原料供給装置
【課題】フィルム原料の水位が一定に維持されることができるようにするとともに、液状フィルム原料の水位によって自動でフィルム原料が注入されることができるようにした原料供給装置を提供する。
【解決手段】本発明による原料供給装置は、液状のフィルム原料が注入される原料貯蔵部；前記原料貯蔵部の一側で水平移送されるキャリアフィルム；前記キャリアフィルムの移送方向に沿って回転しながら前記原料貯蔵部内に注入された前記液状のフィルム原料を前記キャリアフィルム上に塗布するキャスティングローラー；前記原料貯蔵部内で垂直駆動されて液状のフィルム原料水位を調節する水位調節板；及び前記水位調節板を上、下部に移動させる板駆動手段；を含む。
【解決手段】本発明による原料供給装置は、液状のフィルム原料が注入される原料貯蔵部；前記原料貯蔵部の一側で水平移送されるキャリアフィルム；前記キャリアフィルムの移送方向に沿って回転しながら前記原料貯蔵部内に注入された前記液状のフィルム原料を前記キャリアフィルム上に塗布するキャスティングローラー；前記原料貯蔵部内で垂直駆動されて液状のフィルム原料水位を調節する水位調節板；及び前記水位調節板を上、下部に移動させる板駆動手段；を含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は原料供給装置に関し、より詳細には、絶縁フィルムを製作するためのキャスティング（ｃａｓｔｉｎｇ）工程において、原料貯蔵槽に備えられた水位調節板を移動させることによりフィルム原料の水位調節が一定に維持されることができるようにした原料供給装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
最近、デジタル電子製品に最新技術が多数適用されるとともに、小型化、多機能化に進化されるにつれて多様な形態の部品が実装されていて、一つの製品に挿入される部品の数も増加しつつある。
【０００３】
これにより、多数の部品が実装される基板の場合、電子製品の高仕様に対応するために薄膜化と高集積化の先行が必要であり、これによって基板内に含まれた絶縁層に用いることができる薄板の絶縁フィルムが用いられている。
【０００４】
この際、絶縁フィルムを製造するためには、エポキシレジンなどを用いて求める厚さのフィルムを製造するためのキャスティング工程を経るようになり、キャスティング工程は、用いる設備のヘッド（ｈｅａｄ）方式によって、スロットダイ（ｓｌｏｔ ｄｉｅ）方式、コンマコーター（ｃｏｍｍａ ｃｏａｔｅｒ）方式及びダム（ｄａｍ）方式などが用いられることができる。このうち、ローラーを用いたコンマコーター方式は、原料注入と操作が容易であるため厚膜用フィルム製造に主に用いられている。
【０００５】
このようなコンマコーター方式は、原料貯蔵槽に注入された液状のエポキシレジンがローラーを通じてキャリアフィルム（ｃａｒｒｉｅｒ ｆｉｌｍ）にローディングされて、求める厚さのフィルムに加工されるが、加工されたフィルムはソルベント含量が高いため乾燥部を経るようになり、乾燥部では４５℃から８０℃の温度でローディングされたフィルムを乾燥する。
【０００６】
その後、乾燥部を通じて乾燥されたフィルムは表面保護のためにカバーフィルムで覆蓋して、後工程でカバーフィルムを取り除いた後、工程が適用されるようになる。
【０００７】
このような絶縁フィルム製作工程で絶縁フィルムの厚さを決める時、液状樹脂形態であるフィルム原料の粘度とキャスティングローラーの駆動速度が主要因子として用いられるが、原料貯蔵槽に注入された液状原料を一定水位に維持できない場合には、キャスティングローラーを通じて塗布されるフィルムの量が一定にならないことによって、フィルムの厚さ偏差及び表面不良が発生する。
【０００８】
これを防止するために、従来は原料貯蔵槽内に原料が消尽されてキャスティングローラーを通じてローディングされることができる原料の量が少なくなると、作業者がスクレーパーなどを用いて手動でフィルム原料を注入する手作業方式が主に用いられているが、原料の消尽量が多くなってキャスティングローラーの直径より低い水位まで消尽されて、一定の水位を維持することができなくなると、キャスティングローラーを通じてローディングされることができる原料量が一定にならないため、フィルムの厚さ偏差が発生するしかないという問題点が指摘されている。
【０００９】
また、原料貯蔵槽内の角部位に位置するフィルム原料は循環されずに角部位に残り続けるため、原料を入れ替える時捨てられるしかなく、原料の損失が発生し、フィルム原料が高価の場合にはその損失額がさらに大きくなるしかない短所がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【００１０】
【特許文献１】韓国公開特許第２００６−００４１７８９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【００１１】
