説明

収納情報管理システム

【課題】会員が所持するモノを把握して、現在の収納スペースと照合して収納可能かどうか、どのようなモノを収納できないために整理すべきかなどを提示する情報管理システムを提供する。
【解決手段】会員側に設置される会員端末が通信ネットワークを介して運用管理サーバと接続されている収納情報管理システムにおいて、前記運用管理サーバは、収納スペースの体積に第2の補正係数を乗算した後の収納可能容積を用途毎に合計する収納可能容積合計手段と、各モノの思い入れ度、状態、及び使用頻度の各データに第1の補正係数を乗算した後の値を加算して各モノのモノポイントを算出するモノポイント算出手段と、モノの体積を用途毎に合計するモノ体積合計手段と、前記モノ体積合計手段によって計算された値が前記収納可能容積合計手段によって計算された値より大きいかどうかを用途毎に判断する収納判断手段などを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信ネットワークを利用した、モノをいかに収納し活用するかということを管理するシステムに関するものである。詳しくは、会員のモノを管理して、その収納や整理に関する支援を行う情報管理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
人は生まれてから亡くなるまで、多くのモノとの関わりあいの中で暮らしている。モノとうまく付き合っていくことが人生を豊かに幸せにすることに繋がると言ってもよい。従来、自宅などに所持しているモノを管理するシステムとして、インターネットのデータベースを活用し、所持している書籍・食品などのモノを把握して、活用していくシステムがいくつか提供されている。
【0003】
例えば、読者が所持する書籍について、認証者用端末から、書籍所持認証登録システムに、読者が書籍を所持する旨の登録をし、書籍所持認証登録システムが、当該書籍について当該読者が所持していることを認証する書籍所持証明書を発行し、認証者は書籍所持証明書及び読者が所持する書籍に押印又は署名し、デジタルコンテンツの購入申込に際し、デジタルコンテンツ配信システムは、書籍所持認証登録システムを照合して、登録がされているデジタルコンテンツについて配信時の価格を減額計算するシステムが提供されている(特許文献1を参照)。
【0004】
また、ネットワークに接続されたサービス提供サーバが、消費者情報端末に有する在庫管理手段において消費者が購入した食品名並びに各食品毎の数量並びに該購入した食品毎の消費量を保存登録するように促し、該両保存登録の内容の比較から現在残っている在庫食品名並びにその数量を求めた在庫食品データを保存登録する段階と、ネットワークに接続された消費者情報端末に有する表示手段に在庫管理手段で求めた在庫食品データを表示する段階と、消費者情報端末において保存登録されている食品毎の消費量を、サービス提供サーバが受け取り、これを前記ネットワークに接続されている食品メーカ情報端末に送信する段階を備える食品の購入・開発支援方法も提供されている(特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−348296号公報
【特許文献2】国際公開WO2002/027581公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、これらのシステムでは、書籍・食品などの限られたモノしか管理することができないという問題がある。さらに、これらのシステムでは、所持しているモノの収納という観点での管理が欠けているという問題もある。
そこで本発明が解決しようとする課題は、従来のシステムを推し進めて、会員が所持するモノを把握して、現在の収納スペースと照合して収納可能かどうか、どのようなモノが収納できないために整理すべきか、どのようなモノが不足しているか、などを提示する情報管理システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために本発明では、会員側に設置される会員端末が通信ネットワークを介して運用管理サーバと接続されている収納情報管理システムにおいて、前記運用管理サーバは、会員の年齢、性別、住所及び家族構成の情報を前記会員端末から受信して記憶する会員情報記憶手段と、モノの思い入れ度、状態、使用頻度、用途及びサイズのデータ、並びに前記モノの思い入れ度、状態、及び使用頻度についての第1の補正係数の情報を前記会員端末から受信して記憶するモノ情報記憶手段と、前記モノを収納することができる収納スペースの用途及びサイズのデータ、並びに前記収納スペース毎に収納可能容積を計算するための第2の補正係数の情報を前記会員端末から受信して記憶する収納スペース情報記憶手段と、収納不可能なモノを整理品としてリスト化する整理品リストを作成する整理品リスト作成手段と、前記収納スペースの体積に第2の補正係数を乗算した後の収納可能容積を用途毎に合計する収納可能容積合計手段と、各モノの思い入れ度、状態、及び使用頻度の各データに第1の補正係数を乗算した後の値を加算して各モノのモノポイントを算出するモノポイント算出手段と、前記モノポイント算出手段によって算出されたモノポイントのデータを含むモノのリストを作成するモノリスト作成手段と、前記モノリスト作成手段によって作成されたリスト中のモノの体積を用途毎に合計するモノ体積合計手段と、前記モノ体積合計手段によって計算された値が前記収納可能容積合計手段によって計算された値より大きいかどうかを用途毎に判断する収納判断手段と、前記収納判断手段において大きいと判断された場合は、モノポイントが最小のモノを検索し、検索された最小のモノをモノリストから削除して整理品リストに追加する整理品リスト追加手段と、前記収納判断手段において大きいと判断されなかった場合は収納品リストを作成する収納品リスト作成手段を備える。
【0008】
前記運用管理サーバは、前記整理品リスト作成手段によって作成されたリストにおいて予め定められた基準値より思い入れ度及び状態が低い整理品については、捨てると判断する第1の整理法判断手段と、前記整理品リスト作成手段によって作成されたリストにおいて予め定められた基準値より思い入れ度は低いが、状態は基準値以上の整理品については、譲ると判断する第2の整理法判断手段と、前記第1の整理法判断手段及び第2の整理法判断手段のいずれにおいても該当すると判断されなかった整理品については、預けると判断する第3の整理法判断手段をさらに備える。
【0009】
前記運用管理サーバは、家族構成毎の日常的必要品をリスト化した日常的必要品リストを記憶する日常的必要品リスト記憶手段と、会員の日常的不足品をリスト化する日常的不足品リスト作成手段と、前記日常的必要品リスト記憶手段によって記憶されたリストの内、当該会員の家族構成に適合する日常的必要品リストを読み出す日常的必要品リスト読出手段と、前記収納品リスト作成手段によって作成された収納品リストを読み出す収納品リスト読出手段と、前記収納品リスト読出手段によって読み出された収納品リストと日常的必要品リスト読出手段によって読み出された日常的必要品リストを比較して不足品がないかどうかを判断する日常的不足品判断手段と、前記日常的不足品判断手段によって不足品があると判断された場合は当該不足品を日常的不足品リストに追加する日常的不足品リスト追加手段をさらに備える。
【0010】
前記運用管理サーバは、家族構成毎のライフイベント必要品をリスト化したライフイベント必要品リストを記憶するライフイベント必要品リスト記憶手段と、会員のライフイベント不足品をリスト化するライフイベント不足品リスト作成手段と、前記ライフイベント必要品リスト記憶手段によって記憶されたリストの内、当該会員の家族構成に適合するライフイベント必要品リストを読み出すライフイベント必要品リスト読出手段と、前記収納品リスト作成手段によって作成された収納品リストを読み出す収納品リスト読出手段と、前記収納品リスト読出手段によって読み出された収納品リストとライフイベント必要品リスト読出手段によって読み出されたライフイベント必要品リストを比較して不足品がないかどうかを判断するライフイベント不足品判断手段と、前記ライフイベント不足品判断手段によって不足品があると判断された場合は当該不足品をライフイベント不足品リストに追加するライフイベント不足品リスト追加手段をさらに備える。
