説明

加工食品用白インゲンマメ製豆乳

【課題】従来の製品よりさらに消費者の美容・健康・ヘルシー志向に対応した加工食品を製造・供給する。
【解決手段】本発明は従来の加工食品と同様の製造過程に、主原料として体内での糖質吸収抑制効果の高い白色インゲンマメ製豆乳を使用することにより課題を解決している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加工食品(豆製品)の豆乳に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の大豆製豆乳には体内での糖質吸収抑制効果はなかった。また左記の効果がある白色インゲンマメは、豆類として現物を加熱調理する以外の摂取方法はほとんどなかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来白色インゲンマメは豆類として加熱調理して食す以外の摂取方法はほとんどなかった。しかし、先頃白色インゲンマメ含有の栄養素ファセオラミン(商標)の体内での糖質吸収抑制効果が研究により証明され、多くの消費者が白色インゲンマメに注目するようになった。それに伴い、充分な加熱調理が非常に面倒な白色インゲンマメをわざわざ調理せずに手軽に摂取できる加工食品の需要も高まった。従って白色インゲンマメを原材料に豆乳を製造・使用することで従来なかった体内での糖質吸収抑制効果のある加工食品が製造でき、消費者の美容・健康・ヘルシー志向に対応した商品が供給可能となる。このようにして前述の欠点を解消しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、豆製品の豆乳の製造に白色インゲンマメを原材料として使用、加工食品の製造に利用することにより問題点を解決している。
【発明の効果】
【0005】
上述のように、本発明の白色インゲンマメ製豆乳には体内での糖質吸収抑制効果がある。このため加工食品製造に利用することによりさらに消費者の美容・健康・ヘルシー志向に対応した商品が製造可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
従来の大豆製豆乳の主原料の大豆の代替に白色インゲンマメ(マメ科インゲン(ササゲ)の実(可食部)を使用して製造する。その他原材料、製造方法に関しては従来の大豆製豆乳に同じだが必要に応じて適宜変更可能である。尚、ファセオラミンは過剰摂取により嘔吐、下痢、皮フ炎等の副作用があるため白色インゲンマメ(製豆乳)自体の大量摂取は禁物であり、摂取量の目安は一食1.5グラム程度(一日5グラム以内)である。よって白インゲンマメ製豆乳の直接の飲用は避け、加工食品(菓子、清涼飲料水、その他)の原材料としてのごく少量の使用が好ましい。また使用した製品にはファセオラミン過剰摂取の危険性を明示した注意文を必ずパッケージに記載する。
【実施例】
【0007】
以下、一実施例を説明する。白色インゲンマメ製豆乳の原材料および製造方法に関しては基本的に従来の大豆製豆乳とほぼ同じだが、大豆の代替に白色インゲンマメ(マメ科インゲン(ササゲ)の実(可食部)を使用する。尚、その他の点に関して適切なものがあった場合は適宜変更可能で
【0008】
当該製品の製造にあたり、一例として清涼飲料水(ジュース)を用い説明する。従来の清涼飲料水の原材料の牛乳、クリーム、ホエー等の乳性タンパク成分の代替に(または併せて)白色インゲンマメ製豆乳を使用することで糖質吸収抑制効果のある清涼飲料水が製造可能となり、消費者が糖質の過剰摂取の心配なく飲用することが可能になる。
【0009】
本発明は清涼飲料水以外にもコーヒー飲料、茶飲料、乳飲料その他飲料全般や酒類全般、菓子をはじめとする加工食品等への適用が可能である。また、これ以外にも適用がふさわしいと判断される場合は適宜使用可能である。
【0010】
当該製品の製造にあたり製品内のファセオラミン含有量は製品一ヶにつき1.5グラム以内とし、必要に応じて適宜変更可能とする。ただし、消費者がファセオラミン過剰摂取に至らず、安全であると判断される場合のみ製造・販売可能とする。また製品にはファセオラミン過剰摂取の危険性を明示した注意文をパッケージの目につく部分に必ず記載する。
【0011】
尚、本発明は乳性タンパク成分の代替のみならず、大豆タンパク、肉類、他動物性および植物性タンパク質や脂肪分の代替として(または併せて)の使用も可能である。また、これ以外にも当該製品の適用がふさわしいと判断される場合は適宜使用可能である。
【0012】
当該製品の製造および販売にあたり、特許権・商標権・意匠権・著作権、知的所有権・知的財産権その他の権利問題が一切発生しない場合のみ採用可能とする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
有効成分ファセオラミン(商標)を含有し、使用により体内での糖質吸収抑制効果の加工食品の製造可能な白色インゲンマメ製豆乳

【公開番号】特開2008−22843(P2008−22843A)
【公開日】平成20年2月7日(2008.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−232768(P2006−232768)
【出願日】平成18年7月24日(2006.7.24)
【出願人】(506120909)
【Fターム(参考)】