説明

医薬製品

【課題】医薬および医薬様製品を提供すること。
【解決手段】本製品は、単一のデリバリーエンティティまたはビヒクルの状態でデリバリーされる活性薬を有する複数の構成要素を設ける。本製品は、それぞれの活性薬の放出速度の選択的な制御を可能とするが、依然として単一の製品の状態でデリバリーされる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2005年3月14日に出願された同時係属の米国特許仮出願第60/661552号および2004年11月19日に出願された米国特許仮出願第60/629828号に関連しかつそれらの優先権を主張するものであり、その内容を出典明示により本明細書の一部とする。
【0002】
本発明は、医薬製品および医薬様製品に関する。さらに詳細には、本発明は、医薬製品および医薬様製品における活性薬のデリバリーに関する。
【背景技術】
【0003】
活性薬または薬のデリバリーは、嚥下または別様に薬を服用することに関する不快さの故に問題であり得る。これは、複数の薬が服用されねばならない場合に特に該当する。
【0004】
活性薬をデリバリーする現在の方法には、錠剤およびカプセル剤が含まれる。錠剤の製造には、活性成分を錠剤成分の中へ添加するための湿式造粒法または直接圧縮製錠法が含まれる。均一性を実現するために混合した後に、錠剤は所望の形状で形成される。
【0005】
現在のカプセル剤の製造は、典型的には粉薬または丸薬の形態にある活性薬をカプセル、例えば、ゼラチンまたはデンプンから作製された硬質カプセルの中へ挿入し、ついで、例えば、第2のカプセル殻、付加的な外側コーティングを施し、かつ付加的に帯締めを含むことを介して封止される。
【0006】
これらの現在のデリバリー構造またはビヒクルには、融和性のある活性薬の使用に限定されているという欠点がある。これらのビヒクルはまた、このような1つまたは複数の活性薬に関する選択された放出速度に限定される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、現在の医薬デリバリー構造またはビヒクルのこれらの欠点を排除する医薬製品および医薬製品の製法に対する要望が存在する。
【0008】
本発明の目的は、医薬および/または医薬様製品を提供することである。
【0009】
本発明の別の目的は、このような医薬および/または医薬様製品の製法を提供することである。
【0010】
本発明の他の目的は、複数の活性薬のデリバリーを可能とするこのような製品およびそれらの製法を提供することである。
【0011】
本発明のさらに他の目的は、多活性薬に関する放出速度のより大きな選択性を可能とするこのような製品およびそれらの製法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明のこれらのならびに他の目的および利点が、単一のデリバリーエンティティまたはビヒクルに相互固締される複数の構成要素によってもたらされる。封止コーティングも、異なる構成要素のそれぞれの放出速度をさらに制御するために異なる構成要素に使用され得る。
【0013】
本発明の他のならびにさらなる目的、利点、および特徴が、以下を参照することによって理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の医薬製品の第1の実施形態の平面図である。
【図2】図1の医薬製品の分解図である。
【図3】図1の医薬製品の断面図である。
【図4】図1の医薬製品の上方部分の側面図である。
【図5】図1の医薬製品の上方部分の上面図である。
【図6】図1の医薬製品の中間部分の平面図である。
【図7】本発明の医薬製品の第2の実施形態の分解図である。
【図8】本発明の医薬製品の第3の実施形態の分解図である。
【図8a】図1の医薬製品の別法による実施形態の分解図である。
【図8b】図8aの医薬製品の断面図である。
【図9】本発明の医薬製品の第4の実施形態の平面図である。
【図10】図9の医薬製品の分解図である。
【図11】本発明の医薬製品の第5の実施形態の斜視図である。
【図12】図11の医薬製品の分解平面図である。
【図13】本発明の医薬製品の第6の実施形態の平面図である。
【図14】図13の医薬製品の分解平面図である。
【図15】本発明の医薬製品の第7の実施形態の平面図である。
【図16】図15の医薬製品の分解斜視図である。
【図17】図15の医薬製品の断面図である。
【図18】本発明の医薬製品の第8の実施形態の平面図である。
【図19】図18の医薬製品の分解斜視図である。
【図20】帯を備えていない、本発明の医薬製品の第9の実施形態の平面図である。
【図21】図20の医薬製品の上面図である。
【図22】図20の医薬製品の分解平面図である。
【図23】図20の医薬製品の中間部分の上面図である。
【図24】帯を備える、図20の医薬製品の平面図である。
【図24a】本発明の医薬製品の第10の実施形態の平面図であり、図20〜24の実施形態と同様であるが、垂直方向に帯を備える。
【図25】本発明の医薬製品の第11の実施形態の上面図である。
【図26】図25の医薬製品の分解斜視図である。
【図27】図25の医薬製品の断面図である。
【図27a】図25の医薬製品の別法による実施形態の断面図である。
【図28】本発明の医薬製品の第12の実施形態の分解斜視図である。
【図29】図28の医薬製品の平面図である。
【図30】図28の医薬製品の第1の断面図である。
【図31】図28の医薬製品の第2の断面図である。
【図31a】図28の医薬製品の別法による実施形態の平面図である。
【図31b】図31aの医薬製品の第1の断面図である。
【図31c】図31aの医薬製品の第2の断面図である。
【図32】本発明の医薬製品の第13の実施形態の分解斜視図である。
【図33】図32の医薬製品の断面図である。
【図34】本発明の医薬製品の第14の実施形態の分解斜視図である。
【図35】図34の医薬製品の断面図である。
【図36】本発明の医薬製品の第15の実施形態の分解斜視図である。
【図37】図36の医薬製品の平面図である。
【図38】図36の医薬製品の第1の断面図である。
【図39】図36の医薬製品の第2の断面図である。
【図39a】図36の医薬製品の別法による実施形態の平面図である。
【図39b】図39aの医薬製品の断面図である。
【図40】本発明の医薬製品の第16の実施形態の平面図である。
【図41】図40の医薬製品の分解平面図である。
【図41a】図40の医薬製品の上方部分の平面図である。
【図42】本発明の医薬製品の第17の実施形態の分解斜視図である。
【図43】図42の医薬製品の平面図である。
【図44】図42の医薬製品の第1の断面図である。
【図45】図42の医薬製品の第2の断面図である。
【図46】本発明の医薬製品の第18の実施形態の分解斜視図である。
【図47】図46の医薬製品の平面図である。
【図48】図46の医薬製品の第1の断面図である。
【図49】図46の医薬製品の第2の断面図である。
【図50】本発明の医薬製品の第19の実施形態の分解斜視図である。
【図51】図50の医薬製品の平面図である。
【図52】図50の医薬製品の第1の断面図である。
【図53】図50の医薬製品の第2の断面図である。
【図54】本発明の医薬製品の第20の実施形態の分解斜視図である。
【図55】図54の医薬製品の平面図である。
【図56】図54の医薬製品の第1の断面図である。
【図57】図54の医薬製品の第2の断面図である。
【図57a】図54の医薬製品の別法による実施形態の断面図である。
【図54−1】図54の医薬製品の別法による別の実施形態の分解図である。
【図55−1】図54の医薬製品の別法による別の実施形態の平面図である。
【図56−1】図54の医薬製品の別法による別の実施形態の断面図である。
【図57−1】図54の医薬製品の別法による別の実施形態の断面図である。
【図57a−1】図54の医薬製品の別法による別の実施形態の断面図である。
【図58】本発明の医薬製品の第21の実施形態の分解斜視図である。
【図59】図58の医薬製品の平面図である。
【図60】図58の医薬製品の第1の断面図である。
【図61】図58の医薬製品の第2の断面図である。
【図61a】図58の医薬製品の別法による実施形態の断面図である。
【図61b】図58の医薬製品の別法による別の実施形態の断面図である。
【図61c】図58の医薬製品の別法による別の実施形態の断面図である。
【図61d】図58の医薬製品の別法による別の実施形態の断面図である。
【図62】本発明の医薬製品の第22の実施形態の分解平面図である。
【図63】リベットを備えていない、図62の医薬製品の平面図である。
【図64】リベットの一部を備える、図62の医薬製品の断面図である。
【図65】リベットが固締されている、図62の医薬製品の断面図である。
【図66】本発明の医薬製品の第23の実施形態の分解平面図である。
【図67】リベットを備えていない、図66の医薬製品の平面図である。
【図68】リベットの一部を備える、図66の医薬製品の断面図である。
【図69】リベットが固締されている、図66の医薬製品の断面図である。
【図70】本発明の医薬製品の第24の実施形態の分解断面図である。
【図71】図70の医薬製品の断面図である。
【図72】本発明の医薬製品の第25の実施形態の分解断面図である。
【図73】図72の医薬製品の斜視断面図である。
【図74】本発明の医薬製品の第26の実施形態の斜視断面図である。
【図75】本発明の医薬製品の第27の実施形態の斜視図である。
【図76】本発明の医薬製品の第28の実施形態の斜視図である。
【図76a】図76の医薬製品の別法による実施形態の斜視図である。
【図77】本発明の医薬製品の第29の実施形態の斜視図である。
【図78】本発明の医薬製品の第30の実施形態の斜視図である。
【図79】本発明の医薬製品の第31の実施形態の断面図である。
【図80】本発明の医薬製品の第32の実施形態の断面図である。
【図81】本発明の医薬製品の第33の実施形態の断面図である。
【図82】本発明の医薬製品の第34の実施形態の断面図である。
【図83】本発明の医薬製品の第35の実施形態の断面図である。
【図84】本発明の医薬製品の第36の実施形態の斜視断面図である。
【図85】本発明の医薬製品の第37の実施形態の斜視図である。
【図86】本発明の医薬製品の第38の実施形態の斜視図である。
【図87】本発明の医薬製品の第39の実施形態の斜視図である。
【図88】本発明の医薬製品の第40の実施形態の斜視図である。
【図89】本発明の医薬製品の第41の実施形態の断面図である。
【図90】本発明の医薬製品の第42の実施形態の断面図である。
【図91】本発明の医薬製品の第43の実施形態の断面図である。
【図92】本発明の医薬製品の第44の実施形態の断面図である。
【図93】本発明の医薬製品の第45の実施形態の断面図である。
【図94】本発明の医薬製品の第46の実施形態の斜視図である。
【図95】本発明の医薬製品の第47の実施形態の斜視図である。
【図96】本発明の医薬製品の第48の実施形態の斜視断面図である。
【図97】本発明の医薬製品の第49の実施形態の斜視図である。
【図98】本発明の医薬製品の第50の実施形態の分解斜視図である。
【図99】本発明の医薬製品の第51の実施形態の斜視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図面、特に図1から6までを参照すると、医薬製品の好ましい実施形態が示されており、参照番号10によって全体が指し示されている。製品10は、上方部分20、下方部分30、および中間部分40を有する。上方、下方、および中間部分20、30、および40は、3つの別個の構成要素を形成する。本発明は、これらの個々の構成要素を形成する他の方法および製法の使用を企図するけれども、これらの構成要素は圧縮製錠によって形成され得る。
【0016】
上方、下方、および中間部分20、30、および40は、これらの3つの部分に関して放出速度を制御するために、中核基材の中などに賦形剤を含み得る。上方、下方、および中間部分20、30、および40の1つまたは複数の部分も、これらの3つの部分のそれぞれの放出速度をさらに制御するために、従来のコーティング処理などを使用することによって、様々な機能性を有する別個のコーティングシステムがコーティングされ得る(またはどの部分もコーティングされなくてもよい)。
【0017】
上方、下方、および中間部分20、30、および40には相互固締形状が与えられる。この相互固締形状は、3つの部分のすべてから活性薬を放出することを可能とし、かつこれらの部分間の結合を強化する。上方、下方、および中間部分20、30、および40は、単一のデリバリー装置またはビヒクルの使用によって多活性薬をデリバリーするために、好ましくは非解放自在にまたは実質的に非解放自在に、互いに結合または固着される。
【0018】
上方、下方、および中間部分20、30、および40は、例えば、膠剤または接着剤、重合体、ワックスの使用;機械的な方法、構造、または手段;熱溶接、誘導溶接、および超音波溶接などのエネルギーの印加;ならびにこのような方法の任意の組合せなどの様々な方法によって結合され得る。
【0019】
結合方法と、その方法で使用される構成要素または材料には、限定されるものではないが、ポリエチレングリコール(PEG)またはヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)などの重合体;ファーマゲル(Pharmagel)(登録商標)などのゼラチン;デンプン;カラコン社(Colorcon)からのコーティングであるメトセル(Methocel)(登録商標)系列(メチルセルロースおよびヒプロメロース(hypromellose)、例えば、セルロース系高分子バックボーン)と、これらの系統であり、そのようなものを含有するオプラドライ(Opradry)(登録商標)保護コーティング(この保護コーティングは、接着時に中核に塗布された後で、最初に水もしくはアルコール、またはそれらの組合せ(例えば、エタノール、メタノール、またはイソプロパノール(IPA))で湿潤される);チクル、サポジラの木からのラテックス樹液、および天然ゴムなどのガム;ソルバ樹液およびディエラ樹液を含めた天然樹脂などのガム基剤;チーズワックス(例えば、パラディップ(Paradip)(登録商標))、チューイングガムワックス(例えば、パラメルト(Paramelt)(登録商標))、ブチルもしくはポリイソブチレンゴム、蜜蝋、カルナウバ蝋、微晶蝋(例えば、ポリワックス(Polywax)(登録商標))などのワックス;糖質系食用接着剤などの食品等級接着剤;封筒等級接着剤;HPMCおよびシェラックなどのプリントインク(結合剤として);熱溶融性の食品等級膠剤;エポキシ樹脂;オパドライ(opadry);歯科用接着剤;ならびに即溶解性または感熱性フィルムが含まれ得る。
【0020】
結合方法にはさらに、限定されるものではないが、例えば、固締ピン機構、スナップ嵌め、ねじ込み嵌め、感圧圧縮、射出成形固締ピン、帯締め、収縮包装、および射出成形接着などの機械的方法が含まれる。結合方法にはさらに、限定されるものではないが、例えば、超音波溶接、レーザ、マイクロ波、熱、および摩擦溶接などのエネルギーの印加が含まれる。本発明はまた、上方、下方、および中間部分20、30、および40間の結合を容易化しかつ/または強化する他の結合方法、構造、もしくは構成要素の使用を企図する。
【0021】
上方部分20は凹部25を有し、下方部分30は凹部35を有する。凹部25および35は、上方および下方部分20および30の周囲または外縁まで達することが好ましい。凹部25および35は、製品10が組立てられるとき、上方、下方、および中間部分20、30、および40間に締り嵌めが実現され得るように、中間部分40の形状と共形である。本発明は構成要素間の結合を容易化しかつ強化し得る、三角形などの他の形状の使用も企図するが、好ましい実施形態では、中間部分40が楕円形または円形の形状を有する。上方、下方、および中間部分20、30、および40間の締り嵌めは、これらの構成要素間の結合を強化するばかりでなく、より見た目に美しい統一された製品10をもたらす。
【0022】
中間部分40は、3つの部分が結合されるとき、これらの部分間に相互固締界面または境界50が形成されるように、上方および下方部分20および30よりも狭い。相互固締界面50は、機械的な固締が上方、下方、および中間部分20、30、および40間に形成されることによって構造的に支持するために、非直線的であることが好ましい。相互固締界面50はまた、結合のためのより大きな面積が存在し、かつより強固な結合が形成されるように、上方、下方、および中間部分20、30、および40間の表面接触面積を増大させる。
【0023】
相互固締界面50は、中間部分40もその活性薬を所望の放出速度で放出できるように、この中間部分が露出されることを可能とする。しかし、本発明は、3つのすべての部分が結合されるときに中間部分40が露出されないように、凹部25および35は、上方部分20および下方部分30に沿って位置決めされる(例えば、中心に)ことも企図する。このような別法の実施形態では、中間部分40中の活性薬の放出は、中間部分が最終的に露出されるように、上方および下方部分20および30のどちらか一方または両方の崩壊に依存することになる。
【0024】
製品10は、3つの別個の基材中核を上方、下方、および中間部分20、30、および40の所望の形状で圧縮するために回転プレスの使用によって形成されることが好ましい。コーティングパンまたは他のコーティング方法もしくは手段が、任意の数の上方、下方、および中間部分20、30、および40をコーティングすることが可能である。上方、下方、および中間部分20、30、および40は相互固締態様で互いに位置決めされ、かつこれらの部分は、上で説明された結合方法の1つなどの結合法を使用して、1つのエンティティすなわちデリバリービヒクルとなるように結合され得る。
【0025】
上方、中間、および下方部分20、30、および40は、例えば、緩徐速度、または中間放出速度、または即時放出速度などの制御された放出速度として様々な所望の放出速度を実現するために別個に処方され得る。したがって、製品10は、所望であれば、3つの別個の活性薬を3つの異なる放出速度で、または1つの活性薬を3つの異なる放出速度でデリバリーすることができる。別法として、製品10は、1つの薬剤を2つの異なる放出速度でデリバリーし、第2の薬剤を1つの放出速度でデリバリーすること等々が可能である。これは、様々な活性薬をデリバリーするために、製品10が胃腸管の特定領域を標的にすることを可能とする。製品10では、上方部分20が中間放出速度を有し、下方部分30が緩徐放出速度を有し、かつ中間部分40が即時放出速度を有する。しかし、本発明は、製品10の1つもしくは複数の構成要素の他の放出速度の使用も、または本明細書で説明される他の実施形態のいずれかを企図する。
【0026】
製品10は、組合せ治療製品を実現するために、単一体の中で相互に別個の複数の活性薬をもたらす。上方、下方、および中間部分20、30、および40の1つまたは複数の部分上のコーティング(またはどの部分にもコーティングが存在しない場合もある)は、活性薬の放出速度をさらに制御する。上方、下方、および中間部分20、30、および40に関して3つの別個の成分を所望によりこれらの構成要素のそれぞれのコーティングと組み合わせて使用すると、製品10が、GI管の様々な段階で6つまでの異なる放出様式をもたらすことを可能とする。追加的に、配合禁忌の活性薬も、依然として単一のビヒクル、すなわち、製品10を使用することによってデリバリー可能である。
