説明

印刷装置、印刷データ生成方法および印刷データ生成プログラム

【課題】既存のフォーマットファイルのフィールドを効率よく利用し、フォーマットファイル作成の負担を軽減する印刷装置、印刷データ生成方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】任意の桁数のデータd11−1…からなるフィールドd11…を複数もつフォーマットファイルd1を格納する記憶部14と、印刷される複数の項目41…の内の一つの項目に対して、記憶部に格納されたフォーマットファイルの第1のフィールドの任意の桁から任意の桁までを対応させ、第2のフィールドの任意の桁から任意の桁までを対応させる設定部12と、設定に応じて印刷される複数の項目の内の一つの項目に対して第1および第2のフィールドの任意の桁のデータを抽出して印刷データを生成する生成部12と、印刷データを印刷する印刷部23をもつ印刷装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、データベースに基づいて印刷データを生成し印刷する印刷装置に関し、特に、複数のフィールドからなるデータフォーマットから複数のフィールドの特定の桁のデータを指定することができる印刷装置、印刷データ生成方法および印刷データ生成プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、スーパーマーケット等においては、商品の値付けを行なうためにラベルプリンタが使用されている。このラベルプリンタが印刷するラベルは、一例として、品名、製品コード、バーコード等の管理データ、金額等の商品情報を表示している。ラベルプリンタは、このような商品情報を記憶領域に格納したり、外部記憶装置において保持したりして管理しており、ラベルプリンタの印刷処理を行なうにあたり、これらの商品情報の生成技術、管理技術、検索技術等が必要とされている。
【0003】
特許文献1は、商品情報のファイルの指定項目を変更する場合の変更時間の短縮を可能とする技術を開示している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1は、作成した商品情報ファイルの利用の仕方を工夫することによって、商品情報ファイルを新たに作成する必要がなくなる効率的な商品情報ファイルの活用方法を示してはいない。すなわち、商品情報ファイルとしてラベル印刷に用いられるフォーマットファイルは、フィールドと呼ばれる複数の記憶領域をもっている。ここで、フィールドとは、ラベルを印刷するための印刷データ(フォーマットファイル)がもっているデータ領域の呼び方であり、一例として、例えば10桁等の任意の桁数のデータの単位をもっている。各フィールドには名称がつけられている。
【0005】
一方で、印刷しようとするラベルも、複数の項目から成っており、各項目は名称がつけられている。従って、ラベルを印刷するに当たり、あるラベルの例えば『商品』という項目は、『商品名』というフィールドのデータを用いて印刷する、というように、ラベルの各項目に、各フィールドが対応づけられることで、印刷データを用いた印刷方法が具体的に特定されることになる。
【0006】
しかし、印刷データであるフォーマットファイルを作成した後に、ユーザが、複数のフィールドの全桁のデータを利用するのではなく、各フィールドの一部の桁のデータを抽出してこれにより印刷データを作成しようとしても対応付けができないフォーマットとなっているため、この場合は必要なデータを入力して新たなフィールドを作成しなければならないという作業上の不便が発生する。
【0007】
本発明は、既存のフォーマットファイルのフィールドのデータを効率よく利用して、フォーマットファイル作成の負担を軽減することができる印刷装置、印刷データ生成方法および印刷データ生成プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
課題を解決する一実施形態は、
任意の桁数のデータ(d11−1,…)からなるフィールド(d11,…)を複数もつフォーマットファイル(d1)を格納する記憶部(14)と、
記録媒体に印刷される複数の項目(41,…)の内の一つの項目に対して、前記記憶部に格納されたフォーマットファイルの第1のフィールドの任意の桁から任意の桁までを対応させ、さらに、第1のフィールドとは異なる第2のフィールドの任意の桁から任意の桁までを対応させる設定部(12)と、
