説明

印字装置およびその制御プログラム

【課題】用紙のカット位置の“ずれ”を自動的に見つけて自動的に修正できる印字装置およびその制御プログラムを提供する。
【解決手段】マークセンサがマークを検知してから次のマークを検知するまでのモータの駆動量を検出し、検出した駆動量と予め定められた標準駆動量との差に応じて、カッタの駆動タイミングを決定するためのモータの駆動量を調整する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、用紙を搬送しながらその用紙への印字を行う印字装置およびその制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
用紙を搬送しながら、その用紙に印字を行う印字装置たとえばサーマルプリンタが知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−71569号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
印字装置においては、老朽化、搬送路のガタ、ローラの磨耗、紙粉や挨の付着によるローラ摩擦力の変化、静電気などの様々な理由により、理論上の用紙搬送距離と実際の用紙搬送距離とに“ずれ”が生じることがある。この“ずれ”は、印宇が終了した後の用紙のカット位置の“ずれ”となって現れる。
【0005】
このようなカット位置の“ずれ”の発見および修正はユーザやサービスマンの目視判断と手作業に委ねられている。これは、ユーザやサービスマンにとっては大きな負担である。
【0006】
この発明の実施形態の目的は、用紙のカット位置の“ずれ”を自動的に見つけて自動的に修正できる印字装置およびその制御プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態の印字装置は、用紙を搬送する搬送機構と、この搬送機構を駆動するモータと、前記用紙への印字を行うヘッドと、前記用紙の搬送方向における前記ヘッドの位置より下流側に配置され、その搬送される用紙をカットするカッタと、前記用紙の搬送方向に沿ってその用紙上に一定間隔で付されたマークを検知するマークセンサと、前記ヘッドによる印字の終了後、前記マークセンサのマーク検知後の前記モータの駆動量に応じて前記カッタの駆動タイミングを決定する制御手段と、前記マークセンサがマークを検知してから次のマークを検知するまでの前記モータの駆動量を検出し、検出した駆動量と予め定められた標準駆動量との差に応じて、前記カッタの駆動タイミングを決定するための前記モータの駆動量を調整する調整手段と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】一実施形態の全体的な構成を示す図。
【図2】一実施形態における要部の構成およびサーマル用紙を示す図。
【図3】一実施形態の制御回路のブロック図。
【図4】一実施形態の通常時の処理を説明するためのフローチャート。
【図5】一実施形態の調整時の処理を説明するためのフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、一実施形態について図面を参照して説明する。
図1において、1は印字装置で、通帳Tの出入口とステートメント用紙の出口を兼ねるフェイシア部2を前面部に有し、用紙セット部3を後面部に有する。この用紙セット部3にロール状のサーマル用紙4がセットされる。セットされたサーマル用紙4は、先端部が第1搬送手段5によって引き出され、搬送路6aに導かれる。この搬送路6a上に、サーマルプリント部7および切断部8が配設される。
【0010】
印字装置1内に、第2搬送手段10が配置される。第2搬送手段10は、上記搬送路6aに繋がる搬送路6b、この搬送路6b上に配設された搬送ローラ対11a〜11e、出入ローラ対12、およびフィードローラ対15を有し、フェイシア部2に挿入される通帳Tを搬送するとともに、搬送路6aから送られてくるサーマル用紙4をフェイシア部2に向け搬送する。上記搬送路6bにおける搬送ローラ対11a,11bの相互間に、24ピンのドットマトリックスヘッド9aを有するドットプリント部9が配設される。出入ローラ対12は、フェイシア部2に挿入される通帳Tを取込むとともに、印字が済んだ通帳Tやステートメント用紙をフェイシア部2の外に送り出す。上記第2搬送手段10の用紙導入側に、サーマル用紙4の先端部を検知する用紙センサ28が配置される。第2搬送手段10における出入ローラ対12の近傍に、通帳Tの挿入を検知する通帳センサ29が配設される。
【0011】
上記切断部8は、ロータリー式のカッタ23を有し、そのカッタ23の回転によってサーマル用紙4を切断する。この切断片が、ステートメント用紙となる。
【0012】
