説明

加湿器

【課題】本発明の課題は、湯がタンクへ逆流するのを抑制しつつ従来よりも小型の加湿機を提供することにある。
【解決手段】本発明に係る加湿器100は、タンク300、フロート収容室253、気化室255、第1連通路252および第2連通路254を備える。タンクには、水が収容される。フロート収容室には、フロート225が収容される。気化室では、水が気化させられる。第1連通路は、タンクとフロート収容室とを連通させる。第2連通路は、フロート収容室と気化室とを連通させる。そして、この加湿器では、平面視または横断面視において、タンクの出口から第1連通路、フロート収容室および第2連通路を介して気化室に至る水路250が、屈曲または湾曲している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加湿器に関する。
【背景技術】
【0002】
特開2005−326147号公報に「小型で携帯性に優れる加湿器」が提案されている。この小型加湿器には、本体基部にタンク接続口、フロート収容室、蒸気発生容器、タンク接続口とフロート収容室とを連通させる第1連通路、および、フロート収容室と蒸気発生容器とを連通させる第2連通路が設けられている(以下、これらをまとめて「水路」と称する)。そして、タンク接続口、フロート収容室、蒸気発生容器、第1連通路および第2連通路は、平面視において一直線上に配置されている(図4参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−326147号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、加湿器市場では、ユーザから小型加湿器をさらに小型化することが求められている。上述のような小型加湿器をさらに小型化するには、水路を短縮化することが考えられるが、単純に水路を短縮化すると蒸気発生容器中の湯がタンクに逆流するおそれがある。このように、タンクに湯が逆流すると、タンク内の空気が膨張し、その結果、タンク内の水が水路内に押し出され、余剰の水が水路に供給されることになる。そうすると、フロートが上限位置まで浮上し加湿器の電源が遮断されてしまう等の不具合が生じる。
【0005】
本発明の課題は、湯がタンクへ逆流するのを抑制しつつ従来よりも小型の加湿機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1局面に係る加湿器は、タンク、フロート収容室、気化室、第1連通路および第2連通路を備える。タンクには、水が収容される。フロート収容室には、フロートが収容される。気化室では、水が気化させられる。なお、気化方法としては、加熱や自然蒸発などが挙げられる。第1連通路は、タンクとフロート収容室とを連通させる。第2連通路は、フロート収容室と気化室とを連通させる。そして、この加湿器では、平面視または横断面視において、タンクの出口から第1連通路、フロート収容室および第2連通路を介して気化室に至る水路が、屈曲または湾曲している。
【0007】
このため、この加湿器では、水路を短くすることなく、幅方向の小型化を実現することができる。したがって、この加湿器は、湯がタンクへ逆流するのを抑制しつつ従来よりも幅方向に小型化することができる。
【0008】
本発明の第2局面に係る加湿器は、タンク、フロート収容室、気化室、第1連通路および第2連通路を備える。タンクには、水が収容される。フロート収容室には、フロートが収容される。気化室では、水が気化させられる。第1連通路は、タンクとフロート収容室とを連通させる。第2連通路は、フロート収容室と気化室とを連通させる。そして、この加湿器では、平面視または横断面視において、第1連通路の中心線は、第2連通路の中心線と平行である。なお、このように第1連通路の中心線と、第2連通路の中心線とが平行の関係にあることにより、平面視または横断面視において、フロート収容室で水流れに一定の角度が生じる。
【0009】
ところで、背景技術の欄に記載の小型加湿器では、同欄の記載の通り、タンク接続口、フロート収容室、蒸気発生容器(本願の気化室に相当)、第1連通路および第2連通路は、平面視において一直線上に配置されている。このため、この小型加湿器では、第1連通路から第2連通路へ向かう水流が、直接、フロートに衝突し、フロートを第2連通路側に押し流す。この結果、フロートの内周面が、その内孔に挿通される支持棒に接触した状態となりやすく、フロートが上下方向に移動しにくくなる。
【0010】
本発明の課題は、フロートが上下方向に移動しやすい加湿器を提供することにある。
【0011】
第2局面に係る加湿器では、上述の通り、第1連通路の中心線と、第2連通路の中心線とが平行の関係にある。このため、この加湿器では、第1連通路から第2連通路へ向かう水流が、直接的にフロートに衝突しにくくなる。したがって、この加湿器では、フロートが上下方向に移動しやすい。
【0012】
本発明の第3局面に係る加湿器は、第2局面に係る加湿器である。この加湿器では、フロート収容室は、円柱状の室である。また、この加湿器では、平面視または横断面視において、フロート収容室の中心点は、第1連通路の中心線および第2連通路の中心線の少なくとも一方の中心線上に存在しない。
【0013】
このため、この加湿器では、フロートが上下方向にさらに移動しやすくなる。
【0014】