【0027】
図7および8を参照すると、医薬製品の第2および第3の実施形態が示されており、それぞれに参照番号11および12によって全体が示されている。製品11および12は、上方部分21および22の形状と、下方部分31および32の形状とが製品10と異なる点を除けば、製品10と同様の特徴を有する。製品11の上方および下方部分21、31は、嚥下、扱いを容易にし、かつ製品に全体的な見た目の美しさを与え得る面取りされた周縁を有する。製品12の上方および下方部分22および23も、嚥下、扱いを容易にし、かつ製品に全体的な見た目の美しさを与える得る丸みを帯びた、凸のまたは一部が凸の形状を有する。
【0028】
図8aおよび8bを参照すると、医薬製品10の別法の実施形態が示されており、参照番号10aによって全体が示されている。製品10aは、中間部分40aが露出されていない点を除けば製品10と同様の特徴を有する。製品10aは、中間部分40aを封入することによって中間部分の中の活性薬の放出を遅延させるが、これは上方部分20aおよび/または下方部分30aの崩壊に基づいている。
【0029】
図9および10を参照すると、医薬製品の第4の実施形態が示されており、参照番号100によって全体が指し示されている。製品100は、圧縮製錠によって形成され得る3つの別個の構成要素を形成する外方部分120、中間部分130、および内方部分140を有する。
【0030】
製品10と同様に、製品100の外方、中間、および内方部分120、130、および140は、個々の放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、これらの放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。外方、中間、および内方部分120、130、および140は、結合されるかまたは組立てられるとき、同心に位置合せされ、中間および内方部分の頂部および底部が露出された状態に留まり、これが3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。外方、中間、および内方部分120、130、および140の同心位置合せは、これらの間の表面積を増大させ、それはこれらの結合を強化する。
【0031】
外方、中間、および内方部分120、130、および140は、製品10に関して上で説明された方法および/またはこれらの部分間の結合を容易化もしくは強化する他の方法、構造、もしくは結合成分を含めて、例えば、膠剤または接着剤;重合体;ワックス;機械的方法、構造、または手段;エネルギーの印加によって;およびこのような方法の任意の組合せなどの様々な方法によって結合され得る。
【0032】
外方、中間、および内方部分120、130、および140は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、それぞれが、外方および中間部分に所望のリングまたはドーナッツ様形状を作製し、かつ内方部分に円筒形状を作製するために圧縮される。外方、中間、および内方部分120、130、および140は、放出速度をさらに変更、すなわち制御するために機能コーティングシステムがコーティングされ得るが、これらの3つの構成要素は同心位置合せで一体に相互固締される。製品100では、内方部分140は即時放出速度を有し、中間部分130は中間放出速度を有し、かつ外方部分140は緩徐放出速度を有する。しかし、本発明は他の放出速度の使用も企図する。
【0033】
図11および12を参照すると、医薬製品の第5の実施形態が示されており、参照番号200によって全体が指し示されている。製品200は、圧縮製錠によって形成され得る3つの個別構成要素を形成する上方部分220、下方部分230、および内方部分240を有する。
【0034】
製品10および100と同様に、上方、下方、および内方部分220、230、および240は、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方部分220は下方部分230の上に着座しており、他方で内方部分240は上方および下方部分の中心穴225および235の中に位置決めされる。上方、下方、および内方部分220、230、および240はすべてが露出された状態に留まっており、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0035】
上方、下方、および内方部分220、230、および240は、製品10に関して上で説明された方法および/またはこれらの部分間の結合を容易化または強化する他の方法、構造、もしくは結合成分を含めて、例えば、膠剤または接着剤;重合体;ワックス;機械的方法、構造、または手段;エネルギーの印加によって;およびこのような方法の任意の組合せなどの様々な方法によって結合され得る。
【0036】
上方、下方、および内方部分220、230、および240は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方される。上方、下方、および内方部分220、230、および240のそれぞれが、上方および下方部分に所望のリングまたはドーナッツ様形状を作製し、かつ内方部分の円筒形状を作製するために圧縮されるが、これは3つの部分の位置合せを可能とする。上方、下方、および内方部分220、230、および240は、放出速度をさらに制御するために機能コーティングシステムがコーティングされ得るが、これらの3つの構成要素は同心位置合せで一体に相互固締される。製品200では、内方部分240は即時放出速度を有し、下方部分230は中間放出速度を有し、かつ上方部分240は緩徐放出速度を有する。しかし、本発明は異なる構成要素に関して他の放出速度の使用も企図する。
【0037】
図13および14を参照すると、医薬製品の第6の実施形態が示されており、参照番号300によって全体が指し示されている。製品300は、圧縮製錠によって形成され得る3つの個別構成要素を形成する上方部分320、下方部分330、および中間部分340を有する。
【0038】
製品10、100、および200と同様に、上方、下方、および中間部分320、330、および340は、賦形剤を含み、かつこれらのそれぞれの活性薬の放出速度を制御するためにコーティングもされ得る。上方部分320は中間部分340の上に着座し、この中間部分は下方部分330の上に着座している。これらの構成要素は、スナップ嵌めまたは他の機械的な結合によって一体に結合され得る。上方、下方、および中間部分320、330、および340はすべてが露出された状態に留まっており、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0039】
上方、下方、および中間部分320、330、および340はまた、製品10に関して上で説明された方法および/またはこれらの部分間の結合を容易化または強化する他の方法、構造、もしくは結合成分を含めて、例えば、膠剤または接着剤;重合体;ワックス;機械的方法、構造、または手段;エネルギーの印加によって;およびこのような方法の任意の組合せなどの様々な方法によって結合され得る。
【0040】
上方、下方、および中間部分320、330、および340は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、それぞれが、3つの部分を位置合せする所望の相互固締形状を作製するために圧縮される。中間部分340は、その縁に沿って雄型嵌め合い構造または畝345を有し、他方で上方および下方部分320および330は、これらの縁に沿って雌型嵌め合い構造または畝325および335を有する。雄型および雌型嵌め合い構造325、335、および345は、上方、下方、および中間部分320、330、および340が相互の上に積み重ねられかつ結合されるとき、相互固締界面または境界350を構成する。
【0041】
相互固締界面350は、機械的な固締が上方、下方、および中間部分320、330、および340間に形成されることによって構造的に支持するために、非直線的であることが好ましい。相互固締界面350はまた、結合のためにより多くの面積が存在しかつより強力な接合が形成されるように、上方、下方、および中間部分320、330、および340間の表面接触面積も増大させる。雄型および雌型嵌め合い構造325、335、および345はまた、製品300の製造をさらに容易にする、上方、下方、および中間部分320、330、および340の自己芯出しをもたらす。
【0042】
製造工程中に、上方、下方、および中間部分320、330、および340は、放出速度をさらに制御するために機能コーティングシステムがコーティングされることが可能であり、かつ3つの構成要素が一体に相互固締される。製品300では、中間部分340は即時放出速度を有し、下方部分330は緩徐放出速度を有し、かつ上方部分320は中間放出速度を有する。しかし、本発明は、製品300の構成要素の1つまたは複数に関して他の放出速度の使用も企図する。
【0043】
図15から17までを参照すると、医薬製品の第7の実施形態が示されており、参照番号400によって全体が指し示されている。製品400は、圧縮製錠によって形成され得る3つの個別構成要素を形成する上方部分420、下方部分430、および中間部分440を有する。
【0044】
上で説明された実施形態と同様に、上方、下方、および中間部分420、430、および440は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方される。上方、下方、および中間部分420、430、および440は、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方、下方、および中間部分420、430、および440はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0045】
製品400は、中間部分440を上方および下方部分420および430と相互固締する。好ましくは、この相互固締は機械的な相互固締である。製品400はまた、上で説明された接合技法の1つなどの追加的な結合方法ばかりでなく他の結合方法も使用し得る。
【0046】
製品400の機械的な相互固締は、中間部分440面上への上方および下方部分420および430の移動止め係合であることが好ましい。中間部分440は、中間部分の両側に沿って配置された1対の溝、チャンネル、または凹部441を有する。これらの溝441は、中間部分440のかどに配置される外向きに延びる縁または移動止め442に隣接しかつその一部を画定する。溝441および移動止め442は、図15を眺めると分かるように、中間部分440に砂時計様形状を与える。
【0047】
上方および下方部分420および430は、凹部425および435を有する。凹部425および435はそれぞれに溝421および431と、これらの溝の側壁に沿ってそれぞれに移動止め422および432とを有する。矢印410によって示されているように、上方および下方部分420および430の移動止め422および432は、中間部分440の溝441に沿って滑動可能であり、他方で中間部分の移動止め442は、上方および下方部分の溝421および431に沿って滑動可能である。これは、中間部分440が、上方部分420と下方部分440との間で定位置に滑動されることを可能とする。移動止め422、432、および442は、これらの構成要素間に機械的な結合または固締をもたらす。
【0048】
溝421、431、および441ならびに移動止め422、432、および442は、上方、下方、および中間部分420、430、および440が相互に対して摩擦を減少させかつ/または移動を容易にするために、面取りされるかまたは平滑に形成される。しかし、本発明は、より強力な係合および/またはより少ない遊びが所望される場合には、より鋭い溝および移動止めを企図する。本発明はまた、溝421、431、および441の深さおよび角度と移動止め422、432、および442の突出度および角度とが、結合の所望の強度および/または相互に対する滑動に抵抗する摩擦を実現し、他方ではこれらの構成要素の最初の結合を容易にするようになっていることも企図する。移動止め421および431は、製品400の両側に間隙411画定するために、相互から離隔される。間隙411は様々なサイズであることが可能であり、図15で明白に示されている頂部および底部部分に沿って設けられた露出部に加えて、中間部分440を追加的に露出することが可能である。
【0049】
製品400は、中間部分440面上への上方および下方部分420および430の移動止め係合を使用するが、本発明は、例えば、スナップ嵌めまたは摩擦嵌めなど、別体の構成要素間の他のタイプの機械的な結合も企図する。これらの構成要素の機械的な結合はまた、例えば、膠剤または接着剤、重合体、ワックス、エネルギーの印加、およびこのような方法の任意の組合せなど、他の結合方法と併用され得る。例えば、限定されるものではないが、中間部分440が上方部分420と下方部分430との間から滑脱するのを防止するために、接着剤または同様物が中間部分と上方および下方部分との間に塗布され得る。
【0050】
図18および19を参照すると、医薬製品の第8の実施形態が示されており、参照番号401によって全体が指し示されている。製品401は、製品400と同様の特徴を有し、同じように、相互に滑動式に係合される3つの構成要素の移動止め係合を使用する。しかし、対応する移動止め/溝結合の形状および角度が、より緊密に位置合せされている。図18で分かるように、中間部分440’は、上方部分420’と下方部分430’との間の中で緊密に挟持されており、これらの上方および下方部分も境界450に沿って相互に当接する。これは、より固着した製品401をもたらし、組立て時にこれらの構成要素のずれをいずれも減少させる。上方、下方、および中間部分420’、430’、および440’間の緊密な位置合せばかりでなく、直接的に上方部分と下方部分との間に摩擦支持表面(境界450)が追加されることによって、組立て時にこれらの構成要素が定位置から滑脱するのを防止する際の助けになり得る。追加的に、緊密な嵌め合いが、結合のためのより多くの表面積を与え、かつ製品401の強度を高める。
【0051】
上方、下方、および中間部分420’、430’、および440’の結合はまた、例えば、膠剤もしくは接着剤、重合体、ワックス、および/またはエネルギーの印加などの他の結合方法を使用することによっても増強され得る。これらの追加的な結合方法は、境界450に沿ってまたは製品401面上の他の箇所に適用および実行され得るが、これは、製品400の間隙411に比べると、上方および下方部分420、430を境界450に沿って当接させることによって容易になる。
【0052】
図20から24までを参照すると、医薬製品の第9の実施形態が示されており、参照番号402によって全体が指し示されている。製品402は、製品400と同様の特徴を有し、同じように、相互に滑動式に係合される3つの構成要素の移動止め係合を使用する。しかし、対応する移動止め/溝結合の形状および角度が、より緊密に位置合せされている。図20で分かるように、中間部分440”は、上方部分420”と下方部分430”との間の中で緊密に挟持されており、これらの上方および下方部分も境界450’に沿って相互に当接する。これはより固着した製品402をもたらし、かつ組立て時にこれらの構成要素がずれるのをいずれも低減または排除する。
【0053】
製品401と同様に、製品402の上方、下方、および中間部分420”、430”、および440”間の緊密な位置合せばかりでなく、直接的に上方部分と下方部分との間に摩擦支持表面(境界450’)が追加されることによって、組立て時にこれらの構成要素が定位置から滑脱するのを防止する際の助けになり得る。上方、下方、および中間部分420”、430”、および440”の結合はまた、例えば、膠剤もしくは接着剤、重合体、ワックス、および/またはエネルギーの印加などの他の結合方法を使用することによっても増強され得る。これらの追加的な結合方法は、境界450’に沿ってまたは製品402面上の他の箇所に適用および実行され得る。
【0054】
上方および下方部分420”および430”は、これらの中心部分に沿って、それぞれ減少した高さまたは厚さhおよびhを有する。これらの減少した厚さhおよびhは、製品402に嚥下および/または扱いを容易にし得る減少した外形を与える。これらの減少した厚さhおよびhはまた、別体の上方および下方部分420”および430”を中間部分440”に沿って一緒に滑動させるのではなく、これらがスナップ嵌めによって係合され得るように、これらの上方および下方構成要素に弾性を与えるためにも使用され得る。製品402はまた、例えば、上方、下方、および中間部分420”、430”、および440”が相互から滑脱するのを防止する爪車機構などの追加的な移動止め(図示せず)も含み得る。これらの追加的な移動止めは、これらの構成要素がスナップ嵌めによって係合される場合に使用されてもよいし、または上で説明された滑動係合に使用されてもよい。
【0055】
製品402は、中間部分440”が、上方部分420”と下方部分430”との間のその位置から滑脱するのを防止する帯または保持部材460を有する。帯460は、構成要素が滑動式に一体になった(またはスナップ嵌めされた)後で、二次的な製造工程おいて施され得る。上方および下方部分420”および430”が中間部分440”と移動止め係合されることにより、帯460は、これらの3つの構成要素の滑動を防止するのに必要なだけ強ければよい。
【0056】
図24aを参照すると、医薬製品の第10の実施形態が示されており、参照番号403によって全体が指し示されている。製品403は、製品402と同様の特徴を有し、同じように相互に滑動式に係合される3つの構成要素の移動止め係合を使用する。製品403は、中間部分440’’’が上方部分420’’’と下方部分430’’’との間のその位置から滑脱するのを防止する帯または保持部材460aをさらに有する。帯460aは、構成要素が滑動式に一体になった(またはスナップ嵌めされた)後で、二次的な製造工程おいて施され得る。上方および下方部分420’’’および430’’’が中間部分440’’’と移動止め係合されることにより、帯460aは、これらの3つの構成要素の滑動を防止するのに必要なだけ強ければよい。帯460aは、水平方向に沿って配置される図24の帯460とは異なり、垂直方向に沿って配置される。帯460aは、中間部分440’’’をより多く露出させる。境界450’には、製品403の結合および強度をさらに向上させるために接着剤または他の接合剤が設けられ得る。
【0057】
図25から27までを参照すると、医薬製品の第11の実施形態が示されており、参照番号500によって全体が指し示されている。製品500は、圧縮製錠によって形成され得る3つの別個の構成要素を形成する上方部分520、下方部分530、および中間部分540を有する