従って、本発明は従来の原料供給装置の問題点を解決するために導き出されたものであり、絶縁フィルムを製作するためのキャスティング工程において、原料貯蔵部内に注入される液状フィルム原料の水位を調節することができるようにするために自動で水位調節板を上、下部に移動させることにより、フィルム原料の水位が一定に維持されることができるようにするとともに、液状フィルム原料の水位によって自動でフィルム原料が注入されることができるようにした原料供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【００１２】
上述の目的を果たすための本発明による原料供給装置は、液状のフィルム原料が注入される原料貯蔵部；前記原料貯蔵部の一側で水平移送されるキャリアフィルム；前記キャリアフィルムの移送方向に沿って回転しながら前記原料貯蔵部内に注入された前記液状のフィルム原料を前記キャリアフィルム上に塗布するキャスティングローラー；前記原料貯蔵部内で垂直駆動されて液状のフィルム原料水位を調節する水位調節板；及び前記水位調節板を上、下部に移動させる板駆動手段；を含む。
【００１３】
また、本発明の原料供給装置は、原料貯蔵部内に注入された液状フィルム原料の量を感知する感知部及び前記感知部で感知されたフィルム原料の量に対して前記水位調節板を移動させて、原料貯蔵部内のフィルム原料の水位を一定に調節する制御部；をさらに含む。
【００１４】
そして、本発明の原料供給装置は、前記原料貯蔵部に注入された液状フィルム原料の消尽された量を感知する前記感知部からフィルム原料の消尽量に対する情報の伝達を受けて、前記原料貯蔵部内に自動で液状のフィルム原料を供給する原料供給部及び前記原料供給部から前記原料貯蔵部内に液状のフィルム原料を供給するポンピング手段をさらに含む。
【００１５】
前記キャスティングローラーは、前記原料貯蔵部の上部に固定された位置で回転駆動され、外周面に等間隔で段差が形成されて、段差を通じて前記原料貯蔵部内に注入された液状のフィルム原料を前記原料貯蔵部の一側で移送されるキャリアフィルム上に塗布するようになる。
【００１６】
この際、原料貯蔵部内に収容されたフィルム原料を一定の水位に調節するための方法として、前記感知部を通じてフィルム原料の質量を感知して水位調節がなされるようにしたり、原料貯蔵部内でフィルム原料の上部が位置する高さを感知して水位調節がなされるようにすることができる。
【００１７】
また、原料貯蔵部内に収容されたフィルム原料の水位調節は水位調節板によってなされ、前記水位調節板を原料貯蔵部内で弾性的に移動させてフィルム原料の水位が常に一定に調節されるようにして、この際、前記水位調節板は弾性部が備えられた板駆動手段によって原料貯蔵部内で上、下に移動される。
【００１８】
また、前記板駆動手段は原料貯蔵部の底面に付着された弾性部と前記水位調節板に駆動力を伝達する駆動アセンブリーで構成されることができる。
【００１９】
この際、前記板駆動手段は前記水位調節板の両側部または中央部に複数部材または単一部材で設けられることができ、前記板駆動手段の駆動力制御によって前記板駆動手段の上、下、左、右の角度を調節することができる。
【発明の効果】
【００２０】
上述のように、本発明による原料供給装置は、フィルム原料の消耗量をリアルタイムで感知し、原料貯蔵部内に注入されたフィルム原料の水位調節が自動でなされるようにすることにより、キャスティング工程の連続的な進行によって工程効率を向上させることができる長所がある。
【００２１】
また、本発明による原料供給装置は、原料貯蔵部内でフィルム原料の水位が均一になることによって安定的なキャスティング工程がなされることにより、キャリアフィルムに塗布されるフィルム原料の量を一定にしてフィルムの厚さ偏差を最小化することができ、水位調節がリアルタイムでなされるため、フィルム原料の損失を最小化することができる作用効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【００２２】
【図１】本発明による原料供給装置の斜視図である。
【図２】本発明による原料供給装置の原料の水位調節前の断面図である。
【図３】本発明による原料供給装置の原料の水位調節後の断面図である。
【図４】本発明による原料供給装置の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【００２３】
本発明による原料供給装置の上述の目的に対する技術的構成を含む作用効果に関する事項は、本発明の好ましい実施の形態が図示された図面を参照した以下の詳細な説明によって明確に理解されるであろう。
【００２４】
まず、図１は本発明による原料供給装置の斜視図であり、図２は本発明による原料供給装置の原料の水位調節前の断面図であり、図３は本発明による原料供給装置の原料の水位調節後の断面図である。
【００２５】
図示されたように、本実施の形態による原料供給装置１００は、液状のフィルム原料１１１が注入された原料貯蔵部１１０と、原料貯蔵部１１０内で一方向に回転されながら一側に移送されるキャリアフィルム１２０上にフィルム原料１１１を塗布するキャスティングローラー１３０及び原料貯蔵部１１０内でフィルム原料１１１の水位を調節するために移動される水位調節板１４０で構成されることができる。
【００２６】
また、本実施の形態の原料供給装置は、キャスティングローラー１３０の回転によってキャリアフィルム１２０上に液状のフィルム原料１１１が塗布されて移送される時、キャリアフィルム１２０の移送区間にフィルム原料１１１を乾燥させてキャリアフィルム１２０上に固着させるための乾燥手段２００がさらに備えられることができる。
