説明

包装材料のチューブ内に注出可能な食品の包装体の開口具を装着するユニット

注出可能な食品の包装体(3)の開口具(2)を装着するユニット(1)であって、第1の経路(P)に沿って開口具(2)を供給する第1の搬送手段と、第2の経路(P)に沿って包装体(3)を供給する第2の搬送手段(19)と、第1の軸(A)周りに移動可能であり、第3の経路(P)に沿って開口具(2)を開口具(2)の離脱ステーションから装着ステーション(22)へ変位させる第3の搬送手段(20,28)と、開口具(2)を把持する把持部材(29)と、把持部材(29)を支持する支持板(36)とを備えるユニット(1)が開示される。支持板(36)は、第3の搬送手段(20,28)に結合される。把持部材(29)は、装着ステーション(22)で、第1の軸(A)と第2の経路(P)とを横切る第1の方向(X)と第1の軸(A)とによって画定された平面内で変位可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装材料のチューブ内に注出可能な食品の包装体の開口具を装着するユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
周知のように、フルーツジュース、UHT(超高温処理)牛乳、ワイン、トマトソースなどの多くの注出可能な食品が予め殺菌された包装材料で作られた密封包装体に入れて販売されている。
【0003】
このタイプの包装体の典型的な例は、積層されたストリップ状の包装材料を折り畳み密封することにより製造されるテトラ・ブリック・アセプティック(登録商標)として知られている液体又は注出可能な食品のための平行六面体形状の包装体である。
【0004】
包装材料は、繊維質の材料、例えば紙など、又は鉱物充填ポリプロピレン材料の層を含む剛性及び強度を高める基材層と、基材層の両側を覆う例えばポリエチレンフィルムなどのヒートシールプラスチック材料の幾つかの層とを実質的に含む多層構造を有する。
【0005】
UHT牛乳などの長期保存製品のための無菌包装体の場合、包装材料は、またヒートシールプラスチック材料の層に重畳され、次に別のヒートシールプラスチック材料の層で覆われて最終的に食品に接触する包装体の内面を形成するアルミニウム箔又はエチルビニルアルコール(EVOH)などのガス及び光バリア材料の層を含む。
【0006】
周知のように、この種の包装体は全自動包装機で製造され、この機械上でウェブ状包装材料から連続的なチューブが形成される。包装材料のウェブは、過酸化水素溶液などの化学殺菌剤を付与することにより包装機上で殺菌される。殺菌が完了すると、殺菌剤は、例えば加熱によって蒸発し、包装材料の表面から除去される。このように殺菌された包装材料のウェブは、閉鎖した無菌環境に保持され、折り畳まれて長手方向に密封されて垂直のチューブを形成する。
【0007】
チューブは、殺菌又は滅菌処理された食品で充填され、等間隔の断面で封止され、その断面に沿って最終的に切断されてパックが形成される。これらの枕状のパックは、機械的に折り畳まれて仕上げられた、例えば実質的に平行六面体形状の包装体を形成する。
【0008】
あるいは、包装材料を切断してブランクとし、スピンドル形成時に包装体に形成してもよい。これらの包装体は、食品で充填され密封される。このタイプの包装体の一例は、商標名テトラレックス(登録商標)で知られるいわゆる「ゲーブルトップ」包装体である。
【0009】
上記包装体はいったん形成されると、包装体内の食品が外部の物質に接触することを防止し、且つ製品を注出可能にする再閉鎖可能な開口具を装着するといった別の処理を行うことができる。
【0010】
現在、最も一般に販売されている開口具は、注出開口を画定し、包装体の上壁部の穿孔可能な又は開封部分に嵌合したフレームと、取り外して包装体を開けることができるフレームに蝶着された又は螺着されたキャップとを備える。あるいは、摺動可能に操作される開口具などの異なるタイプの開口具の使用も知られている。
【0011】
包装体の穿孔可能な部分は、例えば、いわゆる「プリラミネートされた」穴、すなわち、あらかじめ包装材料の基材層に形成された穴によって画定されていてもよい。その後、この包装材料の基材層をそのままの状態で穴それ自体を閉鎖するバリア部材の層に結合して穿孔を容易にしながらも密封と無菌状態が確保される。
【0012】
無菌の包装機の場合、開口具は、普通、包装体の形成後に、包装機の下流側の生産ラインに配置されたユニット内で包装体に直接嵌合される。
【0013】
上記ユニットは、内部の開口具の固定部分が接着剤層とコーティングされた接着アセンブリと、開口具がそれぞれの包装体に装着される装着アセンブリと、接着剤が冷却し、対応する包装体に各開口具が完全に接着されるのに必要な時間だけ開口具がそれぞれの包装体に押圧される圧力アセンブリとを実質的に備える。
【0014】
装着アセンブリは、例えば、特許EP1813533号明細書で周知であり、この装着アセンブリは、第1の直線経路に沿って一連の包装体を供給するように構成された第1のリニアステップコンベヤと、第2の直線経路に沿って一連の開口具を供給するように構成された第2のリニアステップコンベヤと、ステップ操作され、第2のコンベヤの停止ステーションに一致する離脱ステーションから第1のコンベヤの停止ステーションに一致するそれぞれの包装体の開口具を装着する装着ステーションへ開口具を搬送するように構成された回転式カルーセルコンベヤとを備える。
【0015】
各把持部材は、後退位置と前進位置の間のカルーセルコンベヤの回転軸に対して半径方向にカルーセルコンベヤに移動可能に拘束される。
【0016】
より具体的には、各把持部材は、カルーセルコンベヤの軸から最大及び最小の半径方向の距離を置いたそれぞれ対応する前進及び後退位置に配置される。
