説明

包装餅

【課題】極めて容易に餅片を収容した個包装袋に漏れ孔(ピンホール)が発生しているかどうかを検査することができ、この検査で漏れ孔がないことを確認して個包装袋単位での餅片の賞味期限管理を可能にした包装餅を提供することを目的とする。
【解決手段】餅片1と脱酸素剤2とを個包装袋3に入れると共に、この個包装袋3内に不活性ガスを主成分とする酸化防止用ガスと、ヘリウムガスとを充填して密閉した包装餅であって、前記ヘリウムガスは、前記密閉済みの個包装袋3に漏れ孔が生じていた場合に、この充填したガスにより膨出している前記密閉済みの個包装袋3を外部から押圧することによって前記漏れ孔からヘリウム検知器で検知し得る量が吐出される充填量に設定した包装餅。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、切り餅や丸餅などの餅片を個包装袋に収容した包装餅に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、食料品店やスーパーマーケットなどで販売される包装餅は、個包装袋に収容した複数の餅片と脱酸素剤とを一緒に密閉可能な外包装袋(個包装袋に収容した餅片を複数収容可能な大きさの外袋)内に入れて密閉した状態で販売されているものが多いが、この餅片を収容した個包装袋はガスバリア性が低く、そのため、一旦、外包装袋を開封してしまうと、餅片が大量の空気(酸素や水分)にさらされてしまうことになり、この外包装袋に表示されている賞味期限まで保存できなくなり、冷蔵庫に保管して早めに食べなければならないものとなっている。
【0003】
本来、包装餅は、外包装袋を開封しても、この外包装袋の中の個包装袋に収容された個々の包装餅が外部からの影響を受けずに、賞味期限まで保存できることが理想である。
【0004】
しかし、餅片を収容する個包装袋は、一般的にピロー包装袋が用いられており、このピロー包装袋は、非常に低い確率ではあるが、密閉の際にシール不良が発生し、漏れ孔(ピンホール)が生じてしまうことがあり、この漏れ孔が生じた個包装袋の包装餅を出荷してしまった場合、賞味期限内であっても漏れ孔から個包装袋内に空気(酸素や水分)が侵入して容易にカビが発生し問題となってしまう。
【0005】
これを防止するために、出荷の際には、全数、漏れ孔の発生の有無を検査するピンホール検査をすれば良いが、このピンホール検査は、非常に難しいため、現実には、個包装袋に収容した餅片を極めて密閉性の高い外包装袋に収容し密閉し、この外包装袋を未開封の状態で賞味期限まで保存できるようにし、外包装袋を開封した場合は、この外包装袋に表示されている賞味期限まで保存できなくなり、冷蔵庫に保管して早めなければならないものとしている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、極めて容易に餅片を収容した個包装袋に漏れ孔(ピンホール)が発生しているかどうかを検査することができ、この検査で漏れ孔がないことを確認して個包装袋単位での餅片の賞味期限管理を可能にした包装餅を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0008】
餅片1と脱酸素剤2とを個包装袋3に収容すると共に、この個包装袋3内に不活性ガスを主成分とする酸化防止用ガスと、ヘリウムガスとを充填して密閉した包装餅であって、前記ヘリウムガスは、前記密閉済みの個包装袋3に漏れ孔4が生じていた場合に、この充填したガスにより膨出している前記密閉済みの個包装袋3を外部から押圧することによって前記漏れ孔4からヘリウム検知器5で検知し得る量が吐出される充填量に設定したことを特徴とする包装餅に係るものである。
【0009】
また、前記酸化防止用ガスと前記ヘリウムガスとの前記個包装袋3内への充填量は、前記餅片1と前記脱酸素剤2とを入れて密閉した前記個包装袋3が膨出形状となる量に設定したことを特徴とする請求項1記載の包装餅に係るものである。
【0010】
また、前記酸化防止用ガスと前記ヘリウムガスとの前記個包装袋3内への充填量は、前記個包装袋3を次々と密閉した後に、この密閉により膨出形状となった前記各個包装袋3を外方から押圧した際、前記密閉済みの個包装袋3に漏れ孔4が生じていた場合には、前記ヘリウム検知器5で検知し得るヘリウムガスが吐出される充填量に設定したことを特徴とする請求項2記載の包装餅に係るものである。
【0011】
また、前記ヘリウムガスの充填量は、前記個包装袋3内の全ガス容量に対して1vol%〜9vol%となる量に設定したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装餅に係るものである。
【0012】
また、前記不活性ガスを主成分とする酸化防止用ガスの充填量は、前記個包装袋3を密閉した直後の該個包装袋3内の残留酸素ガスがこの個包装袋3内の全ガス容量に対して9vol%以下となる量に設定したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の包装餅に係るものである。
【0013】