【0011】
前記運用管理サーバは、イベント及び参加者の情報を前記会員端末から受信して記憶するイベント情報記憶手段と、イベント毎の必要品をリスト化したイベント必要品リストを記憶するイベント必要品リスト記憶手段と、会員のイベント不足品をリスト化するイベント不足品リスト作成手段と、前記イベント必要品リスト記憶手段によって記憶されたリストの内、当該会員のイベントに適合するイベント必要品リストを読み出すイベント必要品リスト読出手段と、前記収納品リスト作成手段によって作成された収納品リストを読み出す収納品リスト読出手段と、前記収納品リスト読出手段によって読み出された収納品リストとイベント必要品リスト読出手段によって読み出されたイベント必要品リストを比較して不足品がないかどうかを判断するイベント不足品判断手段と、前記イベント不足品判断手段によって不足品があると判断された場合は当該不足品をイベント不足品リストに追加するイベント不足品リスト追加手段をさらに備える。
【0012】
さらに企業側に設置される企業端末が通信ネットワークを介して運用管理サーバと接続されている収納情報管理システムにおいて、前記運用管理サーバは、前記モノリスト作成手段によって作成された会員毎のモノリストを少なくとも会員の年齢、性別及び住所のデータと共に全ての会員について集計するモノリスト集計手段と、前記モノリスト集計手段によって集計されたデータを前記企業端末へ送信する企業端末送信手段をさらに備える。
【0013】
さらに企業側に設置される企業端末が通信ネットワークを介して運用管理サーバと接続されている収納情報管理システムにおいて、前記運用管理サーバは、前記日常的不足品作成手段によって作成された会員毎の日常的不足品を少なくとも会員の年齢、性別及び住所のデータと共に全ての会員について集計する日常的不足品集計手段と、前記日常的不足品集計手段によって集計されたデータを企業端末へ送信する企業端末送信手段をさらに備える。
【0014】
さらに企業側に設置される企業端末が通信ネットワークを介して運用管理サーバと接続されている収納情報管理システムにおいて、前記運用管理サーバは、購入予定品及び借用予定品の情報を前記会員端末から受信して記憶する予定品情報記憶手段と、おすすめ品の情報を前記企業端末から受信して記憶するおすすめ品情報記憶手段と、日常的不足品リスト、ライフイベント不足品リスト、又はイベント不足品リストを読み出す不足品リスト読出手段と、会員に提示するおすすめ品リストを作成するおすすめ品リスト作成手段と、前記不足品リスト読出手段によって読み出されたリスト中の不足品に対応する品が前記おすすめ品記憶手段によって記憶されたおすすめ品の中にあるかどうかを判断する第1のおすすめ品判断手段と、前記第1のおすすめ品判断手段においておすすめ品の中にあると判断された場合は当該おすすめ品をおすすめ品リストに追加する第1のおすすめ品リスト追加手段と、前記予定品記憶手段によって記憶された購入予定品及び借用予定品の中に前記不足品リスト読出手段によって読み出されたリスト中の不足品にはない品がある場合、前記おすすめ品記憶手段によって記憶されたおすすめ品の中に対応する品があるかどうかを判断する第2のおすすめ品判断手段と、前記第2のおすすめ品判断手段においておすすめ品の中にあると判断された場合は当該おすすめ品をおすすめ品リストに追加する第2のおすすめ品リスト追加手段をさらに備える。
【0015】
会員側に設置される会員端末が通信ネットワークを介して運用管理サーバと接続されている収納情報管理システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、会員の年齢、性別、住所及び家族構成の情報を前記会員端末から受信して記憶する会員情報記憶機能と、モノの思い入れ度、状態、使用頻度、用途及びサイズのデータ、並びに前記モノの思い入れ度、状態、及び使用頻度についての第1の補正係数の情報を前記会員端末から受信して記憶するモノ情報記憶機能と、前記モノを収納することができる収納スペースの用途及びサイズのデータ、並びに前記収納スペース毎に収納可能容積を計算するための第2の補正係数の情報を前記会員端末から受信して記憶する収納スペース情報記憶機能と、収納不可能なモノを整理品としてリスト化する整理品リストを作成する整理品リスト作成機能と、前記収納スペースの体積に第2の補正係数を乗算した後の収納可能容積を用途毎に合計する収納可能容積合計機能と、各モノの思い入れ度、状態、及び使用頻度の各データに第1の補正係数を乗算した後の値を加算して各モノのモノポイントを算出するモノポイント算出機能と、前記モノポイント算出機能によって算出されたモノポイントのデータを含むモノのリストを作成するモノリスト作成機能と、前記モノリスト作成機能によって作成されたリスト中のモノの体積を用途毎に合計するモノ体積合計機能と、前記モノ体積合計機能によって計算された値が前記収納可能容積合計機能によって計算された値より大きいかどうかを用途毎に判断する収納判断機能と、前記収納判断機能において大きいと判断された場合は、モノポイントが最小のモノを検索し、検索された最小のモノをモノリストから削除して整理品リストに追加する整理品リスト追加機能と、前記収納判断機能において大きいと判断されなかった場合は収納品リストを作成する収納品リスト作成機能を実現させる。
【0016】
コンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、前記整理品リスト作成機能によって作成されたリストにおいて予め定められた基準値より思い入れ度及び状態が低い整理品については、捨てると判断する第1の整理法判断機能と、前記整理品リスト作成機能によって作成されたリストにおいて予め定められた基準値より思い入れ度は低いが、状態は基準値以上の整理品については、譲ると判断する第2の整理法判断機能と、前記第1の整理法判断機能及び第2の整理法判断機能のいずれにおいても該当すると判断されなかった整理品については、預けると判断する第3の整理法判断機能をさらに実現させる。
【0017】
コンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、家族構成毎の日常的必要品をリスト化した日常的必要品リストを記憶する日常的必要品リスト記憶機能と、会員の日常的不足品をリスト化する日常的不足品リスト作成機能と、前記日常的必要品リスト記憶機能によって記憶されたリストの内、当該会員の家族構成に適合する日常的必要品リストを読み出す日常的必要品リスト読出機能と、前記収納品リスト作成機能によって作成された収納品リストを読み出す収納品リスト読出機能と、前記収納品リスト読出機能によって読み出された収納品リストと日常的必要品リスト読出機能によって読み出された日常的必要品リストを比較して不足品がないかどうかを判断する日常的不足品判断機能と、前記日常的不足品判断機能によって不足品があると判断された場合は当該不足品を日常的不足品リストに追加する日常的不足品リスト追加機能をさらに実現させる。
【0018】
コンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、家族構成毎のライフイベント必要品をリスト化したライフイベント必要品リストを記憶するライフイベント必要品リスト記憶機能と、会員のライフイベント不足品をリスト化するライフイベント不足品リスト作成機能と、前記ライフイベント必要品リスト記憶機能によって記憶されたリストの内、当該会員の家族構成に適合するライフイベント必要品リストを読み出すライフイベント必要品リスト読出機能と、前記収納品リスト作成機能によって作成された収納品リストを読み出す収納品リスト読出機能と、前記収納品リスト読出機能によって読み出された収納品リストとライフイベント必要品リスト読出機能によって読み出されたライフイベント必要品リストを比較して不足品がないかどうかを判断するライフイベント不足品判断機能と、前記ライフイベント不足品判断機能によって不足品があると判断された場合は当該不足品をライフイベント不足品リストに追加するライフイベント不足品リスト追加機能をさらに実現させる。
