説明

動画像配信装置及びプログラム、並びに、動画像配信システム

【課題】 動画像を含むデータ配信において、柔軟な配信方式の変更を行う。
【解決手段】 本発明は、配信用動画像データをフレーム単位で、受信装置に配信する動画像配信装置に関する。そして、動画像配信装置は、他のフレームのデータを引用しない形式の独立フレームデータを有する保持対象動画像データを保持する手段と、保持対象動画像データを構成する独立フレームデータのそれぞれを、受信装置への配信に適した形式の配信用フレームデータに変換する手段と、変換した配信用フレームデータのそれぞれを、受信装置に配信する手段とを有することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、動画像配信装置及びプログラム、並びに、動画像配信システムに関し、例えば、ビデオオンデマンドにより動画像データを受信装置に配信するシステムに適用し得る。
【背景技術】
【0002】
ビデオオンデマンドにより動画像データを受信装置に配信する動画像配信システムにおいて、再生装置(受信装置)ごとのネットワーク接続環境(広帯域、低帯域などネットワークの接続速度)や、プロトコルの相異に対応する既存の技術としては、特許文献1及び2のものがある。
【0003】
特許文献1に記載のビデオオンデマンド送信装置は、複数の圧縮入力(符号化手段)を有しており、映像信号に配信先の受信端末に応じた圧縮入力(符号化手段)を適用してから配信するものである。
【0004】
また、特許文献2に記載の情報提供装置は、複数の圧縮出力(符号化手段)を有しており、映像信号に、配信先の端末に応じた圧縮出力(符号化手段)を適用してから配信するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平10−164552号公報
【特許文献2】特開平7−264092号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の特許文献1及び2の装置では、映像信号を符号化する方式ごとに、専用の装置を必要とするため、高コストで、かつ、同時配信数に限りがあった。
【0007】
また、従来の特許文献1及び2の装置では、符号化方式や、符号化を行うパラメータ(ビットレート等)等の配信方式の内容ごとに、専属の符号化を行う装置を割り当てる必要があり、配信方式の変更、例えば、配信途中での配信方式の変更に対して柔軟に対応できなかった。
【0008】
そのため、動画像を含むデータの配信において、柔軟な配信方式の変更を行うことができる動画像配信装置及びプログラム、並びに、動画像配信システムが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
第1の本発明は、配信用動画像データをフレーム単位で、受信装置に配信する動画像配信装置において、(1)他のフレームのデータを引用しない形式の独立フレームデータの列を有する保持対象動画像データを保持する動画像データ保持手段と、(2)上記保持対象動画像データを構成する独立フレームデータのそれぞれを、上記受信装置への配信に適した形式の配信用フレームデータに変換するフレーム変換手段と、(3)上記フレーム変換手段が変換した配信用フレームデータのそれぞれを、上記受信装置に配信する配信手段とを有することを特徴とする。
【0010】
第2の本発明の動画像配信プログラムは、(1)配信用動画像データをフレーム単位で、受信装置に配信する動画像配信装置に搭載されたコンピュータを、(2)他のフレームのデータを引用しない形式の独立フレームデータの列を有する保持対象動画像データを保持する動画像データ保持手段と、(3)上記保持対象動画像データを構成する独立フレームデータのそれぞれを、上記受信装置への配信に適した形式の配信用フレームデータに変換するフレーム変換手段と、(4)上記フレーム変換手段が変換した配信用フレームデータのそれぞれを、上記受信装置に配信する配信手段として機能させることを特徴とする。
【0011】
第3の本発明は、受信装置と、フレーム単位で動画像データを、上記受信装置に配信する動画像配信装置とを備える動画像配信システムにおいて、上記動画像配信装置として、第1の本発明の動画配信装置を適用したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、動画像を含むデータ配信において、柔軟な配信方式の変更を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】第1の実施形態に係る動画像配信システムの全体構成について示したブロック図である。
【図2】第1の実施形態に係る投入部に係る機能的構成について示したブロック図である。
【図3】第1の実施形態に係る配信部の機能的構成に付いて示した説明図である。
【図4】第1の実施形態に係る再生装置情報記憶部に記憶される情報の例について示した説明図である。
【図5】第1の実施形態に係る変換パラメータ決定部において、データの送信開始当初の変換パラメータを決定するルールの例を示した説明図である。
【図6】第1の実施形態に係る変換パラメータ決定部において、データの送信開始後の変換パラメータを決定するルールの例を示した説明図である。
【図7】第1の実施形態に係る投入部の動作について示した説明図である。
【図8】第1の実施形態に係る配信部の動作について示した説明図である。