前記設定部の設定に応じて、前記複数の項目の内の一つの項目に対して、前記記憶部に格納されたフォーマットファイルの第1のフィールドの任意の桁から任意の桁までのデータを記憶部から抽出し、さらに、前記第2のフィールドの任意の桁から任意の桁までのデータを記憶部から抽出して印刷データを生成する生成部(12)と、
前記生成部が生成した印刷データに基づいて、記録媒体上に印刷を行う印刷部(23)を具備することを特徴とする印刷装置。
【発明の効果】
【0009】
既存のフォーマットファイルのフィールドのデータを桁単位で指定して印刷データを作成することで、必要な印刷項目のために、改めてフォーマットファイルをユーザが入力して作成する必要がなくなるため、フォーマットファイル作成の負担を軽減することが可能となる印刷装置、印刷データ生成方法および印刷データ生成プログラムを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施形態に係るラベル印刷装置の一例を示すブロック図。
【図2】同じくラベル印刷装置が印刷するラベルの一例の説明図。
【図3】同じくラベル印刷装置が印刷するラベルの一例の説明図。
【図4】同じくラベル印刷装置が印刷する項目が追加されたラベルの一例の説明図。
【図5】同じくラベル印刷装置における印刷データ生成および印刷の一例を説明するフローチャート。
【図6】同じくラベル印刷装置においてデータフォーマットを作成するためのデータフォーマット作成ツールの一例を示す説明図。
【図7】同じくラベル印刷装置において作成したデータフォーマットの一例を示す図。
【図8】同じくラベル印刷装置におけるフィールドの桁単位による突合せ処理の一例を説明するフローチャート。
【図9】同じくラベル印刷装置におけるフィールドの桁単位による突合せ処理の一例を説明するフローチャート。
【図10】同じくラベル印刷装置における突合せ処理ツールの一例を示す説明図。
【図11】同じくラベル印刷装置における突合せ処理ツールの一例を示す説明図。
【図12】同じくラベル印刷装置におけるフィールドの桁単位による突合せ処理を行なう突合せ処理ツールの一例を示す説明図。
【図13】同じくラベル印刷装置におけるフィールドの桁単位による突合せ処理を行なう突合せ処理ツールの一例を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
本発明の一実施形態であるラベル印刷装置1を図1を用いて詳細に説明する。図1において、ラベル印刷装置1は、全体の動作を制御する設定部であるCPU11と、CPU11を以下に説明する各ユニットに接続するバスライン24と、データフォーマットを生成したりデータフォーマットに基づいて印刷データを生成する設定部であり生成部である印刷データ生成部12と、各種の動作プログラムを格納するROM13と、生成したデータフォーマットや各種の制御情報等を格納する記憶部であるRAM14と、ホストコンピュータ30等の外部の装置とネットワークを介して通信を行なう通信インターフェース15を有する。さらに、ラベル印刷装置1は、印刷されるラベルの画像、データフォーマット作成ツール、突合せ処理ツール等を画面に表示する表示デバイス20と、この表示デバイス20を制御する表示コントローラ16と、操作情報や上述したデータフォーマットに含まれるデータを入力するキーボードやスキャナ等の入力デバイス21と、この入力デバイス21を制御する入力コントローラ17と、ラベルが印刷される用紙等の記録媒体を搬送する搬送モータ22と、この搬送モータ22の動作を制御する駆動コントローラ18と、記録媒体上にラベル画像を印刷する印刷部であるサーマルヘッド23と、このサーマルヘッド23を駆動するヘッドコントローラ19を有している。
【0012】
上記のような構成をもつ本発明の一実施形態であるラベル印刷装置1は、CPU11の制御下において、印刷データ生成部12により生成した図7に示すようなデータフォーマットに基づいて生成した印刷データにより、図2乃至図4に示すような、ラベル40、47、40’等を、サーマルヘッド23を使用して用紙等の記録媒体上に印刷するものである。
【0013】
(印刷データ生成)