【0019】
コンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、イベント及び参加者の情報を前記会員端末から受信して記憶するイベント情報記憶機能と、イベント毎の必要品をリスト化したイベント必要品リストを記憶するイベント必要品リスト記憶機能と、会員のイベント不足品をリスト化するイベント不足品リスト作成機能と、前記イベント必要品リスト記憶機能によって記憶されたリストの内、当該会員のイベントに適合するイベント必要品リストを読み出すイベント必要品リスト読出機能と、前記収納品リスト作成機能によって作成された収納品リストを読み出す収納品リスト読出機能と、前記収納品リスト読出機能によって読み出された収納品リストとイベント必要品リスト読出機能によって読み出されたイベント必要品リストを比較して不足品がないかどうかを判断するイベント不足品判断機能と、前記イベント不足品判断機能によって不足品があると判断された場合は当該不足品をイベント不足品リストに追加するイベント不足品リスト追加機能をさらに実現させる。
【0020】
さらに企業側に設置される企業端末が通信ネットワークを介して運用管理サーバと接続されている収納情報管理システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、前記モノリスト作成機能によって作成された会員毎のモノリストを少なくとも会員の年齢、性別及び住所のデータと共に全ての会員について集計するモノリスト集計機能と、前記モノリスト集計機能によって集計されたデータを前記企業端末へ送信する企業端末送信機能をさらに実現させる。
【0021】
さらに企業側に設置される企業端末が通信ネットワークを介して運用管理サーバと接続されている収納情報管理システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、前記日常的不足品作成機能によって作成された会員毎の日常的不足品を少なくとも会員の年齢、性別及び住所のデータと共に全ての会員について集計する日常的不足品集計機能と、前記日常的不足品集計機能によって集計されたデータを企業端末へ送信する企業端末送信機能をさらに実現させる。
【0022】
さらに企業側に設置される企業端末が通信ネットワークを介して運用管理サーバと接続されている収納情報管理システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、購入予定品及び借用予定品の情報を前記会員端末から受信して記憶する予定品情報記憶機能と、おすすめ品の情報を前記企業端末から受信して記憶するおすすめ品情報記憶機能と、日常的不足品リスト、ライフイベント不足品リスト、又はイベント不足品リストを読み出す不足品リスト読出機能と、会員に提示するおすすめ品リストを作成するおすすめ品リスト作成機能と、前記不足品リスト読出機能によって読み出されたリスト中の不足品に対応する品が前記おすすめ品記憶機能によって記憶されたおすすめ品の中にあるかどうかを判断する第1のおすすめ品判断機能と、前記第1のおすすめ品判断機能においておすすめ品の中にあると判断された場合は当該おすすめ品をおすすめ品リストに追加する第1のおすすめ品リスト追加機能と、前記予定品記憶機能によって記憶された購入予定品及び借用予定品の中に前記不足品リスト読出機能によって読み出されたリスト中の不足品にはない品がある場合、前記おすすめ品記憶機能によって記憶されたおすすめ品の中に対応する品があるかどうかを判断する第2のおすすめ品判断機能と、前記第2のおすすめ品判断機能においておすすめ品の中にあると判断された場合は当該おすすめ品をおすすめ品リストに追加する第2のおすすめ品リスト追加機能をさらに実現させる。
【発明の効果】
【0023】
本願発明にかかる収納情報管理システムによれば、以下のような効果が発生する。
第1に、会員にとって、自分が所持しているモノについて、現在の収納スペースから適正な数量になるよう、不要なモノ・使わないモノの整理ができるという効果がある。また、現状での所持品を把握することが可能となることにより、同じモノをまた購入してしまう、収納できないのに購入してしまうといった無駄を排除することができるという効果もある。
第2に、企業にとって、性別、年齢、地域別などの会員のモノや不足品のデータが手に入ることから、売上に結びつく顧客層をターゲットとして絞ることが可能となり、今後売れるモノが把握できることから、販売戦略や生産計画に活用することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】全体のシステム構成を示した説明図である。
【図2】運用管理サーバ101の内部構成を示したブロック図である。
【図3】収納品リストを出力する場合の運用管理サーバ101における処理手順を示したフローチャート図である。
【図4】出力された収納品リストの例を示したものである。
【図5】整理品リストを出力する場合の運用管理サーバ101における処理手順を示したフローチャート図である。
【図6】出力された判断結果を含む整理品リストの例を示したものである。
【図7】日常的不足品リストを出力する場合の運用管理サーバ101における処理手順を示したフローチャート図である。
【図8】ライフイベント不足品リストを出力する場合の運用管理サーバ101における処理手順を示したフローチャート図である。
【図9】イベント不足品リストを出力する場合の運用管理サーバ101における処理手順を示したフローチャート図である。
【図10】おすすめ品リストを出力する場合の運用管理サーバ101における処理手順を示したフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
次に、本発明に係る収納情報管理システムの実施例につき、図面を参照しながら、以下に詳しく説明する。
【実施例1】
【0026】
図1は、本願の収納情報管理システムの実施例1の全体のシステム構成を示した説明図である。
本願の収納情報管理システムは、図1に示すように、会員側に設置された会員端末103、企業側に設置された企業端末104が、通信ネットワーク102を介して運用管理サーバ101と接続されている。
なお、図1に示した収納情報管理システムにおいては、運用管理サーバ101、会員端末103、企業端末104は、いずれも1つとして示されているが、これらは各々複数あってもよい。
【0027】
通信ネットワーク102は、インターネット、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)、WAN(広域ネットワーク)など、種々のネットワークを利用することが可能である。
【0028】
運用管理サーバ101は、図示しないが、CPUなどの制御部とRAMやROMなどの記憶部やインターネットなどとの通信を制御する通信部などを備えたコンピュータである。
そして、会員端末103、企業端末104は、図示しないが、CPUなどの制御部とRAMやROMなどの記憶部と液晶画面などの表示部やキーボードなどの入力部、インターネットなどとの通信を制御する通信部などを備えた情報処理機器であり、この中にはパーソナルコンピュータ、携帯電話、PHS、PDA、専用端末などが含まれる。
【0029】
運用管理サーバ101は、各種の情報を管理する複数の情報管理部を有する。図2は、運用管理サーバ101の内部構成を示したブロック図である。