【0017】
各杷持部材は、第1のコンベヤから開口具を離脱させる時には前進位置に配置され、カルーセルコンベヤから後退した位置に進み、開口具を対応する包装体に装着する時には前進位置に配置される。
【0018】
具体的には、各杷持部材は、包装体の上壁部に垂直方向に、またカルーセルコンベヤの軸に対して半径方向に開口具を対応する包装体に装着して、包装体それ自体の上壁部に平行に且つそれに接触した状態で開口具の平坦な固定領域を配置する。
【0019】
信頼性及び有効性は増しているが、上記の装着アセンブリにはさらに改良の余地がある。
【0020】
具体的には、それぞれの包装体の開口具を装着するステップ中に第1の経路に沿って前進する包装体に対する把持部材の接近軌道に関して柔軟性を最大限にする必要性が感じられる。
【0021】
この柔軟性は、対応する包装体の開口具の固定領域が単一平面上にない場合に特に有利である。実際、この場合には、前進する包装体へ向かって把持部材をもっぱら半径方向に前進させることでは上記固定領域を包装体の壁部に完全に一致させることはできないであろう。
【0022】
したがって、接着剤が固定領域から流出し、対応する包装体の開口具の接着効率が低下するおそれがある。
【0023】
包装体の第1及び第2の壁部、例えば、包装体の上壁部と側壁部の上端部との間の縁部にまたがり、その間にある角度を形成する第1及び第2の部分を有し、それぞれの相互に傾斜した平面にあるそれぞれの固定領域に上記第1及び第2の壁部にそれぞれ接着されるように意図されたフレームに嵌合される開口具に関して上記の必要性が特に感じられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0024】
【特許文献1】特許EP1813533号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0025】
本発明の目的は、簡単でコスト効率が高い方法で上記の必要性を満たす包装材料のチューブ内に注出可能な食品の包装体の開口具を装着する装着ユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0026】
上記目的は、請求項1に記載の包装材料のチューブ内に注出可能な食品の包装体の開口具を装着するユニットによって達成される。
【図面の簡単な説明】
【0027】
本発明をより良く理解するために、非限定的な例によって、添付図面を参照しながら2つの好ましい実施形態を以下に開示する。
【図1】本発明に従って製造される包装材料のチューブ内に注出可能な食品の包装体の開口具を装着するユニットの一部を図を見やすくするために省略した正面図である。
【図2】図1のユニットのコンベヤの不等角図である。
【図3】図1のユニットの複数のカムの斜視図である。
【図4】開口具の離脱位置と対応する包装体への上記開口具の装着位置における図1のユニットの把持部材の拡大図である。
【図5】開口具の離脱位置と対応する包装体への上記開口具の装着位置における図2のユニットの把持部材の拡大図である。
【図6】離脱位置における図4及び図5の把持部材の斜視図である。
【図7】図5の把持部材の詳細の拡大斜視図である。
【図8】ユニット1によって対応する包装体に装着された開口具の一例の拡大図である。
【図9】図1及び図2のユニットによって包装体に装着された図8の開口具を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施形態によるユニットの把持部材の拡大図である。
【図11】本発明の第2の実施形態によるユニットの把持部材の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
図1を参照すると、符号1は、包装材料のチューブ内に注出可能な食品の密封包装体3の開口具2を装着するユニットを示す。
【0029】
包装体3は、包装機によって、ユニット1の上流側で、例えば段ボール様の繊維質材料又は鉱物充填ポリプロピレン材料によって形成された基材層と、基材層の両側を覆うポリエチレンフィルムなどのヒートシールプラスチック材料の幾つかの層とを含むシート包装体材料から形成される。包装体3がUHT牛乳などの長期保存製品の無菌包装用に意図されている時には、包装材料は、ヒートシールプラスチック材料の層に重畳され、次に、別のヒートシールプラスチック材料の層で覆われて最終的に食品に接触する包装体3の内面を形成する、例えばアルミニウム箔又はエチルビニルアルコール(EVOH)などのガス及び光バリア材料の層をさらに含む。
【0030】
好ましくは、包装機は、UHT又は低温殺菌牛乳、フルーツジュース、ワインなどの注出可能な食品を含有する密封包装体3を製造する。
【0031】
包装機は、また、包装体3の製造ステップ中に包装材料のチューブ内に注出可能で、その後上記包装体3が密封されると硬化する食品を含有する密封包装体3を製造することができる。後者の食品の一例は、包装体3の製造ステップ中に溶解され、その後上記包装体3が密封されると硬化するチーズ片である。
【0032】
開口具2は、包装体3(図1、図5及び図9に示す)の取り外し可能な部分、すなわち、包装体3の残りの部分から取り外して注出可能な製品を流出させる部分に装着されるように構成される。
【0033】
取り外し可能な部分は、包装体3に接着又はヒートシールによって装着されて、その貫通穴を閉鎖する封止用シートからなってもよい。あるいは、取り外し可能な部分はいわゆる「プリラミネートされた」穴、すなわち、包装材料の基材層に形成され、包装材料の他の層(少なくとも熱可塑性材料の層)によって密閉された穴によって画定されてもよい。
