説明

医療用回転切削器具のアタッチメント

【課題】着脱が容易で操作性に優れており、装着したドリルに芯ぶれが生じることがなく、しかも洗浄性に優れた手術用ドリルアタッチメントを提供する。
【解決手段】ドリルアタッチメント1は、ハンドピースに接続されるシャンク部3と、ドリルが着脱自在に装着される略スリーブ状のドリルホルダー5を備えている。ホルダー5には、ドリルを把持するためのすり割り構造が設けられている。すり割り構造は、スリット21〜24と、ドリルを把持するための把持部材41〜44と、把持部材の把持力を適度に設定する丸穴32,34から構成される。上記構成によれば、ドリル挿脱時にドライバーを必要とせず、単に抜き差しするだけで組立分解可能なので、操作性に優れている。また従来のネジ留め方式と違って、横から力を加えなくてもドリルを固定できるので、芯ぶれが生じない。さらに、すり割り構造を採用したことで、アタッチメントの洗浄性を改善できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、手術用ドリルビットや整形外科用バーから成る医療用回転切削器具を一体回転可能に固定し延長するための器具であって、歯科治療または外科治療においてハンドピースの駆動ヘッドに接続して用いられるアタッチメントに関する。
【背景技術】
【0002】
歯科治療や整形外科治療等においては、インプラントを骨に埋入する際、この骨にインプラントとほぼ同一形状の孔を穿孔している。例えば歯科治療においては、インプラントフィクスチャーを顎骨内に埋入するための埋入孔を形成するために、図5に示すようなドリル8が用いられている。図6には、図5のドリルのX−X線に沿った断面を示す。
【0003】
図5に示すように、従来より歯科治療において一般的に用いられているドリル8は、顎骨9を切削するための刃部81と、ハンドピースの駆動ヘッドに接続されるようになっているシャンク部83と、前記刃部81とシャンク部83との間を接続する円柱状の主軸89とを有している。シャンク部83は所定規格に従った寸法・形状を有するように形成されており、ハンドピースからの回転力を伝達するための断面略半月状の回転伝達部85と、ハンドピースからの脱落を防止するための脱落防止溝87を有している。
【0004】
このような歯科治療用ドリルは、施術時のドリルの回転ブレを防止し且つ開口する患者の負担軽減を図る観点から、比較的長さの短いものが使用される。しかし、インプラントフィクスチャーの埋入位置に隣接して残存歯が突き出ていると、施術時にハンドピースのヘッドが当該残存歯に接触する虞があり、そのような場合にはドリルの長さを延長して残存歯との接触を回避する必要がある。そこでかかる場合には、ドリルの長さを延長するための専用器具である手術用ドリルアタッチメント(ドリルエクステンション)が利用されている。
【0005】
従来のドリルアタッチメントは、ハンドピースに接続されるようになっているシャンク部と、ドリルのシャンク部が挿入されるようになっているスリーブと、スリーブ内に挿入されたドリルをアタッチメントに固定するためのネジを有している。スリーブには、このネジと螺合するネジ孔が貫通して形成されている。
【0006】
このようなドリルアタッチメントにおいて、ドリルをアタッチメントに固定する際には、スリーブに形成されたネジ孔にネジを通し、さらに当該ネジを締め付けることによってその先端でスリーブ内のドリル主軸を横から押さえ付ける。これにより、スリーブ内にあるドリルは、ネジ留めによる横からの締め付け力によって脱落不能にスリーブ側部に固定される。
【0007】
しかしながら、上記ネジ留め式のドリルアタッチメントには、以下に述べる問題点があった。
【0008】
(1) まず従来のドリルアタッチメントは、ネジ留め方式を採用しているが故に、ドライバー等の工具を用いた組立作業および分解作業が必要であり、その作業が極めて煩雑であった。
【0009】
(2) また、ネジ先端でドリルを横から押さえ付けるように固定しているため、アタッチメントの回転軸とドリルの回転軸との間に軸ずれが生じる。そのため、切削作業時にドリルの回転ぶれが生じて、切削の正確さに欠けるといった問題が生じていた。