本発明の第4局面に係る加湿器は、第1局面から第3局面のいずれかに係る加湿器であって、発熱部品をさらに備える。発熱部品は、第1連通路を形成する壁の外面近傍に配置される。なお、第2局面または第3局面に係る加湿器では、発熱部品は、第1連通路を形成する壁のうち第2連通路側の壁の外面近傍に配置されるのが好ましい。
【0015】
このため、この加湿器では、発熱部品と水との間で熱交換が行われる。したがって、この加湿器では、発熱部品を冷却することができると共に、第1連通路内の水を予備加熱することができ、気化室にヒータが設置されている場合、ヒータの消費電力を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の第1実施形態に係る加湿器の外観斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る加湿器の分解斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る加湿器の平面図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る加湿器の右側面図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る加湿器の正面図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係る加湿器の左側面図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係る加湿器の背面図である。
【図8】本発明の第1実施形態に係る加湿器の底面図である。
【図9】本発明の第1実施形態に係る加湿器のA−A断面図である(図3参照)。
【図10】本発明の第1実施形態に係る加湿器の本体基部の平面図である。
【図11】本発明の第1実施形態に係る加湿器から底部を外して、底面側から加湿器を見たときの図である。
【図12】本発明の第1実施形態の変形例(C)に係る加湿器の水路カバーの外観斜視図である。
【図13】本発明の第2実施形態に係る加湿器の本体基部の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
−第1実施形態−
本発明の第1実施形態に係る加湿器100は、図1に示されるように、角丸長方形柱体の樹脂成形品であって、主に、本体基部200、水タンク300および蒸気筒400から構成されている。この加湿器100は、図2に示されるように、本体基部200、水タンク300および蒸気筒400の3つに分解することができる。すなわち、この加湿器100は、水タンク300および蒸気筒400それぞれが本体基部200から着脱自在となるように構成されている。
【0018】
以下、本体基部200、水タンク300および蒸気筒400についてそれぞれ詳述する。
<加湿器の構成>
1.本体基部
本体基部200は、図1および図2に示されるように、主に、外装体201、起動ボタン221、パイロットランプ222a,222b、プラグ受223、電装部品224、フロート225及びヒータ230から構成されている。以下、これらの構成部品について詳述する。
【0019】
(1)外装体
外装体201は、図2および図9に示されるように、主に、底部211、胴部212、水路形成部213および案内部214から構成されている。以下、底部211、胴部212、水路形成部213および案内部214についてそれぞれ詳述する。
【0020】
(1−1)底部
底部211は、図8に示されるように、角丸長方形状の板部材である。この底部211には、図8に示されるように、複数の放熱口211aおよび4つの脚部取付部211bが形成されている。電装部品224中の発熱部品およびヒータ230から生じる熱が、放熱口211aを通じて外部に放出される。また、脚部取付部211bには、図1、図2、図4〜図9に示されるように、ゴム製の脚部215が取り付けられている。
【0021】
(1−2)胴部
胴部212は、図8に示されるように、横断面形状が角丸長方形状である筒状体である。胴部212には、図2に示されるように、起動ボタン221を外側に露出させるための開口(以下「起動ボタン開口」と称する)212a、パイロットランプ222a,222bを外側に露出させるための開口(以下「ランプ開口」と称する)212b、複数の放熱孔212cが形成されている。なお、第1実施形態に係る加湿器100において、起動ボタン開口212aは、図1、図2、図5に示されるように、胴部212の正面、向かって右側の上部に形成されている。また、ランプ開口212bは、起動ボタン開口212aの下に形成されている。放熱孔212cは、図4および図7に示されるように、胴部212の背面右端部から右側面左端部に亘って複数形成されている。
【0022】
(1−3)水路形成部
水路形成部213は、図9および図10に示されるように、平面視において角丸長方形状を呈するが、縦断面視において複雑な階段形状を呈する。なお、胴部212と水路形成部213とは一体成形されており、底部211は胴部212に印籠嵌めされている。
【0023】
水路形成部213には、図9および図10に示されるように、受水室251、第1連通路252、フロート収容室253、第2連通路254および気化室255が形成されている。なお、以下、受水室251、第1連通路252、フロート収容室253、第2連通路254および気化室255をまとめて水路250と称する場合がある。
