説明

受信装置、スクリーンフレーム伝送システムと方法

【課題】受信装置、スクリーンフレーム伝送システムと方法を提供する。
【解決手段】スクリーンフレーム伝送方法は、伝送端で、スクリーンフレームデータを捕捉し、受信端に伝送するステップと、ユーザーの操作を検出し、モード切り換え信号を出力するステップと、受信端が、伝送端により伝送されるスクリーンフレームデータをバッファリングし、ディスプレイ装置がスクリーンを更新し、モード切り換え信号に従って、操作モード、又は、ビデオモードに切り換えるとを含む。ビデオモード中、長い再生期間のスクリーンフレームデータがバッファリングされ、操作モード中、短い再生期間のスクリーンフレームデータがバッファリングされる。上述の方法によると、ビデオモード中、ビデオが円滑に再生され、操作モード中、低レイテンシ遅延制御が提供される。上述の方法を実現する受信装置とスクリーンフレーム伝送システムも開示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、受信装置、スクリーンフレーム伝送システムと方法に関するものであって、特に、レイテンシ遅延を調整することができる受信装置、スクリーンフレーム伝送システムと方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
スクリーン共有は、情報技術の重要なアプリケーションの一つであり、例えば、リモートデスクトップにより遠隔制御を行うこと、又は、無線通信の方式で、プロジェクタに連接され、プレゼンテーションを行うこと。今まで公知のスクリーン共有技術は、低フレームレートのために、静的なコンテンツの伝送だけにしか適しない。コンピュータパフォーマンス、画像圧縮技術とワイヤレスネットワークの回線容量が継続的に進化するのに伴い、現在のスクリーン共有技術は、ワイヤレスネットワークにより、リモートデスクトップで再生されるビデオを円滑に表示できるようになった。この分野において、スクリーンフレームデータは、操作システムにより、ソフトウェアプログラムを通じて、無損失で得られる。
【0003】
公知のリモートディスクトップのスクリーンフレームが伝送される時、受信端は、通常、スクリーンフレームデータをバッファリングしないので、伝送端がスクリーンフレームを伝送するから、受信端がスクリーンフレームを表示するまでのレイテンシ遅延が減少する。しかし、ワイヤレス通信環境中で、映像内容を含むデスクトップを円滑に伝送する必要がある場合、受信端でのスクリーンフレームデータのバッファリングが必要である。 大部分のネットワーク伝送環境、特に、ワイヤレスネットワークは、受信端での伝送パッケージの到着時間が一定しないので、受信端でのスクリーンフレームデータのバッファリングするのは、受信端で、円滑、且つ、ジッターがない再生速度を維持するのに不可欠である。しかし、受信端がスクリーンフレームデータをバッファリングする時、伝送端がスクリーンフレームを伝送すると、受信端がスクリーンフレームを表示するとの間のレイテンシ遅延が増加する。遠隔制御時に、レイテンシ遅延が大きくなると、ユーザーが希望する即時制御が達成されない。 例えば、ユーザーがキーボードを遠隔で打つ時、2 、 3 秒後にやっと、ディスプレイスクリーンに反応を示し、ユーザーが、リモートホストを容易に制御することができない。
【0004】
よって、スクリーンフレーム伝送方法とシステムを提供し、再生中のビデオを円滑にし、ホストを操作するときに、低レイテンシ遅延制御を提供することが必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、受信装置、スクリーンフレーム伝送システムと方法を提供し、上述の問題を改善することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の目的を達成するため、本発明は、受信装置、スクリーンフレーム伝送システムと方法を提供し、ユーザーの操作を検出して、システムを制御し、操作モードとビデオモードを切り換え、操作モード中、少ないスクリーンフレームデータがバッファリングされるので、スクリーンを表示するレイテンシ遅延が減少し、これにより、ユーザーに、低レイテンシ遅延制御を提供する。ビデオモード中、多くのスクリーンフレームデータがバッファリングされるので、ビデオ再生を円滑にする。
【0007】
実施例によると、スクリーンフレーム伝送システムは、伝送装置と受信装置を含む。伝送装置は、スクリーンフレームデータを捕捉する捕捉モジュールと、スクリーンフレームデータを通信信号に変換し、伝送する第一通信インターフェースと、捕捉モジュールと第一通信インターフェースに電気的に接続し、スクリーンフレームデータを処理し、第一通信インターフェースを経由し、伝送する第一処理ユニットと、を含み。受信装置は、通信信号を受信する第二通信インターフェースと、スクリーンフレームデータをバッファリングし、スクリーンフレームデータに従って、ディスプレイ装置に、スクリーンを更新させるバッファと、 ユーザーの操作を検出し、操作モード、又は、ビデオモードに対応するモード切り換え信号を出力する検出モジュールと、第二通信インターフェース、バッファ、及び、検出モジュールに電気的に接続し、バッファにアクセスし、モード切り換え信号に基づいて、受信装置を制御して、操作モード、又は、ビデオモードに切り換える第二処理ユニットと、を含み、 バッファは、ビデオモードで、第一再生期間のスクリーンフレームデータをバッファリングし、操作モードで、第二再生期間のスクリーンフレームデータをバッファリングし、且つ、第一再生期間は第二再生期間より長い。
【0008】
