンス信号線と、発光素子の点灯制御線とが共用線により並列的に接続され、プロセッサは、共用ポート及び共用線を介してプレゼンス信号を取得し、発光素子の第1の制御信号を出力することができる。これにより、ポートピンの枯渇を解消し、ポートピンを効率的に利用することができる。
【0008】
「モジュール」とは、少なくとも1つの機能を発揮する装置、デバイス、電気回路、またはこれらのうち少なくとも2つの組合せである。
【0009】
本発明において、処理回路装置は、第2のスイッチング素子であって、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子との間に前記発光素子が接続されるように、前記点灯制御線に接続され、前記発光素子を点灯及び消灯させる第2のスイッチング素子をさらに具備し、前記プロセッサは、前記点灯制御線が接続され、前記第2のスイッチング素子を制御する第2の制御信号を出力する点灯制御ポートを有する。これにより、プロセッサは、例えば第2のスイッチング素子を用いて発光素子の制御が可能となる。
【0010】
本発明において、前記プロセッサは、前記第2の制御信号として、前記第2のスイッチング素子をOFFとする制御信号を出力した状態で、前記プレゼンス信号線から前記共用線及び前記共用ポートを介して前記プレゼンス信号を取得する。これにより、プロセッサがプレゼンス信号を取得する場合に、意図しない発光素子の点灯を防止することができる。
【0011】
本発明において、処理回路装置は、前記点灯制御ポート及び前記第2のスイッチング素子の間の前記点灯制御線に接続されたプルダウン抵抗をさらに具備する。これにより、プロセッサが、第2のスイッチング素子がOFFとなる制御信号を出力しているときであっても、第2のスイッチング素子が不定電圧になることを防ぐことができる。したがって、意図せず発光素子が点灯することはない。
【0012】
本発明に係るプロセッサは、モジュールの存在の有無を示すプレゼンス信号を取得するためのプレゼンス信号線と、発光素子に接続され、前記発光素子の点灯を制御するための点灯制御線と、前記点灯制御線に接続され、前記発光素子を点灯及び消灯させるスイッチング素子と、前記プレゼンス信号線及び前記点灯制御線を並列的に接続させる共用線とを備える処理回路装置に含まれるプロセッサであって、前記共用線が接続され、前記プレゼンス信号線から前記共用線を介して前記プレゼンス信号が入力される共用ポートと、前記スイッチング素子を制御する制御信号を、前記共用ポート及び前記共用線を介して前記点灯制御線に出力する制御信号出力手段とを具備する。
【0013】
「モジュールの存在〜含まれるプロセッサであって、」という前提部分は、本発明の内容を明確化するために記載されたものであり、本発明者等が当該前提部分を公知の技術として意図しているわけではない。
【0014】
本発明に係るプロセッサの処理方法は、モジュールの存在の有無を示すプレゼンス信号を取得するためのプレゼンス信号線と、発光素子に接続され、前記発光素子の点灯を制御するための点灯制御線と、前記点灯制御線に接続され、前記発光素子を点灯及び消灯させる第1のスイッチング素子と、前記プレゼンス信号線及び前記点灯制御線を並列的に接続させる共用線とを備える処理回路装置に含まれるプロセッサの処理方法であって、前記プレゼンス信号線から、前記共用線及び前記共用線が接続された前記共用ポートを介して前記プレゼンス信号を取得し、前記第1のスイッチング素子を制御する第1の制御信号を、前記共用ポート及び前記共用線を介して前記点灯制御線に出力する。
【発明の効果】
【0015】
以上のように、本発明によれば、プロセッサのポートピンを効率的に利用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0017】
図1は、本発明の一実施の形態に係る処理回路装置を示す回路図である。
【0018】
処理回路装置10は、PCなどの電子機器が備える装置である。処理回路装置10は、プロセッサとしてのEC5、共用線1、モジュールの存在の有無を示すプレゼンス信号を取得するためのプレゼンス信号線2、発光素子8の点灯を制御するための点灯制御線3を備える。また、処理回路装置10は、点灯制御線3に接続された第1のスイッチング素子6及び第2のスイッチング素子7、プレゼンス信号線2に接続された抵抗R2、R4、点灯制御線3に接続された抵抗R3、R5を備える。
【0019】
「モジュール」とは、少なくとも1つの機能を発揮する装置、デバイス、電気回路、またはこれらのうち少なくとも2つの組合せである。図2は、PCに搭載されるモジュールの例を示す図である。例えばモジュールとして、PS/2のインターフェースによるマウス16やキーボード17、通信機器18、ディスクドライブ19、ファン22、PCの筐体に設けられた電源ボタン等の各種の操作ボタン21等が挙げられる。通信機器18としては、有線、無線を問わず、例えば、LAN、ブルートゥース、赤外線通信、カード(ICカードやメモリカード)のリーダ/ライタ等が挙げられる。ディスクドライブ19としては、光ディスクドライブ、磁気ディスクドライブ等が挙げられる。モジュールとして、これらのほかにも、指紋認識装置や放送波受信機等も挙げられる。