【0024】
受水室251は、図9および図10に示されるように、略円柱状の室であって、上方が開口している。この受水室251には、後述する水タンク300の栓体320が収容される。そして、この受水室251には、水タンク300から供給される水が最初に流れ込む。なお、この受水室251には、平面視において略中央に、上方に向かって延びる突起251aが設けられる。この突起251aは、後述するように、水タンク300を本体基部200に装着するときにおいて、水タンク300に設けられる弁体330を押し上げて、タンク本体310の内部と受水室251とを連通させ、タンク本体310内の水を水路250に引き込む役目を担う。
【0025】
第1連通路252は、図9および図10に示されるように、受水室251からフロート収容室253まで延びる直方体状の通路であって、上方が開口している。つまり、この第1連通路252は、受水室251とフロート収容室253とを連通させる。なお、この第1連通路252の底面は、図9に示されるように、受水室251の底面よりも低くなるように設計されている。このため、受水室251に流れ込んだ水は、必然的に第1連通路252に流れ込む。また、この第1連通路252には、水路カバー270の脚部271(図2参照)を案内する案内部252aが両壁に形成されている。そして、この第1連通路252にその水路カバー270が被せられると、その水路カバー270の脚部271(図2参照)により、第1連通路252の通路面積が途中で絞られる。なお、この水路カバー270には、図2に示されるように、脚部271の反対側に延びるリブ272が形成されている。なお、このリブ272は、ユーザが本体基部200から水路カバー270を取り外すときのツマミとして機能するだけではなく、水路250から伝達される熱を放出する放熱板としても機能する。なお、第1実施形態に係る加湿器100では、気化室側のリブ272をタンク側のリブ272よりも小さくするのが好ましい。このようにすれば、ヒータ230の熱効率を向上させるだけでなく、水タンク300内の水が不要に加熱されるのを抑制することができる。
【0026】
フロート収容室253は、図9および図10に示されるように、略円柱状の室であって、上方が開口している。このフロート収容室253は、上述の通り、第1連通路252を通じて受水室251に連通している。また、このフロート収容室253は、図10に示されるように、第2連通路254を通じて気化室255に連通している。そして、このフロート収容室253には、文字通り、フロート225が収容される。なお、このフロート収容室253には、図9に示されるように、上方に向かって支持円柱部253aが設けられる。フロート225は、その内孔がこの支持円柱部253aに挿通されるようにしてフロート収容室253に収容されている。また、この支持円柱部253aの上端には、フロート225の上限位置を規定する円盤部226が取り付けられている。また、このフロート収容室253の底面は、図9に示されるように、第1連通路252の底面よりも低くなるように設計されている。このため、第1連通路252に流れ込んだ水は、必然的にフロート収容室253に流れ込む。なお、このフロート収容室253は、上述の水路カバー270が取り付けられると、その水路カバー270により上方の開口が覆われる。
【0027】
第2連通路254は、図9および図10に示されるように、フロート収容室253から気化室255まで延びる直方体状の通路であって、上方が開口している。つまり、この第2連通路254は、フロート収容室253と気化室255とを連通させる。なお、この第2連通路254の底面は、図9に示されるように、気化室255に向かって上る階段構造になっている。そして、いずれの段の底面も、フロート収容室253の底面よりも高くなるように設計されている。このため、フロート収容室253に一定レベルの水が溜まらないと、第2連通路254に水が流れ込まない。また、この第2連通路254には、後述する水路カバー270の脚部271(図2参照)を案内する案内部254aが両壁に形成されている。そして、この第2連通路254にその水路カバー270が被せられると、その水路カバー270の脚部271(図2参照)により、第2連通路254の通路面積が途中で絞られる。
【0028】
気化室255は、図9および図10に示されるように、略円柱状の室であって、上方が開口している。なお、この気化室255の下端には、図9に示されるように、ヒータ230が配せられている。すなわち、この気化室255の底面は、ヒータ230により形成されている。また、この気化室255を構成する円筒壁255aは、図9に示されるように、上方に延びており、その上端が、後述する本体基部200の案内部214の上端よりも高くなるように設計されている。また、この円筒壁255aには、湯切り部255bが設けられている。湯切り部255bは、円筒壁255aの上端の一部から上方に向かって延びている。また、この円筒壁255aの湯切り部255bに対応する箇所には、上下方向に沿って溝255cが形成されている。また、この気化室255の底面は、図9に示されるように、第2連通路254の気化室側の底面よりも低くなるように設計されている。このため、第2連通路254の気化室側の通路に流れ込んだ水は、必然的に気化室255に流れ込む。そして、この気化室255に流れ込んだ水は、ヒータ230に加熱されて水蒸気とされる。その水蒸気は、蒸気筒400の内筒部420(後述)の内孔を通って外部空間へ放出され、外部空間の湿度を上昇させる。なお、水蒸気が発生するに伴って気化室255内の水位が低下するが、気化室255には、気化室255の水位が受水室251の水位と同じとなるように、水タンク300内の水が供給され続ける。