上記サーマルプリント部7は、サーマル用紙4の搬送方向に沿う所定間隔の位置に、裏面印字用の第1のサーマルヘッド17、および表面印字用の第2のサーマルヘッド18を有する。これらサーマルヘッド17,18に対し、第1および第2のプラテンローラ20,21が回動可能に圧接される。サーマル用紙4は、サーマルヘッド17,18とプラテンローラ20,21で挟持搬送されながら、サーマルヘッド17,18によって両面に情報が印字される。
【0013】
また、サーマルプリント部7は、図2に示すように、サーマル用紙4の搬送方向におけるサーマルヘッド17より手前位置に、ブラックマーク検知部19を有する。ブラックマーク検知部19は、サーマル用紙4の裏面に予め付されているブラックマークBを光学的に検知するためのマークセンサ19aを有する。ブラックマークBは、上記カッタ23のカット位置決定の基準となる黒色ブロックのマークであり、サーマル用紙4の幅方向(搬送方向と直交する方向)における端位置に、かつ搬送方向に沿って一定間隔Dごとにプリントされている。
【0014】
上記第1搬送手段5は、サーマルヘッド17,18に回転可能に圧接された第1および第2のプラテンローラ20,21を有するとともに、カッタ23で切断されたステートメント用紙を第2搬送手段10に送るフィードローラ対14を有する。これらプラテンローラ20,21、カッタ23、フィードローラ対14の駆動用として、ステッピングモータ25が設けられる。また、第2搬送手段10の搬送ローラ対11a〜11e、出入ローラ対12、フィードローラ対15の駆動用として、ステッピングモータ26が設けられる。
【0015】
上記用紙セット部3から第1搬送手段5およびその周辺部にかけて、サーマル用紙4を搬送しながらそのサーマル用紙4への印字を行うステートメントプリンタSTが構成される。上記フィードローラ対15から第2搬送手段10およびその周辺部にかけて、通帳Tを搬送しながらその通帳Tへの印字を行いつつ、ステートメントプリンタSTの印字時にサーマル用紙4の搬送も行うパスブックプリンタPBが構成される。
【0016】
制御回路を図3に示す。
30はマイクロコンピュータおよびその周辺回路からなる制御部で、ステートメントプリンタSTおよびパスブックプリンタPBを制御する。この制御部30にステートメントプリンタSTの構成部品およびパスブックプリンタPBの構成部品がそれぞれ接続される。
【0017】
そして、制御部30は、内部メモリ31内の制御プログラムにより実現される主要な機能として、次の(1)(2)の手段を有する。
(1)サーマルヘッド17,18のいずれかによる印字の終了後、マークセンサ19aのマーク検知後のステッピングモータ25の駆動ステップ数(駆動量)に応じてカッタ23の駆動タイミングを決定する制御手段。具体的には、サーマルヘッド17,18による印字の終了後、マークセンサ19aのマーク検知後の駆動ステップ数A0を検出し、検出した駆動ステップ数A0が予め定められた設定値Acに達したとき、カッタを駆動する。
【0018】
(2)定期的(数分ごと、数日ごと、数ヶ月ごと等)または電源投入時の検出タイミングにおける印字動作に際し、マークセンサ19aがブラックマークBを検知してから次のブラックマークBを検知するまでのステッピングモータ25の駆動ステップ数を検出し、検出した駆動ステップ数と予め定められた標準駆動ステップ数(標準駆動量)との差に応じて、カッタ23の駆動タイミングを決定するためのステッピングモータ25の駆動ステップ数を調整する調整手段。具体的には、マークセンサ19aがブラックマークBを検知してから次のブラックマークBを検知するまでのステッピングモータ25の駆動ステップ数A1を検出する手段と、この検出した駆動ステップ数A1を規定回数Nsにわたり積算して積算値A2とする手段と、この積算値A2の平均値A3(=A2/Ns)を算出する手段と、この算出した平均値A3と予め定められた標準駆動ステップ数Axとの差A4(=Ax−A3)を算出する手段と、この算出した差A4が予め定められた所定値As以上のとき、その差A4に応じてステッピングモータ25の駆動ステップ数に対する調整値を算出する手段と、この算出した調整値を不揮発性の内部メモリ31に更新記憶する手段と、この記憶した調整値に応じて上記設定値Acを補正する手段と、を含む。標準駆動ステップ数Axは、ブラックマークBの相互間距離Dの用紙搬送に必要なステッピングモータ25の標準的な駆動ステップ数である。
【0019】
つぎに、動作について説明する。サーマル用紙4の印字に関する通常時の処理を図4のフローチャートに示し、サーマル用紙4の印字に関する調整時の処理を図5のフローチャートに示している。
【0020】
通帳Tへの印字に際しては、パスブックプリンタPBによる通帳Tの搬送およびその通帳Tに対するドットマトリックス印字が行われる。サーマル用紙4の印字に際しては、ステートメントプリンタSTおよびパスブックプリンタPBによるサーマル用紙4の搬送が行われるとともに、ステートメントプリンタSTによるサーマル用紙4へのサーマル印字が行われる。
【0021】