【0010】
(3) さらに、アタッチメントにネジ穴を形成する必要があるためにスリーブが肉厚になり、結果としてアタッチメントの外形が大型化する。そのため、施術者にとっては口腔内作業が困難になり、また患者にとっては開口時に苦痛を伴うことがあった。
【0011】
(4) さらに、ドリルアタッチメントのような医療器具は使用する度に超音波洗浄等で洗浄,滅菌する必要があるが、従来のドリルアタッチメントはその洗浄性に問題があった。すなわち、従来のアタッチメントのスリーブ部分は、ドリルを挿入するための挿入口と極小径のネジ穴が形成されているに過ぎない、いわゆるクローズドタイプである。そのため、スリーブ内の隅々に洗浄作用が十分に行き渡らず、スリーブ内の洗浄性に問題があった。また、ドリル固定用のネジ穴の内壁は凹凸が激しくて、かかる部分への洗浄,滅菌作用が十分にはなされず、このような観点からもドリルアタッチメントの洗浄性の改善が望まれていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
上記従来技術の問題点に鑑み、本発明の目的は、着脱が容易で操作性に優れており、ネジ等の別体の固定部材を必要とせず、しかも、装着した回転切削器具に芯ぶれ,回転ぶれが生ずることがない、洗浄性に優れた医療用回転切削器具のアタッチメント(手術用ドリルアタッチメント)を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上述した目的は、歯科治療または外科治療においてハンドピースに接続して用いられ、骨切削用の回転切削器具を一体回転可能に固定し延長するためのアタッチメントであって、ハンドピースに接続されるようになっているシャンク部と、回転切削器具が着脱自在に装着されるようになっているホルダー部とを備えており、前記ホルダー部が、回転切削器具を把持するための把持手段を一体的に有しているアタッチメントによって達成される。
【0014】
前記ホルダー部は、回転切削器具のシャンク部を挿入可能な略スリーブ形状を有していることが好ましく、また、前記把持手段は、略スリーブ状のホルダー部に形成されたスリットと、該スリットを挟んで隣接し、装着された回転切削器具を把持するようになっている複数の把持部材と、を含んでいることが好ましい。
【0015】
また、前記把持手段は、さらに、前記スリットに連続するように形成され、回転切削器具に対する前記把持部材の把持力を適当な度合いに設定するための開口部を含んでいることが好ましい。
【0016】
さらに、前記複数の把持部材は、装着された回転切削器具に芯ぶれが生じないように、前記ホルダー部の周方向において等間隔に配置されていることが好ましい。
【0017】
さらに、前記ホルダー部は、装着された回転切削器具を磁気固定するための磁性部材を有していることが好ましい。
【発明の効果】
【0018】
請求項1記載の本発明によれば、アタッチメントは当初から固定用の把持手段を一体的に備えているので、切削器具の装着時に別体の固定部材(ネジ等)を用意する必要がない。また、切削器具の挿脱時に、ドライバー等の工具を一切必要とせず、操作者の手で単に抜き差しするだけで組立・分解可能なので、従来のネジ留め方式に比べて着脱が遥かに容易で操作性に優れている。また、操作性の改善によって手術時間が短縮されるので、患者の負担が軽減される。
また、ネジ留め方式の場合には、ネジによって横から切削器具をアタッチメントに押し付けるため、芯ぶれが生ずる。これに対して、本発明の場合には、切削器具をホルダー内に保持させるために横から力を加える必要がないので、芯ぶれが生じない。したがって、アタッチメントに装着しても切削器具の切削性が低下することはないので、所望の埋入孔等を骨に正確に形成することが可能になる。
さらに、ネジ穴を設ける必要がないのでホルダー部を肉薄にすることができ、その結果、アタッチメントの外形を小型化できる。その結果、施術者の口腔内作業が容易になるとともに、開口する患者の負担軽減を図ることもできる。
【0019】
