説明

包装体

【課題】前記包囲体を開放しパッケージされた物品を包囲体から取り出す作業を容易化する包装体を提供することである。
【解決手段】ピッチ長さ3の間隔を置いて直線状に配列された複数の包囲体2を含むテープ1が2枚のフィルムを含み、2枚のフィルムは無菌用ガスに対する透過性を有する紙から成る第1のフィルム4と透明なポリエチレンから作製され第1のフィルム4よりも狭幅の第2のフィルム6とを含む。第1のフィルム4の各側に沿ってスプロケットホイールと協動する1列の孔5が形成され、包囲体2は第1のフィルム4及び第2のフィルム6を物品7の周囲でシール部分8をシールすることにより形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は物品を無菌状態で包装する包装体に関する。
【背景技術】
【0002】
物品とは、例えば、液体を微生物学的に分析するためのフィルター膜である。フィルター膜は同一直径の二枚の保護フィルム間に無菌状態にて包囲した包囲体とし、その外側を更に包装した包装体として市販される。この包囲体はフィルター膜を、包囲体が開放されるまで無菌状態に保つと共に、仮に少なくとも一方の保護フィルムを殺菌用ガス(酸化エチレン或はETO)透過性の紙から作製した場合に包囲体を無菌状態化するためにさえも使用可能である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
解決しようとする課題は、前記包囲体を開放しパッケージされた物品を包囲体から取り出す作業を容易化する包装体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一様相に従えば、
内部に物品を配置し得る包囲体(2)を形成するテープ(1)の形態の包装体であって、
前記包囲体(2)が、予め決定されたピッチ長さ(3)で複数個順次配設され、
前記テープ(1)が第1のフィルム(4)と第2のフィルム(6)とを含み、
該第1のフィルム及び第2のフィルム間には、複数の物品が、各前記包囲体(2)の内部に各々配設された状態で包囲され、
各包囲体が、前記第1のフィルム及び第2のフィルムを前記物品(7)の周囲でシール部分(8)をシールすることにより形成され、
各シール部分(8)が、前記第1のフィルム及び第2のフィルムを該シール部分(8)の位置で分離することにより剥せるようになっており、
各シール部分(8)がテープ(1)の長手方向の鋭端部(9)を有し、
該鋭端部(9)から2つの側辺(10)がその最大分離位置に分岐され、
前記第1のフィルム及び第2のフィルムが前記テープの全長に渡り引張力に対する抵抗性を有する包装体が提供される。
従来の単一の包装体と異なり、本発明に従う包装体は複数の包囲体を含んでいる。
使用者はテープ上の包装体の各フィルムを夫々の手で引き剥し物品を露出させることにより1つづつ開放させ得るが、本発明に従う包装体は分離器を通過しそこでシールが剥された(以下に説明される)後に前記第1及び第2のフィルムの各々が駆動ローラー手段と協動するよう設計されている。かくして本発明に於ては、包囲体が包装体に於て予め決定されたピッチ長さで配設され、第1及び第2のフィルムが包装体全長に渡る引長力に対する抵抗性(これらフィルムはシールを剥すために引っ張られる際に切れるべきではなく、包囲体の繋ぎ目の部分もそうであるべきである)を有している点が重要である。
【0005】
本発明に従う包装体は、フィルムを前述の如き駆動ローラー手段と協動させ得るようにしたことにより包装体の開放を実質的に容易化し得る。包装体の開放は実に簡単であり、例えばレバー或は押しボタンを指で押して包装体を開けて物品を露呈させ次いでこれを取り出し得る位置に(以下参照)持ち来すのみで十分である。
本発明に従う包装体の好ましい特徴に従えば各シール部分は直線状に形成される。
比較的中庸の力でシール部分のシールを十分破壊し得る。
本発明の他の好ましい特徴に従えば、各シール部分は包装体の長手方向の端部が鋭端とされ、この鋭端部を構成する2辺が最大離間方向に拡開される。
前記鋭端部が中庸の力のみでのこの鋭端部で2枚のフィルムを分離可能とし、脆くなったこの鋭端部が、包装体開放のための最初の段階を容易化する。
【0006】
本発明の他の特徴に従えば、各シール部分は横断方向に於て軸対称とされる。
従って、テープ状の包装体をその何れの側の端部からも開放可能である。
本発明の他の特徴に従えば各シール部分は六角形に形成される。この形状とすることにより前述のシール部分の特徴が有益に提供される。またこの形状はパッケージされる物品が丸い場合には特に好適である。
本発明の他の特徴に従えば、包装体の各側面にはスプロケット駆動体と協動するための一列の孔が設けられる。
これにより、テープ状の包装体は滑りを生じる恐れがなくなるので、このテー状の包装体と協動するようになっている手段の動作を確実化する。前記一列の孔は好ましくは、第2のフィルムよりも幅広の第1のフィルムに形成される。