その具体的な内部構成は、本システムを利用する会員の氏名、年齢、性別、住所、家族構成などに関する情報が記憶されている会員情報管理部201、会員に対するおすすめ品データを提供したり、会員の不足品データなどの提供を受けたりする企業の名称、住所、連絡先などに関する情報が記憶されている企業情報管理部202、会員が所持するモノのサイズ・用途(例:衣類・台所用品・本類)及び会員の収納スペースのサイズ・用途(例:衣類・台所用品・本類)などに関する情報が記憶されているモノ収納情報管理部203、家族構成毎の日常的必要品に関する情報が記憶されている日常的必要品情報管理部204、出産・入学・卒業・就職・結婚等の家族の成長に応じて必要とされるライフイベント必要品に関する情報が記憶されているライフイベント必要品情報管理部205、野球観戦・キャンプ・釣り等のイベント毎に必要とされるイベント必要品に関する情報が記憶されているイベント必要品情報管理部206、企業から提供されたおすすめ品及び会員に対するおすすめ品リストに関する情報が記憶されているおすすめ品情報管理部207、会員の収納品に関する情報が記憶されている収納品情報管理部208、会員の整理品に関する情報が記憶されている整理品情報管理部209、会員の不足品に関する情報が記憶されている不足品情報管理部210から構成されている。
【0030】
本発明で扱うモノとは、会員が所持する有体物をいう。また、会員には、個人だけでなく、会社などの法人・団体等も含まれていてもよい。
日常的必要品情報管理部204に記憶されている日常的必要品の各品のデータには、年齢や世代数など家族構成によってレベルが変動する必要レベル情報が含まれていてもよい。これは、同じ日常的必要品であっても会員の家族構成によって必要とされる度合いが異なるモノもあるため、日常的必要品の各モノのデータには家族構成毎の必要レベルが予め入力されている。日常的必要品の各品の必要レベルについては、家族構成毎に5段階評価で入力されているものとする。例えば、「5:必ず必要である」「4:やや必要である」「3:必要である」「2:どちらかと言えば必要である」「1:あっても無くてもよい」のいずれかで入力されているものとする。なお、日常的必要品の中には、火災警報器のように法律などで所持すべきとされているものも含まれる。
また、不足品情報管理部210に記憶されている会員の不足品に関する情報には、日常的不足品、ライフイベント不足品、イベント不足品の各データが含まれているものとする。
【0031】
次に、本発明における会員端末103における入力データについて詳しく説明する。本入力データには、会員の氏名、住所、年齢、性別、連絡先及び家族構成(人数・年齢・続柄・性別)等の基礎データ、収納スペース(建築一体型収納、収納家具・電化製品)、収納又は整理したいモノ、購入予定品、借用予定品、イベント及びその参加者の各データが含まれる。これらのデータは、会員登録時だけなく、会員登録後に随時、データの追加・更新・削除が可能となっている。そして、入力されたデータは、通信ネットワーク102を経由して運用管理サーバ101へ送信される。運用管理サーバ101においては、収納スペース及びモノに関する情報はモノ収納情報管理部203に記憶され、それ以外の情報は会員情報管理部201に記憶される。
収納スペースのデータを詳しく説明すると、建築一体型収納のデータには、家具などと異なって移動できない、物入・押入・天袋・クローゼット・流し台・洗面化粧台・棚・床下収納・玄関収納・小屋裏収納などのスペースに関する用途及びサイズの各データが含まれる。収納家具・電化製品のデータには、TVボード、リビングボード、タンス、チェスト、食器棚、机、本棚、シェルフ、外部物置、冷蔵庫などのスペースに関する用途及びサイズの各データが含まれる。
さらに、収納スペースに関しては、サイズを元に計算した体積に対して実際にモノを収納することができる実質的な収納可能容積の割合がどの程度かを表す第2の補正係数を入力するものとする。例えば、ある本棚の場合はほとんど余りなく被収納物である本を収納することができるので0.9、ある洋服を入れるタンスの場合は実際はその半分しか入れることができないので0.5などと、第2の補正係数を入力する。そして、この第2の補正係数を用いて、収納可能容積の合計などを計算する。
次に、モノのデータを詳しく説明すると、思い入れ度、状態、使用頻度、幅・高さ・奥行きなどのサイズ、用途(例:衣類・台所用品・本類)の各データが含まれるものとし、思い入れ度、状態、使用頻度の各データについては、5段階評価で入力するものとする。なお、モノのデータはこれらのデータに限られるものではなく、購入・借用の別などのデータが含まれていても良い。
例えば、思い入れ度の場合は「5:親族の形見、小さい頃から大切にしているぬいぐるみなど、他のものに替えられないもの」「4:誕生・結婚・入学などライフイベントでの思い出品、プレゼント品の思い出の物、お気に入りでよく使っているもの」「3:思い入れが普通のもの。他のものに代替を行っても支障がないもの」「2:あまり好きではないもの」「1:気に入っていないもの・手放してもよいと思えるもの、持っていることを忘れていたもの」のいずれかで入力する。
同様に、状態の場合は「5:大変良い」「4:良い」「3:普通」「2:悪い」「1:大変悪い」、使用頻度の場合は「5:毎日」「4:週1回」「3:月1回」「2:年1回」「1:1年に一度以下」のいずれかで入力する。
さらに、思い入れ度、状態、使用頻度に関しては、どの項目を重視するかという各会員の価値観に基づいて、思い入れ度、状態、使用頻度の各々について第1の補正係数を入力するものとする。例えば、思い入れ度は普通、状態は重視、使用頻度はそれ程ではないという会員の場合、思い入れ度、状態、使用頻度の各々の第1の補正係数について、1、1.2、0.8などと入力する。
【0032】
次に、本発明における運用管理サーバ101が有する機能について詳しく説明する。
図3は、収納品リストを出力する場合の運用管理サーバ101における処理手順を示したフローチャート図である。
実施の開始後(ステップS101)、会員が入力した情報を会員端末103から通信ネットワーク102を介してデータを受信し、モノ及び収納スペースに関する情報はモノ収納情報管理部203に、それ以外の情報は会員情報管理部201及びに記憶する(ステップS102)。
収納不可能なモノを整理品としてリスト化する整理品リストを作成する(ステップS103)。
モノ収納情報管理部203から収納スペースのサイズに関する情報を読み出して、各収納スペースの体積を計算し、その体積に第2の補正係数を乗算して収納可能容積を算出した後、衣類・台所用品・本類などの用途毎に合計する(ステップS104)。
次にモノ収納情報管理部203からモノに関する情報を読みだして各モノの思い入れ度、状態、及び使用頻度の各データに第1の補正係数を乗算した後の値を加算してモノポイントを算出する(ステップS105)。
モノポイントのデータを含むモノリストを作成する(ステップS106)。
モノリスト中のモノの体積を衣類・台所用品・本類などの用途毎に合計する(ステップS107)。
次に、ステップS107で算出した用途毎のモノの体積の合計とステップS104で算出した用途毎の収納可能な容積の合計を比較し、モノの体積の合計が収納可能な容積の合計より大きいかどうかを判断する(ステップS108)。
もし、モノの体積の合計が収納可能な容積の合計より大きいと判断されなかった場合は、判断結果は「No」となり、ステップS111へ進む。
一方、モノの体積の合計が収納可能な容積の合計より大きいと判断された場合は、判断結果は「Yes」となり、モノポイントが最小のモノを検索する(ステップS109)。
そして、モノポイントが最小のモノをモノリストから削除して整理品リストに追加する(ステップS110)。なお、整理品リストに関する情報は、整理品情報管理部209に記憶される。
次に、モノポイントが最小のモノが削除された後、再びモノの体積を用途毎に合計する(ステップS107)。
そして、モノリストに残っているモノについて収納品リストを作成する(ステップS111)。なお、収納品リストに関する情報は、収納品情報管理部208に記憶される。
最後に、各収納品に関する収納品リストを出力し(ステップS112)、終了となる(ステップS113)。図4は、出力された収納品リストの例を示したものである。図4における思い入れ度、状態、及び使用頻度の値は、第1の補正係数を乗算した後の値であり、モノポイントはこれらの値の合計値である。
【0033】
図5は、整理品リストを出力する場合の運用管理サーバ101における処理手順を示したフローチャート図である。
