説明

医薬品キャビネット

例示的な実施形態は、医薬品などのアイテムを格納するための選択可能なアクセスをもつ少なくとも一つの引き出しを有するキャビネットを含む。第1開口部を有する摺動可能なカバーは、引き出しの内部のアイテムへの閉鎖及び/又はアクセスを許容する。キャビネットは、更に、カバーに結合された電動アクチュエータと、ユーザーインターフェースから発生された信号に応答して、引き出しの内部に対して第1開口部の移動を制御するためにアクチュエータに結合されたコントローラとを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願についてのクロスリファレンス)
本出願は、2009年1月9日に提出された米国出願第12/351679から優先権を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
本明細書中に記載された主題は、概ね、キャビネットの分野に関する。特に、本明細書中に記載された主題は、医療のアイテム(items)、器具、商品及び製品などを安全に格納する及び/又は制御可能に分配するための医薬品キャビネットに関する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明の一実施形態は、選択可能なアクセスをもつ少なくとも一つの引き出しを有する引き出しアッセンブリに関する。引き出しアッセンブリは、少なくとも一つの引き出しハウジングと、そこに摺動可能な引き出しユニットとを含む。引き出しユニットは、内部を画定する壁と、ベルトが引き出しユニットのための閉鎖部を提供するように引き出しユニットに関して移動可能なベルトとを含む。ベルトの開口部は、引き出しユニットの内部の一部へのアクセスを提供する。電動アクチュエータは、ベルトに結合され、アクチュエータに結合されたコントローラは、ユーザーインターフェースから発生された信号に応答して、引き出しの内部に対して開口部の制御された移動を提供する。
【0004】
本発明の他の実施形態は、選択可能なアクセスをもつ少なくとも一つの引き出しを有するキャビネットに関する。キャビネットは、少なくとも一つの引き出しハウジングと、そこに摺動可能な引き出しユニットとを含む。引き出しユニットは、内部を画定する壁と、カバーが引き出しユニットのための閉鎖部を提供するように引き出しユニットに関して摺動可能なカバーとを含む。カバーは、引き出しユニットの一部に関して可撓的に曲がり、カバーの開口部は、引き出しユニットの内部の一部へのアクセスを提供する。電動アクチュエータは、カバーに結合され、アクチュエータに結合されたコントローラは、ユーザーインターフェースから発生された信号に応答して、引き出しの内部に対して開口部の制御された移動を提供する。
【0005】
本発明のさらに他の実施形態は、自動化分配システムに関する。システムは、それ自体が少なくとも一つの引き出しハウジングを含むキャビネットと、それに摺動可能で内部を画定する壁を有する引き出しユニットとを含む。また、キャビネットは、カバーが引き出しユニットのための閉鎖部を提供するように引き出しユニットに関して移動可能で可撓的に曲がることが可能なカバーを含む。カバーの開口部は、引き出しユニットの内部の一部へのアクセスを提供する。また、システムは、カバーに結合された電動アクチュエータと、アクチュエータに結合されたコントローラと、コントローラに結合されたユーザー制御インタフェースとを含む。コントローラは、アクセス許可情報、キャビネット内容の情報、及び、医療患者情報を保持する電子メモリを含む。コントローラから発生された信号は、ユーザーが引き出しの内部に対して開口部を動かすアクチュエータを制御することを許容する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】図1は、一つの本発明に係るアイテム管理システムの図である。
【図2】図2は、一つの本発明に係るアクセス制御キャビネットシステムの斜視図である。
【図3】図3は、一つの本発明に係る引き出しアッセンブリの斜視図である。
【図4】図4は、一つの本発明に係る引き出しユニットの分解斜視図である。
【図5】図5は、一つの本発明に係る制御可能インサートの分解斜視図である。
【図6】図6は、一つの本発明に係る図5の制御可能インサートの第1端部の斜視図である。
【図7】図7は、一つの本発明に係る図5の制御可能インサートの第2端部の側面図である。
【図8】図8は、一つの本発明に係るシェル及びラッチの内側斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
薬剤、医療器具及びアプリケーターなどの医療アイテムは、誤用、間違い又は盗難を抑制するために制御されたアクセスの保管を必要とする場合がある。従って、医師、看護師、技師、薬剤師などは、特に、医療のアイテム(items)、器具、商品及び製品などを安全に格納する及び/又は制御可能に分配するように設計された医薬品キャビネットを利用する。本発明の好適な実施形態は、キャビネットが引き出しの中身に対して選択可能なアクセスを提供する、そのようなアイテムを安全に格納する保管装置を提供する。発明の特定の好適な実施形態は、特に、医薬品キャビネットでの使用を意図しているが、特許請求の範囲の技術は、宝石を保管する宝石細工人、武器を保管する武器倉庫作業者、化学薬品を保管する化学者、セーフティ預金ボックスの内容を保管する銀行などの様々な他の安全な格納アプリケーションに使用することもできることに留意すべきである。
