印刷装置及びその方法
【課題】印刷中に実行したゲーム結果に応じて利益を付与する。
【解決手段】搬送された記録媒体に画像を形成する一方、ゲームの実行が可能な印刷装置１である。そして、印刷中に、ゲームの実行を操作手段の操作に応じて制御するゲーム実行手段と、ゲームの実行結果に応じて得点情報を生成する得点情報生成手段と、得点情報生成手段により生成した得点情報を蓄積する得点情報蓄積手段と、得点情報蓄積手段に蓄積された得点情報に基づき、ユーザに利益を付与する利益付与手段とを備える。
【解決手段】搬送された記録媒体に画像を形成する一方、ゲームの実行が可能な印刷装置１である。そして、印刷中に、ゲームの実行を操作手段の操作に応じて制御するゲーム実行手段と、ゲームの実行結果に応じて得点情報を生成する得点情報生成手段と、得点情報生成手段により生成した得点情報を蓄積する得点情報蓄積手段と、得点情報蓄積手段に蓄積された得点情報に基づき、ユーザに利益を付与する利益付与手段とを備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
この発明は印刷装置及びその方法に関し、さらに詳細には、搬送された記録媒体に画像を形成する一方、ゲームの実行が可能な印刷装置及びその方法に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、例えば、印刷装置において多数のジョブや多数枚数印刷を行う場合、待ち時間が長くなる。このため、ユーザは、何もしないで時間が経過するのを待っている。
【０００３】
一方、他人等の印刷で自己の印刷を待つことは、ストレスが一層増すため、本体パネルにゲーム（スクリーンセーバー等を含む）を起動することによりユーザのストレスを軽減する方法がある。
【０００４】
また、特許文献１を参照。
【特許文献１】特開２００５−２３５０６２号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
このような従来の方法では、以下のような問題があった。すなわち、ゲームを起動することによって若干ユーザのストレス等が軽減されるが、実際にユーザ等にメリットがあるわけではない。そして、せっかくゲームをクリアしても、単なる時間つぶしになるだけであるという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、請求項１に係る発明は、搬送された記録媒体に画像を形成する一方、ゲームの実行が可能な印刷装置において、印刷に係る動作中に、前記ゲームの実行を操作手段の操作に応じて制御するゲーム実行手段と、前記ゲームの実行結果に応じて得点情報を生成する得点情報生成手段と、前記得点情報生成手段により生成した前記得点情報を蓄積する得点情報蓄積手段と、前記得点情報蓄積手段に蓄積された得点情報に基づき、ユーザに利益を付与する利益付与手段とを備えることが望ましい。
【０００７】
請求項１の発明によれば、得点情報蓄積手段に蓄積された得点情報に基づき、ユーザに利益を付与する。従って、ユーザのゲームに対する興趣を向上させるとともにストレスを緩和できる。
【０００８】
請求項２に係る発明は、時間を計時するとともに、ゲームの実行を許可する時間帯を設定可能な計時手段を有し、前記ゲーム実行手段は、前記時間帯に限り前記ゲームの実行を許可する制御を行うことが望ましい。
【０００９】
請求項２の発明では、ゲーム実行手段は、所定の時間帯に限りゲームの実行を可能とする制御を行う。従って、法人等においては勤務時間以外にゲームが行われるようにすることができる。
【００１０】
請求項３に係る発明は、前記得点生成手段は、前記得点情報をグループ及びユーザ毎に関連付け前記得点蓄積手段に蓄積することが望ましい。
【００１１】
請求項３の発明では、得点情報をグループ及びユーザ毎に関連付け得点蓄積手段に蓄積する。従って、ゲーム結果により、個人（ユーザ）のみではなく、グループ単位の利益も得られ連帯感が高まる。
【００１２】
請求項４に係る発明は、前記利益は、印刷枚数の増加、印刷機能制限の解除を含むことが望ましい。
【００１３】
請求項４の発明では、利益は、印刷枚数の増加、印刷機能制限の解除を含む。従って、さらに、ユーザのゲームの対する興趣が、さらに向上する。
【００１４】
請求項５に係る発明は、前記ゲーム実行手段は、所定の待ち時間を越えるとゲームの実行を開始することが望ましい。
【００１５】
請求項５の発明では、所定の待ち時間を越えるとゲームの実行を開始する。従って、ユーザは、適正な待ち時間中にゲームを行うことができる。
【００１６】
請求項６に係る発明は、搬送された記録媒体に画像を形成する一方、ゲームの実行が可能な印刷方法において、印刷に係る動作中に、前記ゲームの実行を操作手段の操作に応じて制御するゲーム実行工程と、前記ゲームの実行結果に応じて得点情報を生成する得点情報生成工程と、前記得点情報生成手段により生成した前記得点情報を蓄積する得点情報蓄積工程と、前記得点情報蓄積手段に蓄積された得点情報に基づき、ユーザに利益を付与する利益付与工程とを含むことが好ましい。
【００１７】