実施の開始後(ステップS201)、整理品情報管理部209から整理品リストを読み出す(ステップS202)。
次に、読み出した整理品について、予め定められた基準値より思い入れ度及び状態が低いかどうかを判断する(ステップS203)。より具体的には、会員が会員端末103に入力した判断の基準値を、運用管理サーバ101が受信して会員情報管理部201に記憶しておき、その基準値を元に高低を判断する。例えば、基準値が3であった場合は、思い入れ度が3未満、かつ状態が3未満であるかどうかを判断する。
もし、基準値より思い入れ度及び状態が低いと判断された場合は、判断結果は「Yes」となり、「捨てる」と判断し、判断結果を整理品情報管理部209に記憶する(ステップS204)。
一方、基準値より思い入れ度及び状態が低いと判断されなかった場合は、判断結果は「No」となり、ステップS205へ進む。
次に、読み出した整理品について、予め定められた基準値より思い入れ度は低いが、状態は基準値以上かどうかを判断する(ステップS205)。例えば、基準値が3であった場合は、思い入れ度が3未満、かつ状態が3以上であるかどうかを判断する。
もし、基準値より思い入れ度は低いが、状態は基準値以上と判断された場合は、判断結果は「Yes」となり、「譲る」と判断し、判断結果を整理品情報管理部209に記憶する(ステップS206)。なお、「譲る」には、知り合いにプレゼントする無償で譲る場合、及びフリーマーケットやオークションなどで他人に有償で譲る場合の両方が含まれる。
一方、基準値より思い入れ度は低いが、状態は基準値以上と判断されなかった場合は、判断結果は「No」となり、「預ける」と判断し、判断結果を整理品情報管理部209に記憶する(ステップS207)。「預ける」には、実家に預ける場合又はレンタルコンテナに預ける場合などがある。
最後に、判断結果を含む整理品リストを出力し(ステップS208)、終了となる(ステップS209)。図6は、出力された判断結果を含む整理品リストの例を示したものである。なお、図6における思い入れ度、状態、及び使用頻度の値は、第1の補正係数を乗算した後の値であり、モノポイントはこれらの値の合計値である。
【0034】
さらに、ステップS106において作成された会員毎のモノリストに関し、少なくとも会員の年齢、性別及び住所のデータと共に全ての会員について集計した後、集計されたデータを通信ネットワーク102を経由して企業端末104へ送信することも可能である。
【0035】
図7は、日常的不足品リストを出力する場合の運用管理サーバ101における処理手順を示したフローチャート図である。日常的不足品リストとは、その会員の家族構成の場合に一般に所持していると思われる日常的必要品の内、その会員が所持していないモノのリストである。
実施の開始後(ステップS301)、家族構成毎の日常的必要品がリスト化された日常的必要品リストを日常的必要品情報管理部204に入力し記憶させる(ステップS302)。例えば、30代の夫婦と小学生の男の子2人がいる4人家族の場合、20代の夫婦2人の家族の場合などについての標準的な必要品がリスト化されたものである。
次に、会員の日常的不足品をリスト化する日常的不足品リストを作成する(ステップS303)。これは、日常的必要品の内、その会員が所持していないモノを把握するリストである。なお、日常的不足品リストに関する情報は、不足品情報管理部210に記憶される。
さらに、ステップS302で入力された日常的必要品リストの中から、会員情報管理部201に予め記憶されている当該会員の家族構成のデータを元に、当該会員の家族構成に適合する日常的必要品リストを日常的必要品情報管理部204から読み出す(ステップS304)。
そして、収納品情報管理部208から、当該会員の自宅に収納している収納品をリスト化した収納品リストを読み出す(ステップS305)。
次に、ステップS305で読み出した収納品リストとステップS304で読み出した日常的必要品リストを比較し、不足品があるかどうかを判断する(ステップS306)。
もし、不足品があると判断された場合は、判断結果は「Yes」となり、日常的不足品リストに追加する(ステップS307)。なお、日常的不足品リストに追加された情報は、不足品情報管理部210に記憶される。
一方、不足品があると判断されなかった場合は、判断結果は「No」となり、ステップS308へ進む。
最後に、会員の日常的不足品リストを出力し(ステップS308)、終了となる(ステップS309)。なお、ステップS308では、必要レベル別に出力したり、不足率(例えば、靴下を通常は10足あるべきものが2足しか持っていない場合は不足率80%など)の高い順に出力したりしても良い。
【0036】
さらに、不足品情報管理部210から日常的不足品に関する情報を読みだして少なくとも会員の年齢・性別・住所のデータと共に集計した後、集計されたデータを通信ネットワーク102を経由して企業端末104へ送信することも可能である。
【0037】
図8は、ライフイベント不足品リストを出力する場合の運用管理サーバ101における処理手順を示したフローチャート図である。ライフイベント不足品リストとは、その会員の家族の構成員の将来的な出産・入学・卒業・就職・結婚等の人生の出来事に応じて必要されるライフイベント必要品の内、その会員が所持していないモノのリストである。当該会員の家族の年齢を元に、出産・入学・卒業・就職・結婚の平均年齢の値又は当該会員の入力した値を元に、各ライフイベントの時期を特定し、何年後にはどのようなモノが必要となるかをリスト化したものである。
実施の開始後(ステップS401)、家族構成毎のライフイベント必要品がリスト化されたライフイベント必要品リストをライフイベント必要品情報管理部205に入力し記憶させる(ステップS402)。例えば、20代の夫婦2人の家族の場合の子供の出産・入学・卒業・就職・結婚等など、将来的な人生の出来事に応じて標準的な必要品がリスト化されたものである。
次に、会員のライフイベント不足品をリスト化するライフイベント不足品リストを作成する(ステップS403)。これは、ライフイベント必要品の内、その会員が所持していないモノを把握するリストである。なお、ライフイベント不足品リストに関する情報は、不足品情報管理部210に記憶される。
さらに、当該会員に適合するライフイベント必要品リストをライフイベント必要品情報管理部205から読み出す(ステップS404)。つまり、会員情報管理部201に予め記憶されている当該会員の家族構成のデータを元に、ステップS402で入力されたライフイベント必要品リストから、その家族構成に適合したライフイベント必要品リストをライフイベント必要品情報管理部205から読み出すのである。
そして、収納品情報管理部208から、当該会員の自宅に収納している収納品をリスト化した収納品リストを読み出す(ステップS405)。
次に、ステップS405で読み出した収納品リストとステップS404で読み出したライフイベント必要品リストを比較し、不足品があるかどうかを判断する(ステップS406)。
もし、不足品があると判断された場合は、判断結果は「Yes」となり、ライフイベント不足品リストに追加する(ステップS407)。なお、ライフイベント不足品リストに追加された情報は、不足品情報管理部210に記憶される。
一方、不足品があると判断されなかった場合は、判断結果は「No」となり、ステップS408へ進む。
最後に、会員のライフイベント不足品リストを出力し(ステップS408)、終了となる(ステップS409)。
【0038】
図9は、イベント不足品リストを出力する場合の運用管理サーバ101における処理手順を示したフローチャート図である。イベント不足品リストとは、野球観戦・キャンプ・釣り等のイベントに応じて必要されるイベント必要品の内、その会員が所持していないモノのリストである。
実施の開始後(ステップS501)、イベント毎のイベント必要品がリスト化されたイベント必要品リストをイベント必要品情報管理部206に入力し記憶させる(ステップS502)。例えば、キャンプならばテント・椅子・寝袋・コンロなど、キャンプというイベントに必要な品がリスト化されたものである。