【0029】
そして、この水路250では、図10に示されるように、平面視において、第1連通路252の中心線CL1が、第2連通路254の中心線CL2と平行である。また、平面視において、受水室251の中心点CP1は、第1連通路252の中心線CL1の延長線上に存在するが、フロート収容室253の中心点CP2は、第1連通路252の中心線CL1の延長線上に存在せず、背面側にオフセットされている。また、気化室255の中心点CP3は、第2連通路254の中心線CL2の延長線上に存在するが、フロート収容室253の中心点CP2は、第2連通路254の中心線CL2の延長線上に存在せず、背面側にオフセットされている。このため、第1実施形態に係る加湿器100において、水路250を流れる水の流れは、図10の矢印FLのようになる。
【0030】
(1−4)案内部
案内部214は、図9および図10に示されるように、外周案内部214a、仕切り案内部214bおよび内側案内部214cから構成されている。
【0031】
外周案内部214aは、図9に示されるように、胴部212の全周の上端から上方に向かって延びている。そして、この外周案内部214aは、水タンク300および蒸気筒400にそれぞれ設けられる案内部(後述)を内側に収容する。
【0032】
仕切り案内部214bは、図10に示されるように、水路形成部213の天面から上方に向かって延びている。なお、この仕切り案内部214bは、図10に示されるように、水タンク300および蒸気筒400が本体基部200に装着された状態における水タンク300と蒸気筒400との境界線(平面視における)に対応する位置に設けられている。
【0033】
内側案内部214cは、図10に示されるように、仕切り案内部214bのフロート収容室側であって、仕切り案内部214b近傍において上方に向かって延びるように形成されている。なお、この内側案内部214cは、図10に示されるように、平面視において、近傍の外周案内部214aに対して平行となり、仕切り案内部214bに対して垂直になるように形成されている。なお、水タンク300が本体基部200に装着されるとき、内側案内部214cと近傍の外周案内部214aとの間に水タンク300の案内部315が挿入される。
【0034】
すわなち、案内部214は、水タンク300および蒸気筒400の取付位置を案内すると共に、水タンク300および蒸気筒400を本体基部200に緩やかに固定する役目を担っている。
【0035】
(2)起動ボタン
起動ボタン221は、図1および図5に示されるように、本体基部200の正面、向かって右側の上部に設けられている。また、この起動ボタン221は、外装体201に形成される起動ボタン開口212aに挿通されており、ユーザにより押圧可能な状態とされている。起動ボタン221は、電装部品224およびヒータ230に接続されており、外部電源に接続されるプラグ(図示せず)がプラグ受223に装着された状態でユーザにより押圧されると、ヒータ230を抵抗加熱させる。この結果、このヒータ230は、水タンク300から気化室255に供給される水を加熱して水蒸気を生成する。
【0036】
(3)パイロットランプ
パイロットランプ222a,222bは、加湿器100の状態をユーザに知らせるためのものであって、本体基部200の正面、向かって右側の下部、すなわち、起動ボタン221の下方に設けられている。パイロットランプ222a,222bは、外装体201に形成されるランプ開口212bを通して視認することができる。なお、この加湿器100には、赤色のパイロットランプ222aおよび緑色のパイロットランプ222bが設けられている。緑色のパイロットランプ222bは正常運転時に点灯し、赤色のパイロットランプ222aは異常発生時(フロート225が下限位置に達した時(すなわち、水量不足時)、フロート225が上限位置に達した時(すなわち、本体基部200から水が溢れ出そうになっている時))に点灯する。
【0037】
(4)プラグ受
プラグ受223は、外部電源に接続されるプラグ(図示せず)を受ける部材である。なお、このプラグ受223には、マグネットによりプラグが接続される。また、このプラグ受223は、図10に示されるように、第1連通路252の側壁のうち背面側の側壁の外側に設けられている。
【0038】
(5)電装部品
電装部品224は、ヒータ230のON/OFF制御、フロートの位置検出、パイロットランプ222a,222bの点灯制御などを行う。なお、第1実施形態に係る加湿器100において、この電装部品224は、第1連通路252の側壁のうち正面側の側壁の外面の近傍に設けられる。このため、電装部品224中の発熱部品は、第1連通路252を流れる比較的低温の水により冷却される。また、その結果、第1連通路252を流れる水は、その発熱部品により加熱される。
【0039】
(6)フロート
