説明

印刷システム、制御方法、クライアント端末、プリントサーバ、及びプログラム

【課題】クラウドサービスにおいて印刷前にプリントサーバは、ファイアウォール越しにプリンタの状態を取得し、プリンタ一覧を提示する処理方法を提供する。
【解決手段】クライアント端末から、プリンタ一覧要求を受信する一覧要求受信手段と、前記プリンタに印刷可能か否かを示すステータスの取得要求を送信し、取得する取得手段と、前記プリンタ一覧の要求を送信したクライアント端末に対し、前記取得手段にて取得したプリンタのステータスを用いて、前記クライアント端末の前記Webブラウザにて表示するための形式で記述されたプリンタ一覧のデータを送信する送信手段とを有し、前記取得手段にて前記プリンタのステータスが取得できない場合、前記送信手段は、前記プリンタ一覧のデータに、ステータスを取得できないプリンタに対して前記クライアント端末の前記Webブラウザがステータスを問い合わせるためのコマンドを含めて送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷システム、特にプルプリントシステムにおいて、プルプリント実行の指示を行うクライアント端末で、プリンタステータスの取得処理を行う印刷システム、制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、クラウドサービスとしてインターネット上にサービスを公開することによりビジネス展開がされてきている。クラウドサービスとしてサービスを提供することは、大規模なデータセンタ上に各種サーバを配置することで顧客ごとのハードウェアの管理が不要となり、またサーバの負荷に応じてリソースを追加するようなことが容易に行えるといったさまざまなメリットがある。これに伴い、プリントサーバもインターネット上のプリントサービスとして機能を提供することが求められてきている。プリンタが、プリントサーバからインターネット越しに印刷データを取得し、プル型のプリントを行う環境が求められている。
【0003】
従来、イントラネット内にプリントサーバとプリンタとが存在する印刷システムでは、プリントサーバから直接プリンタに通信を行い、プリンタの状態(印刷可、電源断、紙ジャム、紙ナシ等)を取得する。そして、プリントサーバから直接プリンタに印刷データを送るプッシュ型のプリントが可能であった。このような環境では、ユーザが印刷前にプリンタを選択する場合、プリンタの状態に基づいてプリンタを選択することが可能である。このように印刷前に印刷可能なプリンタの一覧をユーザに示し、不正な印刷を防ぐことを目的とした先行技術として、例えば特許文献1が挙げられる。特許文献1では、プリントサーバがプリンタに対し、印刷可能なプリンタ一覧を送信しプリンタがプリンタ一覧を取得する。そして、プリンタが既に有するプリンタ一覧をプリントサーバから送信された新たな印刷可能なプリンタ一覧で更新する方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−337681号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
クラウドサービスとしてインターネット上に展開するプリントサーバでは、ファイアウォール越しに、プリントサーバとプリンタがある環境があり、プリントサーバから直接プリンタの状態を取得できない場合があるという問題がある。プリンタ状態を正しく取得できない場合は、印刷可能なプリンタ一覧を正しく提示することができない。
【0006】
そこで、本発明では、プリントサーバから直接プリンタに通信できない環境であっても、印刷前にプリンタの状態を取得し、印刷可能なプリンタ一覧提示する処理方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の印刷システムは以下の構成を有する。すなわち、Webブラウザを備えるクライアント端末、プリントサーバ、およびプリンタを含む印刷システムであって、前記プリントサーバは、前記クライアント端末から、印刷可能なプリンタを示す情報を含むプリンタ一覧の要求を受信する一覧要求受信手段と、前記プリンタに対し、当該プリンタが印刷可能か否かを示すステータスの取得要求を送信し、取得する取得手段と、前記プリンタ一覧の要求を送信したクライアント端末に対し、前記取得手段にて取得したプリンタのステータスを用いて、前記クライアント端末の前記Webブラウザにて表示するための形式で記述されたプリンタ一覧のデータを送信する送信手段とを有し、前記取得手段にて前記プリンタのステータスが取得できない場合、前記送信手段は、前記プリンタ一覧のデータに、ステータスを取得できないプリンタに対して前記クライアント端末の前記Webブラウザがステータスを問い合わせるためのコマンドを含めて送信し、前記クライアント端末は、前記プリントサーバに対し、前記プリンタ一覧の要求を送信する一覧要求送信手段と、前記プリントサーバから受信した前記プリンタ一覧のデータに含まれる前記コマンドに従い、前記プリンタからステータスを取得するステータス取得手段と、前記ステータス取得手段により取得したステータスを用いて、前記プリントサーバから受信した前記プリンタ一覧のデータを更新する更新手段と、前記更新手段により更新された前記プリンタ一覧のデータを用いて、前記プリンタ一覧と、当該プリンタ一覧に含まれる印刷可能なプリンタをユーザが前記Webブラウザにて選択するための項目とを表示する表示手段とを有する。
【0008】
さらに別の構成として、本発明の印刷システムは以下の構成を有する。すなわち、Webブラウザを備えるクライアント端末、プリントサーバ、およびプリンタを含む印刷システムであって、前記プリントサーバは、前記クライアント端末から、印刷可能なプリンタを示す情報を含むプリンタ一覧の要求を受信する一覧要求受信手段と、前記プリンタに対し、当該プリンタが印刷可能か否かを示すステータスの取得要求を送信し、取得する取得手段と、前記プリンタ一覧の要求を送信したクライアント端末に対し、前記取得手段にて取得したプリンタのステータスを用いて、前記クライアント端末の前記Webブラウザにて表示するための形式で記述されたプリンタ一覧のデータを送信する送信手段とを有し、前記取得手段にて前記プリンタのステータスが取得できない場合、前記送信手段は、前記プリンタ一覧のデータに、ステータスを取得できないプリンタに対して前記クライアント端末の前記Webブラウザがステータスを問い合わせるためのコマンドを含めて送信し、前記クライアント端末は、前記プリントサーバに対し、プリンタ一覧の要求を送信する一覧要求送信手段と、前記プリントサーバから受信した前記プリンタ一覧のデータに含まれる前記コマンドに従い、前記プリンタにステータスの問い合わせを行う問い合わせ手段と、前記プリントサーバに対し、前記プリンタ一覧の更新を要求する更新要求手段とを有し、前記プリンタは、前記クライアント端末からの問い合わせに応じて、前記プリントサーバへ当該プリンタのステータスを通知する通知手段を有し、前記プリントサーバの前記送信手段は、前記プリンタの前記通知手段により通知されたステータスを用いて、前記プリンタ一覧のデータを更新し、前記クライアント端末による更新要求に応じて、更新された前記プリンタ一覧のデータを前記クライアント端末へ送信する。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、プリントサーバから直接通信できないプリンタに対して、印刷指示を行うWebブラウザを介してプリンタのステータスを取得することで、印刷前にプリンタの状態を取得し、印刷可能なプリンタ一覧を提示することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】ネットワーク構成を示すブロック図。
【図2】プリントサーバ、クライアント端末、プリンタのハードウェア構成図。