請求項2記載の本発明によれば、スリーブ状のホルダー部はすり割り構造を有しているので、洗浄時における洗浄液の流通性を確保することができる。したがって、ホルダー内部を確実に洗浄,滅菌することができる。また、洗浄性に問題があったネジ穴を備えていないので、従来のクローズドタイプのアタッチメントに比して、優れた洗浄性を有しているといえる。
【0020】
請求項3記載の本発明のように開口部を設けることにより、切削器具の挿脱時の操作性を阻害しない程度の適度の固定力(弾性力)を把持部材に持たせることができ、かつ、この状態を長期的に維持させることが可能になる。開口部の寸法・形状は、ホルダー部の寸法・形状・材質等の諸条件を考慮に入れた上で、操作者の挿脱感や把持部材の弾性限度等によって決定される。
なお、開口部を設けない場合には、初期状態では高い把持力が維持されるが、切削器具の抜き差しに伴って剛性が低下するので、経時的に把持力の低下を招く虞がある。また、ホルダー部の寸法や材質によっては、過度の剛性のために、切削器具の装着時・取外し時の操作性が阻害される虞がある。
【0021】
請求項4記載の本発明によれば、複数の把持部材はホルダー部の周方向に等間隔に配置されているので、アタッチメントの回転軸と切削器具の回転軸が一致するように、切削器具を保持することができる。その結果、装着状態での軸ずれが防止されるので、切削器具の回転ぶれを確実に防止することができる。
【0022】
請求項5記載の本発明によれば、アタッチメントからの切削器具の脱落を確実に防止することができる。また、アタッチメントへの切削器具の装着に際し磁気吸引作用が働くので、切削器具を所望の固定位置に確実にセットすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
本発明のアタッチメントは、手術用ドリルビットや整形外科用バーから成る回転切削器具を一体回転可能に固定し延長するための器具であって、歯科治療または外科治療においてハンドピースの駆動ヘッドに接続して用いられる。
【0024】
以下、回転切削器具の一例として図5に示す歯科治療用のドリルを挙げ、添付図面に基づいて本発明のアタッチメント(ドリルエクステンション)の実施形態について詳細に説明する。
図1は本発明のアタッチメント1を示しており、図1(A)(B)はそれぞれ正面図および側面図である。
図2は、図1に示すアタッチメントの底面図である。
図3は、図1のV−V線に沿った断面図である。
【0025】
アタッチメント1はマルテンサイト系ステンレス等から成り、上端側に設けられたシャンク部3と、下端側に設けられたドリルホルダー(ホルダー部)5と、前記シャンク部3とドリルホルダー5との間を接続する円柱状の主軸7とを一体的に備えている。
シャンク部3は、図5に示すドリル8のシャンク部83と同じ形状・寸法を有しており、施術時には歯科用ハンドピースの駆動ヘッドに接続されるようになっている。
ドリルホルダー5は、ドリル8のシャンク部83を挿入可能な略スリーブ形状を有している。このドリルホルダー5には、ドリル8を把持するための把持手段(すり割構造)が設けられており、ドリル8が相対的に空回りしないように着脱自在に装着されるようになっている。
【0026】
略スリーブ状のドリルホルダー5の下端側には、ドリル8のシャンク部83が挿入されるようになっている挿入路51が形成されている(図2参照)。この挿入路51はドリル8の主軸89よりもやや小径になるように形成されている。
【0027】
またドリルホルダー5の内側上方には、挿入路51に通ずる空間であって、ドリル8のシャンク部83を収容するための内側空間53が形成されている。この内側空間53には、ドリル8の回転伝達部85と係合してハンドピースからの回転力をドリル8に伝達するための凸状の係合部52が形成されている。この係合部52は、ドリル装着状態でドリル8の切欠部82に位置し、ドリル回転方向において該ドリルの回転伝達部85と相互干渉するようになっている。
【0028】
さらに、ドリルホルダー5には、ドリル8を脱落防止可能に把持するための把持手段(すり割り構造)が一体的に設けられている。本実施形態では把持手段は、略スリーブ状のドリルホルダー5に形成されたスリット(すり割り)21〜24と、スリットに連続するように形成された開口部である丸穴32,34と、スリットを挟んで隣接する複数の把持部材41〜44から構成されている。