請求項６の発明によれば、得点情報蓄積工程で蓄積された得点情報に基づき、ユーザに利益を付与する。従って、ユーザのゲームに対する興趣が向上するとともに、ストレスが緩和する。
【発明の効果】
【００１８】
上述の如く本発明によれば、印刷待ち時間中に行われた、本体パネルでのゲーム結果である得点を、例えば、ユーザ／グループ毎に蓄積する。そして、蓄積されたゲーム結果である得点に応じて、印刷可能枚数のカウンタの加算、印刷機能制限の解除、そのユーザのジョブが優先して印刷されるなどの利益を享受できる。このため、ユーザのゲームに対する興趣を高めるとともにストレスが緩和されるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１９】
本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図１に印刷装置（インクジェットプリンタ、レーザプリンタ、孔版印刷装置等）１の概略の構成を示す。前記印刷装置１は、表示装置（操作・表示パネル等）３と、制御部５と、制御部５に一部としてのゲーム管理部７と、印刷処理装置９とを備えている。
【００２０】
前記表示装置３は、操作・表示パネルとして機能し、ユーザの操作を受け付け、印刷装置１の機能等を表示するとともに、実行するゲームの表示も行う。
【００２１】
本例でゲームというときは、通常の遊技としてのコンピュータゲームをいう。通常のコンピュータゲームの実行は、プレイヤーの操作に対する結果をコンピュータが演算し、その処理結果に対してさらにプレイヤーが次の入力を行うという繰り返しによって実行する。
【００２２】
また、ゲーム進行はコンピュータがシミュレートしつつすすめられ、その主なハードウェア構成は、演算処理を行うハードウェア本体、プレイヤーが入力に用いる装置（コントローラ等）、処理結果が出力される装置（モニタ画面やスピーカーなど）から構成される。
【００２３】
また、例えば、ゲームの実行者に所定の学習をさせるクイズ形式のゲームを含むものである。すなわち、クイズ形式のゲームを行うことにより、専門の知識が向上するようなものを含む。
【００２４】
前記制御部５は、ＣＰＵ（Central：Processing：Unit）、ＲＯＭ（Read：Only：Memory）、ＲＡＭ（Random：Access：Memory）、Ｉ／Ｏ（入出力部）、Ｉ／Ｆ（インタフェイス）等を備え、印刷に係る制御全体を行うものである。
【００２５】
前記ゲーム管理部７は、印刷装置１の表示装置３において、実行のため表示されるゲーム全体を管理するものである。
【００２６】
前記印刷処理装置９は、印刷機構、アクチュエータ、センサ、Ｉ／Ｆ（インタフェイス）等を備え、制御部５に制御され用紙等に印刷を行う。
【００２７】
図２を参照する。前記ゲーム管理部７は、ゲーム制御部１１を備え、前記ゲーム制御部１１は、ゲームの進行の全体を制御するものであり、ゲーム実行部１３と、得点生成部１５とを有している。
【００２８】
前記ゲーム実行部１３は、ゲームの進行に従い、画像あるいは動画像の表示、音声効果等を制御するものである。
【００２９】
前記得点生成手段１５は、前記ゲーム実行部１３により実行されたゲーム結果に応じて、得点を生成する。
【００３０】
さらに、前記ゲーム管理部７は、タイマ部１７と、メモリ１９と、利益付与部２１とを備える。前記メモリ１９は、グループ・ユーザ得点蓄積領域１９ａと、取得利益記憶領域１９ｂとを含んでいる。
【００３１】
前記タイマ部１７は、時間を計時するとともに、ゲームの実行を許可する時間帯を設定する。そして、ゲーム実行部１３は、該時間帯に限りゲームの実行を許可する。
【００３２】
例えば、印刷装置１を会社等の法人等において使用する場合に、勤務時間外を使用可能な時間帯として設定するようにしてもよい。
【００３３】
また、ゲーム実行部１３は、タイマ部１７により計時された所定の待ち時間を越えるとゲームの実行を開始することもできる。
【００３４】
例えば、残りの印刷枚数から残り時間を算出し、該算出時間が閾値（例えば、１分）より長い場合にゲームの実行を開始するように制御してもよい。すなわち、残り時間が短いと、ゲームの途中で印刷が終了する可能性があるためである。なお、上記残りの印刷時間を残りの印刷枚数としてもよい。
【００３５】
また、印刷に係る動作が終了する際に、実行されているゲームも同期して終了させるように制御してもよい。
【００３６】
前記メモリ１９のグループ・ユーザ得点蓄積領域１９ａは、グループ・ユーザ毎に得点を蓄積する記憶領域であり、前記メモリ１９の取得利益記憶領域１９ｂは、蓄積された得点に応じて、得られた利益を記憶する領域である。
【００３７】
グループ、ユーザとは、複数のユーザを所定の条件で包含しているものを、グループとしている。本例では、例えば、ユーザを会社の従業員として、グループを、会社の組織名とする。
【００３８】
図３を参照する。グループ・ユーザ得点蓄積領域１９ａは、ユーザ名を格納する領域、グループ名を格納する領域、得点（１）〜得点（ｎ）を格納する領域、及び累積得点を格納する領域を含む。
【００３９】