【図3】プリントサーバ、クライアント端末、プリンタのモジュール構成図。
【図4】プリントサーバ、プルプリントアプリケーションのソフトウェア構成図。
【図5】プリントサーバで管理するプリンタ情報の構成図。
【図6】Webブラウザの画面の例を示す図。
【図7】画面データのデータ構成の例を示す図。
【図8】第一実施形態に係るプリントサーバ、クライアント端末、プリンタ間のシーケンス図。
【図9】第一実施形態に係るプリントサーバの動作フローを示す図。
【図10】第一実施形態に係るWebブラウザの動作フローを示す図。
【図11】第一実施形態に係るプルプリントアプリケーションの動作フローを示す図。
【図12】第二実施形態に係るプリントサーバ、クライアント端末、プリンタ間のシーケンス図。
【図13】第二実施形態に係るプリントサーバの動作フローを示す図。
【図14】第二実施形態に係るプルプリントアプリケーションの動作フローを示す図。
【図15】第三実施形態に係るプリントサーバの動作フローを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
<第一実施形態>
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る印刷システムの全体構成を示す図である。図1において、クライアント端末101〜103、プリントサーバ104、プリンタ105〜108は、ネットワーク109〜111を介して接続されている。図1において、クライアント端末101〜103、プリンタ105〜108は、複数台接続されていることを仮定している。ネットワーク109〜111は、例えば、インターネット等のLAN、WAN、電話回線、専用デジタル回線、ATMやフレームリレー回線、ケーブルテレビ回線、データ放送用無線回線等のいずれかである。またはこれらの組み合わせにより実現される、いわゆる通信ネットワークである。ネットワーク109〜111は、データの送受信が可能であればよい。そして、クライアント端末101〜103からプリントサーバ104、プリンタ105〜108への通信手段、プリンタ105〜108からプリントサーバ104への通信手段は異なっていてもよい。
【0012】
クライアント端末101〜103は、例えば、デスクトップパソコン、ノートパソコン、モバイルパソコン、PDA(パーソナルデータアシスタント)等から成るが、プログラムの実行環境が内蔵された携帯電話であってもよい。クライアント端末101〜103では、Webブラウザ(インターネットブラウザ、WWWブラウザ、World Wide Webの利用に供するブラウザ)等のプログラムを実行する環境が内蔵されている。
【0013】
プリントサーバ104は、出力先プリンタ一覧リクエストをクライアント端末101〜103のWebブラウザから受けると各プリンタ105〜108へステータスを取得する。更に、プリントサーバ104は、ステータス取得の状況によりクライアント端末101〜103から各プリンタ105〜108へステータスを取得するためのコマンドをWebブラウザに返す。また、プリントサーバ104は、印刷する文書を識別する情報と、出力先プリンタを印刷リクエストと共にクライアント端末101〜103のWebブラウザから受ける。そして、印刷指示を行うコマンドを含めたレスポンス画面をクライアント端末101〜103のWebブラウザに返す。クライアント端末101〜103のWebブラウザは、指定のプリンタに対し受け取った印刷コマンドを発行する。プリンタ105〜108は、クライアント端末101〜103のWebブラウザから印刷コマンドを受けると、プリントサーバ104から印刷する文書データを取得し、印刷を行う。
【0014】
また、図1においては、不図示であるが、各プリンタおよび各クライアント端末と、プリントサーバとの間にはファイアウォールが配置されているものとする。ファイアウォールは、装置間の通信を制御する機能を有し、セキュリティ等の観点から必要とする通信のみを通過させるように設定されている。本実施形態においては、このファイアウォールの機能により、プリントサーバとクライアント端末とは直接通信可能であるが、プリントサーバとプリンタとは直接通信が不可/可能の場合がそれぞれ、ネットワークごとに制御されている。なお、同一ネットワーク(イントラネット、LAN等)に配置されたクライアント端末とプリンタとは直接通信可能となっている。
【0015】
なお、プリントサーバとプリンタとの間の通信がファイアウォールを介するとしても、その通信が制限されていなければ、プリントサーバは直接プリンタからステータスを取得することが可能である。
【0016】
[ハードウェア構成]
図2は、本発明の実施形態に係る印刷システムのクライアント端末101〜103、プリントサーバ104とプリンタ105〜108のハードウェア構成図である。図2において、まず、プリントサーバおよびクライアント端末が備えるハードウェア構成について述べる。CPU202は装置全体の制御を行う。CPU202は、ハードディスク(HDD)205に格納されているアプリケーションプログラム、OS等を実行し、RAM203にプログラムの実行に必要な情報、ファイル等を一時的に格納する制御を行う。ROM204は、記憶手段であり、内部には、基本I/Oプログラム等のプログラム、印刷処理の際に使用する印刷データ、プリンタ情報等の各種データを記憶する。RAM203は、一時記憶手段であり、CPU202の主メモリ、ワークエリア等として機能する。HDD(ハードディスク)205は外部記憶手段の一つであり、大容量メモリとして機能する。Webブラウザ等のアプリケーションプログラム、プリントサーバプログラム、OS、関連プログラム等を格納している。
【0017】
ディスプレイ206は表示手段であり、キーボード207から入力したコマンドや、プリンタのステータス等を表示したりするものである。外部装置I/F208は、プリンタ、USB機器、周辺機器を接続するためのI/Fである。キーボード207は指示入力手段である。システムバス201は、印刷システムのプリントサーバ内におけるデータの流れを司るものである。ネットワークインタフェースカード(NIC)209は、ネットワーク109〜111を介して外部装置とのデータのやり取りを行う。なお、上記コンピュータの構成はその一例であり、図2の構成例に限定されるものではない。例えば、データやプログラムの格納先は、その特徴に応じてROM、RAM、HDDなどで変更することも可能である。
【0018】
次に、図2において、プリンタが備えるハードウェア構成について述べる。また、プリンタ105〜108のコントローラ209は、プリンタの制御系を司る。装置全体の制御を行うCPU210は、システムバス218に接続される各種デバイスとのアクセスを統括的に制御する。このCPU210による制御は、ROM212に記憶された制御プログラム等あるいはディスクコントローラ(DKC216)を介して接続された外部メモリ223に記憶された制御プログラムやリソースデータ(資源情報)等に基づく。
【0019】
CPU210の主メモリ、ワークエリア等として機能するRAM211は、増設ポート(不図示)に接続されるオプションRAM(不図示)によりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。HDD213は大容量メモリとして機能する外部記憶手段であり、プルプリントアプリケーションプログラム及び関係プログラム等を格納している。操作パネル(操作部)221には、プルプリントの操作を行うユーザインタフェースやプルプリント切り替えボタンが配置される。また、プリンタ105〜108の動作モード等の設定やプリンタ105〜108の動作状況の表示、複写指定等の操作を行うためのボタンおよび液晶パネルやLED214等の表示部も配置される。
【0020】