フロート225は、図9および図10に示されるように、円筒形の発泡樹脂成形体であって、フロート収容室253に水が供給されると浮遊し、フロート収容室253内の水量に依存して支持円柱部253aに沿って上下に移動する。そして、このフロート225には、磁石(図示せず)が内蔵されている。また、支持円柱部253aには、リードスイッチ(図示せず)が内蔵されている。そして、このリードスイッチは、フロート225が下限位置に達した時(すなわち、水量不足時)、または、フロート225が上限位置に達した時(すなわち、本体基部200から水が溢れ出そうになっている時)に、フロート225に内蔵される磁石に反応して開状態となり、ヒータ230等への通電を遮断し、赤色のパイロットランプ222aを点灯させる。
【0040】
(7)ヒータ
ヒータ230は、いわゆるマイカヒータ(ニクロム線を心板に巻きつけたものをマイカで挟んで絶縁処理したもの)等の面ヒータであって、気化室255の底面を形成している。すなわち、気化室255では、水タンク300から供給される水がヒータ230で熱せられて水蒸気が生成される。
【0041】
なお、このヒータ230の下面には、サーモスタット(図示せず)が取り付けられている。そして、このサーモスタットは、検知温度値が上限値を超過すると(すなわち、水が枯渇して空焚き状態となると)、ヒータ230等への通電を遮断する。
【0042】
2.水タンク
水タンク300は、水を貯留するための容器であって、図2、図9および図12に示されるように、主に、タンク本体310および栓体320から構成されている。以下、タンク本体310および栓体320について詳述する。
【0043】
(1)タンク本体
タンク本体310は、水を貯留するための容器である。このタンク本体310の底壁部311の半円部分、すなわち端部には、図9に示されるように、開口312が形成されている。また、この底壁部311には、開口312の下端の縁部から下方に向かって延びる栓体取付部313が形成されている。なお、第1実施形態に係る加湿器100において、栓体取付部313の外周には、雄ネジ部314が形成されている。また、この底壁部311には、外周より少し内側の箇所から下方に向かって延びる案内部315が部分的に設けられている。この案内部315は、水タンク300を本体基部200に装着するときにおいて、本体基部200の案内部214の内側に収容される。
【0044】
(2)栓体
栓体320は、樹脂成形体であって、図9に示されるように、主に、略円筒形の栓部324、略円筒形の第1内筒部322、底壁部323、支持脚部321、略円筒形の第2内筒部325、弁体330、コイルバネ340およびパッキン350から構成されている。なお、この栓体320は、上述の通り、本体基部200の受水室251に収容される。
【0045】
栓部324は、栓体320の外周壁を構成している。また、この栓部324の内周には、雌ネジ部326が形成されている。この雌ネジ部326は、栓体取付部313の雄ネジ部314に螺合する。
【0046】
第1内筒部322は、軸が栓部324の軸と一致するように栓部324の内側に配置されている。
【0047】
底壁部323は、円環状の板部であって、栓部324の下端から第1内筒部322の下端まで延びており、栓部324と第1内筒部322との間の空間を下端で閉塞している。
【0048】
支持脚部321は、部分円筒形状を呈しており、第1内筒部322の下端から2本延びている。なお、この支持脚部321は、互いに対向している。
【0049】
第2内筒部325は、軸が第1内筒部322の軸と一致するように第1内筒部322の内側に配置されている。なお、この第2内筒部325は、第1内筒部322の内周面から第2内筒部325の外周面まで延びる3本の支持部327により第1内筒部322に支持されている。そして、この第2内筒部325の内孔には、図9に示されるように、弁体330の丸棒部332(後述)が挿通されている。
【0050】
弁体330は、図9に示されるように、丸棒部332、円盤部333および弁部331から構成される。円盤部333は、図9に示されるように、丸棒部332の片端において半径方向に向かって延びている。弁部331は、シリコーンゴム製の丸皿状の成形体であって、図9に示されるように、円盤部333の取付側と反対側の丸棒部332の端部に配せられている。また、この弁部331は、図9に示されるように、径が第1内筒部322の外径よりも僅かに大きくされている。そして、この弁体330は、図9に示されるように、円盤部333が支持脚部側に位置し、弁部331が第1内筒部322の上端側に位置するように、配設されている。
【0051】
コイルバネ340は、弁体330の円盤部333と第1内筒部322の上端との間に配せられており、弁体330の円盤部333を支持脚部側に付勢する。なお、このとき、第1内筒部322の上端開口は、弁部331により閉塞されている。すなわち、水タンク300では、本体基部200から取り外された状態において、タンク本体310が密閉されている。そして、この水タンク300が本体基部200に装着されると、本体基部200の受水室251の中央に設けられる突起251aにより弁体330が押し上げられ、タンク本体310の内部と受水室とが連通する状態となる。このため、水タンク300が本体基部200に装着されると、必然的に、タンク本体310の水が、本体基部200の水路250に供給されることになる。
【0052】
パッキン350は、Oリングであって、図9に示されるように、タンク本体310の栓体取付部313の下面と栓体320の底壁部323の上面との間をシールしている。