【図9】第1の実施形態に係る動画像配信装置において、各データの関係をコマ単位(フレーム単位)で示した説明図である。
【図10】第2の実施形態に係る配信部に「任意の再生位置からの再生」の再生制御信号が与えられた場合の動作について示した説明図である。
【図11】第2の実施形態に係る配信部に「早送り」の再生制御信号が与えられた場合の動作について示した説明図である。
【図12】第2の実施形態に係る配信部に「逆回し再生」の再生制御信号が与えられた場合の動作について示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
(A)第1の実施形態
以下、本発明による動画像配信装置及びプログラム、並びに、動画像配信システムの第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
【0015】
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態の動画像配信システム10の全体構成を示すブロック図である。なお、図1において、括弧内の符号は、後述する第2の実施形態においてのみ用いられる符号である。
【0016】
動画像配信システム10には、動画像配信装置20及び再生装置30が配置されており、動画像配信装置20では、動画像コンテンツデータDを保持し、動画像コンテンツデータDに基づく動画像データを、再生装置30(受信装置)に配信する。なお、図1においては、再生装置30は1台の構成として図示しているが、再生装置30の台数は限定されないものである。また、第1の実施形態においては、動画像配信装置20は、再生装置30の要求を契機として、所定の動画像データを配信するものとして説明するが、再生装置30側を契機(例えば、動画像配信装置20側の操作者の操作や設定に応じたタイミング)として再生装置30へ動画像データを送信するようにしても良い。
【0017】
また、動画像配信装置20と再生装置30との間は、直接接続しても良いし、ネットワークを介して接続しても良く、その接続方式は限定されないものである。
【0018】
動画像コンテンツデータDは、フレーム(コマ)単位で符号化された動画像データであれば、その具体的なデータ形式は限定されないものであるが、第1の実施形態では、例として、MPEG(Moving Picture Experts Group)等の形式のデータを適用するものとして説明する。動画像コンテンツデータDとしては、例えば、1秒間の動画像を24フレーム又は30フレームで構成されるMPEGデータが適用するようにしても良い。
【0019】
再生装置30は、動画像データを受信する受信装置であり、例えば、既存の動画像配信システムにおいて、受信した動画を再生出力したり、映像信号に変換してディスプレイ等に与えたりすることができる装置(例えば、パソコンやセットトップボックス等)を適用することができる。
【0020】
次に、動画像配信装置20を構成する各部の詳細構成について説明する。
【0021】
動画像配信装置20は、投入部21、蓄積部22、配信部23を有している。
【0022】
動画像配信装置20では、投入部21により動画像コンテンツデータDを保持し、所定のデータ変換を行ったデータ(以下、「蓄積用動画像データ」という)を生成して、蓄積部22に与え、蓄積部22では、その蓄積用動画像データを蓄積する。そして、配信部23は、蓄積部22に蓄積された変換後動画像データに基づいて、さらに所定のデータ変換を行ったデータ(以下、「配信用動画像データ」という)を生成して、その配信用動画像データを、再生装置30に向けて送出する。
【0023】
図2は、投入部21内部の機能的構成を示したブロック図であり、図3は、配信部23内部の機能的構成を示したブロック図である。
【0024】
動画像配信装置20は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、ハードディスクなどのプログラムの実行構成、及び、他の通信装置と通信をするためのインターフェースを有する情報処理装置(1台に限定されず、複数台を分散処理し得るようにしたものであっても良い。)上に、実施形態の動画像配信プログラム等をインストールすることにより構築するようにしても良く、その場合でも機能的には図1〜3のように表すことができる。
【0025】
投入部21は、入力受付部211、データ変換部212を有している。
【0026】
入力受付部211は、動画像コンテンツデータDを保持する機能を担っている。入力受付部211において、動画像コンテンツデータDを保持する方法は限定されないものであるが、例えば、ユーザから動画像コンテンツデータDが入力(例えば、記録媒体による入力や、他の装置からのデータ転送等、入力方法は限定されない)されると、その入力された動画像コンテンツデータDを保持するようにしても良いし、入力受付部211が、ネットワーク等を経由して所定の装置から取り込むようにしても良い。
【0027】
データ変換部212は、入力受付部211が保持した動画像コンテンツデータDに所定の変換を行って、蓄積用動画像データを生成し、蓄積部22に与える。
【0028】
データ変換部212は、動画像コンテンツデータDを構成する全てのフレームについて、1フレームのみで一つのフレームの映像を表示できる形式、言い換えると、他のフレームのデータを引用しなくても当該フレームのデータだけで独立して一つのフレームの映像を出力できる形式のデータに変換して蓄積用動画像データを生成する。なお、以下の説明において、蓄積用動画像データを構成する各フレームを、「蓄積用フレームデータ」という。