例えば、ユーザ名：グループ名：得点（１）：得点（２） 〜 得点（ｎ）：累積得点のそれぞれに対し、［Ａさん（ユーザ）：総務（グループ）：１０点（１回目得点）：２０点（２回目得点）：３０点（累積得点）］が格納され、［Ｂさん（ユーザ）：人事（グループ）：１５（１回目得点）：１５（２回目得点）：３０（累積得点）］というように格納される。
【００４０】
さらに、［Ｃさん（ユーザ）：総務（グループ）：２０（１回目得点）：１４（２回目得点）：３４（累積得点）］が格納され、［Ｄさん（ユーザ）：開発（グループ）：１１（１回目得点）：１５（２回目得点）：２６（累積得点）］が格納され、［Ｅさん（ユーザ）：開発（グループ）：１５（１回目得点）：２５（２回目得点）：４０（累積得点）］というように格納される。
【００４１】
図４を参照する。取得利益記憶領域１９ｂは、グループ名を格納する領域：枚数の加算を格納する領域：機能制限（１）〜機能制限（ｎ）を格納する領域を含む。
【００４２】
すなわち、利益付与部２１が、上記グループ・ユーザ得点蓄積領域１９ａに格納されているグループ毎の平均得点を算出し、平均点が一定のスコアをクリアする毎に利益を多く付与している。利益とは、ユーザ、グループにとって、印刷を実行するのに有利となる条件のことをいう。たとえば、次に印刷するときに、印刷許容枚数や白黒印刷しか許容されていない場合に対して、それぞれ、前回印刷時におけるゲーム結果に応じた印刷枚数が加算されたり、フルカラー印刷が可能になることをいう。
【００４３】
ここで、平均点は、グループに属するユーザの累積点を全て加算し、グループ毎に各ユーザが実行したゲームの回数で割り算して求めている。
【００４４】
そして、グループ：枚数の加算：機能制限（１）：機能制限（２）：機能制限（ｎ）に対して、［総務（グループ）：３２枚（枚数の加算）：解除（機能制限１）：解除（機能制限２）：解除しない（機能制限ｎ）］、というように格納され、［人事（グループ）：３０枚（枚数の加算）：解除しない（機能制限１）：解除しない（機能制限２）：解除しない（機能制限ｎ）］というように格納され、［開発（グループ）：３３枚（枚数の加算）：解除（機能制限１）：解除（機能制限２）：解除（機能制限ｎ）］というように格納される。
【００４５】
次にあるユーザが印刷するときには、そのユーザが属するグループの条件（枚数の加算（たとえば、２０枚）、機能制限解除（たとえば、高精細印刷やフルカラー印刷可能など））を考慮して、印刷が実行される（本来、白黒印刷しか許されていないのが、フルカラー印刷可能となるなど）。なお、図４では、グループ単位で、枚数加算、機能制限を対応づけているが、ユーザ単位で、枚数加算、機能制限を対応づけてもよい。
【００４６】
図５を参照し、印刷装置１の動作を説明する。
【００４７】
初めに、ステップＳ０１では、ユーザにより、印刷装置１にユーザログインが行われる。これにより、印刷装置１において、印刷が可能となるとともに、ユーザ名及びグループ名が特定される。
【００４８】
ステップＳ０３では、ユーザにより印刷実行のボタンが押下される。そして、制御部５の制御により印刷処理装置９において印刷が開始される（すなわち、印刷に係る動作中となる）。印刷の種類の例としてコピーまたはＰＣプリンタがある。
【００４９】
ステップＳ０５では、ゲーム管理部７が、多数枚の印刷か否かの判断を行う。多数枚の印刷であると判断した場合に処理はステップＳ０７に進む。さらに、ステップＳ０９に進み印刷処理が開始させる。多数枚の印刷ではないと判断した場合に処理はステップＳ２１に進む。
【００５０】
ステップＳ０７では、ゲーム管理部７がゲームを起動する。
【００５１】
図６に表示装置（操作・表示パネル）３におけるゲームを表示する画面を示す。印刷装置１に備えられた表示装置３は、印刷に係る情報を表示する表示部３１と、ゲームを表示する画面３３と、数字等の入力を行うテンキー３５と、認証中であることを表示するランプ３７と、印刷の開始を行うスタートキー３９と、印刷をストップするストップキー４１と、印刷枚数（あるいは、残りの印刷枚数）を表示する印刷枚数表示部４３を有している。
【００５２】
そして、表示装置３の表示部３１にはゲーム実行部１３に制御された画面３３が表示される。
【００５３】
図７を参照する。画面３３の表示例を示す。すなわち、グループ名を表示する領域３３ａと、ユーザ名を表示する領域３３ｂと、得点を表示する領域３３ｃと、残りの印刷枚数を表示する領域３３ｄと、印刷に係る残り時間を表示する領域３３ｅと、ゲームを表示する領域３３ｆ等を含む。
【００５４】
ステップＳ１１では、前記ゲーム実行部１３がゲームを終了する。続いて、ステップＳ１３では、得点生成部１５が、ゲーム結果としての得点を、例えば、グループ、ユーザ毎に区分しメモリ１９のグループ・ユーザ得点蓄積領域１９ａに保存・蓄積する。
【００５５】
ステップＳ１５では利益付与部２１が、累積得点が一定のスコアをクリアしたか否かを判断する。累積が一定のスコアをクリアしたと判断したとき処理はステップＳ１７に進む。累積が一定のスコアをクリアしていないと判断した場合に処理はステップＳ１９に進む。
【００５６】
ステップＳ１７では、利益付与部２１が、取得した利益をメモリ１９の取得利益記憶領域１９ｂに記憶することにより所定のサービスを提供する。前記利益は、印刷枚数の増加、印刷機能制限の解除を含む。