【0058】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、上方、下方、および中間部分520、530、および540は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方、下方、および中間部分520、530、および540はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0059】
製品500は、スナップ嵌め係合によって中間部分540を上方および下方部分520および530と機械的に相互固締する。結合を増強するために、上で説明された接合技法の1つなどの追加的な結合方法も使用され得る。
【0060】
スナップ嵌め係合は、上方および中間部分520および540の面上の固締リングまたは環状突出部521および541と、中間および下方部分540および530の面上の環状凹部542および532との間でそれぞれに行われる。固締リング521および541ならびに環状凹部542および532も摩擦嵌めに基づいて結合可能であり、結合をさらに向上させるために、接着剤または他の接合剤がリングおよび/または凹部に沿って使用可能である。
【0061】
固締リング521および541ならびに環状凹部542および532は、上方、下方、および中間部分520、530、および540間の係合を容易にするために面取りまたは角度付き縁部を有する。本発明はまた、固定リング521および541の突出度および角度と、環状凹部542および532の深さおよび角度とが、相互から外れないように所望の結合および/または摩擦強度を実現するようになっており、他方ではこれらの構成要素の最初の結合も容易にすることを企図する。
【0062】
固締リング521および541の側壁523および543は、一旦、上方、下方、および中間部分520、530、および540が、爪車様保持機構と同様のスナップ嵌めによって最初に係合されると、これらの部分が分離するのを実質的に防止するために、内向きに角度またはテーパが付けられることが可能であり(遠端がより広い)、他方で環状凹部542および532の側壁544および534は、外向きに角度またはテーパが付けられることが可能である(遠端がより狭い)。固締リング521および541は、それらの側壁523および543の周囲に溝または同様物を有することが可能であり、かつ環状凹部542および532は、それらの側壁544および534の周囲に対応する移動止めまたは同様物を有することが可能であり、これらの溝および移動止めは、上方、下方、および中間部分520、530、および540間の結合を増強する。中間部分540が上方および下方部分520および530とより容易にスナップ嵌め可能であることを保証するために、間隙550が固定リング521と固定リング541との間に設けられ得る。
【0063】
図27aを参照すると、製品500に関するよりも緊密な嵌め合いを製品500aにもたらすために、固締リング521aと固定リング541aとの間の間隙が排除され得る。
【0064】
図28から31までを参照すると、医薬製品の第12の実施形態が示されており、参照番号600によって全体が指し示されている。製品600は、圧縮製錠によって形成され得る3つの別個の構成要素を形成する上方部分620、下方部分630、および中間部分640を有する。
【0065】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、上方、下方、および中間部分620、630、および640は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方、下方、および中間部分620、630、および640はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0066】
製品600は、スナップ嵌め係合によって中間部分640を上方および下方部分620および630と機械的に相互固締する。結合を増強するために、上で説明された接合技法の1つなどの追加的な結合方法も使用され得る。
【0067】
スナップ嵌め係合は、中間部分640の両面上の中心ハブまたは突出部645と、上方および下方部分620および630の面上の中心凹部625および635との間で行われる。中心ハブ645は実質的に円形の形状を有し、他方で中心凹部625および635は実質的に正方形の形状を有する。したがって、図30および31の断面図で明白であるように、中心ハブ645の側壁は、中心穴625および635のそれぞれの側壁と完全に当接するわけではない。これは、上方および下方部分620および630との中間部分640の最初の係合を容易にする。中心ハブ645ならびに中心穴625および635も摩擦嵌めに基づいて結合可能であり、かつ/または結合をさらに向上させるために接着剤もしくは他の接合剤が使用され得る。中心ハブ645の突出度および角度ならびに中心凹部625および635の深さおよび角度は、相互から外れないように所望の結合および/または摩擦強度を与え、他方ではこれらの構成要素の最初の結合も容易にする。
【0068】
図31aから31cまでを参照すると、機械的な相互固締部分間の間隙をいずれも排除する、製品600の別法による実施形態が示されている。製品600aは、対応する円形中心ハブ645aならびに中心凹部625aおよび635aを使用するスナップ嵌め係合によって、中間部分640aを上方および下方部分620aおよび630aと機械的に相互固締する。中心ハブ645aならびに中心凹部625aおよび635aは、これらの間にスナップ嵌め係合を可能とし、かつ間隙をいずれも排除するために同様の直径を有する。
【0069】
図32および33を参照すると、医薬製品の第13の実施形態が示されており、参照番号700によって全体が指し示されている。製品700は、製品500と同様の特徴を有し、3つの別個の構成要素のスナップ嵌め係合を利用する。製品700は、上方および中間部分720および740の面上に、第1の固締リング721および741と第2の固締リング722および742とをそれぞれに有する。第1の固締リング721および741と第2の固締リング722および742とは同心に位置合せされる。
【0070】
中間および下方部分740および730は、対応する第1の環状凹部743および733と第2の環状凹部744および734とをそれぞれに有する。第1の環状凹部743および733と第2の環状凹部744および734とは同心に位置合せされる。これらの構成要素はまた、摩擦嵌めによって組立て可能であり、結合をさらに向上させるために、接着剤または他の接合剤がリングおよび/または凹部に沿って使用され得る。
【0071】
上方、下方、および中間部分720、730、および740の対応するスナップ嵌め結合の形状ならびに角度は、密接に位置合せされる。図33で分かるように、中間部分740は、上方部分720と下方部分730との間の中で緊密に挟持される。これは、より固着した製品700をもたらし、かつ組立て時に構成要素のずれをいずれも減少させる。
【0072】
図34および35を参照すると、医薬製品の第14の実施形態が示されており、参照番号700’によって全体が指し示されている。製品700’は、製品700と同様の特徴を有し、複数の同心に位置合せされた環状リングおよび溝に基づいて、上方、下方、および中間部分720’、730’、および740’のスナップ嵌め係合を利用する。第1および第2の固締リング721’、741’、722’および742’の突出度ならびに/または第1および第2の環状凹部743’、733’、744’、および734’の深さは、環状間隙750および755がこれらの構成要素間に存在するように、製品700に比べて減少している。これらの環状間隙750および755は、第1および第2の固締リング721’、741’、722’および742が完全に係合できることを保証する。
【0073】
図36から39までを参照すると、医薬製品の第15の実施形態が示されており、参照番号800によって全体が指し示されている。製品800は、圧縮製錠によって形成され得る3つの別個の構成要素を形成する上方部分820、下方部分830、および中間部分840を有する。
【0074】
製品800は、製品600の特徴と同様の特徴を有し、スナップ嵌め係合によって中間部分840を上方および下方部分820および830と機械的に相互固締する。結合を増強するために、上で説明された接合技法の1つなどの追加的な結合方法も使用され得る。
【0075】
製品800は、中間部分840の両面上に第1および第2のハブまたは突出部845および846と、上方および下方部分820および830の面上にそれぞれに対応する第1および第2の凹部825、826および835、836とを有する。本発明はまた、製品800の別体の構成要素を係合させるために、他の数のハブおよび凹部の使用も企図する。図37で明白であるように、ハブの側壁が凹部の側壁と完全には当接しないように、第1および第2のハブ845および846は実質的に円形の形状を有し、他方で第1および第2の凹部825、826、835、836は実質的に正方形の形状を有する。
【0076】
ハブ845および846ならびに凹部825、826、835、836も摩擦嵌めに基づいて結合可能であり、かつ/または結合をさらに向上させるために接着剤もしくは他の接合剤が使用可能である。ハブ845および846の突出度ならびに凹部825、826、835、836の深さは、間隙850および855がこれらの構成要素間に存在するように、製品600に比べて減少している。
【0077】
図39aおよび39bを参照すると、製品800の別法による実施形態が示されており、参照番号800aによって全体が指し示されており、この製品は機械的な相互固締部分間の間隙をいずれも排除する。ハブ845aおよび846aならびに凹部825a、826a、835a、836aは、これらの間でスナップ嵌め係合を可能としかつ間隙をいずれも排除するために、例えば、同様のサイズ(例えば、直径)を有する円形の対応する形状を有する。
【0078】
図40から41aまでを参照すると、医薬製品の第16の実施形態が示されており、参照番号900によって全体が指し示されている。製品900は、圧縮製錠によって形成され得る3つの別個の構成要素を形成する上方部分920、下方部分930、および中間部分940を有する。
【0079】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、上方、下方、および中間部分920、930、および940は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方、下方、および中間部分920、930、および940はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0080】
製品900は、一連の交番する畝とチャンネルとの列によって、中間部分940を上方および下方部分920および930と機械的に相互固締する。上方部分920は交番する畝およびチャンネル921および922を有し、下方部分930は、中間部分940の両側で対応して交番する畝941および942と嵌め合う交番する畝およびチャンネル931および932を有する。
【0081】
結合を増強するために、上で説明された接合技法の1つなどの追加的な結合方法も使用され得る。交番する畝およびチャンネル921、922、931、932、941、および942は、上方、下方、および中間部分920、930、および940をそれぞれに横断し得るか、または係合可能な凹みおよび穴の模様を形成するために3つの部分に沿って別個に配置され得る。交番する畝およびチャンネル921、922、931、932、941、および942は、上方、下方、および中間部分920、930、および940間の係合を容易にするためにテーパが付けられている。
【0082】
図42から45までを参照すると、医薬製品の第17の実施形態が示されており、参照番号1000によって全体が指し示されている。製品1000は、圧縮製錠によって形成され得る3つの別個の構成要素を形成する上方部分1020、下方部分1030、および中間部分1040を有する。
【0083】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、上方、下方、および中間部分1020、1030、および1040は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、かつ放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であるか、またはその代わりにもしくは所望により、放出速度をさらに制御するために追加的にコーティングされてもよい。上方、下方、および中間部分1020、1030、および1040はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0084】
製品1000は、中間部分1040の両面上の中心ハブまたは突出部1045と、上方および下方部分1020および1030の面上のそれぞれに対応する中心凹部1025および1035とによって、中間部分1040を上方および下方部分1020および1030と機械的に相互固締する。中心ハブ1045は、中心凹部1025および1035の円形の形状に対応する実質的に円形の形状を有する。中心ハブ1045の縁部はまた、組立てを容易にするために面取りされることが好ましい。
【0085】
中心ハブ1045ならびに中心凹部1025および1035はまた、摩擦嵌めに基づいて結合可能であり、かつ/または結合をさらに向上させるために接着剤もしくは他の接合剤が使用可能である。
【0086】
図46から49までを参照すると、医薬製品の第18の実施形態が示されており、参照番号1100によって全体が指し示されている。製品1100は、圧縮製錠によって形成され得る3つの別個の構成要素を形成する上方部分1120、下方部分1130、および中間部分1140を有する。
【0087】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、上方、下方、および中間部分1120、1130、および1140は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方、下方、および中間部分1120、1130、および1140はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0088】
製品1100は、中間部分1140の両面上の中心ハブまたは突出部1145と、上方および下方部分1120および1130の面上のそれぞれに対応する中心凹部1125および1135とによって、中間部分1140を上方および下方部分1120および1130と機械的に相互固締する。図48で明白であるように、中心ハブ1145の側壁は中心凹部1125および1135の側壁と完全には当接しないように、中心ハブは実質的に円形の形状を有し、他方で中心凹部は実質的に正方形の形状を有する。中心ハブ1145の縁部は、組立てを容易にするために面取りされ得る。
【0089】
中心ハブ1145ならびに中心凹部1125および1135はまた、摩擦嵌めに基づいて結合可能であり、かつ/または結合をさらに向上させるために接着剤もしくは他の接合剤が使用可能である。
【0090】
図50から53までを参照すると、医薬製品の第19の実施形態が示されており、参照番号1200によって全体が指し示されている。製品1200は、圧縮製錠によって形成され得る3つの別個の構成要素を形成する上方部分1220、下方部分1230、および中間部分1240を有する。
【0091】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、上方、下方、および中間部分1220、1230、および1240は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方、下方、および中間部分1220、1230、および1240はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0092】
製品1200は、中間部分1240の両面上の中心ハブまたは突出部1245と、上方および下方部分1220および1230の面上のそれぞれに対応する中心凹部1225および1235とによって、中間部分1240を上方および下方部分1220および1230と機械的に相互固締する。中心ハブ1245は、中心凹部1225および1235の円形の形状に対応する実質的に円形の形状を有する。中心ハブ1245の縁部はまた、スナップ嵌めによる組立てを容易にするために面取りされることが好ましい。
【0093】
中心ハブ1245ならびに中心凹部1225および1235はまた、摩擦嵌めに基づいて結合可能であり、かつ/または結合をさらに向上させるために接着剤もしくは他の接合剤が使用可能である。
【0094】
図54から57までを参照すると、医薬製品の第20の実施形態が示されており、参照番号1300によって全体が指し示されている。製品1300は、圧縮製錠によって形成され得る3つの別個の構成要素を形成する上方部分1320、下方部分1330、および中間部分1340を有する。
【0095】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、上方、下方、および中間部分1320、1330、および1340は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方、下方、および中間部分1320、1330、および1340はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0096】
外方、中間、および内方部分1320、1330、および1340は、他の実施形態に関して上で説明された方法および/またはこれらの部分間の結合を容易化もしくは強化する方法、構造、もしくは結合成分を含めて、例えば、膠剤または接着剤;重合体;ワックス;機械的方法、構造、または手段;エネルギーの印加によって;およびこのような方法の任意の組合せなどの様々な方法によって結合され得る。
【0097】
使用される結合方法を容易化しかつこれらの部分間の接合を強化するために、上方および下方部分1320および1330は、中間部分1340の両側の対応する(サイズおよび形状)中心凹部1345と嵌め合う中心突出部1325および1335をそれぞれに有する。これらの部分のそれぞれの砂時計様形状は、製品1300の横方向に沿って強度を向上させる。当然のことであるが、個々の構成要素間の雄/雌配置は、逆転されてもよく、依然として強度を向上させ得る。間隙1360が、中間部分1340と上方および下方部分1320、1330との間で製品1300の周囲に沿って形成される。間隙1360は、中心突出部1325および1335が、中心凹部1345の中に完全に挿入され、かつ接触していることを保証する。
【0098】
図57aを参照すると、図54から57までの製品の別法による実施形態が断面で示されており、参照番号1300aによって全体が指し示されている。製品1300aは製品1300と同様であるが、間隙1360は、ランド1360aに沿って、上方および下方部分1320、1330と中間部分1340との面一当接部を形成するために排除される。
【0099】
図54’から57’までを参照すると、医薬製品の第2の好ましい実施形態が示されており、参照番号1300’によって全体が指し示されている。製品1300’は、圧縮製錠によって形成され得る3つの別個の構成要素を形成する上方部分1320’、下方部分1330’、および中間部分1340’を有する。