かくして、孔列を形成するために必要な孔開け作業に際しはみ出す部分は第1のフィルムに限定される。
【0007】
本発明の他の好ましい特徴に従えば、包装体は前記予め決定されたピッチ長さに等しい長さに渡り整数n個の孔を含み、孔9つ毎に印付けした孔が設けられる。
これにより包装体を、この包装体と協動するようになっている手段に関し特に正確に且つ反復し得る様式に於て位置決め可能となる。
本発明の他の特徴に従えば、包装体は引き続く2つの包囲体間の各間隙部分に横断方向の折り目を含みこれが、包装体の蛇腹様式での折り畳みを可能とする。
折り畳みは好ましくはコイル巻き状態に於て為される。コイル巻きすることにより物品は平坦状態に保持されしかも包囲体開放後に物品が湾曲する傾向を防止可能となる。
本発明の他の好ましい特徴に従えば、前記孔の印付けは、各々それが前記横断方向の折り目の1つの位置に配設されることにより為される。
これは印付けの特に簡単且つ好都合な実施方法であり、なんらの印刷作業を要することがないという点に於て新規である。
本発明に従うパッケージングは特に無菌状態の物品のために好適である。特に、第1のフィルムは液体不透性のプラスチック材料或は無菌用ガス透過性の紙から作製し得、第2のフィルムは液体不透性のプラスチック材料から作製し得そしてシール部分は溶着により形成することができる。
パッケージされた各物品は微生物学的分析のためのフィルター膜であり得る。
【0008】
この点、本発明に従う包装体が従来の包囲体に於ける如き、フィルター膜をその間部分に挟持した2枚の保護用紙は設けられないことを銘記されたい。なぜなら、これは現在受け入れられている認識とは反するのであるが、実際に本発明を使用するとフィルター膜をなんら傷付けることなく分与し得るのである。
本発明に従うパッケージが特に好適であるその他の無菌状態の物品は、微生物学的分析実施のための滋養媒体と共に含浸され或は含浸されるようになっている吸着性パッドである。
【0009】
本発明に従う包装体はフィルター膜のみ或は吸着性パッドのみを含み得るが、仮にパッケージされる物品が規則的に交互するm個のフィルター膜及び微生物学的分析のためのm個の吸着性パッドを含む場合には特に有益である。
この種の包装体は微生物学的分析を実施する上で特に好都合である。
この目的のために本発明はその第2の様相に於て微生物学的分析方法を提供する。この微生物学的分析方法には、
前記m個の吸着性パッドを包装してなるm個の包囲体を開放する段階と、
前記単数或は複数個の吸着性パッドに、もしそう為されていない場合に滋養媒体を含浸させこれをペトリ皿に配置する段階と、
前記単数或は複数の吸着性パッドの連続するm個の包囲体を開放しm個のフィルター膜を取り出す段階と、
このフィルター膜を使用して分析するべき液体をろ過する段階と、
各フィルター膜を前記ペトリ皿に配置した吸着性パッドに載置し、各フィルター膜を成長期間の後分析する段階とが含まれる。
【0010】
数mは単一の、3つの或は6つの何れかの分析単位を使用するかにより例えば1、3或は6となる。
本発明の包装体における、包囲体を開放しそこにパッケージされた物品を取り出すための方法には、例えば以下のようなものがある。
この方法には、
a)テープ(1)を分離器(21)内に通し、第1の包囲体が前記分離器の一方の側に位置付けられるまで送り込む段階と、
b)分離器(21)の他方の側に於て第1のフィルム(4)及び第2のフィルム(6)を第1のローラー(22)及び第2のローラー(23)へと分岐させる段階と、
c)ローラー(24)が1回転する毎に押しボタン(36)を押し込みそれによりシール部分(8)を剥し、分離器(21)を通して少なくとも1ピッチ長さ(3)分を引っ張り、包囲体を開放する段階と、
d)包囲体から物品を取り出す段階と、
が含まれる。
【0011】
段階c)が終了する毎に物品は分離器の出口位置に持ち来たされ、第1及び第2のフィルムは拡開分離され物品は開放空間に保持されるのでその取り出しは特に容易となる。
更に、各段階c)に於てテープが分離機内を予め決定された距離と等しい距離に於てのみ前進され、また同一長さの第1及び第2のフィルムが第1及び第2のローラーに夫々巻付けられるので、テープの抵抗力は1つの包装体から次ぎの包装体にかけて維持される。
本発明の好ましい特徴に従えばテープは前記段階b)に於て、段階c)の最後に第1の包囲体のシール部分が完全に剥れることのないよう配設される。
作業を反復することによりテープのこうした配設は各包囲体に対し為され得る。
この時点で作業を停止すると次ぎなる包囲体は確実に手つかずのままとされるが、このことは仮にパッケージされる物品が無菌状態のものである場合には特に重要である。
【0012】
