説明

印刷制御装置、印刷制御プログラム及び記録媒体

【課題】印刷の出力結果を正確に確認するためのプレビュー機能において、印刷設定の変更の自由度を高めると共に、印刷出力が実行されるまでに要する時間を可能な限り短縮する。
【解決手段】プレビュー画面に対する印刷設定の変更要求がPDLデータに対して処理可能であった場合、PDLデータに対して変更要求に係る変更を実行して印刷設定を変更したPDLデータを生成し、変更要求がPDLデータに対して処理不可能であった場合、EMFデータに対して変更要求に係る変更を実行し、中間データ処理部103に対して印刷設定を変更したEMFデータを出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷制御装置、印刷制御プログラム及び記録媒体に関し、特に、印刷用の形式に変換された情報の編集に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタやファクシミリ及び書類の電子化に用いるスキャナ等の画像処理装置は欠かせない機器となっている。このような画像処理装置は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能な複合機として構成されることが多い。
【0003】
このような画像処理装置のうち、電子化された書類の出力に用いられる印刷装置においては、PC(Personal Computer)等の情報処理装置において生成された印刷ジョブに基づいて印刷出力を実行するプリンタが一般的に利用されている。そして、プリンタに入力する印刷ジョブを生成するための機能を実現するソフトウェア・プログラムとして、夫々のプリンタの機能に対応したプリンタドライバを情報処理装置にインストールすることが一般的である。
【0004】
このようなプリンタドライバがインストールされた情報処理装置は、プリンタドライバの機能により、印刷対象の画像データや文書データをプリンタに対応した情報形式(以降、印刷データとする)に変換した上で、上述した印刷ジョブとしてプリンタに送信する。その際、印刷データを生成してもすぐにプリンタに送信するのではなく、PC内の記憶媒体に一時的に印刷データを保存し、プレビューを確認しながら両面印刷、カラー/モノクロ等の印刷設定を変更する機能が既に知られている。
【0005】
上述した画像データや文書データは、夫々のデータ形式に対応したアプリケーション・プログラムによって閲覧または編集されることが一般的である。しかしながら、アプリケーション・プログラムを介して閲覧する場合の表示では、用紙に印刷出力された後の状態を正確に確認できない。例えば、印刷出力すると文字や図形等のオブジェクトのレイアウトが崩れる場合がある。また、複数ページを1ページに集約する場合のレイアウトや、パンチ穴の位置等も、アプリケーション・プログラムでは正確に確認できない。このような課題に対して、上述した印刷データは用紙に出力される状態を正確に確認できるという利点がある。
【0006】
ここで、上述した画像データや文書データから印刷データを生成する際の処理として、Windows(登録商標)OS(Operation System)の場合、OSに含まれるモジュールが画像データや文書データから中間データと呼ばれるEMF(Enhanced MetaFile)データを生成し、その中間データに基づいてプリンタドライバがPDL(Page Description Language)データのような印刷データを生成することが一般的である。
【0007】
上述したEMFデータのような中間データは、OSによって生成される汎用的な画像データの形式であり、PDLデータのような印刷データは、対応するプリンタの機種に応じて構成されたデータである。そのため、中間データの方が、印刷データよりも、後からの印刷設定の変更の自由度が高い。
【0008】
このような情報の性質を利用して、PC内の記憶媒体に中間データを一時的に保存しておくことにより、後からの印刷設定の変更の自由度を高める方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1に開示された方法を用いる場合、ユーザが印刷設定の変更操作等を行った上で印刷を実行するためには、設定が変更された中間データに基づいて印刷データを生成する必要がある。そのため、印刷が実行されるまでに中間データ生成に伴う待ち時間が発生する。
【0010】
また、上述したように、PDLデータのような印刷データは、設定変更の自由度は低いものの、項目によっては変更が可能なものもあるため、変更が可能な項目についてはPDLデータで対応することが好ましい。しかしながら、PDLデータの形式は、対応するプリンタによって様々であり、同一の設定項目であっても異なるプリンタに対応して生成されたPDLデータでは処理の内容が異なる場合がある。従って、多くの設定項目の変更をPDLデータで可能とするためには、様々なプリンタに対応したPDLデータに対応する必要があり、その分プログラムの設計等に要する付加が高くなる。
【0011】
