説明

利用者が録画した映像を視聴している際にそれと関連があるWebサイトを参照する方法。

【課題】録画した映像を視聴している際に、その映像部分の更に詳しい情報を得るために、リモコン、キーボード等の入力装置からワンタッチで映像と関連のあるネット上のURLを閲覧できる方法を提供すること。
【解決手段】
ネットワーク上のサーバ側で映像に実時間の放送局コードとタイムコード等を付与し、その放送局コードとタイムコード等の映像に関するURL情報と放送局コードとタイムコード等の情報を一つのデータ構成にし、データベース化し、あらかじめPC、DVD/HDDレコーダ、情報家電、携帯電話等の表示装置へ問合せまたはダウンロードしておき視聴者が録画した映像の更に詳細な説明等を確認したい時にリモコン、キーボード等の入力装置をワンタッチすることにより、録画した時間の放送局コードとタイムコード等をキーにその情報のURL等を検索し、Webページで詳細な情報を取得する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、録画した映像を視聴をしている際に視聴者のワンアクションでコンテンツメタデータ群から検索し、URLを導き出し、そのURLを基にしてインターネット上又は装置自身の中にあるファイルを検索し、ブラウザーによって表示する方法に関する技術。
【背景技術】
【0002】
近年、ブロードバンド、放送、ビデオオンデマンド、携帯電話による録画視聴が急速に普及している。一方で録画だけの視聴では情報が曖昧だったり機能が不足しているので、それを充分にするためにインターネットと併用した情報把握が必要になり、しかもワンタッチで録画視聴からWeb視聴へ切り換えができる技術が必要になる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来はこういった手法が存在せず、映像は映像として視聴され、最近では映像の中でテロップとして映像の内容説明が行なわれたりしている。しかし、映像は時間とともに自動的に次々に消えていく性格のものなので、じっくり内容を理解するまでには至らない。映像でイメージを掴みもっと深く理解したい場合は、複雑な手法をとらずワンタッチで文章情報を同一画面ないしは別の装置の画面に表示できれば、映像のイメージとWebによる認識により情報の理解度が極めて高くなる。
【0004】
しかも、インターネット上のWeb上の情報なので更に理解度を上げるためにハイパーリンクの機能等を利用し、次々と情報展開をすることができる。録画した映像を誘導媒体にしてその画面の内容をワンタッチでその瞬間特定のURLによりWebページに飛び情報出力ができる装置はなかった。
【0005】
本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたものであり、パソコン等の録画機による映像情報からインターネット上の関連情報Webサイトにワンタッチでリンクすることにより情報の正確性が増し、欲しい情報を的確かつ迅速に把握することを実現できる装置及びソフトウェアを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明では、予め映像の中の放送局コードとタイムコード等とそれに関連したURLを予めメタデータとしてメタデータファイルに用意し、録画ファイルで映像を視聴している際にワンタッチで更に詳細な情報をURLに基づきインターネット上のWebサイトを検索し、そのサイトを閲覧することができるようにすることを可能にする。
【0007】
このようにして一台の装置で録画した映像の視聴からインターネット上の関連するURLへワンタッチで情報連動し、利用者が所望する映像、インターネット上のテキストを中心にした詳細情報を深く認識することを支援する。
【0008】
本発明の方式では、新たなハードウェアや部品はいらず、テレビ機能付パソコンやHDDレコーダ、DVDレコーダ、携帯電話にこうした機能を実現するソフトウェアのコストだけで付加的に搭載すれば、こうした機能を利用者が活用できる環境を実現できる。
【0009】
しかも、メタデータは一度作成すればインターネットサーバー上で配信するので、この機能のソフトウェアを搭載した全てのインターネットユーザーが利用でき、利用者が多くなればなるほどコストが低減できる。
【0010】
また本発明では、インターネット端末機にしろテレビ機能付パソコン、HDDレコーダ、DVDレコーダ、携帯電話にしろ、ソフトウェアでの機能付加が可能なので既存のインフラと装置で実現できる。
【0011】
しかも、この仕組みを活用することにより同一映像に関する利用者間のコミュニケーションが活性化する効果がある。
【発明の実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の利用者が6で視聴している映像の所望する画面でリモコン、キーボード、マウス等から決められた特定のボタンを押すことによって映像のその瞬間の放送局コードとタイムコード等から2で作成された同じ放送局コードとタイムコード等とをマッチングし、7でマッチングしたメタデータからURL情報等を取得する。