次に、会員のイベント不足品をリスト化するイベント不足品リストを作成する(ステップS503)。これは、イベント必要品の内、その会員が所持していないモノを把握するリストである。なお、イベント不足品リストに関する情報は、不足品情報管理部210に記憶される。
さらに、当該イベント参加者に適合するイベント必要品リストをイベント必要品情報管理部206から読み出す(ステップS504)。つまり、会員情報管理部201に予め記憶されている当該イベント参加者のデータを元に、ステップS502で入力されたイベント必要品リストから、そのイベント参加者に適合したライフイベント必要品リストをイベント必要品情報管理部206から読み出すのである。
そして、収納品情報管理部208から、当該会員の自宅に収納している収納品をリスト化した収納品リストを読み出す(ステップS505)。
次に、ステップS505で読み出した収納品リストとステップS504で読み出したイベント必要品リストを比較し、不足品があるかどうかを判断する(ステップS506)。
もし、不足品があると判断された場合は、判断結果は「Yes」となり、イベント不足品リストに追加する(ステップS507)。なお、イベント不足品リストに追加された情報は、不足品情報管理部210に記憶される。
一方、不足品があると判断されなかった場合は、判断結果は「No」となり、ステップS508へ進む。
最後に、会員のイベント不足品リストを出力し(ステップS508)、終了となる(ステップS509)。
【0039】
図10は、おすすめ品リストを出力する場合の運用管理サーバ101における処理手順を示したフローチャート図である。
実施の開始後(ステップS601)、企業端末104から送信されたおすすめ品のデータを受信して、おすすめ品情報管理部207に記憶する(ステップS602)。
次に、会員端末103から送信された購入予定品及び借用予定品のデータを会員情報管理部201に記憶する(ステップS603)。
不足品リストを不足品情報管理部210から読み出す(ステップS604)。なお、不足品情報管理部210に記憶されている会員の不足品に関する情報には、日常的不足品、ライフイベント不足品、イベント不足品の各データが含まれている。
そして、会員におすすめ品を提示するおすすめ品リストを作成する(ステップS605)。なお、会員に対するおすすめ品リストの情報は、おすすめ品情報管理部207に記憶される。
次に、ステップS604で読み出した不足品リストとステップS602で記憶したおすすめ品のデータをおすすめ品情報管理部207から読み出して比較し、不足品に対応するおすすめ品がおすすめ品の中にあるかどうかを判断する(ステップS606)。
もし、不足品に対応するおすすめ品がおすすめ品情報管理部207から読み出したおすすめ品の中にあると判断された場合は、判断結果は「Yes」となり、おすすめ品リストに追加する(ステップS607)。なお、おすすめ品リストに追加された情報は、おすすめ品情報管理部207に記憶される。
一方、不足品に対応するおすすめ品がおすすめ品の中にあると判断されなかった場合は、判断結果は「No」となり、ステップS608へ進む。
次に、ステップS604で読み出した不足品リストとステップS603で記憶した購入予定品及び借用予定品のデータを会員情報管理部201から読み出して比較し、不足品リストにない品が購入予定品及び借用予定品の中にあるかどうかを判断する(ステップS608)。
もし、不足品リストにない品が購入予定品及び借用予定品の中にあると判断された場合は、判断結果は「Yes」となり、ステップS609へ進む。
一方、不足品リストにない品が購入予定品及び借用予定品の中にあると判断されなかった場合は、判断結果は「No」となり、ステップS611へ進む。
ステップS609では、会員情報管理部201に記憶されている購入予定品及び借用予定品とおすすめ品情報管理部207に記憶されているおすすめ品のデータを読み出して比較し、購入予定品及び借用予定品に対応するおすすめ品がおすすめ品情報管理部207から読み出したおすすめ品の中にあるかどうかを判断する。
もし、購入予定品及び借用予定品に対応するおすすめ品がおすすめ品の中にあると判断された場合は、判断結果は「Yes」となり、おすすめ品リストに追加する(ステップS610)。
一方、購入予定品及び借用予定品に対応するおすすめ品がおすすめ品の中にあると判断されなかった場合は、判断結果は「No」となり、ステップS611へ進む。
最後に、会員に提示するおすすめ品リストを出力し(ステップS611)、終了となる(ステップS612)。
【0040】
なお、本発明の目的は、上記の実施例1の機能を実現するソフトウェアのプログラムをシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータが記憶媒体に記録されたソフトウェアのプログラムを読出し実行することによっても達成される。
【0041】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、当該プログラムやそれを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0042】
ソフトウェアのプログラムを記録するための記憶媒体としては、例えば、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0043】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムが、システム又は装置のコンピュータに挿入された機能拡張用のボードやコンピュータに接続された機能拡張用のユニットに備えられたメモリに書込まれた後、当該プログラムの指示に基づき、その機能拡張用のボードやユニットに備えられたCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によって上記の機能が実現される場合も含まれるものとする。
【符号の説明】
【0044】
101 運用管理サーバ
102 通信ネットワーク
103 会員端末
104 企業端末
201 会員情報管理部
202 企業情報管理部
203 モノ収納情報管理部
204 日常的必要品情報管理部
205 ライフイベント必要品情報管理部
206 イベント必要品情報管理部
207 おすすめ品情報管理部
208 収納品情報管理部
209 整理品情報管理部
210 不足品情報管理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
会員側に設置される会員端末が通信ネットワークを介して運用管理サーバと接続されている収納情報管理システムにおいて、
前記運用管理サーバは、
会員の年齢、性別、住所及び家族構成の情報を前記会員端末から受信して記憶する会員情報記憶手段と、
モノの思い入れ度、状態、使用頻度、用途及びサイズのデータ、並びに前記モノの思い入れ度、状態、及び使用頻度についての第1の補正係数の情報を前記会員端末から受信して記憶するモノ情報記憶手段と、
前記モノを収納することができる収納スペースの用途及びサイズのデータ、並びに前記収納スペース毎に収納可能容積を計算するための第2の補正係数の情報を前記会員端末から受信して記憶する収納スペース情報記憶手段と、
収納不可能なモノを整理品としてリスト化する整理品リストを作成する整理品リスト作成手段と、
前記収納スペースの体積に第2の補正係数を乗算した後の収納可能容積を用途毎に合計する収納可能容積合計手段と、
各モノの思い入れ度、状態、及び使用頻度の各データに第1の補正係数を乗算した後の値を加算して各モノのモノポイントを算出するモノポイント算出手段と、
前記モノポイント算出手段によって算出されたモノポイントのデータを含むモノのリストを作成するモノリスト作成手段と、
前記モノリスト作成手段によって作成されたリスト中のモノの体積を用途毎に合計するモノ体積合計手段と、
前記モノ体積合計手段によって計算された値が前記収納可能容積合計手段によって計算された値より大きいかどうかを用途毎に判断する収納判断手段と、