【0029】
複数の把持部材41〜44は等間隔に形成されており、装着されたドリル8に芯ぶれが生じないように把持する役割を担う。本実施形態では一例として、90°間隔で4つの把持部材41〜44が配置されるように、90°間隔で4つのスリット21〜24が軸方向に沿って形成されている(図2参照)。そして、4つのスリットのうち、対向する2つのスリット22,24の上端部には、それぞれ丸穴32,34が形成されている(図1(B)及び図3参照)。また、他の2つのスリット21,23の上端部には、それぞれドリルホルダー内部の洗浄性を高めるための洗浄穴31,33が形成されている(図1(A)及び図3参照)。
【0030】
4つの把持部材41〜44の内側では、ドリル8の円柱状主軸89が適度の固定力で把持される。そのため、4つの把持部材41〜44に囲まれる挿入路51の径D(図2参照)は、ドリル8の主軸89の径よりもやや小さくなるように形成されている。
【0031】
丸穴32,34はそれぞれ、図1(B)に示すように、スリット22,24の上端部において該スリットに連続するように形成されている。この丸穴32,34は、把持部材41〜44によるドリルの固定力(弾性力)を適当な度合いに設定するための弾性調整穴として機能する。
【0032】
なお、図示していないが必要であれば、把持部材41〜44による固定力を補うために、装着されたドリル8を磁気固定するための磁性部材をアタッチメント1に設けることも可能である。磁性部材の具体例としてはサマリュームコバルト系磁石等が挙げられる。このような磁石は、例えばドリルホルダー5の上端部(または主軸7の下端部)に設けてもよい。これにより、ドリル8の上端部がドリルホルダー上部側に磁気吸引されるので、把持部材41〜44による固定力と協働してドリル8の脱落をより確実に防止することができる。また、アタッチメント1へのドリル8の装着に際し磁気吸引作用が働くので、ドリル8を所望の固定位置に確実にセットすることができる。
【0033】
次に、図4に基づいて、上述した構成を有するアタッチメント1に対するドリル8の挿脱手順について述べる。図4(A)は、図1のアタッチメント1に対し図5のドリル8を装着する手順を示しており、図4(B)は、ドリル8を装着した状態のアタッチメント1を示している。
【0034】
アタッチメント1にドリル8を装着する際には、図4(A)に示すように、ドリル8のシャンク部83を、挿入路51を介してドリルホルダー5内に挿入する。その際、挿入路51にドリル8の上端を押し込むことにより、把持部材41〜44が放射方向に僅かに弾性変形して挿入路51が拡径する。そして、把持部材41〜44との間に生ずる摩擦抵抗および当該把持部材の弾性力に抗してドリル8を押し込むと、該ドリルのシャンク部83が挿入路51を超えてドリルホルダー5内に完全に収容される。
【0035】
装着後は、ドリルホルダー5の内側空間53で横方向に突き出た係合部52と、ドリルの回転伝達部85が回転方向において係合(相互干渉)するので、ドリル8がアタッチメント1に対し空回りすることはなく、ハンドピースからの回転力はアタッチメント1を介してドリル8に確実に伝達される。また、把持部材41〜44とドリル8との間に摩擦抵抗が生ずるとともに、把持部材41〜44が、弾性変形に伴う固定力によってドリルの主軸を求心方向に押さえ付けるので、施術中にドリル8がアタッチメント1から脱落することはない。
【0036】
アタッチメント1からドリル8を取り外す際には、把持部材41〜44による固定力および摩擦抵抗に抗してドリル8を軸方向に引っ張ることにより、ドリルホルダー5からドリル8のシャンク部83を抜き出すことができる。完全に抜き出すと、把持部材41〜44は原形に復帰し、挿入路51はもとの寸法に縮径する。
【0037】