【0008】
図1は、アイテム管理システム10(また分配ステーションと呼ばれる)の例示的な実施形態の図を示す。このようなシステム10は、例えば、制御アクセス医薬品システムとして供される。システム10は、キャビネットハードウェア16に連結された電子制御システム14を含む。システム10は、システムのユーザーが電子制御システム14を通じてキャビネットハードウェア16と相互に作用することを許容する。例えば、許可されたユーザーは、キャビネット16内に格納された内容が承認されたユーザーによってアクセスできるように、キャビネット16のロックを解放するために電子制御システム14を支持する。
【0009】
図1の制御システム14は、ユーザーインターフェース22(またターミナルと呼ばれる)、メモリを有するソフトウェア24などのコントローラ20に連結された多数のコンポーネントを更に含む。ユーザーインターフェース22は、ユーザーとコントローラ20との間で情報信号を中継する。ソフトウェア24は、ユーザー、メモリ及びハードウェア16と相互に作用するために、コントローラ20によって使用される順序付けられた論理的アルゴリズムを提供する。電子制御システム14を通じてユーザーは、キャビネットハードウェア16の部分を操作することができる。
【0010】
メモリは、例えば、キャビネット内容情報データーベース、認証情報のデーターベース及びクライアント又は患者情報データーベースを含む、サーバー30(またハードドライブ、ディスク、及び/又はそのようなもの)上の様々なデーターベースのデーターを格納する。一つの例示的な制御システムの実施形態は、医療患者関連データー、医薬品キャビネット内容データー及び医療従事者の承認データーに連結された病院のコンピューターのネットワークを含む。ユーザーは、メモリのデーターにアクセスし、追加し、メモリのデーターからとり、及び/又はメモリのデーターを増大することができる。しかしながら、他の実施形態は、内容、承認、及び/又はクライアント情報に関連するデーターベースを有するメモリを含まないことができる。
【0011】
図1のキャビネットハードウェア16は、引き出しユニット50、引き出しハウジング52、ラッチ54、及び、引き出しユニット50の可動アクセス部分42及びセンサ44の両方に連結されたアクチュエータ40を更に含む。一つの例示的な可動アクセス部分は、アクセス開口部を有するベルトであり、ベルトは、引き出しユニット50に関して摺動可能である。他の例示的な可動アクセス部分は、引き出しユニットに関して曲がる可撓性カバーであり、カバーは開口部を有する。カバーは、固定的な曲がり又は堅い曲がりとは対照的に、積極的に曲がるという点で可撓的に曲がる。可動アクセス部分42が閉位置にある(例えば、可動アクセス部分の開口部が引き出しユニットの内部にアクセスするように調整されていない)とき、システム10は、医薬品などの保管されたアイテムにアクセスするのを防止する。キャビネット90、92は、共に、固定的キャビネットを形成し、一方、キャビネット80は、キャスター82で移動可能である。制御システム14及びキャビネット90、92は、ポート70を通じて有線連通されている。情報は、“デイジーチェーン”リンケージ74でキャビネット90を通じてキャビネット92に中継される。制御システム14は、無線通信76を介してキャビネット80と連通する。また、付加のターミナル72がサーバー30に連結されることができる。
【0012】
しかしながら、指示に基づいて、コントローラ20からの制御信号は、アクチュエータ40に、引き出しユニット50に関してアクセス部分42を閉位置から開位置まで移動させる。次に、センサ44からの感覚データーは、コントローラ20が引き出しユニット50に関連してアクセス部分の位置及び/又は配向を検出するのを許容する。
【0013】
付加的に、ラッチ54は、可動アクセス部分42が開位置になったとしてもユーザーが引き出しユニット50内のアイテムにアクセスすることができないように、引き出しユニット50を引き出しハウジング52内に完全に保持する(すなわち、引き出しを閉じた状態に保持する)。しかしながら、指示に基づいて、コントローラ20からの制御信号は、ラッチ52に、引き出しユニット50を解放させ、ユーザーによって引き出しユニット50を引き出しハウジング52の外方に部分的に摺動するのを許容する。引き出しユニット50が引き出しハウジング52の外方に摺動し、可動アクセス部分42が開位置になった状態で、ユーザーは、選択されたアイテムにアクセスする。
【0014】