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、印刷の出力結果を正確に確認するためのプレビュー機能において、印刷設定の変更の自由度を高めると共に、印刷出力が実行されるまでに要する時間を可能な限り短縮することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、印刷装置に印刷出力を実行させるための印刷制御装置であって、前記印刷装置に送信するための印刷情報が、印刷情報生成部によって印刷出力するべき画像に基づいて生成されて記憶媒体に記憶された後に、前記印刷情報に基づく出力結果及び印刷設定の変更を受け付けるための操作部を表示するための表示情報を出力する表示情報出力部と、前記表示された操作部に対する操作に応じて前記印刷設定の変更要求を受け付ける変更要求受付部と、前記印刷設定に対する変更要求の内容が前記印刷情報に対して処理可能な内容か否かを示す変更可否情報に基づき、前記受け付けた変更要求が前記印刷情報に対して処理可能か否かを判断する印刷情報変更可否判断部と、前記印刷情報に対して処理可能か否かの判断結果に基づいて前記受け付けた変更要求に係る変更を実行する設定変更部と、前記設定変更された結果生成された印刷情報を前記印刷装置に出力する印刷情報出力部とを含み、前記設定変更部は、前記受け付けた変更要求が前記印刷情報に対して処理可能であった場合、前記記憶媒体に格納された印刷情報に対して前記受け付けた変更要求に係る変更を実行して前記印刷設定を変更した印刷情報を生成し、前記受け付けた変更要求が前記印刷情報に対して処理不可能であった場合、前記印刷情報を生成するための印刷出力するべき画像を取得し、前記画像に対して前記受け付けた変更要求に係る変更を実行して前記印刷情報生成部に対して前記印刷設定を変更した画像を出力することを特徴とする。
【0013】
また、本発明の他の態様は、印刷装置に印刷出力を実行させるための印刷制御プログラムであって、前記印刷装置に送信するための印刷情報が、印刷情報生成部によって印刷出力するべき画像に基づいて生成されて記憶媒体に記憶された後に、前記印刷情報に基づく出力結果及び印刷設定の変更を受け付けるための操作部を表示するための表示情報を出力するステップと、前記表示された操作部に対する操作に応じて前記印刷設定の変更要求を受け付けるステップと、前記印刷設定に対する変更要求の内容が前記印刷情報に対して処理可能な内容か否かを示す変更可否情報に基づき、前記受け付けた変更要求が前記印刷情報に対して処理可能か否かを判断するステップと、前記受け付けた変更要求が前記印刷情報に対して処理可能であった場合、前記記憶媒体に格納された印刷情報に対して前記受け付けた変更要求に係る変更を実行して前記印刷設定を変更した印刷情報を生成するステップと、前記受け付けた変更要求が前記印刷情報に対して処理不可能であった場合、前記印刷情報を生成するための印刷出力するべき画像を取得して前記画像に対して前記受け付けた変更要求に係る変更を実行し、前記印刷情報生成部に対して前記印刷設定を変更した画像を出力するステップと、前記設定変更された結果生成された印刷情報を前記印刷装置に出力するステップとを情報処理装置に実行させることを特徴とする。
【0014】
また、本発明の更に他の態様は、記録媒体であって、上記印刷制御プログラムを情報処理装置が読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、印刷の出力結果を正確に確認するためのプレビュー機能において、印刷設定の変更の自由度を高めると共に、印刷出力が実行されるまでに要する時間を可能な限り短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施形態に係る印刷システムの機能構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るPCのハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係る印刷データ対応可否テーブルの例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態に係る印刷出力動作を示すシーケンス図である。
【図5】本発明の実施形態に係るプレビュー処理部の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、プリンタドライバがインストールされた印刷制御装置であるPC(Personal Computer)において、プリンタに印刷出力を実行させるために生成される画像データである中間データ及び印刷データを記憶媒体に一時的に保存し、そのデータに基づいてプレビュー表示及び設定変更を実現する例について説明する。
【0018】
図1は、本実施形態に係る印刷システムの機能構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る印刷システムはPC1及びプリンタ2を含み、PC1とプリンタ2とは、ネットワーク3を介して接続されている。PC1においては、インストールされたアプリケーション・プログラムやプリンタドライバ等がOS(Operation System)101上で動作することにより、文書作成や画像編集等の機能を提供し、ユーザの操作に応じて、印刷出力するべき画像の元となる情報を提供する。
【0019】
図1に示すようにPC1は、コントローラ100、記憶媒体110、モニタI/F120及びプリンタI/F130を含む。また、コントローラ100は、OS101、アプリケーション102、中間データ処理部103、データ保存処理部104、プレビュー処理部105及び印刷データ送信部106を含む。