【0100】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、上方、下方、および中間部分1320’、1330’、および1340’は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方、下方、および中間部分1320’、1330’、および1340’はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とし、かつ楕円体様の形状を有する。
【0101】
上方、下方、および中間部分1320’、1330’、および1340’は、他の実施形態に関して上で説明された方法および/またはこれらの部分間の結合を容易化もしくは強化する方法、構造、もしくは結合成分を含めて、例えば、膠剤または接着剤;重合体;ワックス;機械的方法、構造、または手段;エネルギーの印加によって;およびこのような方法の任意の組合せなどの様々な方法によって結合され得る。
【0102】
使用される結合方法を容易化しかつこれらの部分間の接合を強化するために、上方および下方部分1320’および1330’は、中間部分1340’の両側の対応する(サイズおよび形状)中心凹部1345’と嵌め合う中心突出部1325’および1335’をそれぞれに有する。これらの部分のそれぞれの砂時計様の形状は、製品1300の横方向に沿って強度を向上させる。当然のことであるが、個々の構成要素間の雄/雌配置は、逆転されてもよく、依然として強度を向上させ得る。角度付きランド1360’が、中間部分1340’と上方および下方部分1320’、1330’との間で製品1300’の周囲に沿って形成される。ランド1360’は、上方、下方、および中間部分1320’、1330’、および1340’が滑動しないように抵抗を与えることによって組立てを容易にする。ランド1360’の角度は、組立てを容易にし、かつ滑動に対する抵抗量を選定するように選択される。
【0103】
図57a’を参照すると、図54’から57’までの製品の別法による実施形態が断面で示されており、参照番号1300a’によって全体が指し示されている。製品1300a’は製品1300’と同様であるが、角度付きランド1360’は、中間部分1340a’と上方および下方部分1320a’、1330a’との間で製品1300a’の周囲に沿って間隙1360a’を形成するために排除される。間隙1360a’は、中心突出部1325a’および1335a’が中心凹部1345a’の中に完全に挿入され、かつ接触していることを保証する。
【0104】
図58から61までを参照すると、医薬製品の第21の実施形態が示されており、参照番号1400によって全体が指し示されている。製品1400は、圧縮製錠によって形成され得る3つの別個の構成要素を形成する上方部分1420、下方部分1430、および中間部分1440を有する。
【0105】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、上方、下方、および中間部分1420、1430、および1440は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方、下方、および中間部分1420、1430、および1440はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とし、かつ円形の形状を有する。
【0106】
上方、下方、および中間部分1420、1430、および1440は、他の実施形態に関して上で説明された方法および/またはこれらの部分間の結合を容易化もしくは強化する方法、構造、または結合成分を含めて、例えば、膠剤または接着剤;重合体;ワックス;機械的方法、構造、または手段;エネルギーの印加によって;およびこのような方法の任意の組合せなどの様々な方法によって結合され得る。
【0107】
使用される結合方法を容易化しかつこれらの部分間の接合を強化するために、上方および下方部分1420および1430は、中間部分1440の両側の対応する(サイズおよび形状)中心凹部1445と嵌め合う中心突出部1425および1435をそれぞれに有する。これらの部分のそれぞれの砂時計様形状は、製品1400の横方向に沿って強度を向上させる。当然のことであるが、個々の構成要素間の雄/雌配置は、逆転されてもよく、依然として強度を向上させ得る。ランド1460が、中間部分1440と上方部分および下方部分1420、1430との間で製品1400の周囲に沿って形成される。ランド1460は、上方、下方、および中間部分1420、1430、および1440の滑動を低減するために座部を設けることによって組立てを容易にする。ランド1460は、水平方向に沿って実質的に平面的である。
【0108】
図61aを参照すると、図58から61までの製品の別法による実施形態が断面で示されており、参照番号1400aによって全体が指し示されている。製品1400aは製品1400と同様であるが、ランド1460aは、水平面から角度を成して設定されている。ランド1460aは、上方、下方、および中間部分1420、1430、および1440間の滑動に対して抵抗を与える。
【0109】
図61bを参照すると、図58から61までの製品の別法による実施形態が断面で示されており、参照番号1400bによって全体が指し示されている。製品1400bは製品1400と同様であるが、ランドは、中間部分1440の凹表面が、上方および下方部分1420および1430の凸表面に密接に対接するように排除される。
【0110】
図61cを参照すると、図58から61までの製品の別法による実施形態が断面で示されており、参照番号1400cによって全体が指し示されている。製品1400cは製品1400と同様であるが、角度付きランド1460cは、中間部分1440と上方および下方部分1420、1430との間で製品1400の周囲に沿って間隙1460cを形成するために排除される。間隙1460cは、中心突出部1425および1435が中心凹部1445の中に完全に挿入され、かつ接触していることを保証する。
【0111】
図61dを参照すると、図58から61までの製品の別法による実施形態が分解図で示されており、参照番号1400dによって全体が指し示されている。製品1400dは製品1400と同様であるが、上方、下方、および中間部分1420d、1430d、および1440dの凹面および凸面が逆転されている。
【0112】
図62から65までを参照すると、医薬製品の第22の実施形態が示されており、参照番号1500によって全体が指し示されている。製品1500は、圧縮製錠によって形成され得る4つの別個の構成要素を形成する結合構造1510、上方部分1520、下方部分1530、および中間部分1540を有する。
【0113】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、結合構造1510ならびに上方、下方、および中間部分1520、1530、および1540は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方、下方、および中間部分1520、1530、および1540はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0114】
製品1500は、結合構造またはリベット1510によって、中間部分1540を上方および下方部分1520および1530と機械的に相互固締する。上方、下方、および中間部分1520、1530、および1540はそれぞれが、リベット1510の軸1512を受け入れるようにサイズ決めされるそれぞれの中心穴1525、1535、および1545を有する。好ましくは、リベット軸1512は、上方、下方、および中間部分1520、1530、および1540とのリベットの組立てを容易にするためにテーパ付きの遠端1514を有する。リベット1510は、リベット頭部1515または、例えば、熱溶接などによって製品1500の構成要素を一体に固締する他の固締構造を有し得る。例えば、爪車固締などの機械的な結合も使用され得る。結合を向上させるために、接着剤または他の接合剤もさらに使用され得る。リベット1510は、構成要素を結合するが、第4の活性構成要素をもたらすことになる活性薬を有することも可能である。上方および下方部分1520および1530は、異なる構成要素をさらに露出させるために中間部分1540とは異なる直径を有し得る。
【0115】
図66から69までを参照すると、医薬製品の第23の実施形態が示されており、参照番号1600によって全体が指し示されている。製品1600は、圧縮製錠によって形成され得る4つの別個の構成要素を形成する結合構造1610、上方部分1620、下方部分1630、および中間部分1640を有する。
【0116】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、結合構造1610ならびに上方、下方、および中間部分1620、1630、および1640は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方、下方、および中間部分1620、1630、および1640はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0117】
製品1600は、結合構造またはリベット1610によって、中間部分1640を上方および下方部分1620および1630と機械的に相互固締する。上方、下方、および中間部分1620、1630、および1640はそれぞれが、リベット1610の軸1612を受け入れるようにサイズ決めされるそれぞれの中心穴1625、1635、および1645を有する。好ましくは、リベット軸1612は、上方、下方、および中間部分1620、1630、および1640とのリベットの組立てを容易にするためにテーパ付きの遠端1614を有する。リベット1610は、リベット頭部1615または、例えば、熱溶接もしくは機械的な結合(例えば、ねじ山など)などによって製品1600の構成要素を一体に固締する他の固締構造を有し得る。結合をさらに向上させるために、接着剤または他の接合剤も使用され得る。リベット1610は、構成要素を結合するが、第4の活性構成要素をもたらすことになる活性薬を有することも可能である。上方および下方部分1620および1630は、異なる構成要素をさらに露出させるために中間部分1640とは異なる直径を有し得る。
【0118】
図70から71までを参照すると、医薬製品の第24の実施形態が示されており、参照番号1700によって全体が指し示されている。製品1700は、圧縮製錠によって形成され得る3つの別個の構成要素を形成する外方部分1720、上方部分1730、および下方部分1740を有する。
【0119】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、外方、上方、および下方部分1720、1730、および1740は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。外方、上方、および下方部分1720、1730、および1740はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0120】
製品1700は、上方および下方部分1730および1740を接着剤によって接合する。結合を増強するために、上で説明された接合技法の1つなどの追加的な結合方法も使用され得る。
【0121】
外方部分1720は、内向きに付随する突縁1750によって上方および下方部分1730および1740に結合される。突縁1750は、上方および下方部分1730および1740に対する機械的な結合または固締をもたらし、これらが外方部分1720を滑り抜けるのを防止する。突縁1750は、外方部分1720の内部開口1725全体に外接してもよいし、または内部開口の中に延びる1つもしくは複数の突起でもよい。突縁1750の、例えば、テーパ付き突縁の、サイズおよび形状は、組立てを容易にするばかりでなく、強度も増大させるように選択され得る。上方および下方部分1730および1740は、組立てを容易にするために、対応する形状、例えば、テーパを有し得る。製品1700の組立ては、下方部分1740を外方部分1720の内部開口1725の中に位置決めし、それに続いて接着剤または他の接合剤1760を塗布し、次いで上方部分1730を定位置に圧入または移動させる。
【0122】
図72から73までを参照すると、医薬製品の第25の実施形態が示されており、参照番号1800によって全体が指し示されている。製品1800は、圧縮製錠によって形成され得る3つの別個の構成要素を形成する外方部分1820、上部分1830、および下方部分1840を有する。
【0123】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、外方、上方、および下方部分1820、1830、および1840は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。外方、上方、および下方部分1820、1830、および1840はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0124】
製品1800は、上方および下方部分1830および1840を外方部分1820の中心リブ1850と接着剤によって接合する。結合を増強するために、上で説明された接合技法の1つなどの追加的な結合方法も使用され得る。
【0125】
中心リブ1850は、外方部分1820の内部開口1825全体に及んでもよいし、または内部開口を差し渡す1つもしくは複数の交差リブでもよい。中心リブ1850の、例えば、接合を増強するための粗面の、サイズおよび形状は、組立てを容易にするばかりでなく、強度も増大させるように選択され得る。製品1800の組立ては、中心リブ1850によって画定される2つの内部開口1825の中へ接着剤または他の接合剤1860を塗布し、次いで上方および下方部分1830および1840を定位置に圧入または移動させる。中心リブ1850が開口1825全体に及ぶ場合、これは、例えば、配合禁忌の活性薬および/または成分が相互から隔離される必要がある場合などに上方部分1830を下方部分1840から隔離するという追加的な利点を有する。
【0126】
図74を参照すると、医薬製品の第26の実施形態が示されており、参照番号1900によって全体が指し示されている。製品1900は、圧縮製錠によって形成され得る3つの別個の構成要素を形成する外方部分1920、上方部分1930、および下方部分1940を有する。
【0127】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、外方、上方、および下方部分1920、1930、および1940は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。外方、上方、および下方部分1920、1930、および1940はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0128】
製品1900は、上方および下方部分1930および1940を相互にかつ外方部分1920の内部開口を画定する壁と接着剤によって接合する。結合を増強するために、上で説明された接合技法の1つなどの追加的な結合方法も使用され得る。
【0129】
製品1900の組立ては、内部開口の中へ接着剤または他の接合剤を塗布し、次いで上方および下方部分1930および1940を定位置に圧入または移動させる。
【0130】
図75を参照すると、医薬製品の第27の実施形態が示されており、参照番号2000によって全体が指し示されている。製品2000は、圧縮製錠によって形成され得る3つの別個の構成要素を形成する上方部分2020、中間部分2030、および下方部分2040を有する。
【0131】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、上方、中間、および下方部分2020、2030、および2040は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方、中間、および下方部分2020、2030、および2040はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0132】
製品2000は、上方および下方部分2020および2040と中間部分2030との間に接着剤による接合部2060をもたらすが、その接合部の厚さは様々であり得る。結合を増強するために、上で説明された接合技法の1つなどの追加的な結合方法も使用され得る。
【0133】
図76を参照すると、医薬製品の第28の実施形態が示されており、参照番号2100によって全体が指し示されている。製品2100は、圧縮製錠によって形成され得る3つの別個の構成要素を形成する第1の部分2120、第2の部分2130、および第3の部分2140を有する。本開示は、図76の実施形態とは異なる数の部分も企図するものである。
【0134】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、第1、第2、および第3の部分2120、2130、および2140は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。第1、第2、および第3の部分2120、2130、および2140はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0135】
製品2100は、それぞれの部分の内壁に沿って、第1、第2、および第3の部分2120、2130、および2140間に接着剤による接合をもたらす。結合を増強するために、上で説明された接合技法の1つなどの追加的な結合方法も使用され得る。
【0136】
図76aを参照すると、医薬製品2100の別法による実施形態が示されており、参照番号2100aによって全体が指し示されている。製品2100aは、カップ様筐体2150の中に収容された第1の部分2120、第2の部分2130、および第3の部分2140を有する。カップ様筐体2150はまた、この筐体の内部容量を横切る隔離壁(図示せず)を使用することによって、第1、第2、および第3の部分2120、2130、および2140の1つまたは複数を隔離し得る。カップ様筐体2150に使用される部分の数は異なり得る。追加的に、例えば、第1の部分2120および第2の部分2130の活性薬のみがデリバリーされることになっている場合などに、カップ様筐体2150の内部の空きスロットを充填するために偽薬が使用され得る。
【0137】
図77を参照すると、医薬製品の第29の実施形態が示されており、参照番号2200によって全体が指し示されている。製品2200は、圧縮製錠によって形成され得る3つの別個の構成要素を形成する第1の部分2220、第2の部分2230、および第3の部分2240を有する。
【0138】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、第1、第2、および第3の部分2220、2230、および2240は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。第1、第2、および第3の部分2220、2230、および2240はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0139】
