説明

収縮成形包装体、及びその製造方法

【課題】 本発明は、熱収縮性の筒状シートを利用した新規な容器を用いた収縮成形包装体を提供する。
【解決手段】 本発明の収縮成形包装体は、軸線回り方向Cに熱収縮しうる筒状シートを熱収縮させて形成された収縮成形容器2と、収縮成形容器2内に収容された商品3と、を有し、収縮成形容器2が、筒状胴部21を有し、筒状胴部21の軸線方向一端部21aが閉塞され且つ筒状胴部21の軸線方向他端部21bが開口された自立可能な有底容器であり、収縮成形容器2内に商品3が収容された状態で、筒状胴部21の開口部23が蓋材6で閉塞されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱収縮性の筒状シートを用いた新規な収縮成形包装体、及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、菓子などの食品、玩具などの各種商品を収容する容器は、様々な材質及び形態が知られている。
【0003】
即席麺の容器(所謂カップ麺)は、例えば、発泡ポリスチレンシートをシート成形(例えば、真空成形、圧空成形等)した上面開口型の容器からなる。この発泡容器内に即席麺を入れ、容器の開口縁部にシート蓋をシールすることによって包装体が構成されている。
また、固形キャラメルの容器は、例えば、厚紙や合成樹脂シートなどのシート材に折り罫線を形成し、該シート材を組み立てた箱型容器からなる。この箱型容器内にキャラメルを入れることによって包装体が構成されている。
これら容器は、収容する商品の性質や包装体のコストなどを考慮して、適宜最適な容器が選択される。
従って、容器の選択肢を拡げるために、より多くの容器が提供されることが望ましい。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、新規な容器(具体的には、熱収縮性の筒状シートを成形した容器)に商品が収容された収縮成形包装体、及び該収縮成形包装体の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的のため、本発明者らは、鋭意研究したところ、従来、飲料容器のラベルとして使用されている熱収縮性筒状シートを容器として使用するという着想に至り、本発明を完成させた。
【0006】
本発明の収縮成形包装体は、軸線回り方向に主として熱収縮しうる筒状シートを熱収縮させて形成した収縮成形容器と、収縮成形容器内に収容された商品と、を有し、前記収縮成形容器が、筒状胴部を有し、前記筒状胴部の軸線方向一端部が閉塞され且つ筒状胴部の軸線方向他端部が開口された自立可能な有底容器であり、前記収縮成形容器内に前記商品が収容された状態で、前記筒状胴部の開口部が蓋材で閉塞されていることを特徴とする。
【0007】
上記収縮成形包装体は、容器として、筒状シートを熱収縮させて形成した収縮成形容器が用いられている。かかる収縮成形容器は、従来にない新規な容器であるので、新規な収縮成形包装体を提供できる。この収縮成形包装体は、筒状胴部(収縮成形容器)の開口部が蓋材で閉塞されているので、収縮成形容器内に粉塵などが入り込む虞がなく、商品を良好に包装できる。
【0008】
本発明の好ましい収縮成形包装体は、上記収縮成形容器の筒状胴部が、軸線方向一端部に向かうに従って縮径する縮径領域を有し、前記縮径領域の一部分に、前記筒状胴部の分断を補助するための分断補助手段が筒状胴部の軸線回り方向に設けられている。
【0009】
上記収縮成形包装体は、分断補助手段を利用して、筒状胴部の一部分を軸線回り方向に切り取ることによって、筒状胴部(収縮成形容器)を第1分割体と第2分割体の2つに分割できる。分割により、収縮成形包装体は開封される。上記分断補助手段は、縮径領域に設けられているので、第1分割体の切断縁の周長は、第2分割体の周長よりも短くなる。このため、第2分割体を第1分割体に外嵌することができ、開封後の収縮成形包装体を再封することができる。
【0010】
本発明の好ましい収縮成形包装体は、上記筒状シートが、発泡樹脂シート、または、発泡樹脂シートが積層された積層シートである。
該収縮成形包装体は、収縮成形容器(筒状シート)が発泡樹脂シートを含むので、断熱性及び保形性に優れている。
【0011】
本発明の収縮成形包装体の製造方法は、軸線回り方向に主として熱収縮しうる筒状シートを成形型に外嵌し、前記筒状シートを前記成形型に沿って熱収縮させることにより、軸線方向一端部が閉塞され且つ軸線方向他端部が開口された収縮成形容器を成形する工程、前記収縮成形容器を成形型から引き抜いた後、収縮成形容器の開口部から収縮成形容器内に商品を入れる工程、前記収縮成形容器内に蓋材を嵌める工程であって、前記収縮成形容器の一部分が蓋材の外面よりも突出するように、前記収縮成形容器の開口部から蓋材を嵌めて前記開口部を閉塞する工程、前記収縮成形容器の一部分を加熱して熱収縮させ、前記一部分を蓋材の外面周端部に沿わせる工程、を有する。