【0020】
記憶媒体110は、デジタル化された情報を記憶する記憶容量を提供するデバイスであり、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置によって実現される。モニタI/F120は、ディスプレイモニタを接続するためのインタフェースであり、DVI(Digital Visual Interface)等が用いられる。プリンタI/F130は、PC1とプリンタ2とを接続するためのインタフェースであり、本実施形態においてはEthernet(登録商標)が用いられる。
【0021】
OS101は、Windows(登録商標)等の基本ソフトウェアであり、GUI(Graphiacl User Interface)や、ハードウェアを制御するインタフェース等を提供する。また、本実施形態に係るOS101は、アプリケーション102から印刷出力するべき画像データや文書データを取得し、プリンタ2に送信する印刷データを生成する手前の中間データと呼ばれるEMF(Enhanced MetaFile)データを生成する。
【0022】
アプリケーション102は、画像データや文書データ等を閲覧、編集するための機能を実現するソフトウェアである。上述したように、アプリケーション102は、ユーザの操作に従って閲覧または編集中の画像データや文書データ等をOS101に入力し、上述した中間データの生成を要求する。
【0023】
中間データ処理部103は、一般的にプリンタドライバとして構成されるモジュールであり、OS101によって生成された中間データに基づいて印刷データと呼ばれるPDL(Page Description Language)を生成する印刷情報生成部である。また、中間データ処理部103は、OS101から取得した中間データ及び中間データに基づいて生成した印刷データをデータ保存処理部104に入力する。
【0024】
データ保存処理部104は、中間データ処理部103から入力された中間データ及び印刷データを、OS101の機能を介して記憶媒体110に格納する。また、データ保存処理部104は、プレビュー処理部105がユーザの操作に応じてプレビュー表示を制御する際に、プレビュー画面を表示するための中間データを記憶媒体110から読み出してプレビュー処理部105に入力する。
【0025】
プレビュー処理部105は、ユーザの操作に応じて印刷出力のプレビュー表示及びプレビュー表示された出力結果に対する設定変更を要求するためのGUIを提供すると共に、プレビュー表示するべき画像データの中間データをデータ保存処理部104から取得してプレビュー表示を行う。プレビュー処理部105によって制御されたプレビュー表示は、OS101によってモニタI/F120を介してディスプレイモニタ等の表示装置に表示される。
【0026】
印刷データ送信部106は、上述したGUIに対するユーザの操作に従い、最終的に生成された印刷データを印刷ジョブとしてプリンタ2に送信するための制御を行う。印刷データ送信部106によって制御された印刷ジョブの送信は、OS101によってプリンタI/F130を介して実行される。
【0027】
尚、図1に示すような機能は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって実現される。以下、本実施形態に係るPC1のハードウェア構成について図2を参照して説明する。図2に示すように、本実施形態に係るPC1は、一般的な情報処理端末と同様の構成を有する。即ち、本実施形態に係るPC1は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)11、ROM(Read Only Memory)12、HDD(Hard Disk Drive)14及びI/F15がバス13を介して接続されている。また、I/F15にはLCD(Liquid Crystal Display)16及び操作部17が接続されている。
【0028】
CPU10は演算手段であり、PC1全体の動作を制御する。RAM11は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM12は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。
【0029】
HDD14は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納されている。また、HDD14は、図1に示す構成のうち記憶媒体110として機能する。
【0030】
I/F15は、バス14と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。また、I/F15は、図1に示す構成のうち、モニタI/F120及びプリンタI/F130として機能する。LCD16は、ユーザがPC1の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部17は、キーボードやマウス等、ユーザがPC1に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
【0031】