【0029】
蓄積用動画像データのデータ形式は、限定されないものであるが、例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)画像、MPEGのIフレーム等のデータ形式を挙げることができる。第1の実施形態においては、データ変換部212が変換・生成する蓄積用フレームデータのそれぞれは、JPEG形式の画像データであるものとして説明する。
【0030】
蓄積部22は、投入部21(データ変換部212)から蓄積用動画像データが与えられると、そのデータを記憶し、コンテンツごとに区分けして記憶・蓄積する機能を担っている。
【0031】
配信部23は、読込部231、データ変換部232、データ配信部233、状況受信部234を有している。
【0032】
読込部231は、データ配信部233の要求に応じて、蓄積部22から、所定のコンテンツに係る蓄積用動画像データを読み込み、データ変換部232に与える。
【0033】
データ変換部232は、読込部231から与えられた蓄積用動画像データについて、所定の変換を行って、配信用動画像データを生成し、データ配信部233に与える。
【0034】
データ変換部232は、蓄積用動画像データを構成する蓄積用フレームデータのそれぞれを、再生装置30への配信に適した形式のフレームデータ(以下、「配信用フレームデータ」という)に変換するものであり、変換パラメータ決定部232a、再生装置情報記憶部233bを有している。配信用動画像データ(配信用フレームデータ)のデータ形式は限定されないものであるが、第1の実施形態においては、例として、配信用動画像データ(配信用フレームデータ)はMPEGの形式のデータであるものとして説明する。
【0035】
データ変換部232は、変換パラメータ決定部232aから供給される、フレームデータ変換の内容に係るパラメータ(以下、「変換パラメータ」という)を用いて、蓄積用動画像データを構成する蓄積用フレームデータを変換し、配信用フレームデータを生成する。変換パラメータの内容としては、例えば、配信用動画像データ(配信用フレームデータ)を動画像配信装置20に配信する際のビットレート等が挙げられる。
【0036】
再生装置情報記憶部233bは、後述する変換パラメータ決定部232aにおける変換パラメータの決定処理に用いられる再生装置30の個別情報(以下、「再生装置情報」という)を記憶している記憶手段である。
【0037】
再生装置情報としては、例えば、各再生装置30のネットワークへの接続速度に関する情報が含まれるものとして説明する。ここでは、再生装置情報における、各再生装置30ごとのネットワークへの接続速度に関する情報の例として、「広帯域」、「中帯域」、「低帯域」の3段階のいずれかの情報で示されるものとする。例えば、100Mbps以上の高速回線(例えば、光ファイバ回線)でネットワークに接続されている場合には広帯域、5Mbps以上の中速回線(例えば、ADSLや、無線LAN)でネットワークに接続されている場合には「中帯域」、1Mbps以下の低速回線(例えば、電話回線や携帯電話を用いたダイアルアップ接続)でネットワークに接続されている場合には「低帯域」であるものとする。なお、再生装置情報の形式としては、上述の「広帯域」等の表示ではなく、具体的な接続回線の速度を適用するようにしても良く、限定されないものである。
【0038】
図4は、再生装置情報記憶部233bに記憶される情報の例について示した説明図である。
【0039】
図4において、「識別情報」の項目は、動画像配信装置20の識別情報の情報が登録される。図4においては、説明を簡易にするために、「装置1」、「装置2」という情報が登録されているが、識別情報の形式は、ホスト名やIPアドレス等限定されないものである。また、「装置情報」の項目には、上述の「広帯域」、「中帯域」、「低帯域」のいずれかの情報が登録される。
【0040】
変換パラメータ決定部232aは、再生装置情報記憶部233bの再生装置情報及び、状況受信部234から供給される情報を用いて、データ変換部232に供給する変換パラメータを決定するものであるが、具体的な決定方法の詳細については後述する。
【0041】
データ配信部233は、データ変換部232から供給される配信用動画像データ(配信用フレームデータ)を、再生装置30に向けて送出する。動画像配信装置20(データ配信部233)から、再生装置30へ配信用動画像データを配信するプロトコルは限定されないものであるが、以下の説明においては、例として、RTP(Real−time Transport Protocol)を用いて、配信用動画像データを配信し、さらに、RTCP(RTP Control Protocol)を用いて、RTPの各セッションについてセッション制御が行われるものとして説明する。
【0042】
状況受信部234は、再生装置30における配信用動画像データの受信状況に係る情報(以下、「受信状況情報」という)を保持し、データ変換部232(変換パラメータ決定部232a)に与える。受信状況情報としては、例えば、動画像配信装置20と再生装置30との間のセッション制御を担うプロトコル(ここでは、RTCP)に従って、再生装置30と動画像配信装置20との間でやり取りされる通信状態レポート(例えば、実効帯域幅、遅延時間、パケット(データ)ロスに係る情報)を用いるようにしても良い。