前記収納判断手段において大きいと判断された場合は、モノポイントが最小のモノを検索し、検索された最小のモノをモノリストから削除して整理品リストに追加する整理品リスト追加手段と、
前記収納判断手段において大きいと判断されなかった場合は収納品リストを作成する収納品リスト作成手段
を備えることを特徴とする収納情報管理システム。
【請求項2】
前記運用管理サーバは、
前記整理品リスト作成手段によって作成されたリストにおいて予め定められた基準値より思い入れ度及び状態が低い整理品については、捨てると判断する第1の整理法判断手段と、
前記整理品リスト作成手段によって作成されたリストにおいて予め定められた基準値より思い入れ度は低いが、状態は基準値以上の整理品については、譲ると判断する第2の整理法判断手段と、
前記第1の整理法判断手段及び第2の整理法判断手段のいずれにおいても該当すると判断されなかった整理品については、預けると判断する第3の整理法判断手段
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の収納情報管理システム。
【請求項3】
前記運用管理サーバは、
家族構成毎の日常的必要品をリスト化した日常的必要品リストを記憶する日常的必要品リスト記憶手段と、
会員の日常的不足品をリスト化する日常的不足品リスト作成手段と、
前記日常的必要品リスト記憶手段によって記憶されたリストの内、当該会員の家族構成に適合する日常的必要品リストを読み出す日常的必要品リスト読出手段と、
前記収納品リスト作成手段によって作成された収納品リストを読み出す収納品リスト読出手段と、
前記収納品リスト読出手段によって読み出された収納品リストと日常的必要品リスト読出手段によって読み出された日常的必要品リストを比較して不足品がないかどうかを判断する日常的不足品判断手段と、
前記日常的不足品判断手段によって不足品があると判断された場合は当該不足品を日常的不足品リストに追加する日常的不足品リスト追加手段
をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし2のいずれかに記載の収納情報管理システム。
【請求項4】
前記運用管理サーバは、
家族構成毎のライフイベント必要品をリスト化したライフイベント必要品リストを記憶するライフイベント必要品リスト記憶手段と、
会員のライフイベント不足品をリスト化するライフイベント不足品リスト作成手段と、
前記ライフイベント必要品リスト記憶手段によって記憶されたリストの内、当該会員の家族構成に適合するライフイベント必要品リストを読み出すライフイベント必要品リスト読出手段と、
前記収納品リスト作成手段によって作成された収納品リストを読み出す収納品リスト読出手段と、
前記収納品リスト読出手段によって読み出された収納品リストとライフイベント必要品リスト読出手段によって読み出されたライフイベント必要品リストを比較して不足品がないかどうかを判断するライフイベント不足品判断手段と、
前記ライフイベント不足品判断手段によって不足品があると判断された場合は当該不足品をライフイベント不足品リストに追加するライフイベント不足品リスト追加手段
をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし2のいずれかに記載の収納情報管理システム。
【請求項5】
前記運用管理サーバは、
イベント及び参加者の情報を前記会員端末から受信して記憶するイベント情報記憶手段と、
イベント毎の必要品をリスト化したイベント必要品リストを記憶するイベント必要品リスト記憶手段と、
会員のイベント不足品をリスト化するイベント不足品リスト作成手段と、
前記イベント必要品リスト記憶手段によって記憶されたリストの内、当該会員のイベントに適合するイベント必要品リストを読み出すイベント必要品リスト読出手段と、
前記収納品リスト作成手段によって作成された収納品リストを読み出す収納品リスト読出手段と、
前記収納品リスト読出手段によって読み出された収納品リストとイベント必要品リスト読出手段によって読み出されたイベント必要品リストを比較して不足品がないかどうかを判断するイベント不足品判断手段と、
前記イベント不足品判断手段によって不足品があると判断された場合は当該不足品をイベント不足品リストに追加するイベント不足品リスト追加手段
をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし2のいずれかに記載の収納情報管理システム。
【請求項6】
さらに企業側に設置される企業端末が通信ネットワークを介して運用管理サーバと接続されている収納情報管理システムにおいて、
前記運用管理サーバは、
前記モノリスト作成手段によって作成された会員毎のモノリストを少なくとも会員の年齢、性別及び住所のデータと共に全ての会員について集計するモノリスト集計手段と、
前記モノリスト集計手段によって集計されたデータを前記企業端末へ送信する企業端末送信手段
をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の収納情報管理システム。
【請求項7】
さらに企業側に設置される企業端末が通信ネットワークを介して運用管理サーバと接続されている収納情報管理システムにおいて、
前記運用管理サーバは、
前記日常的不足品作成手段によって作成された会員毎の日常的不足品を少なくとも会員の年齢、性別及び住所のデータと共に全ての会員について集計する日常的不足品集計手段と、
前記日常的不足品集計手段によって集計されたデータを企業端末へ送信する企業端末送信手段
をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の収納情報管理システム。
【請求項8】
さらに企業側に設置される企業端末が通信ネットワークを介して運用管理サーバと接続されている収納情報管理システムにおいて、
前記運用管理サーバは、
購入予定品及び借用予定品の情報を前記会員端末から受信して記憶する予定品情報記憶手段と、
おすすめ品の情報を前記企業端末から受信して記憶するおすすめ品情報記憶手段と、
日常的不足品リスト、ライフイベント不足品リスト、又はイベント不足品リストを読み出す不足品リスト読出手段と、
会員に提示するおすすめ品リストを作成するおすすめ品リスト作成手段と、
前記不足品リスト読出手段によって読み出されたリスト中の不足品に対応する品が前記おすすめ品記憶手段によって記憶されたおすすめ品の中にあるかどうかを判断する第1のおすすめ品判断手段と、
前記第1のおすすめ品判断手段においておすすめ品の中にあると判断された場合は当該おすすめ品をおすすめ品リストに追加する第1のおすすめ品リスト追加手段と、
前記予定品記憶手段によって記憶された購入予定品及び借用予定品の中に前記不足品リスト読出手段によって読み出されたリスト中の不足品にはない品がある場合、前記おすすめ品記憶手段によって記憶されたおすすめ品の中に対応する品があるかどうかを判断する第2のおすすめ品判断手段と、
前記第2のおすすめ品判断手段においておすすめ品の中にあると判断された場合は当該おすすめ品をおすすめ品リストに追加する第2のおすすめ品リスト追加手段
をさらに備えることを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載の収納情報管理システム。
【請求項9】
会員側に設置される会員端末が通信ネットワークを介して運用管理サーバと接続されている収納情報管理システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、
会員の年齢、性別、住所及び家族構成の情報を前記会員端末から受信して記憶する会員情報記憶機能と、
モノの思い入れ度、状態、使用頻度、用途及びサイズのデータ、並びに前記モノの思い入れ度、状態、及び使用頻度についての第1の補正係数の情報を前記会員端末から受信して記憶するモノ情報記憶機能と、
前記モノを収納することができる収納スペースの用途及びサイズのデータ、並びに前記収納スペース毎に収納可能容積を計算するための第2の補正係数の情報を前記会員端末から受信して記憶する収納スペース情報記憶機能と、