【0034】
開口具2の一例を図8に示す。一般性を逸脱することなく以下の説明でこの開口具2を基準として使用する。
【0035】
開口具2は、
包装体3の穿孔可能な部分の周囲に装着されるように意図され、食品が注出される円形の開口6を有するフレーム5と、
フレーム5の開口6の閉位置に装着されるように構成されたねじ式の着脱式キャップ7と、
使用時に開口6に係合し、包装体3の穿孔可能部分と相互作用して包装材料の残りの部分からのその部分的な分離を判定して包装体3の開口を実現する切断要素15とを実質的に備える。
【0036】
フレーム5は、包装体3の2つの隣接する壁部、例えば、平坦な上壁部8と壁部8に隣接する側壁部10の上端部9(図9)との間の縁部にまたがらせ、互いに所定の角度を形成するように配置され、包装体3の上壁部及び側壁部にそれぞれ固定されている1対の固定部分12、13を有する。
【0037】
具体的には、フレーム5は、部分12、13を画定するフランジ14と、開口6を区切りキャップ7を収容するねじ込み式カラー16(図8)とを備える。
【0038】
部分12は実質的に環状であり、部分13はカラー16の反対側の部分12から突出している。
【0039】
使用時における包装体3の壁部8及び10の反対側と向かい合うフランジ14の部分12、13の間の角度は、好ましくは90°以上、180°未満である。
【0040】
フランジ14の反対側で、キャップ7は、包装体3の平面8に対して鋭角に傾斜する平坦な面11と境界を接する。
【0041】
部分13の反対側で、フランジ14は、部分13及び壁部8に対して傾斜し、面11に実質的に垂直な平坦な壁部14aをさらに有する。
【0042】
カラー16は、フランジ14から突出し、開口具2が包装体3に装着されると、包装体3の壁部8、10に対向するフランジ14の側と反対側に延在する。
【0043】
図1を参照すると、ユニット1は、支持構造25と、直線の水平な経路Pに沿って一連の開口具2を供給するように構成された第1のリニアコンベヤ(図示せず)と、この例では経路Pと平行で逆方向に示されている直線の水平な経路Pに沿って一連の包装体3を供給するように構成された、それ自体が周知で概略のみを示す第2のリニアコンベヤ19と、経路Pに沿って配置された離脱ステーション21から経路Pに沿って配置されたそれぞれの包装体3の開口具2の装着ステーション22へ開口具2を供給するように構成されたカルーセルコンベヤ20とを実質的に備える。
【0044】
第1のコンベヤは、少なくともステーション21の近くに、開口具2がキャップ7を下に向け、カルーセルコンベヤ20に対向させ、開口具2の部分12、13をカルーセルコンベヤ20の反対側に配置した水平の供給面を画定する。
【0045】
支持構造25は、また、開口具2の第1のコンベヤ上での前進中に開口具2に作用するように構成された接着剤(特に高温溶解接着剤)計量分配デバイス(図示せず)を支持する。極めて簡潔に言えば、計量分配デバイスは、経路Pに平行に整列し、各々がそれぞれの開口具2の部分12、13に接着剤を計量分配するように構成された幾つかの計量分配ガンを備える。
【0046】
コンベヤ19は、第1のコンベヤに対して下の位置に配置され、少なくとも装着ステーション22の近くに壁部8が水平位置で上向きに配置され、カルーセルコンベヤ20に対向するように包装体3が載る水平の供給面24を画定する。より具体的には、包装体3は、それぞれの壁部8が経路Pに平行になるように供給面24に載る。
【0047】
図示の例では、Dで示される第1のコンベヤ上の開口具2の段は、Dで示されるコンベヤ19上の包装体3のとは異なり、より詳細には、それより短い。「間隔」という用語は、2つの隣接する開口具2上又は2つの隣接する包装体3上の対応するポイントの間の距離を指すものと理解されたい。
【0048】
カルーセルコンベヤ20は、第1のコンベヤとコンベヤ19の間の位置に配置される。
【0049】
カルーセルコンベヤ20は、経路P及びPに平行で、曲線経路Pに沿って開口具2を供給して開口具2をステーション21からステーション22へ搬送するように構成されたその水平軸A周りに連続して回転可能である。
【0050】
特に図1を参照すると、カルーセルコンベヤ20は、軸Aを有するホイール28と、軸A周りに均等に分散し、ホイール28に装着されてそこから半径方向に突出する複数の杷持部材29とを有する。
【0051】
ユニット1は、移動可能にそれぞれの杷持部材29をホイール28に拘束する複数の拘束アセンブリ30と、ホイール28の運動中にホイール28に対する各杷持部材29の位置を変更するカム案内手段31とをさらに備える。それによって、経路Pに沿った開口具2の間隔Dを変更して開口具2上で実行する可能な特定の動作の要件に適合させ、間隔Dがステーション22の包装体3の間隔Dと同一であるようにすることができる。
【0052】
拘束アセンブリ30は、軸A周りに半径方向に延在し、ホイール28の頂部表面34から突出する複数の案内要素33と、それぞれの案内要素33に摺動可能に結合され、各々が把持部材29を支持する複数の摺動要素35とを備える。
【0053】
具体的には、ホイール28は、そこから半径方向に拡張部28bが周囲に突出し、各々が案内要素33を支持する中央の円盤状部分28aを有する。
【0054】
各杷持部材29は、軸Aに平行な対応する軸B(図2)周りに、また支持板36に垂直に案内要素33の反対側の摺動要素35に蝶着された支持板36上に支持される。
【0055】
したがって、各杷持部材29は、ホイール28に対して、軸Aに対する予め決められた半径方向に並進でき、また、ホイール28に対して、この半径方向に垂直に入射する対応する軸B周りに揺動できる。
【0056】