図2は、電子信号を介してコントローラ114に(無線で又は配線で)連結されたキャビネット112を含む、アクセスが制御されたキャビネットシステム110を示す。キャビネットシステム110は、複数の引き出しユニット120を保持するように寸法づけられた複数の引き出しハウジング122を含む。承認されたユーザーが引き出しハウジング内の引き出しユニットを摺動して引き出しユニットのアクセス部分132を露出することによって引き出しユニットの内容をアクセスすることができるように、引き出しユニット120は、引き出しハウジング122内で摺動できる。例示的な実施形態では、コントローラ114は、電気信号を送出し、引き出しユニット120上の可動カバー130を調節するため及び/又は引き出しユニット120を引き出しハウジング122に結合するラッチを解放するために、キャビネット112内のアクチュエータを命令する。例えば、看護師は、引き出しユニット120を引き出しハウジング122の外方に部分的に摺動でき、次に、アクセス部分132を通じて引き出しユニット120の内部の中に届き、医薬品アイテムを取得する。
【0015】
図2のシステム110の実施形態でのキャビネット112は、個々の引き出しユニット120及び様々な大きさの引き出しハウジング122を示す。他の実施形態では、引き出しユニットがキャビネット内で交換可能であるように、すべての引き出しユニット及び引き出しハウジングは、均一の大きさ及び形状である。システム110の引き出しユニット120は、箱形状である。他の実施形態では、いくつかの引き出しユニットは、断面が円筒形、立方形、六角形、又は他の形状である。
【0016】
図2のシステム110のコントローラ114は、スタンドアローンのラップトップのコンピューターである。ラップトップのコンピューターは、キャビネット112の操作に専用のソフトウェアとメモリを含む。他のコントローラの実施形態は、パーソナルコンピュータ、キャビネット、(典型的なテレビリモコンに似た)ワイヤレスリモートコントロール、配線リモートコントロール、データー入力ポート、制御回路、回路基板等に物理的に接続されたコンピューターを含む。コントローラ114を介してユーザーからキャビネット112への指示は、引き出しユニット120をそのカバー130の位置まで導き、引き出しユニット120の内部内にある小室に保管された内容にアクセスするのを許容する。コントローラ114を介してユーザーからキャビネット112への付加的な指示は、引き出しユニット120がキャビネットの引き出しハウジング122内で自由に摺動することができるように、ラッチを個々の引き出しユニット120を解放するように指令する。他の実施形態では、コントローラは、キャビネットの引き出しユニットの部分集合へのアクセスを制御するだけにすることができる。例えば、第1コントローラは、引き出しの第1の部分集合へのアクセスを制御することができ、第2コントローラは、重複する引き出しの大きな第2の部分集合へのアクセスを制御することができ、引き出しの第3の部分集合は、どちらのコントローラによっても影響されない。
【0017】
図3は、キャビネットの後壁214に取り付けられた引き出しユニット212の引き出しアッセンブリ210を示し、引き出しアッセンブリ210は、図2のキャビネット112に示された列140に類似している。図3の引き出しアッセンブリ210は、二列で(又は4列で)同一の大きさ及び形状の8つの引き出しユニット212を含み、各引き出しユニット212は、面224及び開口部222を有する摺動可能なカバー220を含む。引き出しユニット212は、個々の小室234をもつ引き出しユニット内部232を形成する複数の壁230を更に含む。いくつかの実施形態では、カバー220は、引き出しユニット212が引き出しハウジングの中に完全にあるときに制御可能に摺動されるだけである。引き出しユニット212を引き出しハウジングから摺動させる際に、ねじで留められた連結ピンは、後壁214から引き出しユニットを接続的に分離し、電力がカバー220に取り付けられたアクチュエータに対して切断される。他の実施形態では、電力は切断されないが、信号が、アクチュエータにカバー220を摺動しないように指令する。いくつかのキャビネットの実施形態では、図3の引き出しアッセンブリは、古い引き出しアッセンブリの代わりに改装及び挿入される。
【0018】
カバー220が、ユーザーが第1小室(図3のカバー220の下方にあるので図示しない)の内容に届こうと試みることを阻止するように、カバー220は、引き出しユニット内部小室234上に閉鎖部を形成する。同時に、カバーの開口部222は、ユーザーが第2小室にアクセスするのを許容する。次に、カバー220は、アクチュエータによって摺動されることができ、第1小室へのアクセスを許容しないでカバーの開口部222に移動し、第2小室に閉鎖部を形成する。他の位置では、カバー220は、両方の開口部に閉鎖部を形成することができる。
【0019】
後壁214は、双方ともに図2のコントローラ114に似たコントローラに結合された、回路基板240(またファームウェア、例えば、PROMと呼ばれる)と、ラッチアクチュエータ242(例えば、ソレノイド;プーリーを有するモータ、離間されてバイアスされた、かみ合う電磁石等)とを含む。引き出しユニット212は、後壁214から伸びるスライドレール244に沿って摺動することでき、引き出しハウジングに対して摺動する。しかしながら、後壁214に取り付けられたラッチは、引き出しユニットが引き出しハウジング内にロックされるときそのような摺動を禁止する(すなわち、ラッチは、引き出しを閉じた状態に保持する)。次に、ラッチアクチュエータ242は、コントローラによって命令されたときにラッチを解放する。また、後壁214は、引き出しユニット212の相当な部分が引き出しハウジング内に配置されないように引き出しユニット212が引き出しハウジングの外側に部分的に摺動されるときにコントローラと引き出しユニット212との間の電気通信を破ることができるインターロック(例えば、スイッチ、スプリングピン接続など)を含むことができる。権限のないユーザーが内部小室234へのアクセスを強制するために、引き出しユニット212及び/又はカバーを把持して引っ張ることができるときにその部分は“相当”である。