このようなハードウェア構成において、ROM12やHDD14若しくは図示しない光学ディスク等の記録媒体に格納されたプログラムがRAM11に読み出され、それらのプログラムに従ってCPU10が演算を行うことにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、図1に示すような、本実施形態に係るPC1の機能を実現する機能ブロックが構成される。
【0032】
このような機能構成において、アプリケーション102は、ユーザの操作に応じてプリンタドライバである中間データ処理部103を起動し、中間データ処理部103のGUIを介して設定される印刷出力の設定情報をDEVMODE構造体と呼ばれる情報形式で取得する。そして、アプリケーション102若しくはアプリケーション102によって起動された中間データ処理部103に対してユーザの操作により印刷実行命令が入力されると、アプリケーション102は、OS101に含まれる描画エンジンであるGDI(Graphics Device Interface)を起動し、中間データを生成させる。OS101は、GDIの機能によって中間データを生成すると、中間データ処理部103に中間データを入力し、印刷データの生成を要求する。
【0033】
このような処理において、一般的な中間データ処理部103は、印刷データのみをデータ保存処理部104に入力するスプール処理を実行する。これに対して、本実施形態に係る中間データ処理部103は、中間データ及び印刷データを中間データ保存処理部104に入力する。このため、本実施形態においては、印刷データに加えて中間データも記憶媒体110に保存される。
【0034】
そして、プレビュー処理部105は、プレビュー表示画面に対するユーザの操作によって、印刷設定項目の変更が要求された場合に、変更が要求された設定項目に応じて、印刷データと中間データとの何れに対して設定変更を行うかを判断した上で、変更を反映させる。このプレビュー処理部105の処理が、本実施形態に係る要旨の1つである。
【0035】
プレビュー処理部105は、上述したような判断を可能とするために、印刷設定項目と印刷データによる設定変更の対応可否とが関連付けられたテーブル(以降、印刷データ対応可否テーブルとする)を記憶している。図3を参照して、本実施形態に係る印刷データ対応可否テーブルについて説明する。
【0036】
図3に示すように、本実施形態に係る印刷データ対応可否テーブルは、印刷出力の設定項目を示す“印刷設定項目”と、印刷データによる設定変更の対応可否を示す“印刷データ変更可否”とが関連付けられて記憶されている。例えば、“両面印刷”の設定項目は“可”となっており、印刷データによる対応が可能である。他方、“集約”の設定項目は“不可”となっており、印刷データによる対応が不可能である。このように、印刷データ対応可否テーブルが、変更可否情報として用いられる。
【0037】
次に、本実施形態に係るPC1において印刷出力が実行される際の動作について説明する。図4は、本実施形態に係る印刷出力の動作を示すシーケンス図である。図4に示すように、まずは、アプリケーション102が、ユーザによる操作部17を介した操作に応じて、印刷出力の実行開始命令を取得し、印刷出力を開始する(S401)。
【0038】
S401の処理により、上述したようにOS101に含まれるGDIが起動され、OS101に印刷対象の元となるデータである画像データまたは文書データがアプリケーション102から入力される。これにより、OS101が中間データであるEMFデータを生成して(S402)、中間データ処理部103に入力する。
【0039】
中間データ処理部103は、OS101からEMFデータを取得すると、取得したEMFデータに基づいて印刷データであるPDLデータを生成する(S403)。そして、生成したPDLデータ及びOS101から取得したEMFデータをデータ保存処理部104に入力する。データ保存処理部104は、中間データ処理部103から取得したPDLデータ及びEMFデータを記憶媒体110に保存する(S404)。即ち、データ保存処理部104が、情報記憶処理部として機能する。
【0040】
その後、プレビュー処理部105が、ユーザによる操作部17を介した操作に従ってプレビュー表示を開始し、データ保存処理部104を介してEMFデータを取得してプレビュー画面に表示すると共に、ユーザの操作に従って印刷設定の変更操作を受け付ける(S405)。
【0041】
尚、S405の処理のトリガとして、図4においては、中間データ処理部103によるPDLデータの生成処理及びデータ保存処理部104によるEMFデータ及びPDLデータの保存処理とは無関係に、ユーザによる操作に応じて実行される場合を例としている。
【0042】
しかしながら、これは一例であり、中間データ処理部103によるPDLデータの生成処理及びデータ保存処理部104によるEMFデータ及びPDLデータの保存処理に応じて、プレビュー処理部105がプレビュー処理を実行するようにしても良い。また、この場合、中間データ処理部103がOS101からEMFデータを取得した段階で、PDLデータの生成を開始するのと並行してEMFデータをプレビュー処理部105に入力し、プレビュー処理が実行されるようにしても良い。これにより、ユーザにプレビューを提示するタイミングをより早めることができる。
【0043】