【００２７】
前記原料貯蔵部１１０は箱体形で構成されることができ、原料貯蔵部１１０の上部の任意地点に固定されたキャスティングローラー１３０はそれ自体が回転しながら、液状のフィルム原料１１１が原料貯蔵部１１０の一側で移送中のキャリアフィルム１２０上に塗布されるようにする。
【００２８】
また、前記キャスティングローラー１３０は外周面の両側部にスクレーパー１３１が備えられていて、スクレーパー１３１によって原料貯蔵部１１０内のフィルム原料１１１がキャリアフィルム１２０上に容易に塗布されることができるようにする。
【００２９】
この際、原料貯蔵部１１０上に配置されたキャスティングローラー１３０の連続的な回転駆動によって原料貯蔵部１１０内の液状フィルム原料１１１が消尽されるしかなく、原料貯蔵部１１０内のフィルム原料が漸次的に消尽される時、原料貯蔵部１１０の下部、即ち、角部位に位置するフィルム原料１１１がキャスティングローラー１３０を通じてキャリアフィルム１２０に塗布されなくなる。
【００３０】
このように、原料貯蔵部１１０内にフィルム原料１１１が消尽されると、原料貯蔵部１１０内に設けられた水位調節板１４０を上部に駆動させて、原料貯蔵部１１０内のフィルム原料１１１がキャスティングローラー１３０と常に一定の水準に接するようにして、フィルム原料１１１の消尽時にも常に一定の量がキャスティングローラー１３０を通じてキャリアフィルム１２０上に塗布されるようにする。
【００３１】
このために、前記水位調節板１４０は原料貯蔵部１１０内で上部に移動するようになり、水位調節板１４０の上部移動によってフィルム原料１１１が常に一定の水位を維持するようにするために、前記水位調節板１４０は下面に結合された板駆動手段１５０によって弾性的に往復移送されるように構成されることができる。
【００３２】
前記水位調節板１４０に結合された板駆動手段１５０は、水位調節板１４０の下面に結合された駆動アセンブリー１５１と駆動アセンブリー１５１を弾性的に移動させる弾性部１５２で構成され、弾性部１５２の一側は駆動アセンブリー１５１に、その他側は原料貯蔵部１１０の底面に夫々結合されることができる。
【００３３】
このように構成された本実施の形態の原料供給装置は、原料貯蔵部１１０内の液状フィルム原料１１１をキャリアフィルム１２０上にキャスティングローラー１３０を通じて連続的に塗布して液状のフィルム原料１１１の量が消尽されると、原料貯蔵部１１０内の水位調節板１４０を板駆動手段１５０によって弾性的に移動させて、図３に図示されたように少量のフィルム原料１１１だけでも原料貯蔵部１１０内でフィルム原料の一定の水位が維持されるようにしたものである。
【００３４】
この際、前記板駆動手段１５０は水位調節板１４０の中央部、即ち、水位調節板１４０の重心に位置するように単一部材で設けられることができ、水位調節板１４０の両側部に複数の部材で設けられることもできる。
【００３５】
前記板駆動手段１５０は単一部材で設けられるよりは、複数の部材で設けられて水位調節板１４０が片側に偏らずに駆動されるようにすることが好ましく、板駆動手段１５０を複数で設ける場合、水位調節板１４０の両側部の移動位置の角度を調節してキャスティングローラー１３０を通じて塗布されるフィルム原料１１１の量を調節可能にすることができる。
【００３６】
一方、図４は本発明による原料供給装置の構成図であり、本実施の形態による原料供給装置は、原料貯蔵部１１０内で移動される水位調節板１４０が移動されてフィルム原料１１１の水位が調節される時、フィルム原料１１１の水位調節は感知部１６０と制御部１７０によってなされる。
【００３７】
前記感知部１６０は、原料貯蔵部１１０内に注入された液状フィルム原料１１１の量を感知する方法として、原料貯蔵部１１０内に注入されているフィルム原料１１１の質量を測定したり、一定の水位を維持しなければならないフィルム原料１１１の特性を用いて、原料貯蔵部１１０に表示された水位にフィルム原料１１１の上部が位置しているかを感知する。
【００３８】
即ち、感知部１６０は原料貯蔵部１１０と電気的に連結されてフィルム原料１１１の量を随時にチェックし、フィルム原料１１１の量が漸次的に減るとフィルム原料１１１の消尽量をリアルタイムで制御部１７０に伝送する。
【００３９】
前記制御部１７０は、前記感知部１６０で感知されたフィルム原料１１１の量を基に水位調節板１４０を上部または下部に移動させて原料貯蔵部１１０内のフィルム原料の水位が一定に調節されることができるようにする。
【００４０】
図４を参照してより詳しく説明すると、キャスティングローラー１３０を通じてキャリアフィルム１２０上にフィルム原料１１１の塗布が持続的になされると、前記感知部１６０がフィルム原料１１１の消尽量をチェックし、リアルタイムでチェックされたフィルム原料１１１の消尽量を制御部１７０に伝送する。
【００４１】
制御部１７０は、フィルム原料１１１の消尽程度によって水位調節板１４０を上部に移動させて、この際、板駆動手段１５０を制御して弾性部１５２と駆動アセンブリー１５１を上部に移動させて水位調節板１４０の移動がなされるようにすることによって、図３のようにフィルム原料１１１の水位が常に一定に維持されるようにする。