【0043】
次に、変換パラメータ決定部232aにおける変換パラメータ決定処理の詳細について説明する。
【0044】
変換パラメータ決定部232aでは、再生装置情報及び又は受信状況情報に基づいて、変換パラメータを決定する。
【0045】
変換パラメータ決定部232aでは、例えば、動画像配信装置20から再生装置30への配信用動画像データの送信開始当初は、再生装置情報に基づいた変換パラメータを決定し、送信開始後、受信状況情報の内容に応じて、変換パラメータを調整するようにしても良い。
【0046】
図5は、動画像配信装置20から再生装置30への配信用動画像データの送信開始当初に、再生装置情報に基づいて変換パラメータを決定するルールの例を示した説明図である。
【0047】
図5に示すように、配信先となる再生装置30の再生装置情報が「広帯域」である場合には、変換パラメータ決定部232aは、蓄積用フレームデータにおける画質を保ったままの配信用動画像データを生成するように、変換パラメータを決定する。また、配信先となる再生装置30の再生装置情報が「中帯域」である場合には、変換パラメータ決定部232aは、蓄積用フレームデータにおける画質を落とした配信用動画像データ(すなわち、広帯域よりもビットレートの低いデータ)を生成するように、変換パラメータを決定する。
【0048】
動画像配信装置20から再生装置30への配信用動画像データの送信開始当初に、再生装置情報に基づいて変換パラメータを決定するルールについては、図5の例に限定されるものではなく、例えば、「広帯域」なら20Mbps、「中帯域」なら1.5Mbos等のように、それぞれに具体的なビットレート値を適用するようにしても良い。
【0049】
図6は、動画像配信装置20から再生装置30への配信用動画像データの送信開始後に、受信状況情報の内容に応じて、変換パラメータを調整するルールの例について示した説明図である。
【0050】
図6に示すように、受信状況情報において、「データロス数0を継続」の場合、すなわち、データロスを示す値が0の状態が継続している場合(例えば、所定の期間以上継続している場合)には、変換パラメータ決定部232aは、現状のデータ変換部232により変換される配信用動画像データのビットレートをチェックし、そのビットレートが最大である場合(例えば、蓄積用フレームデータにおける画質を保ったビットレートとなっている場合)には、現状のビットレートを維持する変換パラメータを決定する。一方、現状のデータ変換部232により変換される配信用動画像データのビットレートが最大でない場合には、変換パラメータ決定部232aは、現状のデータ変換部232により変換される配信用動画像データのビットレートについて、より高ビットレートとなるように(例えば、現状よりも5%程度高ビットレートとする)変換パラメータを決定する。
【0051】
また、図6に示すように、受信状況情報において、「データロス小」の場合、すなわち、データロスを示す値が少ない場合(例えば、単位時間あたりのデータロスが所定の範囲の場合)には、変換パラメータ決定部232aは、現状のデータ変換部232により変換される配信用動画像データのビットレートについて、若干低ビットレートとなるように(例えば、現状よりも5%程度低ビットレートとする)変換パラメータを決定する。
【0052】
さらに、受信状況情報において、「データロス多」の場合、すなわち、データロスを示す値が多い場合(例えば、単位時間あたりのデータロスが所定の閾値以上の場合)には、変換パラメータ決定部232aは、現状のデータ変換部232により変換される配信用動画像データのビットレートについて、大幅に落としたビットレートとなるように(例えば、現状の半分程度のビットレートとする)変換パラメータを決定する。
【0053】
さらにまた、図6に示すように、受信状況情報において、「データロス数減少し0」の場合、すなわち、データロスを示す値が、「データロス小」又は「データロス多」の状態から減少して0となった場合には、変換パラメータ決定部232aは、現状のデータ変換部232により変換される配信用動画像データのビットレートについて維持するように変換パラメータを決定する。
【0054】
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第1の実施形態の動画像配信システム10の動作を説明する。
【0055】
(A−2−1)投入部の動作について
まず、投入部21による動画像コンテンツデータDの保持及び変換について説明する。
【0056】
図7は、投入部21の動作について説明したフローチャートである。
【0057】
投入部21では、動画像コンテンツデータDが、入力受付部211入力されると、データ変換部212では、動画像コンテンツデータDをフレーム単位に読込む(S101)。
【0058】
次に、データ変換部212では、ステップS101において、新たなフレームのデータが読込めたか否かが判定され(S102)、読込めた場合には、後述するステップS103の処理へ進み、動画像コンテンツデータDが終了しており新たなフレームのデータが読込めなかった場合には、処理を終了する。
【0059】
上述のステップS102において、新たなフレームのデータが読込めたと判定された場合には、データ変換部212では、読込んだフレームのデータを、蓄積用フレームデータに変換する処理が行われ(S103)、さらに、変換した蓄積用フレームデータが蓄積部22に与えられ(S104)、上述のステップS101の処理から動作する。
