説明

加熱調理器

【課題】ロースター扉からもれた熱気およびロースター扉が開放された際の庫内熱気を本体前方に配された吸気口から吸気されないようにすること。
【解決手段】本体1に組み込まれ本体前面にロースター開口部2を形成した加熱調理を行うためのロースター3と、ロースター3の前面開口部を形成するロースター前板26と、ロースターの前面のロースター開口部2を開閉するロースター扉4と、ロースター扉側方に配される本体前面を覆う前面カバー11と、本体前方に設けられ本体内の冷却部品15および本体外郭などを冷却するための冷却ファン5と、本体前方に設けられた吸気口24とを備え、ロースター前板26にロースター扉4と前面カバー11との隙間に対向して吹出孔27を設け、冷却ファン5からの冷却風が吹き出す構成としたこと。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱調理器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の加熱調理器において、冷却風路を構成し、冷却ファンにより本体内部や、本体外郭、本体の前面を冷却するものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0003】
図7は特許文献1に示される従来の加熱調理器の図を示すものである。
【0004】
本体1前面にロースター開口部2を形成したロースター3と、ロースター開口部2を開閉するためのロースター扉4と、本体内に外部の空気を送るための冷却ファン5(図示していない)とを備え、ロースター扉4はロースター扉内壁6aとロースター扉外壁6bとの間に形成された空気層7と、空気層7に空気を流通させるための導入孔8および排出孔9を有している。
【0005】
上記構成としたことにより、ロースター扉外壁6bはロースター3内の熱に直接さらされることがなく、空気層7内に常に新しい空気が流通するためロースター扉4の温度が高くならず安全性を向上させることができる。
【0006】
特許文献2には、上記構成と同様に孔を設けた構成が知られている。図8は特許文献2に示される従来の加熱調理器の図である。
【0007】
外郭を形成する本体1の内部に設置するとともに、ロースター開口部2を本体1前面に形成した加熱調理を行うためのロースター3と、ロースター開口部2を開閉するロースター扉4と、本体1内に外部の空気を送るための冷却ファン5(図示していない)とを備え、ロースター開口部2近傍における結露を抑制すべく本体1内部と連通する通風孔10をロースター開口部2近傍に設けている。
【0008】
上記構成にしたことにより、通風孔10を通して外部の乾燥した空気が冷却ファン5によりロースター開口部2近傍に導かれ、ロースター開口部2近傍における結露が抑制されるため、露受けを設けないコンパクトな構成で流し台やキッチンの床への露垂れを防止している。
【0009】
特許文献3のように、冷却ファンと吸気口を前方に備え、本体前面の温度低減を図っている従来の加熱調理器がある。
【0010】
図9は特許文献3に示される従来の加熱調理器の図である。
【0011】
本体1と、本体1前面のロースター扉4と、ロースター扉4側方で本体1前面を覆う前面カバー11と、ロースター扉4側方で前面カバー11と反対側の側部カバー12と、前面カバー11内方の冷却ファン5とを備え、ロースター扉4は前面が持ち手部13とロースター飾り板14とから成り、下方が持ち手部13で、持ち手部13はロースター把手17と、ロースター把手17下方の持ち手傾斜面18とから成っている。前面カバー11は下部が奥側に傾斜した前面カバー傾斜面19となり、また、前面カバー11側の本体底面前部20を底面の本体外周部21より一段高い第1の底平面22とし、底面の本体外周部21の内側はロースター下部を含んで底面の本体外周部21より一段低い第2の底平面23とし、第1の底平面22と前面カバー11の下部の前面カバー傾斜面19に吸気口24
を構成している。
【0012】