印刷設定の変更操作を受け付けると、プレビュー処理部105は、受け付けた設定変更がPDLデータに対して可能であるか否かを判断し、必要に応じてデータ保存処理部104を介してEMFデータを取得し、取得したEMFデータまたはPDLデータに対して設定変更を行う(S406)。
【0044】
プレビュー処理部105は、設定変更が完了すると、ユーザによる印刷出力の実行操作に応じて、印刷実行命令を出力する(S407)。ここで、プレビュー処理部105は、PDLデータに対して設定変更を行った場合、印刷データ送信部106にPDLデータを出力する。他方、EMFデータに対して設定変更を行った場合、中間データ処理部103にEMFデータを出力する。
【0045】
中間データ処理部103にEMFデータが出力された場合、中間データ処理部103は、取得したEMFデータに基づいてS403と同様にPDLデータを生成し(S408)、印刷データ送信部106に入力する。印刷データ送信部106は、プレビュー処理部105若しくは中間データ処理部103からPDLデータを取得し(S409)、取得したPDLデータに基づいて印刷ジョブを生成してプリンタ2に対して印刷ジョブを出力する(S410)。即ち、印刷データ送信部106が、印刷情報出力部として機能する。このような処理により、本実施形態に係る印刷出力が実行される
【0046】
次に、本実施形態に係る要旨の動作であるプレビュー処理部105の動作について、図5のフローチャートを参照して説明する。図5に示すように、プレビュー処理部105は、図4のS405に相当する処理として、ユーザの操作に応じてGUIを表示し(S501)、印刷設定の設定変更操作を受け付ける(S502)。S501においては、プレビュー処理部105が表示情報出力部として機能すると共に、S502においては、プレビュー処理部105が変更要求受付部として機能する。
【0047】
本実施形態においては、アプリケーション102に内蔵されるプレビュー機能ではなく、専用のモジュールであるプレビュー処理部105がプレビュー表示を行うため、複数ページを1ページに集約する場合のレイアウトや、パンチ穴の位置等、アプリケーション102の機能では確認不可能なプレビューを正確に確認することができる。
【0048】
尚、本実施形態に係るプレビュー処理部105は、S501において、データ保存処理部104からEMFデータを取得してプレビュー画面のGUI表示を行う。EMFデータは、画像データを記述する情報形式としてより汎用的な形式であるため、PDLデータよりも、表示情報を生成するために要する処理が少ない。これにより、S501における処理負荷を軽減することができる。
【0049】
設定変更操作を受け付けると、プレビュー処理部105は、図3において説明した印刷データ対応可否テーブルに基づき、要求された設定変更が印刷データにおいて可能な変更か否か判断する(S503)。即ち、プレビュー処理部105が、印刷情報変更可否判断部として機能する。
【0050】
S503の判断の結果、印刷データによって対応可能な変更であれば(S503/YES)、プレビュー処理部105は、データ保存処理部104を介してPDLデータを取得し(S504)、設定変更部として機能して要求された設定変更を反映する(S505)。そして、プレビュー処理部105は、ユーザの操作に応じて、設定変更を反映したPDLデータを印刷データ送信部106に出力し(S506)、処理を終了する。
【0051】
他方、S503の判断の結果、印刷データによって対応不可能な変更であれば(S503/NO)、プレビュー処理部105は、設定変更部として機能して、プレビュー表示のために取得しているEMFデータに対して要求された設定変更を反映する(S507)。そして、プレビュー処理部105は、ユーザの操作に応じて、設定変更を反映したEMFデータを中間データ処理部103に出力し(S508)、処理を終了する。
【0052】
このように、本実施形態に係るプレビュー処理部105は、プレビュー表示においてユーザから要求された設定変更を反映させる際に、印刷データ対応可否テーブルに基づき、PDLデータのような印刷データに対して変更可能な項目であれば印刷データに対して変更を反映する。他方、印刷データに対して変更不可能な項目であれば、保存してあるEMFデータに対して変更を反映し、変更を反映したEMFデータを再度PDLデータに変換する。
【0053】
このような機能により、PDLデータに対して変更可能な設定項目であればPDLデータに対して変更を反映することにより、PDLデータへの再変換が不要であり、迅速に印刷出力を実行することが可能となる。他方、PDLデータに対して変更不可能な設定項目であれば、EMFデータに対して変更を反映することにより、設定変更の自由度を高めている。
【0054】
以上説明したように、本実施形態によれば、印刷の出力結果を正確に確認するためのプレビュー機能において、印刷設定の変更の自由度を高めると共に、印刷出力が実行されるまでに要する時間を可能な限り短縮することができる。
【0055】
尚、上記実施形態においては、印刷情報、即ち印刷データとしてPDLデータを例として説明した。しかしながら、PDLデータは一例であり、印刷データとは即ち、プリンタ2に印刷出力を実行させるためにプリンタ2に送信するデータである。そのようなデータはプリンタ2の仕様に応じて変換されたデータであるため、一般的に設定変更の自由度が低く、ユーザによる設定変更要求に対する対応が困難であり、それを解消することが本件の意義である。