【0060】
(A−2−2)配信部の動作について
次に、配信部23による配信用動画像データの配信処理について説明する。
【0061】
図8は、配信部23の動作について説明したフローチャートである。
【0062】
データ配信部233では、例えば、再生装置30からの要求等を契機として、読込部231に対して、所定のコンテンツに係る蓄積用動画像データの読込みが要求が通知されると(S201)、読込部231では、データ配信部233からの要求に応じたコンテンツに係る蓄積用動画像データがフレーム単位で読み込まれ、データ変換部232に与えられる(S202)。
【0063】
次に、読込部231では、ステップS202において、新たな蓄積用フレームデータが読込めたか否かが判定され(S203)、読込めた場合には、後述するステップS204の処理へ進み、動画像コンテンツデータDが終了しており新たなフレームのデータが読込めなかった場合には、処理を終了する。
【0064】
そして、データ変換部232では、与えられた蓄積用フレームデータについて、変換パラメータ決定部232aから供給される変換パラメータ(例えば、ビットレート)に応じた変換が行われて、MPEG形式の配信用フレームデータが生成され、データ配信部233に与えられる(S204)。
【0065】
そして、データ配信部233により、データ変換部232から与えられた配信用フレームデータが、再生装置30に向けて送出され(S205)、上述のステップS202の処理から動作する。
【0066】
図9は、動画像配信装置20において、動画像コンテンツデータDと蓄積用動画像データと配信用動画像データとの関係をコマ単位(フレーム単位)で示した説明図である。
【0067】
図9(a)は、配信部23により、配信用動画像データの配信開始後に、データ変換部232に供給される変換パラメータの変更が無い場合を示しており、図9(b)は配信用動画像データの配信開始後に、データ変換部232に供給される変換パラメータの変更があった場合を示している。
【0068】
なお、図9において、A1〜ANはそれぞれ動画像コンテンツデータDを構成する各フレームのデータを示し、B1〜BNはそれぞれ蓄積用フレームデータを示している。また図9(a)において、C101〜C10Nはそれぞれ配信用フレームデータを示し、図9(b)において、C201〜C20Nはそれぞれ配信用フレームデータを示している。なお、図9で、蓄積用動画像データにおける時系列は、蓄積用フレームデータB1からBNの方向へ流れているものとする。
【0069】
図9(a)に示すように、配信用動画像データの配信開始後に、データ変換部232に供給される変換パラメータの変更が無い場合には、最初に配信する配信用フレームデータC101は、Iフレームで、その後に配信する配信用フレームデータ(C102〜C10N)はPフレームとなっている。
【0070】
一方、図9(b)では、例えば、配信用フレームデータC202と、配信用フレームデータC203の間のタイミングで、変換パラメータ決定部232aにおいて決定される変換パラメータに変更があった場合を示している。
【0071】
図9(a)では、最初に配信する配信用フレームデータC201はIフレームで、その次に配信する配信用フレームデータC202はPフレームとなる。そして、配信用フレームデータC202の発生するタイミングの後では、データ変換部232において適用する変換パラメータが変更となるため、フレームデータC203は、新たな変換パラメータ(ビットレート等)を適用したIフレームとなり、以降のフレーム(C204〜C20N)については、配信用フレームデータC203に従属するPフレームとなる。
【0072】
(A−3)第1の実施形態の効果
第1の実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
【0073】
動画像配信システム10では、蓄積部22の蓄積用フレームデータは、全て、他のフレームのデータを引用しなくても当該フレームのデータだけで独立して一つのフレームの映像を表示できる形式のデータとなっているので、任意の時点でデータ変換部232に適用する変換パラメータが変更された場合でも、上述の図9(b)に示すように、即座に新たな変換パラメータを適用した配信用フレームデータを生成することができる。
【0074】
例えば、蓄積部22の蓄積用動画像データが、IフレームとPフレームが混在したMPEGデータであった場合には、Iフレームが発生するタイミングでなければ、データ変換部232において、異なる変換パラメータを適用した変換に切り替えることが容易でない。一方、第1の実施形態の動画像配信システム10では、蓄積用動画像データは全て他のフレームのデータを引用しない形式なので、任意の時点で切り替えることができる。
【0075】
(B)第2の実施形態
以下、本発明による動画像配信装置及びプログラム、並びに、動画像配信システムの第2の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
【0076】
第2の実施形態の
(B−1)第2の実施形態の構成
第2の実施形態の動画像配信システム10Aの全体構成も、図1により示すことができる。なお、図1において、括弧内の符号は、第2の実施形態においてのみ用いられる符号である。