また、前記不活性ガスを主成分とする酸化防止用ガスは、窒素ガスであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の包装餅に係るものである。
【0014】
また、前記個包装袋3は、酸素透過率が1ml/m・day・MPa以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の包装餅に係るものである。
【0015】
また、前記個包装袋3は、ピロー包装袋であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の包装餅に係るものである。
【0016】
また、前記個包装袋3に、この個包装袋3内の餅片1の賞味期限7を記載したことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の包装餅に係るものである。
【0017】
また、請求項1〜9のいずれか1項に記載の包装餅を前記個包装袋3よりも大きな外包装袋6内に複数収容して密封包装したことを特徴とする包装餅に係るものである。
【発明の効果】
【0018】
本発明は上述のように構成したから、餅片を収容した個包装袋に漏れ孔が生じているかどうかを容易に検査することができ、漏れ孔が生じていない密閉状態の個包装袋に収容した餅片を包装餅として市場に提供することができるので、消費者は、外包装袋を開封しても、一々冷蔵庫で保管して早めに食べきらなくても良く、この個包装袋に表示されている賞味期限まで個包装袋に収容されている餅片を保存することができる従来にない画期的な包装餅となる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本実施例の餅片と脱酸素剤とを収容した個包装袋を示す斜視図である。
【図2】本実施例を示す斜視図である。
【図3】本実施例の個包装袋の裏面を示す平面図である。
【図4】本実施例の個包装袋に生じる漏れ孔を示す説明断面図である。
【図5】本実施例の検査装置を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
【0021】
本発明は、餅片1と脱酸素剤2とを収容した個包装袋3内に不活性ガスを主成分とする酸化防止用ガスと共にヘリウムガスを充填して密閉したので、個包装袋3はこれらの充填ガスによって膨出形状となり、この膨出形状となった個包装袋3にシール不良やピンホールなどの漏れ孔4が生じていた場合、この膨出形状の個包装袋3を外部から押圧することで、この漏れ孔4からヘリウムガスが吐出するので、この個包装袋3を押圧することで漏れ孔4から吐出したヘリウムをヘリウム検知器5で検知することで、容易に個包装袋3に漏れ孔4が生じていることを検知することができる。
【0022】
即ち、本発明は、餅片1と脱酸素剤2とを収容した個包装袋3内に不活性ガスを主成分とする酸化防止用ガスと共にヘリウムガスを充填して個包装袋3を膨出形状に形成し、この膨出状態の個包装袋3を検査工程で押圧して、ヘリウム検知器5がヘリウムガスを検知すれば、個包装袋3に漏れ孔4が生じていると判断し、個包装袋3を押圧してもヘリウム検知器5がヘリウムガスを検知しなければ、個包装袋3に漏れ孔4が生じていないと判断することができるので、極めて容易に個包装袋3に漏れ孔4が生じているかどうかのピンホール検査を行うことができる。
【0023】
従って、本発明は、このようなピンホール検査を全ての包装餅に対して行い、個包装袋3に漏れ孔4が生じていないことが確認されたものだけを出荷することで、個包装袋3に収容された餅片1を複数収容した外包装袋6を開封して、この外包装袋6内の個包装袋3に収容された餅片1を空気にさらしても、餅片1を収容した個包装袋3内に外部から空気(酸素や水分)が侵入することがないので、個包装袋3内はカビが発生する条件が整わず、よって、個包装袋3内の餅片1を賞味期限まで保存することができる画期的な包装餅となる。
【0024】
しかも、本発明は、餅片1と一緒に脱酸素剤2を個包装袋3に収容したので、密閉時に個包装袋3内に残留した酸素をこの脱酸素剤2が吸収、除去するので、個包装袋3には酸素が存在せず、また更に、外部から個包装袋3を透過してくる僅かな酸素もこの脱酸素剤2が吸収、除去するので、常にこの個包装袋3内の酸素を可及的に低減し、より一層、カビが発生し難い、長期保存が可能な包装餅となる。
【0025】
また更に、この個包装袋3に充填したヘリウムガスは、時間が経過すると共に徐々に個包装袋3を透過して外部に流出していくので、この個包装袋3は、残留酸素の除去とヘリウムガスの流出によって膨出形状が緩和され、体裁の良い包装餅となる。
【実施例】
【0026】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0027】
本実施例は、図1に示すような、個包装袋3に収容された餅片1を、図2に示すような、外包装袋6に複数収容した包装餅である。
【0028】
また、本実施例の餅片1を個包装袋3に収容した包装餅は、餅片1と脱酸素剤2とを個包装袋3に入れると共に、この個包装袋3内に不活性ガスを主成分とする酸化防止用ガスと、ヘリウムガスとを充填して密閉した包装餅であって、前記ヘリウムガスは、前記密閉済みの個包装袋3に漏れ孔4が生じていた場合に、この充填したガスにより膨出している前記密閉済みの個包装袋3を外部から押圧することによって前記漏れ孔4からリウム検知器5で検知し得る量が吐出される充填量に設定した包装餅である。