印字装置1の出荷直後や使用期間が短いうちは、メモリ31内に調整値がまだ存在せず(ステップ101のYES)、標準駆動ステップ数Axがそのままカット位置決定の設定値Acとして選定される(ステップ102)。印字装置1の使用が進み、メモリ31内に調整値が存在するようになると(ステップ101のNO)、その調整値を標準駆動ステップ数Axに乗算する調整が行われ、その乗算結果がカット位置決定用の設定値Acとして選定される(ステップ103)。
【0022】
サーマルヘッド17,18のいずれかによる印字が終了した後(ステップ104のYES)、マークセンサ19aでブラックマークBが検知されると(センサオン;ステップ105のYES)、その検知後のステッピングモータ25の駆動ステップ数A0が検出される(ステップ106)。この駆動ステップ数A0が上記選定された設定値Acに達すると(ステップ107のYES)、カッタ23が駆動される(ステップ108)。図2の場合、ブラックマークBがマークセンサ19aを通過した後の例えば破線で示すラインLがカット位置となる。
【0023】
一方、定期的(数日ごとや数ヶ月ごと)または電源投入時の検出タイミングにおいて(ステップ201のYES)、搬送されるサーマル用紙4上のブラックマークBがマークセンサ19aとの対応位置に進入し(センサオン;ステップ202のYES)、そのブラックマークBがマークセンサ19aとの対応位置から抜けたとき(センサオフ;ステップ203のYES)、ステッピングモータ25の駆動ステップ数A1が検出される(ステップ204)。そして、次のブラックマークBがマークセンサ19aとの対応位置に進入したとき(センサオン;ステップ205のYES)、それまで検出された駆動ステップ数A1が積算値A2として積算される(ステップ206)。この積算に伴い積算回数Nが“1”アップされ(ステップ207)、その積算回数Nと規定回数Nsとが比較される(ステップ208)。積算回数Nが規定回数Nsに達していなければ(ステップ208のNO)、上記ステップ203〜ステップ207の処理が繰り返される。
【0024】
積算回数Nが規定回数Nsに達すると(ステップ208のYES)、それまでの積算値A2の平均値A3(=A2/Ns)が算出され(ステップ209)、この平均値A3と標準駆動ステップ数Axとの差A4(=Ax−A3)が算出される(ステップ210)。そして、差A4の絶対値と予め定められた所定値Asとが比較される(ステップ211)。
【0025】
差A4の絶対値が所定値As未満であれば(ステップ211のYES)、処理終了となる。
【0026】
差A4の絶対値が所定値As以上の場合は(ステップ211のNO)、その差A4に応じてステッピングモータ25の駆動ステップ数に対する調整値が算出される(ステップ212)。算出された調整値はメモリ31に更新記憶される(ステップ213)。
【0027】
ブラックマークBの相互間距離Dが例えば112mm(=約4.4インチ)、相互間距離Dに対応する標準駆動ステップ数Axが例えば“1790”で、平均値A3として例えば“2148”が算出された場合、1ステップ当りの理論上の用紙搬送距離は約0.062mmであるのに対し、1ステップ当りの実際の用紙搬送距離はそれより少ない約0.052mmであり、用紙搬送距離の“ずれ”は−0.010mmである。この“ずれ”は、サーマル用紙4におけるカット位置の“ずれ”となって現われる。
【0028】
この場合、差A4=−358(=1790−2148)なので、所定値Asが例えば“10”であれば、差A4の絶対値が所定値As以上という条件が成立し(ステップ211のNO)、調整値として120%(=2148/1790)が算出される。
【0029】
平均値A3として例えば“1611”が算出された場合は、1ステップ当りの実際の用紙搬送距離が理論上の用紙搬送距離より多い約0.069mmとなる。
【0030】
この場合、差A4=+179(=1790−1611)なので、所定値Asが上記同様に例えば“10”であれば、差A4の絶対値が所定値As以上という条件が成立し(ステップ211のNO)、調整値として90%(=1611/1790)が算出される。
【0031】
以上のように、サーマル用紙4のカット位置の“ずれ”を自動的に見つけてしかも自動的に修正することができ、常に適正な位置でサーマル用紙4をカットすることができる。これにより、印字装置としての信頼性が向上するとともに、ユーザやサービスマンの負担を大幅に軽減することができる。
【0032】
なお、上記実施形態では、調整処理を定期的または電源投入時に行う構成としたが、マークセンサ19aのマーク検知数をサーマル用紙使用量(サーマル用紙搬送量)として捕らえ、その使用量が所定量以上となったときに調整処理を行う構成としてもよい。定期的、電源投入、サーマル用紙使用量の少なくとも1つを調整処理実行の判断要素とする構成であればよい。印字動作中は常に調整処理を行うことも可能である。
【0033】