このような印刷データ生成処理は、一例として、ROM13またはRAM14に格納され、CPU11および印刷データ生成部12で処理が可能なコンピュータプログラムで実現されるものである。しかし、CPU11の動作と印刷データ生成部12の回路による働きにより実現することも同様に可能であり、また、他の構成によって実現することも可能である。
【0014】
ここで、印刷データ生成部12における印刷データの生成およびラベル印刷は、図5のフローチャートに示すように、データフォーマット作成ツールで作成されるデータフォーマットファイル(DFMファイル)の生成(ステップS11)、フォーマットジェネレータ(FG)で作成されるラベルフォーマットファイル(LFMファイル)の生成(ステップS12)、突合せツールによりLFMファイルのフィールドとDFMファイルのフィールドをつき合わせて作成される突合せファイル(CMDファイル)の生成(ステップS13)、作成された突合せファイル(CMDファイル)に基づく印刷データの生成(ステップS14)の順に印刷データが生成される。その後、生成された印刷データに基づいて、記録媒体上にラベル印刷が行われる(ステップS15)。
【0015】
以下、図2または図4に示すようなラベル印刷を行うための印刷データの作成およびラベル印刷を、本発明の一実施形態である『フィールドの桁単位による突合せ処理』と共に説明する。はじめに、ユーザの入力デバイス21の操作に応じて、CPU11および印刷データ生成部12は、図6に示すデータフォーマット作成ツールを表示デバイス20に表示して、データフォーマット作成ツールの画面に示すように入力された『フォーマット名称』、『No』、『桁数』、『項目名称』等に従って、図7に示すようなデータフォーマットd1が生成される。
【0016】
データフォーマットd1は、複数のフィールドd11、d12、d13、…を有しており、例えば、第1のフィールドd11は、フィールドの名称が『レコード番号』であって、6桁のデータからなることがわかる。同様に、第2のフィールドd12、第3のフィールドd13…が続くことになる。
【0017】
さらに、CPU11および印刷データ生成部12は、図10に示す突合せツールのフォーマットA.lfmに示すようなラベルフォーマットファイル(LFMファイル)を新規作成する(ステップS21)。すなわち、はじめに、図10に示すように、各『No.』に対応して、『四角形』や『製品コード』等の名称の対応付けが行なわれる(ステップS22)。なお、ラベルフォーマットファイルは、図示しないフォーマットジェネレータ(FG)により生成されるが、突合せツールの画面から生成されるものでもよい。なお、ラベルフォーマットファイルは、図示しないフォーマットジェネレータ(FG)により生成されるが、突合せツールの画面から生成されるものであっても構わない。
【0018】
次に、CPU11および印刷データ生成部12は、ラベルフォーマットファイルの名称を、例えば、図10に示すラベルフォーマットファイルA.lfmであれば、『No.1』、『四角形』と入力し、『No.7』ならば『製品コード』と入力する(ステップS22)。
【0019】
ここで、CPU11および印刷データ生成部12は、図12の突合せツールのフォーマットA.lfmが示すように、複数のフィールドを合成することを示す場合は、『No.12』における『地区データ1』、『No.13』における『地区データ2』のように、同じ名称の後に番号を1つ増加させていくという方法が可能であるが、この方法に限定されるものではない。
【0020】
次に、CPU11および印刷データ生成部12は、『No.6』、『品名データ』の場合を例に取ると、桁数を“10”のように入力し(ステップS23)、合数を“0”のように入力する(ステップS24)。
【0021】
そして、CPU11および印刷データ生成部12は、ユーザの入力に応じて、名称に対応するフィールド名の入力を行なう(ステップS25)。ここで、ユーザは、フィールドのデータの扱いをフィールド単位とするのか、桁単位とするのかを判断する(ステップS26)。ユーザが、実施形態の特徴である、桁単位と判断した場合は、図12に示すように、例えば、『No.12』に対して『地区データ1』、『No.13』に対して『地区データ2』のように、連番で入力することが一つの方法であるが、これに限るものではない。さらに、CPU11および印刷データ生成部12は、ユーザの入力に応じて、例えば、『地区データ1』に対してはフィールド名を『2.商品名(9−11)』と入力し、『地区データ2』に対してはフィールド名を『3.商品コード(1−3)』と入力する(ステップS27)。このとき、一例として、図12の突合せツールの下段の桁指定をクリックして、開始桁、終了桁にそれぞれ『9』、『11』、または、『1』、『3』を挿入することで設定することができる。