【００５７】
ステップＳ１９では、前記ゲーム実行部１３がゲームを終了する。
【００５８】
一方、ステップＳ２１では、ゲームは起動されずに通常の印刷が開始される。
【００５９】
ステップＳ２３では、印刷が終了する。
【００６０】
なお、本発明は、上述した実施の態様の例に限定されることなく、適宜の変更を加えることにより、その他の態様で実施できるものである。
【００６１】
例えば、コンピュータシステムとして、以下のように実現できる。
【００６２】
搬送された記録媒体に画像を形成する一方、ゲームの実行が可能な印刷システムにおいて、
印刷に係る動作中に、前記ゲームの実行を操作手段の操作に応じて制御するゲーム実行手段と、
前記ゲームの実行結果に応じて得点情報を生成する得点情報生成手段と、
前記得点情報生成手段により生成した前記得点情報を蓄積する得点情報蓄積手段と、
前記得点情報蓄積手段に蓄積された得点情報に基づき、ユーザに利益を付与する利益付与手段と、を備えたことを特徴とする印刷システム。
【００６３】
また、コンピュータプログラムとして、以下のように実現できる。
【００６４】
搬送された記録媒体に画像を形成する一方、ゲームの実行が可能な制御を実行させるコンピュータプログラムにおいて、
コンピュータに、
印刷に係る動作中に、前記ゲームの実行を操作手段の操作に応じて制御するゲーム実行手段と、
前記ゲームの実行結果に応じて得点情報を生成する得点情報生成手段と、
前記得点情報生成手段により生成した前記得点情報を蓄積する得点情報蓄積手段と、
前記得点情報蓄積手段に蓄積された得点情報に基づき、ユーザに利益を付与する利益付与手段と、して機能させるためのコンピュータプログラム。
【００６５】
コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体として、以下のように実現できる。
【００６６】
搬送された記録媒体に画像を形成する一方、ゲームの実行が可能な制御を実行させるコンピュータプログラムを記録した記録媒体において、
コンピュータに、
印刷に係る動作中に、前記ゲームの実行を操作手段の操作に応じて制御するゲーム実行手段と、
前記ゲームの実行結果に応じて得点情報を生成する得点情報生成手段と、
前記得点情報生成手段により生成した前記得点情報を蓄積する得点情報蓄積手段と、
前記得点情報蓄積手段に蓄積された得点情報に基づき、ユーザに利益を付与する利益付与手段と、を実行させるためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体。
【図面の簡単な説明】
【００６７】
【図１】印刷装置の概略の構成を説明する概略図である。
【図２】ゲーム制御部の概略の構成を説明する概略図である。
【図３】グループ・ユーザを説明する説明図である。
【図４】グループ・ユーザを説明する説明図である。
【図５】印刷装置の動作を示すフローチャートである。
【図６】操作パネルを説明する説明図である。
【図７】ゲームを表示する画面を説明する説明図である。
【符号の説明】
【００６８】
１ 印刷装置
３ 表示装置
５ 制御部
７ ゲーム管理部
９ 印刷処理装置
１１ ゲーム管理部
１３ ゲーム実行部
１５ 得点生成部
１７ タイマ
１９ メモリ
２１ 利益付与部
【技術分野】
【０００１】
この発明は印刷装置及びその方法に関し、さらに詳細には、搬送された記録媒体に画像を形成する一方、ゲームの実行が可能な印刷装置及びその方法に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、例えば、印刷装置において多数のジョブや多数枚数印刷を行う場合、待ち時間が長くなる。このため、ユーザは、何もしないで時間が経過するのを待っている。
【０００３】
一方、他人等の印刷で自己の印刷を待つことは、ストレスが一層増すため、本体パネルにゲーム（スクリーンセーバー等を含む）を起動することによりユーザのストレスを軽減する方法がある。
【０００４】
また、特許文献１を参照。
【特許文献１】特開２００５−２３５０６２号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
このような従来の方法では、以下のような問題があった。すなわち、ゲームを起動することによって若干ユーザのストレス等が軽減されるが、実際にユーザ等にメリットがあるわけではない。そして、せっかくゲームをクリアしても、単なる時間つぶしになるだけであるという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、請求項１に係る発明は、搬送された記録媒体に画像を形成する一方、ゲームの実行が可能な印刷装置において、印刷に係る動作中に、前記ゲームの実行を操作手段の操作に応じて制御するゲーム実行手段と、前記ゲームの実行結果に応じて得点情報を生成する得点情報生成手段と、前記得点情報生成手段により生成した前記得点情報を蓄積する得点情報蓄積手段と、前記得点情報蓄積手段に蓄積された得点情報に基づき、ユーザに利益を付与する利益付与手段とを備えることが望ましい。
【０００７】