【００４２】
前記板駆動手段１５０の制御による水位調節板１４０の移動は、フィルム原料１１１の漸進的な消耗量によって漸進的に移動されるようにすることが好ましく、板駆動手段１５０によって水位調節板１４０が上端まで移動した場合には原料貯蔵部１１０の内部にフィルム原料を自動で注入して、水位調節板１４０が下部側に再び移動されるようにすることができる。
【００４３】
この場合、感知部１６０で感知された情報、即ち、フィルム原料１１１の質量や注入されるフィルム原料１１１の量に対比される一定の水位の感知によって、水位調節板１４０は制御部１７０の制御によって図２のような元状態に復帰されるようにすることができる。
【００４４】
ここで、前記水位調節板１４０が下部側に移動されながら原料貯蔵部１１０内にフィルム原料１１１が注入される方式は作業者によって手作業でなされることもできるが、好ましくは通常のタンクで形成された原料供給部１８０からポンピング手段１９０を通じて自動で供給されるようにする方式を採択することが好ましい。
【００４５】
これをより具体的に説明すると、図３のように原料貯蔵部１１０内のフィルム原料１１１が消尽されて水位調節板１４０が上部に移動されると、これを感知部１６０が感知して制御部１７０にフィルム原料１１１の消尽量に対する情報を伝送し、制御部１７０は原料供給部１８０に連結されたポンピング手段１９０にフィルム原料の供給情報を伝達する。この際、制御部１７０によるポンピング手段１９０の供給制御と同時に、制御部１７０は水位調節板１４０を下降させて原料貯蔵部１１０内にフィルム原料１１１が一定の水位を維持しながら追加注入されるようにする。フィルム原料１１１の注入が完了されて図２のように水位調節板１４０が最下部側に移動されると、ポンピング手段１９０によるフィルム原料１１１の供給を中断することによって、連続的かつ循環的なフィルム原料１１１の供給がなされるようにすることができる。
【００４６】
この過程で、原料貯蔵部１１０の上部に位置したキャスティングローラー１３０は継続的に回転され、キャスティングローラー１３０と接して連続的に一方向に移送されるキャリアフィルム１２０上にフィルム原料の塗布が持続的になされることによって、フィルム原料の注入のために工程を中断する必要がなく、キャスティング工程が連続的に進行されることができるようにする。
【００４７】
以上で説明した本発明の好ましい実施の形態は、例示の目的のために開示されたものであり、本発明が属する技術分野にて通常の知識を有する者において、本発明の技術的思想を外れない範囲内で様々な置き換え、変形及び変更が可能であり、このような置き換え、変更などは添付の特許請求の範囲に属するものであるとするべきであろう。
【符号の説明】
【００４８】
１１０ 原料貯蔵部
１１１ フィルム原料
１２０ キャリアフィルム
１３０ キャスティングローラー
１４０ 水位調節板
１５０ 板駆動手段
１６０ 感知部
１７０ 制御部
１８０ 原料供給部
１９０ ポンピング手段
【技術分野】
【０００１】
本発明は原料供給装置に関し、より詳細には、絶縁フィルムを製作するためのキャスティング（ｃａｓｔｉｎｇ）工程において、原料貯蔵槽に備えられた水位調節板を移動させることによりフィルム原料の水位調節が一定に維持されることができるようにした原料供給装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
最近、デジタル電子製品に最新技術が多数適用されるとともに、小型化、多機能化に進化されるにつれて多様な形態の部品が実装されていて、一つの製品に挿入される部品の数も増加しつつある。
【０００３】
これにより、多数の部品が実装される基板の場合、電子製品の高仕様に対応するために薄膜化と高集積化の先行が必要であり、これによって基板内に含まれた絶縁層に用いることができる薄板の絶縁フィルムが用いられている。
【０００４】
この際、絶縁フィルムを製造するためには、エポキシレジンなどを用いて求める厚さのフィルムを製造するためのキャスティング工程を経るようになり、キャスティング工程は、用いる設備のヘッド（ｈｅａｄ）方式によって、スロットダイ（ｓｌｏｔ ｄｉｅ）方式、コンマコーター（ｃｏｍｍａ ｃｏａｔｅｒ）方式及びダム（ｄａｍ）方式などが用いられることができる。このうち、ローラーを用いたコンマコーター方式は、原料注入と操作が容易であるため厚膜用フィルム製造に主に用いられている。
【０００５】
このようなコンマコーター方式は、原料貯蔵槽に注入された液状のエポキシレジンがローラーを通じてキャリアフィルム（ｃａｒｒｉｅｒ ｆｉｌｍ）にローディングされて、求める厚さのフィルムに加工されるが、加工されたフィルムはソルベント含量が高いため乾燥部を経るようになり、乾燥部では４５℃から８０℃の温度でローディングされたフィルムを乾燥する。
【０００６】
その後、乾燥部を通じて乾燥されたフィルムは表面保護のためにカバーフィルムで覆蓋して、後工程でカバーフィルムを取り除いた後、工程が適用されるようになる。
【０００７】