【0053】
3.蒸気筒
蒸気筒400は、図9に示されるように、主に、外筒部410、内筒部420、上壁部430、付属部品載置部450、案内部440およびリブ460から構成されている。
【0054】
外筒部410は、横断面形状がD字の筒体である。
【0055】
内筒部420は、円筒体であり、外筒部410に挿通されている。なお、この内筒部420の下端は、図9に示されるように、外筒部410の下端より低い位置まで延びている。そして、この内筒部420は、図9に示されるように、蒸気筒400が本体基部200に装着されると、外面が円筒壁255aの内面に接触するように挿入される。
【0056】
上壁部430は、外筒部410の上端から内筒部420の上端まで延びており、外筒部410と内筒部420との間の空間を上端で閉塞している。
【0057】
リブ460は、上壁部430の内面から下方に向かって延びると共に内筒部420の外面から外筒部410の内面まで延びている。なお、第1実施形態に係る蒸気筒400では、底面視において十字状に4つのリブ460が配置されている。
【0058】
案内部440は、外筒部410の下端部に設けられており、外筒部の下端の内周部から下方に向かって延びている。なお、この案内部440は、本体基部200の案内部214の内側に収容される。
【0059】
付属部品載置部450は、円盤形状を呈しており、4本の支持脚部450aにより内筒部420中央付近に支持されている。なお、この付属部品載置部450と内筒部420との間には、4つの支持脚部450aに隣接して4つの蒸気口(図示せず)が形成されている。気化室255で生成された水蒸気は、この4つの蒸気口を通じて外部空間に放出される。
【0060】
また、この付属部品載置部450には、アロマポット500等の付属部品が載置される。なお、アロマポット500には、図9に示されるように、アロマオイルARが注がれる。また、このアロマポット500は、平面視において上述の蒸気口を覆う大きさとされている。このため、このアロマポット500に蒸気が当たりやすくなり、アロマオイルARが効率的に気化される。
【0061】
<加湿器の組立て>
ユーザは、先ず、タンク本体310から栓体320を取り外した後に、開口312からタンク本体310に水を供給する。ユーザは、所望の量の水をタンク本体310に満たしたら、タンク本体310の栓体取付部313に栓体320を螺合して、タンク本体310を密閉する。
【0062】
ユーザは、次に、水タンク300および蒸気筒400を本体基部200に取り付ける。なお、上述の通り、本体基部200に水タンク300が装着されると、本体基部200の受水室251の中央に設けられる突起251aにより弁体330が押し上げられ、タンク本体310の内部と受水室251とが連通する状態となる。
【0063】
ユーザは、最後に、外部電源に接続されるプラグをプラグ受223に接続する。加湿器100は、この状態で動作可能となる。
なお、上述の組立手順は、一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。例えば、ユーザは、プラグをプラグ受223に接続した後に、タンク本体310に水を供給してもよいし、蒸気筒400を本体基部200に取り付けてもよい。
【0064】
<加湿器の動作>
加湿器100が上述のように組み立てられた状態で、ユーザにより起動ボタン221が押圧されると、ヒータ230が加熱し、気化室255内の水が気化して水蒸気となる。そして、その水蒸気は、蒸気筒400の内筒部420および蒸気口を介して外部空間へ放出される。その結果、外部空間の湿度が上昇する。また、加湿器100の運転中、ユーザが起動ボタン221を押圧すると、加湿器100への通電が遮断され、加湿器100が停止する。
【0065】
なお、上述した通り、加湿器100が正常運転している場合、緑色のパイロットランプ222bが点灯させられる。一方、加湿器100に水位異常が認められた時、すなわち、フロート225が下限位置に達した時、または、フロート225が上限位置に達した時、リードスイッチが、フロート225に内蔵される磁石に反応して開状態となり、ヒータ230等への通電を遮断し、赤色のパイロットランプ222aを点灯させる。
【0066】
また、上述の通り、加湿器100に空焚き異常が認められた時、すなわち、サーモスタットの検知温度値が上限値を超過した時、サーモスタットは、ヒータ230等への通電を遮断する。
【0067】
<第1実施形態に係る加湿器の特徴>
(1)
第1実施形態に係る加湿器100は、水タンク300および蒸気筒400それぞれが本体基部200から着脱自在となるように構成されている。このため、この加湿器100は、携帯に便利である。
【0068】
(2)
第1実施形態に係る加湿器100では、平面視において、第1連通路252の中心線CL1が第2連通路254の中心線CL2と平行である。また、平面視において、フロート収容室253の中心点CP2は、第1連通路252の中心線CL1の延長線上にも、第2連通路254の中心線CL2の延長線上にも存在しない。このため、この加湿器100では、平面視において、フロート収容室253で水流れに一定の角度が生じる。なお、この角度は、90°以下の角度であるのが好ましい。したがって、この加湿器100では、第1連通路252から第2連通路254へ向かう水流が、直接的にフロート225に衝突しにくくなる。よって、この加湿器100では、フロート225が上下方向に移動しやすい。