【0020】
図4は、三つのコンポーネント:引き出し上フレーム312(またシェルカバーと呼ばれる)、制御可能なインサート314、及び、引き出しシェル316(また引き出し本体と呼ばれる)を含む、引き出しユニット310の分解図を示す。インサート314がシェル316内に最初に適合し、そして、フランジを有するフレームがインサート314の上面上に適合し、シェル316からインサートが取り外れるのを防止するためにシェル316に取り付ける。いくつかの実施形態では、フレーム312は、つまみねじを回すことによってシェル316に締結される。引き出しシェル316は、図2の引き出しユニット120及び引き出しハウジング122に似たように、引き出しハウジング内に適合するように寸法づけられる。インサート314は、摺動可能なカバー320、側壁322、及び、一対のローラ324を含む。カバー320は、引き出しユニット310(すなわち、カバー320以外の引き出しユニットの構成要素)に対して摺動できる。いくつかの実施形態では、インサート314は、インサートカバー320をシェル316との接触から断つためにシェル316に接触するインサート側壁322から伸びる中間フランジを含む。他の実施形態では、中間フランジはシェルから伸びる。
【0021】
図5は、二つの構成要素:ベルト412及びインサート本体414を含む制御可能なインサート410の分解斜視図を示す。本体414は、4つの小室424で本体の内部を互いに形成する、分割部430、432及び側壁420などの複数の壁を含む。アイテムは、小室424に格納される。インサート414の各々の長手方向の端部440は、ローラ440を含み、ローラ440は、各ローラ440の側面に取り付けられた歯444を有するスプロケット442の形態である。さらに、ベルト412は、各々がベルト412の横側面上にある二つの穴付きトラック454を含む。歯444がベルト412の穴を追跡するスプロケット442の回転がベルト412を小室424に対して摺動するように、ベルト412は、インサート414の周りに適合するように寸法づけられる。ベルト412は、二つの開口部である大きな開口部450及び小さな開口部452を含む。
【0022】
インサート410の実施形態では、分割部430、432のいくつかは、固定された分割部430であるが、他の分割部は、オプションの壁を提供する取り外し可能な分割部432である。固定された分割部430は、インサート本体414に射出成形され、本体414に接着され、本体414に溶接されるなどができる。取り外し可能な分割部432は、大きな小室(例えば、分割部432が取り外されたときに形成された小室)を形成するためにインサート410の内部422から取り外すことができる。大きな開口部450は、大きな小室424に適合するように寸法づけられ、一方、小さな開口部452は、小さな小室424に適合するように寸法づけられる。例えば、インサート414は、取り外し可能なインサート432の使用又は取り外しに応じて、二つ、三つ、又は四つのいずれかの小室424を有することができる。
【0023】
図5の実施形態は、4つの小室424を示すが、他のインサート本体の実施形態は、より少ない又はより多い数の小室を含む。例えば、変更された実施形態のインサート本体は、(例えば、単一のアイテムが千分の一の小さなアイテムに対してアクセスする長いインサートに対して)1乃至1000個の範囲の小室をもつが、好ましくは、1乃至10個の小室を有し、より好ましくは、図5に示された4つの小室を有する実施形態のインサート本体410のような1乃至4個の小室を有する。また、インサート410の実施形態では、壁420は、各々が開口側面を有する小室424を形成する。しかしながら、他の実施形態では、いくつかの小室は蓋を含むことができる。いくつかの蓋は、ヒンジによって壁に取り付けられるが、他の蓋は、壁から完全に分離できる。摺動可能なカバー(又はベルト)が蓋上に開口部を配置するとき、蓋は、持ち上げられて小室の内容にアクセスするのを許容する。
【0024】
また、図5に示されたベルト412は、いくつかの実施形態では、インデックスベルト及び/又はシャッターにすることができる。ベルト412は、約0.125ミリメートル(又は0.005インチ)の厚さのステンレス鋼シートなどの連続的な材料で作られる。他の実施形態は、厚い透明なマイラー(商標)又はポリカーボネートシートのベルトを含む。いくつかの実施形態は、タンクのトレッド又は金属腕時計のバンドに似たリンクから作られたベルトを含む。カバーは、ローラなどのインサートの一部分に関して曲がることができるように可撓性であるように作られるのが好ましい。カバーの曲げは、カバーの使用されない部分がインサートから突き出ないでインサートの下部や内部に格納されることができるため、よりコンパクトなデザインを可能とする。