上記構成により、吸気口24は周囲から外気を吸い込むがロースター扉4側からの吸い込みは、ロースター把手17が吸い込み気流の仕切りとなってロースター把手17の下を吸気が流れ、ロースター把手17と把手下傾斜面18は冷却されるので温度上昇しにくく、また底面の本体外周部21の内側のその他の底面は一段低いので、底面の吸気口24の奥およびロースター把手17下の奥は本体底面と床面との隙間が狭くなり、本体底面後方から底面の吸気口24には吸気されにくく、本体前方向が吸気導入方向となって、ロースター把手下18の空間からも吸気口24に吸気が導かれる。これにより把手下傾斜面18を吸気流れが強くなり、ロースター把手17と把手下傾斜面18の冷却が強化され温度上昇を抑制する効果が高まる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0013】
【特許文献1】特開2006−200831号公報
【特許文献2】特開2005−49018号公報
【特許文献3】特開2009−4106号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
しかしながら、特許文献1、2の加熱調理器は、どちらも冷却ファンを本体後方に配置しており、吸気口が本体後方に配されていたため、ロースター加熱中に扉からもれる熱気や、開放時の熱気が吸気口から吸気されてしまう懸念がなかった。
【0015】
また、特許文献3の加熱調理器の上記構成は本体後方からの吸気を防ぐことで吸気温度の低減を図っているが、ロースターが加熱されている際に、ロースター扉やロースター扉からもれる熱気については想定していない。
【0016】
したがって、ロースター加熱中に、ロースター扉を開放することで熱気は一気に吸気口へと吸い込まれる構成であるため、吸気温度が高くなり、本体内の部品の冷却効率を低下させるという課題を有していた。
【0017】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、ロースター扉からもれた熱気およびロースター扉が開放された際の庫内熱気を本体前方に配された吸気口から吸気されないように構成することで、冷却ファンの吸気温度を低減させ、冷却効率の良い加熱調理器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0018】
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱調理器は、本体に組み込まれ本体前面に開口部を形成した加熱調理を行うためのロースターと、ロースターの前面開口部を形成するロースター前板と、ロースター前板の合わせ面と接し、ロースターの前面開口部を開閉するロースター扉と、ロースター扉側方にロースター前板と重なり合って配される本体前面を覆う前面カバーと、本体前方、前面カバー内方に設けられ本体内の部品および本体外郭などを冷却するための冷却ファンと、本体前方に設けられた吸気口とを備え、ロースター前板にロースター扉と前面カバーとの隙間に対向して設けられた少なくとも1つの穴を形成し、冷却ファンからの冷却風が吹き出す構成としている。
【0019】
上記構成により、ロースター扉と前面カバーとの隙間に対向して設けた穴から吹き出す冷却ファンからの風が、ロースター扉と吸気口との間に空気の壁をつくることで、ロースター扉から漏れる熱気、特に、ロースター扉を開放した際に本体外へと放たれるロースタ
ー庫内の熱気が、吸気口へ向かうのを空気の壁が防止するため、熱気が吸気されないように構成できる。
【発明の効果】
【0020】
本発明の加熱調理器は、ロースター前板に設けられた穴から冷却ファンからの風が吹き出し、ロースター庫内の熱気が吸気口へと吸気されることを防止することで、冷却ファンから吸気される冷却風の吸気温度を低減することができるため、より低い温度で本体部品や本体外郭を冷却できるため、冷却効率が高い加熱調理器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施形態1における加熱調理器の全体構成図
【図2】本発明の実施形態1における加熱調理器の正面図
【図3】本発明の実施形態2における加熱調理器の正面図
【図4】本発明の実施形態3における加熱調理器の正面図
【図5】本発明の実施形態4における加熱調理器の全体構成図
【図6】本発明の実施形態4における加熱調理器の正面図
【図7】特許文献1に記載された従来の加熱調理器の図
【図8】特許文献2に記載された従来の加熱調理器の図
