説明

印字装置

【課題】連続紙に時間差を有してインクジェット印字機にて複数回にわたって印字すると共に、印字ごとに乾燥部にて乾燥する印字装置において、2回目以降の印字を印字ヘッドのインク吐出面に結露が生じないようにする。
【解決手段】連続紙Wの走行方向に印字ヘッド10a,10b,10c,10dを配置してなる印字ユニット列10,11を連続紙の幅方向に位置をずらせて平行に複数列設けると共に、上記各印字ユニット列を乾燥部3と連続紙の走行方向を反転させながら幅方向に位置をずらせ、または走行方向を反転させながら幅方向に位置をずらすと共に、連続紙の裏表を反転させる反転装置16,16aを介して連続させ、上記乾燥部の下流側に乾燥部を各印字ユニット列ごとに連続紙の幅方向にずれて通る各連続紙が、軸方向に並列状に巻き掛け可能にした冷却ローラ4a,4bを有する冷却ローラ装置4を配置した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、連続紙の表裏の両面に、あるいは連続紙の一面に少なくとも2回にわたって、それぞれ時間差を有してインクジェット印字機にて印字するようにし、かつ各印字ごとに連続紙を乾燥部に通して乾燥するようにした印字装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
連続紙の表裏の両面にそれぞれ時間差を有してインクジェットプリンタの印字ヘッドにて印字すると共に、それぞれの印字ごとに連続紙を乾燥機に通して乾燥するようにした印字装置を本願の出願人が出願した(特許文献1参照)。
【0003】
また連続紙を加熱する加熱体を備えた印字装置において、印字ヘッドのインク吐出ノズルの近傍に結露部材や吸湿部材を設けて、この部分での結露による印字障害の発生を防止するようにしたものもある(特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2004−224002号公報
【特許文献2】特開平1−157860号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1にあっては、印字された後に、これの乾燥のために乾燥機に通紙されて加熱された連続紙が、再度インクジェットプリンタの印字ヘッドの下面に沿って通過する際に、このときの連続紙の温度よりも印字ヘッドの温度が低いために、その温度差が原因となって印字ヘッドのインク吐出ノズル面に結露による水滴が生じ、これによる印字障害が発生することがあった。
【0006】
一方、特許文献2にあっては、印字ヘッドの対向部にて発生する水蒸気が、この印字ヘッドの近傍に設けられた結露部材や吸湿部材にて除去されるが、用紙が枚葉紙と連続紙の違いがあり、また用紙の搬送速度や印字量にも大きな違いがあり、搬送速度が速く、かつ印字量が多い連続紙を用いる印字装置では、結露量や吸湿反応速度等が連続紙の走行に追従できず、印字ヘッドにおける結露による印字障害の発生を防止することができなかった。
【0007】
本発明は上記のことに鑑みなされたもので、印字と印字の間に、各印字ごとに連続紙を加熱しても、この乾燥熱の蓄熱によって連続紙が印字ヘッドのインク吐出面に対して高温になることがなく、したがってこのインク吐出ノズル面に温度差による結露が生じることがなく、また印字量が多く、かつ高速で搬送される連続紙であっても、印字ヘッド部にインク中の水分が水蒸気として発生することがなくなり、印字ヘッドのインク吐出ノズル面の結露による連続紙の印字障害の発生を防止できるようにした印字装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明に係る印字装置は、連続紙の走行方向に印字ヘッドを配置してなる印字ユニット列を連続紙の幅方向に位置をずらせて平行に複数列設けると共に、上記各印字ユニット列を乾燥部と連続紙の走行方向を反転させながら幅方向に位置をずらせ、または走行方向を反転させながら幅方向に位置をずらすと共に、連続紙の裏表を反転させる反転装置を介して連続させ、上記乾燥部の下流側に乾燥部を各印字ユニット列ごとに連続紙の幅方向にずれて通る各連続紙が、軸方向に並列状に巻き掛け可能にした冷却ローラを有する冷却ローラ装置を配置した構成になっている。
【0009】