入射という用語は、各軸Bがそれぞれの半径方向と共通のポイントを有するということを意味し、交差と同等である。
【0057】
ユニット1の別の実施形態では、支持板36は、案内要素33を介して摺動要素35に摺動可能に接続されることなく把持部材29を回転させるためにホイール28に結合した厳密な支持部材である。
【0058】
図2、図4及び図5に示すように、案内手段31は、軸A周りに連続して延在し、摺動要素35と各把持部材29の拘束アセンブリ30の支持板36とによってそれぞれ支持された遊びカムフォロワローラ39、40と協働する1対の固定された曲線カム37、38を備える。
【0059】
より詳細には、カム37、38は、頂部表面34の反対側のホイール28の頂部表面に対向するように配置された固定垂直壁部43上に得られるそれぞれの描かれた溝(図1及び図2)から構成される。カム38は、その各部分で、軸Aに対してカム37の半径方向外側に配置される。
【0060】
実際、カム37は、ホイール28の回転中に軸Aに対する把持部材29の半径方向の位置を制御する一方、カム38は、関連する案内要素33に対する把持部材29の向き、したがって、開口具2が固定されたホイール28の半径に対する開口具2の向きを制御する。
【0061】
図1に示すように、把持部材29及び開口具2は、その回転中にホイール28に対する位置を変更し、その後、周速度を変更する。ステーション21からステーション22への遷移におけるこの位置の変化によって、開口具2の間の幅と包装体3の間の幅(D)の調整が可能になる。
【0062】
各把持部材29は、ステーション22で、支持板36に対して、軸A及び経路Pを横断する方向X及び方向Xを横断する方向Zによって画定された平面内で変位可能である。
【0063】
「横断する」という用語は、本明細書では「平行でない」という意味である。
【0064】
この例では、方向Xは、方向Z及び経路Pに垂直である。
【0065】
さらに、方向Xは、関連する把持部材29の中心線に一致する。
【0066】
方向Zは軸Aに平行なため、各把持部材29は、有利には、ステーション22で、支持板36に対して、方向X及び軸Aによって画定された平面内で変位可能である。
【0067】
図4を参照すると、各把持部材29は、ステーション21で、支持板36に対して、
経路P及び軸Aに垂直な方向Yと、
方向Yに垂直で軸Aに平行な方向Wとによって画定された平面内で変位可能である。
【0068】
言い換えれば、各把持部材29は、ステーション21で支持板36に対して、
方向Yと、
軸Aと
によって画定された平面内で変位可能である。
【0069】
特に、方向Yは、経路Pに沿って移動し、ステーション21に位置する開口具2の面11に直交する。方向Wは、経路Pに沿って移動し、ステーション21に位置する開口具2の面11に平行である(図4)。
【0070】
さらに、方向Yは、ステーション21の各把持部材29の中心線に一致する。
【0071】
詳細には、各把持部材29は、摺動要素35の反対側の支持板36から突出する支持フレーム44(図4、図5及び図6)によって支持板36に固定される。
【0072】
詳細には、各フレーム44は、支持板36に固定された本体45と、把持部材29を一体として支持する固定体49と、軸Aに垂直でそれぞれの軸Dを有する1対のコイルばね90によって固定体49に弾性接続された対応する軸C周りに固定体49に蝶着されたレバー50とを基本的に備える。
【0073】
詳細には、各軸Cは、軸Aに直交する向きに延在する。
【0074】
各フレーム44の本体45は、支持板36に平行にこれに突き合わせて固定された板46aと、対応する摺動要素35の反対側の板46aから垂直に突出する1対のアーム46bとを実質的に備える。
【0075】
各フレーム44のレバー50は、軸C周りの対応する本体45のそれぞれのアーム46aに蝶着された1対のアーム91と、軸Cに平行で、把持部材29の反対側のアーム91の間に垂直に介在する交差部材92と、アーム91の反対側の交差部材92から突出し、アーム91の反対側の端部に、固定カム105と協働して軸C周りのレバー50の回転を決定するように構成されたカムフォロワローラ94を有するロッド93とを実質的に備える。より詳細には、各レバー50のロッド93は軸Aに対して斜めである。
【0076】
各レバー50のアーム91は、ピンそれ自体と同軸のコイルばねによってアーム91に弾性的に接続されたピンによって接続される(図6)。
【0077】
各フレーム44の固定体49は、
交差部材92に平行に延在し、板46aの反対側に遊びカムフォロワローラ95を支持し、それぞれの軸Dに沿って延在するそれぞれのピン97上に同軸に巻かれたばね90によってレバー50の交差部材92に弾性接続された本体47と、
軸Dに垂直に延在し、本体47の反対側に把持部材29を突出して支持する板53と、
板53と一体化し、把持部材29の反対側に板53の端部から垂直に延在し、板53の反対側に、ステーション21とステーション22とにそれぞれ配置された2つの固定カム60(図3に示す)と摺動可能に協働するように構成されたカムフォロワローラ58を突出して支持する付属部品54と
によって実質的に形成される。
【0078】
具体的には、各本体47のカムフォロワローラ95は、ステーション21、22にそれぞれ配置された2つのカム100a、100bと摺動可能に周期的に協働して把持部材29を方向W、Zに平行に変位させる。
【0079】
各フレーム44のピン97は、軸Cの反対側の交差部材92から突出し、本体47に形成されたそれぞれの貫通穴を通過する。
【0080】
各フレーム44の本体47は、軸Dに平行にピン97に摺動可能に結合され、ばね90によって軸Cの反対側に弾性負荷を受ける。
【0081】