【0077】
以下、第2の実施形態の構成について第1の実施形態との差異について説明する。
【0078】
動画像配信システム10Aにおいては、第1の実施形態の動画像配信装置20が、動画像配信装置20Aに置き換わっている。
【0079】
第1の実施形態においては、動画像配信装置20は、再生装置30の要求に応じた動画像コンテンツについて配信用動画像データを行う構成について説明した。一方、第2の実施形態においては、動画像配信装置20Aは、配信用動画像データを配信している途中で、再生装置30からの、再生位置の変更、早送り、逆回し再生等、再生操作に係る信号(以下、「再生制御信号」という)を受信すると、その再生制御信号に応じた配信用動画像データを生成して配信する点で異なっている。
【0080】
動画像配信装置20において再生制御信号を保持する方法としては、例えば、再生装置30のユーザが再生装置30に対して入力(例えば、キーボードやリモコン等による入力)した操作信号が、再生装置30から動画像配信装置20に与えられ、その信号を保持すること等が挙げられる。
【0081】
この実施形態においては、再生制御信号の例として、「任意の再生位置からの再生」、「早送り」、「逆回し再生」があるものとして説明するが、動画像配信装置20Aにおいて適用する再生制御信号の種類や数は限定されないものである。
【0082】
動画像配信装置20Aは、第1の実施形態の動画像配信装置20において、配信部23が、配信部23Aに置き換わっただけで、その他の構成は同様である。そして、配信部23Aでは、第1の実施形態と比較して、読込部231、データ変換部232、データ配信部233が、それぞれ、読込部231A、データ変換部232A、データ配信部233Aに置き換わっている。
【0083】
データ配信部233Aは、再生装置30から再生制御信号が与えられると、その再生制御信号を、読込部231A及びデータ変換部232Aに与える点で第1の実施形態と異なっている。
【0084】
そして、読込部231Aは、再生制御信号が与えられると、以降、再生制御信号に応じた順序で蓄積用フレームデータを読み込んで、データ変換部212に与える。
【0085】
データ変換部232Aは、再生制御信号が与えられると、以降、読込部231Aから与えられた蓄積用フレームデータについて、その再生制御信号に応じた変換を行う。例えば、再生制御信号の内容が、「任意の再生位置からの再生」や「逆回し再生」であった場合には、次に読込部231Aから与えられる蓄積用フレームデータについては、Iフレームに変換し、その次に与えられる蓄積用フレームデータについては上述のIフレームに従属するPフレームとすること等が挙げられる。
【0086】
再生制御信号の内容の具体例及び、再生制御信号に応じた読込部231Aの具体的な処理については、後述する動作説明において詳述する。
【0087】
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第2の実施形態の動画像配信システム10Aの動作を説明する。
【0088】
動画像配信装置20Aが、単に再生装置30の要求に応じた動画像コンテンツについて配信用動画像データ配信を行う動作については、第1の実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。ここでは、動画像配信装置20Aにおいて、再生装置30から再生制御信号が与えられた場合の動作について、再生制御信号の種類ごとに説明する。
【0089】
(B−2−1)任意の再生位置からの再生
図10は、配信部23に「任意の再生位置からの再生」の再生制御信号が与えられた場合の動作について示した説明図である。
【0090】
なお、図10において、A1〜ANはそれぞれ動画像コンテンツデータDを構成する各フレームのデータを示し、B1〜BNはそれぞれ蓄積用フレームデータを示し、C301〜C30Mはそれぞれ配信用フレームデータを示している。なお、図10で、蓄積用動画像データにおける時系列は、蓄積用フレームデータB1からBNの方向へ流れているものとする。
【0091】
図10では、動画像配信装置20が再生装置30へ配信用フレームデータを配信中に、例えば、読込部231Aに、蓄積用動画像データにおける蓄積用フレームデータB2に相当する位置から動画像を再生することを指示する再生制御信号が与えられた場合について示している。
【0092】
ここでは、当該再生制御信号が読込部231Aに与えられると、読込部231Aは、その再生制御信号で指定された位置の蓄積用フレームデータB2、B3、B4・・・の順に読込み、データ変換部232Aに与える。
【0093】
そして、データ変換部232Aは、当該再生制御信号が与えられた直後に、読込部231Aから与えられた蓄積用フレームデータB2については、Iフレームに変換して配信用フレームデータC301を生成し、以降の蓄積用フレームデータB3、B4、B5、・・・についてはPフレームに変換して、配信用フレームデータC302、C303、C304・・・を生成して、データ配信部233Aに与える。
【0094】
(B−2−2)早送り
図11は、配信部23に「早送り」の再生制御信号が与えられた場合の動作について示した説明図である。
【0095】
図11(a)は、配信部23に「2倍速の早送り」の再生制御信号が与えられた場合の動作について示しており、図11(b)は、配信部23に「3倍速の早送り」の再生制御信号が与えられた場合の動作について示している。