かかる製造方法は、上記収縮成形包装体を簡便に作製することができる。
【0012】
本発明の好ましい製造方法は、上記収縮成形容器の一部分を加熱する前に、前記収縮成形容器の一部分以外の部分を、遮熱部材で覆うことを特徴とする。
このように収縮成形容器の一部分以外の部分を遮熱部材で覆うことにより、前記一部分以外の部分の熱収縮を防止しつつ、収縮成形容器の一部分を確実に熱収縮させて蓋材の外面周端部に沿わすことができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明の収縮成形包装体は、従来にない新規な包装体を提供できる。従って、商品を包装する際に、包装形態の選択肢が拡がる。選択肢が拡がることにより、例えば、1種類の商品を同じ包装形態にせず、本発明の収縮成形包装体と従来公知の包装体とすることもできる。従って、1種類の商品を異なる形態の包装体で提供することもできる。
本発明の収縮成形包装体の製造方法は、上記収縮成形包装体を簡易に作製できる。特に、収縮成形容器の一部分以外の部分を遮熱部材で覆うことにより、容器の熱変形を防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
なお、本発明において、シートとは、一般にフィルムと呼ばれるものを含む意味である。また、収縮成形容器の軸線方向とは、自立させた収縮成形容器を構成する筒状胴部の水平断面に対して直交する方向をいう。収縮成形容器の軸線回り方向とは、前記軸線を中心とする周方向をいう。筒状胴部の軸線方向及び軸線回り方向並びに筒状シートの軸線方向及び軸線回り方向は、それぞれ収縮成形容器の軸線方向及び軸線回り方向と同じ方向をいう。
【0015】
<第1実施形態>
[収縮成形包装体]
図1〜図3に於いて、1は、収縮成形包装体を示す。
該収縮成形包装体1は、軸線回り方向Cに主として熱収縮しうる筒状シートを熱収縮させて形成された収縮成形容器2と、該収縮成形容器2内に収容された商品3と、収縮成形容器2の開口部23を閉塞する蓋材6と、を有する。
収縮成形包装体1は、収縮成形容器2の軸線方向一端部21a側の面を下にして、自立可能である。
【0016】
上記収縮成形容器2は、中空の筒状胴部21を有し、前記筒状胴部21の軸線方向一端部21aが閉塞され且つ筒状胴部21の軸線方向他端部21bが開口部23として開口された自立可能な有底容器である。
収縮成形包装体1は、上記開口部23を有する収縮成形容器2内に、該開口部23から商品3を収容した後、開口部23を蓋材6にて閉塞することによって構成されている。
【0017】
詳しくは、上記収縮成形容器2は、筒状胴部21と、筒状胴部21の軸線方向一端部21aを閉塞する閉塞板7と、を有する。なお、図1〜図3に於いては、収縮成形容器2は、その軸線方向他端部21b側の開口部23が蓋材6で閉塞された状態を図示している。
筒状胴部21は、後述するように、筒状シートを成形型に外嵌し、該筒状シートを主として軸線回り方向Cに熱収縮させることにより形成された筒状体である。該筒状シートは、図1に示すように、熱収縮性シートの一側端部5aと他側端部5bを重ね合わせて接着した部分を有する。従って、筒状胴部21には、前記筒状シートの接着部分に対応した、センターシール部8が形成されている。
【0018】
この筒状胴部21の軸線方向一端部21aには、筒状シートの一端部が内側へ折れ曲がった第1折面部24が形成されている。該第1折面部24は、筒状胴部21の軸線方向Lに対して直交する水平面と略平行に折れ曲がっている(例えて、ドーナツ盤形状)。第1折面部24の縁で囲われる部分には、円形状の開口が形成されている。
上記閉塞板7は、上記第1折面部24の開口を閉塞している。具体的には、閉塞板7は、第1折面部24の開口よりも大きな板状(例えば、円板状)に形成されている。該閉塞板7は、筒状胴部21の軸線方向一端部21aに内嵌されていると共に、第1折面部24の内面に接している。この閉塞板7の周縁部を包むように、筒状胴部21の第1膨出部22が閉塞板7の周縁部に密着している。従って、閉塞板7は、筒状胴部21の第1膨出部22及び第1折面部24の内面によって保持されている。
【0019】