そして上記印字装置において、複数の印字ユニット列のうちの最下流側の印字ユニット列の連続紙の乾燥部よりの下流側を、冷却ローラ装置をパスして外部へ排出させるようにした。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、印字ユニットにて印字される印字面が各印字ユニット列ごとに乾燥のために加熱されても、各印字ユニット列の連続紙が乾燥部を通過するつど冷却ローラ装置にて冷却することができ、高速で走行する連続紙であっても2回目以降の印字において、先の印字における乾燥部での加熱の影響を受けることなく印字でき、これにより2回目以降の印字における印字ヘッドのインク吐出面への結露を防止でき、連続紙の表裏の両面に、あるいは連続紙の一面に少なくとも2回にわたって、それぞれ時間差を有してインクジェット印字機にて高速で走行する連続紙に印字するようにし、かつ各印字ごとに乾燥部にて加熱乾燥するようにした印字装置において、2回目以降の印字を印字ヘッド周縁での結露発生による印字障害が発生することなく行うことができる。
【0011】
また本発明によれば、冷却ローラ装置の冷却ローラが乾燥部を各印字ユニット列ごとに連続紙の幅方向にずれて通る各連続紙が軸方向に並列状に巻き掛け可能にしたことにより、複数列の連続紙を同一の冷却ローラにて冷却、排出でき、冷却ローラ装置を省スペースに構成することができる。そして複数の印字ユニット列のうちの冷却する必要のない最下流側の印字ユニット列で印字された連続紙を、冷却ローラ装置を通過させないで直接排出することもできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明を実施するための最良の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
図1、図2は連続紙の表裏の両面にそれぞれ時間差を有して水性インクを用いたインクジェット印字機にて印字を行う印字装置1を示すものであり、この印字装置1は機枠2の下部に乾燥部3と冷却ローラ装置4を、また上部に印字部5を有しており、機枠2の一側部(この実施の形態では左側部)に設けられた給紙部6から横方向に走行して供給された連続紙Wは、印字部5にてこれの表面と裏面とに順次時間をずらせて印字され、各面の印字ごとに乾燥部3にて乾燥されると共に冷却ローラ装置4にて冷却されて、機枠2の他側部(この実施の形態では右側部)に設けられた排出部7から排出され、これの下流側に設けられた図示しない巻取機にて巻き取られ、あるいは折機等の加工部で加工されるようになっている。
【0014】
なお、この実施の形態での連続紙Wの表面、裏面の表現は単に連続紙Wの一方の面(第1面)、他方の面(第2面)を表わすにすぎないものである。
【0015】
乾燥部3には従来公知の、例えば、内部に備えたヒータにて表面が所定の温度に加熱された乾燥ドラム3aを用いたドラム型の乾燥機が用いられ、この乾燥ドラム3aは連続紙Wの巻掛け走行に従って従動あるいは自動によって回転し、これの表面に接触する連続紙Wに印字された印字を乾燥するようになっている。
【0016】
冷却ローラ装置4は、2本の冷却ローラ4a,4bにて構成されていて、上記乾燥部3よりの連続紙WがSの字に巻き掛けられるようになっている。
【0017】
印字部5は第1の印字ユニット列10と、第2の面印字ユニット列11とが連続紙Wの走行方向である横方向において略同一位置で、かつ上下方向に位置をずらせると共に、前後方向(連続紙Wの幅方向)に連続紙Wの幅より大きな寸法Lだけ位置をずらせて配置されている。そしてそれぞれの印字ユニット列10,11の下側に、各印字ユニット列に対向して連続紙Wが走行する印字経路が設けられている。なお、上記両印字ユニット列10,11は図示での便宜上、上下方向に位置をずらせて示したが、これは上下方向に同一位置でもよい。
【0018】
各面の印字ユニット列10,11のそれぞれは、連続紙Wの走行方向に位置をずらせると共に、それぞれが下向きにして1台以上のインクジェット印字機の印字ヘッド10a,10b,10c…、11a,11b,11c…が用いられている。なお、図2は図1で示した構成をわかりやすく示した概略的な斜視図であり、この図では2台ずつのインクジェット印字機の印字ヘッド10a,10b,11a,11bを示した。このインクジェット印字機は各1台ずつであってもよい。