ネットワークインタフェースカード(NIC)219は、該インタフェース219を介して外部装置とのデータのやり取りを行う。なお、図2で示したプリントエンジン220は既知の印刷技術を利用するものであり、実施形態として例えば電子写真方式(レーザービーム方式)やインクジェット方式、昇華方(熱転写)方式等が挙げられる。ラスタコントローラ215は、PDL言語・PDF言語である印刷データを画像データに変換するコントローラである。機器I/F217は、USB等で接続可能な外部機器との接続I/Fである。
【0021】
[システム構成]
図3は、本発明の実施形態に係る印刷システムのシステム構成図である。プリントサーバ104は、印刷ジョブを管理する印刷ジョブ管理サービス306を有する。このサービスは、他サービス、または他プログラムから投入される文書データ等を印刷データとしてストレージ307に管理する。印刷データのデータフォーマットとして、PDL(Page Description Language)または、PDF(Portable Document Format)等の形式が例として挙げられる。また、ストレージ307はプリントサーバ104の情報処理装置に内蔵するHDDまたは、外部接続しているHDD、または、ネットワークストレージ等の記憶装置である。プリンタ管理サービス305はプリンタ105〜108を管理し、各プリンタに対し後述の図5のプリンタ情報を管理する。
【0022】
Webアプリケーション302は、クライアント端末101〜103にて動作しているWebブラウザ301で表示可能なWebページを作成し、Webブラウザ301からのリクエストに応答して作成したWebページを返信する。Webサービス303は、プリンタ105〜108のプルプリントアプリケーション304からのステータス取得リクエストに対し、自機のステータスを返す。また、印刷ジョブ取得リクエストに対し印刷ジョブを返し、また、印刷処理におけるジョブのステータスを受け取る。プリンタ105〜108のプルプリントアプリケーション304は、Webブラウザ301からのステータス取得リクエスト、または、印刷リクエストを受け付ける。
【0023】
また、印刷ジョブ管理サービス306、プリンタ管理サービス305、Webアプリケーション302、Webサービス303はそれぞれ独立したプログラムであり、それぞれ別々の情報処理装置に配置することが可能である。つまり、図3においては、プリントサーバ104が上記サービスをすべて備えている構成としているが、各サービスをそれぞれ別の情報処理装置に配置しても良い。もしくは、一つのサービスを複数の画像処理装置にて実現しても良い。そして、それぞれのサービス間で通信を行うことで協働するように実現させても構わない。
【0024】
[ソフトウェア構成]
図4は、本発明の実施形態に係る印刷システムのソフトウェア構成図である。まず図4(A)において、プリントサーバ104におけるソフトウェア構成を述べる。プリントサーバ104に位置する印刷ジョブ管理サービス306の印刷データ管理部401は、印刷データの管理を行う。Webサービス303から印刷データの取得要求を受け取ると、ストレージ307から指定の印刷データを取得し、Webサービス303に渡す。印刷ジョブ情報管理部402はストレージ307で管理している印刷データの印刷ジョブ情報を管理する。ジョブ情報としては、印刷データを識別するジョブ識別IDや、ドキュメント名、PDLやPDF等のデータフォーマットを識別するジョブ種類や、印刷ステータスや、受付日時、最終印刷日時、ユーザ名、ページ数、ページサイズ、印刷データのリンク先等の情報で構成される。また、印刷ステータスには、待機中、転送中、印刷中、正常終了、エラー終了等のステータスがある。
【0025】
プリンタ管理サービス305のプリンタ情報管理部403では、後述の図5にて示すプリンタ情報を管理する。Webアプリケーション302がWebブラウザ301から印刷リクエストを受け付けると、Webアプリケーション302はその旨をプリンタ管理サービス305に通知する。プリンタ管理サービス305は、Webアプリケーション302から通知を受けるとプリンタ情報のプリンタ識別情報503を元に、プリンタ105〜108に対しステータス取得を行う。ステータスを取得するプリンタ105〜108は、Webブラウザ301から印刷リクエストを出したユーザとプリンタ情報のユーザ505と一致するプリンタに対してのみ行う。また、プリンタ管理サービス305は、取得したステータスをプリンタ情報のステータス504に記録し管理する。
【0026】
Webアプリケーション302のセッション管理部404は、認証サービス308で認証が成立したWebブラウザ301からのリクエストをセッションとして管理する。ページ生成部405は、Webブラウザ301からのリクエストに対し後述の図6にて示す画面例のようなWeb画面を作成し、Webブラウザ301に返信する。リクエスト受付部406は、Webブラウザ301からプリンタ一覧取得リクエスト(S701)や印刷リクエスト(不図示)等を受け付ける。
【0027】
Webサービス303のリクエスト受付部409は、プルプリントアプリケーション304から印刷ジョブ取得要求や、印刷ジョブのステータスを受け付ける。印刷ジョブ取得部407は、リクエスト受付部409が印刷ジョブ取得要求を受け付けると前述の印刷ジョブ管理サービス306に印刷データ取得要求を出す。印刷ステータス受信部408は、リクエスト受付部409が印刷ジョブのステータスを受け付けると、そのステータスを印刷ジョブ管理サービス306に通知する。
【0028】
次に図4(B)において、プリンタが有するプルプリントアプリケーション304の構成について述べる。プルプリントアプリケーション304のWebサービス受付部410は、Webブラウザ301からのステータス取得リクエスト(S702)や印刷リクエスト(不図示)等を受ける。Webサービス送信部411は、印刷ジョブ取得リクエストまたは印刷ステータスを、Webサービス303へ通知する。Webブラウザ301から印刷リクエスト等を受けと、印刷ジョブ取得412は、Webサービス送信部411を介してWebサービス303から印刷ジョブを取得し、印刷ジョブ送信部416へ送る。印刷ジョブ送信部416は、コントローラ209に印刷データを送信する。印刷制御部415は、印刷ジョブのステータスをコントローラ209から受け取りWebサービス303に通知する。
【0029】
機器監視部414は、プリントサーバ104または、Webブラウザ301からプリンタ105〜108のステータス取得リクエストを受け付けるとプリンタのステータスをコントローラ209から取得し通知する。プリンタのステータスは、後述の図5にて示すプリンタ情報のステータスで管理する。プルプリントコントローラ413は、プルプリントアプリケーション304全体の動作管理を行うものであり、各部への動作指示等は、このコントローラ経由で行う。
【0030】
[プリンタ情報]
図5は、本実施形態に係る印刷システムのプリンタ管理サービス305が管理するプリンタ情報の例である。プリンタ情報501は、プリントサーバ104で管理するプリンタ105〜108の複数のプリンタ情報を管理する。プリンタ名502は、Webブラウザ301の図6に示す画面例のプリンタ一覧画面601、606におけるプリンタ名603で表示する情報である。
【0031】
プリンタ識別情報503は、各プリンタをユニークに識別する情報であり、IPアドレスや、MACアドレスや、URI等である。ステータス504は、プリンタのステータスを示す。ステータスとして、用紙切れ、紙づまり、カバーオープン、トナーなし、排紙ビンフル、ハードディスクフル、その他エラー、ウォーミングアップ中、キャリブレーション中、初期化中、オフライン、スリープ中、印刷中、印刷可能、状態不明等がある。ユーザ505は、認証サービス308に登録されるユーザ情報であり、Webブラウザ301を操作するユーザを識別する情報である。なお、ここで挙げたプリンタ情報501としての項目は一例であり、必要に応じてさらに追加しても構わない。例えば、日時情報やプリンタの所在などを管理しても構わない。また、管理すべきプリンタの情報は、予めプリントサーバに登録されているものとする。
