説明

包装用パッケージ

【課題】厚みのある商品を外から透視できる状態で包装する包装用パッケージについて、確実で簡単に貼着できて、見栄えが良いものを提供する。
【解決手段】窓部10を透明で伸縮性があるストレッチフィルム11で塞ぎ、表裏部9、12の内面同士を粘着する前に、前記ストレッチフィルム11に乗せた商品Gの裏面を前記表部9の内面と略面一になる位置まで押し込むことでストレッチフィルム11を伸長させ、商品Gが表側に膨出した状態で包装できるように構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、厚みのある商品を外から透視できる状態で包装することができる商品の包装用パッケージの技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、厚みのある商品を外から透視できるように包装するものとしてブリスターパックが知られている。
ブリスターパックとは、厚紙等の台紙の上に置いた商品を、該商品の形に応じた透明な硬質プラスチックで覆い、台紙と硬質プラスチックとを接着させたりスライド式に着脱させたりする包装方式であって、硬質プラスチックは立体的に成型されるため、各商品の形状に応じた型が必要であって高額で、少量の生産には適合せず、さらには石油加工製品を多く使用しているため、環境に配慮できないといった問題がある。
【0003】
そこで、商品を露出させるための窓を設けると共に、該窓を含めた全体に透明フィルムを貼った台紙で表裏から商品を狭持し、台紙の窓から商品が見える状態で包装できるようにした包装用パッケージが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、前記特許文献1に記載の包装用パッケージでは、厚みのある商品を包み込もうとすると透明フィルムが破けてしまったり、透明フィルムが引きつって台紙が歪んで綺麗に包装することが難しかった。またこのものは、表裏から商品を狭持した後に該包装用パッケージの外周部を接着固定する構成であるため、商品の収納に際し、手間がかかるといった問題がある。
これに対し、特許文献2のように表裏部に続く窓を設け、該窓に伸縮性があるストレッチフィルムで塞ぐようにし、厚みのある商品を伸長する両面のストレッチフィルムで挟むようにしたものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平7−215332号公報
【特許文献2】実願昭49−118522号(実開昭51−45090号)のマイクロフイルム
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで特許文献2のものは、表裏両面のストレッチフィルムで均等に商品を挟持するものであるから、商品は表裏両面に均等に突出した状態での包装となるため、表部側から商品の凡そを見通すことが難しく、裏返して見なければ全体的な構造が判りづらい許りでなく、表裏部の窓部は折返し部で続くものであるから、商品は、包装用パッケージの下側に偏倚した状態での包装となって表裏部を貼着した場合、ストレッチフィルムよりも下側部位での貼着がなく、このため折返し部がどうしても剥離しやすいものになって包装性に劣るという問題や、商品によって窓部の形状を種々変更することが要求されるが、表裏窓部が折返し部で連結する袋状のものであるため、変更しにくいといった問題がある。
さらに特許文献2のものは、包装用パッケージの下側に偏倚した状態で商品を包装するため、包装用パッケージの中央で包装したものと比べて商品のアピール度に欠けるといった問題があり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、厚みのある商品を包装する包装用パッケージであって、該包装用パッケージは、窓部が形成され、該窓部が透明で伸縮性があるストレッチフィルムで塞がれた表部と、該表部に対してミシン目で折り曲げられて、内面が表部内面に粘着する裏部とからなり、前記ストレッチフィルムは、表裏部の内面同士を粘着する前に前記商品の裏面が前記表部内面と略面一になる位置まで押し込まれることで表側に膨出するようにして伸長するものであることを特徴とする包装用パッケージである。