【0019】
印字部5の上側に位置する第1の印字ユニット列10の上流側には給紙部6の給紙ローラ(プルローラ)12からの連続紙Wを案内する入口ローラ13が、またこれの下流側には乾燥部3の入口ローラ14へ向けて連続紙Wを案内する出口ローラ15が配置してあり、これらのローラにて上記した第1の印字ユニット列10に対向する印字経路が構成されるようになっている。
【0020】
また、印字部5の下側に位置する第2の印字ユニット列11の上流側には後述する反転装置16の出口ローラ17からの連続紙Wを案内する入口ローラ18が、またこれの下流側には乾燥部3の入口ローラ14へ向けて連続紙Wを案内する出口ローラ19が配置されていて、これらのローラにて上記した第2の印字ユニット列11に対向する印字経路が構成されるようになっている。
【0021】
反転装置16はハの字状に配置される2本のターンバー20,21からなっている。この反転装置16は冷却ローラ装置4の出口側と第2の印字ユニット列11の入口ローラ18との間に配置されていて、これを通過することにより、第1の印字ユニット列10から乾燥部3及び冷却ローラ装置4を通過した連続紙Wを、同一面状となって走行方向を反転すると共に、上記寸法Lだけ連続紙Wの幅方向に位相をずらせて第2の印字ユニット列11の入口ローラ18へこれの出口ローラ17を介して案内するようになっている。
【0022】
乾燥部3の出口側には、乾燥部3の周囲を迂回して第1の印字ユニット列10を通る方向と逆方向に連続紙Wを冷却ローラ装置4へ向けて走行させる第1・第2・第3・第4等の複数の出口側案内ローラ22a,22b,22c,22dが設けてある。そしてこの乾燥部3の周囲に設けたローラのうち、入口ローラ14と、第1・第2・第3の出口側案内ローラ22a,22b,22c及び冷却ローラ装置4の2本の冷却ローラ4a,4bは、第1・第2の各印字ユニット列10,11に対応して連続紙Wの幅方向にLだけ位相がずれる2列の連続紙W,Wを並列に案内するダブル掛けローラとなっていて、それぞれがフリー回転するようになっている。
【0023】
冷却ローラ装置4の両冷却ローラ4a,4bは、これの周面に巻き掛けられる連続紙Wを冷却するために、これの周面温度を低温に保つ必要があり、これの低温にするための手段の一例としては、この冷却ローラ4a,4bに水等の冷媒を循環させる。
【0024】
図3にその一例を示す。なお、2本の冷却ローラ4a,4bは同一構成であるので、その一方の冷却ローラ4aのみを断面して説明する。
【0025】
冷却ローラ4aは外筒23と、この外筒23内にステーにて同心状に配置される内筒24と、内筒24の軸心部に配置される管部材25とからなっている。
【0026】
そして外筒23は、両端が端部材23a,23bにて閉じられていると共に、この端部材23a,23bに設けられた軸部にてフレームF,Fに回転自在に支承されている。また、内筒24も両端が側板24a,24bにて閉じられていて、この内筒24の外側と外筒23の内側にドーナツ状の冷却室26が、また側板24a,24bのそれぞれの軸方向外側で上記冷却室26に連通する空間27a,27bがそれぞれ形成されている。管部材25は、内筒24の側板24a,24bを貫通してこれに固着されていて、これの両端は上記空間27a,27bに開口されている。
【0027】
上記外筒23の一方の端部材23aには軸心部に貫通孔28が設けてあり、この貫通孔28に流入管29が挿入されている。この流入管29は、端部材23aの外側から上記管部材25内にわたる長さになっている。この流入管29の外径は、端部材23aの貫通孔28の内側との間にドーナツ状の戻り通路30ができるよう十分小径になっていて、この戻り通路30にて外筒23の内側の空間27aが外筒23の端部材23aの端部に連通されている。
【0028】
上記外筒23の上記戻り通路30を有する端部材23aの端部には、上記流入管29の端部と、戻り通路30とに個々に連通するスイベルジョイント31がこの端部材23aに対して回転自在にして、図示しない支持部材にて支持されている。そしてこのスイベルジョイント31には上記流入管29に連通する流入路32と、戻り通路30に連通する戻り路33が接続されている。流入路32には水ポンプが、また戻り路33には戻り水タンク(いずれも図示せず)が接続してある。
【0029】