第1の具体例では、段階c)に際し第1のフィルムは、この第1のフィルムと協動する駆動ローラーの回転により分離機及び前記第1のローラー間で引っ張られる。第1及び第2のローラーは伝達機構により駆動ローラーに対し、これら第1及び第2のローラーの周囲部分での回転速度が駆動ローラーのそれよりも通常若干大きい状態で各々連結される。しかし駆動ローラーは滑りを生じ得るので第1及び第2のローラーは夫々第1及び第2のフィルムにより制動されることになる。段階b)に於て第1のフィルムは分離機の第1の縁部と駆動ローラーとの間で引張され、第2のフィルムは分離機の第2の縁部と第2のローラーとの間で引っ張られる。
これらの特徴から、単に駆動ローラーを回転させるのみでテープは分離機内部を自動的に前進し、第1及び第2のフィルムは夫々第1及び第2のローラー上に巻付けられる。
【0013】
前述の如き伝達機構を駆動ローラーと第1及び第2のローラーとの間に設けたことにより、第1及び第2のフィルムに於て入手し得る全ての長さを前記第1及び第2のローラーに確実に巻付けられる。つまり、分離機を通過したテープ長さが正確に第1及び第2のローラーに巻付けられる。テープの前進時にシール部分が剥がれることもまた保証される。なぜなら、第1及び第2のフィルムは分離機の第2の側に於て夫々離間する方向にピンと張った状態で引っ張られるからである。
従ってこの具体例は特に信頼性を有し、簡易であり、好都合且つ経済的である。
【0014】
第2の具体例に於ては各段階c)に際し、第1及び第2のフィルムは第1及び第2のローラーを、その周囲部分での回転速度、即ち巻き取り速度を同一とする状態で同時に回転させることにより前記予め決定されたピッチ長さと等しい長さが前記第1及び第2のローラーの各々に巻付けられるまで、これらローラーによって直接的にピンと引っ張られる。
この具体例では分与は駆動ローラーを使用して為されるが、第1及び第2の各ローラーを回転させまた、第1及び第2のフィルムが第1及び第2のローラーに同一長さだけ巻付けられるよう測定が為されるべきである。
【0015】
本発明の第4の具体例に従えば、前記方法を実施するために好適な、そして先に説明したような包装作業と協動するための装置が提供される。この装置には、 前記テープがそこを通過し得るような分離機にして、この分離機の第1の側から第2の側へと通過した分の各シール部分が剥れ、そこに位置付けられた物品がテープの予め決定された長さ部分が前記分離機に入った場合に前記第2の側で取り出されるところの前記分離機と、
前記第1及び第2のテープの少なくとも一方を前記分離器の前記第2の側で引っ張り、前記予め決定されたピッチ長さと等しい長さに於て分離器に通すためのテープ駆動手段と、
前記第1及び第2のローラーを、これら第1及び第2のローラーに前記長さの前記第1及び第2のテープが夫々巻き付けられるように回転駆動させるための手段とを含んでいる。
【0016】
好ましい具体例に於ては、前記テープ駆動手段は、このテープ駆動手段が協動する第1のフィルムを引っ張るための駆動ローラーを分離機及び第1のローラー間に含み、第1及び第2のローラーのための駆動手段は第2のローラーの各々と駆動ローラーとの間に伝達機構を含み、該伝達機構は前記第1及び第2のローラーの周囲速度が駆動ローラーのそれよりも若干大きくなるように、しかも前記第1及び第2のローラーは夫々第1及び第2のフィルムによって制動され得るよう滑りを生じるように為し、第1のフィルムは分離器の第1の縁部と駆動ローラーとの間で伸長するようになっており、第2のフィルムは分離器の第2の縁部と第2のローラーとの間で伸長するようになっている。
【0017】
第2の具体例ではテープ駆動手段は第1及び第2のローラー及びその駆動手段によって直接構成され、
第1及び第2のローラーを夫々回転させるための第1及び第2のモーターと、
第1及び第2のローラーに巻き付けられた第1及び第2のフィルムの長さを夫々検出するため第1及び第2の検出手段と、
トリガーユニット、前記第1及び第2のモーターそして前記第1及び第2の検出手段に接続された制御手段を含んでおり、この制御手段は、前記トリガーユニットが作動された際に前記第1及び第2のモーターと前記第1及び第2の検出手段とを始動させ、この第1及び第2の検出手段から供給されるデータに基いて前記第1及び第2のモーターを制御しそれにより、前記第1及び第2のモーターの巻き取りのための周囲速度を同一と為すとともに、前記予め決定されたピッチ長さと等しい長さでフィルムが各ローラー上に巻き付けられた場合にこれらモーターを停止させるようになっている。
【発明の効果】
【0018】
第1のフィルム及び第2のフィルムをシール部分の位置で分離することによりシール部分を剥せるようにし且つ各シール部分の、包装体の長手方向の端部を鋭端とし、この鋭端部を構成する2辺が最大離間方向に拡開されるようにし、更に、各シール部分(8)が対象な横断方向軸(12)を有するようにしたことで、この鋭端部の2枚のフィルムを中庸の力のみで分離させ得るようになり、脆くなったこの鋭端部が包装体を開放させるための最初の段階が容易化され、更にはテープ状の包装体をその何れの側の端部からも開放可能となる包装体が提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