収納不可能なモノを整理品としてリスト化する整理品リストを作成する整理品リスト作成機能と、
前記収納スペースの体積に第2の補正係数を乗算した後の収納可能容積を用途毎に合計する収納可能容積合計機能と、
各モノの思い入れ度、状態、及び使用頻度の各データに第1の補正係数を乗算した後の値を加算して各モノのモノポイントを算出するモノポイント算出機能と、
前記モノポイント算出機能によって算出されたモノポイントのデータを含むモノのリストを作成するモノリスト作成機能と、
前記モノリスト作成機能によって作成されたリスト中のモノの体積を用途毎に合計するモノ体積合計機能と、
前記モノ体積合計機能によって計算された値が前記収納可能容積合計機能によって計算された値より大きいかどうかを用途毎に判断する収納判断機能と、
前記収納判断機能において大きいと判断された場合は、モノポイントが最小のモノを検索し、検索された最小のモノをモノリストから削除して整理品リストに追加する整理品リスト追加機能と、
前記収納判断機能において大きいと判断されなかった場合は収納品リストを作成する収納品リスト作成機能
を実現させることを特徴とするプログラム。
【請求項10】
前記整理品リスト作成機能によって作成されたリストにおいて予め定められた基準値より思い入れ度及び状態が低い整理品については、捨てると判断する第1の整理法判断機能と、
前記整理品リスト作成機能によって作成されたリストにおいて予め定められた基準値より思い入れ度は低いが、状態は基準値以上の整理品については、譲ると判断する第2の整理法判断機能と、
前記第1の整理法判断機能及び第2の整理法判断機能のいずれにおいても該当すると判断されなかった整理品については、預けると判断する第3の整理法判断機能
をさらに実現させることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
【請求項11】
家族構成毎の日常的必要品をリスト化した日常的必要品リストを記憶する日常的必要品リスト記憶機能と、
会員の日常的不足品をリスト化する日常的不足品リスト作成機能と、
前記日常的必要品リスト記憶機能によって記憶されたリストの内、当該会員の家族構成に適合する日常的必要品リストを読み出す日常的必要品リスト読出機能と、
前記収納品リスト作成機能によって作成された収納品リストを読み出す収納品リスト読出機能と、
前記収納品リスト読出機能によって読み出された収納品リストと日常的必要品リスト読出機能によって読み出された日常的必要品リストを比較して不足品がないかどうかを判断する日常的不足品判断機能と、
前記日常的不足品判断機能によって不足品があると判断された場合は当該不足品を日常的不足品リストに追加する日常的不足品リスト追加機能
をさらに実現させることを特徴とする請求項9ないし10のいずれかに記載のプログラム。
【請求項12】
家族構成毎のライフイベント必要品をリスト化したライフイベント必要品リストを記憶するライフイベント必要品リスト記憶機能と、
会員のライフイベント不足品をリスト化するライフイベント不足品リスト作成機能と、
前記ライフイベント必要品リスト記憶機能によって記憶されたリストの内、当該会員の家族構成に適合するライフイベント必要品リストを読み出すライフイベント必要品リスト読出機能と、
前記収納品リスト作成機能によって作成された収納品リストを読み出す収納品リスト読出機能と、
前記収納品リスト読出機能によって読み出された収納品リストとライフイベント必要品リスト読出機能によって読み出されたライフイベント必要品リストを比較して不足品がないかどうかを判断するライフイベント不足品判断機能と、
前記ライフイベント不足品判断機能によって不足品があると判断された場合は当該不足品をライフイベント不足品リストに追加するライフイベント不足品リスト追加機能
をさらに実現させることを特徴とする請求項9ないし10のいずれかに記載のプログラム。
【請求項13】
イベント及び参加者の情報を前記会員端末から受信して記憶するイベント情報記憶機能と、
イベント毎の必要品をリスト化したイベント必要品リストを記憶するイベント必要品リスト記憶機能と、
会員のイベント不足品をリスト化するイベント不足品リスト作成機能と、
前記イベント必要品リスト記憶機能によって記憶されたリストの内、当該会員のイベントに適合するイベント必要品リストを読み出すイベント必要品リスト読出機能と、
前記収納品リスト作成機能によって作成された収納品リストを読み出す収納品リスト読出機能と、
前記収納品リスト読出機能によって読み出された収納品リストとイベント必要品リスト読出機能によって読み出されたイベント必要品リストを比較して不足品がないかどうかを判断するイベント不足品判断機能と、
前記イベント不足品判断機能によって不足品があると判断された場合は当該不足品をイベント不足品リストに追加するイベント不足品リスト追加機能
をさらに実現させることを特徴とする請求項9ないし10のいずれかに記載のプログラム。
【請求項14】
さらに企業側に設置される企業端末が通信ネットワークを介して運用管理サーバと接続されている収納情報管理システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、
前記モノリスト作成機能によって作成された会員毎のモノリストを少なくとも会員の年齢、性別及び住所のデータと共に全ての会員について集計するモノリスト集計機能と、
前記モノリスト集計機能によって集計されたデータを前記企業端末へ送信する企業端末送信機能
をさらに実現させることを特徴とする請求項9ないし13のいずれかに記載のプログラム。
【請求項15】
さらに企業側に設置される企業端末が通信ネットワークを介して運用管理サーバと接続されている収納情報管理システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、
前記日常的不足品作成機能によって作成された会員毎の日常的不足品を少なくとも会員の年齢、性別及び住所のデータと共に全ての会員について集計する日常的不足品集計機能と、
前記日常的不足品集計機能によって集計されたデータを企業端末へ送信する企業端末送信機能
をさらに実現させることを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
【請求項16】
さらに企業側に設置される企業端末が通信ネットワークを介して運用管理サーバと接続されている収納情報管理システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、
購入予定品及び借用予定品の情報を前記会員端末から受信して記憶する予定品情報記憶機能と、
おすすめ品の情報を前記企業端末から受信して記憶するおすすめ品情報記憶機能と、
日常的不足品リスト、ライフイベント不足品リスト、又はイベント不足品リストを読み出す不足品リスト読出機能と、
会員に提示するおすすめ品リストを作成するおすすめ品リスト作成機能と、
前記不足品リスト読出機能によって読み出されたリスト中の不足品に対応する品が前記おすすめ品記憶機能によって記憶されたおすすめ品の中にあるかどうかを判断する第1のおすすめ品判断機能と、
前記第1のおすすめ品判断機能においておすすめ品の中にあると判断された場合は当該おすすめ品をおすすめ品リストに追加する第1のおすすめ品リスト追加機能と、
前記予定品記憶機能によって記憶された購入予定品及び借用予定品の中に前記不足品リスト読出機能によって読み出されたリスト中の不足品にはない品がある場合、前記おすすめ品記憶機能によって記憶されたおすすめ品の中に対応する品があるかどうかを判断する第2のおすすめ品判断機能と、
前記第2のおすすめ品判断機能においておすすめ品の中にあると判断された場合は当該おすすめ品をおすすめ品リストに追加する第2のおすすめ品リスト追加機能
をさらに実現させることを特徴とする請求項11ないし13のいずれかに記載のプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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