【0022】
ここで、『2.商品名(9−11)』の意味は、フィールド『2.商品名』の9桁目から11桁目のデータに基づいて印刷データを生成し、さらに、フィールド『3.商品コード(1−3)』の意味は、フィールド『3.商品コード』の1桁目から3桁目のデータに基づいて印刷データを生成することである。
【0023】
また、ステップS26において、Noの場合は、CPU11および印刷データ生成部12は、ユーザの入力に応じて、名称に対応するフィールド名の入力を行なうが、図11に示すように『2.商品名(10)』のように、そのフィールドの桁数“10”が自動的に入力される(ステップS28)。このようにして、フォーマットA.lfmファイルに対応づけられた突合せファイル(CMDファイル)の入力処理が完了する。
【0024】
次に、図9のフローチャートが示すように、このようにして生成された突合せファイル(CMDファイル)に基づく突合せ処理を行い、印刷データを生成する。すなわち、CPU11および印刷データ生成部12は、ユーザの操作に応じて、例えば図12および図13の突合せツールに表示された突合せファイルが示すラベルフォーマットファイルの名称毎に、図形や文字の印刷データを作成する(ステップS31)。これにより、例えば、図2乃至図4のラベル40,47、40’に示されるような四角形、縦線、横線等の図形の印刷データが作成される。また、図2乃至図4のラベル40,47、40’に示されるような文字等『品名』41、『製品コード』43、『☆』45の印刷データが作成される。
【0025】
次に、CPU11および印刷データ生成部12は、ラベルフォーマットファイルの名称毎に、図2のバーコード46、図4のバーコード46のようなバーコードを印刷するためのバーコードデータを作成する(ステップS32)。さらに、CPU11および印刷データ生成部12は、ラベルフォーマットファイルの名称毎に、フィールドのデータによる印刷データを作成する(ステップS33)。ここで、CPU11および印刷データ生成部12は、突合せファイルのデータ形式が、『2:商品名(10)』のように全データを使用するのか、『2:商品名(9−11)』のように桁単位のフィールドのデータの使用を示しているのかを判断する(ステップS34)。
【0026】
CPU11および印刷データ生成部12が、突合せファイルのデータ形式が『2:商品名(9−11)』のように桁単位のフィールドのデータの使用を示していると判断すると(ステップS34のYES)、図4のラベル40’の印刷データである『S15』52、『09A』53のように、異なるフィールドの桁単位のデータにより印刷データを作成する(ステップS35)。
【0027】
すなわち、印刷データ『S15』52は、フィールド『2:商品名』の9桁目から11桁目のデータであることが、図2の印刷データ42から知ることができる。同様に、印刷データ『09A』53は、フィールド『3:商品コード』の1桁目から3桁目のデータであることが、図2の印刷データ44から知ることができる。
【0028】
また、CPU11および印刷データ生成部12が、突合せファイルのデータ形式が『2:商品名(10)』のようにフィールド単位のデータの使用を示していると判断すると(ステップS34のNO)、図11の突合せツールが示すフォーマットA.lfmの『2:商品名(10)』に対応する、図2のラベル40の印刷データ『B−SA4T−TS15』42のように、フィールド『2:商品名(10)』の10桁全部のデータが印刷データとして作成される(ステップS36)。
【0029】
CPU11および印刷データ生成部12は、このように突合せファイルの全ての名称について処理が完了していなければ(ステップS37のNO)、ステップS31に戻って処理を継続し、突合せファイルの全ての名称について処理が完了したと判断すると(ステップS37のYES)、印刷データ生成処理を完了する。
【0030】