本発明に従う包装体、即ちテープ1が図1に示され、ピッチ長さ3の間隔を置いて直線状に配列された複数の包囲体2を含んでいる。テープ1は2枚のフィルムを含み、これらの2枚のフィルムは、無菌用ガスに対する透過性を有する紙から成る第1のフィルム4と、透明なポリエチレンから作製され第1のフィルム4よりも狭幅の第2のフィルム6とを含む。第1のフィルム4の各側に沿って1列の孔5が形成され、これらの孔5がスプロケットホイールと協動するようになっている。本例では丸型の複数の物品7が第1のフィルム4及び第2のフィルム6間に挾持され、各々包囲体2内に配設される。この包囲体2は第1のフィルム4及び第2のフィルム6を物品7の周囲でシール部分8をシールすることにより形成される。
図1で右側の、テープ1の端部から4つ目までの包囲体2には物品7は配設されない。
第1のフィルム4及び第2のフィルム6は溶着されたシール部分8によってのみ互いに止着され、各フィルムはこれらをテープ1の全体に沿った引張力に抗して2枚のフィルムを分離させることにより引き剥すことが出来る。
【0020】
全てのシール部分8は直線(幅約3mm)を為し、その形状は、角部が整列してなる正六角形であり、各側は第1のフィルム4及び第2のフィルム6の各縁部と平行である。シール部分8の図1で右側から最も遠い部分を参照されたい。テープの右側から左側にかけての各シール部分8は鋭端部9を有し、この鋭端部9からは2つの側辺10が最大分離位置へと分岐され、テープ1の縁部と平行な2つの側辺11に至る。各シール部分8が対称な横断方向軸12を有することから、同様のことがテープの左側から右側にかけても言え、従って包囲体2の取扱上から見ればテープ1は何れの側から使用しても差し支えない。
【0021】
テープ1は連続する2つの包囲体間の各間隙の横断方向折り目13の位置で蛇腹状に折り畳んだ箱として貯蔵されるべく設計される。図示された例では第1のフィルム4及び第2のフィルム6に切れ目付けされ、折り曲げに対する抵抗力を弱めることによって折畳が為される。この切れ目は第1のフィルム4及び第2のフィルム6がテープ1の全長に沿って引張力に対する十分な抵抗力を有するような寸法に於て為される。それによりテープは包囲体2を開放するために必要な力がそこに加えられた場合、特に図2から9に示される装置を使用して加えられた場合でも前記横方向折り目13の位置で裂けることが無い。他の具体例では横方向折り目13は切れ目ではなく単に折り目が押し付け形成される。
ピッチ長さ3と等しい各長さ部分に於てテープ1の各側に6つの孔5が設けられ、折り目13の位置に孔の1つが位置付けられることを銘記されたい。これにより、或る折り目13に於ける孔はその前の折り目13の孔から6番目の孔となる。
【0022】
例示具体例では各物品7は微生物学的分析のためのフィルター部材である。このフィルター部材は包囲体2にパッケージされた後無菌用ガスにより無菌される。この無菌用ガスはこの無菌用ガスに対する透過性を有する第1のフィルム4を通し包囲体2に出入り可能である。
テープ1は、同じく微生物学的分析のための、滋養媒体を充填してなる吸収性パッドを包装するためにも等しく好適である。またより一般的には、その間部分に挾持されるところの2枚のフィルムをその周囲でシールし得るよう十分へん平である任意の形式の物品、例えば医療品、特に包帯(湿布等)を巻いて使用するための物品の包装に好適である。
別様には、第2のフィルム6をPVCから作製しこれを第1のフィルム4に高周波溶着し得る。
別の具体例では第1のフィルム4及び第2のフィルム6は共に液体不透性のプラスチックから作製され、包囲体の中身は放射線照射によって殺菌される。
【0023】
前記具体例は特に、滋養媒体を既に充填した吸収性パッドを包装するために好適である。シールされた包囲体は吸収性パッドの乾燥を防止し且つその使用寿命を比較的長く(例えば3週間)する。
好ましくは図2から7に示される装置20が、テープ1の包囲体を開放するために使用される。
この装置は、分離機21と第1のフィルム4及び第2のフィルム6のための各被駆動ローラー22及び23と、第1のフィルム4を引っ張るための駆動ローラー24と、各被駆動ローラー22、23及び駆動ローラー24を駆動するための駆動機構25とを取り付けたフレーム(図示せず)を含んでいる。
各被駆動ローラー22及び23は各々フレームの側方フランジに回転自在に取り付けられ、第1のフィルム4或いは6の一端をローラー15に固着するためのばねクリップ29が共に設けられる。
【0024】