いくつかの実施形態では、ベルトの余分な長さが一連のローラを介してインサートの下方に折り返して伸ばせるように(だいたいロープがプーリーシステム又は滑車装置で折り返して伸ばされるのと同じ)、ベルトは、インサートの縁部よりもはるかに大きく寸法づけられる。ベルトの余分な長さは、様々な大きさの付加的な開口部を許容する。さらに他の実施形態は、ベルトではない可撓性カバーを含む。例えば、いくつかの実施形態は、スプール内に又はスプールの周囲にカバーを巻くスプールであるローラを含む。そのようなカバーは、ストラップ、ストリップ、バンドなどであり、インサートの周囲を完全に摺動しない。いくつかの実施形態のカバーは、折り返されたステンレス製のカバーのような補強クロスエッジを有する開口部を形成する。補強は、鋭利な開口部の縁部を防止し、ユーザーが一つの小室にアクセスしそれから隣接する小室のアイテムに届くためにベルトを上げることによって“釣る”場合に小室間の不正な“釣りあげ”を防止する。
【0025】
図5のスプロケット442は、穴付きベルトトラックを把持するための歯444を含む。いくつかの実施形態は、Celcon又はDelrinの材料から射出成形されたスプロケット442を含むが、他の実施形態は、鋳造又は成形された金属及び複合材料である。他の実施形態では、スプロケットの面は、歯なしでベルト(又は他のカバー)に摺動力を提供するために、サンドペーパーの砂やグリップゴムなどの高摩擦面を有する。さらに他の実施形態は、ベアリング、ブッシュ、ボールベアリング、車輪、歯車、はめ歯歯車などであるローラを含む。他の実施形態は、丸いテフロン(登録商標)コーティングされたエンドなどの丸い及び/又は低摩擦面のような固定されたローラを含む。歯が、所望の小室上にカバー開口部を移動するために権限のないユーザーが引っ張ることによって引き出しユニットの誤用を防止するために、歯の使用はいくつかの利点を有する。しかしながら、スプリングラッチなどの、引き出しユニットがその引き出しハウジングから摺動されるときにベルトの穴と係合するロック部材のようなロックをベルトに追加することによって同じ利点が達成されることができる。いくつかの実施形態は、カバーに摺動力を与えるためのローラを使用しないが、その代わりに、ベルトの側面に取り付けられたフックを有する機械的なアームを使用する。機械的アームは、アーム及び/又はソレノイドを引っ張る又は押し出す電磁石によって作動され(すなわち電動アクチュエータを形成する)、カバーを小室に対して摺動させる。また、そのような実施形態は、アームと関連してホイール、ベアリング、スプロケットなどを使用する。いくつかの実施形態では、コントローラは、二つの方向(すなわち、双方向の動き)アクチュエータを駆動できる。カバーの双方向の移動は、単一方向の摺動よりもカバーの開口部のより迅速な位置決めを可能とする。
【0026】
図6は、側壁434、内部424を形成する取り外し可能な分割部432、二つのスプロケット442及び端面460(図5ではエンドカバー440の下方にあるので示されていない)を含む制御可能なインサート414の第1端部の斜視図を示す。端面は、DCモータ470及びギア472がその中に配置されたモータボックス462を形成する。DCモータ470は、モータシャフト(図示せず)によってギア472に結合され、ギア472は、スプロケット442に結合される。モータ470は、またコントローラに結合され、モータは、コントローラの命令に基づいてアクチュエータとして実行されてスプロケットを駆動し、スプロケットは、カバー440を押したり引いたりする。第三に、モータ470は、電源に結合されている。そのような電源は、内部バッテリー、アウトレットなどの外部源に接合されたインサートを通じて通る一連の銅線、又は同様なものにすることができる。上述したように、電磁石に接続されているアームもベルトを押し出す又は引っ張るアクチュエータにすることができることを思い出すべきである。いくつかの実施の形態では、ギア472は、作動されないときに動きに抵抗する高いリダクションギアボックスの形態であり、それは、権限のないユーザーが手動でカバーを開けるのを防止するのに役立つ。
【0027】
図7は、ベルト412(又は他のカバー)、歯444を有するスプロケット442、及び側壁434を含む制御可能なインサート414の第2側面の(図3に示されたような)側横断面を示す。また、図7には、締結部482を有するベルトテンションアッセンブリ480、及び、ベルト412の一方側にある後壁496に取り付けられた光学センサ492とベルトの他方側にある光源494とを含むセンサアッセンブリ490を示す。ベルトテンションアッセンブリ480は、インサート414へのベルト412の取り外し及びインサート414にベルト412を張ることを許容する。センサアッセンブリは、ベルト412の配向情報をコントローラに提供し、コントローラは、ベルト412の現在及び/又は所望の配向及びベルトの開口部に関連してモータ(又は他のアクチュエータ)を作動させることができる。
【0028】