【0020】
EC5には、上記発光素子8が接続され、EC5はこの発光素子8の点灯を制御する。発光素子8は、例えば電源ボタンのランプ、ハードディスクのアクセスランプ、バッテリーランプ、通信ランプ、その他さまざまなランプが考えられる。発光素子8としてはELが挙げられる。ELとしては、無機(LED)、有機を問わない。以下、発光素子をLED8として説明する。
【0021】
図1では、EC5のポートとして、共用線1の一端1aが接続される共用ポート11、点灯制御線3が接続される点灯制御ポート12の2つのポートを示している。プレゼンス信号線2及び点灯制御線3が共用線1に並列接続されている。つまり、共用線1の他端1bが、プレゼンス信号線2及び点灯制御線3のそれぞれの一端に接続されている。例えば、プレゼンス信号線2に設けられた分圧抵抗R2及びR4により、共用線1の電圧が設定される。
【0022】
点灯制御線3の他端は、EC5の点灯制御ポート12に接続されている。第1、第2のスイッチング素子6、7は、例えばFET(Field Effect Transistor)が用いられる。第1のスイッチング素子6については、ドレインが直流電源Vddに、ソースが抵抗R3の間に接続され、ゲートは共用線1の他端1bに接続されている。第2のスイッチング素子7については、ドレインがLED8のカソードに接続され、ソースがグランドに接続され、ゲートが点灯制御ポート12に接続されている。
【0023】
第1のスイッチング素子6は、EC5の共用ポート11から出力される制御信号(第1の制御信号)に基きON/OFFを切り替える。すなわち、この場合、EC5の制御部は制御信号出力手段として機能する。第1のスイッチング素子6により、LED8が点灯及び消灯する。第1の制御信号がHレベルのとき、ゲート−ドレイン間の電位差が小さくなり(ピンチオフ電圧になり)、ドレイン電流が流れず、LED8は点灯しない。第1の制御信号がLレベルのとき、ゲート−ドレイン間の電位差が大きくなり、例えば点灯制御線3にHレベルの電位が発生し、LED8が点灯する。
【0024】
第2のスイッチング素子7は、EC5の点灯制御ポート12から出力される制御信号(第2の制御信号)に基きON/OFFを切り替える。この第2のスイッチング素子7により、LED8が点灯及び消灯する。第2の制御信号がLレベルのとき第2のスイッチング素子7がOFF状態となり、HレベルでON状態となる。したがって、上記第1の制御信号がLレベルであって、第2の制御信号がHレベルのとき、LED8が点灯する。
【0025】
点灯制御ポート12及び第2のスイッチング素子7の間の点灯制御線3に、プルダウン抵抗R5が接続されている。これにより、EC5が、第2のスイッチング素子7がOFFとなる制御信号を出力しているときであっても、第2のスイッチング素子7が不定電圧になることを防ぐことができる。したがって、意図せずLED8が点灯することはない。
【0026】
抵抗R2〜R5の抵抗値は、100kΩ、100kΩ、10kΩ、100kΩにそれぞれ設定されているが、これらの値は適宜変更可能である。
【0027】
後でも説明するように、EC5の共用ポート11が入力に設定されているときは、プレゼンス信号線2からプレゼンス信号が共用線1及び共用ポート11を介して入力され、EC5がこのプレゼンス信号を取得可能な状態となる。EC5の共用ポート11が出力に設定されているときは、EC5は、第1の制御信号を、共用ポート11及び共用線1を介して点灯制御線3に出力可能な状態となる。
【0028】
ここで、図1は、モジュールが存在し、EC5がプレゼンス信号を取得できる状態の回路を示している。つまり、モジュールが存在する場合、プレゼンス信号線2にモジュールが接続されるので、プレゼンス信号線2はグランドに接続されている状態となる。一方、モジュールが存在しない場合は、プレゼンス信号がグランドに接続されていない状態となる。
【0029】
EC5は、図示しないRAM、ROM、制御部等を内蔵しており、ROMには、少なくとも処理回路装置10を動作させるためのプログラムが格納されている。EC5(の上記制御部)は、そのROMに格納されたプログラムに従って、処理回路装置10の処理を実行する。
【0030】
以上のように構成された処理回路装置10の動作について説明する。図3〜図6は、その動作を説明するための図である。図7は、その動作を示すフローチャートである。
【0031】
処理回路装置10に直流電源Vddが投入されると、EC5の共用ポート11、点灯制御ポート12を含めた図示しないすべてのポートを初期化する(ステップ101)。
また、制御部は、直流電源Vddが投入された後であっても、プレゼンス信号の取得処理を実行する場合には、ステップ102からの処理を実行する。また、制御部は、RAMを初期化したり、ポートをポーリングしたりする(ステップ102)。
【0032】