【0056】
また、上記実施形態においては、中間データとしてEMFデータを例として説明した。この中間データが、印刷情報であるPDLデータを生成するための前段階の情報である印刷出力するべき画像である。しかしながら、EMFデータは、一例であり、中間データとは即ち、アプリケーション102によって閲覧、編集されるデータから、上述したPDLデータのような印刷データを生成する前段階のデータであって、本実施形態においては、OS101によって提供される機能によって生成される画像を記述するための汎用的なデータ形式である。
【0057】
従って、中間データ、即ち印刷出力するべき画像としては上記EMFデータ以外にも各種の例があり、XPS(EXtensible markup language Paper Specification)データや、PDF(Portable Document Format)データを用いることが可能である。
【0058】
いずれにしても、本実施形態における中間データの意義は、アプリケーション102によって編集されるデータのように、個別のアプリケーションの機能ではなく、OS101によって提供されるような汎用的な情報処理機能によって設定の変更が可能な情報形式であって、PDLデータのような印刷データの生成に際して用いられる情報形式である。
【0059】
更に、本実施形態に係る意義は、上述したように、PDLデータのような印刷データによって対応可能な設定変更はPDLデータに対して変更を適用し、それ以外の設定変更はPDLデータに変換する前のデータに対して変更を適用することにより、可能な限りPDL変換処理の実行を低減することにある。
【0060】
そして、上記PDLデータに変換する前のデータとして、上述したような中間データを用いるのは、それが比較的汎用的なデータ形式であり、設定変更の反映が比較的容易だからである。即ち、汎用的なデータ形式であるため、設定変更を反映するためのモジュールが予め利用可能なようにPC1に備わっているか、若しくはプレビュー処理部105を実現するためのソフトウェア・プログラムを設計する際に容易に組み込むことが可能だからである。
【0061】
これは、プレビュー処理部105によって設定変更が可能な情報形式であれば、中間データとして採用可能であるということを意味する。例えば、プレビュー処理部105が、テキスト形式のデータを編集可能な機能を有していれば、中間データとしてテキスト形式のデータを採用することが可能であるし、プレビュー処理部105がアプリケーション102と同等の機能を有していれば、アプリケーション102によって閲覧または編集されるデータを中間データとして採用することが可能である。即ち、アプリケーション102によって処理される情報は、印刷出力するべき画像の元となる情報であるのと同時に、プレビュー処理部105の機能によっては、印刷出力するべき画像として用いることも可能である。
【0062】
この場合、データ保存処理部104は、中間データ処理部103からPDLデータを取得して記憶媒体110に保存することに加えて、アプリケーション102からテキスト形式のデータを取得し、記憶媒体110に保存する。そして、プレビュー処理部105は、PDLデータに基づいてプレビュー処理を実行すると共に、ユーザによって要求された設定変更がPDLデータに対しては不可能な設定変更であれば、プレビュー処理部105の一機能であるテキスト形式のデータに対する編集機能を起動し、ユーザによって要求された変更をテキスト形式のデータを編集することによって実現する。
【0063】
この場合、プレビュー処理部105は、OS101のGDIを起動し、編集したテキスト形式のデータに基づいてEMFデータを生成させる。その後、OS101によって生成されたEMFデータは、上述した処理と同様に中間データ処理部103によってPDLデータに変換され、印刷データ送信部106によってプリンタ2に送信される。
【0064】
このように、本実施形態に係る要旨は、PDLデータのような印刷データと、EMFデータのような中間データに限ることなく、PDLデータのような印刷データと、アプリケーション102によって閲覧または編集されるような通常の画像データ、文書データ(以降、アプリケーションデータとする)であっても、プレビュー処理部105が編集可能な形式のデータであれば上記と同様に適用可能であり、可能な限りPDL変換処理の実行を低減すると共に、プレビュー後の設定変更の自由度を高めるという効果を得ることができる。
【0065】
また、上述したように、プレビュー処理105にアプリケーション102に準じた機能を与えることによってアプリケーションデータに対応する場合、印刷出力の元となったデータに対して変更を加えることなく、印刷出力される用紙についてのみ内容に変更を加えることも可能となる。これにより、元のデータに含まれる情報のうち、情報セキュリティの観点から出力するべきでない情報等を削除するような使い方が可能となり、ユーザの利便性を向上することができる。
【0066】
他方、アプリケーションデータに対応する場合、上述したように、PDL変換処理の前にEMFデータの生成処理が必要となり、中間データを用いる場合よりも更に印刷出力までに要する時間が長くなる。これを少しでも緩和するため、印刷データ、中間データ、アプリケーションデータの三段階の判断を行うようにしても良い。