各フレーム44の固定体49は、軸Cに垂直のそれぞれの軸Eに沿って本体47から延在し、付属部品54に形成されたそれぞれの貫通穴を通過する1対のピン48をさらに備える。
【0082】
各板53とそれに対応する付属部品54は、対応するピン48に摺動可能に結合され、ピン48と同軸のそれぞれのコイルばね51によって、第1の後退動作位置、すなわち、案内要素33上の摺動要素35が占める半径に沿った特定の位置を基準として軸Aから最小の半径方向距離にある位置に向けて弾性負荷を受ける。
【0083】
図4〜図6に示すように、各フレーム44のピン48は、付属部品54からそれぞれの部分56だけ突出し、対応するばね51は、それぞれの部分56上に同軸に巻かれ、各々が付属部品54と部分56それ自体の環状の端面肩部57との間に介在する。
【0084】
図4〜図7を特に参照すると、各把持部材29は、付属部品54が延在するのと反対側の固定体49の板53の端部から突出する支持体66と、軸Aの半径方向外側にあって、間に開口具2を収容するように構成された支持体66の側面から突出する3つの把持ジョー67、68、69とを備える。ジョーの1つ(67)は、支持体66に固定されているが、他の2つ(68,69)は、軸Eに平行に且つ軸Cに垂直に軸F周りに揺動できる(図7)。
【0085】
開口具2の把持の間に、各把持部材29のジョー67、68、69は、開口具2周りに互いに等角度に離間する(図7)。
【0086】
具体的には、各把持部材29のジョー68、69は、それらの間に開口具2を固定ジョー67に押し付けて保持する閉位置に向けて弾性負荷を受け、ステーション21及び22において、各ジョーが引き離されて開口具2の着脱を可能にする開位置に選択的に変位可能である。
【0087】
各把持部材29のジョー68、69の変位は、図7に詳細を示すレバーとカム作動機構70とによって制御される。
【0088】
このカム作動機構70は、軸方向に固定された位置に装着され、把持部材29の支持体66のそれぞれの貫通穴を通して回転可能であり、それぞれ両端部に、ジョー68、69と、支持体66から突出する相互に係合する歯付きセクタ72、73を突出して支持する1対のピン71a、71bを備える。これらの歯付きセクタの1つ(72)は対応するレバー74の端部を画定し、他方の端部は遊びカムフォロワローラ75を備え、ステーション21及び22にそれぞれ配置された2つの固定カム76a、76b(図3、図4及び図5に示す)と摺動可能に協働する。
【0089】
具体的には、各レバー74は、歯付きセクタ72に隣接する部分で、図7に示すコイルばねによって支持体66に弾性接続される。
【0090】
カム76a、76bは、カム37、38を支持する垂直の壁部43に対してホイール28の反対側に配置され、各々がホイール28へ向けて突出する頂部77を有し、そこからそれぞれの傾斜部78、79が逆の傾斜をもって出発する。ホイール28の回転方向に関して、各カム76a、76bの傾斜部78はホイール28に近づくが、傾斜部79はホイール28から遠ざかる。
【0091】
各カム76a、76bに沿った各カムフォロワローラ75の摺動は、最初に対応するピン71aの軸周りのレバー74の回転を決定し、その後、ジョー68、69が頂部77で達する開位置に同時に変位し、次にジョー68、69が閉位置に戻ってレバー74自体の逆方向の回転を決定する。
【0092】
図3〜図5を参照すると、カム60は、カム38、39を支持する垂直の壁部43に対してホイール28の反対側に配置され、各カムは、軸Aに対して半径方向外側に突出する部分65を有し、そこからそれぞれの傾斜部64、65が逆の傾斜をもって出発する。ホイール28の回転方向に関して、各カム60の傾斜部64は頂部63へ向かって増加し、傾斜部65は頂部63から減少する。各カム60に沿った各カムフォロワローラ58の摺動は、第1の後退動作位置からカム60の頂部63で達する第2の前進動作位置への変位を決定し、次に、開始位置への復帰を決定する。
【0093】
第2の前進動作位置で、各把持部材29は、案内要素33上の摺動要素35が占める半径に沿った位置を基準とした軸Aからの半径方向の最大距離に配置される。把持部材29による開口具2の離脱及び解放は、それぞれ上記第2の動作位置で行われる。
【0094】
図3〜図5を参照すると、カム105は、カム38、39を支持する垂直の壁部43に対してホイール28の反対側に配置され、固定され、軸A周りに連続して延在する。
【0095】
カム105は、それぞれの把持部材29のフレーム44のカムフォロワローラ94が係合する曲線の図示の溝からさらに構成される。
【0096】
その内部でのカム105に沿った各カムフォロワローラ94の摺動は、軸C周りのレバー50の回転を決定する。
【0097】
より詳細には、各把持部材29がステーション21(図4)内にある時に、軸Dが軸Aに平行で、軸Eが軸Aに直交するようにカム105は構成される。さらに、板53は、ステーション21で軸Aに直交する。
【0098】
このようにして、把持部材29がステーション21内にある時には、ジョー67、68、69の開口具2のそれぞれの把持部は方向Yに平行に配置される。
【0099】
各把持部材29がステーション22(図5)内にある時に、軸D、Eが軸Aに対して傾いているようにカム105はさらに構成される。より詳細には、各把持部材29がステーション22内にある時には、ジョー67、68、69の開口具2のそれぞれの把持部は方向Yに平行に配置される。
【0100】
また、カム100a、100bは、カム38、39を支持する垂直の壁部43に対してホイール28の反対側に配置される。
【0101】
カム100aは、ホイール28から一定の距離に延在する主要部110と、ホイール28の反対側にわずかに傾斜した端部111とを有する。