請求項１の発明によれば、得点情報蓄積手段に蓄積された得点情報に基づき、ユーザに利益を付与する。従って、ユーザのゲームに対する興趣を向上させるとともにストレスを緩和できる。
【０００８】
請求項２に係る発明は、時間を計時するとともに、ゲームの実行を許可する時間帯を設定可能な計時手段を有し、前記ゲーム実行手段は、前記時間帯に限り前記ゲームの実行を許可する制御を行うことが望ましい。
【０００９】
請求項２の発明では、ゲーム実行手段は、所定の時間帯に限りゲームの実行を可能とする制御を行う。従って、法人等においては勤務時間以外にゲームが行われるようにすることができる。
【００１０】
請求項３に係る発明は、前記得点生成手段は、前記得点情報をグループ及びユーザ毎に関連付け前記得点蓄積手段に蓄積することが望ましい。
【００１１】
請求項３の発明では、得点情報をグループ及びユーザ毎に関連付け得点蓄積手段に蓄積する。従って、ゲーム結果により、個人（ユーザ）のみではなく、グループ単位の利益も得られ連帯感が高まる。
【００１２】
請求項４に係る発明は、前記利益は、印刷枚数の増加、印刷機能制限の解除を含むことが望ましい。
【００１３】
請求項４の発明では、利益は、印刷枚数の増加、印刷機能制限の解除を含む。従って、さらに、ユーザのゲームの対する興趣が、さらに向上する。
【００１４】
請求項５に係る発明は、前記ゲーム実行手段は、所定の待ち時間を越えるとゲームの実行を開始することが望ましい。
【００１５】
請求項５の発明では、所定の待ち時間を越えるとゲームの実行を開始する。従って、ユーザは、適正な待ち時間中にゲームを行うことができる。
【００１６】
請求項６に係る発明は、搬送された記録媒体に画像を形成する一方、ゲームの実行が可能な印刷方法において、印刷に係る動作中に、前記ゲームの実行を操作手段の操作に応じて制御するゲーム実行工程と、前記ゲームの実行結果に応じて得点情報を生成する得点情報生成工程と、前記得点情報生成手段により生成した前記得点情報を蓄積する得点情報蓄積工程と、前記得点情報蓄積手段に蓄積された得点情報に基づき、ユーザに利益を付与する利益付与工程とを含むことが好ましい。
【００１７】
請求項６の発明によれば、得点情報蓄積工程で蓄積された得点情報に基づき、ユーザに利益を付与する。従って、ユーザのゲームに対する興趣が向上するとともに、ストレスが緩和する。
【発明の効果】
【００１８】
上述の如く本発明によれば、印刷待ち時間中に行われた、本体パネルでのゲーム結果である得点を、例えば、ユーザ／グループ毎に蓄積する。そして、蓄積されたゲーム結果である得点に応じて、印刷可能枚数のカウンタの加算、印刷機能制限の解除、そのユーザのジョブが優先して印刷されるなどの利益を享受できる。このため、ユーザのゲームに対する興趣を高めるとともにストレスが緩和されるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１９】
本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図１に印刷装置（インクジェットプリンタ、レーザプリンタ、孔版印刷装置等）１の概略の構成を示す。前記印刷装置１は、表示装置（操作・表示パネル等）３と、制御部５と、制御部５に一部としてのゲーム管理部７と、印刷処理装置９とを備えている。
【００２０】
前記表示装置３は、操作・表示パネルとして機能し、ユーザの操作を受け付け、印刷装置１の機能等を表示するとともに、実行するゲームの表示も行う。
【００２１】
本例でゲームというときは、通常の遊技としてのコンピュータゲームをいう。通常のコンピュータゲームの実行は、プレイヤーの操作に対する結果をコンピュータが演算し、その処理結果に対してさらにプレイヤーが次の入力を行うという繰り返しによって実行する。
【００２２】
また、ゲーム進行はコンピュータがシミュレートしつつすすめられ、その主なハードウェア構成は、演算処理を行うハードウェア本体、プレイヤーが入力に用いる装置（コントローラ等）、処理結果が出力される装置（モニタ画面やスピーカーなど）から構成される。
【００２３】
また、例えば、ゲームの実行者に所定の学習をさせるクイズ形式のゲームを含むものである。すなわち、クイズ形式のゲームを行うことにより、専門の知識が向上するようなものを含む。
【００２４】
前記制御部５は、ＣＰＵ（Central：Processing：Unit）、ＲＯＭ（Read：Only：Memory）、ＲＡＭ（Random：Access：Memory）、Ｉ／Ｏ（入出力部）、Ｉ／Ｆ（インタフェイス）等を備え、印刷に係る制御全体を行うものである。
【００２５】
前記ゲーム管理部７は、印刷装置１の表示装置３において、実行のため表示されるゲーム全体を管理するものである。
【００２６】
前記印刷処理装置９は、印刷機構、アクチュエータ、センサ、Ｉ／Ｆ（インタフェイス）等を備え、制御部５に制御され用紙等に印刷を行う。
【００２７】
図２を参照する。前記ゲーム管理部７は、ゲーム制御部１１を備え、前記ゲーム制御部１１は、ゲームの進行の全体を制御するものであり、ゲーム実行部１３と、得点生成部１５とを有している。
【００２８】