【0029】
より具体的に説明すると、本実施例の餅片1は、具体的には、切り餅や丸餅などの小片餅である。
【0030】
また、この餅片1と一緒に個包装袋3に収容する脱酸素剤2は、具体的には、鉄または酸化鉄を反応主剤とした脱酸素剤を採用し、個包装袋3の表面側の内面に貼設状態に設けた構成としている。
【0031】
また、この餅片1と脱酸素剤2とを収容する個包装袋3は、ガスバリア性の高い合成樹脂フィルムから成る構成とし、後述する個包装袋3内に充填する不活性ガスを主成分とする酸化防止用ガスを個包装袋3外に透過流出させない構成とすると共に、外部から個包装袋3内に空気(酸素や水分)が透過侵入して来ないように構成している。
【0032】
具体的には、本実施例では、ガスバリア性、即ち、酸素透過率が1ml/m・day・MPa以下となるように個包装袋3を構成しており、より具体的には、一層目に直鎖状低密度ポリエチレン、二層目にポリエチレン、三層目にナイロンを用いた三重構造の個包装袋3に構成し、この三層目のナイロンの高いガスバリア性によって外部からの空気の侵入を遮断するように構成している。
【0033】
また、本実施例の個包装袋3の外面、具体的には表面に、収容した餅片1の賞味期限7を記載した構成としている。
【0034】
また更に、本実施例の個包装袋3は、図3に示すように、ピロー包装袋を採用した構成としている。
【0035】
このように構成した個包装袋3に、上述した餅片1と脱酸素剤2を収容すると共に、個包装袋3内に不活性ガスを主成分とする酸化防止用ガスと、ヘリウムガスとを充填した構成としている。
【0036】
この個包装袋3内に不活性ガスを主成分とする酸化防止用ガスは、個包装袋3内の酸素の存在をできるだけ少なくすることを目的として充填され、また、ヘリウムガスは、個包装袋3の開口部8を密閉する際に生じるシール不良による漏れ孔4の発生の有無を検査する際に使用する目的として充填されるものである。
【0037】
この不活性ガスを主成分とする酸化防止用ガスとヘリウムガスとの個包装袋3への充填量は、餅片1と脱酸素剤2とを収容し密閉した個包装袋3が、この充填したガスによって膨出形状となる量に設定している。
【0038】
更に、言い換えると、酸化防止用ガスとヘリウムガスとの個包装袋3内への充填量は、個包装袋3を次々と密閉した後に、この密閉により膨出形状となった各個包装袋3を外方から押圧した際、密閉済みの個包装袋3に漏れ孔4が生じていた場合には、ヘリウム検知器5で検知し得るヘリウムガスが吐出される量に設定している。
【0039】
具体的には、この個包装袋3に充填する不活性ガスを主成分とする酸化防止用ガスの充填量は、個包装袋3を密閉した直後の個包装袋3内の残留酸素ガスがこの個包装袋3内の全ガス容量に対して9vol%以下となる量に設定している。
【0040】
また、本実施例の不活性ガスを主成分とする酸化防止用ガスは、窒素ガスやアルゴンガスなどの不活性ガスを主成分とする酸化防止用ガスであり、本実施例では、この不活性ガスに安価な窒素ガスを採用している。
【0041】
また、この窒素ガスを主成分とした酸化防止用ガスと一緒に充填するヘリウムガスの充填量は、密閉済みの個包装袋3に漏れ孔4が生じていた場合に、充填したガスにより膨出している密閉済みの個包装袋3を外部から押圧することによって漏れ孔4からヘリウム検知器5で検知し得る量が吐出される量に設定しており、より具体的には、個包装袋3内の全ガス容量に対して1vol%〜9vol%となる量に設定している。
【0042】
また、上述したように、本実施例は、個包装袋3としてピロー包装袋を採用しているが、このピロー包装袋は、図4に示すように、開口部8をシールする際に、背貼り部9によって生じる段差の影響で、非常に低い確率ではあるが、シール不良による漏れ孔4が発生してしまうことがある。
【0043】
そのため、このピロー包装袋である個包装袋3を密閉した後で、この密閉した個包装袋3に漏れ孔4が発生しているかどうかを確認するためのピンホール検査を行わなければならない。
【0044】
本実施例のピンホール検査を行う検査工程について説明すると、この検査工程は、窒素ガスを主成分とする酸化防止用ガスとヘリウムガスとを充填したことで膨出形状となった餅片1と脱酸素剤2とを収容した個包装袋3を検査装置10内に搬送し、この検査装置10内で個包装袋3を外部から押圧し、この検査装置10に付設したヘリウム検知器5がヘリウムガスを検知するか否かでこの個包装袋3に漏れ孔4が生じているか否かを判断するものである。
【0045】
即ち、個包装袋3に漏れ孔4が生じていた場合は、個包装袋3を押圧した際に個包装袋3内のヘリウムガスが吐出し検査装置10内に拡散するので、この検査装置10内に拡散したヘリウムガスをヘリウム検知器5が検知することで、この個包装袋3に漏れ孔4が生じていると判断することができ、また、個包装袋3に漏れ孔4が生じていない場合は、個包装袋3を押圧しても個包装袋3内のヘリウムガスが個包装袋3外に流出しないので、検査装置10内にはヘリウムガスが存在せず、よって、ヘリウム検知器5はヘリウムガスを検知しないので、この個包装袋3に漏れ孔4が生じていないと判断できる、極めて簡易な検査方法である。