【0067】
即ち、プレビュー処理部105が、ユーザによって要求された設定変更がPDLデータに対して可能な内容であればPDLデータに対して変更を反映し、不可能な内容であれば、次にEMFデータに対して変更可能な内容であるか否か判断する。そして、EMFデータに対して可能な内容であればEMFデータに対して変更を反映し、EMFデータに対しても不可能な内容であった場合にのみ、アプリケーションデータを編集するようにする。
【0068】
このような処理により、上述したように、アプリケーションデータからEMFデータを生成する処理を可能な限り低減すると共に、プレビュー表示に対する設定変更や内容編集の自由度を更に向上することが可能である。尚、このような態様は、図3において説明した印刷データ対応可否テーブルにおいて、PDLデータによる対応可否と共にEMFデータによる対応可否の情報を関連付けることにより、上記と同様に実現可能である。
【0069】
また、このような場合、編集対象となるアプリケーションデータは、アプリケーション102がデータ保存部104に入力することによって、元のデータとは別個にその複製を保存するようにしても良い。これにより、プレビュー処理部105によって変更が加えられるのはアプリケーションデータの複製であり、上述したような、元のデータには変更を加えないという利用態様を実現することが可能となる。他方、元のデータのファイルパス等、元のデータが保存されている記憶領域をデータ保存処理部104によって記憶媒体に保存しておくことにより、プレビュー処理部105からのアプリケーションデータの読み出し要求に対して、元のデータを読み出して提供するようにしても良い。これにより、データの重複を避け、機能の実現に際して要求される記憶容量を削減することができる。
【0070】
また、上記実施形態においては、図3において説明したように、印刷データ対応可否テーブルが1つである場合を例として説明した。しかしながら、印刷データとは、プリンタ2の仕様に応じて構成された形式のデータであるため複数の異なる機種のプリンタ2に対応する場合、複数種類の印刷データに対応することとなる。その場合、印刷データの種類によっては、対応可能な設定項目も異なる。従って、複数の異なる機種のプリンタ2に対応する場合、夫々のプリンタ2毎に印刷データ対応可否テーブルが設けられていることが好ましい。これにより、異なる複数の形式の印刷データに適切に対応することができる。
【0071】
また、PC1が長年利用され、HDD14の空き容量が少なくなってくると、印刷データ及び中間データの両方を保存することが困難となる場合がある。この場合、データ保存処理部104は、中間データのみを保存し、プレビュー処理部105は、全ての変更要求において中間データを変更することにより対応することが好ましい。これにより、PC1の利用態様に対応してプレビュー表示における設定変更の自由度の向上を保つことができる。
【0072】
また、上記実施形態においては、中間データ処理部103がOS101から取得した中間データをデータ保存処理部104に保存させると共に印刷データを生成してデータ保存処理部104に保存させる場合を例として説明した。これに対して、中間データ処理部103の仕様によっては、中間データを個別に保存するような処理に対応していないものもあり、中間データをデータ保存処理部104に保存させることができず、印刷データしか保存することができないものもある。
【0073】
このような場合、プレビュー処理部105は、プレビュー画面において、図3に示すような印刷データ対応可否テーブルに基づき、印刷データによって対応可能な項目のみ設定変更を要求するための操作部を表示することが好ましい。これにより、ユーザによって誤った操作がされることを回避し、印刷出力が不具合によって未完了となってしまうようなことを防ぐことができる。
【符号の説明】
【0074】
1 PC
2 プリンタ
3 ネットワーク
10 CPU
21 RAM
32 ROM
13 バス
14 HDD
15 I/F
16 LCD
17 操作部
101 OS
102 アプリケーション
103 中間データ処理部
104 データ保存処理部
105 プレビュー処理部
106 印刷データ送信部
110 記憶媒体
120 モニタI/F
130 プリンタI/F
【先行技術文献】
【特許文献】
【0075】
【特許文献1】特開2003−36158号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
印刷装置に印刷出力を実行させるための印刷制御装置であって、
前記印刷装置に送信するための印刷情報が、印刷情報生成部によって印刷出力するべき画像に基づいて生成されて記憶媒体に記憶された後に、前記印刷情報に基づく出力結果及び印刷設定の変更を受け付けるための操作部を表示するための表示情報を出力する表示情報出力部と、
前記表示された操作部に対する操作に応じて前記印刷設定の変更要求を受け付ける変更要求受付部と、
前記印刷設定に対する変更要求の内容が前記印刷情報に対して処理可能な内容か否かを示す変更可否情報に基づき、前記受け付けた変更要求が前記印刷情報に対して処理可能か否かを判断する印刷情報変更可否判断部と、