【0032】
[Web画面例]
図6(A)〜(C)は、本実施形態に係る印刷システムのWebアプリケーション302が作成し、クライアント端末101〜103のWebブラウザ301で表示するWeb画面の一例である。
【0033】
Webブラウザ301からプリントサーバ104にプリンタ一覧リクエストを送ると、プリントサーバ104は、図6(A)に示すプリンタ一覧画面601を作成し、Webブラウザ301に送信する。チェックボックス602は、ユーザが印刷するプリンタを選択する際に用いられる。このチェックボックス602の表示については以下のように制御される。まず、Webブラウザ301からプリントサーバ104にプリンタ一覧リクエストを送る。そして、プリントサーバ104はプリンタ105〜108のプルプリントアプリケーション304にステータス取得を行い、取得したステータスをプリンタ情報501のステータス504に保持する。このステータスを取得できたプリンタの場合は、ステータス604に取得したステータスをプリンタ一覧の情報に含めて記載する。そして、そのステータスが印刷可能ステータスの場合は、印刷プリンタを選択するためのチェックボックス602を表示するように制御する。
【0034】
プリンタ名603は、プリンタ情報501のプリンタ名502を記載する。実行ボタン605をユーザから指定されると、Webブラウザ301はプリントサーバ104に印刷設定リクエストを送る。そして、プリントサーバ104は図6(C)に示す印刷設定画面608を作成し、Webブラウザ301に返信する。印刷設定画面608は印刷属性609の設定画面である。印刷ボタン610を指定されると、Webブラウザ301は、印刷設定画面608においてユーザが指定した印刷属性の情報をプリントサーバ104に送る。プリントサーバ104では、印刷データに対し受け付けた指定の印刷属性情報を付加する。更にWebブラウザ301にチェックボックス602で指定されたプリンタに対する印刷コマンドを送るScript言語で記述された情報を含む画面(不図示)を送信する。Script言語にはさまざまなものが存在するが、ここでは一例としてJavaScript(登録商標)を用いて説明を行う。
【0035】
ここで、図7(A)において、html構成611は、プリンタ一覧画面のhtml構成の例を示している。本実施形態において、ステータス取得コマンド612をプリンタ一覧の情報に含める際の条件は、以下の2つを満たす場合を想定している。
【0036】
(1)リクエストを送信したWebブラウザ301が、JavaScriptのクロスドメイン通信機能(または、同等の機能)を備えたWebブラウザである
(2)プリントサーバ104が、プルプリントアプリケーション304からステータス取得ができないプリンタがある
上記2つの条件を満たす場合に、html構成611のScript領域にステータス取得コマンド612を記載する。なお、Web画面例として、ここではHTML形式にて記述しているが、他の形式(その他のXML形式など)を用いても構わない。
【0037】
ステータス取得コマンドは、プリントサーバ104がステータスを取得できないプリンタに対して、そのプリンタの分だけコマンドを記載する。ステータス取得コマンドは、Webブラウザ301がプリンタ一覧画面601表示時に実行される。ステータス取得コマンドの実行により、プリントサーバ104で取得できなかったプリンタ105〜108のプルプリントアプリケーション304に対し、Webブラウザ301側からステータスの取得を行う。ステータスを取得できたプリンタのステータスを用いて、Webブラウザ301は図6(C)に示すプリンタ一覧画面606のようにステータスを更新する。また、そのステータスが印刷可能ステータスの場合は、プリンタ一覧画面606のように印刷プリンタ選択チェックボックスを表示する。
【0038】
なお、プリンタ一覧画面606のようにステータスを取得・更新する処理は、ステータス取得コマンドに定義されているものとする。なお、プリントサーバ104がWebブラウザ301に画面表示をするためのhtml記述の構成は図7(A)に示すhtml構成611に限定されるものではない。また、JavaScriptにて記述されたステータス取得コマンドをhtml記述に含むための条件も、上述した条件に限定されるものではない。例えば、直接プリントサーバとプリンタとが通信できる場合であっても、前回のステータス取得からの経過時間等により、Webブラウザを介して最新のプリンタのステータスを取得するようにステータス取得コマンドを含めてもよい。また、ネットワークの混雑状況に応じて変更しても構わない。
【0039】
[動作シーケンス]
図8は、本実施形態に係る印刷システムのプリントサーバ104、クライアント端末101〜103、プリンタ105〜108の動作シーケンス図である。
【0040】
S701で、クライアント端末101〜103のWebブラウザ301は、プリンタ一覧リクエストをプリントサーバ104に送る。これにより、クライアント端末の一覧要求送信、およびプリントサーバの一覧要求受信を実現する。S702で、プリントサーバ104はプリンタ情報501を元にプリンタ105〜108のプルプリントアプリケーション304それぞれに対し、ステータス取得リクエストを行う。プルプリントアプリケーション304は、プリントサーバ104からのステータス取得リクエストに応じて、機器監視部414がコントローラ209に問い合わせてプリンタのステータスを取得し、プリントサーバ104に返す。このとき、プリントサーバ104からのステータス取得リクエストは、ファイアウォールによる制限やネットワークの状況などにより送受信できない場合が考えられる。図8の場合、プリントサーバ104は、プリンタBおよびプリンタCのステータスを、直接取得できない。ここで、ステータスの取得ができるか否かについては、特定の時間内にステータス取得リクエストに対する応答が各プリンタから受信できたか否かによって判断することができる。ここでの特定の時間とは、予め定義されたタイムアウト値を意味する。
【0041】
S703でプリントサーバ104は、取得できたプリンタに対してはステータス604を、取得できないプリンタに対してはステータス取得コマンド612を含めたプリンタ一覧画面601を作成する。S704で、プリンタ一覧リクエストを送信したWebブラウザ301にプリンタ一覧画面を返信する。S705で、Webブラウザ301は、プリンタ一覧画面を表示すると同時に、ステータス取得コマンドの実行対象であるプリンタに対しステータス取得リクエストを送る。S706で、Webブラウザ301は、プリンタからステータスを受け取るとプリンタ一覧画面のステータスを更新する。ステータスを更新した画面の例が図6(B)に示すプリンタ一覧画面606となる。
【0042】
[返信動作フロー]
図9は、本実施形態に係る印刷システムのプリントサーバ104が、クライアント端末101〜103のWebブラウザ301からのプリンタ一覧リクエストを受けて、Webブラウザ301に返信するまでの動作フローである。なお、本実施形態において、本処理フローは、プリントサーバ104のCPU202が記憶部であるROM204等に格納されたプログラムをRAM203に読み出して、実行することで実現する。
【0043】