このように、本発明の一実施形態に係るラベル印刷装置1は、データファイルへのデータ登録は、フィールド単位でしかできなかったDFMファイルのフィールドの突合せについて、DFMファイルのフィールドの何桁目から何桁目までを使用するかを指定可能とすることができる。このようなフィールドの桁単位の指定が可能となったことにより、図4のラベル40’に示すように、例えば、『地区』51についてのデータである『S1509A』のラベルフォーマットファイルを新規作成することなく、既存のフィールドから欲しいデータを桁単位で特定することで、容易に必要な印刷データを用意できる。従って、ユーザが必要に応じて、入力デバイス21等で入力してラベルフォーマットファイルを作成するという煩雑な作業を行なうことなく、迅速に必要なラベル印刷を行なうことができる。
【0031】
以上、図面を用いて詳細に説明した印刷データ生成処理は、一例として、ROM13またはRAM14に格納され、CPU11および印刷データ生成部12で処理が可能なコンピュータプログラムで実現されるものである。しかし、CPU11の動作と印刷データ生成部12の回路による働きや他の構成によって実現することも同様に可能である。
【0032】
以上記載した様々な実施形態は複数同時に実施することが可能であり、これらの記載により、当業者は本発明を実現することができるが、更にこれらの実施形態の様々な変形例を思いつくことが当業者によって容易であり、発明的な能力をもたなくとも様々な実施形態へと適用することが可能である。従って、本発明は、開示された原理と新規な特徴に矛盾しない広範な範囲に及ぶものであり、上述した実施形態に限定されるものではない。
【符号の説明】
【0033】
1…ラベル印刷装置、12…CPU、13…ROM、14…RAM、15…通信インターフェース、16…表示コントローラ、17…入力コントローラ、18…駆動コントローラ、19…ヘッドコントローラ、20…表示デバイス、21…入力デバイス、22…搬送モータ、23…サーマルヘッド、24…バスライン、30…ホストコンピュータ、40…ラベル、40’…ラベル、d1…データフォーマット。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0034】
【特許文献1】特開2001−10121号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
任意の桁数のデータからなるフィールドを複数もつフォーマットファイルを格納する記憶部と、
記録媒体に印刷される複数の項目の内の一つの項目に対して、前記記憶部に格納されたフォーマットファイルの第1のフィールドの任意の桁から任意の桁までを対応させ、さらに、第1のフィールドとは異なる第2のフィールドの任意の桁から任意の桁までを対応させる設定部と、
前記設定部の設定に応じて、前記複数の項目の内の一つの項目に対して、前記記憶部に格納されたフォーマットファイルの第1のフィールドの任意の桁から任意の桁までのデータを記憶部から抽出し、さらに、前記第2のフィールドの任意の桁から任意の桁までのデータを記憶部から抽出して印刷データを生成する生成部と、
前記生成部が生成した印刷データに基づいて、記録媒体上に印刷を行う印刷部を具備することを特徴とする印刷装置。
【請求項2】
前記設定部は、さらに、記録媒体に記録される複数の項目の内の一つの項目に対して、前記フォーマットファイルの任意のフィールドの全ての桁を対応させ、
前記生成部は、さらに、前記設定部の設定に応じて、前記複数の項目の内の一つの項目に対して、前記記憶部に格納されたフォーマットファイルの任意のフィールドの全ての桁のデータを記憶部から抽出して印刷データを生成することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
【請求項3】
任意の桁数のデータからなるフィールドを複数もつフォーマットファイルを格納する記憶部と、
記録媒体に印刷される複数の項目の内の一つの項目に対して、前記記憶部に格納されたフォーマットファイルのフィールドの任意の桁から任意の桁までを対応させる設定部と、
前記設定部の設定に応じて、前記複数の項目の内の一つの項目に対して、前記記憶部に格納されたフォーマットファイルのフィールドの任意の桁から任意の桁までのデータを記憶部から抽出して印刷データを生成する生成部と、