【0102】
カム100aに沿った各カムフォロワローラ95の摺動は、ステーション21で、方向Wに沿った開口具2を把持する正確な位置に把持部材29を配置する。
【0103】
カム100bは、カム100aに対して軸Aの反対側に配置される。
【0104】
具体的には、カム100bは、軸Aに平行にホイール28へ向けて突出し、ステーション22に配置された主要部120を有し、そこからそれぞれの傾斜部121、122が逆の傾斜をもって出発する。ホイール28の回転方向に関して、傾斜部121はホイール28に近づくが、傾斜部122はホイール28から遠ざかる。
【0105】
カム100bに沿った各カムフォロワローラ95の摺動は、ステーション22でのZ方向に平行でホイール28へ向かう本体47、付属部品54、板53及び把持部材29の変位を決定する。
【0106】
具体的には、ステーション22に配置されたカム60と、カム76b及び100bは、単一の本体によって形成される。
【0107】
上記からすでに一部が明らかなユニット1の動作を以下の各段落において単一の開口具2を参照しながら、接着剤をコーティング済みのこの開口具2がステーション21を通過する時点から開示する。
【0108】
上記開口具2を最終的に収容する把持部材29は、カムフォロワローラ39、40とそれぞれのカム37、38との間の相互作用の効果によって最適な離脱位置に配向される。さらに、カム37の作用の効果によって、フレーム44及び摺動要素35は、把持部材29の特定の周速度が対応する軸Aに対して所望の半径方向の位置に達するまで案内要素33に対して摺動する。好ましくは、ステーション21での把持部材29の周速度は開口具2の前進速度よりも大きく、後者と開口具2との間の衝撃を最小限に抑えている。
【0109】
ステーション21に達すると、把持部材29は、そのカムフォロワローラ58とカム60との相互作用の効果によって開口具2の前進経路Pに向けて方向Yに沿って第2の前進動作位置に変位する。一方、ジョー68、69は、レバー74のカムフォロワローラ75とカム76aとの相互作用の効果によって開位置に回転する。
【0110】
カムフォロワローラ94とカム105との相互作用は、軸C周りのレバー50の回転を決定する。
【0111】
軸C周りのレバー50の回転は、方向Yに沿った把持部材29の変位と同時に且つ該変位とは独立して実行される。
【0112】
この回転は、軸Dを方向Aに平行に、また軸E、板53及びジョー67、68、69の把持部を軸Aと経路Pの両方に垂直に配置する(図4)。
【0113】
同時に、カムフォロワローラ95は、カム100aの主要部110と相互作用して固定体49及びジョー67、68、69を方向Wに沿ってホイール28へ向けて変位させる。
【0114】
方向Wに沿ったこの変位は、ばね90の縮みを決定する。
【0115】
したがって、把持部材29は、経路Pに沿って接近する開口具2に対する正確な位置に達するまで方向Y、Wによって画定された平面上を移動する。
【0116】
その後、把持部材29のジョー68、69は、開口具2上で再び閉鎖し、把持部材29は、経路Pから出発してその第1の後退動作位置に復帰する。
【0117】
経路Pに沿った把持部材29の位置及び前進速度は、カム37、38とカムフォロワローラ39、40の間の相互作用によって決定される。このストローク中、開口具2の間隔は、包装体3の間隔と同じ値Dをとる。
【0118】
装着ステーション22付近で、カムフォロワローラ58とカム60との間の相互作用は、方向Xに沿った第2の前進動作位置への把持部材29の変位を決定する。同時に、レバー74のカムフォロワローラ75とカム76bとの間の相互作用は、ジョー68、69の開位置への回転を決定し、開口具2が包装体3上に載った後で開口具2の解放を可能にする。
【0119】
カムフォロワローラ94とカム105との相互作用は、軸C周りのレバー50の回転を決定する。
【0120】
装着ステーション22での軸C周りのレバー50の回転は、方向Xに沿った把持部材29の変位と同時に且つこれから独立して実行される。
【0121】
軸C周りのレバー50の回転により軸Dは、開口具2が包装体3に装着される際に面11が延在する平面と平行になる。さらに、軸C周りのレバー50の回転により軸Eは、開口具2が包装体3に装着される際に平坦な壁部14aが延在する平面と平行になる。このような軸C周りのレバー50の回転により軸E、板53及びジョー67、68、69は、開口具2が包装体3に装着されると壁部14aが延在する平面と平行になる(図5)。
【0122】
同時に、カムフォロワローラ95は、カム100bの主要部120と相互作用して、方向Zに沿って固定体49と把持部材29とを変位させる。方向Zに沿った固定体49のこの変位は、ばね90の縮みを決定する。
【0123】
このようにして、包装体2への装着中に、把持部材29は、方向X、Zによって画定された平面内を移動し、したがって、ある軌道に従って開口具2を変位させて部分12、13を包装体3の壁部8及び壁部10の部分9上に完全に一致させる。
【0124】
上記軌道に沿って移動する時に、把持部材29は軸Cに対して傾いている。
【0125】
好ましくは、この軌道は、開口具2が包装体3に接近する時に包装体3の垂直軸に対して少なくとも45度傾いているような形状である。
【0126】
開口具2が包装体3に装着されると、圧力部材(図1に概略のみを示す)は、壁部8及び壁部10の部分9上にそれぞれ部分12、13が接着されるまで、圧力部材を包装体3に押圧される開口具2と相互作用する。
【0127】
図10及び図11を参照すると、1’は、本発明の第2の実施形態によるユニットを示す。
【0128】