上記閉塞板7としては、筒状シートの熱収縮温度で実質的に収縮しないシート材が好ましい。実質的に収縮しないとは、熱収縮温度において全く収縮しない場合を含む他、何れかの方向に熱収縮率±5%以下で収縮する場合を含む。ただし、前記熱収縮率は、下記熱収縮性シートと同様の方法で測定される数値であり、前記マイナスは、伸張を意味する。
上記閉塞板7のシート材としては、例えば、厚紙、合成紙、非熱収縮の発泡樹脂シート、非熱収縮の合成樹脂シート(2軸延伸シート)、又はこれらの積層体などを例示できる。該閉塞板7は、比較的剛性に優れるシート材が好ましい。該シート材が、発泡樹脂シート、合成樹脂シート又は合成紙の場合、その厚みは100〜500μm程度が好ましい。厚紙の場合、坪量150g/m〜400g/mが好ましい。
【0020】
上記筒状胴部21の形状は、軸線方向一端部21aに向かうに従って縮径する縮径領域を有する筒状が好ましい。より好ましくは、筒状胴部21の形状は、筒状胴部21全体が軸線方向他端部21bから軸線方向一端部21aに向かうに従って縮径する錐台状である。該錐台状の筒状胴部21は、筒状胴部21全体が縮径領域となっている。この錐台状には、図示したような円錐台状の他、多角錐台状なども含まれる。ただし、筒状胴部21の形状は、縮径領域を有しない形状、例えば、軸線方向Lにおいて内径が略等しい円筒状又は多角柱筒状でもよい。筒状胴部21が、多角柱筒状に形成されている場合には、該筒状胴部21は、座屈強度が高く、保形性に優れる。
【0021】
前記筒状胴部21の縮径領域の一部分には、筒状胴部21の分断を補助するための分断補助手段が設けられている。該分断補助手段は、筒状胴部21の軸線回り方向Cに周設されている。本実施形態では、分断補助手段は、筒状胴部21の軸線方向他端部21b寄りに配設されている。
分断補助手段は、特に限定されず、例えば、テアテープ91が挙げられる。テアテープ91は、細長い形状であれば特に限定されず、例えば、幅狭(幅2mm〜5mm程度)の合成樹脂シート、同幅狭の合成紙、合成繊維や天然繊維などからなる糸テープなどを例示できる。
【0022】
上記テアテープ91は、筒状胴部21の内面に軸線回り方向Cに固着されている。前記テアテープ91の始端部91aは、図4に示すように、筒状胴部21のセンターシール部8を構成する一側端部5aの内面に接着され、且つテアテープ91の終端部91bは、筒状胴部21のセンターシール部8を構成する他側端部5bの内面に接着されている。
前記テアテープ91の始端部91aの内面は、図4(a)に示すように、前記他側端部5bの外面に非接着とされていてもよいし、或いは、図4(b)に示すように、前記他側端部5bの外面に接着されていてもよい。
テアテープ91は、その長手方向(筒状胴部21に接着された状態において、該筒状胴部の軸線回り方向C)に熱収縮しうる素材が好ましく、特に、筒状シートの熱収縮温度において、筒状シートと略同程度の熱収縮率を有する素材がより好ましい。筒状シートを熱収縮させた際に、テアテープ91がそれに追従して熱収縮し、テアテープ91が波打つことを防止できるからである。
【0023】
上記筒状胴部21を構成する筒状シートは、熱収縮性を有し、軸線回り方向Cに主として熱収縮する(つまり縮径する)。
なお、前記熱収縮性とは、熱収縮温度に加熱されることによって収縮する性質をいう。この熱収縮温度とは、筒状シートが成形型に沿って密着する程度まで該筒状シートを熱収縮させ得る温度を言い、通常、筒状シートの外面温度が、80℃〜160℃、好ましくは100℃〜140℃となる温度を言う。
【0024】
上記筒状シートは、熱収縮性シートの主熱収縮方向が筒状シートの軸線回り方向Cとなるように、熱収縮性シートを筒状に丸め、その一側端部及び他側端部を重ね合わせて接着することによって形成されている。前記一側端部及び他側端部の接着方法は、熱接着(ヒートシール)、溶剤による溶着、接着剤を介在させた接着、テープ貼りなどを例示できる。
【0025】
熱収縮性シートは、シート面内の一方向において主として熱収縮しうる熱収縮性を有するシートであれば特に限定されない。該熱収縮性シートとしては、例えば、ポリスチレンなどのスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリプロピレン、環状オレフィンなどのオレフィン系樹脂などの熱可塑性樹脂の1種を含む合成樹脂シート、これら2種以上の混合物を含む合成樹脂シート、発泡樹脂シート、前記合成樹脂シートと発泡樹脂シートを積層した積層シート、及びその他の積層シートなどを用いることができる。
【0026】
中でも熱収縮性シートは、発泡樹脂シートが好ましい。また、熱収縮性シートは、図5に示すように、発泡樹脂シート51と合成樹脂シート52が積層された積層シートが好ましい。これら発泡樹脂シートを含む熱収縮性シートを用いることにより、断熱性及び保形性に優れた収縮成形容器2を形成できるからである。