このような絶縁フィルム製作工程で絶縁フィルムの厚さを決める時、液状樹脂形態であるフィルム原料の粘度とキャスティングローラーの駆動速度が主要因子として用いられるが、原料貯蔵槽に注入された液状原料を一定水位に維持できない場合には、キャスティングローラーを通じて塗布されるフィルムの量が一定にならないことによって、フィルムの厚さ偏差及び表面不良が発生する。
【０００８】
これを防止するために、従来は原料貯蔵槽内に原料が消尽されてキャスティングローラーを通じてローディングされることができる原料の量が少なくなると、作業者がスクレーパーなどを用いて手動でフィルム原料を注入する手作業方式が主に用いられているが、原料の消尽量が多くなってキャスティングローラーの直径より低い水位まで消尽されて、一定の水位を維持することができなくなると、キャスティングローラーを通じてローディングされることができる原料量が一定にならないため、フィルムの厚さ偏差が発生するしかないという問題点が指摘されている。
【０００９】
また、原料貯蔵槽内の角部位に位置するフィルム原料は循環されずに角部位に残り続けるため、原料を入れ替える時捨てられるしかなく、原料の損失が発生し、フィルム原料が高価の場合にはその損失額がさらに大きくなるしかない短所がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【００１０】
【特許文献１】韓国公開特許第２００６−００４１７８９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【００１１】
従って、本発明は従来の原料供給装置の問題点を解決するために導き出されたものであり、絶縁フィルムを製作するためのキャスティング工程において、原料貯蔵部内に注入される液状フィルム原料の水位を調節することができるようにするために自動で水位調節板を上、下部に移動させることにより、フィルム原料の水位が一定に維持されることができるようにするとともに、液状フィルム原料の水位によって自動でフィルム原料が注入されることができるようにした原料供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【００１２】
上述の目的を果たすための本発明による原料供給装置は、液状のフィルム原料が注入される原料貯蔵部；前記原料貯蔵部の一側で水平移送されるキャリアフィルム；前記キャリアフィルムの移送方向に沿って回転しながら前記原料貯蔵部内に注入された前記液状のフィルム原料を前記キャリアフィルム上に塗布するキャスティングローラー；前記原料貯蔵部内で垂直駆動されて液状のフィルム原料水位を調節する水位調節板；及び前記水位調節板を上、下部に移動させる板駆動手段；を含む。
【００１３】
また、本発明の原料供給装置は、原料貯蔵部内に注入された液状フィルム原料の量を感知する感知部及び前記感知部で感知されたフィルム原料の量に対して前記水位調節板を移動させて、原料貯蔵部内のフィルム原料の水位を一定に調節する制御部；をさらに含む。
【００１４】
そして、本発明の原料供給装置は、前記原料貯蔵部に注入された液状フィルム原料の消尽された量を感知する前記感知部からフィルム原料の消尽量に対する情報の伝達を受けて、前記原料貯蔵部内に自動で液状のフィルム原料を供給する原料供給部及び前記原料供給部から前記原料貯蔵部内に液状のフィルム原料を供給するポンピング手段をさらに含む。
【００１５】
前記キャスティングローラーは、前記原料貯蔵部の上部に固定された位置で回転駆動され、外周面に等間隔で段差が形成されて、段差を通じて前記原料貯蔵部内に注入された液状のフィルム原料を前記原料貯蔵部の一側で移送されるキャリアフィルム上に塗布するようになる。
【００１６】
この際、原料貯蔵部内に収容されたフィルム原料を一定の水位に調節するための方法として、前記感知部を通じてフィルム原料の質量を感知して水位調節がなされるようにしたり、原料貯蔵部内でフィルム原料の上部が位置する高さを感知して水位調節がなされるようにすることができる。
【００１７】
また、原料貯蔵部内に収容されたフィルム原料の水位調節は水位調節板によってなされ、前記水位調節板を原料貯蔵部内で弾性的に移動させてフィルム原料の水位が常に一定に調節されるようにして、この際、前記水位調節板は弾性部が備えられた板駆動手段によって原料貯蔵部内で上、下に移動される。
【００１８】
また、前記板駆動手段は原料貯蔵部の底面に付着された弾性部と前記水位調節板に駆動力を伝達する駆動アセンブリーで構成されることができる。
【００１９】
この際、前記板駆動手段は前記水位調節板の両側部または中央部に複数部材または単一部材で設けられることができ、前記板駆動手段の駆動力制御によって前記板駆動手段の上、下、左、右の角度を調節することができる。
【発明の効果】
【００２０】
上述のように、本発明による原料供給装置は、フィルム原料の消耗量をリアルタイムで感知し、原料貯蔵部内に注入されたフィルム原料の水位調節が自動でなされるようにすることにより、キャスティング工程の連続的な進行によって工程効率を向上させることができる長所がある。
【００２１】