請求項2の発明は、裏部は、表部の窓部に対応する位置に窓部がないものとし、裏部内面に貼着している剥離紙は、表部の窓部に対応する形状よりも大きいスペースとなるよう切込みが形成されていて、裏部内面から剥離紙を剥がした場合にスペース部が裏部内面に残るように構成されていることを特徴とする請求項1記載の包装用パッケージである。
請求項3の発明は、裏部には、表部の窓部に対応する位置に窓部が形成されるものとし、該裏部の窓部は透明で伸縮性があるストレッチフィルムで塞がれており、該裏部側のストレッチフィルムは、商品の裏部が窓部と略面一になる位置まで押し込まれた表部側ストレッチフィルムの復元力を受けて表部側ストレッチフィルムの表側への伸長量よりは少ないが裏側に向けて膨出するように伸長していることを特徴とする請求項1記載の包装用パッケージである。
【発明の効果】
【0007】
請求項1の発明とすることにより、厚みのある商品を包装しても確実で綺麗に包装用パッケージの表部と裏部とを貼着できる。
請求項2の発明とすることにより、商品は剥離紙上に位置することになって、粘着剤で破損するのを防ぐことができる。
請求項3の発明とすることにより、表裏の両側にストレッチフィルムで塞いだ窓部が形成されているため、商品の全体像を容易に見ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】第一の実施の形態における(A)は横断面図、(B)は斜視図である。
【図2】(A)〜(C)は、同上商品の包装方法を示す説明図である。
【図3】第二の実施の形態における(A)は横断面図、(B)は斜視図である。
【図4】(A)〜(D)は、同上商品の包装方法を示す説明図である。
【図5】(A)〜(D)は、第三〜六の実施の形態における包装用パッケージの展開図である。
【図6】(A)〜(D)は、同上包装用パッケージを組み立てた状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の第一の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図面において、1は包装用パッケージであって、該包装用パッケージ1は階層状になっており、商品を収納する面となる内面側から外面側に向けて、剥離紙(セパレータ)2、粘着剤3、台紙4、印刷インキ面5、粘着剤6、外面保護用フィルム(ラミネートフィルム)7が順次積層されたものとして構成されている。尚、図面では剥離紙2、粘着剤3、台紙4、印刷インキ面5、粘着剤6、外面保護用フィルム7が同程度の厚さになっているが、台紙4が実質的な厚みを与えているものであって、剥離紙2、粘着剤3、印刷インキ面5、粘着剤6、外面保護用フィルム7は数〜数十マイクロメートル(μm)程度の厚さしかないことはいうまでもない。
詳細には、基本層となる台紙4の外面側である印刷面5は、商品の名称や宣伝等が印刷されており、該印刷面5を粘着剤6を介して外面保護用フィルム7で覆うようにしている。一方、前記台紙4の内面側には、粘着剤3を介して剥離紙2が貼着されて、粘着剤3にゴミやホコリ等が付着しないように保護している。
【0010】
また、包装用パッケージ1は、図面において左右中央部位に入れたミシン目8で折り曲げて使用することになるが、包装用パッケージ1を陳列する場合に表側となる表部9には、商品が外側から見えるようにするための窓部10が略中央位置に形成されており、該窓部10位置において、前述の剥離紙2、粘着剤3、台紙4、印刷面5、粘着剤6、外面保護用フィルム7は切り欠かれた状態となっている。そして、該表部9の内面側には、伸縮性を有するストレッチフィルム11が窓部10全体を覆うよう窓部10の周縁部にある粘着剤3を介して台紙4に貼付され、さらに剥離紙2は、表部9の内面全部だけでなく、包装用パッケージ1を陳列する場合に裏側となる裏部12の内面全部にも貼着されている。
前記剥離紙2のうち、裏部12側のものには、裏部内面側12aに剥離紙2から粘着剤3に亘る深さまでスリット13が入っているが、該スリット13は、前記ミシン目8で折り曲げて表裏部9、12の粘着剤3同士を貼着したとき、前記窓部10と対応する形状になっているが、本実施の形態ではスリット13は、窓部10よりも僅かに大きい形状になっていて、前記表裏部9、12を貼着したとき、窓部10からは剥離紙2が見えるだけで、スリット13は見えないようになっている。