なお、熱収縮性シートとして発泡樹脂シートと合成樹脂シートの積層シートを用いる場合、該合成樹脂シートが筒状シートの外面を構成するように、熱収縮性シートは筒状に丸められる。
【0027】
より具体的には、上記熱収縮性シートとしては、熱収縮性を有する発泡樹脂シート(例えば延伸したポリスチレン系発泡樹脂シート)と熱収縮性を有しない合成樹脂シート(例えば未延伸のポリスチレン系シート)とが積層された積層シートが好ましい。
発泡樹脂シートと合成樹脂シートは、通常、ドライラミネート法やウェットラミネート法などで用いられている接着剤にて接着される。該接着剤としては、アクリル系、ポリウレタン系、酢酸ビニル系、塩化ビニル系、ゴム系などの溶剤型接着剤又は水溶性接着剤などを例示できる。
なお、上記熱収縮性シートは、発泡樹脂シートまたは合成樹脂シートの何れか一方又は双方が複層の積層体からなり、全体として3層以上の積層シートでもよい。
【0028】
上記熱収縮性シートとして積層シートを用いる場合、そのうちの少なくとも1枚のシートが熱収縮性を有する。例えば、発泡樹脂シートと合成樹脂シートの積層体の場合には、発泡樹脂シート及び合成樹脂シートの少なくとも何れか一方が熱収縮性を有する。
なお、合成樹脂シートは、後述するように、内面に施した意匠印刷を視認するため、透明シートが好ましい。
【0029】
発泡樹脂シートの材質は特に限定されず、ポリスチレンなどのスチレン系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂、ポリウレタンなどを例示できる。中でも高発泡性を有することからスチレン系樹脂が好ましい。発泡方法は、物理的発泡、化学的発泡などの公知の発泡方法で行えばよい。これらの樹脂には、必要に応じて、各種フィラー、着色剤、可塑剤、安定剤などの添加剤を適宜添加することができる。
発泡樹脂シートの発泡倍率は、好ましくは2倍〜10倍であり、より好ましくは3倍〜8倍である。発泡樹脂シートの厚みは、概ね0.1〜1mmが好ましい。発泡樹脂シートの厚みが薄過ぎると、収縮成形容器2の断熱性及び保形性を十分に確保できないからである。
なお、熱収縮性シートが、発泡樹脂シートと合成樹脂シートの積層シートの場合には、積層する合成樹脂シートの厚みは、20μm〜50μm程度が好ましい。
一方、熱収縮性シートが、発泡樹脂シートを含まない合成樹脂シートの場合には、該合成樹脂シートの厚みは、30μm〜90μm程度が好ましい。
【0030】
熱収縮性シートには、必要に応じて、意匠印刷が施される。意匠印刷は、例えば、商品名、絵柄、説明などの所定の表示などが、グラビア印刷などによって単色又は多色刷りされている。熱収縮性シートが、発泡樹脂シートと合成樹脂シートの積層シートである場合、意匠印刷は、合成樹脂シートの内面(発泡樹脂シートとの積層面)に施されることが好ましい。もっとも、意匠印刷は、合成樹脂シートの外面に施してもよい。
【0031】
上記熱収縮性シートの一方向(主熱収縮方向)に於ける熱収縮率(160℃に相当するグリセリンバスに5秒間浸漬)は、例えば50%以上、好ましくは60%以上、より好ましくは70%以上である。また、熱収縮性シートは、他方向(シート面内に於いて前記一方向に直交する方向)に若干熱収縮してもよい。かかる他方向に於ける熱収縮率(160℃に相当するグリセリンバスに5秒間浸漬)は、例えば、約0.5%〜10%である。
但し、熱収縮率(%)=[{(一方向(又は他方向)の元の長さ)−(一方向(又は他方向)の浸漬後の長さ)}/(一方向(又は他方向)の元の長さ)]×100。
【0032】
上記収縮成形容器2内に収容される商品3は、特に限定されない。該商品3としては、例えば、スナック菓子、木の実などの固形食品;プラスチック玩具などのおもちゃ;消しゴムなどの文房具;固形石鹸などのコスメティック品などを例示できる。これら商品は、個包装されていてもよい。また、ゲル状又は液状の商品を収容することもできるが、ゲル状又は液状商品は、別途密封包装した状態で収容される。
【0033】
上記収縮成形容器2に商品3を入れた後、収縮成形容器2の開口部23が蓋材6で閉塞される。
蓋材6としては、特に限定されず、例えば、上記閉塞板7で例示したシート材を適宜選択して用いることができる。