【0069】
(3)
第1実施形態に係る加湿器100では、第1連通路252の側壁のうち正面側の側壁の外面の近傍に電装部品224が設けられる。このため、電装部品224中の発熱部品は、第1連通路252を流れる比較的低温の水により冷却される。その一方、第1連通路252を流れる水は、その発熱部品により加熱される。したがって、この加湿器100では、発熱部品を冷却することができると共に、第1連通路252内の水を予備加熱することができ、ヒータ230の消費電力を小さくすることができる。
【0070】
(4)
第1実施形態に係る加湿器100では、第1連通路252の中心線CL1が第2連通路254の中心線CL2と平行であり、また、水路カバー270の脚部271(図2参照)により、第1連通路252および第2連通路254の通路面積が途中で絞られる。このため、この加湿器100では、気化室255で加熱されて生成した湯が水タンク300に逆流するのを抑制することができる。
【0071】
(5)
第1実施形態に係る加湿器100では、水タンク300が本体基部200に装着された状態において、栓体320が左側面近傍に配置されると共に気化室255が右側面近傍に配置される。すなわち、この加湿器100では、栓体320が気化室255からできるだけ遠く離れるように配置されている。このため、この加湿器100では、従前の加湿器よりも水路250が長く設計されている。
【0072】
<変形例>
(A)
第1実施形態では特に言及しなかったが、栓体320の雌ネジ部326が、栓体取付部313の雄ネジ部314のみならず市販の飲料ボトル等の雄ネジ部にも螺合するように設計されていてもよい。このようにすれば、ユーザは、水タンク300を携行しなくても行き先で飲料ボトルを購入すれば、加湿器を使用することができる。なお、ユーザは、加湿器を使用した後、その飲料ボトルを廃棄すれば、手荷物を増やさずにすむ。
【0073】
(B)
第1実施形態では特に言及しなかったが、蒸気筒400のリブ460の下端にシール用のパッキンを取り付けて、円筒壁255aの上端と蒸気筒400の下端とをシールするようにしてもよい。
【0074】
(C)
第1実施形態に係る加湿器100ではフロート225がフロート収容室253に上下移動自在に固定されていたが、フロート225は、図12に示されるように、爪部273を設けた水路カバー270Aに上下移動自在に固定されてもよい。なお、かかる場合、フロート225は、図12に示されるように、複数の爪部273に囲まれた空間内に上下移動自在に収容される。また、この水路カバー270Aでは、ユーザが爪部273を外側に広げることにより、ユーザは、水路カバー270Aからフロート225を取り出すことができる。このため、ユーザは、フロート225を容易に洗浄することができる。なお、ユーザがフロート225を水路カバー270Aに取り付け忘れた場合、加湿器100が動作しないようにしておけば、加湿器100の安全性が向上し好ましい。
【0075】
(D)
第1実施形態に係る加湿器100ではフロート225がフロート収容室253に上下移動自在に固定されていたが、フロート225は、水タンク300の底壁部311に上下移動自在に固定されてもよい。このようにすれば、ユーザが水タンク300を本体基部200から取り外す都度、フロート225も取り外される。このため、フロート225のお手入れ性が向上する。
【0076】
(E)
第1実施形態に係る加湿器100では、フロート収容室253の中心点CP2は、第1連通路252の中心線CL1の延長線上にも、第2連通路254の中心線CL2の延長線上にも存在しなかった。しかし、フロート収容室253の中心点CP2は、第1連通路252の中心線CL1の延長線上に存在していてもよい。ただし、かかる場合、同中心点CP2は、第2連通路254の中心線CL2の延長線上に存在しないことが必要である。また、フロート収容室253の中心点CP2は、第2連通路254の中心線CL2の延長線上に存在していてもよい。ただし、その際、同中心点CP2は、第1連通路252の中心線CL1の延長線上に存在しないことが必要である。
【0077】
(F)
第1実施形態に係る加湿器100では、受水室251の中心点CP1が、第1連通路252の中心線CL1の延長線上に存在していた。しかし、受水室251の中心点CP1は、第1連通路252の中心線CL1の延長線上に存在しなくてもかまわない。
【0078】
(G)
第1実施形態に係る加湿器100では、気化室255の中心点CP3が、第2連通路254の中心線CL2の延長線上に存在していた。しかし、気化室255の中心点CP3は、第2連通路254の中心線CL2の延長線上に存在しなくてもかまわない。
【0079】
(H)
第1実施形態では特に言及しなかったが、フロート225が着脱自在となるようにフロート収容室253を形成してもよい。なお、かかる場合、フロート225に溝を付けたり、フロート225の上面に「ウエ」との文字を刻印表示したりして、ユーザによるフロート225の誤セットを防止するようにするのが好ましい。
【0080】
−第2実施形態−
本発明の第2実施形態に係る加湿器101は、平面視における水路250の形状以外、第1実施形態に係る加湿器100と同一である。したがって、ここでは、第1実施形態に係る加湿器100の部材等と同一の部材について同一の符号を付して説明を省略し、第1実施形態に係る加湿器100の部材等と相違する点についてのみ説明する。