S801では、プリントサーバ104は、S802からS807の処理を、プリンタ一覧の取得をリクエストしたユーザがプリントサーバ104に登録しているプリント台数の処理を繰り返す。ここでは、プリンタ105〜108がプリントサーバ104に登録されているものとする。S802では、プリントサーバ104は、プリンタ105〜108のステータスに対する取得要求を行う。S804で、プリンタ105〜108と通信ができ、ステータスが取得できた場合(S803にてNO)は、プリントサーバ104は、取得したステータスをプリンタ情報501に保持する。なお、本実施形態において、プリンタとの通信可否は、プリンタに対してステータス取得要求を送信し、所定の時間内に応答がない場合に、通信不可と判定するものとする。プリンタとの通信ができない場合は(S803にてYES)、S805で、プリントサーバ104はリクエストしたWebブラウザ301がJavaScriptのクロスドメイン通信機能(または、それ同等の機能)を備えたWebブラウザか否かを判断する。クロスドメイン通信機能を備えていないWebブラウザの場合は(S805にてNO)、S806でプリントサーバ104は、ステータス504を状態不明のステータスにする。クロスドメイン通信機能を備えているWebブラウザの場合は(S805にてYES)、S807でプリントサーバ104は、ステータス取得コマンド612を生成する。
【0044】
S808で、プリントサーバ104は、プリンタ情報501のプリンタ名502とステータス504をプリンタ管理サービス305から取得する。S809で、プリントサーバ104は、プリンタのステータス504が印刷可能か否かを判定する。プリンタのステータスが印刷可能の場合は(S809にてYES)、S810でチェックボックス602を表示し、S811へ進む。プリンタのステータスが印刷不可の場合は(S809にてNO)、S811に進む。そして、S811にて、プリントサーバ104は、S807で作成したステータス取得コマンド612含めたプリンタ一覧画面601を作成する。以上により、本処理フローを終了する。
【0045】
[表示処理フロー]
図10は、本実施形態に係る印刷システムのクライアント端末101〜103のWebブラウザ301がプリンタ一覧画面601を表示する時の動作フローを示す。なお、本実施形態において、本処理フローは、クライアント端末のCPU202が記憶部であるROM204等に格納されたプログラムをRAM203に読み出して、実行することで実現する。
【0046】
S901で、Webブラウザ301は、プリンタ一覧画面601を表示する。S902で、プリントサーバ104から受信したプリンタ一覧画面601に表示されるプリンタで、プリンタ一覧画面601の情報の中にステータス取得コマンド612が含まれるプリンタがあるか否かを判定する。ステータス取得コマンドが含まれない場合は(S902にてNO)、本処理フローを終了する。ステータス取得コマンドが含まれる場合は(S902にてYES)、S903で、S904〜S908の処理を、ステータス取得コマンド612が含まれるプリンタ分だけ処理を繰り返す。S904で、Webブラウザ301は、ステータス取得コマンド612を取得対象となるプリンタへ送信する。S905で、Webブラウザ301は、ステータス取得コマンド612の対象となるプリンタからステータスが取得できたか否かを判定する。ステータスが取得できない場合は(S905にてNO)、次の取得対象のプリンタへの処理へ移る。ステータスが取得できた場合は(S905にてYES)、Webブラウザ301は、S906でプリンタ一覧画面601のステータス604を更新する。次に、Webブラウザ301は、S907でステータスが印刷可能ステータスか否かを判定する。ステータスが印刷可能でない場合は(S907にてNO)、次の取得対象のプリンタへの処理へ移る。ステータスが印刷可能の場合は(S907にてYES)、Webブラウザ301は、S908でチェックボックス602を表示する。そして、次の取得対象のプリンタへの処理へ移る。すべてのステータス取得対象のプリンタに対して、処理が完了したら、本処理フローを終了する。
【0047】
[ステータス取得処理フロー]
図11は、本実施形態に係る印刷システムのプリンタ105〜108のプルプリントアプリケーション304が、Webブラウザ301からのステータス取得コマンド612を受けた時の動作フローを示す。なお、本実施形態において、本処理フローは、クライアント端末のCPU202が記憶部であるROM204等に格納されたプログラムをRAM203に読み出して、実行することで実現する。
【0048】
S1001で、プルプリントアプリケーション304はWebブラウザ301からリクエストを受け付け、そのリクエストがステータス取得コマンド612であるか否かを判定する。Webブラウザ301からのステータス取得コマンド612である場合(S1001にてYES)、S1002にて、機器監視部414は、プリンタ105〜108の機器のステータスをコントローラ209から取得する。そして、その取得したステータスをWebブラウザ301に通知する。そして、本処理を終了する。
【0049】
Webブラウザ301からのステータス取得コマンド612でない場合(S1001にてNO)、S1003で、プルプリントアプリケーション304はプリントサーバ104からのステータス取得リクエストか否かを判定する。プリントサーバ104からのステータス取得コマンド612でない場合(S1003にてNO)、本処理を終了する。プリントサーバ104からのステータス取得コマンド612である場合(S1003にてYES)、S1004で機器監視部414が、プリンタ105〜108の機器のステータスをコントローラ209から取得しプリントサーバ104に通知する。以上により本処理フローを終了する。
【0050】
上記処理により、プルプリントアプリケーション304は、Webブラウザ301からステータス取得コマンド612を受け付けた場合は、ステータスをWebブラウザ301へ返す。また、プリントサーバ104からステータス取得コマンド612を受け付けた場合は、ステータスをプリントサーバ104へ返す。いずれからのリクエストでもなければ、応答は行わない。
【0051】
以上により、プリントサーバから直接通信できないプリンタに対しても、印刷指示を行うWebブラウザを介してプリンタのステータスを取得することで、印刷前にプリンタの状態を取得し、印刷可能なプリンタ一覧を提示することを可能とする。
【0052】
<第二実施形態>
第二実施形態として、Webブラウザ301からのステータス取得コマンド612を受けたプルプリントアプリケーション304が、Webブラウザ301にステータスを返すのではなく、プリントサーバ104にステータスを返す実施形態について示す。本実施形態では、プリントサーバ104にステータスを返すことで、プリンタ105〜108からプリントサーバ104への通信確立の確認も可能になる。
【0053】
[動作シーケンス]
図12は、本実施形態に係る印刷システムのプリントサーバ104、クライアント端末101〜103、プリンタ105〜108の動作シーケンス図である。第一実施形態にて述べた図8に対応する。
【0054】
S1101で、クライアント端末101〜103のWebブラウザ301は、プリンタ一覧リクエストをプリントサーバ104に送る。S1102で、プリントサーバ104は、プリンタ情報501を元にプリンタ105〜108のプルプリントアプリケーション304それぞれに対し、ステータス取得リクエストを送信する。各プリンタのプルプリントアプリケーション304は、プリントサーバ104からのステータス取得リクエストに応じて、機器監視部414がコントローラ209に問い合わせてプリンタのステータスを取得し、プリントサーバ104に返す。このとき、プリントサーバ104からのステータス取得リクエストは、ファイアウォールによる制限やネットワークの状況などにより送受信できない場合が考えられる。図12の場合は、プリンタBおよびプリンタCがプリントサーバ104から直接ステータスを取得できない。ここで、ステータスの取得ができるか否かについては、特定の時間内にステータス取得リクエストに対する応答が各プリンタから受信できたか否かによって判断することができる。