製品2200は、第1、第2、および第3の部分2220、2230、および2240と基部2250との間に接着剤による接合をもたらす。追加的に、第1、第2、および第3の部分2220、2230、および2240は、それぞれの部分の内壁に沿って相互に接合され得る。結合を増強するために、上で説明された接合技法の1つなどの追加的な結合方法も使用され得る。同じように、結合強度を増大させるために、例えば、舌部および溝などの機械的な結合構造が、基部2250と第1、第2、および第3の部分2220、2230、および2240との間にも設けられ得る。
【0140】
図78を参照すると、医薬製品の第30の実施形態が示されており、参照番号2300によって全体が指し示されている。製品2300は、圧縮製錠によって形成され得る3つの別個の構成要素を形成する第1の部分2320、第2の部分2330、および第3の部分(図示せず)を有する。
【0141】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、第1、第2、および第3の部分2320および2330は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。第1、第2、および第3の部分2220および2230はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0142】
製品2300は、第1、第2、および第3の部分2320、2330と基部2350と頂部2355との間に接着剤による接合をもたらす。追加的に、第1、第2、および第32320および2330が、それぞれの部分の内壁に沿って相互に接合され得る。結合を増強するために、上で説明された接合技法の1つなどの追加的な結合方法も使用され得る。同じように、結合強度を増大させるために、例えば、舌部および溝などの機械的な結合構造が、基部2350および/または頂部2355と第1、第2、および第3の部分2320および2330との間にも設けられ得る。
【0143】
図79を参照すると、医薬製品の第31の実施形態が示されており、参照番号2400によって全体が指し示されている。製品2400は、圧縮製錠によって形成され得る4つの別個の構成要素を形成する結合構造2410、上方部分2420、下方部分2430、および中間部分2440を有する。
【0144】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、結合構造2410ならびに上方、下方、および中間部分2420、2430、および2440は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方、下方、および中間部分2420、2430、および2440はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0145】
製品2400は、結合構造またはリベット2410によって、中間部分2440を上方および下方部分2420および2430と機械的に相互固締する。上方、下方、および中間部分2420、2430、および2440はそれぞれが、リベット2410の上方軸2412とリベット固締部2415の下方軸2413とを受け入れるようにサイズ決めされる中心穴を有する。好ましくは、リベット軸2412は、上方、下方、および中間部分2420、2430、および2440とリベットとの組立てを容易にするためにテーパ付きの遠端2414を有する。リベット2410は、リベット固締部2415または、例えば、爪車固締部または樅の木形部など、製品2400の構成要素を一体に固締する他の固締構造を有する。結合をさらに向上させるために、接着剤または他の接合剤も使用され得る。リベット2410は、構成要素を結合するが、第4の活性構成要素をもたらすことになる活性薬を有することも可能である。上方および下方部分2420および2430は、異なる構成要素をさらに露出させるために中間部分2440とは異なる直径を有し得る。
【0146】
図80を参照すると、医薬製品の第32の実施形態が示されており、参照番号2500によって全体が指し示されている。製品2500は、圧縮製錠によって形成され得る4つの別個の構成要素を形成する結合構造2510、上方部分2520、下方部分2530、および中間部分2540を有する。
【0147】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、結合構造2510ならびに上方、下方、および中間部分2520、2530、および2540は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方、下方、および中間部分2520、2530、および2540はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0148】
製品2500は、結合構造またはリベット2510によって、中間部分2540を上方および下方部分2520および2530と機械的に相互固締する。上方、下方、および中間部分2520、2530、および2540はそれぞれが、リベット2510の軸2512を受け入れるようにサイズ決めされるそれぞれの中心穴2525、2535、および2545を有する。リベット軸2512は、上方、下方、および中間部分2520、2530、および2540とリベットとの組立てを容易にするためにテーパ付きの遠端2514を有し、かつこの軸は結合のために樅の木形でもあり得る。下方部分2530の中心穴2535は、リベット2510との機械的な結合をもたらすために減少した直径を有する。結合をさらに向上させるために、接着剤または他の接合剤も使用され得る。リベット2510は、構成要素を結合するが、第4の活性構成要素をもたらすことになる活性薬を有することも可能である。
【0149】
図81を参照すると、医薬製品の第33の実施形態が示されており、参照番号2600によって全体が指し示されている。製品2600は、圧縮製錠によって形成され得る4つの別個の構成要素を形成する結合構造2610、上方部分2620、下方部分2630、および外方部分2640を有する。
【0150】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、結合構造2610ならびに上方、下方、および外方部分2620、2630、および2640は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方、下方、および外方部分2620、2630、および2640はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0151】
製品2600は、結合構造またはリベット2610によって、外方部分2640を上方および下方部分2620および2630と機械的に相互固締する。上方、下方、および外方部分2620、2630、および2640はそれぞれが、リベット2510およびリベット固締部2615を受け入れるようにサイズ決めされる中心開口、溝、または口を有する。リベット軸2612は、リベット2610を外方部分2640の中心開口に通して組立てを容易にするためにテーパ付きの遠端2614を有する。外方部分2640の中心開口は、内向きに付随する突縁2650によって画定され得る。リベット2610は、リベット固締部2615または、例えば、爪車固締部または樅の木形部など、製品2600の構成要素を一体に固締する他の固締構造を有する。結合をさらに向上させるために、接着剤または他の接合剤も使用され得る。
【0152】
リベット2610およびリベット固締部2615は、接着剤または本明細書に説明された他の結合方法もしくは構造によって上方および下方部分2620および2630に結合され得る。図81の例示的な実施形態は、上方および下方部分2620および2630の中に埋め込まれたリベット2610およびリベット固締部2615を説明するが、別法として、これらは上方および下方部分の表面に結合され得る。リベット2610は、構成要素を結合するが、第4の活性構成要素をもたらすことになる活性薬を有することも可能ある。上方および下方部分2620および2630は、異なる構成要素をさらに露出させるために中間部分2640とは異なる直径を有し得る。
【0153】
図82を参照すると、医薬製品の第34の実施形態が示されており、参照番号2700によって全体が指し示されている。製品2700は、圧縮製錠によって形成され得る4つの別個の構成要素を形成する結合構造2710、上方部分2720、下方部分2730、および中間部分2740を有する。
【0154】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、結合構造2710ならびに上方、下方、および中間部分2720、2730、および2740は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方、下方、および中間部分2720、2730、および2740はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0155】
製品2700は、結合構造またはリベット2710によって、中間部分2740を上方および下方部分2720および2730と機械的に相互固締する。上方、下方、および中間部分2720、2730、および2740はそれぞれが、リベット2710を受け入れるようにサイズ決めされる中心開口を有する。リベット2710は中空構造であるか、またはその内部に形成されたチャンネル2750を有し得る。リベット固締部または頭部2715は、熱溶融によってリベット2710に結合される。結合をさらに向上させるために、接着剤または他の接合剤も使用され得る。
【0156】
リベット2710は、構成要素を結合するが、第4の活性構成要素をもたらすことになる活性薬を有することも可能である。上方および下方部分2720および2730は、異なる構成要素をさらに露出させるために中間部分2740とは異なる直径を有し得る。
【0157】
図83を参照すると、医薬製品の第35の実施形態が示されており、参照番号2800によって全体が指し示されている。製品2800は、圧縮製錠によって形成され得る4つの別個の構成要素を形成する結合構造2810、上方部分2820、下方部分2830、および中間部分2840を有する。
【0158】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、結合構造2810ならびに上方、下方、および中間部分2820、2830、および2840は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方、下方、および中間部分2820、2830、および2840はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0159】
製品2800は、結合構造または柔軟な紐2810によって、中間部分2840を上方および下方部分2820および2830と機械的に相互固締する。上方、下方、および中間部分2820、2830、および2840はそれぞれが、柔軟な紐2810を受け入れるようにサイズ決めされる中心開口を有する。柔軟な紐2810は両端に紐の頭2815を有し、その弾性または柔軟性により、組立てを容易にする。結合をさらに向上させるために、接着剤または他の接合剤も使用され得る。柔軟な紐2810は、上方、下方、および中間部分2820、2830、および2840が紐の頭と頭2815との間にわたって配置されることを可能とするように、組立て時に引き伸ばされ得る。柔軟な紐2810は中心開口の中の定位置に射出成形されてもよいし、別法としてこの紐は非柔軟性であってもよい。
【0160】
柔軟な紐2810は、構成要素を結合するが、第4の活性構成要素をもたらすことになる活性薬を有することも可能である。上方および下方部分2820および2830は、異なる構成要素をさらに露出させるために中間部分2840とは異なる直径を有し得る。
【0161】
図84を参照すると、医薬製品の第36の実施形態が示されており、参照番号2900によって全体が指し示されている。製品2900は、圧縮製錠によって形成され得る4つの別個の構成要素を形成する結合構造2910、上方部分2920、下方部分2930、および中間部分2940を有する。
【0162】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、結合構造2910ならびに上方、下方、および中間部分2920、2930、および2940は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方、下方、および中間部分2920、2930、および2940はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0163】
製品2900は、結合構造またはリベット2910によって、中間部分2940を上方および下方部分2920および2930と機械的に相互固締する。上方、下方、および中間部分2920、2930、および2940はそれぞれが、リベット2910を受け入れるようにサイズ決めされる中心開口を有する。リベット2910は中空構造であるか、またはその内部に形成されたチャンネル2950を有することが可能であり、かつ摩擦嵌めまたは他の機械的な結合方法もしくは構造によって、上方、下方、および中間部分2920、2930、および2940を保持することが可能である。結合をさらに強化するために、リベット頭部2915がリベット2910の両端に形成され得る。結合をさらに向上させるために、接着剤または他の接合剤も使用され得る。リベット2910は、構成要素を結合するが、第4の活性構成要素をもたらすことになる活性薬を有することも可能である。
【0164】
図85を参照すると、医薬製品の第37の実施形態が示されており、参照番号3000によって全体が指し示されている。製品3000は、結合構造3010ならびに圧縮製錠によって形成され得る別個の構成要素を形成する上方部分3020、下方部分3030、および中間部分3040を有する。
【0165】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、上方、下方、および中間部分3020、3030、および3040は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方、下方、および中間部分3020、3030、および3040はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0166】
製品3000は、結合構造3010によって、中間部分3040を上方および下方部分3020および3030と機械的に相互固締する。結合構造3010は、丸い閉鎖端3015を有する開放端型カプセル様の剛性または半剛性構造である。上方、下方、および中間部分3020、3030、および3040はそれぞれが、結合構造3010を受け入れるようにサイズ決めされる中心開口を有する。結合構造3010の開放端は、押し棒または他の構造が、結合構造を上方、下方、および中間部分3020、3030、および3040の中心開口に通して滑動させることを可能とするように中空である。しかし、本発明は結合構造3010を位置決めする他の結合構造および方法の使用も企図するものである。結合をさらに向上させるために、接着剤または他の接合剤も使用され得る。
【0167】
別法として、結合構造3010は、組立てを容易にする膨張した膜でもよい。上方、下方、および中間部分3020、3030、および3040はそれぞれが、この膜を受け入れるようにサイズ決めされる中心開口を有する。膜は中空構造であるか、または内部に形成されたチャンネルを有し、この膜は、膨張可能であり、摩擦嵌めまたは他の機械的な結合方法もしくは構造によって上方、下方、および中間部分3020、3030、および3040を保持することが可能である。結合をさらに強化するために、膜頭部が膜の両端に形成され得る。結合をさらに向上させるために、接着剤または他の接合剤も使用され得る。膜は、構成要素を結合するが、第4の活性構成要素をもたらすことになる活性薬を有することも可能である。
【0168】
図86を参照すると、医薬製品の第38の実施形態が示されており、参照番号3100によって全体が指し示されている。製品3100は、結合構造3110ならびに圧縮製錠によって形成され得る別個の構成要素を形成する上方部分3120、下方部分3130、および中間部分3140を有する。
【0169】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、上方、下方、および中間部分3120、3130、および3140は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方、下方、および中間部分3120、3130、および3140はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0170】
製品3100は、結合構造3110によって、中間部分3140を上方および下方部分3120および3130と機械的に相互固締する。結合構造3110は、組立てを容易にする拡張式内部管またはステントである。上方、下方、および中間部分3120、3130、および3140はそれぞれが、ステント3110を受け入れるようにサイズ決めされる中心開口を有する。ステント3110は、摩擦嵌めまたは他の結合方法もしくは構造によって、上方、下方、および中間部分3120、3130、および3140を保持することが可能である。結合をさらに強化するために、ステント頭部3115がステント3110の両端に形成され得る。結合をさらに向上させるために、接着剤または他の接合剤も使用され得る。ステント3110は、構成要素を結合するが、第4の活性構成要素をもたらすことになる活性薬を有することも可能である。
【0171】
図87を参照すると、医薬製品の第39の実施形態が示されており、参照番号3200によって全体が指し示されている。製品3200は、結合構造3210ならびに圧縮製錠によって形成され得る別個の構成要素を形成する上方部分3220、下方部分3230、および中間部分3240を有する。
【0172】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、上方、下方、および中間部分3220、3230、および3240は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方、下方、および中間部分3220、3230、および3240はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0173】
製品3200は、結合構造3210によって、中間部分3240を上方および下方部分3220および3230と機械的に相互固締する。結合構造3210は、上方、下方、および中間部分3220、3230、および3240を組立てる帯である。帯3210は、組立てられた上方、下方、および中間部分3220、3230、および3240全体に装着するほどに十分に大きく、次いで、例えば、熱収縮または他の収縮方法もしくは構造などによって定位置に固着され得る。結合をさらに向上させるために、接着剤または他の接合剤も使用され得る。帯3210は、構成要素を結合するが、第4の活性構成要素をもたらすことになる活性薬を有することも可能である。