駆動ローラー24もまたフレームの側方フランジに回転自在に取り付けられる。駆動ローラー24の円周長はピッチ長さ3と等しく、その縁部にはテープ1の孔5と協動するようになっている6本のピンを具備している。駆動ローラー24は360度に渡り一回転することにより第1のフィルム4或いはテープ1を、特に好都合であるところのピッチ長さ3と等しい長さ前進させねばならない。ピン30及び孔5が駆動ローラー24に関する滑りの発生を防止しそれにより、駆動機構25に関するテープ1の、装置20に対する抵抗力が維持される。
駆動機構25は駆動ローラー24と同軸のピニオン31と、このピニオン31と協動し且つ図2及び5に示される第1の位置と図4に示される第2の位置との間を可動のラック32とを含む。ピニオン31は、ラックが図2に示される位置から図4に示される位置に通過した場合に図3に矢印で示される方向に360度一回転し、ラックが図4の位置から図5の位置に移動した場合に逆方向に一回転する。この例ではばね33であるところのばね手段がラック32を図2及び5の位置へと付勢し、カップリング34がピニオン31と駆動ローラー24とを連結する。このカップリング34は図2から5に於ては理解を容易にするために部分的に破除して示されている。
【0025】
このラック32を駆動するためのレバー35が駆動機構25に含まれる。レバー35は装置のフレームの図2から5に於て左側に示される端部に間接連結される。駆動機構25の他方の端部には押しボタン36が含まれ、ラック32の下端はレバー35に間接連結されこれをばね手段がピニオン31に抗して付勢する。ラック32はレバー35がフレームに於ける衝接部(図示せず)に当接した場合に図2から5に示される位置を取り、衝接部19に当接した場合には図4に示される位置を取る。衝撃吸収のために、レバー35は図示されない衝接体のラバー緩衝体37に当接される。
被駆動ローラー22及び23を駆動するための伝達機構が駆動機構25の、それらローラー間に組み込まれ、駆動ローラー24は各装置20に於て円滑ベルト38或いは39を含んでいる。
【0026】
物品7を収納する最初の包囲体であるところの第5番目の包囲体を開放するためにテープ1が、物品を収納する最初の包囲体が分離機の手前側、即ち図2から5に示される装置の側に持ち来されるまで分離機21内に通される。この分離機の手前側に表われた第1のフィルム4及び第2のフィルム6の一方を各々手に取り、これを引き離して最初から4番目の包囲体までのシール部分8を剥す。第2のフィルム6の端部をばねクリップ29により被駆動ローラー23に付設し、被駆動ローラー23を図3に矢印で示される方向に於て、第2のフィルム6が被駆動ローラー23と分離機21のバー27により画定される縁部との間で伸長されるまで回転する。被駆動ローラー23は円滑ベルト39上で滑りを生じ得ることから回転し得る。第1のフィルム4を分離機21の山形鋼28により画定される縁部から後方に引き、これを駆動ローラー24に背後から巻きつける。第1のフィルム4を山形鋼28と駆動ローラー24との間で注意深く引っ張る。第1のフィルム4をロッド40の周囲を通過するまで前方に引っ張り、第1のフィルム4の自由端をばねクリップ29により被駆動ローラー22に付設する。被駆動ローラー22を図3で矢印に示される方向に於て、第1のフィルム4が被駆動ローラー22及び駆動ローラー24間で伸長されるまで回転させる。被駆動ローラー22は、円滑ベルト38に対し滑りを生じ得ることから駆動ローラー24を回転させることなく回転し得る。継いで図2に示される状況となる。
【0027】
物品7を収納する最初の包囲体を開放するために、押しボタン36を押してラック32及びピニオン31を図3で矢印方向に偏倚させる。駆動ローラー24を同一方向に回転させて第1のフィルム4を引っ張り、第1のフィルム4が図4に示される位置に達したら駆動ローラー24を360度一回転させる。これにより第1のフィルム4、従ってテープ1はピッチ長さ3と等しい距離前進する。被駆動ローラー22及び23と駆動ローラー24との間の伝達機構により第1のフィルム4及び第2のフィルム6は被駆動ローラー22及び23にそれぞれ巻き付けられる。任意の物品を収納する最初の包囲体にパッケージされた物品7が分離機21に入り、分離機に入った部分のシール部分8が剥される。
【0028】
押しボタン36を離すとレバー35がばね33により起き上がり、カップリング34によりピニオン31が駆動ローラー24に関し図3に矢印で示される方向に自由回転可能となる。結局、図5に於て第1のフィルム4及び第2のフィルム6そして物品7は図4に於けると同一の位置を取ることになる。
このとき物品7が自由空間の中央にあってその取出しが特に容易となることを銘記されたい。