【図9】特許文献3に記載された従来の加熱調理器の図
【発明を実施するための形態】
【0022】
第1の発明は、本体と、本体に組み込まれ、開口部を前記本体前面に形成した加熱調理を行うためのロースターと、ロースターの前面開口部を形成するロースター前板と、ロースター前板と接し、ロースターの前面開口部を開閉するロースター扉と、ロースター扉側方にロースター前板と重なり合って配される本体前面を覆う前面カバーと、本体前方、前面カバー内方に設けられ、本体内の部品および本体外郭などを冷却するための冷却ファンと、本体前面に設けられた吸気口とを備え、ロースター扉と前面カバーとの隙間に対向して設けられ、ロースター前板に少なくとも1つの穴形状を形成し、その穴から冷却ファンからの冷却風が吹き出すように構成したことにより、ロースター扉と前面に配された吸気口との間に空気の壁ができ、ロースターからの熱気が、吸気口へと吸気されることを防止し、吸気温度を低減することができるため、冷却効率の高い加熱調理器を提供することができる。
【0023】
第2の発明は、特に、第1の発明の前面カバー下方に吸気口を設け、ロースター前板に形成される穴をロースター前板の下端に形成させたことにより、冷却ファンからの冷却風が余分に本体外へと出ることを防止することで、本体内部に圧力を高めた冷却風を送風できるため、より冷却性能を向上させ、冷却効率の良い加熱調理器を提供することができる。
【0024】
第3の発明は、特に、第2の発明のロースター前板に形成される穴を、ロースター前板の下端にのみ形成させ、吸気口近傍にのみ冷却ファンからの冷却風が吹き出すように構成したことにより、ロースター扉と吸気口の間にできる空気の壁を最低限に抑えることができるため、余分に冷却風を送風しなくとも、効率よく空気の壁を形成できるため、本体内部に圧力を高めた冷却風を送風することができ、より冷却性能を向上させることができる。
【0025】
第4の発明は、特に、第1の発明に、着脱自在で吸気口を有した吸気フィルターを前面カバー下方に配し、吸気フィルターの近傍にロースター前板の穴を形成したことにより、吸気口近傍に冷却ファンからの冷却風が吹き出すため、ロースター扉と吸気口の間にできる空気の壁によって、ロースター庫内の熱気を吸気するのを防止し、吸気温度を低減させ
冷却効率を高めることができる。また、吸気フィルター近傍に冷却風が吹き出すため、吸気フィルターの冷却もすることができ、熱に弱い樹脂で吸気フィルターを構成したとしても、冷却ができるため、熱変形や溶融を防ぐことができる。また、融点を厳しく考えなくてもよいので、安価な材料を採用することができる。
【0026】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0027】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施形態1における加熱調理器の全体構成を示すものであり、図2は本発明の実施の形態1における加熱調理器の正面図である。
【0028】
本体1は金属を箱状に折り曲げ、上方に開口をもっており、本体1の上方開口を覆うように配される天板25と、天板25を本体1に設置するために天板25を支え、かつ接続するための穴を持つ金属製のフレームで構成されている。本体1には、本体1前面にロースター開口部2を形成した調理物などを加熱調理するためのロースター3が組み込まれ、ロースター3のロースター開口部2をロースター前板26が形成しており、ロースター前板26は、ロースター3のロースター開口部2を開閉するためのロースター扉4と合わせ面32で接している。この合わせ面32はロースター扉4と対向しており、本体前方を構成している。また、本体前面には、ロースター扉4と、ロースター扉4側方で、ロースター前板26と重なり合い、ロースター前板26の一部を覆うようにして配される本体前面を覆う前面カバー11と、前面カバー11と逆側のロースター扉4側方で本体前面を覆う側部カバー12が配されている。本体1前方、前面カバー11内方に冷却ファン5が構成されており、本体底面前部20および本体1前方に穴を設け、吸気口24とし、本体底面前部20には、吸気口カバー16で覆い、吸気口カバー16はビニールクロスなどが吸気口24に吸い付き、吸気口24を塞ぐことを防止している。冷却ファン5は、これら吸気口24から吸気された空気を冷却風とし、本体1内の冷却部品15および本体1外郭などを冷却している。そして、本発明の加熱調理器には、本体前面に配されるロースター扉4と前面カバー11との隙間に対向するように、少なくとも1つの吹出孔27をロースター前板26に形成しており、吹出孔27は、冷却ファン5からの冷却風が吹き出し、空気の壁28を形成している。図2に示すように、吹出孔27は1つでなく複数設けてもよい。