さらに表裏部9、12には、前記表裏部9、12を貼着したとき、包装用パッケージ1をフック等に引っ掛けることができる吊下げ孔14、14aが形成されている。
【0011】
次ぎに、商品Gの包装方法について説明する。まず、包装用パッケージ1の内面側(剥離紙2側)を上にした状態で剥離紙2を剥がすと、表部9ではストレッチフィルム11が露出する一方、裏部12では剥離紙2のスリット13の内部スペースSが残る。この状態で、該ストレッチフィルム11の上に包装する厚みのある商品Gを乗せ、該商品Gの裏面(ストレッチフィルム11と接すると反対側の面)が表部9の内面と略面一状になるまで商品Gを押し込む。その後、ミシン目8で包装用パッケージ1を折り曲げて表部9と裏部12との内面同士を粘着剤3で貼着することで、商品Gの包装ができる。
このとき商品Gは、前記内部スペースS部分、つまり剥離紙2上に位置することになって、商品Gが粘着剤3に張り付いて剥がし難かったり、商品の一部が粘着剤13によって剥げてしまうといった問題がない。しかも、前記内部スペースSは、窓部10以上の大きさであるため、ストレッチフィルム11が縒れた状態や、皺ができた状態になって粘着剤3に張り付くことを防ぐことができる。
そして包装用パッケージ1から商品Gを取り出すには、包装用パッケージ1の端縁に形成した切れ込み15からストレッチフィルム11位置まで包装用パッケージ1を破る等すればよく、これによって簡単に商品Gを包装用パッケージ1から取り出すことができる。
【0012】
叙述の如く構成された本発明の第一の実施の形態において、包装用パッケージ1は、伸縮性があるストレッチフィルム11で窓部10を覆っているので、厚みのある商品Gであっても、見栄え良く包装することが容易にできる。さらに裏部12側には、スリット13によって剥離紙2が残る内部スペースSが構成されていて、該内部スペースS上に商品Gが置かれた状態で包装されるため、商品Gが粘着剤3に張り付いてしまったり、商品Gの一部が粘着剤3によって破損してしまったりするという問題がないものとすることができる。
しかもこのものは、石油系素材をブリスターパックに比べて100分の1以下に抑えることができるため、環境に配慮した包装用パッケージ1とすることができる。
【0013】
そのうえこのものでは、スリット13によって残った剥離紙2上に商品Gを載置した状態で表部9を裏部12に貼着するものではなく、前述したようにストレッチフィルム11上に商品Gを載せ、ストレッチフィルム11を商品Gで伸ばした状態で裏部12を表部9に貼着するので、表裏部9、12がよく位置決めされた状態での包装ができ、表裏部9、12がずれてしまって外観(商品性)を損なうようなことがない。
さらに、商品Gは包装用パッケージ1の略中央位置に設けられた窓部10から透視することができるため、商品アピール度が高いものとなって、顧客吸引力を高めることができる。
【0014】
また、本実施の形態において窓部10は略四角形状をしているが、窓部10およびスリット13で形成する内部スペースSの形状を変えることで、商品Gの形状に応じた任意の形状をとることが容易にできる。
【0015】
尚、本発明は前記第一の実施の形態に限定されるものでなく、図3、4に示す第二の実施の形態のように、表部16だけでなく、裏部17側に表部16と同形状に形成した窓部にストレッチフィルムを貼着することで、表裏部16、17の両面から商品Gを透視できるようにした包装用パッケージ18とすることもできる。
本第二の実施の形態において、該包装用パッケージ18が、商品を収納する面となる内面側から外面側に向けて、剥離紙2、粘着剤3、台紙4、印刷インキ面5、粘着剤6、外面保護用フィルム7が順次積層されたものとして構成されている点、ミシン目8で包装用パッケージを折り曲げる点、吊り下げ孔14、14aや切れ込み15を有する点については第一の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
【0016】