前記生成部が生成した印刷データに基づいて、記録媒体上に印刷を行う印刷部を具備することを特徴とする印刷装置。
【請求項4】
任意の桁数のデータからなるフィールドを複数もつフォーマットファイルを記憶領域に格納し、
記録媒体に印刷される複数の項目の内の一つの項目に対して、前記フォーマットファイルの第1のフィールドの任意の桁から任意の桁までを対応させるべく設定し、
さらに、第1のフィールドとは異なる第2のフィールドの任意の桁から任意の桁までを対応させるべく設定し、
前記各々の設定に応じて、前記複数の項目の内の一つの項目に対して、前記格納されたフォーマットファイルの第1のフィールドの任意の桁から任意の桁までのデータを抽出し、
さらに、前記第2のフィールドの任意の桁から任意の桁までのデータを記憶領域から抽出して印刷データを生成することを特徴とする印刷データ生成方法。
【請求項5】
さらに、記録媒体に印刷される複数の項目の内の一つの項目に対して、前記フォーマットファイルの任意のフィールドの全ての桁を対応させるべく設定し、
さらに、前記設定に応じて、前記複数の項目の内の一つの項目に対して、前記格納されたフォーマットファイルの任意のフィールドの全ての桁のデータを抽出して印刷データを生成することを特徴とする請求項4記載の印刷データ生成方法。
【請求項6】
任意の桁数のデータからなるフィールドを複数もつフォーマットファイルを記憶領域に格納し、
記録媒体に印刷される複数の項目の内の一つの項目に対して、前記記憶部に格納されたフォーマットファイルのフィールドの任意の桁から任意の桁までを対応させるべく設定し、
前記設定に応じて、前記複数の項目の内の一つの項目に対して、前記格納されたフォーマットファイルのフィールドの任意の桁から任意の桁までのデータを抽出して印刷データを生成することを特徴とする印刷データ生成方法。
【請求項7】
コンピュータが読取可能なプログラムであり、コンピュータで実行されることにより以下の機能を実現する印刷データ生成プログラムであって、
任意の桁数のデータからなるフィールドを複数もつフォーマットファイルを記憶領域に格納し、
記録媒体に印刷される複数の項目の内の一つの項目に対して、前記フォーマットファイルの第1のフィールドの任意の桁から任意の桁までを対応させるべく設定し、
さらに、第1のフィールドとは異なる第2のフィールドの任意の桁から任意の桁までを対応させるべく設定し、
前記各々の設定に応じて、前記複数の項目の内の一つの項目に対して、前記格納されたフォーマットファイルの第1のフィールドの任意の桁から任意の桁までのデータを抽出し、
さらに、前記第2のフィールドの任意の桁から任意の桁までのデータを記憶領域から抽出して印刷データを生成することを特徴とする印刷データ生成プログラム。
【請求項8】
さらに、記録媒体に印刷される複数の項目の内の一つの項目に対して、前記フォーマットファイルの任意のフィールドの全ての桁を対応させるべく設定し、
さらに、前記設定に応じて、前記複数の項目の内の一つの項目に対して、前記格納されたフォーマットファイルの任意のフィールドの全ての桁のデータを抽出して印刷データを生成することを特徴とする請求項7記載の印刷データ生成プログラム。
【請求項9】
コンピュータが読取可能なプログラムであり、コンピュータで実行されることにより以下の機能を実現する印刷データ生成プログラムであって、
任意の桁数のデータからなるフィールドを複数もつフォーマットファイルを記憶領域に格納し、
記録媒体に印刷される複数の項目の内の一つの項目に対して、前記記憶部に格納されたフォーマットファイルのフィールドの任意の桁から任意の桁までを対応させるべく設定し、
前記設定に応じて、前記複数の項目の内の一つの項目に対して、前記格納されたフォーマットファイルのフィールドの任意の桁から任意の桁までのデータを抽出して印刷データを生成することを特徴とする印刷データ生成方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2011−62852(P2011−62852A)
【公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−213549(P2009−213549)
【出願日】平成21年9月15日(2009.9.15)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】