ユニット1’は、ユニット1と同様で、以下において、ユニット1と異なる限りにおいて開示する。ユニット1、1’の対応する部分又はその同等物は、可能な限り同じ参照符号で示す。
【0129】
ユニット1’は、各把持部材29のレバー50が関連する本体47と一体である点でユニット1とは異なる。
【0130】
したがって、ユニット1’の把持部材29は、それぞれピン97及びばね90を含まない。全く同様に、軸Dは存在しない。
【0131】
さらに、ユニット1’は、カムフォロワローラ95及び関連するカム100a、100bを含まない。
【0132】
ユニット1’の各把持部材29は、有利には、ステーション22で、支持板36に対して軸A及び経路Pを横断する方向Xと軸Aとによって画定された平面内で変位可能である。
【0133】
特に、方向Xは、ステーション22で把持部材29の中心線方向に一致し、軸Aを横断する(図11)。
【0134】
さらに(図10)、ユニット1’の各把持部材29は、ステーション21で、
軸A及び経路Pに垂直な方向Yと、
方向Yに垂直で軸Aに平行な方向Wと
によって画定された平面内で変位可能である。
【0135】
言い換えれば、ユニット1’の各把持部材29は、ステーション21で、
方向Yと、
軸Aと
によって画定された平面内で変位可能である。
【0136】
特に、方向Yは、ステーション21で把持部材29の中心線方向に一致する。
【0137】
ユニット1’の動作は、各把持部材29がステーション21において、
それぞれのカムフォロワローラ94とカム105との相互作用と、
それぞれのカムフォロワローラ58とカム60との相互作用と
の結果としてステーション21で方向Yと軸Aとによって画定された平面上で移動するという点でユニット1の動作と異なる。
【0138】
より詳細には、それぞれのカムフォロワローラ94とカム105との相互作用は、軸C周りのレバー50の回転を決定する。
【0139】
しかしながら、通常動作では、ステーション21でレバー50を軸Cに対して傾ける必要性はなく、軸Aの方向に運動は発生しない。
【0140】
それぞれのカムフォロワローラ58とカム60との相互作用は、各把持部材29を方向Yに沿って第2の前進動作位置へ変位させる。
【0141】
ステーション21での軸C周りのレバー50の回転は、適宜、方向Xに沿った把持部材29の変位と同時に且つこれから独立して実行される。
【0142】
特に、ステーション22での各カムフォロワローラ94とカム105との相互作用は、ローラ58とカム60との相互作用と同時に実行される。
【0143】
全く同様に、各把持部材29は、
それぞれのカムフォロワローラ94とカム105との相互作用と、
それぞれのカムフォロワローラ58とカム60との相互作用と
の結果としてステーション22で方向X及び軸Aによって画定された平面上で移動する。
【0144】
より詳細には、それぞれのカムフォロワローラ94とカム105との相互作用は、軸C周りのレバー50の回転を決定する。
【0145】
それぞれのカムフォロワローラ58とカム60との相互作用は、各把持部材29を方向Xに沿って第1の前進動作位置へ変位させる。
【0146】
ステーション21での軸C周りのレバー50の回転は、方向Xに沿った把持部材29の変位と同時に且つ該変位とは独立して実行される。
【0147】
最後に、ステーション22及びステーション21から移動する際に、各把持部材29は、関連する支持板36の軸Bに対して傾いている。
【0148】
本発明に従って行ったユニット1、1’の特徴の分析から得られる利点は明らかである。
【0149】
具体的には、把持部材29は、ステーション22で方向X及び軸Aによって画定された平面内を移動でき、その結果、ユニット1、1’は、包装体3への把持部材29の接近軌道に関して特に柔軟であることができる。
【0150】
その後、上記平面上で各把持部材29を扱って、それぞれの開口具2の部分12、13を対応する包装体3の壁部8及び壁部10の部分9上に完全に載せて、接着剤が包装体3に塗布されると、部分12、13から確実に流出しないようにできる。
【0151】
最後に、特許請求の範囲の保護範囲を逸脱することなく、ユニット1、1’を変更し様々に変形することが可能であることは言うまでもない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
包装材料のチューブ内に注出可能な食品の包装体(3)の開口具(2)を装着するユニット(1,1’)であって、
前記開口具(2)を第1の経路(P)に沿って順に供給する第1の搬送手段と、
前記包装体(3)を第2の経路(P)に沿って順に供給する第2の搬送手段と、
第1の軸(A)周りに移動可能であり、第3の経路(P)に沿って前記開口具(2)を前記第1の経路(P)に沿って配置された前記開口具(2)の離脱ステーション(21)から前記第2の経路(P)に沿って配置された、前記開口具(2)を前記それぞれの包装体(3)に装着する装着ステーション(22)へ変位させるように構成された第3の搬送手段(20,28)と、
対応する開口具(2)を把持する少なくとも1つの把持部材(29)と、
前記把持部材(29)を支持し、且つ前記第3の搬送手段(20,28)に結合されている支持板(36)と
を備え、
前記把持部材(29)が、前記装着ステーション(22)で、前記支持板(36)に対して、
前記第1の軸(A)と、
前記第1の軸(A)及び前記第2の経路(P)を横断する第1の方向(X)と
によって画定された第1の平面内で変位可能であることを特徴とするユニット。
【請求項2】
前記把持部材(29)が、前記平面内で、前記第1の軸(A)に垂直で、前記装着ステーション(22)と前記離脱ステーション(21)の間の少なくとも一方で前記第2の経路(P)に平行な第2の軸(C)に対して傾斜可能であることを特徴とする、請求項1に記載のユニット。