【0081】
第2実施形態に係る加湿器101では、図13に示されるように、平面視において、受水室251Bがフロート収容室253よりも正面側に配置されている。また、この加湿器101では、平面視において、第1連通路252Bは、受水室251Bからフロート収容室253に向かうに従って正面側から背面側に向かって傾斜しており、第2連通路254Bは、フロート収容室253から気化室255に向かうに従って背面側から正面側に向かって傾斜している。すなわち、この加湿器101では、水路250Bが「く」の字状に屈曲している。つまり、この加湿器101では、図13に示されるように、第1連通路252Bの中心線CL1’の延長線と、第2連通路254Bの中心線CL2’の延長線とが交差する。
【0082】
<第2実施形態に係る加湿器の特徴>
第2実施形態に係る加湿器101は、第1実施形態に係る加湿器100の特徴に加えて以下の特徴を有する。
【0083】
第2実施形態に係る加湿器101では、水路250Bが「く」の字状に屈曲している。このため、この加湿器101では、水路を短くすることなく、幅方向の小型化を実現することができる。したがって、この加湿器101は、湯が水タンク300へ逆流するのを抑制しつつ従来よりも幅方向に小型化することができる。また、加湿器101が上述の通り、構成されることにより、背面側の空間が広くなり、プラグ受223が取り付けられやすくなる。
【0084】
<変形例>
(A)
第2実施形態に係る加湿器101では図13に示されるように、平面視において、受水室251Bがフロート収容室253よりも正面側に配置されると共に、第1連通路252Bが、受水室251Bからフロート収容室253に向かうに従って正面側から背面側に向かって傾斜し、第2連通路254Bが、フロート収容室253から気化室255に向かうに従って背面側から正面側に向かって傾斜していた。しかし、平面視において、フロート収容室が正面側に配置され、受水室がフロート収容室よりも背面側に配置されると共に、第1連通路が、受水室からフロート収容室に向かうに従って背面側から正面側に向かって傾斜し、第2連通路が、フロート収容室から気化室に向かうに従って正面側から背面側に向かって傾斜してもよい。なお、かかる場合、平面視における水路の形状は、第2実施形態に係る加湿器101の「く」の字状の水路250Bに対して逆「く」の字状となる。また、このような加湿機では、正面側の空間が広くなり、電装部品が取り付けられやすくなる。
【0085】
(B)
第2実施形態に係る加湿器101では図13に示されるように、水路250Bが「く」の字状に屈曲していたが、水路は、円弧状に湾曲していてもよい。このような加湿器も第2実施形態に係る加湿器101と同様の特徴を有する。
【0086】
また、かかる場合、水路は、正面側に湾曲してもよいし、背面側に湾曲していてもよい。また、かかる場合、第1連通路と第2連通路とが、互いに逆側に湾曲してもかまわない。
【符号の説明】
【0087】
100,101 加湿器
300 水タンク(タンク)
225 フロート
250,250B 水路
253 フロート収容室
255 気化室
252,252B 第1連通路
254,254B 第2連通路
CL1,CL1’ 第1連通路の中心線
CL2,CL2’ 第2連通路の中心線
CP2 フロート収容室の中心点

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水を収容するタンクと、
フロートを収容するフロート収容室と、
前記水を気化させる気化室と、
前記タンクと前記フロート収容室と連通させる第1連通路と、
前記フロート収容室と前記気化室とを連通させる第2連通路と
を備え、
平面視または横断面視において、前記タンクの出口から前記第1連通路、前記フロート収容室および前記第2連通路を介して前記気化室に至る水路が、屈曲または湾曲している
加湿器。
【請求項2】
水を収容するタンクと、
フロートを収容するフロート収容室と、
前記水を気化させる気化室と、
前記タンクと前記フロート収容室と連通させる第1連通路と、
前記フロート収容室と前記気化室とを連通させる第2連通路と
を備え、
平面視または横断面視において、前記第1連通路の中心線は、前記第2連通路の中心線と平行である
加湿器。
【請求項3】
前記フロート収容室は、円柱状の室であり、
平面視または横断面視において、前記フロート収容室の中心点は、前記第1連通路の中心線および前記第2連通路の中心線の少なくとも一方の中心線上に存在しない
請求項2に記載の加湿器。
【請求項4】
発熱部品をさらに備え、
前記発熱部品は、前記第1連通路を形成する壁の外面近傍に配置される
請求項1から3のいずれかに記載の加湿器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2012−237459(P2012−237459A)
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−104677(P2011−104677)
【出願日】平成23年5月9日(2011.5.9)
【出願人】(000003702)タイガー魔法瓶株式会社 (509)
【Fターム(参考)】