蓋材6は、筒状胴部21の軸線方向他端部21bに形成された第2折面部26及び第2膨出部27によって抜脱不能に保持されている。具体的には、筒状胴部21の軸線方向他端部21bには、筒状シートの他端部が内側へ折れ曲がった第2折面部26が形成されている。該第2折面部26は、第1折面部24と同様に、筒状胴部21の軸線方向に対して直交する水平面と略平行に折れ曲がっており(例えて、ドーナツ盤形状)、蓋材6の外面周端部に沿って密着している。第2折面部26の縁で囲われる部分に、円形状の開口部23が形成されている。蓋材6は、開口部23よりも大きな板状(例えば、円板状)に形成されている。該蓋材6は、筒状胴部21の軸線方向他端部21bに内嵌されていると共に、第2折面部26の内面に接している。この蓋材6の周縁部を包むように、筒状胴部21の第2膨出部27が蓋材6の周縁部に密着している。
【0034】
上記収縮成形包装体1は、有底状の収縮成形容器2内に商品3が収容され、該収縮成形容器2の開口部23が蓋材6で閉塞されている。従って、粉塵等が商品3に付着することを防止できる。なお、必要に応じて、上記収縮成形包装体1の周囲を、オーバーラップフィルムで被包してもよい。
筒状シートを熱収縮させた収縮成形容器2を用いた収縮成形包装体1は、従来にない新規な包装体である。本発明の収縮成形包装体1は、筒状シートを用いるので、鮮明な印刷を施すことができ、且つ、成形型を変えることによって形状の異なる収縮成形容器2を簡単に作製することができる。
本発明の収縮成形包装体1が提供されることによって、商品の包装形態の選択肢が拡がり、商品イメージに合わせて包装体を構成できる。
【0035】
上記収縮成形包装体1は、図6に示すように、テアテープ91の始端部91aを摘み、該テアテープ91を利用して、筒状胴部21の中途部を軸線回り方向Cに帯状に切り取ることによって開封できる。
開封後、図7(a)に示すように、収縮成形包装体1は、商品3が収容された第1分割体11と、蓋材6が付いた第2分割体12と、に分割される。
上記のように、筒状胴部21は縮径領域において所定幅帯状(好ましくは幅3mm〜15mm)に切り取られるので、第1分割体11の切断縁11aの周長は、第2分割体12の切断縁12aの周長よりも短くなっている。つまり、第1分割体11の切断縁11aの形状は、第2分割体12の切断縁12aの形状よりも小さい相似形である。
このため、図7(b)に示すように、第2分割体12の周壁12bを第1分割体11の周壁11bに外嵌して、第2分割体12を第1分割体11に被せることができる。
従って、開封後の収縮成形包装体1を再封することができ、該収縮成形容器2内に残った商品に粉塵などが付着することを防止できる。
【0036】
[収縮成形包装体の製造方法]
次に、収縮成形包装体1の製造方法について説明する。
(筒状シートの外嵌工程)
図8に示すように、分断補助手段(例えば、テアテープ91等)が設けられた筒状シート5を、成形型4に外嵌する。筒状シート5は、筒状シート5の一部分が成形型4の天面41よりも上方に突出するように外嵌される。
成形型4は、天面41と外周面42を有する略筒状に形成されている。成形型4の外周面42は、好ましくは天面41から下端部44に向かうに従って径大化する筒状(ただし、周長さが変わらない直胴部分を一部に有していても良い)に形成されている。かかる成形型4を用いれば、筒状シート5を熱収縮させた後、これを成形型4から容易に引き抜くことができる。
さらに、成形型4の下方部には、成形型4の径外方向に拡径した段差43が形成されている。該段差43から成形型4の下端部44までの間に於ける外周面は、下方に向かうに従って径大化する筒状に形成されている。
なお、成形型4は、金属、耐熱性合成樹脂、セラミックなどの耐熱性を有する素材で形成されている。
【0037】
上記成形型4は、成形型4の下面よりも外側へ拡張された基台45上に設けられている。この基台45は、筒状シート5を成形型4に外嵌した際に、筒状シート5の下端部が当たって筒状シート5を所定位置に保持する位置決め部材を兼ねている。
【0038】
なお、筒状シート5を外嵌する前に、成形型4の天面41には、閉塞板7が載置される。この閉塞板7の周縁部は、成形型4の天面41の縁から僅かに外側へ突出していることが好ましい。
【0039】
(筒状シートの熱収縮工程)
上記成形型4に外嵌した筒状シート5の外面全体に、熱媒体を作用させ、筒状シート5を熱収縮温度(筒状シート5の外面が100℃〜140℃程度)に加熱する。熱媒体は、スチーム、温風などが挙げられる。例えば、温風によって加熱する場合には、150℃〜300℃くらいの温風を、数秒吹き付ければよい。
加熱された筒状シート5は、主として軸線回り方向Cに大きく熱収縮し、図9に示すように、成形型4の外周面42に沿って密着すると共に、成形型4の天面41から突出した一部分が内側に略直角に折れ曲がり、閉塞板7の外面周端部に密着する。