次の包囲体を開放し、この包囲体にパッケージされた物品を取出すためには、押しボタン36を押し込むことにより先と同一の作業を開始するのみで足りる。物品取出しのための位置に於ては(図5参照)これを収納する包囲体のシール部分は分離機に完全に入っておらず、従って完全には剥れないことを銘記されたい。従って物品はその取出しを容易としつつもテープ1によりその位置に於て引き続き保持される。更に、開放する包囲体のシール部分を完全に剥さないことにより、次なる包囲体のシール部分は剥されない。次の包囲体のシール部分がそのように剥されることは、物品が無菌状態のものであり従って、許容される最小時間以外は大気中に露呈すべからざるものである場合は絶対に回避されるべきである。
【0029】
テープのこの装置20に関する抵抗力を問題なく実現するために、駆動ローラー24の6本のピンの内の一本に印付け(図3参照)し、この例では溝41を、印付けした位置の近辺に設ける。前記抵抗力は、第1のフィルム4が駆動機構25に嵌合し横断方向折り目13位置の孔5が印付けしたピンに嵌合した場合に達成される。円滑ベルト39を含む伝達機構に於ては、駆動ローラー24により担持されるプーリーの直径と被駆動ローラー23により担持されるプーリーの直径との間の比率は、被駆動ローラー23の周囲速度が駆動ローラー24のそれよりも通常若干大きくなるように設定される。然しながら、円滑ベルト39はその円滑であることによって滑りを生じるので被駆動ローラー23の回転は第2のフィルム6により遅延される。ベルト39の張力は第2のフィルム6をピンと張るに十分なものであり従って、正しく剥すべきシール部分が分離機21に入る。
円滑ベルト39及び被駆動ローラー23に関しての以上の説明は円滑ベルト38及び被駆動ローラー22に対しても等しく当てはまる。
カップリング34はピニオン31が図3で矢印方向に回転した場合に於てのみピニオン31と共に駆動ローラー24を回転させピニオン31が駆動ローラー24に関し図2から4及び図7に示される位置に到達する。ピニオン31及び駆動ローラー24はラックが図2及び5に示される位置に来た場合に通常的に(図には通常的に調整されたものとしての装置が示される)この位置関係を取る。
【0030】
この調整状態に於て、ラック32を図2の位置から図4の位置に移動して包囲体を開放させる。ラック32が、従ってピニオン31が図3に示される方向に移動するやいなやカップリング34が係合され、駆動ローラー24がピニオン31と共に回転する。駆動ローラー24はラックが図4に示される位置に達すると一回転することになる。ラック32が釈放されるとばね33がこれを図5に示す位置に戻す。ピニオンは駆動ローラーと共に移動しない。なぜなら駆動ローラーは図3に示される方向と反対方向に回転するからである。ラックが図5に示される位置に戻るとピニオン31及び駆動ローラー24は初期の位置関係を取り、次の包囲体に対する準備状態となる。ラック32、より正確にはレバー35が図4の位置に到達する以前に過って釈放されると、駆動ローラー24はその位置に留まる。なぜならピニオン31がばねによって図2或いは図5に示される位置に戻り、もはや駆動ローラー24と共には回転しないからである。ラックを図4に示される位置に再度移動するとピニオン31はラック32がそれが釈放された位置に達するまで自由回転し、その位置に達するとピニオンは駆動ローラーと共に回転を開始する。
【0031】
カップリング34の前述の特徴は、図4に示される位置に来る毎に、ラックがこの位置に到達した先の時点に関して駆動ローラー24が一回転し、次でピニオンと駆動ローラーとがラックが図2及び5に示される位置に戻った場合に正しい位置関係に自動的に戻ることを意味している。
この種のカップリングが実用的であり、好都合且つ経済的であり、膜分与のための本装置が手動操作される場合に特に好適であることを銘記されたい。
ピニオン31と駆動ローラー24との正しい位置関係の識別を容易化するための印付けが、レバー35に置けるペグ42及びローラー34に固着されたリング44に於ける切り込み43の形態に置いて為される。前記ペグ42が切り込み43内にある時が正しい位置関係である。
【0032】
これらペグ及び切り込みは印付けとして機能する他に、ラック32が図2及び5に示す位置にある場合に駆動ローラー24とピニオン31とをこの正しい位置関係に錠止するためにも使用し得ることを銘記されたい。
図示された具体例、そして図6及び7に最も明瞭に示される例に於てはカップリング34は駆動ローラーに止着したリング44と、ピニオン31に止着されリング44の内部に配設されてなるカム45と、リング44内を半径方向に摺動するキー46と、2つのブレスレット上のばね47の形態を有しキー46をリング44の内側に向けて付勢するばね手段とを含んでいる。
カム45は円筒部分48を具備する周囲表面と、その一方の端部が前記円筒部分48の一方の端部と交差する半径方向部分49と、円筒部分48の他方の端部及び半径方向部分49の他方の端部間の湾曲部分50とを有している。
【0033】
キー46は通常は図示された位置を取り、その半径方向表面51が前記リング44内に突出する湾曲表面52と対向している。キー46は図示された位置ではリング44と対面する表面を接触させた、内側衝接位置として画定される。この接触する各表面はリング44の内側方向に向けて若干収斂している。