【0055】
S1103で、プリントサーバ104は、取得できたプリンタに対してはステータス604を、取得できないプリンタに対してはステータス取得コマンド612を含めたプリンタ一覧画面601を作成する。S1104で、プリンタ一覧リクエストを送信したWebブラウザ301にプリンタ一覧画面を返信する。S1105で、Webブラウザ301はプリンタ一覧画面を表示すると同時に、ステータス取得コマンド612の実行対象であるプリンタに対しステータス取得リクエストを送る。ステータス取得コマンド612の実行対象であるプリンタのプルプリントアプリケーション304は、リクエストに応じて、機器監視部414がコントローラ209に問い合わせてプリンタのステータスを取得し、プリントサーバ104に返す。プリントサーバ104は、プリンタ情報501のステータス504を取得した情報で更新する。S1106で、Webブラウザ301は、プリンタ一覧更新リクエストをプリントサーバ104に送る。これにより、クライアント端末の更新要求を実現する。S1107でプリントサーバ104は、プリンタ情報501を元にプリンタ一覧画面601を作成する。S1108で、Webブラウザ301に返信する。
【0056】
[表示画面例]
図6(D)は、本実施形態に係る印刷システムのWebアプリケーション302が作成し、クライアント端末101〜103のWebブラウザ301で表示するWeb画面の一例である。ここでは、図6(A)で示した画面に対し差異があるところを説明する。
【0057】
更新ボタン1201は、指定されるとWebブラウザ301が、S1106のプリンタ一覧更新リクエストをプリントサーバ104のWebアプリケーション302に送信する。Webアプリケーション302では、最新のプリンタ情報501を取得し、プリンタ一覧画面を作成し、画面をWebブラウザに301に返送する。
【0058】
なお、S1106において、クライアント端末のWebブラウザ301がプリントサーバに対してプリンタ一覧更新リクエストを送信するタイミングは、予め定義されていてもよい。例えば、S1105にて、Webブラウザ301が各プリンタに対しステータス取得リクエストを送信した後、所定の時間が経過した場合にプリントサーバに対してプリンタ一覧更新リクエストを送信するようにしてもよい。そして、得られた情報に基づいて、例えば画面の自動更新を行うようにしても構わない。
【0059】
[返信処理フロー]
図13は、本実施形態に係る印刷システムのプリントサーバ104が、クライアント端末101〜103のWebブラウザ301からのプリンタ一覧リクエストを受けて、Webブラウザ301に返信するまでの動作フローである。なお、本実施形態において、本処理フローは、プリントサーバ104のCPU202が記憶部であるROM204等に格納されたプログラムをRAM203に読み出して、実行することで実現する。
【0060】
S1301で、プリントサーバ104は、受信したリクエストがプリンタ一覧取得リクエストか否かを判定する。プリンタ一覧取得リクエストの場合は(S1301にてYES)、S1302で、第一実施形態にて述べた図9の返信処理フローを行う。プリンタ一覧取得リクエストでない場合は(S1301にてNO)、S1303で、プリントサーバ104は、受信したリクエストがプリンタ一覧更新リクエストか否かの判定を行う。プリンタ一覧更新リクエストの場合(S1303にてYES)、S1304で、プリントサーバ104は、プリンタ情報501のプリンタ名502とステータス504をプリンタ管理サービス305から取得する。ここで、プリンタ一覧更新リクエストは、Webブラウザ301から図6(D)に示す更新ボタン1201を指定することにより発行される。
【0061】
S1305で、プリントサーバ104は、ステータス504が印刷可能か否かを判定する。ステータス504が印刷可能である場合は、S1306でチェックボックス602を表示してプリンタ一覧画面を生成するように制御する。そして、プリントサーバ104は、プリンタ一覧画面601を作成する。
【0062】
受信したリクエストがプリンタ一覧更新リクエストでない場合(S1303にてNO)、S1308で、プリントサーバ104は、プルプリントアプリケーション304からのステータス通知リクエストか否かを判定する。ステータス通知リクエストである場合は(S1308にてYES)、S1309で、プリントサーバ104は、取得したステータスでプリンタ情報501のステータス504を更新する。その後、本処理フローを終了する。受信したリクエストがステータス通知リクエストでない場合は(S1308にてNO)、本処理フローを終了する。
【0063】
[ステータス取得処理フロー]
図14は、本実施形態に係る印刷システムのプリンタ105〜108のプルプリントアプリケーション304が、Webブラウザ301からのステータス取得コマンド612を受けた時の動作フローを示す。なお、本実施形態において、本処理フローは、プリンタのCPU210が記憶部であるROM212等に格納されたプログラムをRAM211に読み出して、実行することで実現する。
【0064】
S1401で、プルプリントアプリケーション304は、Webブラウザ301からのステータス取得リクエストであるステータス取得コマンド612、または、プリントサーバ104からのステータス取得リクエストを受け付けたか否かを判定する。ステータス取得リクエストを受け付けた場合は(S1401にてYES)、S1402にて、機器監視部414が、プリンタ105〜108の機器のステータスをコントローラ209から取得しプリントサーバ104に通知する。そして、本処理を終了する。ステータス取得リクエストを受け付けていない場合は(S1401にてNO)、本処理を終了する。
【0065】
以上、本実施形態により、プリントサーバから直接通信できないプリンタに対しても、印刷指示を行うWebブラウザを介してプリンタのステータスを取得することで、印刷前にプリンタの状態を取得し、印刷可能なプリンタ一覧提示することを可能とする。また、プリンタ側からプリントサーバへの通信確立の確認も可能になる。また、プリントサーバは、プリンタのステータスをリクエストのタイミングでプリンタから直接取得できるため、プリントサーバが管理しているステータスとプリンタのステータスとの整合性も維持できる。
【0066】
<第三実施形態>
第三実施形態として、Webブラウザ301がプリンタ一覧画面601を表示すると同時にステータス取得コマンド612をプリンタのプルプリントアプリケーション304に送り、ステータスを取得する手段を設ける。更にプリンタ一覧画面601からユーザ指定のプリンタに対し、追加的にステータスを取得する手段を設ける。本実施形態により、ステータス取得に時間がかかるプリンタに対しては、プリンタ一覧画面601の表示後にユーザの操作によりステータスを取得できる。したがって、本実施形態では時間のかかるステータス取得の完了を待つ必要はなく、所定の時間内に取得できた情報を用いた初めのプリンタ一覧画面601の表示を行うことで、ユーザへの一覧要求に対する初期レスポンスを早くすることが可能となる。
【0067】
[画面例]
図6(E)は、本実施形態に係る印刷システムのWebアプリケーション302が作成し、クライアント端末101〜103のWebブラウザ301で表示するWeb画面の一例である。図6(A)で示した画面に対し差異があるところを説明する。
【0068】
ステータス取得チェックボックス1502は、Webブラウザ301からプリンタ一覧画面601の表示後にステータスを取得するプリンタ105〜108を指定するチェックボックスである。ステータス取得ボタン1501は、ステータス取得チェックボックス1502で指定したプリンタ105〜108に対しステータスを取得する動作をWebブラウザ301に指示するためのボタンである。