閉塞板7の周縁部は、天面41の縁から出ているので、筒状シート5が閉塞板7の周縁部を包むように熱収縮し、第1膨出部22が形成される。
熱収縮させた筒状シート5を成形型4から引き抜くと、図10に示すように、開口部23を有する収縮成形容器2を得ることができる。
該収縮成形容器2の内周面には、成形型4の段差43に対応して、径外方向に拡径した段差29が形成されている。
【0040】
(蓋材の嵌合工程)
次に、該収縮成形容器2内に商品を入れた後、図10に示すように、収縮成形容器2の開口部23から蓋材6を嵌め入れる。該蓋材6は、収縮成形容器2の段差29の上に載り、収縮成形容器2の中途部に保持される(図11参照)。従って、中途部に保持された蓋材6の外面よりも上方に、収縮成形容器2の一部分が突出している。
【0041】
(開口部の閉塞工程)
次に、上記蓋材6の外面から突出した一部分を上記熱収縮温度に加熱することにより、該突出部分(収縮成形容器2の一部分)が熱収縮し、内側に略直角に折れ曲がり、突出部分は、蓋材6の外面周端部に沿って密着する。
【0042】
上記突出部分を加熱する前に、図11に示すように、前記収縮成形容器2の突出部分28以外の部分を遮熱部材46で覆うことが好ましい。遮蔽部材46としては、円筒状に形成した断熱材などを用いることができる。このように遮熱部材46で覆うことにより、収縮成形容器2の突出部分を加熱する際、該突出部分28以外の部分(具体的には、蓋材6よりも下方の収縮成形容器)に熱が加わり難くなる。このため、突出部分28以外の部分が熱変形することを防止できる。該遮蔽部材46を設けることに加えて又は遮蔽部材46を設けないで、収縮成形容器2の突出部分28に集中して熱が加わるように、熱媒体の吹付器具の噴出口(例えば、熱風や蒸気などの熱媒体を噴出するノズルの噴出口等)を、収縮成形容器2の突出部分28に対向させて配置してもよい。
なお、図11に於いて、矢印は、熱媒体の吹き付け方向を示す。
【0043】
上記各工程を経て、図1に示すような収縮成形包装体1を作製できる。上記製造方法によれば、収縮成形包装体1を簡易に作製できる。さらに、開口部23を閉塞すべく加熱する際に収縮成形容器2が不用意に熱変形しないので、成形型形状に沿った収縮成形容器2を有する包装体1を作製できる。
【0044】
<第1実施形態の変形例>
本実施形態において、閉塞板7は、筒状胴部21の第1膨出部22及び第1折面部24の内面によって保持されているが、例えば、図12に示すように、第1折面部24の外面(又は内面(図示せず))に貼着されていてもよい。例えば、閉塞板7の一面のうち、第1折面部22に対応する領域に粘着剤(又は接着剤)を設け、該粘着剤(又は接着剤)を介して、閉塞板7が第1折面部24の外面(又は内面)に貼着される。また、粘着剤(又は接着剤)に代えて、閉塞板7を第1折面部22に熱シールによって貼着してもよい。
【0045】
<第2実施形態>
第2実施形態は、収縮成形容器2が閉塞板7を有しない点で、上記第1実施形態の包装体1と異なる。以下、上記第1実施形態と異なる構成について、主として説明し、同様の構成及び効果については、説明を省略し、用語及び符号をそのまま援用する場合がある。
【0046】
[収縮成形包装体]
本実施形態の収縮成形包装体1は、図13〜図15に示すように、軸線方向一端部21aが閉塞され且つ軸線方向他端部21bに開口部23を有する収縮成形容器2と、該収縮成形容器2内に収容された商品3と、収縮成形容器2の開口部23を閉塞する蓋材6と、を有する。
上記収縮成形容器2は、別途の閉塞板7を用いずに、筒状胴部21の軸線方向一端部21aが閉塞されている。
【0047】
かかる収縮成形容器2は、軸線方向一端部側が閉塞された筒状シートを用いて形成できる。
具体的には、該筒状シート5は、図16(a)に示すように、長方形状の熱収縮性シート53を、横方向(長手方向)中央部に於いて、縦方向と平行な折り線53bで以て折り返して重ね合わせ、同図(b)に示すように、該熱収縮性シート53の重ね合わせた両側端部53a,53aを所定幅接着することによって形成されている。この筒状シート5は、折り線53bに対向する一辺が開口した一方開口型(3方閉塞型)であり、該筒状シートの一辺から成形型に外嵌し、筒状シート5を軸線回り方向Cに熱収縮させることによって、上記収縮成形容器2を形成できる。
かかる筒状シート5からなる収縮成形容器2は、その筒状胴部21及び底面部25に、図13〜図15に示すように、熱収縮性シートの側端部の接着に起因する接着部2aが生じている。この接着部2aは、筒状胴部21の上端縁から軸線方向Lに延び、筒状胴部21の下縁から底面部25側へ折れ曲がり、該底面部25の中心方向に向かって延びている。