先に説明した予め決定された位置関係に於ては、前記半径方向部分49及び半径方向表面51は接触状態にある。キー46の半径方向表面51はピニオン31が図3で示される位置に付勢された場合にカムの半径方向部分49に向けて付勢される。ピニオン31がこれとは反対の方向に付勢されるとカム45はリング内で自由回転し、その湾曲部分50がキー46の湾曲表面52と接触する。湾曲部分50及び湾曲表面52は傾斜面を有し、これによりキーはばね47に抗して外側方向に引き込まれるのでカム45はそこをパス可能となる。
説明されたカップリングが本装置のために特に好適であるがその他装置に対しても使用可能であることを銘記されたい。
【0034】
図6を再度参照するに、駆動ローラー24は装置のフレームに1つ以上のボールベアリングと1つ以上のO−リング62とを使用して固定された中心軸60を中心としてジャーナル支承されている。前記中心軸60及び駆動ローラー24間には一方カップリング63が配設される。
非−戻り式の一方カップリング63により、駆動ローラー24が図3に示される方向と反対の方向に回転するのが防止されそれにより、第1のフィルム4及び第2のフィルム6が緩み装置20の調節状態が失われるのを防止する。
O−リング62により、駆動ローラー24が、ラック32がその移動の端部に(図4参照)達した場合にその慣性により回転し続けそれによってやはり装置20の調節状態が失われるのが防止される。
【0035】
第1のフィルム4を、ローラーの出口側で前方に引き出される間にこのローラーの入口側で後方に引っ張ることによりこの駆動ローラー24にその背後から巻き付けることで、第1のフィルム4と駆動ローラー24との間の接触部分の長さが最大化され、結局、図示された例に於ては孔5を貫くピン30の数が最大化される。
図8に示される具体例では、包囲体を開放するための装置はより構成が簡素であり、駆動ローラー24は機械的手段(カップリング34、ピニオン31、ラック32そしてレバー35を含む)によってはもはや駆動されないが、モーター70、例えばステップモーターが起動される毎に駆動ローラー24は正確に一回転せしめられる。
状況に応じ、テープ1を駆動ローラー24の1回転以上或いはそれ未満当り1ピッチ長さ3の長さ前進させ得、その場合駆動機構25或いはモーター70をそのように適合させ得ることを銘記されたい。
【0036】
図9に示される具体例では駆動ローラー24或いは駆動機構25は使用されない。包囲体を開放するためには、被駆動ローラー22及び23を同一の周囲巻き取り速度でそこに1ピッチ長さ3と等しい長さが巻き付けられるまで回転させることにより第1のフィルム4及び第2のフィルム6を直接的に引張する。
被駆動ロール22及び23のための駆動手段71が、被駆動ローラー22を駆動するためのモーター72と被駆動ローラー23を駆動するためのモータ73と、被駆動ローラー22に巻き付けられた第1のフィルム4の長さを測定するための検出体或いはセンサー手段74と、被駆動ローラー23に巻き付けられた第2のフィルム6の長さを検出するためのセンサー手段75と、前記モーター72及び73、センサー手段74、75そして押しボタン或いは作動部材77に結合された制御ユニット76とを含んでいる。
作動部材77が作動されると制御ユニット76がモーター72、73を始動させこれらモーターをセンサー手段74及び75から送られる情報に基き制御して被駆動ローラー22及び23を同一の周囲巻き取り速度で回転させる。制御ユニット76は、各被駆動ローラー上に1ピッチ長さ3に等しい長さのフィルムが巻き付けられると各モーターを停止させる。
装置20に多くの変更を為し得る。例えば異なる分離機に於てその入り口側にテープ1のためのブレーキ手段を設け、シール部分8を第1のフィルム4が山形鋼28により提供される如き縁部を越えた場合に剥れるように為し、その場合第2のフィルム6を伸長させる必要がない様に為し得る。
テープ1に関し、先の説明は図1で右側の端部を始端とし、初めの4つの包囲体を空のままとして物品を節約したが、状況に応じ、物品を初めの幾つかの包囲体に充填し或いはテープの端部をシールするなどにより更に経済的なものとすることができる。
開始部分を図1に示されるように一方の端部のみではなくテープの両方に設けることができる。
本発明は図示された具体例に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明に従う包装体の、蛇腹状に折り畳む以前のへん平な状況を例示する斜視図である。
【図2】図1に示される包装体と協動するようになっている装置の部分斜視図である。
【図3】図2に示される装置の、その作動中に取る連続する位置の1つを示す斜視図である。
【図4】図2に示される装置の、その作動中に取る連続する位置の1つを示す斜視図である。