【0013】
8により該当するURL等が検出されればブラウザを起動し、そのURL等をインターネット等のネット上から探し出し9でヒットしたURLの内容を表示する。10で利用者の所望の情報を取得し、また、主にそのルーティン4に戻る。
【0014】
インターネット等のネットワーク上のサーバ側で1で映像に放送局コードとタイムコード等を付け、2でその放送局コードとタイムコード等に関するメタデータを認識技術を利用したり、音声、映像、文字入力または入力で作成したりすることによって放送局コードとタイムコード等とメタデータ、特に特定のURL情報を一対にした形で記述し、3その放送局コードとタイムコードとメタデータを一対にした情報を配信するためのネットワーク上にファイル化またはデータベース化しておく。
【0015】
4でPC、DVD/HDDレコーダ、情報家電、携帯電話等の表示装置へ特定または全ての3で予め準備してあるデータファイルまたはデータベースにインターネットを通じて問い合せするかこれらの装置へダウンロードし、6で装置のリモコン、キーボード、マウス等の特定のボタンを利用者が押すことにより、映像の放送局コードとタイムコード等を録画ファイルの中から検出する。
【0016】
検出した放送局コードとタイムコード等によりファイルまたはデータベース内を検索し、1で作成され4でファイル化またはデータベース化したものと放送局コードとタイムコード等とでマッチングし、4の装置内にあるメタデータを取得する。
【0017】
7で該当するものがあれば、そのメタデータ内のURLを取り出し、8でブラウザーを起動または既に起動されている時はそのままそのURLに基づきネット上を検索し、利用者はURLの表示された内容により映像とネット上の情報により映像の意味を更に深く理解することができる効果がある。
【0018】
更にネット上でサーフィンすることにより、商品の購買に結びついたり、具体的な利用者の行動につながることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の実施形態の利用者が映像から更に深く内容を理解するためにワンタッチでWeb上の内容を閲覧する方法の概念を説明する説明図である。
【符号の説明】
【0020】
1映像に放送局コードとタイムコード等を付ける。
2放送局コード、タイムコード等に関するメタデータを作成し、特に関連するURL情報を記述する。
3上記のメタデータをネットワーク上に配信するためファイル化またはデータベース化しておく。
4PC、DVD/HDDレコーダ、情報家電、携帯電話等の表示装置へインターネットを通じて問い合せをするかダウンロードして、装置内でファイル化またはデータベース化しておく。
5録画視聴をする
6視聴映像の所望する画面でリモコン、キーボード、マウス等から利用者が特定のボタンを押す。
7押された瞬間の録画ファイルの中の放送局コードとタイムコード等で4のファイルまたはデータベースから検索するかネットワーク上のサーバ側で検索して、押された画面に関するURL等をメタデータの中の放送局コードとタイムコード等をキーに検出し、該当するURLを得る。該当するものがない場合はその旨を表示し、続きの映像を表示する。
8該当するものがあればブラウザを起動し、ネット上のそのURLで検索する。
9URLの内容の表示。
10ネットサーフィンし4へ戻る。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パソコン等のコンピュータ又はハードディスクレコーダ、DVDレコーダ、携帯電話等の録画装置または映像出力装置で録画を視聴している際に、視聴者が付随するリモコン或いはキーボード等で予め決まっているボタンを押すと、視聴している録画ファイルの中に入っている全国の中で位置付けられた放送局コードとタイムコード等を読み出し、映像表示または再生している現在の位置を検出し、その全国の放送局コードとタイムコード等でコンテンツメタデータファイルの中からマッチングした予め映像と関連した内容で作られたデータを抽出し、そのデータの中に記述されている特定のURLを取り出し、装置の中のブラウザー機能を起動させインターネット上又は装置自身の中からそのURLのWebページを検索し、この装置で表示をさせる方法。
【請求項2】
先ず全国の中で位置付けられた放送局コードそして秒単位の時間又は時間と時間との間を示す情報とURLとをコンテンツメタデータとして一対一に対応させ、ファイル化する方法。
【請求項3】
再生している録画ファイルの現在位置の時間と全国の中で位置付けられた放送局コードから、コンテンツメタデータの内容とマッチングする方法。
【請求項4】
表示されたWebサイトから、また録画視聴に戻る方法。

【図1】
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