【0046】
具体的には、検査装置10は、図5に示すように、上下に配設したベルト搬送機構11と、ヘリウム検知器5とからなり、この上下に配設したベルト搬送機構11が上下方向から膨出した個包装袋3を押圧しながら搬送することで、もし、個包装袋3に漏れ孔4が生じていた場合は、この搬送途中に設けたガス吸引部12から押圧した際に吐出したヘリウムガスがヘリウム検知器5内に引き込まれ、ヘリウム検知器5で吸引したガスがヘリウムガスであることを認知してヘリウムガスを検知したことを出力するように構成したものである。
【0047】
このように、製造過程で搬送しながら漏れ孔4の有無を判定するピンホール検査を行うことができるので、非常にスピーディー且つ正確にピンホール検査を行うことができるので、製造した全ての個包装袋3に対して全数検査を行うことができ、これによって、漏れ孔4が発生している個包装袋3に収容した餅片1を出荷することがなくなるので、個包装袋3に収容された餅片1を複数収容した外包装袋6を開封して、この外包装袋6内の個包装袋3に収容された餅片1を空気にさらしても、餅片1を収容した個包装袋3内に外部から空気(酸素や水分)が侵入することがないので、個包装袋3内はカビが発生する条件が整わず、よって、個包装袋3内の餅片1を賞味期限まで保存することができる画期的な包装餅となる。
【0048】
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
【符号の説明】
【0049】
1 餅片
2 脱酸素剤
3 個包装袋
4 漏れ孔
5 ヘリウム検知器
6 外包装袋

【特許請求の範囲】
【請求項1】
餅片と脱酸素剤とを個包装袋に収容すると共に、この個包装袋内に不活性ガスを主成分とする酸化防止用ガスと、ヘリウムガスとを充填して密閉した包装餅であって、前記ヘリウムガスは、前記密閉済みの個包装袋に漏れ孔が生じていた場合に、この充填したガスにより膨出している前記密閉済みの個包装袋を外部から押圧することによって前記漏れ孔からヘリウム検知器で検知し得る量が吐出される充填量に設定したことを特徴とする包装餅。
【請求項2】
前記酸化防止用ガスと前記ヘリウムガスとの前記個包装袋内への充填量は、前記餅片と前記脱酸素剤とを入れて密閉した前記個包装袋が膨出形状となる量に設定したことを特徴とする請求項1記載の包装餅。
【請求項3】
前記酸化防止用ガスと前記ヘリウムガスとの前記個包装袋内への充填量は、前記個包装袋を次々と密閉した後に、この密閉により膨出形状となった前記各個包装袋を外方から押圧した際、前記密閉済みの個包装袋に漏れ孔が生じていた場合には、前記ヘリウム検知器で検知し得るヘリウムガスが吐出される充填量に設定したことを特徴とする請求項2記載の包装餅。
【請求項4】
前記ヘリウムガスの充填量は、前記個包装袋内の全ガス容量に対して1vol%〜9vol%となる量に設定したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装餅。
【請求項5】
前記不活性ガスを主成分とする酸化防止用ガスの充填量は、前記個包装袋を密閉した直後の該個包装袋内の残留酸素ガスがこの個包装袋内の全ガス容量に対して9vol%以下となる量に設定したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の包装餅。
【請求項6】
前記不活性ガスを主成分とする酸化防止用ガスは、窒素ガスであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の包装餅。
【請求項7】
前記個包装袋は、酸素透過率が1ml/m・day・MPa以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の包装餅。
【請求項8】
前記個包装袋は、ピロー包装袋であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の包装餅。
【請求項9】
前記個包装袋に、この個包装袋内の餅片の賞味期限を記載したことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の包装餅。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれか1項に記載の包装餅を前記個包装袋よりも大きな外包装袋内に複数収容して密封包装したことを特徴とする包装餅。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−14365(P2013−14365A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−148716(P2011−148716)
【出願日】平成23年7月4日(2011.7.4)
【出願人】(593201958)越後製菓株式会社 (22)
【Fターム(参考)】