【0174】
図88を参照すると、医薬製品の第40の実施形態が示されており、参照番号3300によって全体が指し示されている。製品3300は、結合構造3310ならびに圧縮製錠によって形成され得る別個の構成要素を形成する上方部分3320、下方部分3330、および中間部分3340を有する。
【0175】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、上方、下方、および中間部分3320、3330、および3340は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方、下方、および中間部分3320、3330、および3340は、スリーブ3310が崩壊するとすべてが露出され、これによって3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とするか、またはスリーブの一部が、例えば、スリーブの両端に、時限放出用の開口を有し得る。
【0176】
製品3300は、結合構造3310によって、中間部分3340を上方および下方部分3320および3330と機械的に相互固締する。結合構造3210は、上方、下方、および中間部分3320、3330、および3240を組立てるスリーブである。スリーブ3310は、組立てられた上方、下方、および中間部分3320、3330、および3340全体に装着するほどに十分に大きく、次いで、例えば、弾性であることによって、熱収縮、または他の収縮方法もしくは構造などによって、定位置に固着され得る。結合をさらに向上させるために、接着剤または他の接合剤も使用され得る。スリーブ3310は、構成要素を結合するが、第4の活性構成要素をもたらすことになる活性薬を有することも可能である。
【0177】
図89を参照すると、医薬製品の第41の実施形態が示されており、参照番号3400によって全体が指し示されている。製品3400は、圧縮製錠によって形成され得る3つの別個の構成要素を形成する外方部分3420、上方部分3430、および下方部分3440を有する。
【0178】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、外方、上方、および下方部分3420、3430、および3440は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。外方および下方部分3420および3440は露出された状態に留まり、これは活性薬の時限放出を可能とする。
【0179】
外方部分3420は、内向きに付随する突縁3450の結果として上方および下方部分3430および3440を保持する。突縁3450は、上方および下方部分3430および3440に対する機械的な結合または固締をもたらし、これらが外方部分を滑り抜けるのを防止する。突縁3450は、外方部分3420の内部開口3425全体に外接してもよいし、またはこの内部開口の中に延びる1つもしくは複数の突起でもよい。突縁3450のサイズおよび形状は、組立てを容易にするばかりでなく、強度を増大させかつ放出を調節するようにも選択され得る。製品3400の組立ては、最初に下方部分3440を外方部分3420の内部開口3425の中に位置決めし、それに続いて上方部分3430を定位置に移動させ、次いで接着剤または他の接合剤キャップもしくはラベル3460を開口3425一面に施しかつそれを封止する。別法として、ラベル3460は、上方部分3430中の活性薬の放出を可能とするように開口3425を部分的に覆うかまたは部分的に封止してもよい。ラベル3460は、外方部分3420および上方部分3430の頂部に沿って位置決めされる接着剤、接合剤、または同様物の層であり得る。
【0180】
図90を参照すると、医薬製品の第42の実施形態が示されており、参照番号3500によって全体が指し示されている。製品3500は、圧縮製錠によって形成され得る3つの別個の構成要素を形成する外方部分3520、上方部分3530、および下方部分3540を有する。
【0181】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、外方、上方、および下方部分3520、3530、および3540は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方および下方部分3530および3540は露出された状態に留まり、これはすべての活性薬の時限放出を可能とする。
【0182】
外方部分3520は、内向きに付随する突縁3550の結果として上方および下方部分3530および3540を保持する。突縁3550は、上方および下方部分3530および3540に対する機械的な結合または固締をもたらし、これらが外方部分を滑り抜けるのを防止する。突縁3550は、外方部分3520の内部開口3525全体に外接してもよいし、またはこの内部開口の中に延びる1つもしくは複数の突起でもよい。突縁3550のサイズおよび形状は、組立てを容易にするばかりでなく、強度を増大させかつ放出を調節するようにも選択され得る。製品3500の組立ては、最初に下方部分3540を外方部分3520の内部開口3525の中に位置決めし、それに続いて上方部分3530を定位置に移動させることによって容易化される。次いで、固締リング3560が、上方部分3530を外方部分3520の内部に保持するために駆動または撥ねさせられる。駆動、撥ね、または拡張の手段は、組立て工程時の温度変化、化学的方法、もしくは他の方法によるものであり得る。固締リング3560は、内部開口3525全体に外接する単一の構造か、または1つもしくは複数のより小さい固締部材であり得る。
【0183】
図91を参照すると、医薬製品の第43の実施形態が示されており、参照番号3600によって全体が指し示されている。製品3600は、圧縮製錠によって形成され得る3つの別個の構成要素を形成する外方部分3620、上方部分3630、および下方部分3640を有する。
【0184】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、外方、上方、および下方部分3620、3630、および3640は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方および下方部分3630および3640は露出された状態に留まり、これはすべての活性薬の時限放出を可能とする。
【0185】
外方部分3620は、内向きに付随する突縁3650の結果として上方および下方部分3630および3640を保持する。突縁3650は、上方および下方部分3630および3640に対する機械的な結合または固締をもたらし、これらが外方部分を滑り抜けるのを防止する。突縁3650は、外方部分3620の内部開口3625全体に外接してもよいし、またはこの内部開口の中に延びる1つもしくは複数の突起でもよい。突縁3650のサイズおよび形状は、組立てを容易にするばかりでなく、強度を増大させかつ放出を調節するようにも選択され得る。製品3600の組立ては、最初に下方部分3640を外方部分3620の内部開口3625の中に位置決めし、それに続いて上方部分3630を定位置に移動させることによって容易化される。上方部分3630を摩擦によって外方部分3620の内部に保持する摩擦締リング3660が、この外方部分の内部表面に沿って位置決めされる。摩擦リング3660は、内部開口3625全体に外接する単一の構造か、または1つもしくは複数のより小さい摩擦部材であり得る。
【0186】
図92を参照すると、医薬製品の第44の実施形態が示されており、参照番号3700によって全体が指し示されている。製品3700は、圧縮製錠によって形成され得る3つの別個の構成要素を形成する外方部分3720、上方部分3730、および下方部分3740を有する。
【0187】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、外方、上方、および下方部分3720、3730、および3740は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方および下方部分3730および3740は露出された状態に留まり、これはすべての活性薬の時限放出を可能とする。
【0188】
外方部分3720は、内向きに付随する突縁3750の結果として上方および下方部分3730および3740を保持する。突縁3750は、上方および下方部分3630および3640に対する機械的な結合または固締をもたらし、これらが外方部分を滑り抜けるのを防止する。突縁3750は、外方部分3720の内部開口3725全体に外接してもよいし、またはこの内部開口の中に延びる1つもしくは複数の突起でもよい。突縁3750のサイズおよび形状は、組立てを容易にするばかりでなく、強度を増大させかつ放出を調節するようにも選択され得る。製品3700の組立ては、最初に下方部分3740を外方部分3720の内部開口3625の中に位置決めし、それに続いて上方部分3630を定位置に移動させることによって容易化される。上方部分3730を外方部分3720の内部に保持する固締ステーク3760が、この外方部分の内部表面に沿って位置決めされる。
【0189】
図93を参照すると、医薬製品の第45の実施形態が示されており、参照番号3800によって全体が指し示されている。製品3800は、圧縮製錠によって形成され得る3つの別個の構成要素を形成する外方部分3820、上方部分3830、および下方部分3840を有する。
【0190】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、外方、上方、および下方部分3820、3830、および3840は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方および下方部分3830および3840は露出された状態に留まり、これはすべての活性薬の時限放出を可能とする。
【0191】
外方部分3820は、内向きに付随する突縁3850の結果として上方および下方部分3830および3840を保持する。突縁3850は、上方および下方部分3830および3840に対する機械的な結合または固締をもたらし、これらが外方部分を滑り抜けるのを防止する。突縁3850は、外方部分3820の内部開口3825全体に外接してもよいし、またはこの内部開口の中に延びる1つもしくは複数の突起でもよい。突縁3850のサイズおよび形状は、組立てを容易にするばかりでなく、強度を増大させかつ放出を調節するようにも選択され得る。製品3800の組立ては、最初に下方部分3840を外方部分3820の内部開口3825の中に位置決めし、それに続いて上方部分3830を定位置に移動させることによって容易化される。上方部分3830を定位置に固締するロールピンが、外方部分3820とこの上方部分とに挿通される。
【0192】
図94を参照すると、医薬製品の第46の実施形態が示されており、参照番号3900によって全体が指し示されている。製品3900は、デリバリーを容易にするために楕円体様の形状を有するように圧縮製錠によって形成され得る3つの別個の構成要素を形成する第1の部分3820、第2の部分3830、および第3の部分3840を有する。
【0193】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、第1、第2、および第3の部分3920、3930、および3940は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。第1、第2、および第3の部分3920、3930、および3940はすべて露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0194】
製品3900は、それぞれの部分の内壁に沿って、第1、第2、および第3の部分3920、3930、および3940間に接着剤による接合をもたらす。結合を増強するために、上で説明された接合技法の1つなどの追加的な結合方法も使用され得る。
【0195】
図95を参照すると、医薬製品の第47の実施形態が示されており、参照番号4000によって全体が指し示されている。製品4000は、デリバリーを容易にするために円筒様形状を有するように圧縮製錠によって形成され得る3つの別個の構成要素を形成する第1の部分4020、第2の部分4030、および第3の部分4040を有する。
【0196】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、第1、第2、および第3の部分4020、4030、および4040は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。第1、第2、および第3の部分4020、4030、および4040はすべて露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0197】
製品4000は、それぞれの部分の内壁に沿って、第1、第2、および第3の部分4020、4030、および4040の間に接着剤による接合をもたらす。結合を増強するために、上で説明された接合技法の1つなどの追加的な結合方法も使用され得る。
【0198】
図96を参照すると、医薬製品の第48の実施形態が示されており、参照番号4100によって全体が指し示されている。製品4100は、圧縮製錠によって形成され得る3つの別個の構成要素を形成する上方部分4120、中間部分4130、および下方部分4140を有する。
【0199】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、上方、中間、および下方部分4120、4130、および4140は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方および下方部分4120および4140は露出された状態に留まり、これは活性薬の時限放出を可能とする。
【0200】
製品4100は、上方および下方部分4120および4140と中間部分4130との間に接着剤による接合をもたらす。結合を増強するために、中間部分4130は、上方および下方部分4120および4140の中の対応する開口の内部に挿入されるビスケットとして形成される。さらに結合を増強するために、上で説明された接合技法の1つなどの追加的な結合方法も使用され得る。
【0201】
図97を参照すると、医薬製品の第49の実施形態が示されており、参照番号4200によって全体が指し示されている。製品4200は、圧縮製錠によって形成され得る3つの別個の構成要素を形成する上方の部分4220、中間部分4230、および下方部分4240を有する。
【0202】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、上方、中間、および下方部分4220、4230、および4240は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方、中間、下方部分4220、4230、および4240はすべてが露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0203】
製品4200は、上方および下方部分4220および4240と中間部分4230との間に接着剤よる接合をもたらす。結合を増強するために、中間部分4230は、上方および下方部分4220および4240の中の内部開口4225の内部に配置されるカプセルである。結合を増強するために、上で説明された接合技法の1つなどの追加的な結合方法も使用され得る。
【0204】
図98を参照すると、医薬製品の第50の実施形態が示されており、参照番号4300によって全体が指し示されている。製品4300は、圧縮製錠によって形成され得る別個の構成要素を形成する上方の部分4320、中間部分4330、および下方部分4340を有する。
【0205】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、中間部分4330は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である別個の部分4331、4332、および4333から成る。この中間部分は露出された状態に留まり、これは3つのすべての部分に関して活性薬の放出を可能とする。
【0206】
製品4300は、上方および下方部分4320および4340と中間部分4331、4332、および4333との間に接着剤による接合をもたらす。結合を増強するために、上で説明された接合技法の1つなどの追加的な結合方法も使用され得る。この中間部分は、ダンベル様形状を形成するように上方および下方部分4320および4340の直径よりも小さい直径を有し得るか、または製品4300に沿って均一の直径を有するように同じ直径を有し得る。中間部分の数も変更され得る。
【0207】
図99を参照すると、医薬製品の第51の実施形態が示されており、参照番号4400によって全体が指し示されている。製品4400は、圧縮製錠によって形成され得る3つの別個の構成要素を形成する上方部分4420、中間部分4430、および下方部分4440を有する。
【0208】
上で説明された実施形態の構成要素と同様に、上方、中間、および下方部分4420、4430、および4440は、所望の放出速度、例えば、中間速度、緩徐速度、および即時速度を実現するために別個に処方され、放出速度を制御するために賦形剤を含むことが可能であり、かつ放出速度をさらに制御するためにコーティングされることも可能である。上方および下方部分4420および4440は露出された状態に留まり、これは活性薬の時限放出を可能とする。
【0209】
製品4400は、上方部分4420と下方部分4440との間に接着剤による接合をもたらし、それによって中間部分4430をカプセル封入する。デリバリーを容易にするために、組立てられた製品4400はカプセル様形状を有する。結合を増強するために、上で説明された接合技法の1つなどの追加的な結合方法も使用され得る。
【0210】
本発明は、上で説明された応用可能な実施形態またはその別法に使用されるべき多様な結合方策を企図するものである。本発明の1つの実施形態では、単独でもしくは相互に組み合わせて、マクロカプセル封入された水、マクロカプセル封入された接着剤、感圧性接着剤、感圧性フィルム、リベット、カプセルリベット、熱溶接、超音波溶接、スピン溶接、および/または赤外線溶接の使用を企図する。1つの実施形態では、個々の構成要素にコーティング剤を使用すると、それ自体が、水または水:アルコールなどの溶媒が加えられるときに接着剤として作用し得る。
【0211】
上で説明された実施形態、特に機械的な相互固締もしくは結合構造を利用するか、または機械的固締もしくは結合構造と接着との組合せを利用する実施形態は、製品の効率的な組立てに適合される様々な装置によって組立てられるという利点を有する。このような組立て装置は、例えば、薬局または個々の構成要素を最初に製造する施設の外部にある任意の事業所のように遠隔に配置され得る。追加的に、このような装置は、例えば、リベット締め組立て装置など、製品の多構成要素を結合するための特定の方法または構造に基づく様々な設計によって、多数の製品を効率的に組立てることが可能である。