また、収縮成形容器2の底面部25には、内側へ凹んだ凹み25aが形成されており、該凹み25aは、円形状に形成されている。
【0048】
筒状胴部21には、分断補助手段としてミシン目線92(一点鎖線で示す)が形成されている。該ミシン目線92は、蓋材6寄りに設けられ、軸線回り方向Cに伸びて形成されている。ミシン目線92は、所定間隔(例えば、3mm〜10mm)を開けて、2本形成されている。ミシン目線とは、ミシン針の縫い跡の如く、筒状胴部の内外面を貫通する貫通孔と非貫通部が交互に形成された線である。該ミシン目線92の貫通孔の長さ(軸線回り方向の長さ)は、好ましくは0.5mm〜1.0mmであり、非貫通部の長さ(軸線回り方向の長さ)は、好ましくは0.5mm〜1.0mmである。
【0049】
[収縮成形包装体の製造方法]
次に、本実施形態の収縮成形包装体の製造方法について説明する。
長方形状の熱収縮性シート53を、図16(a)に示すように、横方向(長手方向)中央部に於いて、縦方向と平行な折り線53bで折り返す。熱収縮性シートが発泡樹脂シートと合成樹脂シートの積層シートの場合、発泡樹脂シートを内側に、且つ合成樹脂シートを外側に折り返すことが好ましい。
【0050】
折り返した熱収縮性シート53の両側縁部53a,53aの内面同士を、所定幅(シール幅:例えば2mm〜5mm程度)接着する。
かかる接着によって、一方開口型の筒状シート5が得られる。得られた筒状シート5の一辺は、熱収縮性シート53の主たる熱収縮方向と平行である。従って、筒状シート5は、軸線回り方向Cに主として熱収縮する。
なお、熱収縮性シートの接着方法は、接着剤による接着、熱収縮性シートの内面が熱シール可能な材質からなる場合には熱による接着、熱収縮性シートの内面が溶剤接着可能な材質からなる場合には溶剤による接着などを用いることができる。
【0051】
次に、図17に示すように、上記筒状シート5の一辺を下に向け、この一辺を大きく拡げて成形型4に外嵌する。
本実施形態の成形型4は、収縮成形容器2の底面部25に凹み25aを形成するために、成形型4の天面41には、内側に凹んだ凹状部41aが形成されている。
【0052】
次に、筒状シート5を、熱収縮温度に加熱すると、図18に示すように、筒状シート5が熱収縮し、成形型4の外周面42及び天面41に沿って密着する。
そして、収縮成形容器2の底面部25の凹み25aを形成するために、成形型4の天面41側から、押圧型45を押し当てる。この押圧型45は、成形型4の凹状部41aに合致する凸状部45aが突設されている。かかる押圧型45の押し込みは、筒状シート5が温かいうちに行うことが好ましいが、筒状シート5が熱変形不可な状態にまで冷えてしまっている場合には、筒状シート5を再加熱又は押圧型45を加熱して押圧する。
最後に、成形後の筒状シート5を成形型から上方へ引き抜くことによって、底面部25が内側へ凹み且つ開口部23を有する収縮成形容器2を得ることができる。
事後、上記第1実施形態の「蓋材の嵌合工程」及び「開口部の閉塞工程」と同様にして、得られた収縮成形容器2内に商品3を入れ、蓋材6を嵌合し、収縮成形容器2の突出部分28を熱収縮させて、前記蓋材6を取り付ける。
【0053】
本実施形態の収縮成形包装体1は、収縮成形容器2が、筒状シート5と蓋材6から形成されているので、上記第1実施形態に比して、構成部材数(閉塞板)を少なくすることができる。
【0054】
<第1及び第2実施形態に共通する変形例>
上記第1及び第2実施形態において、蓋材6は、筒状胴部21の第2膨出部27及び第2折面部26の内面によって保持されているが、第2折面部26の外面(又は内面)に貼着されていてもよい。例えば、蓋材6の一面のうち、第2折面部26に対応する領域に粘着剤(又は接着剤)を設け、該粘着剤(又は接着剤)を介して、蓋材6が第2折面部26の外面(又は内面)に貼着される。また、粘着剤(又は接着剤)に代えて、蓋材6を第2折面部26に熱シールによって貼着してもよい。
【0055】
また、第1実施形態に於いては、分断補助手段としてテアテープ91が用いられているが、これに代えて、第2実施形態のようなミシン目線92を用いてもよい。また、第2実施形態のミシン目線92を、テアテープ91に代えてもよい。
さらに、上記第1実施形態では、収縮成形容器2のセンターシール部8は、熱収縮性シートの一側端部5aと他側端部5bを重ね合わせて接着することにより形成されているが、例えば、センターシール部8は、熱収縮性シートの一側端部5aと他側端部5bを重ね合わさずに形成することもできる。具体的には、熱収縮性シートの一側端部5aの縁と他側端部5bの縁が対向するように両縁同士を突き合わせ、該突き合わせ縁を覆うように、一側端部5aの外面と他側端部5bの外面に跨ってテープを貼り付けることによって、センターシール部8が形成されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】第1実施形態の収縮成形包装体の正面図。