前記ゲーム実行部１３は、ゲームの進行に従い、画像あるいは動画像の表示、音声効果等を制御するものである。
【００２９】
前記得点生成手段１５は、前記ゲーム実行部１３により実行されたゲーム結果に応じて、得点を生成する。
【００３０】
さらに、前記ゲーム管理部７は、タイマ部１７と、メモリ１９と、利益付与部２１とを備える。前記メモリ１９は、グループ・ユーザ得点蓄積領域１９ａと、取得利益記憶領域１９ｂとを含んでいる。
【００３１】
前記タイマ部１７は、時間を計時するとともに、ゲームの実行を許可する時間帯を設定する。そして、ゲーム実行部１３は、該時間帯に限りゲームの実行を許可する。
【００３２】
例えば、印刷装置１を会社等の法人等において使用する場合に、勤務時間外を使用可能な時間帯として設定するようにしてもよい。
【００３３】
また、ゲーム実行部１３は、タイマ部１７により計時された所定の待ち時間を越えるとゲームの実行を開始することもできる。
【００３４】
例えば、残りの印刷枚数から残り時間を算出し、該算出時間が閾値（例えば、１分）より長い場合にゲームの実行を開始するように制御してもよい。すなわち、残り時間が短いと、ゲームの途中で印刷が終了する可能性があるためである。なお、上記残りの印刷時間を残りの印刷枚数としてもよい。
【００３５】
また、印刷に係る動作が終了する際に、実行されているゲームも同期して終了させるように制御してもよい。
【００３６】
前記メモリ１９のグループ・ユーザ得点蓄積領域１９ａは、グループ・ユーザ毎に得点を蓄積する記憶領域であり、前記メモリ１９の取得利益記憶領域１９ｂは、蓄積された得点に応じて、得られた利益を記憶する領域である。
【００３７】
グループ、ユーザとは、複数のユーザを所定の条件で包含しているものを、グループとしている。本例では、例えば、ユーザを会社の従業員として、グループを、会社の組織名とする。
【００３８】
図３を参照する。グループ・ユーザ得点蓄積領域１９ａは、ユーザ名を格納する領域、グループ名を格納する領域、得点（１）〜得点（ｎ）を格納する領域、及び累積得点を格納する領域を含む。
【００３９】
例えば、ユーザ名：グループ名：得点（１）：得点（２） 〜 得点（ｎ）：累積得点のそれぞれに対し、［Ａさん（ユーザ）：総務（グループ）：１０点（１回目得点）：２０点（２回目得点）：３０点（累積得点）］が格納され、［Ｂさん（ユーザ）：人事（グループ）：１５（１回目得点）：１５（２回目得点）：３０（累積得点）］というように格納される。
【００４０】
さらに、［Ｃさん（ユーザ）：総務（グループ）：２０（１回目得点）：１４（２回目得点）：３４（累積得点）］が格納され、［Ｄさん（ユーザ）：開発（グループ）：１１（１回目得点）：１５（２回目得点）：２６（累積得点）］が格納され、［Ｅさん（ユーザ）：開発（グループ）：１５（１回目得点）：２５（２回目得点）：４０（累積得点）］というように格納される。
【００４１】
図４を参照する。取得利益記憶領域１９ｂは、グループ名を格納する領域：枚数の加算を格納する領域：機能制限（１）〜機能制限（ｎ）を格納する領域を含む。
【００４２】
すなわち、利益付与部２１が、上記グループ・ユーザ得点蓄積領域１９ａに格納されているグループ毎の平均得点を算出し、平均点が一定のスコアをクリアする毎に利益を多く付与している。利益とは、ユーザ、グループにとって、印刷を実行するのに有利となる条件のことをいう。たとえば、次に印刷するときに、印刷許容枚数や白黒印刷しか許容されていない場合に対して、それぞれ、前回印刷時におけるゲーム結果に応じた印刷枚数が加算されたり、フルカラー印刷が可能になることをいう。
【００４３】
ここで、平均点は、グループに属するユーザの累積点を全て加算し、グループ毎に各ユーザが実行したゲームの回数で割り算して求めている。
【００４４】
そして、グループ：枚数の加算：機能制限（１）：機能制限（２）：機能制限（ｎ）に対して、［総務（グループ）：３２枚（枚数の加算）：解除（機能制限１）：解除（機能制限２）：解除しない（機能制限ｎ）］、というように格納され、［人事（グループ）：３０枚（枚数の加算）：解除しない（機能制限１）：解除しない（機能制限２）：解除しない（機能制限ｎ）］というように格納され、［開発（グループ）：３３枚（枚数の加算）：解除（機能制限１）：解除（機能制限２）：解除（機能制限ｎ）］というように格納される。
【００４５】
次にあるユーザが印刷するときには、そのユーザが属するグループの条件（枚数の加算（たとえば、２０枚）、機能制限解除（たとえば、高精細印刷やフルカラー印刷可能など））を考慮して、印刷が実行される（本来、白黒印刷しか許されていないのが、フルカラー印刷可能となるなど）。なお、図４では、グループ単位で、枚数加算、機能制限を対応づけているが、ユーザ単位で、枚数加算、機能制限を対応づけてもよい。
【００４６】
図５を参照し、印刷装置１の動作を説明する。
【００４７】
初めに、ステップＳ０１では、ユーザにより、印刷装置１にユーザログインが行われる。これにより、印刷装置１において、印刷が可能となるとともに、ユーザ名及びグループ名が特定される。
【００４８】