図7の実施形態は、テンションアッセンブリ480の形態を示す。締結部482(例えば、ねじ、十字アームすなわちタイヤを修復するために車のシャーシを上げるためのジャッキに似たもの、プーリーシステムなど)は、スプロケット442(又はインサート414の端部全体)を制御可能なインサート414から近付ける又は遠ざけるように押すために締結又は解放されることができる。例えば、締結部482の作動は、スプロケット442をインサート414の中心からさらに遠い方に押し出し、従って、ベルト(又は他のカバー)に張力を加える。より大きな張力を有するベルト412は、小室間の“釣ること(fishing)”を防止することに役立つ。また、ベルトの張力は、スプロケット442及び歯444をベルト412に係合及び把持させるのに役立つ。他の実施形態のテンションアッセンブリは、締結部の代わりにスプリングを含み、スプロケットは、インサートにベルトを適合するためにインサートの中心の方に手動で押されなければならない。そして、ベルトが正しい位置にあるとき、スプロケットは解放され、スプリングは、スプロケットを通じてベルトに張力を加える。さらに他の実施形態のテンションアッセンブリは、自動的な締結部を含み、コントローラは、アクチュエータにスプロケット又はインサート端部を駆動してベルトに張力を加えるように指令する。
【0029】
図7の実施形態は、コントローラにベルトの位置情報を提供するセンサアッセンブリ490の形態を示す。一実施形態では、光は、光源494(例えば、発光ダイオード、電球など)からベルトの等間隔に配置された穴又は開口を通じて光センサ492まで通過する。そして、コントローラは、センサ492によって検知された穴の数を数え、ベルト412の相対位置を決定する。他の実施形態では、ベルトは、コード化されたシーケンスにある一連の小さい穴を含む。センサによるコード化されたシーケンスの検知が位置情報をコントローラに提供するように、コード化されたシーケンスは、ベルト上の様々な位置を変化する。さらに他の実施形態は、ベルト位置を検知するための光センサを含まない。例えば、少なくとも一つの実施形態は、スプロケットの回転をカウントし、(例えば、スプロケットの“歯をカウントする”)開始位置に対するベルトの配向を決定する。
【0030】
図8は、キャビネットの後壁に結合されたシェル510の内部斜視図を示す。ラッチアーム520は、シェル510の底壁530の下方に配置され、ラッチヘッド522は、シェルフロア530内に形成された把持穴532(また内部ストライクと呼ばれる)を通じてシェル510に結合する。いくつかの実施形態では、内部ストライク532は、シェルフロア530に固定された重なり合う金属の縁などで補強される。他の実施形態では、ラッチはシェルの外側に接続されたストライクに接続する。ラッチアーム520は、ラッチを解放する、すなわち穴532からラッチヘッド522を取り除くためにコントローラによって指令されることができるラッチアクチュエータ514に接合される。付加的に、ラッチアーム520は、スプリング又は他の付勢部材に取り付けられ、シェルの把持穴532がラッチヘッド522上に配置されるときにシェル510と自動的に係合する。ラッチは、権限のないユーザーが、制御されたアクセスキャビネットの引き出しのハウジング内に引き出しユニットを摺動させることを防止するのに役立つ。しかしながら、権限のあるユーザーが引き出しユニットカバーを作動させた後に、ユーザーは、コントローラからの指令を介してラッチを解放することができる(すなわち、引き出しユニットがキャビネットからロックが解除されている)。さらに他の実施形態は、権限のあるユーザーがキャビネットの内容にアクセスするときに直接的なユーザーの指示なしに、引き出しユニットのロックを解除する。図4では、キャビネットの上部に穴を開け、ラッチを解放するロッドでその穴を通じて下方に達することなどによってラッチを上方位置から操作することによるキャビネットの悪用を阻止するためのセキュリティ偏向タブ310(また“釣れるブラケット”と呼ばれる)が存在する。また、図8は、キャビネットの前方から釣ることを防止するための、把持穴532から下方に延びる釣れるブラケット540を示す。他の実施形態は、シェル510から延びる偏向タブを含む。図8は、停電中又はコントローラの故障などで、キー、コード及び/又はその種の他のもので、キャビネットの外側から摺動的にラッチを解放するための手動解放プレート542を示す。
【0031】
この開示の目的のために、用語“結合された”は、二つの部材を直接的又は間接的に互いに接合することを意味するということに留意されるべきである。そのような接合は、本質的に静止又は移動可能にすることができ、及び/又は、そのような接合は、電気、電気信号、又は、他のタイプの信号又は二つの部材間の通信を許容することができる。そのような接合は、二つの部材で、または、二つの部材と互いに単一の一体本体として一体的に形成されている追加の中間部材とで、又は、二つの部材で、または、互いに取り付けられている追加の中間部材とで、達成される。そのような接合は、本質的に永久的にすることができ、又は、代替的に、本質的に取り外し可能又は解放可能にすることができる。コントローラとアクチュエータに関し、結合は、概ね、電気信号の通信でのコンポーネントの接合を意味する。
【0032】