【0029】
上記構成にすることにより、図1、図2に示されるように、ロースター扉4からもれるロースター庫内の熱気29が、吸気口24へと吸い込まれようとするのを、ロースター扉4と前面カバー11に対向して設けられたロースター前板26の吹出孔27から吹き出す空気の壁28が防ぐため、冷却ファン5は温度の低い空気を吸気口24から吸い込むことができるので、吸気温度が低減され、より冷たい冷却風で本体1内の冷却部品15や本体1外郭等を冷却することができるので、冷却効率の高い加熱調理器を提供することができる。
【0030】
また、ロースター扉4が開放された場合であっても、吹出孔27からは冷却風が吹き出し、空気の壁28を形成しているので、吸気温度低減効果は従来の加熱調理器よりも高くなるので、ロースター扉4開放時の冷却効率も高い加熱調理器を提供できる。
【0031】
さらに、本体1前面は、使用者が手を触れやすいところである。本発明の加熱調理器は、ロースター扉4と前面カバー11に対向して吹出孔27から常に冷却風が吹き出しているため、前面カバー11の冷却もすることができ、使用者の火傷や、手が触れたときの熱いという不快感を低減することができ、使い勝手のよい加熱調理器を提供することができる。
【0032】
(実施の形態2)
図3は本発明の実施形態2における加熱調理器の正面図を示すものである。
【0033】
本実施の形態では、本発明の実施の形態1の前面カバー11下方にも吸気口24を設け、ロースター前板26に形成される複数の吹出孔27の少なくとも1つはロースター前板下端30に形成させた点において異なっている。その他は実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
【0034】
上記構成にしたことにより、実施の形態1と同様に、ロースター扉4からもれるロースター庫内の熱気29が、吸気口24へと吸い込まれようとするのを、ロースター扉4と前面カバー11に対向して設けられたロースター前板26の吹出孔27から吹き出す空気の壁28が防ぐため、冷却ファン5は温度の低い空気を吸気口24から吸い込むことができるので、吸気温度が低減され、より冷たい冷却風で本体1内の部品や本体1外郭等を冷却することができ、冷却効率の高い加熱調理器を提供することができる。
【0035】
さらに、吹出孔27の少なくとも1つはロースター前板下端30に形成されるため、冷却ファン5から供給される吹出孔27から吹き出す冷却風が余分に本体外へと出ることを防止し、吸気口24のある本体下方にのみ空気の壁28を形成することができる。これにより、空気の壁28を形成するための冷却風は少なくて済み、その分本体内部に圧力を高めた冷却風を送風できるため、より冷却性能を向上させ、冷却効率の良い加熱調理器を提供することができる。
【0036】
(実施の形態3)
図4は本発明の実施形態3における加熱調理器の正面図を示すものである。
【0037】
本実施の形態では、実施の形態2と同様に前面カバー11下方にも吸気口24を設け、ロースター前板26に形成される吹出孔27を、ロースター前板下端30にのみ形成させた点において異なっている。その他は実施の形態2と同様であるため、説明を省略する。
【0038】
上記構成にすることにより、吹出孔27から吹き出す冷却風は、吸気口24近傍にのみ吹き出すように構成することができるため、ロースター扉4と吸気口24の間にできる、ロースター庫内の熱気29を吸気するのを防止するための空気の壁28を最低限に抑えることができ、冷却風の送風量を低減しつつ、効率よく空気の壁28を形成できる。そのため、より本体1内部に圧力を高めた冷却風を送風することができ、吸気温度を低減させながら、さらに冷却性能を向上させることができる。
【0039】