ステップＳ０３では、ユーザにより印刷実行のボタンが押下される。そして、制御部５の制御により印刷処理装置９において印刷が開始される（すなわち、印刷に係る動作中となる）。印刷の種類の例としてコピーまたはＰＣプリンタがある。
【００４９】
ステップＳ０５では、ゲーム管理部７が、多数枚の印刷か否かの判断を行う。多数枚の印刷であると判断した場合に処理はステップＳ０７に進む。さらに、ステップＳ０９に進み印刷処理が開始させる。多数枚の印刷ではないと判断した場合に処理はステップＳ２１に進む。
【００５０】
ステップＳ０７では、ゲーム管理部７がゲームを起動する。
【００５１】
図６に表示装置（操作・表示パネル）３におけるゲームを表示する画面を示す。印刷装置１に備えられた表示装置３は、印刷に係る情報を表示する表示部３１と、ゲームを表示する画面３３と、数字等の入力を行うテンキー３５と、認証中であることを表示するランプ３７と、印刷の開始を行うスタートキー３９と、印刷をストップするストップキー４１と、印刷枚数（あるいは、残りの印刷枚数）を表示する印刷枚数表示部４３を有している。
【００５２】
そして、表示装置３の表示部３１にはゲーム実行部１３に制御された画面３３が表示される。
【００５３】
図７を参照する。画面３３の表示例を示す。すなわち、グループ名を表示する領域３３ａと、ユーザ名を表示する領域３３ｂと、得点を表示する領域３３ｃと、残りの印刷枚数を表示する領域３３ｄと、印刷に係る残り時間を表示する領域３３ｅと、ゲームを表示する領域３３ｆ等を含む。
【００５４】
ステップＳ１１では、前記ゲーム実行部１３がゲームを終了する。続いて、ステップＳ１３では、得点生成部１５が、ゲーム結果としての得点を、例えば、グループ、ユーザ毎に区分しメモリ１９のグループ・ユーザ得点蓄積領域１９ａに保存・蓄積する。
【００５５】
ステップＳ１５では利益付与部２１が、累積得点が一定のスコアをクリアしたか否かを判断する。累積が一定のスコアをクリアしたと判断したとき処理はステップＳ１７に進む。累積が一定のスコアをクリアしていないと判断した場合に処理はステップＳ１９に進む。
【００５６】
ステップＳ１７では、利益付与部２１が、取得した利益をメモリ１９の取得利益記憶領域１９ｂに記憶することにより所定のサービスを提供する。前記利益は、印刷枚数の増加、印刷機能制限の解除を含む。
【００５７】
ステップＳ１９では、前記ゲーム実行部１３がゲームを終了する。
【００５８】
一方、ステップＳ２１では、ゲームは起動されずに通常の印刷が開始される。
【００５９】
ステップＳ２３では、印刷が終了する。
【００６０】
なお、本発明は、上述した実施の態様の例に限定されることなく、適宜の変更を加えることにより、その他の態様で実施できるものである。
【００６１】
例えば、コンピュータシステムとして、以下のように実現できる。
【００６２】
搬送された記録媒体に画像を形成する一方、ゲームの実行が可能な印刷システムにおいて、
印刷に係る動作中に、前記ゲームの実行を操作手段の操作に応じて制御するゲーム実行手段と、
前記ゲームの実行結果に応じて得点情報を生成する得点情報生成手段と、
前記得点情報生成手段により生成した前記得点情報を蓄積する得点情報蓄積手段と、
前記得点情報蓄積手段に蓄積された得点情報に基づき、ユーザに利益を付与する利益付与手段と、を備えたことを特徴とする印刷システム。
【００６３】
また、コンピュータプログラムとして、以下のように実現できる。
【００６４】
搬送された記録媒体に画像を形成する一方、ゲームの実行が可能な制御を実行させるコンピュータプログラムにおいて、
コンピュータに、
印刷に係る動作中に、前記ゲームの実行を操作手段の操作に応じて制御するゲーム実行手段と、
前記ゲームの実行結果に応じて得点情報を生成する得点情報生成手段と、
前記得点情報生成手段により生成した前記得点情報を蓄積する得点情報蓄積手段と、
前記得点情報蓄積手段に蓄積された得点情報に基づき、ユーザに利益を付与する利益付与手段と、して機能させるためのコンピュータプログラム。
【００６５】
コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体として、以下のように実現できる。
【００６６】
搬送された記録媒体に画像を形成する一方、ゲームの実行が可能な制御を実行させるコンピュータプログラムを記録した記録媒体において、
コンピュータに、
印刷に係る動作中に、前記ゲームの実行を操作手段の操作に応じて制御するゲーム実行手段と、
前記ゲームの実行結果に応じて得点情報を生成する得点情報生成手段と、
前記得点情報生成手段により生成した前記得点情報を蓄積する得点情報蓄積手段と、
前記得点情報蓄積手段に蓄積された得点情報に基づき、ユーザに利益を付与する利益付与手段と、を実行させるためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体。
【図面の簡単な説明】
【００６７】
【図１】印刷装置の概略の構成を説明する概略図である。
【図２】ゲーム制御部の概略の構成を説明する概略図である。
【図３】グループ・ユーザを説明する説明図である。
【図４】グループ・ユーザを説明する説明図である。