次に、制御部は、入力設定を実行する。典型的には、制御部は、点灯制御ポート12の出力をLレベルとし(ステップ103)、共用ポート11を入力に設定する(ステップ104)。この状態で、制御部はプレゼンス信号を取得する(ステップ105)。以下、ステップ104〜107について、図3及び図4を参照しながら説明する。
【0033】
図3は、ステップ104、105において、モジュールが存在する状態の処理回路装置10を示す図である。図4は、ステップ104、105において、モジュールが存在しない状態の処理回路装置10を示す図である。
【0034】
ステップ103において、点灯制御ポート12を介した第2の制御信号がLレベルに設定されることで、第2のスイッチング素子7がOFF(OPEN)となる。これにより、LED8は点灯しない。例えば、第2のスイッチング素子7の制御信号がLレベルに設定される前に、共用ポート11が入力に設定されると、処理回路装置10の回路構成上、意図せずLED8が点灯することも考えられる。本実施の形態のように、第2のスイッチング素子7の第2の制御信号がLレベルに設定された後に、共用ポート11が入力に設定され、プレゼンス信号が取得されることで、意図しないLED8の点灯を防止することができる。
【0035】
図3を参照して、上記したように、モジュールが存在する場合、プレゼンス信号線2がグランドに接続された状態となる。したがって、ステップ104で入力設定された共用ポート11には、Lレベルの電圧が入力され、これにより、ステップ105において、制御部は、入力設定された共用ポート11、及び共用線1を介してプレゼンス信号を取得する。すなわち、制御部は、モジュールが存在すると判定する。
【0036】
ステップ105では、モジュールが存在する場合、抵抗R4による電圧降下があるので、Lレベルとなる。この場合に、制御部はモジュールが存在すると判定すればよい。
【0037】
図4を参照して、モジュールが存在しない場合、プレゼンス信号線2がオープンになり、共用ポート11にはHレベルの電圧が印加される。これにより、制御部はモジュールが存在しないと判定する。なお、このときも、点灯制御ポート12からの第2の制御信号は、Lレベルであり、第2のスイッチング素子7は、OFFとされている。
【0038】
図5は、モジュールが存在する場合においてLED8の点灯が制御される状態の処理回路装置10を示す図である。図6は、モジュールが存在しない場合においてLED8の点灯が制御される状態の処理回路装置10を示す図である。
【0039】
制御部は、以上のようにプレゼンス信号の有無を判定した後、共用ポート11を出力に設定し(ステップ106)、点灯制御ポート12からの第2の制御信号をHレベルに設定する(ステップ107)。
第2の制御信号がHレベルの状態で、制御部は、共用ポート11及び共用線1を介して、点灯制御線3に、Hレベル及びLレベルの第1の制御信号を出力することで、第1のスイッチング素子6のON/OFFを制御する。これにより、LED8の点灯が制御される。
【0040】
図5及び図6に共通して、第2のスイッチング素子7は、ON状態にあるので、上記したように、共用ポート11から出力された第1の制御信号がHレベルのとき、第1のスイッチング素子6はOFFとなり、LED8に電流が流れず、LED8は点灯しない。一方、第1の制御信号がLレベルのとき、第1のスイッチング素子6はONとなり、LED8に電流が流れ、LED8が点灯する。
【0041】
なお、図5では、抵抗R4に電流が流れるため、多少の電力増となる。
【0042】
ステップ106で共用ポート11が出力に設定された後に、点灯制御ポート12からの第2の制御信号の出力設定が行われることにより、意図せずLED8が点灯することを防止することができる。
【0043】
以上のように、本実施の形態では、プレゼンス信号線2と、LED8の点灯制御線3とが共用線1により並列的に接続されている。したがって、EC5は、共用ポート11及び共用線1を介して、プレゼンス信号を取得し、また、LED8の制御信号である第1の制御信号を出力することができる。これにより、ポートピンの枯渇を解消し、ポートピンを効率的に利用することができる。
【0044】
図8は、上記実施の形態に係る処理回路装置10の比較例を示す処理回路装置を示す図である。この例に示す処理回路装置100では、プレゼンス信号線102及び点灯制御線103がそれぞれ別個に設けられ、EC105のポートは3つある。この処理回路装置100に比べ、処理回路装置10は共用線1を有しているため、ポートピンを節約することができる。
【0045】
本発明に係る実施の形態は、以上説明した実施の形態に限定されず、他の種々の実施形態が考えられる。
【0046】
上記実施形態では、処理回路装置10が組み込まれる機器としてPCを例に挙げたが、他の電子機器であってもよい。
【0047】
上記実施形態では、第1及び第2のスイッチング素子6、7が設けられる構成を示した。しかし、第2のスイッチング素子7がなく、LED8のカソードがグランド接続されていてもよい。このような構成によれば、点灯制御ポート12の必要もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の一実施の形態に係る処理回路装置を示す回路図である。