(実施の形態4)
図5は本発明の実施形態4における加熱調理器の図であり、図6は本発明の実施形態4の加熱調理器の正面図を示すものである。
【0040】
本実施の形態では、実施の形態1に、着脱自在で吸気口24を有した吸気フィルター31を前面カバー11下方に配し、吸気フィルター31を吸気口カバー16で受ける構成にし、吸気フィルター31近傍にロースター前板26の吹出孔27を形成した点において異なっている。その他は実施の形態3と同様であるため、説明を省略する。
【0041】
上記構成にしたことにより、吹出孔27から吹出される冷却風で形成される空気の壁28は、吸気口24近傍にのみ形成されるため、ロースター扉4と吸気口24の間にできる、ロースター庫内の熱気29を吸気するのを防止するための空気の壁28を最低限に抑えることができ、冷却風の送風量を低減しつつ、効率よく空気の壁28を形成できる。そのため、より本体1内部に圧力を高めた冷却風を送風することができ、冷却性能を向上させ
ることができる。
【0042】
さらに、吸気フィルター31近傍に冷却風が吹き出すため、吸気フィルター31の冷却もすることができるため、耐熱温度の許容を広げることができるため、ロースター3周辺に位置する吸気フィルター31に耐熱性熱可塑性樹脂を使用して形成した場合においても、その材料の選択肢を増やすことができ、比較的熱に弱い樹脂で吸気フィルター31を構成したとしても、吹出孔27の効果により冷却ができるため、熱変形や溶融を防ぐことができるため、融点を厳しく考えなくてもよいので、安価な材料を採用することができる。
【産業上の利用可能性】
【0043】
以上のように、本発明にかかる加熱調理器は、調理器をはじめ部品冷却をするための冷却ファンと冷却風を供給するための吸気口とを備え、前記冷却ファンおよび吸気口とがロースター等の熱源の近くに配され、熱源の熱気を吸気してしまう可能性のあるものにも適用することができる。
【符号の説明】
【0044】
1 本体
2 ロースター開口部
3 ロースター
4 ロースター扉
5 冷却ファン
6a ロースター扉内壁
6b ロースター扉外壁
7 空気層
8 導入孔
9 排出孔
10 通風孔
11 前面カバー
12 側部カバー
13 持ち手部
14 ロースター飾り板
15 冷却部品
16 吸気口カバー
17 ロースター把手
20 本体底面前部
24 吸気口
25 天板
26 ロースター前板
27 吹出孔
28 空気の壁
29 熱気
30 ロースター前板下端
31 吸気フィルター
32 合わせ面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と、前記本体に組み込まれ、開口部を前記本体前面に形成した加熱調理を行うためのロースターと、前記ロースターの前面開口部を形成するロースター前板と、前記ロースター前板と接し、前記ロースターの前面開口部を開閉するロースター扉と、前記ロースター扉側方に前記ロースター前板と重なり合って配される前記本体前面を覆う前面カバーと、前記本体前方、前面カバー内方に設けられ前記本体内の部品および本体外郭などを冷却するための冷却ファンと、前記本体前面に設けられた吸気口とを備え、前記ロースター扉と前記前面カバーとの隙間に対向して設けられ、前記ロースター前板に少なくとも1つの穴形状を形成し、前記冷却ファンからの冷却風が吹き出すように構成した加熱調理器。
【請求項2】
本体前面に配された吸気口は、前面カバー下方に設けられ、ロースター前板に形成される穴を前記ロースター前板の下端に形成させた請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項3】
ロースター前板に形成される穴は前記ロースター前板の下端にのみ形成され、吸気口近傍にのみ冷却ファンからの冷却風が吹き出すように構成した請求項2に記載の加熱調理器。
【請求項4】
前面カバー下方に着脱自在で吸気口を有した吸気フィルターを配し、前記吸気フィルターの近傍にロースター前板の穴を形成した請求項1に記載の加熱調理器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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