【0096】
なお、図11において、A1〜ANはそれぞれ動画像コンテンツデータDを構成する各フレームのデータを示し、B1〜BNはそれぞれ蓄積用フレームデータを示している。また、図11(a)において、C401〜C40Mはそれぞれ配信用フレームデータを示し、図11(b)において、C501〜C50Mはそれぞれ配信用フレームデータを示している。また、図11において、蓄積用動画像データにおける時系列は、蓄積用フレームデータB1からBNの方向へ流れているものとする。
【0097】
図11(a)に示す通り、読込部231Aでは、蓄積用フレームデータB1をデータ変換部232Aに与える直前又は直後に、「2倍速の早送り」の再生制御信号が与えられると、次に、蓄積用フレームデータB2をスキップして、蓄積用フレームデータB3をデータ変換部232Aに与える。以降、読込部231Aは、1つずつ蓄積用フレームデータをスキップして、蓄積用フレームデータB5、B7、B9、・・・という順にデータ変換部232Aに与える。
【0098】
このように、読込部231Aが一つ飛ばしに蓄積用フレームデータをデータ変換部232Aに与えることにより、配信用動画像データは、元の動画像コンテンツデータDの動画像の倍速の動画像となる。
【0099】
そして、配信部23に「3倍速の早送り」の再生制御信号が与えられた場合には、図11(b)に示すように、今度は、読込部231Aは、2つずつ蓄積用フレームデータをスキップして、蓄積用フレームデータB1、B4、B7、・・・という順にデータ変換部232Aに与えることにより、配信用動画像データは、元の動画像コンテンツデータDの動画像の3倍速の動画像となる。
【0100】
図11においては、2倍速と3倍速についてのみ説明したが、動画像配信システム10Aにおいて、再生制御信号が早送りの場合には、その他の任意の速度を適用するようにしても良い。
【0101】
(B−2−3)逆回し再生
図12は、配信部23に「逆回し再生」の再生制御信号が与えられた場合の動作について示した説明図である。
【0102】
なお、図12において、A1〜ANはそれぞれ動画像コンテンツデータDを構成する各フレームのデータを示し、B1〜BNはそれぞれ蓄積用フレームデータを示し、C601〜C60Nはそれぞれ配信用フレームデータを示している。なお、図12において、蓄積用動画像データにおける時系列は、蓄積用フレームデータB1からBNの方向へ流れているものとする。
【0103】
図12に示す通り、読込部231Aでは、蓄積用フレームデータBNをデータ変換部232Aに与える直前又は直後に、「逆回し再生」の再生制御信号が与えられると、次に、一つ前の蓄積用フレームデータBN−1をデータ変換部232Aに与える。このように、読込部231Aは、BN−2、BN−3、・・・と、本来の蓄積用動画像データにおけるフレームの時系列とは逆の方向(時系列)に、蓄積用フレームデータを読み込んで、データ変換部232Aに与えることにより、配信用動画像データは、元の動画像コンテンツデータDの動画像を逆回した動画像となる。
【0104】
(B−3)第2の実施形態の効果
第2の実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
【0105】
動画像配信システム10Aでは、蓄積部22の蓄積用フレームデータは、全て、他のフレームのデータを引用しなくても当該フレームのデータだけで独立して一つのフレームの映像を表示できる形式のデータとなっているので、上述の図10〜図12に示すように、「任意の再生位置からの再生」、「早送り」、「逆回し再生」等の再生制御が容易となる。
【0106】
例えば、蓄積部22の蓄積用動画像データが、IフレームとPフレームが混在したMPEG形式のデータであった場合に、上述の図10〜図12に示すような、「任意の再生位置からの再生」、「早送り」、「逆回し再生」を行おうとする場合を想定する。この場合、動画像配信装置が、蓄積用動画像データから、変換対象(配信対照)のフレームとして取り出した蓄積用フレームデータが、例えば、Pフレームであった場合には、当該Pフレームに関連するIフレームを検索して、当該Pフレームに係る画像を再現してから、配信用フレームデータに変換する処理等を行わなければならず、多くの処理を必要とする。一方、第2の実施形態の動画像配信システム10Aでは、上述の図10〜図12に示すように、全ての蓄積用フレームデータは、他のフレームのデータを引用しなくても当該フレームのデータだけで独立して一つのフレームの映像を表示できる形式のデータとなっているので、そのまま変換処理に適用できるため、処理が容易である。
【0107】
(C)他の実施形態
本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
【0108】
(C−1)上記の各実施形態において、動画像配信装置20には、投入部21が搭載されているが、投入部21を省略し、予め蓄積用動画像データと同様の形式の動画像データを生成して蓄積部22に蓄積しておくようにしても良い。また、上記の各実施形態において、動画像配信装置20には、蓄積部22が搭載されているが、蓄積部22を省略して、投入部21から直接配信部23に、蓄積用動画像データと同様の形式の動画像データを入力するようにしても良い。さらに、動画像配信装置20において、投入部21及び蓄積部22を省略して、直接配信部23に、蓄積用動画像データと同様の形式の動画像データを入力するようにしても良い。