この冷却ローラ装置4においては、各冷却ローラ4a,4bの流入路32,32から流入した冷却水は、流入管29、管部材25、空間27b、冷却室26、空間27a、戻り通路30を経て戻り路33,33へ循環し、この間に冷却ローラ4a,4bの外筒23,23の周面を冷却するようになっている。
【0030】
上記構成における作用を以下に説明する。
あらかじめ他の印刷工程にて所定の模様に印刷がなされている連続紙Wを横方向に給紙部6より、給紙ローラ12、さらに入口ローラ13を経て印字部5の第1の印字ユニット列10へ、例えば裏面を上側にして供給する。この第1の印字ユニット列10では、マークセンサMS1による検出信号に応じて作動するインクジェット印字機の印字ヘッド10a,10b,…にて印字(1回目印字)される。
【0031】
このようにして裏面側に印字された連続紙Wは、この第1の印字ユニット列10の出口ローラ15から入口ローラ14を経て乾燥部3に入って乾燥される。ついでこの連続紙Wは、乾燥部3の出口側案内ローラ22a,22b,22cを経て、冷却ローラ装置4の両冷却ローラ4a,4bをS字状に通過し、この間に上記乾燥部3にて昇温された連続紙Wが冷却される。
【0032】
このときの連続紙W、すなわち、乾燥部3及び冷却ローラ装置4を通過した連続紙Wは第1の印字ユニット列10を通る方向(順行)に対して逆方向(逆行)になることにより第1の印字ユニット列10による印字面に対して反転されていて、表面が上側となっている。この状態のまま折り返して第2の印字ユニット列11へ供給されると反転して再び裏面が上方へ出てしまう。
【0033】
反転装置16では連続紙Wは、図2に示すように、2本のターンバー20,21にて手前側へ位相をずらしながら、同一面状のまま順行方向へ折り返される。これにより、反転装置16の出口ローラ17を出た連続紙Wは入口ローラ18を経て、印字部4の第2の印字ユニット列11へ反転されて供給され、ここで連続紙Wの表面に所定の印字がインクジェット印字機の印字ヘッド11a,11b,…にて行われる。このときの印字もマークセンサMS2からの検出信号によりタイミングがとられて印字(2回目印字)される。このときの印字は、第1の印字ユニット列10の印字と、連続紙Wの走行方向では略同一で、かつ、これの下側へ、及び手前側へずれた位置で行われる。
【0034】
したがって、表面に印字された連続紙Wは裏面に印字された連続紙Wに対して手前側へずれた状態で、第2の印字ユニット列11の出口ローラ19、入口ローラ14を経て再び乾燥部3へ入って乾燥され、ついで冷却ローラ装置4にて冷却されてから排出ローラ22dを経て排出経路に入り、ここから排出部7へ走行して排出される。
【0035】
上記したように、裏面と表面のそれぞれに時間差を有してインクジェット印字機の印字ヘッドにて印字された連続紙Wは、各面の印字ごとにそれぞれの印字の直後で乾燥機3にて乾燥されると共に、冷却ローラ装置4にて冷却される。この冷却ローラ装置4による冷却時には、乾燥ドラム3aにより加熱された用紙温度を冷却すると共に、用紙近傍に蒸気化して浮遊する含有水分の内の一部が除熱結露されて再度連続紙Wに吸収される。
【0036】
以上のように、印字部5にて裏面に第1の印字が行われてから再び印字部5にて表面に第2の印字される連続紙Wは、これの近傍に浮遊する水蒸気量が減少されて、この第2の印字を行う印字ヘッド11a,11b,…のインク吐出面への結露が防止される。
【0037】
上記冷却ローラ装置4の冷却ローラ4a,4bは、これの外筒23は、これによる冷却効果を高めるために薄い程よく、また材質も鋼、アルミ、銅等、熱伝導性のよい材料で構成されることが好ましい。
【0038】
冷却ローラ4a,4bは、上記したように走行する連続紙Wのローラへの接触圧による連れ回り構造であってもよく、駆動源に連結されて駆動回転する構造でもよい。
【0039】
さらに冷却ローラ4a,4b内を循環する冷媒は、インクジェット印字機と連動して冷媒循環装置を稼動させるようにしてもよい。また、冷媒をインクジェット印字機の停止時における冷却ローラ4a,4bの表面への結露防止など、稼動状況に合わせて冷水、常温水、温水等循環経路を切り替えて循環通水するようにしてもよい。そしてさらに、走行途中の連続紙Wの紙面温度を測定し、これに合わせてこれらの循環装置の温度コントローラ等を制御するようにしてもよい。