【0069】
また、図7(B)に本実施形態を実現するためのhtml構成の例を示す。これは、ユーザのステータス取得ボタン1501の押下によりステータス取得を実行するために、html構成611のステータス取得コマンドの例である。図7(B)のhtml構成611において、図6(E)のステータス取得ボタン1501を実現するために、ステータス取得コマンド1503を記述する。ここで、ステータス取得コマンド612において定義されている実行タイムアウトよりも、ステータス取得コマンド1503は長くする。これにより、初めのプリンタ一覧画面601の表示でのステータス取得コマンド612は処理を早く終わらせて画面の表示を優先する。ステータス取得に時間がかかるプリンタはユーザの指示に基づいて、ステータス取得コマンド1503の実行によりステータスを再取得する。
【0070】
なお、ここでは便宜上、ステータス取得コマンド612を第一コマンド、ステータス取得コマンド1503を第二コマンドとも呼ぶ。
【0071】
[返信処理フロー]
図15は、本実施形態に係る印刷システムのプリントサーバ104が、クライアント端末101〜103のWebブラウザ301からのプリンタ一覧リクエストを受けて、Webブラウザ301に返信するまでの動作フローである。なお、本実施形態において、本処理フローは、プリントサーバ104のCPU202が記憶部であるROM204等に格納されたプログラムをRAM203に読み出して、実行することで実現する。また、本処理フローは、第一実施形態にて述べた図9の処理に対応する。
【0072】
S1601〜S1606、S1609〜S1612は、図9のS801〜S806、S808〜S811と同様のため説明を省略する。S1607で、プリントサーバ104は、ステータス取得チェックボックス1502を表示する記述、および、ステータス取得コマンド1503に関する記述をhtml構成611に記載する。このとき、プリントサーバ104は、ステータス取得コマンド1503に設定されるタイムアウト値を長めに設定する。S1608で、プリントサーバ104は、ステータス取得コマンド612をhtml構成611のScript領域に記載する。S1607で設定したタイムアウト値より短めに設定する。ここでのタイムアウト値の長短は、相対的なものであり、特に限定するものではない。しかし、初期の一覧画面を迅速に表示するために、S1608にて設定する値は、ユーザの利用効率を妨げない範囲で設定することが望ましい。
【0073】
以上、第一実施形態の効果に加え、ユーザに対してより迅速な一覧画面の提示、及び、必要に応じた更新画面を提供することが可能となる。
【0074】
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
Webブラウザを備えるクライアント端末、プリントサーバ、およびプリンタを含む印刷システムであって、
前記プリントサーバは、
前記クライアント端末から、印刷可能なプリンタを示す情報を含むプリンタ一覧の要求を受信する一覧要求受信手段と、
前記プリンタに対し、当該プリンタが印刷可能か否かを示すステータスの取得要求を送信し、取得する取得手段と、
前記プリンタ一覧の要求を送信したクライアント端末に対し、前記取得手段にて取得したプリンタのステータスを用いて、前記クライアント端末の前記Webブラウザにて表示するための形式で記述されたプリンタ一覧のデータを送信する送信手段と
を有し、
前記取得手段にて前記プリンタのステータスが取得できない場合、前記送信手段は、前記プリンタ一覧のデータに、ステータスを取得できないプリンタに対して前記クライアント端末の前記Webブラウザがステータスを問い合わせるためのコマンドを含めて送信し、
前記クライアント端末は、
前記プリントサーバに対し、前記プリンタ一覧の要求を送信する一覧要求送信手段と、
前記プリントサーバから受信した前記プリンタ一覧のデータに含まれる前記コマンドに従い、前記プリンタからステータスを取得するステータス取得手段と、
前記ステータス取得手段により取得したステータスを用いて、前記プリントサーバから受信した前記プリンタ一覧のデータを更新する更新手段と、
前記更新手段により更新された前記プリンタ一覧のデータを用いて、前記プリンタ一覧と、当該プリンタ一覧に含まれる印刷可能なプリンタをユーザが前記Webブラウザにて選択するための項目とを表示する表示手段と
を有することを特徴とする印刷システム。
【請求項2】
前記プリントサーバの前記送信手段は、前記コマンドとして第一コマンド、および第二コマンドを前記プリンタ一覧のデータに含め、
前記第一コマンドは、前記プリントサーバから前記クライアント端末に前記プリンタ一覧のデータが送信された際に前記Webブラウザにて実行され、前記第二コマンドよりも前記プリンタに対するステータスの取得ためのタイムアウト値を短く設定され、
前記第二コマンドは、ユーザが前記プリンタに対してステータスの再取得を行うように指示した際に前記Webブラウザにて実行され、前記第一コマンドよりも前記プリンタに対するステータスの取得のためのタイムアウト値が長く設定される
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
【請求項3】
Webブラウザを備えるクライアント端末、プリントサーバ、およびプリンタを含む印刷システムであって、
前記プリントサーバは、
前記クライアント端末から、印刷可能なプリンタを示す情報を含むプリンタ一覧の要求を受信する一覧要求受信手段と、
前記プリンタに対し、当該プリンタが印刷可能か否かを示すステータスの取得要求を送信し、取得する取得手段と、
前記プリンタ一覧の要求を送信したクライアント端末に対し、前記取得手段にて取得したプリンタのステータスを用いて、前記クライアント端末の前記Webブラウザにて表示するための形式で記述されたプリンタ一覧のデータを送信する送信手段と
を有し、
前記取得手段にて前記プリンタのステータスが取得できない場合、前記送信手段は、前記プリンタ一覧のデータに、ステータスを取得できないプリンタに対して前記クライアント端末の前記Webブラウザがステータスを問い合わせるためのコマンドを含めて送信し、
前記クライアント端末は、
前記プリントサーバに対し、プリンタ一覧の要求を送信する一覧要求送信手段と、
前記プリントサーバから受信した前記プリンタ一覧のデータに含まれる前記コマンドに従い、前記プリンタにステータスの問い合わせを行う問い合わせ手段と、
前記プリントサーバに対し、前記プリンタ一覧の更新を要求する更新要求手段と、
を有し、
前記プリンタは、
前記クライアント端末からの問い合わせに応じて、前記プリントサーバへ当該プリンタのステータスを通知する通知手段を有し、
前記プリントサーバの前記送信手段は、前記プリンタの前記通知手段により通知されたステータスを用いて、前記プリンタ一覧のデータを更新し、前記クライアント端末による更新要求に応じて、更新された前記プリンタ一覧のデータを前記クライアント端末へ送信する
ことを特徴とする印刷システム。
【請求項4】
前記プリントサーバの送信手段は、前記クライアント端末に対して前記プリンタ一覧のデータを送信する際に、当該プリンタ一覧に含まれるプリンタが印刷可能なステータスの場合には、当該プリンタをユーザが前記Webブラウザにて選択するための項目を表示するための記述を含めて送信することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の印刷システム。
【請求項5】
前記プリントサーバの送信手段にて送信される前記プリンタ一覧のデータは、HTML形式で記述され、前記プリンタ一覧のデータに含まれる前記コマンドは、JavaScriptにて記述されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の印刷システム。