その他、上記実施形態および各変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態および変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、書き換え、変更を行うことができる。これら実施形態や変形は、発明の範囲は要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0034】
1…印字装置、2…フェイシア部、4…サーマル用紙、6a,6b…搬送路、7…サーマルプリント部、8…切断部、9…ドットプリント部、17,18…サーマルヘッド、19…ブラックマーク検知部、19a…マークセンサ、23…カッタ、25,26…ステッピングモータ、30…制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
用紙を搬送する搬送機構と、
この搬送機構を駆動するモータと、
前記用紙への印字を行うヘッドと、
前記用紙の搬送方向における前記ヘッドの位置より下流側に配置され、その搬送される用紙をカットするカッタと、
前記用紙の搬送方向に沿ってその用紙上に一定間隔で付されたマークを検知するマークセンサと、
前記ヘッドによる印字の終了後、前記マークセンサのマーク検知後の前記モータの駆動量に応じて前記カッタの駆動タイミングを決定する制御手段と、
前記マークセンサがマークを検知してから次のマークを検知するまでの前記モータの駆動量を検出し、検出した駆動量と予め定められた標準駆動量との差に応じて、前記カッタの駆動タイミングを決定するための前記モータの駆動量を調整する調整手段と、
を備えることを特徴とする印字装置。
【請求項2】
前記制御手段は、前記ヘッドによる印字の終了後、前記マークセンサのマーク検知後の前記モータの駆動量を検出し、検出した駆動量が予め定められた設定値に達したとき、前記カッタを駆動する、
前記調整手段は、前記マークセンサがマークを検知してから次のマークを検知するまでの前記モータの駆動量を逐次に検出してその平均値を求め、この平均値と予め定められた標準駆動量との差に応じて前記設定値を補正する、
ことを特徴とする請求項1記載の印字装置。
【請求項3】
前記調整手段は、
前記マークセンサがマークを検知してから次のマークを検知するまでの前記モータの駆動量を検出する手段と、
前記検出した駆動量を規定回数にわたり積算する手段と、
前記積算した値の平均値を算出する手段と、
前記算出した平均値と予め定められた標準駆動量との差を算出する手段と、
前記算出した差が所定値以上のとき、その差に応じて前記モータの駆動量に対する調整値を算出する手段と、
前記算出した調整値を更新記憶する手段と、
前記記憶した調整値に応じて前記設定値を補正する手段と、
を含むことを特徴とする請求項2記載の印字装置。
【請求項4】
前記モータは、ステッピングモータであり、
前記制御手段は、前記ヘッドによる印字の終了後、前記マークセンサのマーク検知後の前記ステッピングモータの駆動ステップ数を検出し、検出した駆動ステップ数が予め定められた設定値に達したとき、前記カッタを駆動する、
前記調整手段は、前記マークセンサがマークを検知してから次のマークを検知するまでの前記ステッピングモータの駆動ステップ数を逐次に検出してその平均値を求め、この平均値と予め定められた標準駆動ステップ数との差に応じて前記設定値を補正する、
ことを特徴とする請求項1記載の印字装置。
【請求項5】
前記調整手段は、駆動量または駆動ステップ数の検出を、定期的に、または電源投入時に、または前記用紙の使用量が所定量以上となったときに行う、
ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の印字装置。
【請求項6】
用紙を搬送する搬送機構と、この搬送機構を駆動するモータと、前記用紙への印字を行うヘッドと、前記用紙の搬送方向における前記ヘッドの位置より下流側に配置され、その搬送される用紙をカットするカッタと、前記用紙の搬送方向に沿ってその用紙上に一定間隔で付されたマークを検知するマークセンサと、制御用のコンピュータを備えた印字装置において、
前記コンピュータに、
前記ヘッドによる印字の終了後、前記マークセンサのマーク検知後の前記モータの駆動量に応じて前記カッタの駆動タイミングを決定する機能と、
前記マークセンサがマークを検知してから次のマークを検知するまでの前記モータの駆動量を検出し、検出した駆動量と予め定められた標準駆動量との差に応じて、前記カッタの駆動タイミングを決定するための前記モータの駆動量を調整する機能と、
を実現させることを特徴とする印字装置の制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−183671(P2012−183671A)
【公開日】平成24年9月27日(2012.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−46910(P2011−46910)
【出願日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】