【0109】
(C−2)上記の各実施形態において、投入部21には、動画像コンテンツデータDを入力しているが、デジタルデータではなく、アナログ形式の映像信号を、投入部に入力し、投入部において、その映像信号をフレーム単位で符号化してデジタルデータを保持するキャプチャを別途備えて、蓄積用動画像データを生成するようにしても良い。
【0110】
(C−3)第2の実施形態において、再生制御信号は、再生装置30から動画像配信装置20Aに供給されるものとして説明したが、再生装置30側で発生させるようにしても良い。例えば、動画像配信装置20Aのユーザ(操作者)から再送操作信号の入力を受けて保持したり、予め時系列ごとの再送操作信号を動画像配信装置20A側で保持しておいて、その時系列ごとの再送操作信号を適用するようにしても良い。このように、動画像配信装置20Aにおいて、再生制御信号を保持する手段は限定されないものである。
【0111】
(C−4)上記の各実施形態において、動画像配信装置は、再生装置に、動画像データを送信するものとして説明したが、動画像データに併せて他のデータ(例えば、音声データや文字データ等)を送信するようにしても良い。
【符号の説明】
【0112】
D…動画像コンテンツデータ、10…動画像配信システム、20…動画像配信装置、21…投入部、211…入力受付部、212…データ変換部、22…蓄積部、23…配信部、231…読込部、232…データ変換部、232a…変換パラメータ決定部、233b…再生装置情報記憶部、233…データ配信部、234…状況受信部、30…再生装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
配信用動画像データをフレーム単位で、受信装置に配信する動画像配信装置において、
他のフレームのデータを引用しない形式の独立フレームデータの列を有する保持対象動画像データを保持する動画像データ保持手段と、
上記保持対象動画像データを構成する独立フレームデータのそれぞれを、上記受信装置への配信に適した形式の配信用フレームデータに変換するフレーム変換手段と、
上記フレーム変換手段が変換した配信用フレームデータのそれぞれを、上記受信装置に配信する配信手段と
を有することを特徴とする動画像配信装置。
【請求項2】
上記受信装置での配信用フレームデータの受信状況に係る受信状況情報を保持する受信状況情報保持手段と、
少なくとも、上記受信状況保持手段が保持した受信状況情報を用いて、上記フレーム変換手段による独立フレームデータから配信用フレームデータへの変換内容に係る変換パラメータを求める変換パラメータ決定手段とをさらに有し、
上記フレーム変換手段は、上記変換パラメータ決定手段が決定した変換パラメータに従って、独立フレームデータから配信用フレームデータへの変換を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の動画像配信装置。
【請求項3】
上記受信装置に係る受信装置情報を保持する受信装置情報保持手段をさらに有し、
上記変換パラメータ決定手段は、上記受信状況保持手段が保持した受信状況情報、及び、上記受信装置情報保持手段が保持した受信装置情報を用いて、変換パラメータを求める
ことを特徴とする請求項2に記載の動画像配信装置。
【請求項4】
上記フレーム変換手段による独立フレームデータの変換順序を制御する再生制御信号を保持する再生制御信号保持手段をさらに有し、
上記フレーム変換手段は、上記再生制御信号保持手段が保持した再生制御信号にしたがった順序で、保持対象動画像データから独立フレームデータを取出して、配信用フレームデータへの変換を行う
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の動画像配信装置。
【請求項5】
上記再生制御信号保持手段は、上記受信装置から再生制御信号を受信して保持することを特徴とする請求項4に記載の動画像配信装置。
【請求項6】
配信用動画像データをフレーム単位で、受信装置に配信する動画像配信装置に搭載されたコンピュータを、
他のフレームのデータを引用しない形式の独立フレームデータの列を有する保持対象動画像データを保持する動画像データ保持手段と、
上記保持対象動画像データを構成する独立フレームデータのそれぞれを、上記受信装置への配信に適した形式の配信用フレームデータに変換するフレーム変換手段と、
上記フレーム変換手段が変換した配信用フレームデータのそれぞれを、上記受信装置に配信する配信手段と
して機能させることを特徴とする動画像配信プログラム。
【請求項7】
受信装置と、フレーム単位で動画像データを、上記受信装置に配信する動画像配信装置とを備える動画像配信システムにおいて、上記動画像配信装置として、請求項1〜5のいずれかに記載の動画配信装置を適用したことを特徴とする動画像配信システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−66830(P2011−66830A)
【公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−217663(P2009−217663)
【出願日】平成21年9月18日(2009.9.18)
【出願人】(308033722)株式会社OKIネットワークス (165)
【Fターム(参考)】