前記印刷情報に対して処理可能か否かの判断結果に基づいて前記受け付けた変更要求に係る変更を実行する設定変更部と、
前記設定変更された結果生成された印刷情報を前記印刷装置に出力する印刷情報出力部とを含み、
前記設定変更部は、
前記受け付けた変更要求が前記印刷情報に対して処理可能であった場合、前記記憶媒体に格納された印刷情報に対して前記受け付けた変更要求に係る変更を実行して前記印刷設定を変更した印刷情報を生成し、
前記受け付けた変更要求が前記印刷情報に対して処理不可能であった場合、前記印刷情報を生成するための印刷出力するべき画像を取得し、前記画像に対して前記受け付けた変更要求に係る変更を実行して前記印刷情報生成部に対して前記印刷設定を変更した画像を出力することを特徴とする印刷制御装置。
【請求項2】
前記印刷出力するべき画像及び前記印刷情報を取得して記憶媒体に記憶させる情報記憶処理部を含み、
前記設定変更部は、
前記受け付けた変更要求が前記印刷情報に対して処理可能であった場合、前記情報記憶処理部によって記憶された印刷情報に対して前記受け付けた変更要求に係る変更を実行し
前記受け付けた変更要求が前記印刷情報に対して処理不可能であった場合、前記情報記憶処理部によって記憶された前記印刷出力するべき画像に対して前記受け付けた変更要求に係る変更を実行することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
【請求項3】
前記印刷出力するべき画像は、前記印刷情報を生成するための前段階の情報として元となる情報に基づいて生成された情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷制御装置。
【請求項4】
前記印刷出力するべき画像は、前記印刷情報を生成するための前段階の情報として基本ソフトウェアによって提供される機能によって元となる情報に基づいて生成された情報であることを特徴とする請求項3に記載の印刷制御装置。
【請求項5】
前記表示情報出力部は、前記印刷出力するべき画像に基づいて前記出力結果及び印刷設定の変更を受け付けるための操作部を表示するための表示情報を出力することを特徴とする請求項3または4に記載の印刷制御装置。
【請求項6】
前記印刷情報変更可否判断部は、前記受け付けた変更要求が前記印刷出力するべき画像に対して処理可能か否かを更に判断し、
前記設定変更部は、前記受け付けた変更要求が前記印刷出力するべき画像に対して処理不可能であった場合、前記元となる情報に対して前記受け付けた変更要求に係る変更を実行し、前記印刷出力するべき画像を生成するモジュールに対して前記印刷設定を変更した前記元となる情報を出力することを特徴とする請求項3乃至5いずれか1項に記載の印刷制御装置。
【請求項7】
前記設定変更部は、前記元となる情報に対して前記受け付けた変更要求の内容を処理する場合において、前記元となる情報の複製に対して前記変更要求に係る変更を実行することにより、前記元となる情報には変更を加えないことを特長とする請求項6に記載の印刷制御装置。
【請求項8】
前記印刷情報変更可否判断部は、種類の異なる複数の印刷装置夫々に対応した前記変更可否情報を記憶しており、印刷出力を実行させる印刷装置に対応した前記変更可否情報に基づいて前記受け付けた変更要求が前記印刷情報に対して処理可能か否かを判断することを特徴とする請求項1乃至7いずれか1項に記載の印刷制御装置。
【請求項9】
印刷装置に印刷出力を実行させるための印刷制御プログラムであって、
前記印刷装置に送信するための印刷情報が、印刷情報生成部によって印刷出力するべき画像に基づいて生成されて記憶媒体に記憶された後に、前記印刷情報に基づく出力結果及び印刷設定の変更を受け付けるための操作部を表示するための表示情報を出力するステップと、
前記表示された操作部に対する操作に応じて前記印刷設定の変更要求を受け付けるステップと、
前記印刷設定に対する変更要求の内容が前記印刷情報に対して処理可能な内容か否かを示す変更可否情報に基づき、前記受け付けた変更要求が前記印刷情報に対して処理可能か否かを判断するステップと、
前記受け付けた変更要求が前記印刷情報に対して処理可能であった場合、前記記憶媒体に格納された印刷情報に対して前記受け付けた変更要求に係る変更を実行して前記印刷設定を変更した印刷情報を生成するステップと
前記受け付けた変更要求が前記印刷情報に対して処理不可能であった場合、前記印刷情報を生成するための印刷出力するべき画像を取得して前記画像に対して前記受け付けた変更要求に係る変更を実行し、前記印刷情報生成部に対して前記印刷設定を変更した画像を出力するステップと、
前記設定変更された結果生成された印刷情報を前記印刷装置に出力するステップとを情報処理装置に実行させることを特徴とする印刷制御プログラム。
【請求項10】
請求項9に記載の印刷制御プログラムを情報処理装置が読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−252635(P2012−252635A)
【公開日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−126368(P2011−126368)
【出願日】平成23年6月6日(2011.6.6)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】