また、好適な又は他の例示的な実施形態で示されたようなキャビネットの要素の構成及び配置は、単に例示であるということに留意することが重要である。本発明のいくつかの実施形態が本開示で詳細に記載されているが、本開示を検討する当業者は、特許請求の範囲に記載された事項の新規な教示及び利点から逸脱しないで多くの変更が可能(例えば、さまざまな要素の大きさ、寸法、構造、形状及び比率の変更、パラメータの値の変更、取り付け配置の変更、材料の変更、色の変更、配向の変更など)であるということを容易に理解するであろう。たとえば、キャビネットは、病室まで看護師によって押されることができるようにキャスター及び別個の電源(例えば、バッテリー)を有するモバイルカートに使用されることができる。したがって、すべてのそのような変更は、添付の特許請求の範囲に定義される本発明の範囲内に含まれることが意図される。任意のプロセスまたは方法ステップの指令又はシーケンスは、代替的な実施形態に従って変化または再順序されることができる。特許請求の範囲では、あらゆるミーンズプラスファンクションの条項は、記載された機能及び構造的等価物だけでなく等価的構造物も実行するとして本明細書中に記載された構造を含むことを意図されている。他の置換、変形、変更および/または省略は、添付の特許請求の範囲で表される本発明の精神から逸脱することなく、好適な又は他の例示的な実施形態の設計、動作条件及び配置でなされることができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
選択可能なアクセスをもつ、少なくとも一つの引き出しを有する引き出しアッセンブリであって、
少なくとも一つの引き出しハウジングと、
第1開口部を有するベルトと、
引き出しハウジング内で摺動可能であり、内部を画定する壁を含む引き出しユニットであって、ベルトが引き出しユニットのための閉鎖部を提供するように引き出しユニットに対して移動可能であり、第1開口部が引き出しユニットの一部へのアクセスを提供する、引き出しユニットと、
ベルトに結合された電動アクチュエータと、
ユーザーインターフェースから発生された信号に応答して、引き出しの内部に対して第1開口部の移動を制御するためにアクチュエータに結合されたコントローラとを備える、引き出しアッセンブリ。
【請求項2】
請求項1記載の引き出しアッセンブリにおいて、
引き出しユニットは、引き出しユニットの各端部に支持されたローラを更に含み、ベルトは、少なくともローラによって引き出しユニットに対して移動可能に支持される、引き出しアッセンブリ。
【請求項3】
請求項2記載の引き出しアッセンブリにおいて、
引き出しの内部は、複数の別個の小室に分割され、各小室は、個々の医薬品、医薬品の使用ユニット、あるいは、医療の使用のための他のアイテムなどの対応する品物を格納するように形状づけられる、引き出しアッセンブリ。
【請求項4】
請求項3記載の引き出しアッセンブリにおいて、
電動アクチュエータは、コントローラに応答して小室に対して第1開口部を選択的に移動させるために、ローラの一方に結合された電気モータである、引き出しアッセンブリ。
【請求項5】
請求項4記載の引き出しアッセンブリにおいて、
引き出しアッセンブリは、引き出しユニットの相当な部分が引き出しハウジング内に配置されていないときに電気モータの作動を防止するためにコントローラに結合されたインターロックを更に備える、引き出しアッセンブリ。
【請求項6】
請求項5記載の引き出しアッセンブリにおいて、
ベルトは、第1開口部よりも大きい第2開口部を含み、
小室は、第1開口部及び第2開口部の大きさに対応する大きさを有し、
コントローラは、小室に選択されたアクセスを許容するために第1開口部及び第2開口部を小室と整合させるように電気モータを作動するように構成される、引き出しアッセンブリ。
【請求項7】
請求項6記載の引き出しアッセンブリにおいて、
引き出しアッセンブリは、コントローラに結合された光学センサユニットを更に備え、
ベルトは、選択的に離間配置された複数のアパーチャを含み、
光学センサユニットは、小室に対する第1開口部及び第2開口部の配置を表すセンサ信号を発生するためにアパーチャに関連して支持される、引き出しアッセンブリ。
【請求項8】
請求項7記載の引き出しアッセンブリにおいて、
アパーチャは、コード化されたシーケンスで配置されている、引き出しアッセンブリ。
【請求項9】
請求項6記載の引き出しアッセンブリにおいて、
引き出しアッセンブリは、コントローラに結合された電気引き出しラッチを更に備え、電気引き出しラッチは、引き出しユニットの摺動を抑制する、引き出しアッセンブリ。
【請求項10】
選択可能なアクセスをもつ少なくとも一つの引き出しを有するキャビネットであって、
少なくとも一つの引き出しハウジングと、
第1開口部を有するカバーと、
引き出しハウジング内で摺動可能であり、内部を画定する壁を含む引き出しユニットであって、カバーが引き出しユニットのための閉鎖部を提供するように引き出しユニットに対して移動可能であり、第1開口部が引き出しユニットの一部へのアクセスを提供し、カバーが引き出しユニットの一部の周りを可撓的に曲がる、引き出しユニットと、
カバーに結合された電動アクチュエータと、
ユーザーインターフェースから発生された信号に応答して、引き出しの内部に対して第1開口部の移動を制御するためにアクチュエータに結合されたコントローラとを備える、キャビネット。
【請求項11】
請求項10記載のキャビネットにおいて、
キャビネットは、引き出しユニットの各端部に支持されたローラを更に備え、