また、本発明による原料供給装置は、原料貯蔵部内でフィルム原料の水位が均一になることによって安定的なキャスティング工程がなされることにより、キャリアフィルムに塗布されるフィルム原料の量を一定にしてフィルムの厚さ偏差を最小化することができ、水位調節がリアルタイムでなされるため、フィルム原料の損失を最小化することができる作用効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【００２２】
【図１】本発明による原料供給装置の斜視図である。
【図２】本発明による原料供給装置の原料の水位調節前の断面図である。
【図３】本発明による原料供給装置の原料の水位調節後の断面図である。
【図４】本発明による原料供給装置の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【００２３】
本発明による原料供給装置の上述の目的に対する技術的構成を含む作用効果に関する事項は、本発明の好ましい実施の形態が図示された図面を参照した以下の詳細な説明によって明確に理解されるであろう。
【００２４】
まず、図１は本発明による原料供給装置の斜視図であり、図２は本発明による原料供給装置の原料の水位調節前の断面図であり、図３は本発明による原料供給装置の原料の水位調節後の断面図である。
【００２５】
図示されたように、本実施の形態による原料供給装置１００は、液状のフィルム原料１１１が注入された原料貯蔵部１１０と、原料貯蔵部１１０内で一方向に回転されながら一側に移送されるキャリアフィルム１２０上にフィルム原料１１１を塗布するキャスティングローラー１３０及び原料貯蔵部１１０内でフィルム原料１１１の水位を調節するために移動される水位調節板１４０で構成されることができる。
【００２６】
また、本実施の形態の原料供給装置は、キャスティングローラー１３０の回転によってキャリアフィルム１２０上に液状のフィルム原料１１１が塗布されて移送される時、キャリアフィルム１２０の移送区間にフィルム原料１１１を乾燥させてキャリアフィルム１２０上に固着させるための乾燥手段２００がさらに備えられることができる。
【００２７】
前記原料貯蔵部１１０は箱体形で構成されることができ、原料貯蔵部１１０の上部の任意地点に固定されたキャスティングローラー１３０はそれ自体が回転しながら、液状のフィルム原料１１１が原料貯蔵部１１０の一側で移送中のキャリアフィルム１２０上に塗布されるようにする。
【００２８】
また、前記キャスティングローラー１３０は外周面の両側部にスクレーパー１３１が備えられていて、スクレーパー１３１によって原料貯蔵部１１０内のフィルム原料１１１がキャリアフィルム１２０上に容易に塗布されることができるようにする。
【００２９】
この際、原料貯蔵部１１０上に配置されたキャスティングローラー１３０の連続的な回転駆動によって原料貯蔵部１１０内の液状フィルム原料１１１が消尽されるしかなく、原料貯蔵部１１０内のフィルム原料が漸次的に消尽される時、原料貯蔵部１１０の下部、即ち、角部位に位置するフィルム原料１１１がキャスティングローラー１３０を通じてキャリアフィルム１２０に塗布されなくなる。
【００３０】
このように、原料貯蔵部１１０内にフィルム原料１１１が消尽されると、原料貯蔵部１１０内に設けられた水位調節板１４０を上部に駆動させて、原料貯蔵部１１０内のフィルム原料１１１がキャスティングローラー１３０と常に一定の水準に接するようにして、フィルム原料１１１の消尽時にも常に一定の量がキャスティングローラー１３０を通じてキャリアフィルム１２０上に塗布されるようにする。
【００３１】
このために、前記水位調節板１４０は原料貯蔵部１１０内で上部に移動するようになり、水位調節板１４０の上部移動によってフィルム原料１１１が常に一定の水位を維持するようにするために、前記水位調節板１４０は下面に結合された板駆動手段１５０によって弾性的に往復移送されるように構成されることができる。
【００３２】
前記水位調節板１４０に結合された板駆動手段１５０は、水位調節板１４０の下面に結合された駆動アセンブリー１５１と駆動アセンブリー１５１を弾性的に移動させる弾性部１５２で構成され、弾性部１５２の一側は駆動アセンブリー１５１に、その他側は原料貯蔵部１１０の底面に夫々結合されることができる。
【００３３】
このように構成された本実施の形態の原料供給装置は、原料貯蔵部１１０内の液状フィルム原料１１１をキャリアフィルム１２０上にキャスティングローラー１３０を通じて連続的に塗布して液状のフィルム原料１１１の量が消尽されると、原料貯蔵部１１０内の水位調節板１４０を板駆動手段１５０によって弾性的に移動させて、図３に図示されたように少量のフィルム原料１１１だけでも原料貯蔵部１１０内でフィルム原料の一定の水位が維持されるようにしたものである。
【００３４】
この際、前記板駆動手段１５０は水位調節板１４０の中央部、即ち、水位調節板１４０の重心に位置するように単一部材で設けられることができ、水位調節板１４０の両側部に複数の部材で設けられることもできる。
【００３５】
前記板駆動手段１５０は単一部材で設けられるよりは、複数の部材で設けられて水位調節板１４０が片側に偏らずに駆動されるようにすることが好ましく、板駆動手段１５０を複数で設ける場合、水位調節板１４０の両側部の移動位置の角度を調節してキャスティングローラー１３０を通じて塗布されるフィルム原料１１１の量を調節可能にすることができる。