【請求項3】
前記支持板(36)が、前記第1及び前記第2の軸(A,C)の両方に平行な第3の軸(B)周りに回転可能であることを特徴とする、請求項2に記載のユニット。
【請求項4】
前記支持板(36)が、前記第2の軸(C)周りの前記支持板(36)の回転とは独立して前記第3の軸(B)周りに回転可能であることを特徴とする、請求項3に記載のユニット。
【請求項5】
前記支持板(36)が、前記第3の軸(B)周りと前記軸(C)周りに同時に回転可能であることを特徴とする、請求項3又は4に記載のユニット。
【請求項6】
各支持板(36)の中心線を実質的に通って軸Aの半径方向外側に延在する案内要素(33)と、
前記案内要素(33)に摺動可能に結合し、前記把持部材(29)を支持する摺動要素(35)と
をさらに備えることを特徴とする、前記請求項のいずれかに記載のユニット。
【請求項7】
前記把持部材(29)に動作可能に接続され、第1のカムフォロワ(94)を支持し、前記第2の軸(C)に対して傾斜可能であるレバー(50)と、
少なくとも前記装着ステーション(22)と前記離脱ステーション(21)で前記第1のカムフォロワ(94)と協働して前記第2の軸(C)周りの前記レバー(50)の回転を決定する第1のカム手段(105)と
を備えることを特徴とする、請求項2〜6のいずれかに記載のユニット。
【請求項8】
前記把持部材(29)が、前記装着ステーション(22)で前記第1の方向(X)を横断する第2の方向(Z)に沿ってさらに変位可能であることを特徴とする、前記請求項のいずれかに記載のユニット。
【請求項9】
前記第2の方向(Z)が、前記第1の軸(A)を横断し、前記第1の平面内にあることを特徴とする、請求項8に記載のユニット。
【請求項10】
前記把持部材(29)が、前記離脱ステーション(21)で、拘束手段(30)の前記支持板(36)に対して、前記第1の軸(A)と前記第1の経路(P)とを横断する第3の方向(Y)と前記第1の軸(A)とによって画定された第2の平面内で変位可能であることを特徴とする、前記請求項のいずれかに記載のユニット。
【請求項11】
前記第3の方向(Y)が、前記第1の軸(A)に対して放射状であることを特徴とする、請求項10に記載のユニット。
【請求項12】
前記把持部材(29)が、さらに、前記離脱ステーション(21)で、前記第1の軸(A)に対して平行に、且つ、前記第2の平面内にある第4の方向(W)に沿って変位可能であることを特徴とする、請求項10又は11に記載のユニット。
【請求項13】
前記拘束手段(30)に対して前記把持部材(29)を支持するフレーム(44)を備え、前記フレーム(44)が、前記拘束手段(30)の前記支持板(36)に固定された本体(45)と、前記把持部材(29)に動作可能に接続された第2のカムフォロワ(95)と、第3の軸(D)に沿って延在し、前記本体(45)と前記第2のカムフォロワ(95)との間に介在する弾性要素(90)とを備えることを特徴とする、請求項8〜12のいずれかに記載のユニット。
【請求項14】
前記装着ステーション(22)で前記第2のカムフォロワ(95)と協働して前記第2の方向(Z)に平行な方向に前記第2のカムフォロワ(95)を変位させる第2のカム手段(100b)を備えることを特徴とする、請求項13に記載のユニット。
【請求項15】
前記離脱ステーション(21)で前記第2のカムフォロワ(95)と協働して前記第4の方向(W)に平行な方向に前記第2のカムフォロワ(95)を変位させる第3のカム手段(100a)を備えることを特徴とする、請求項13又は14に記載のユニット。
【請求項16】
前記レバー(50)が、前記第2の軸(C)周りに前記本体(45)に蝶着され、前記第2のカムフォロワ(95)に動作可能に接続されることを特徴とする、請求項12〜14のいずれかに記載のユニット。
【請求項17】
前記弾性要素(90)が、前記レバー(50)と前記第2のカムフォロワ(95)との間に介在することを特徴とする、請求項15に記載のユニット。
【請求項18】
前記把持部材(29)に動作可能に接続された第3のカムフォロワ(58)と、第4のカムフォロワ(75)とを備え、前記装着ステーション(22)で前記第3のカムフォロワ(58)と協働して前記第1の方向(X)に沿って前記把持部材(29)を変位させる第4のカム手段(60)と、前記装着ステーション(22)で前記第4のカムフォロワ(75)と協働して前記把持部材(29)が、前記開口具(2)を把持する閉位置から前記把持部材が前記開口具(2)を前記対応する包装体(3)に装着する開位置へ変位させる第5のカム手段(76b)とを備え、前記第2、第4及び第5のカム手段(100b,60,76b)が単一の本体によって画定されることを特徴とする、請求項14〜16のいずれかに記載のユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2012−511479(P2012−511479A)
【公表日】平成24年5月24日(2012.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−540048(P2011−540048)
【出願日】平成21年12月7日(2009.12.7)
【国際出願番号】PCT/EP2009/066552
【国際公開番号】WO2010/066691
【国際公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【出願人】(591007424)テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム (190)
【Fターム(参考)】