アタッチメント1を洗浄する際には、上記手順でドリル8を取り外して、それぞれを超音波洗浄する。超音波洗浄の過程では、洗浄液が挿入路51,スリット21〜24,洗浄穴31,33および丸穴32,34を介して、ドリルホルダー5内の隅々に行き渡り、アタッチメント1の全体の隅々にわたって十分な洗浄効果が発揮される。このように、本発明のアタッチメントは、従来のクローズドタイプのアタッチメントに比して優れた洗浄性を有しており、アタッチメントの外側は勿論のことホルダー内部も確実に洗浄することができる。
【0038】
以上、本実施形態では、アタッチメントに歯科治療用のドリルを装着する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、外科用インプラントを埋入する際に用いられるドリルを装着する場合にも用いることが可能である。
また、本発明のアタッチメントの形態は上記実施形態及び図面に示す態様に限定されるものではなく、例えば注水機能付きのドリルを装着する場合を考慮して、ハンドピースからの冷却水を送給するための注水孔(貫通孔)をアタッチメントの軸線に沿って形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明のアタッチメントを示しており、図1(A)(B)はそれぞれ正面図および側面図である。
【図2】図1に示すアタッチメントの底面図である。
【図3】図1のV−V線に沿った断面図である。
【図4】図4(A)は図1のアタッチメントに対し図5のドリルを装着する手順を示しており、図4(B)はドリルを装着した状態のアタッチメントを示している。
【図5】歯科治療において一般的に用いられているドリルを示す図である。
【図6】図5のドリルのX−X線に沿った断面を示す
【符号の説明】
【0040】
1 アタッチメント(ドリルエクステンション)
3 シャンク部
5 ドリルホルダー(ホルダー部)
7 主軸
8 歯科治療用のドリル(回転切削器具)
9 顎骨
21 スリット(すり割り)
22 スリット(すり割り)
23 スリット(すり割り)
24 スリット(すり割り)
31 洗浄穴
32 丸穴(開口部)
33 洗浄穴
34 丸穴(開口部)
41 把持部材
42 把持部材
43 把持部材
44 把持部材
51 挿入路
52 係合部
53 内側空間
81 刃部
82 切欠部
83 シャンク部
85 回転伝達部
87 脱落防止溝
89 主軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
歯科治療または外科治療においてハンドピースに接続して用いられる器具であって、骨切削用の回転切削器具を一体回転可能に固定し延長するためのアタッチメントにおいて、
ハンドピースに接続されるようになっているシャンク部と、
回転切削器具が着脱自在に装着されるようになっているホルダー部と、を備えており、
前記ホルダー部が、回転切削器具を把持するための把持手段を一体的に有していることを特徴とする医療用回転切削器具のアタッチメント。
【請求項2】
前記ホルダー部は、回転切削器具のシャンク部を挿入可能な略スリーブ形状を有し、
前記把持手段は、
略スリーブ状のホルダー部に形成されたスリットと、
該スリットを挟んで隣接し、装着された回転切削器具を把持するようになっている複数の把持部材と、を含んでいることを特徴と請求項1記載の医療用回転切削器具のアタッチメント。
【請求項3】
前記把持手段は、さらに、
前記スリットに連続するように形成され、回転切削器具に対する前記把持部材の把持力を適当な度合いに設定するための開口部を含んでいることを特徴と請求項2記載の医療用回転切削器具のアタッチメント。
【請求項4】
前記複数の把持部材は、装着された回転切削器具に芯ぶれが生じないように、前記ホルダー部の周方向において等間隔に配置されていることを特徴と請求項2又は3記載の回転切削器具用のアタッチメント。
【請求項5】
前記ホルダー部は、装着された回転切削器具を磁気固定するための磁性部材を有していることを特徴と請求項1乃至4の何れかに記載の医療用回転切削器具のアタッチメント。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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