【図2】PCに搭載されるモジュールの例を示す図である。
【図3】モジュールが存在する状態の処理回路装置を示す図である。
【図4】モジュールが存在しない状態の処理回路装置を示す図である。
【図5】モジュールが存在する場合においてLEDの点灯が制御される状態の処理回路装置を示す図である。
【図6】モジュールが存在しない場合においてLEDの点灯が制御される状態の処理回路装置を示す図である。
【図7】処理回路装置の動作を示すフローチャートである。
【図8】本実施の形態に係る処理回路装置の比較例を示す処理回路装置を示す図である。
【符号の説明】
【0049】
1…共用線
2…プレゼンス信号線
3…点灯制御線
5…EC
6…第1のスイッチング素子
7…第2のスイッチング素子
8…LED
10…処理回路装置
11…共用ポート
12…点灯制御ポート
R5…プルダウン抵抗

【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光素子に接続され、モジュールの存在の有無を示すプレゼンス信号を処理可能な処理回路装置であって、
前記プレゼンス信号を取得するためのプレゼンス信号線と、
前記発光素子の点灯を制御するための点灯制御線と、
前記点灯制御線に接続され、前記発光素子を点灯及び消灯させる第1のスイッチング素子と、
前記プレゼンス信号線及び前記点灯制御線を並列的に接続させる共用線と、
前記共用線が接続された共用ポートを有し、前記プレゼンス信号線から前記共用線及び前記共用ポートを介して前記プレゼンス信号が入力され、前記第1のスイッチング素子を制御する第1の制御信号を、前記共用ポート及び前記共用線を介して前記点灯制御線に出力するプロセッサと
を具備することを特徴とする処理回路装置。
【請求項2】
請求項1に記載の処理回路装置であって、
第2のスイッチング素子であって、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子との間に前記発光素子が接続されるように、前記点灯制御線に接続され、前記発光素子を点灯及び消灯させる第2のスイッチング素子をさらに具備し、
前記プロセッサは、
前記点灯制御線が接続され、前記第2のスイッチング素子を制御する第2の制御信号を出力する点灯制御ポートを有することを特徴とする処理回路装置。
【請求項3】
請求項2に記載の処理回路装置であって、
前記プロセッサは、
前記第2の制御信号として、前記第2のスイッチング素子をOFFとする制御信号を出力した状態で、前記プレゼンス信号線から前記共用線及び前記共用ポートを介して前記プレゼンス信号を取得することを特徴とする処理回路装置。
【請求項4】
請求項2に記載の処理回路装置であって、
前記点灯制御ポート及び前記第2のスイッチング素子の間の前記点灯制御線に接続されたプルダウン抵抗をさらに具備することを特徴とする処理回路装置。
【請求項5】
モジュールの存在の有無を示すプレゼンス信号を取得するためのプレゼンス信号線と、発光素子に接続され、前記発光素子の点灯を制御するための点灯制御線と、前記点灯制御線に接続され、前記発光素子を点灯及び消灯させるスイッチング素子と、前記プレゼンス信号線及び前記点灯制御線を並列的に接続させる共用線とを備える処理回路装置に含まれるプロセッサであって、
前記共用線が接続され、前記プレゼンス信号線から前記共用線を介して前記プレゼンス信号が入力される共用ポートと、
前記スイッチング素子を制御する制御信号を、前記共用ポート及び前記共用線を介して前記点灯制御線に出力する制御信号出力手段と
を具備することを特徴とするプロセッサ。
【請求項6】
モジュールの存在の有無を示すプレゼンス信号を取得するためのプレゼンス信号線と、発光素子に接続され、前記発光素子の点灯を制御するための点灯制御線と、前記点灯制御線に接続され、前記発光素子を点灯及び消灯させる第1のスイッチング素子と、前記プレゼンス信号線及び前記点灯制御線を並列的に接続させる共用線とを備える処理回路装置に含まれるプロセッサの処理方法であって、
前記プレゼンス信号線から、前記共用線及び前記共用線が接続された前記共用ポートを介して前記プレゼンス信号を取得し、
前記第1のスイッチング素子を制御する第1の制御信号を、前記共用ポート及び前記共用線を介して前記点灯制御線に出力する
ことを特徴とするプロセッサの処理方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2008−287315(P2008−287315A)
【公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−128957(P2007−128957)
【出願日】平成19年5月15日(2007.5.15)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】