【図2】(a)は、同収縮成形包装体の平面図、(b)は、同収縮成形包装体の底面図。
【図3】I−I線縦断面図。
【図4】(a)は、II−II線で切断した部分の端面図、(b)は、II−II線で切断した部分の変形例構造の端面図。
【図5】熱収縮性シートの厚み方向断面図。
【図6】同収縮成形包装体を開封している状態の斜視図。
【図7】(a)は、同包装体の開封途中の縦断面図、(b)は、同包装体を再封した状態の縦断面図。
【図8】第1実施形態の筒状シートを容器型に外嵌した状態の参考正面図。ただし、外嵌した筒状シートを縦断面図で表す。
【図9】筒状シートを熱収縮させた後の状態の参考正面図。
【図10】収縮成形容器と蓋材が分離された状態の斜視図。
【図11】収縮成形容器を遮熱部材で覆った状態の縦断面図。
【図12】第1実施形態の変形例の収縮成形包装体の縦断面図。
【図13】(a)は、第2実施形態の収縮成形包装体の正面図、(b)は、同側面図。
【図14】(a)は、同収縮成形包装体の平面図、(b)は、同収縮成形包装体の底面図。
【図15】III−III線縦断面図。
【図16】(a)は、熱収縮性シートを折り返した状態の参考斜視図、(b)は、第2実施形態で用いる筒状シートの斜視図(ただし、網掛けは、筒状シートの接着部を示す。図17も同様)。
【図17】同筒状シートを容器型に外嵌した状態の参考正面図。
【図18】同筒状シートを熱収縮させた後の状態の参考斜視図。
【符号の説明】
【0057】
1…収縮成形包装体、2…収縮成形容器、21…筒状胴部、21a…軸線方向一端部、21b…軸線方向他端部、23…収縮成形容器の開口部、3…商品、5…筒状シート、6…蓋材、7…閉塞板、8…センターシール部、91…テアテープ(分断補助手段)、92…ミシン目線(分断補助手段)、L…軸線方向、C…軸線回り方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸線回り方向に主として熱収縮しうる筒状シートを熱収縮させて形成した収縮成形容器と、収縮成形容器内に収容された商品と、を有し、
前記収縮成形容器が、筒状胴部を有し、前記筒状胴部の軸線方向一端部が閉塞され且つ筒状の胴部の軸線方向他端部が開口された自立可能な有底容器であり、
前記収縮成形容器内に前記商品が収容された状態で、前記筒状胴部の開口部が蓋材で閉塞されていることを特徴とする収縮成形包装体。
【請求項2】
前記収縮成形容器の筒状胴部は、その外周面が軸線方向一端部側に向かうに従って縮径する縮径領域を有し、前記縮径領域の一部分に、前記筒状胴部の分断を補助するための分断補助手段が筒状胴部の軸線回り方向に設けられている請求項1に記載の収縮成形包装体。
【請求項3】
前記筒状シートが、発泡樹脂シート、または、発泡樹脂シートが積層された積層シートの筒状体である請求項1または2に記載の収縮成形包装体。
【請求項4】
軸線回り方向に主として熱収縮しうる筒状シートを成形型に外嵌し、前記筒状シートを前記成形型に沿って熱収縮させることにより、軸線方向一端部が閉塞され且つ軸線方向他端部が開口された収縮成形容器を成形する工程、
前記収縮成形容器を成形型から引き抜いた後、収縮成形容器の開口部から収縮成形容器内に商品を入れる工程、
前記収縮成形容器内に蓋材を嵌める工程であって、前記収縮成形容器の一部分が蓋材の外面よりも突出するように、前記収縮成形容器の開口部から蓋材を嵌めて前記開口部を閉塞する工程、
前記収縮成形容器の一部分を加熱して熱収縮させ、前記一部分を蓋材の外面周端部に沿わせる工程、
を有する収縮成形包装体の製造方法。
【請求項5】
前記収縮成形容器の一部分を加熱する前に、前記収縮成形容器の一部分以外の部分を遮熱部材で覆う請求項4に記載の収縮成形包装体の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2009−29453(P2009−29453A)
【公開日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−194276(P2007−194276)
【出願日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【出願人】(000238005)株式会社フジシールインターナショナル (641)
【Fターム(参考)】