【００３６】
一方、図４は本発明による原料供給装置の構成図であり、本実施の形態による原料供給装置は、原料貯蔵部１１０内で移動される水位調節板１４０が移動されてフィルム原料１１１の水位が調節される時、フィルム原料１１１の水位調節は感知部１６０と制御部１７０によってなされる。
【００３７】
前記感知部１６０は、原料貯蔵部１１０内に注入された液状フィルム原料１１１の量を感知する方法として、原料貯蔵部１１０内に注入されているフィルム原料１１１の質量を測定したり、一定の水位を維持しなければならないフィルム原料１１１の特性を用いて、原料貯蔵部１１０に表示された水位にフィルム原料１１１の上部が位置しているかを感知する。
【００３８】
即ち、感知部１６０は原料貯蔵部１１０と電気的に連結されてフィルム原料１１１の量を随時にチェックし、フィルム原料１１１の量が漸次的に減るとフィルム原料１１１の消尽量をリアルタイムで制御部１７０に伝送する。
【００３９】
前記制御部１７０は、前記感知部１６０で感知されたフィルム原料１１１の量を基に水位調節板１４０を上部または下部に移動させて原料貯蔵部１１０内のフィルム原料の水位が一定に調節されることができるようにする。
【００４０】
図４を参照してより詳しく説明すると、キャスティングローラー１３０を通じてキャリアフィルム１２０上にフィルム原料１１１の塗布が持続的になされると、前記感知部１６０がフィルム原料１１１の消尽量をチェックし、リアルタイムでチェックされたフィルム原料１１１の消尽量を制御部１７０に伝送する。
【００４１】
制御部１７０は、フィルム原料１１１の消尽程度によって水位調節板１４０を上部に移動させて、この際、板駆動手段１５０を制御して弾性部１５２と駆動アセンブリー１５１を上部に移動させて水位調節板１４０の移動がなされるようにすることによって、図３のようにフィルム原料１１１の水位が常に一定に維持されるようにする。
【００４２】
前記板駆動手段１５０の制御による水位調節板１４０の移動は、フィルム原料１１１の漸進的な消耗量によって漸進的に移動されるようにすることが好ましく、板駆動手段１５０によって水位調節板１４０が上端まで移動した場合には原料貯蔵部１１０の内部にフィルム原料を自動で注入して、水位調節板１４０が下部側に再び移動されるようにすることができる。
【００４３】
この場合、感知部１６０で感知された情報、即ち、フィルム原料１１１の質量や注入されるフィルム原料１１１の量に対比される一定の水位の感知によって、水位調節板１４０は制御部１７０の制御によって図２のような元状態に復帰されるようにすることができる。
【００４４】
ここで、前記水位調節板１４０が下部側に移動されながら原料貯蔵部１１０内にフィルム原料１１１が注入される方式は作業者によって手作業でなされることもできるが、好ましくは通常のタンクで形成された原料供給部１８０からポンピング手段１９０を通じて自動で供給されるようにする方式を採択することが好ましい。
【００４５】
これをより具体的に説明すると、図３のように原料貯蔵部１１０内のフィルム原料１１１が消尽されて水位調節板１４０が上部に移動されると、これを感知部１６０が感知して制御部１７０にフィルム原料１１１の消尽量に対する情報を伝送し、制御部１７０は原料供給部１８０に連結されたポンピング手段１９０にフィルム原料の供給情報を伝達する。この際、制御部１７０によるポンピング手段１９０の供給制御と同時に、制御部１７０は水位調節板１４０を下降させて原料貯蔵部１１０内にフィルム原料１１１が一定の水位を維持しながら追加注入されるようにする。フィルム原料１１１の注入が完了されて図２のように水位調節板１４０が最下部側に移動されると、ポンピング手段１９０によるフィルム原料１１１の供給を中断することによって、連続的かつ循環的なフィルム原料１１１の供給がなされるようにすることができる。
【００４６】
この過程で、原料貯蔵部１１０の上部に位置したキャスティングローラー１３０は継続的に回転され、キャスティングローラー１３０と接して連続的に一方向に移送されるキャリアフィルム１２０上にフィルム原料の塗布が持続的になされることによって、フィルム原料の注入のために工程を中断する必要がなく、キャスティング工程が連続的に進行されることができるようにする。
【００４７】
以上で説明した本発明の好ましい実施の形態は、例示の目的のために開示されたものであり、本発明が属する技術分野にて通常の知識を有する者において、本発明の技術的思想を外れない範囲内で様々な置き換え、変形及び変更が可能であり、このような置き換え、変更などは添付の特許請求の範囲に属するものであるとするべきであろう。
【符号の説明】
【００４８】
１１０ 原料貯蔵部
１１１ フィルム原料
１２０ キャリアフィルム
１３０ キャスティングローラー
１４０ 水位調節板
１５０ 板駆動手段
１６０ 感知部
１７０ 制御部
１８０ 原料供給部
１９０ ポンピング手段
【特許請求の範囲】
【請求項１】
液状のフィルム原料が注入される原料貯蔵部；
前記原料貯蔵部の一側で水平移送されるキャリアフィルム；
前記キャリアフィルムの移送方向に沿って回転しながら、前記原料貯蔵部内に注入された前記液状のフィルム原料を前記キャリアフィルム上に塗布するキャスティングローラー；