そして、包装用パッケージ18の表部16、裏部17の両面には、商品が外側から見えるようにするための窓部19、19aが略中央位置に同一形状のものとして形成されており、このものでは該窓部19、19a位置において、前述の剥離紙2、粘着剤3、台紙4、印刷面5、粘着剤6、外面保護用フィルム7は切り欠かれた状態となっている。さらに、剥離紙2を台紙4等よりも一回り大きく切り欠くことで粘着剤3を露出させ、後述するストレッチフィルム20、20aの糊代21、21aを形成している。
そして、該表部16、17の内面側には、ストレッチフィルム20、20aが各窓部19、19a全体をそれぞれ覆うよう窓部19、19aの周縁部にある糊代21、21aから露出する粘着剤3を介して台紙4に貼付されているが、ストレッチフィルム20、20aの外周縁部を剥離紙2上(剥離紙2の内面側)に位置させることで、外面保護用フィルム7から剥離紙2までを積層した後に、ストレッチフィルム20、20aを貼着させることができる。
また、使用前においてストレッチフィルム20、20aをゴミやホコリから保護するべく、該ストレッチフィルム20、20aを剥離紙(図示せず)でそれぞれ覆ってもよい。
【0017】
次ぎに、商品Gの包装方法について説明する。まず、包装用パッケージ18の内面側(剥離紙2側)を上にした状態で剥離紙2を剥がすと、これに伴ってストレッチフィルム20、20aの剥離紙2上に位置していた外周縁部が粘着剤3に貼着される。この状態で、表部16側のストレッチフィルム20の上に包装する厚みのある商品Gを乗せ、該商品Gの裏面(ストレッチフィルム20と接すると反対側の面)が前記表部16の内面と略面一状になるまで商品Gを押し込む。その後、ミシン目8で包装用パッケージ18を折り曲げて表部16と裏部17との内面同士を粘着剤3で貼着することで、商品Gの包装ができる。
このとき裏部17側のストレッチフィルム20aは、商品Gを表部16位置まで押し込まれた表部16側のストレッチフィルム20の弾性復元力を受けて、該ストレッチフィルム20の表部側16側への伸長量よりは少ないが、裏部側17に向けて膨出するように伸長することになる。
これにより、包装用パッケージ18で包装された商品Gは、表部16側からだけでなく、裏部17側からも透視できるようになって、商品の全体像を容易に見ることができる。
なお、包装用パッケージ18から商品Gを取り出す方法は、第一の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
【0018】
叙述の如く構成された本発明の第二の実施の形態において、包装用パッケージ18は、表部16、裏部17の両窓部19、19aをストレッチフィルム20、20aで覆っているので、商品の表側だけでなく、裏側についても容易に見ることができ、商品Gの全体を見たいといった顧客の感心を引き付けることができる。
しかもこのものは、商品Gの膨出量が表部16側の方が裏部17側よりも大きいため、店舗等に陳列した場合の商品Gのアピール度が大きく、顧客の目を引き付けることができる。
【0019】
なお、第二の実施の形態では、ストレッチフィルム20、20aが剥離紙2の上から窓部19、19aを覆うように構成したが、第一の実施の形態と同様、ストレッチフィルム20、20aを粘着剤3で貼着させてから剥離紙2を貼着させるようにしてもよいことは勿論である。
【0020】
また、以下に示す第三〜六の実施の形態のように、包装用パッケージ18を棚等に平置きできるよう脚部を包装用パッケージに設けることもできる。
例えば、図5(A)、図6(A)の第三の実施の形態のように、包装用パッケージ18の左右端の何れか一方と下端に延長部22a、22bを折り曲げ線22cを介して設け、該延長部22a、22bを折り曲げ線22cで裏部17側に折り曲げて貼着組み立てすることで、脚部22を形成するようにすることができる。
さらに、図5(B)、図5(B)の第四の実施の形態のように、包装用パッケージ18の下端に延長部23aを第一折り曲げ線23bを介して設け、さらに表部16と裏部17の内面同士を貼着した状態の包装用パッケージ18の左右端下半部に折り曲げ部23cを第二折り曲げ線23dを介して設け、これら延長部23a、23cをそれぞれ第一、第二折り曲げ線23b、23dで裏部17側に折り曲げて粘着組み立てすることで、脚部23を形成するようにすることも できる。