【0212】
本開示は、例えば、カートリッジの使用によってなど、大規模生産および組立て、第三者による組立て、薬局における組立て、ならびに、例えば、手作業によってなど、患者による組立てによって少なくとも行われる本明細書に説明された実施形態の組立てを企図するものである。本明細書に説明された製品の組立てに、特に、本明細書に説明された好ましい実施形態の組立てに使用され得る例示的な実施形態が、本出願と同時期に出願され、その開示の全体がここに参照により本明細書に組み込まれる以下の関連出願、すなわち、代理人整理番号0001752USQ/PU61714P、「METHOD AND MACHINE FOR PHARMACEUTICAL PRODUCT ASSEMBLY」において説明されている。追加的に、本出願は、その開示の全体がここで参照により本明細書に組み込まれる以下の同時係属の出願、すなわち、2004年11月19日出願の米国特許仮出願第60/629876号および2004年11月30日出願の米国特許仮出願第60/631923号に関連する。
【0213】
これらの医薬製品のほとんどは3つの別個の構成要素を設けるが、本発明は、複数の活性薬、または複数の放出様式にある1つの活性薬、もしくはこれらの組合せ向けに、単一のデリバリービヒクルを設けるために相互固締される任意の数の別体の構成要素を使用することを企図するものである。本発明は、活性薬の種類もしくは形態、あるいは医薬または医薬様製品の種類もしくは形態によって限定されるものではないことが理解されるべきである。
【0214】
本発明の医薬製品は、得られる単一のデリバリーエンティティまたはビヒクルの組立てを容易にする特定の相互固締形状を有する。しかし、本発明は、複数の構成要素向けの他の相互固締形状ばかりでなく、例えば、ねじ構造など、単一のデリバリービヒクル中の複数の構成要素のデリバリーを可能とする、得られる製品の他の形状を使用することも企図するものである。本明細書に説明された実施形態は、単一の環状リングまたは2つの同心に位置合せされた環状リングなど、特定の数の係合構造または係合部材を示すが、本発明は他の数の係合構造または部材の使用も企図するものであることが理解されるべきである。
【0215】
本発明は、例えば、解放自在のスナップ嵌めまたは何らかの他の解放自在の結合などによって、選択的に相互に結合可能である複数の構成要素を有するデリバリービヒクルまたはエンティティも企図するものである。本発明は、例えば、非解放自在のスナップ嵌めなど、非解放自在の結合を使用することによって選択的に結合される複数の構成要素を有するデリバリービヒクルまたはエンティティをさらに企図する。
【0216】
本発明の医薬製品は、自動化された相互固締処理によって組立てられかつ結合され得る。しかし、本発明は、手作業も含めて、他の組立て処理の使用も企図するものである。接合または結合処理は、このような処理の速度を含めて、商業ベースの処理速度で最終的な剤形を製造することを可能とする。医薬製品を形成する際に使用される圧縮処理ばかりでなく、生成される形状も、これらの医薬製品が、好ましくは1つのエンティティまたはデリバリービヒクルとしての外観を呈する方式で相互固締する。
【0217】
本明細書における医薬製品用の機能的コーティングは、大まかに3つの範疇、すなわち、(1)活性薬の急速溶解および即時放出に有用な水溶性重合体、(2)活性薬の制御放出に有用な水不溶性重合体、ならびに(3)活性薬のパルスまたは誘導放出に有用なpH敏感重合体に分割され得る様々な重合体コーティングの使用によって設けてもよい。本明細書では、これらの担体のすべての組合せが使用されてもよいことが認識されている。市販のポリ(メタクリル酸エステル)(poly(meth)acrylate)重合体の幾つかが可溶性に関してpH依存であり、両方の範疇に入り得ることも認識されている。即時放出および制御放出の両方に関する、これらの医薬的に許容可能な重合体のほとんどばかりでなく他のよく知られている医薬的に許容可能なコーティング剤の幾つかが、米国薬学会および英国薬学会によって共同出版された「医薬添加物ハンドブック(Handbook of Pharmaceutical excipients)」において詳細に説明されている。機能的コーティングは、制御放出速度コーティングに加えて、封止コーティングまたは保護コーティングも含み得る。
【0218】
一般に、水溶性重合体には、限定されるものではないが、ポリ(エチレン酸化物);ポリビニルアルコール;ポリビニルピロリドン;ヒアルロン酸;アルギナート;カルラゲネン(carragenen);カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、酢酸セルロース、酢酸セルロースプロピオネート、酢酸セルロースフタレートなどのセルロース誘導体;デンプンおよびその誘導体である、ヒドロキシエチルデンプン、デンプングリコール酸ナトリウムなど;デキストリン;キトサンおよびその誘導体;アルブミン;ゼイン;ゼラチン;ならびにコラーゲンが含まれる。
【0219】
一般に、水不溶性重合体には、限定されるものではないが、ポリ酢酸ビニル;セルロースとそれらの誘導体である、メチルセルロース、エチルセルロース、ならびに酢酸セルロースプロピオネートなど;ポリエチレン、およびポリビニルアルコール;非晶質セルロース;ポリアクリレートおよびその誘導体とメタクリレートおよびそれらの誘導体;ローム ファーマ社(Rohm Pharma)(独国)から入手可能な重合体のユードラギット(Eudragit)製品系列に含まれるすべて;ポリ(α−ヒドロキシ酸)およびその共重合体である、ポリ(α−カプロラクトン)、ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)など;ポリ(α−アミノ酸)およびその共重合体;ポリ(オルトエステル);ポリフォスファーゼン;ポリ(リン酸エステル);ならびにポリアンヒドリドが含まれる。
【0220】
追加的に、フィルムコートでもよくかつ圧縮または噴霧乾燥によって施されてもよい機能的コーティングは、半透過性障壁として作用可能であり、それによって水不溶性重合体または部分的に水溶性の重合体(放出遅延コーティングとして作用する)によって薬物放出の拡散制御を可能とする。別法として、フィルムコーティングが溶解速度を制御してもよい。このようなフィルムコーティングは、例えば、水もしくは水性媒体(上で留意したような)に実質的にもしくは完全に不透過性であるか、あるいは水もしくは水性媒体または生物学的液体の中で徐々に腐食可能であり、かつ/あるいは水もしくは水性媒体または生物学的液体と接触すると膨潤する重合体から成ってもよい。フィルムコーティングは、それが、活性材料内容物が周囲の媒体に少なくとも完全にまたは実質的に完全に移転するまで、これらの特徴を保持するようになっているべきであることが適切である。このようなフィルムコーティングされた錠剤は、機能的フィルムコーティング錠と呼ばれる。
【0221】
水または水性媒体と接触すると膨潤する重合体を含むフィルムコーティングは、膨潤層が相対的に大きな膨潤質量を形成するような程度に膨潤し得るが、そのサイズは、それが胃から腸管内に即時に放出されるのを遅延させる。フィルムコーティングは、典型的に2ミクロンから10ミクロンの個々の厚さを有する。
【0222】
水に対して相対的に不透過性であるフィルムコートに適切な重合体には、ヒドロキシプロピルメチルセルロース重合体、例えば、上述の重合体のメトセル(Methocel)(登録商標)系列(例えば、メトセルK100M(Methocel K100M)、メトセルK15M(Methocel K15M))、重合体のユードラギット(Eudragit)(登録商標)系列、アクアコート(Aquacoat)(登録商標)、が含まれており、これらは、単独でもしくは組み合わせて使用されるか、または所望によりエトセル(Ethocel)(登録商標)重合体と組み合わせて使用される。コーティングに適切な別の重合体は、水性エチルセルロース分散剤であるスレリース(SURELEASE)(登録商標)である。これは、ベルウィンド ファーマスーティカルズ サービシーズ インク社(Berwind Pharmaceuticals Services, Inc.)の事業部であるカラコン社(COLORCON)から入手可能である。追加的に、スレリース(SURELEASE)重合体または他の適切な部分的に透過性の重合体の混合物、および孔形成材料(例えば、オパドライ(OPADRY)(登録商標)透明(YS−2−7013)、これもカラコン社(COLORCON)から入手可能である)が使用可能である。1つの適切な適用範囲は、錠剤上のコーティングの重量にして約3から約5%である。
【0223】
コーティングは、存在する場合には、柔軟剤、染料等々のような追加的な医薬的に許容可能な賦形剤を所望により含有し得る。1つの適切な柔軟剤は硬化ヒマシ油であり、コーティング用重合体と組み合わせられ得る。フィルムコーティングにはまた、従来的な、結合剤;充填剤;潤滑剤;酸化鉄または有機染料などの着色剤;ならびにポリビドンK30(Polyvidon K30)(登録商標)、ステアリン酸マグネシウム、および二酸化珪素(例えば、サイロイド244(Syloid 244)(登録商標))などの圧縮補助剤等々が含まれ得る。
【0224】
本明細書で留意されたように、本発明の医薬製品は、剤形の中核(本明細書では「錠剤中核」または「基材」とも呼ばれる)を含む締め固められた塊を形成するために、適切な成分(例えば、医薬組成物)を圧縮することによって調製され得る。これは、従来的な、錠用賦形剤および圧縮製剤法を使用して調製され得る。したがって、中核は、1つまたは複数の希釈剤、結合剤、および/または潤滑剤など、満足の行く処理および圧縮特徴を与える賦形剤と一緒に1つまたは複数の活性薬を典型的に含む。本発明品の中核の一部を形成し得る追加的な賦形剤には、1つまたは複数の、崩壊剤、着香剤、甘味剤、滑り剤、着色剤、放出修飾剤および/または可溶化剤(界面活性物質、pH修飾剤、および錯化ビヒクル)、吸収賦活剤、柔軟剤、溶解修飾剤、ならびに処理補助剤が含まれる。これらの賦形剤の幾つかは、例えば、重合体もしくは重合体配合物と一緒に、構成要素を射出成形するかまたは活性薬を押出し成形することから得られる基材に適切に使用されることが認識されている。
【0225】
典型的には、活性薬および賦形剤は、中実中核へと圧縮される前に完全に混合される。本発明品は、標準的な、よく知られた湿式造粒法または乾式造粒法によって形成され、次いで圧縮されるか、または別法として組成物混合体から直接圧縮製錠法によって形成され得る。
【0226】
中核は、両凸、両凹、凹凸、半球、近半球、円、楕円、概楕円体、長円、概円筒、または多面(例えば、三角柱形)、および本明細書でも説明されたすべての形状など、任意所望の予め選択された形状に従って製造され得る。
【0227】
中核は、任意の医薬的に許容可能なコーティング方法によって、本明細書に説明された機能コーティングおよび保護コーティングによって、コーティングされ得る。このような方法の実施例には、米国特許第5004614号明細書に開示されたようなコーティング方法、フィルムコーティング、糖衣、吹付けコーティング、浸漬コーティング、圧縮コーティング、および静電コーティングが含まれる。典型的な方法には、回転パンコーターの中でまたは流動床コーターの中で、所望のコーティング厚さが達成されるまでコーティングを錠剤中核の上に吹き付けることが含まれる。
【0228】
上で留意されたように、医薬製品は、個々の構成要素を形成するために圧縮を利用することによって適切に製造される。しかし、本発明は、例えば、射出成形などの他の方法によって異なる構成要素を形成することも企図するものである。追加的に、製品の構成要素は、例えば、1つの構成要素を圧縮成形し、別の構成要素を射出成形することなど、処理の組合せによっても形成され得る。
【0229】
このような多構成要素錠剤(例えば、1つの多機能製品を形成する2つ、3つ、またはそれ以上の別個の構成要素)を形成することによって、最終的な剤形は、胃腸(GI)管の様々な段階において、4つもしくは6つに達するか、またはそれ以上の実現可能な放出様式(およびそれ以上の構成要素が使用されている場合のこれらの変型)をも有し得る。医薬製品は1つのエンティティとして服用されてGI管を通過し、それぞれの構成要素は、中核基材単独で、所望により制御放出コーティングまたは機能コーティングと組み合わせて使用することによって所望の箇所で活性薬を放出するが、中核組成物は、必要または所望のときに、賦形剤と組み合わせた、所望により機能的コーティングまたは制御放出コーティング剤と組み合わせた、制御放出、修飾放出、または遅延放出中核を創出する。これは、生体利用効率の所望部位のそれぞれを標的にし、かつ異なる活性薬の放出速度を制御することを可能とする。
【0230】
本発明の追加的な例示では、複数のサブユニット、例えば、個々の中実サブユニットが、同じかまたは異なる薬物物質を含有し得る。それぞれのサブユニットは、同じ薬物物質を含有するが、異なる速度で、患者に投与後の異なる時間に、または患者の胃腸系における異なる箇所で、内容物を患者の胃腸管の中へ放出し得る。別法として、それぞれのサブユニットが異なる薬物物質を含有してもよく、これらの薬物物質のそれぞれが、同じもしくは異なる速度で、投与後の同じもしくは異なる時間に、または患者の胃腸系における同じもしくは異なる箇所で放出されてもよい。
【0231】
例えば、2つ以上のサブユニットがそれぞれに、2つ以上の薬物物質または処方の組合せが患者に投与され得るように、異なる薬物物質、および/または異なる薬物物質の処方、および/または異なる処方中の同じ薬物を含有してもよい。本発明の剤形は、特定の投与要件に調製された剤形をもたらすために、このような薬物内容物および/または薬物内容物放出特徴が異なるこれらのサブユニットもしくは個々の構成要素を一体に組立てることを可能とする。
【0232】
それぞれのサブユニットの、したがって全体的に組立てられた剤形の、寸法およびサイズは、その中に含有されるべき材料の性質および量、ならびに所期の投与様式および所期の受容者によって決定され得る。例えば、経口投与を目的とした剤形は、経口投与を目的とした知られたカプセルの形状および寸法と同じような形状および寸法でよい。本剤形は、経口投与に適切な1つまたは複数の薬物物質を含有する経口剤形として呈示するのに特に適切である。
【0233】
サブユニットは、これらの薬物内容物の放出特徴が相互に異なり得るが、それは、本明細書に説明された様々な方式で達成され得る。例えば、1つまたは複数の中実サブユニットは、実質的に即放型、すなわち、これらの薬物内容物が実質的に消化された直後または胃に到達した直後の放出であり得る。
【0234】
例えば、1つまたは複数の中実サブユニットは、徐放型サブユニットであり得る。例えば、1つもしくは複数の中実サブユニットおよび/またはカプセル隔室は、例えば、これらの薬物内容物を患者の胃腸系における特定の予め決められた箇所で放出するパルス放出型サブユニットであり得る。それは、上述の重合体、または幾つかのユードラジット(Eudragit)(登録商標)重合体(例えば、酸に対して不安定であるユードラジット E100(Eudragit E100))などの画定されたpH環境においてのみ溶解または拡散する重合体材料を使用することによって達成され得る。
【0235】
1つの例示的な実施形態の特徴が、別の例示的な実施形態の特徴と一緒に使用されてもよいことが理解されるべきである。また、これらの複数の構成要素は、製品の固締結合および強度を高めるために中実であることが好ましい。
【0236】
所望の錠剤形状に圧縮することに対する別法では、2003年7月17日に公開され、その開示が参照により本明細書に組み込まれる国際公開第03/057197号パンフレットに説明されたものなど、所望の形状を有する医薬錠剤を生産する微孔性発泡体技法が使用されてもよい。
【0237】
「第1」、「第2」、「上方」、「下方」、「中間」、および同様の用語は、本明細書では様々な要素を修飾するために使用されていることに留意されるべきである。これらの修飾語は、特別に言及されなければ、修飾された要素に対して必ずしも空間的な、順次の、または階層的な序列を意味するものではない。本明細書に説明された実施形態は本発明が企図する様々な特徴を含み、これらの特徴は本実施形態間で互換性があり得ることがさらに理解されるべきである。
【0238】
「医薬的に許容可能な作用物質」または「医薬品」、または「活性薬」には、限定されるものではないが、本明細書に説明されたような薬物、タンパク質、ペプチド、核酸、栄養剤が含まれる。当該用語には、治療活性薬、生理活性剤、活性薬、治療薬、治療タンパク質、診断薬、または本明細書に画定された1つもしくは複数の薬物が含まれ、これらは、「優良製造規範欧州連合ガイド(European Union Guide to Good Manufacturing Practice)」からの指針に準拠する。このような物質は、疾病の診断、治療、緩和、処置、または予防における薬理学的作用もしくは他の直接的な効果を与えたり、あるいは身体の構造および機能に作用を及ぼしたりすることを目的とするものである。この物質には、造影剤および/または放射性標識化合物などの診断薬も含まれ得る。これらの用途は、哺乳類においても、または人間においてでもよい。薬理学的作用は、予防的であっても、または疾病状態の処置のためであってもよい。本明細書の作用物質には、小分子治療薬ばかりでなく、ペプチドおよびタンパク質も含まれる。本明細書に説明された医薬組成物は、1つもしくは複数の医薬的に許容可能な活性薬、生活性薬、活性薬、治療薬、治療タンパク質、診断薬、あるいは内部に分散された1つもしくは複数の薬物または成分が所望により含まれ得る。活性薬の医薬的有効量は、患者の年齢、体格、疾病の重篤度、および他の投薬に依存することを当業者は理解しよう。
【0239】
本明細書に使用されているように、「医薬的に許容可能な活性薬」「医薬的な活性薬」、「活性薬」、「薬物部分」、または「薬物」は互換的に使用される。
【0240】
活性薬の水溶性は、米国薬局方(United States Pharmacoepia)によって定義されている。したがって、そこで定義された非常に可溶性、自由に可溶性、可溶性、および乏しい可溶性の基準に適合する活性薬は本発明に包含される。
【0241】
薬物およびプロドラッグを含めて、数多くの活性医薬作用物質が、1日1回の投与を可能とするように一定時間にわたって有効であるような作用物質の徐放型(SR)(他に緩徐放出、長期間放出、または修飾放出(MR)としても知られる)をもたらす経口剤形として処方されている。このような剤形を処方するよく知られたシステムは、作用物質が分散されている親水性重合体を含む基材を伴うものであり、この作用物質は、基材が溶解または崩壊すると胃腸管の中で一定の期間にわたって放出される。このような基材システムを含む徐放型剤形は、本明細書で「基材錠剤」としても説明されている圧縮錠剤として適宜に調製される。
【0242】