カバーは、ローラによって引き出しユニットに対して移動可能に支持される、キャビネット。
【請求項12】
請求項11記載のキャビネットにおいて、
引き出しの内部は、複数の別個の小室に分割され、各小室は、個々の医薬品、医薬品の使用ユニット、あるいは、医療の使用のための他のアイテムなどの対応する品物を格納するように形状づけられる、キャビネット。
【請求項13】
請求項12記載のキャビネットにおいて、
キャビネットは、引き出しユニットの相当な部分が引き出しハウジング内に配置されていないときに電気モータの作動を防止するためにコントローラに結合されたインターロックを更に備える、キャビネット。
【請求項14】
請求項13記載のキャビネットにおいて、
カバーは、第1開口部よりも大きい第2開口部を含み、
小室は、第1開口部及び第2開口部の大きさに対応する大きさを有し、
コントローラは、小室に選択されたアクセスを許容するために第1開口部及び第2開口部を小室と整合させるように電気モータを作動するように構成される、キャビネット。
【請求項15】
請求項11記載のキャビネットにおいて、
キャビネットは、コントローラに結合された電気引き出しラッチを更に備え、電気引き出しラッチは、引き出しユニットの摺動を抑制する、キャビネット。
【請求項16】
自動化分配システムであって、
少なくとも一つの引き出しハウジングと、第1開口部を有する可撓的に曲がることが可能なカバーと、内部を画定する壁を有し、引き出しハウジング内に摺動可能な引き出しユニットとを含むキャビネットであって、可撓的に曲がるカバーが引き出しユニットのための閉鎖部を提供するように引き出しユニットに対して移動可能であり、第1開口部が引き出しユニットの一部へのアクセスを提供する、キャビネットと、
カバーに結合された電動アクチュエータと、
アクチュエータに結合されると共に、アクセス許可情報、キャビネット内容情報及び医療患者情報を保持する電子メモリに結合されたコントローラと、
コントローラに結合されたユーザー制御インタフェースとを備え、
コントローラから発生された信号を通じて、ユーザーは、引き出しの内部に対して第1開口部を動かすアクチュエータを制御する、自動化分配システム。
【請求項17】
請求項16記載の自動化分配システムにおいて、
カバーは、ベルトからなり、アクチュエータは、モータからなる、自動化分配システム。
【請求項18】
請求項17記載の自動化分配システムにおいて、
ベルトは、第1開口部よりも大きい第2開口部を含み、
引き出しの内部は、複数の別個の小室に分割され、
小室は、第1開口部及び第2開口部の大きさに対応する大きさを有し、
ユーザーは、小室に選択されたアクセスを許容するために第1開口部及び第2開口部を小室と整合させるように電気モータを作動するコントローラを指令することができる、自動化分配システム。
【請求項19】
請求項18記載の自動化分配システムにおいて、
自動化分配システムは、引き出しユニットの相当な部分が引き出しハウジング内に配置されていないときに電気モータの作動を防止するために、引き出しハウジングと引き出しユニットとの間にインターロックを更に備える、自動化分配システム。
【請求項20】
請求項19記載の自動化分配システムにおいて、
自動化分配システムは、コントローラに結合された電気引き出しラッチを更に備え、電気引き出しラッチは、ユーザーがコントローラに電気引き出しラッチを解放するように指令しない限り、完全に引き出しハウジング内部から引き出しユニットが摺動するのを抑制する、自動化分配システム。
【請求項21】
請求項20記載の自動化分配システムにおいて、
自動化分配システムは、コントローラに結合された光学センサユニットを更に備え、
ベルトは、選択的に離間配置された複数のアパーチャを含み、
光学センサユニットは、小室に対する第1開口部及び第2開口部の配置を表すセンサ信号を発生するためにアパーチャに関連して支持され、
アパーチャは、コード化されたシーケンスで配置されている、自動化分配システム。
【請求項22】
請求項18記載の自動化分配システムにおいて、
自動化分配システムは、バッテリー及び一組のキャスターを更に備え、
キャビネットは、キャスターに支持され、
バッテリーは、電気モータに電力を供給する、自動化分配システム。
【請求項23】
請求項18記載の自動化分配システムにおいて、
電気モータは、前方モード及びリバースモードを含み、双方向にベルトを駆動する、自動化分配システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2012−514520(P2012−514520A)
【公表日】平成24年6月28日(2012.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−545369(P2011−545369)
【出願日】平成21年12月23日(2009.12.23)
【国際出願番号】PCT/US2009/069432
【国際公開番号】WO2010/080660
【国際公開日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【出願人】(511164628)オートメッド・テクノロジーズ,インコーポレーテッド (1)
【Fターム(参考)】