【図５】印刷装置の動作を示すフローチャートである。
【図６】操作パネルを説明する説明図である。
【図７】ゲームを表示する画面を説明する説明図である。
【符号の説明】
【００６８】
１ 印刷装置
３ 表示装置
５ 制御部
７ ゲーム管理部
９ 印刷処理装置
１１ ゲーム管理部
１３ ゲーム実行部
１５ 得点生成部
１７ タイマ
１９ メモリ
２１ 利益付与部
【特許請求の範囲】
【請求項１】
搬送された記録媒体に画像を形成する一方、ゲームの実行が可能な印刷装置において、
印刷に係る動作中に、前記ゲームの実行を操作手段の操作に応じて制御するゲーム実行手段と、
前記ゲームの実行結果に応じて得点情報を生成する得点情報生成手段と、
前記得点情報生成手段により生成した前記得点情報を蓄積する得点情報蓄積手段と、
前記得点情報蓄積手段に蓄積された得点情報に基づき、ユーザに利益を付与する利益付与手段と、を備えたことを特徴とする印刷装置。
【請求項２】
時間を計時するとともに、ゲームの実行を許可する時間帯を設定可能な計時手段を有し、
前記ゲーム実行手段は、前記時間帯に限り前記ゲームの実行を許可する制御を行うことを特徴とする請求項１に記載の印刷装置。
【請求項３】
前記得点生成手段は、前記得点情報をグループ及びユーザ毎に関連付け前記得点蓄積手段に蓄積することを特徴とする請求項１又は２に記載の印刷装置。
【請求項４】
前記利益は、印刷枚数の増加、印刷機能制限の解除を含むことを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１項に記載の印刷装置。
【請求項５】
前記ゲーム実行手段は、所定の待ち時間を越えるとゲームの実行を開始することを特徴とする請求項１乃至４のいずれか１項に記載の印刷装置。
【請求項６】
搬送された記録媒体に画像を形成する一方、ゲームの実行が可能な印刷方法において、
印刷に係る動作中に、前記ゲームの実行を操作手段の操作に応じて制御するゲーム実行工程と、
前記ゲームの実行結果に応じて得点情報を生成する得点情報生成工程と、
前記得点情報生成手段により生成した前記得点情報を蓄積する得点情報蓄積工程と、
前記得点情報蓄積手段に蓄積された得点情報に基づき、ユーザに利益を付与する利益付与工程と、を含むことを特徴とする印刷方法。
【請求項１】
搬送された記録媒体に画像を形成する一方、ゲームの実行が可能な印刷装置において、
印刷に係る動作中に、前記ゲームの実行を操作手段の操作に応じて制御するゲーム実行手段と、
前記ゲームの実行結果に応じて得点情報を生成する得点情報生成手段と、
前記得点情報生成手段により生成した前記得点情報を蓄積する得点情報蓄積手段と、
前記得点情報蓄積手段に蓄積された得点情報に基づき、ユーザに利益を付与する利益付与手段と、を備えたことを特徴とする印刷装置。
【請求項２】
時間を計時するとともに、ゲームの実行を許可する時間帯を設定可能な計時手段を有し、
前記ゲーム実行手段は、前記時間帯に限り前記ゲームの実行を許可する制御を行うことを特徴とする請求項１に記載の印刷装置。
【請求項３】
前記得点生成手段は、前記得点情報をグループ及びユーザ毎に関連付け前記得点蓄積手段に蓄積することを特徴とする請求項１又は２に記載の印刷装置。
【請求項４】
前記利益は、印刷枚数の増加、印刷機能制限の解除を含むことを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１項に記載の印刷装置。
【請求項５】
前記ゲーム実行手段は、所定の待ち時間を越えるとゲームの実行を開始することを特徴とする請求項１乃至４のいずれか１項に記載の印刷装置。
【請求項６】
搬送された記録媒体に画像を形成する一方、ゲームの実行が可能な印刷方法において、
印刷に係る動作中に、前記ゲームの実行を操作手段の操作に応じて制御するゲーム実行工程と、
前記ゲームの実行結果に応じて得点情報を生成する得点情報生成工程と、
前記得点情報生成手段により生成した前記得点情報を蓄積する得点情報蓄積工程と、
前記得点情報蓄積手段に蓄積された得点情報に基づき、ユーザに利益を付与する利益付与工程と、を含むことを特徴とする印刷方法。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【公開番号】特開２０１０−２３３９１（Ｐ２０１０−２３３９１Ａ）
【公開日】平成２２年２月４日（２０１０．２．４）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００８−１８９４８５（Ｐ２００８−１８９４８５）
【出願日】平成２０年７月２３日（２００８．７．２３）
【出願人】（０００２５０５０２）理想科学工業株式会社 (1,191)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２２年２月４日（２０１０．２．４）
【国際特許分類】
【出願日】平成２０年７月２３日（２００８．７．２３）
【出願人】（０００２５０５０２）理想科学工業株式会社 (1,191)
【Ｆターム（参考）】
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