本明細書に説明されているように、「徐放」または「修飾放出」という用語は、異なる時点でまたはGI管中の特定の個別的な箇所でデリバリーされるパルス型もしくは遅延型放出とは異なり、経口投与後に任意の長期間にわたって活性薬が徐々にではあるが連続して放出されることを指す。SRまたはMR放出では、製品が胃に到達し、分解/膨潤/溶解/腐食が始まるときに放出が始まる。この放出は、一定の時間にわたって持続することになり、小腸を通過する間中および製剤の大腸到達後も持続し得る。遅延型放出は、活性薬が放出される胃以外のGI管中の箇所で典型的に行われる。パルス型システムでは、アドバーンシーズ社(Advances)またはフラメル社(Flamel)によって製造された製剤など、活性薬の2つ以上の別個のパルスまたは放出が見られる。これらの遅延型またはパルス型システムは、胃から小腸にかけてのようにpHが変化し、コーティング物質が除去されて活性薬の放出を可能とするか、別法として、一定の期間にわたって機能的または放出コーティングが崩壊して活性薬を放出するときに典型的に行われる。活性薬の遅延型またはパルス型放出をもたらすための当業で認識されている他の技法が知られており、本発明の範囲内に包含されている。
【0243】
図は、「緩徐速度、または中間放出速度、または即時放出速度など、制御された放出速度として」という用語を使用することが認識されている。即時放出速度は、中核基材からの活性薬の標準的な、即時(IR)溶解/分解および放出である。緩徐速度または中間放出速度という用語は、IR中核錠剤からの同じ活性薬の即放に比べて、中核基材の制御された放出、修飾された放出、または遅延した放出溶解および分解を例示するにすぎない。緩徐または中間速度の使用は、多構成要素剤形から1つまたは複数の活性薬の異なる放出速度を指定するものであり、図の実施形態に対する限定が意図されているものではない。本明細書で留意されているように、本明細書の中実の多構成要素剤形の内部に含有された個々の構成要素のすべてはIR放出でも、すべてが制御放出でも、すべてが修飾放出でも、すべてが遅延型もしくはすべてがパルス型放出でもよいし、または偽薬構成要素との併用を含めて、これらの任意の組合せで使用され得る。
【0244】
「実質的にすべての」とは、本明細書で使用されるとき、85%よりも多いこと、好ましくは90%よりも多いことを意味する。
【0245】
適切な薬物物質は、限定されるものではないが、鎮痛薬、抗炎症薬、駆虫薬、抗不整脈薬、抗生物質(ペニシリンを含む)、抗凝血薬、抗抑鬱薬、糖尿病薬、抗てんかん薬、抗ヒスタミン薬、血圧降下薬、抗ムスカリン、抗ミコバクテリア薬、抗新生物薬、免疫抑制薬、抗甲状腺薬、抗ウイルス薬、抗不安鎮静薬(催眠薬および麻酔薬)、収斂薬、β−アドレナリン受容体遮断薬、血液製剤および代用剤、心臓変力薬(cardiac inotropic agents)、コルチコステロイド、咳止め薬(去痰薬および粘液溶解薬)、診断薬、利尿薬、ドーパミン作動薬(抗パーキンソン症候群薬)、止血薬、免疫薬、脂質調節薬、筋弛緩薬、副交感神経作用薬、副甲状腺カルシトニンおよびビスホスホン酸(biphosphonates)、プロスタグランジン、放射性医薬品、性ホルモン(ステロイドを含む)、抗アレルギー薬、興奮薬および摂食障害薬、交感神経作用薬、乾燥甲状腺薬、PDE IV阻害薬、NK3阻害薬、ペルオキシソーム増殖活性化受容体薬(ppar agents)、NK2阻害薬、CSBP/RK/p38阻害薬、抗精神病薬、血管拡張薬、ならびにキサンチンを含む、多様な知られた薬物分類から選択され得る。
【0246】
これらの薬物分類の説明およびそれぞれの分類内部の種属の列挙が、マーチンデール(Martindale)の「The Extra Pharmacopoeia」29版、ザ ファーマステイカル プレス(The Pharmaceutical Press)、ロンドン、1989年に見い出され得るが、ここでその開示全体が参照により本明細書に組み込まれる。薬物物質は、市販され、かつ/または当業で知られた技法によって調製され得る。
【0247】
構成要素は、活性薬を有するものとして一般に説明されているが、製品の幾何学的形状または構造を完成するために、活性薬を含有することなく(例えば、偽薬)形成されてもよい。追加的に、本明細書で説明された製品は、一般に医薬および/または医薬様製品と呼ばれているが、機能性食品、医療食品、ビタミン、ミネラル、店頭販売医薬、獣医用製品、個人用スポーツ栄養剤、個人薬、微小成分、および/または栄養製品を包含しようとするものである。
【0248】
限定されるものではないが、本明細書に引用された特許および特許出願を含むすべての刊行物は、それぞれの個々の刊行物が参照によって本明細書に全体が記載されたものとして組み込まれていることが特定的にかつ個別的に示唆されているものとして、参照により本明細書に組み込まれる。
【0249】
本発明は、このようにその好ましい形態を特定的に参照して説明されたが、本明細書で画定された本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、様々な変更および改良が本実施形態で実施されてもよいことは明白であろう。
【0250】
以上の説明は、本発明をその好ましい実施形態を含めて開示するものである。本明細書に特定的に開示された実施形態の変更および改良は、以下の特許請求の範囲内である。これ以上説明しないでも、当業者が、以上の説明を使用して本発明をその完全な程度まで活用し得るものと考えられる。したがって、本明細書における実施例は、例示的なものすぎず、いかなる場合であっても本発明の範囲を限定するものと考えられるべきではない。排他的な所有権または特権が主張されている本発明の実施形態は、以下のように画定されるものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の中実の構成要素を含み、該複数の中実の構成要素のうち少なくとも2つが活性薬を有する医薬製品であって、該複数の中実の構成要素を圧縮成形により独立して成形し、該複数の中実の構成要素を単一のデリバリービヒクルに組立てる工程により製造される医薬製品。
【請求項2】
該複数の中実の構成要素の少なくとも1つがその一部に封止コートを有する、請求項1記載の製品。
【請求項3】
該複数の中実の構成要素が機械的な結合によって相互固締される、請求項1記載の製品。
【請求項4】
該機械的な結合がリベットである、請求項3記載の製品。
【請求項5】
該複数の中実の構成要素が、本質的に、リベット、固締ピン機構、スナップ嵌め、ねじ込み嵌め、感圧圧縮、射出成形固締ピン、帯締め、収縮包装、射出成形接着、超音波溶接、レーザ、マイクロ波、熱、摩擦溶接、およびこれらの任意の組合せからなる群より選択される結合方法によって相互固締される、請求項1記載の製品。
【請求項6】
該複数の中実の構成要素が、本質的に、PEG、HPMC、ゼラチン、デンプン、ガム、チクル、サポジラの木からのラテックス樹液、天然ゴム、ガム基剤、天然樹脂、ソルバ樹液、ディエラ樹液、ワックス、チーズワックス、チューイングガムワックス、ブチル、ポリイソブチレンゴム、蜜蝋、カルナウバ蝋、微晶蝋、食品等級接着剤、糖質系食用接着剤、封筒等級接着剤、プリントインク、シェラック、熱溶融性の食品等級膠剤、エポキシ樹脂、オパドライ保護コート、歯科用接着剤、即溶解性フィルム、感熱性フィルム、水、アルコール、およびこれらの任意の組合せからなる群より選択される材料を使用する結合方法によって相互固締される、請求項1記載の製品。
【請求項7】
該複数の中実の構成要素の少なくとも1つが活性薬を有しない、請求項1記載の製品。
【請求項8】
該複数の中実の構成要素が機械的な結合および接着剤によって相互固締される、請求項1記載の製品。
【請求項9】
単一のデリバリービヒクルが組立てられる時に、該複数の中実の構成要素の少なくとも1つが封入される、請求項1記載の製品。
【請求項10】
該複数の中実の構成要素の第1の構成要素が、単一のデリバリービヒクルが組立てられるときに、該複数の中実の構成要素の第3の構成要素によって該複数の中実の構成要素の第2の構成要素から隔離される、請求項1記載の製品。
【請求項11】
該複数の中実の構成要素のすべてが、単一のデリバリービヒクルが組立てられるときに、露出される、請求項1記載の製品。
【請求項12】
複数の中実の構成要素のうち少なくとも2つが活性剤を有する、かかる構成要素を独立して圧縮成形によって形成し、
該複数の中実の構成要素を単一のデリバリービヒクルに組立てることを含む、医薬製品を製造する方法。
【請求項13】
該複数の中実の構成要素の少なくとも1つをコーティングする工程をさらに含む、請求項12記載の方法。
【請求項14】
該複数の中実の構成要素が機械的な結合によって相互固締される、請求項12記載の方法。
【請求項15】
該複数の中実の構成要素が、本質的に、固締ピン機構、スナップ嵌め、ねじ込み嵌め、感圧圧縮、射出成形固締ピン、帯締め、収縮包装、射出成形接着、超音波溶接、レーザ、マイクロ波、熱、摩擦溶接、およびこれらの任意の組合せからなる群より選択される結合方法によって相互固締される、請求項12記載の方法。
【請求項16】
該複数の中実の構成要素が、本質的に、PEG、HPMC、ゼラチン、デンプン、ガム、チクル、サポジラの木からのラテックス樹液、天然ゴム、ガム基剤、天然樹脂、ソルバ樹液、ディエラ樹液、ワックス、チーズワックス、チューイングガムワックス、ブチル、ポリイソブチレンゴム、蜜蝋、カルナウバ蝋、微晶蝋、食品等級接着剤、糖質系食用接着剤、封筒等級接着剤、プリントインク、シェラック、熱溶融性の食品等級膠剤、エポキシ樹脂、オパドライ保護コート、歯科用接着剤、即溶解性フィルム、感熱性フィルム、およびこれらの任意の組合せからなる群から選択される材料を使用する結合方法によって相互固締される、請求項12記載の方法。
【請求項17】
添付図面の図1から図99までのいずれか1つを参照して本明細書に記載の医薬製品またはその医薬製品の製造方法。
【請求項18】
結合手段が接着剤である、請求項3記載の医薬製品。
【請求項19】
該接着剤が機能的コーティングである、請求項18記載の医薬製品。
【請求項20】
該機能的コーティングがメチルセルロース/ヒプロメロース高分子誘導体を用いる中核基材の保護コーティングである、請求項19記載の医薬製品。
【請求項21】
高分子誘導体がオプラドライ(登録商標)である、請求項20記載の医薬製品。
【請求項22】
オプラドライ(登録商標)が、水または水:アルコール溶液によって湿潤される、請求項19記載の医薬製品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図8a】
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【図8b】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図24a】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図27a】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図31a】
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【図31b】
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【図31c】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図39a】
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【図39b】
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【図40】
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【図41】
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【図41a】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図54−1】
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【図55−1】
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【図56−1】
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【図57−1】
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【図57a】
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【図57a−1】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【図61a】
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【図61b】
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【図61c】
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【図61d】
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【図62】
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【図63】
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【図64】
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【図65】
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【図66】
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【図67】
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【図68】
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【図69】
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【図70】
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【図71】
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【図72】
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【図73】
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【図74】
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【図75】
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【図76】
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【図76a】
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【図77】
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【図78】
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【図79】
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【図80】
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【図81】
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【図82】
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【図83】
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【図84】
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【図85】
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【図86】
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【図87】
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【図88】
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【図89】
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【図90】
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【図91】
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【図92】
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【図93】
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【図94】
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【図95】
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【図96】
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【図97】
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【図98】
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【図99】
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【公開番号】特開2013−32378(P2013−32378A)
【公開日】平成25年2月14日(2013.2.14)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−226155(P2012−226155)
【出願日】平成24年10月11日(2012.10.11)
【分割の表示】特願2007−543377(P2007−543377)の分割
【原出願日】平成17年11月18日(2005.11.18)
【出願人】(591002957)グラクソスミスクライン・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー (341)
【氏名又は名称原語表記】GlaxoSmithKline LLC
【Fターム(参考)】