【0040】
冷却ローラ装置4の冷却ローラ4a,4bの本数は1本でもよく、また3本以上でもよく、連続紙Wの冷却ローラへの巻き付け角度は90度以上が望ましい。
【0041】
上記した実施の形態では、連続紙Wの裏面と表面の両面に印字する例を示したが、連続紙Wの一面に2回(複数回)にわたって印字するようにしてもよい。
【0042】
この場合、図4に示すように反転装置16aを1本の裏表反転ローラ34と、2本のターンバー35a,35bにて構成し、走行されてきた連続紙Wを裏表反転すると共に、寸法Lだけ連続紙Wの幅方向に位相をずらせるようにしたものを用いる。
【0043】
この構成の反転装置16aが用いられることにより、連続紙Wは第1の印字ユニット列10と第2の印字ユニット列11へ同一面状となって走行して同一面上に両印字ユニット列10,11にて印字される。
【0044】
また上記実施の形態では、2回目(最終回)の印字が行われた連続紙Wも冷却ローラ装置4を通して冷却してから出口側案内ローラ22dより排出部7へ排出するようにした例を示したが、この2回目(最終回)の印字が行われた連続紙Wは、再び印字ヘッドに対向する必要はないので、冷却ローラ装置4を経ないで排出部7へ排出してもよい。
【0045】
この場合、冷却ローラ装置4の手前側に他の出口側案内ローラ36を設け、2回目(最終回)の印字が行われ、乾燥部3を出た連続紙Wをこの出口側案内ローラ36より冷却ローラ装置4をバイパスして排出部7へ排出させる。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の実施の形態を示す正面図である。
【図2】本発明の要部を示す斜視図である。
【図3】冷却ローラ装置の一例を示す一部破断面図である。
【図4】反転装置の他例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0047】
W…連続紙、F,F…フレーム、1…印字装置、2…機枠、3…乾燥部、3a…乾燥ドラム、4…冷却ローラ装置、4a,4b…冷却ローラ、5…印字部、6…給紙部、7…排出部、10,11…第1・第2の印字ユニット列、12…給紙ローラ、13,14,18…入口ローラ、15,17,19…出口ローラ、16,16a…反転装置、20,21,34a,34b…ターンバー、22a,22b,22c,22d,35…出口側案内ローラ、23…外筒、23a,23b…端部材、24…内筒、24a,24b…側板、25…管部材、26…冷却室、27a,27b…空間、28…貫通孔、29…流入管、30…戻り通路、31…スイベルジョイント、32…流入路、33…戻り路、34…裏表反転ローラ、35a,35b…ターンバー、36…出口側案内ローラ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
連続紙の走行方向に印字ヘッドを配置してなる印字ユニット列を連続紙の幅方向に位置をずらせて平行に複数列設けると共に、上記各印字ユニット列を乾燥部と連続紙の走行方向を反転させながら幅方向に位置をずらせ、または走行方向を反転させながら幅方向に位置をずらすと共に、連続紙の裏表を反転させる反転装置を介して連続させ、
上記乾燥部の下流側に乾燥部を各印字ユニット列ごとに連続紙の幅方向にずれて通る各連続紙が、軸方向に並列状に巻き掛け可能にした冷却ローラを有する冷却ローラ装置を配置した
ことを特徴とする印字装置。
【請求項2】
複数の印字ユニット列のうちの最下流側の印字ユニット列の連続紙の乾燥部よりの下流側を、冷却ローラ装置をパスして外部へ排出させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の印字装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−196513(P2007−196513A)
【公開日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−17458(P2006−17458)
【出願日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【出願人】(000161057)株式会社ミヤコシ (122)
【Fターム(参考)】