【請求項6】
前記プリントサーバの送信手段は、前記プリンタのステータスが取得できない場合であり、更に、前記プリンタ一覧の要求を送信した前記クライアント端末の前記Webブラウザがクロスドメイン通信機能を有する場合に、前記コマンドを含めることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の印刷システム。
【請求項7】
Webブラウザを備えるクライアント端末、プリントサーバ、およびプリンタを含む印刷システムにおけるプリントサーバであって、
前記クライアント端末から、印刷可能なプリンタを示す情報を含むプリンタ一覧の要求を受信する一覧要求受信手段と、
前記プリンタに対し、当該プリンタが印刷可能か否かを示すステータスの取得要求を送信し、取得する取得手段と、
前記プリンタ一覧の要求を送信したクライアント端末に対し、前記取得手段にて取得したプリンタのステータスを用いて、前記クライアント端末の前記Webブラウザにて表示するための形式で記述されたプリンタ一覧のデータを送信する送信手段と
を有し、
前記取得手段にて前記プリンタのステータスが取得できない場合、前記送信手段は、前記プリンタ一覧のデータに、ステータスを取得できないプリンタに対して前記クライアント端末の前記Webブラウザがステータスを問い合わせるためのコマンドを含めて送信することを特徴とするプリントサーバ。
【請求項8】
Webブラウザを備えるクライアント端末、プリントサーバ、およびプリンタを含む印刷システムにおけるクライアント端末であって、
前記プリントサーバに対し、プリンタ一覧の要求を送信する一覧要求送信手段と、
前記プリントサーバから受信した前記プリンタ一覧のデータに含まれるコマンドに従い、前記プリンタからステータスを取得するステータス取得手段と、
前記ステータス取得手段により取得したステータスを用いて、前記プリントサーバから受信した前記プリンタ一覧のデータを更新する更新手段と、
前記更新手段により更新された前記プリンタ一覧のデータを用いて、前記プリンタ一覧と、当該プリンタ一覧に含まれる印刷可能なプリンタをユーザが前記Webブラウザにて選択するための項目とを表示する表示手段と
を有することを特徴とするクライアント端末。
【請求項9】
Webブラウザを備えるクライアント端末、プリントサーバ、およびプリンタを含む印刷システムにおける制御方法であって、
前記プリントサーバにおいて、
一覧要求受信手段が、前記クライアント端末から、印刷可能なプリンタを示す情報を含むプリンタ一覧の要求を受信する一覧要求受信工程と、
取得手段が、前記プリンタに対し、当該プリンタが印刷可能か否かを示すステータスの取得要求を送信し、取得する取得工程と、
送信手段が、前記プリンタ一覧の要求を送信したクライアント端末に対し、前記取得工程にて取得したプリンタのステータスを用いて、前記クライアント端末の前記Webブラウザにて表示するための形式で記述されたプリンタ一覧のデータを送信する送信工程と
を有し、
前記取得工程にて前記プリンタのステータスが取得できない場合、前記送信工程において、前記プリンタ一覧のデータに、ステータスを取得できないプリンタに対して前記クライアント端末の前記Webブラウザがステータスを問い合わせるためのコマンドを含めて送信し、
前記クライアント端末において、
一覧要求送信手段が、前記プリントサーバに対し、前記プリンタ一覧の要求を送信する一覧要求送信工程と、
ステータス取得手段が、前記プリントサーバから受信した前記プリンタ一覧のデータに含まれる前記コマンドに従い、前記プリンタからステータスを取得するステータス取得工程と、
更新手段が、前記ステータス取得工程において取得したステータスを用いて、前記プリントサーバから受信した前記プリンタ一覧のデータを更新する更新工程と、
表示手段が、前記更新工程において更新された前記プリンタ一覧のデータを用いて、前記プリンタ一覧と、当該プリンタ一覧に含まれる印刷可能なプリンタをユーザが前記Webブラウザにて選択するための項目とを表示する表示工程と
を有することを特徴とする制御方法。
【請求項10】
Webブラウザを備えるクライアント端末、プリントサーバ、およびプリンタを含む印刷システムの制御方法であって、
前記プリントサーバにおいて、
一覧要求受信手段が、前記クライアント端末から、印刷可能なプリンタを示す情報を含むプリンタ一覧の要求を受信する一覧要求受信工程と、
取得手段が、前記プリンタに対し、当該プリンタが印刷可能か否かを示すステータスの取得要求を送信し、取得する取得工程と、
送信手段が、前記プリンタ一覧の要求を送信したクライアント端末に対し、前記取得工程にて取得したプリンタのステータスを用いて、前記クライアント端末の前記Webブラウザにて表示するための形式で記述されたプリンタ一覧のデータを送信する送信工程と
を有し、
前記取得工程にて前記プリンタのステータスが取得できない場合、前記送信工程において、前記プリンタ一覧のデータに、ステータスを取得できないプリンタに対して前記クライアント端末の前記Webブラウザがステータスを問い合わせるためのコマンドを含めて送信し、
前記クライアント端末において、
一覧要求送信手段が、前記プリントサーバに対し、プリンタ一覧の要求を送信する一覧要求送信工程と、
問い合わせ手段が、前記プリントサーバから受信した前記プリンタ一覧のデータに含まれる前記コマンドに従い、前記プリンタにステータスの問い合わせを行う問い合わせ工程と、
更新要求手段が、前記プリントサーバに対し、前記プリンタ一覧の更新を要求する更新要求工程と、
を有し、
前記プリンタにおいて、
通知手段が、前記クライアント端末からの問い合わせに応じて、前記プリントサーバへ当該プリンタのステータスを通知する通知工程を有し、
前記プリントサーバの前記送信工程において、前記プリンタの前記通知工程において通知されたステータスを用いて、前記プリンタ一覧のデータを更新し、前記クライアント端末による更新要求に応じて、更新された前記プリンタ一覧のデータを前記クライアント端末へ送信する
ことを特徴とする制御方法。
【請求項11】
コンピュータを、
クライアント端末から、印刷可能なプリンタを示す情報を含むプリンタ一覧の要求を受信する一覧要求受信手段、
プリンタに対し、当該プリンタが印刷可能か否かを示すステータスの取得要求を送信し、取得する取得手段、
前記プリンタ一覧の要求を送信したクライアント端末に対し、前記取得手段にて取得したプリンタのステータスを用いて、前記クライアント端末のWebブラウザにて表示するための形式で記述されたプリンタ一覧のデータを送信する送信手段
して機能させ、
前記取得手段にて前記プリンタのステータスが取得できない場合、前記送信手段は、前記プリンタ一覧のデータに、ステータスを取得できないプリンタに対して前記クライアント端末の前記Webブラウザがステータスを問い合わせるためのコマンドを含めて送信することを特徴とするプログラム。
【請求項12】
コンピュータを、
プリントサーバに対し、プリンタ一覧の要求を送信する一覧要求送信手段、
前記プリントサーバから受信した前記プリンタ一覧のデータに含まれるコマンドに従い、前記プリンタからステータスを取得するステータス取得手段、
前記ステータス取得手段により取得したステータスを用いて、前記プリントサーバから受信した前記プリンタ一覧のデータを更新する更新手段、
前記更新手段により更新された前記プリンタ一覧のデータを用いて、前記プリンタ一覧と、当該プリンタ一覧に含まれる印刷可能なプリンタをユーザがWebブラウザにて選択するための項目とを表示する表示手段
として機能させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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