前記原料貯蔵部内で垂直駆動されて液状のフィルム原料水位を調節する水位調節板；及び
前記水位調節板を上、下部に移動させる板駆動手段；
を含む原料供給装置。
【請求項２】
前記原料供給装置は、前記原料貯蔵部内に注入された液状フィルム原料の量を感知する感知部；及び
前記感知部で感知された前記フィルム原料の量に対して前記水位調節板を移動させて、前記原料貯蔵部内のフィルム原料の水位を一定に調節する制御部；
をさらに含む請求項１に記載の原料供給装置。
【請求項３】
前記原料供給装置は、前記原料貯蔵部に注入された液状フィルム原料の消尽された量を感知する前記感知部から前記フィルム原料の消尽量に対する情報の伝達を受けて、前記原料貯蔵部内に自動で液状のフィルム原料を供給する原料供給部；及び
前記原料供給部から前記原料貯蔵部内に液状のフィルム原料を供給するポンピング手段；
をさらに含む請求項１に記載の原料供給装置。
【請求項４】
前記キャスティングローラーは外周面に等間隔で段差が形成された請求項１に記載の原料供給装置。
【請求項５】
前記感知部は、前記原料貯蔵部に注入された前記フィルム原料の質量を感知し、その情報を前記制御部に伝送する請求項２に記載の原料供給装置。
【請求項６】
前記感知部は、前記原料貯蔵部に注入された前記フィルム原料の上端部が前記原料貯蔵部内で位置している高さを感知し、その情報を前記制御部に伝送する請求項２に記載の原料供給装置。
【請求項７】
前記板駆動手段は、前記原料貯蔵部の底面に付着された弾性部と前記水位調節板に駆動力を伝達する駆動アセンブリーとで構成される請求項１に記載の原料供給装置。
【請求項８】
前記板駆動手段は、前記水位調節板の両側部または中央部に複数部材または単一部材で設けられる請求項７に記載の原料供給装置。
【請求項１】
液状のフィルム原料が注入される原料貯蔵部；
前記原料貯蔵部の一側で水平移送されるキャリアフィルム；
前記キャリアフィルムの移送方向に沿って回転しながら、前記原料貯蔵部内に注入された前記液状のフィルム原料を前記キャリアフィルム上に塗布するキャスティングローラー；
前記原料貯蔵部内で垂直駆動されて液状のフィルム原料水位を調節する水位調節板；及び
前記水位調節板を上、下部に移動させる板駆動手段；
を含む原料供給装置。
【請求項２】
前記原料供給装置は、前記原料貯蔵部内に注入された液状フィルム原料の量を感知する感知部；及び
前記感知部で感知された前記フィルム原料の量に対して前記水位調節板を移動させて、前記原料貯蔵部内のフィルム原料の水位を一定に調節する制御部；
をさらに含む請求項１に記載の原料供給装置。
【請求項３】
前記原料供給装置は、前記原料貯蔵部に注入された液状フィルム原料の消尽された量を感知する前記感知部から前記フィルム原料の消尽量に対する情報の伝達を受けて、前記原料貯蔵部内に自動で液状のフィルム原料を供給する原料供給部；及び
前記原料供給部から前記原料貯蔵部内に液状のフィルム原料を供給するポンピング手段；
をさらに含む請求項１に記載の原料供給装置。
【請求項４】
前記キャスティングローラーは外周面に等間隔で段差が形成された請求項１に記載の原料供給装置。
【請求項５】
前記感知部は、前記原料貯蔵部に注入された前記フィルム原料の質量を感知し、その情報を前記制御部に伝送する請求項２に記載の原料供給装置。
【請求項６】
前記感知部は、前記原料貯蔵部に注入された前記フィルム原料の上端部が前記原料貯蔵部内で位置している高さを感知し、その情報を前記制御部に伝送する請求項２に記載の原料供給装置。
【請求項７】
前記板駆動手段は、前記原料貯蔵部の底面に付着された弾性部と前記水位調節板に駆動力を伝達する駆動アセンブリーとで構成される請求項１に記載の原料供給装置。
【請求項８】
前記板駆動手段は、前記水位調節板の両側部または中央部に複数部材または単一部材で設けられる請求項７に記載の原料供給装置。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図２】
【図３】
【図４】
【公開番号】特開２０１２−２４７５１（Ｐ２０１２−２４７５１Ａ）
【公開日】平成２４年２月９日（２０１２．２．９）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１１−９５３０（Ｐ２０１１−９５３０）
【出願日】平成２３年１月２０日（２０１１．１．２０）
【出願人】（５９４０２３７２２）サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド． (1,585)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２４年２月９日（２０１２．２．９）
【国際特許分類】
【出願日】平成２３年１月２０日（２０１１．１．２０）
【出願人】（５９４０２３７２２）サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド． (1,585)
【Ｆターム（参考）】
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