【図5】図2に示される装置の、その作動中に取る連続する位置の1つを示す斜視図である。
【図6】図2に示される装置に於けるローラーの部分破除した側面図である。
【図7】ピニオンと駆動ローラーとの間の御断面図である。
【図8】包装体を開放するための装置の別態様の斜視図である。
【図9】前記装置の別態様の斜視図である。
【符号の説明】
【0038】
1 テープ
5 孔
4 フィルム
6 フィルム
7 物品
8 シール部分
13 横方向折り目
22 被駆動ローラー
23 被駆動ローラー
24 駆動ローラー
25 駆動機構
29 ばねクリップ
30 ピン
31 ピニオン
32 ラック
35 レバー
36 押しボタン
19 衝接部
37 ラバー緩衝体
20 装置
38 円滑ベルト
39 円滑ベルト
21 分離機
44 リング
45 カム
46 キー
48 円筒部分
49 半径方向部分
50 湾曲部分
52 湾曲表面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に物品を配置し得る包囲体(2)を形成するテープ(1)の形態の包装体であって、
前記包囲体(2)が、予め決定されたピッチ長さ(3)で複数個順次配設され、
前記テープ(1)が第1のフィルム(4)と第2のフィルム(6)とを含み、
該第1のフィルム及び第2のフィルム間には、複数の物品が、各前記包囲体(2)の内部に各々配設された状態で包囲され、
各包囲体が、前記第1のフィルム及び第2のフィルムを前記物品(7)の周囲でシール部分(8)をシールすることにより形成され、
各シール部分(8)が、前記第1のフィルム及び第2のフィルムを該シール部分(8)の位置で分離することにより剥せるようになっており、
各シール部分(8)がテープ(1)の長手方向の鋭端部(9)を有し、該鋭端部(9)から2つの側辺(10)がその最大分離位置に分岐され、
前記第1のフィルム及び第2のフィルムが前記テープの全長に渡り引張力に対する抵抗性を有する包装体。
【請求項2】
各シール部分(8)は直線状に形成される請求項1に記載の包装体。
【請求項3】
各シール部分(8)がテープ(1)の長手方向の鋭端部(9)を有し、該鋭端部(9)から2つの側辺(10)がその最大分離位置に分岐される請求項1あるいは2の包装体。
【請求項4】
各シール部分(8)が対称な横断方向軸(12)を有している請求項1〜3の何れかに記載の包装体。
【請求項5】
各シール部分(8)は六角形である請求項1〜4のいずれかに記載の包装体。
【請求項6】
スプロケット駆動体と協動するようになっている1列の孔(5)が各側に形成される請求項1〜5のいずれかに記載の包装体。
【請求項7】
一列の孔(5)は第1のフィルム(4)に形成され、該第1のフィルムは第2のフィルム(6)よりも幅広である請求項6に記載の包装体。
【請求項8】
予め決定されたピッチ長さ(3)に等しい長さに渡り整数n個の孔(5)が形成され、n個毎に印付けした孔が設けられる請求項6あるいは7に記載の包装体。
【請求項9】
引き続く2つの包囲体(2)間の各間隙部分に、包装体の蛇腹様式での折り畳みを可能とする横断方向の折り目(13)を含む請求項1〜8の何れかに記載包装体。
【請求項10】
孔の印付けは、各々それが前記横断方向の折り目(13)の1つの位置に配設されることにより為される請求項9に記載の包装体。
【請求項11】
物品(7)が無菌状態のものである請求項1〜10の何れかに記載の包装体。
【請求項12】
第1のフィルム(4)は液体不透性のプラスチック材料或は無菌用ガス透過性の紙から作製され、第2のフィルム(6)は液体不透性のプラスチック材料から作製され、シール部分(8)は溶着により形成される請求項11の包装体。
【請求項13】
各物品(7)が微生物学的分析のためのフィルター膜である請求項11あるいは12に記載の包装体。
【請求項14】
各物品(7)が、微生物学的分析実施のための滋養媒体と共に含浸され或は含浸されるようになっている吸着性パッドである請求項11あるいは12に記載の包装体。
【請求項15】
物品(7)が、規則的に交互するm個のフィルター膜及び微生物学的分析のためのm個の吸着性パッドを含む請求項11あるいは12に記載の包装体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−256698(P2006−256698A)
【公開日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−144148(P2006−144148)
【出願日】平成18年5月24日(2006.5.24)
【分割の表示】特願平5−226656の分割
【原出願日】平成5年8月20日(1993.8.20)
【出願人】(500441622)ミリポル(ソスィエテ・パル・アクスィオン・サンプリフィエ) (3)
【Fターム(参考)】