また、図5(C)、図6(C)の第五の実施の形態のように、包装用パッケージ18の下端に延長部24aを第一折り曲げ線24bを介して設け、さらに該延長部24aの左右に一対の支持部24c、24dを折り曲げ線24eを介して設け、該延長部24aと該支持部24c、24dとを第一、第二折り曲げ線24b、24eで裏部17側に折り曲げて貼着すると共に、さらに支持部24c、24dを裏部17に貼着させて組み立てることで、脚部24を形成するようにすることもできる。
またさらに、図5(D)、図6(D)の第六の実施の形態のように、第一〜第三折り曲げ線25a、25b、25cを介して第一〜第三延長部25d、25e、25fを設け、第一延長部25dを第一折り曲げ線25aで裏側に向けて折り曲げ、第二延長部25eを第二折り曲げ線25bで上表側に向けて傾斜状に折り曲げ、さらに第三延長部25fを第三折り曲げ線25cで上側に向けて折り曲げ、そして第三延長部25fを裏部17の裏面に貼着することで脚部25を形成することができる。
【0021】
そして第三〜第六の実施の形態のようにすることで、棚やワゴン台等に並べたい場合やフック等に掛けられない場合であっても、平面状に綺麗に陳列することができ、しかも顧客が商品を手に取りやすく、さらに、傾斜した状態で商品を並べることができるため見栄えが良く、商品のアピール度を上げることができる。しかもこれらの脚部は、表裏部からそれぞれ延長したものを貼着して脚部としているから、強度的に強いものとすることができる。
また、商品の形状、重さや包装用パッケージのデザイン等に応じて、脚部の形状を適宜選択することが容易である。
なお、本第三〜第六の実施の形態において、包装用パッケージは第二の実施の形態の包装用パッケージ18を用いたが、第一の実施の形態の包装用パッケージ1を用いることができることは勿論である。
【産業上の利用可能性】
【0022】
本発明は、厚みのある商品を外から透視できる状態で包装することができる商品の包装用パッケージの技術分野に利用することができる。
【符号の説明】
【0023】
1 包装用パッケージ
2 剥離紙
3 粘着剤
10 窓部
11 ストレッチフィルム
13 スリット
18 包装用パッケージ
19、19a 窓部
20、20a ストレッチフィルム
G 商品
S 内部スペース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
厚みのある商品を包装する包装用パッケージであって、該包装用パッケージは、窓部が形成され、該窓部が透明で伸縮性があるストレッチフィルムで塞がれた表部と、該表部に対してミシン目で折り曲げられて、内面が表部内面に粘着する裏部とからなり、前記ストレッチフィルムは、表裏部の内面同士を粘着する前に前記商品の裏面が前記表部内面と略面一になる位置まで押し込まれることで表側に膨出するようにして伸長するものであることを特徴とする包装用パッケージ。
【請求項2】
裏部は、表部の窓部に対応する位置に窓部がないものとし、裏部内面に貼着している剥離紙は、表部の窓部に対応する形状よりも大きいスペースとなるよう切込みが形成されていて、裏部内面から剥離紙を剥がした場合にスペース部が裏部内面に残るように構成されていることを特徴とする請求項1記載の包装用パッケージ。
【請求項3】
裏部には、表部の窓部に対応する位置に窓部が形成されるものとし、該裏部の窓部は透明で伸縮性があるストレッチフィルムで塞がれており、該裏部側のストレッチフィルムは、商品の裏部が窓部と略面一になる位置まで押し込まれた表部側ストレッチフィルムの復元力を受けて表部側ストレッチフィルムの表側への伸長量よりは少ないが裏側に向けて膨出するように伸長していることを特徴とする請求項1記載の包装用パッケージ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−153396(P2012−153396A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−13597(P2011−13597)
【出願日】平成23年1月26日(2011.1.26)
【出願人】(502119750)タニダ株式会社 (7)
【Fターム(参考)】