別の実施例には受信装置と、伝送装置とを、スクリーンフレーム伝送システムに組み合わせる。受信装置は、通信インターフェース、 バッファ、検出モジュール、及び、処理ユニットを含む。通信インターフェースは、伝送装置から、スクリーンフレームデータを含む通信信号を受信する。バッファは、スクリーンフレームデータをバッファリングし、スクリーンフレームデータに基づいて、ディスプレイ装置がそのスクリーンを更新する。検出モジュールは、ユーザーの操作を検出し、操作モード、又は、ビデオモードに対応するモード切り換え信号を出力する。処理ユニットは、通信インターフェース、バッファと検出モジュールに電気的に接続し、バッファにアクセスし、モード切り換え信号に従って、受信装置を制御し、操作モード、又は、ビデオモードに切り換え、バッファは、ビデオモードで、第一再生期間のスクリーンフレームデータをバッファリングし、再生モードで、第二再生期間のスクリーンフレームデータをバッファリングし、且つ、第一再生期間は第二再生期間より長い。
【0009】
更に別の実施例によると、スクリーンフレーム伝送方法は、伝送端で、スクリーンフレームデータを捕捉し、受信端で伝送するステップと、ユーザーの操作を検出し、操作モード、又は、ビデオモードに、対応するモード切り換え信号を出力するステップと、受信端で、スクリーンフレームデータを受信し、バッファリングし、ディスプレイ装置がスクリーンフレームデータに基づいて、そのスクリーンを更新するステップと、受信端でモード切り換え信号に従って、操作モード、又は、ビデオモードに切り換え、ビデオモード中、第一再生期間のスクリーンフレームデータがバッファリングされ、操作モード中、第二再生期間のスクリーンフレームデータがバッファリングされるステップと、を含み、第一再生期間は第二再生期間より長い。
【発明の効果】
【0010】
受信装置、スクリーンフレーム伝送システムと方法は、ユーザーの操作を検出し、システムを制御して、操作モードとビデオモードとを切り換え、操作モード中、少ないスクリーンフレームデータがバッファリングされて、スクリーンフレームを表示するレイテンシ遅延が短く、ユーザーに、低レイテンシ遅延制御を提供する。ビデオモード中、多くのスクリーンフレームデータがバッファリングされ、ビデオ再生が円滑である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施例によるスクリーンフレーム伝送システムを示す図である。
【図2】本発明の実施例によるスクリーンフレーム伝送方法のフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1は、本発明の実施例による伝送装置11と受信装置12を含むスクリーンフレーム伝送システム10を示す図である。伝送装置11は、捕捉モジュール111、第一通信インターフェース112と第一処理ユニット113を含む。捕捉モジュール111は、スクリーンフレームデータを捕捉する。例えば、捕捉モジュール111は、操作システムにより、ソフトウェアプログラムを通じて、無損失のスクリーンフレームデータを得る。第一通信インターフェース112は、捕捉モジュール111により捕捉されたスクリーンフレームデータを通信信号に変換し、伝送する。第一処理ユニット113は、捕捉モジュール111と第一通信インターフェース112に電気的に接続され、捕捉モジュール111により捕捉されたスクリーンフレームデータを処理し、第一通信インターフェース112により伝送する。実施例によると、捕捉モジュール111と第一処理ユニット113との間に、符号化モジュール114を設置し、符号化モジュール114は、捕捉モジュール111により捕捉されたスクリーンフレームを符号化し、第一処理ユニット113の演算負担を軽減する。
【0013】
受信装置12は、第二通信インターフェース121、バッファ123、第二検出モジュール124と第二処理ユニット122を含む。第二通信インターフェース121は、伝送装置11から、通信信号を受信する。実施例によると、第一通信インターフェース112と第二通信インターフェース121は、有線、又は、ワイヤレスネットワーク通信基準に従う。第二処理ユニット122は、第二通信インターフェース121、バッファ123と第二検出モジュール124に電気的に接続される。第二処理ユニット122は、第二通信インターフェース121から復調されたスクリーンフレームデータを受信し、必要に応じて、バッファ123中に、スクリーンフレームデータをバッファリングし、ディスプレイ装置20は、バッファ123中のスクリーンフレームデータに基づいて、そのスクリーンを更新する。
【0014】
第二検出モジュール124は、ユーザーの操作を検出し、操作モード、又は、ビデオモードに対応するモード切り換え信号を出力する。例えば、第二検出モジュール124は、ヒューマンインターフェース装置(HID)、例えば、 キーボード、マウス等の入力信号を検出し、ユーザーが操作を実行しているか判断する。HIDの入力信号が検出される場合、ユーザーが操作を実行していることを示し、第二検出モジュール124は、操作モードに対応するモード切り換え信号を出力する。所定期間に、入力信号が検出されない場合、ユーザーが操作を停止したことを示し、その後、第二検出モジュール124は、ビデオモードに対応するモード切り換え信号を出力する。
【0015】
上述の説明を継続すると、第二処理ユニット122は、第二検出モジュール 124のモード切り換え信号に基づいて、受信装置12を制御し、操作モード、又は、ビデオモードに切り換える。ビデオモード中、第二処理ユニット122は、バッファ123で、第一再生期間のスクリーンフレームデータをバッファリングし、操作モード中、第二処理ユニット122は、バッファ123で、第二再生期間のスクリーンフレームデータをバッファリングし、且つ、第一再生期間は第二再生期間より長い。言い換えると、ビデオモード中、伝送装置11がスクリーンフレームを伝送するから、受信端12がスクリーンフレームを表示するまでのレイテンシ遅延は長い。一方、操作モード中、レイテンシ遅延は短い。第二再生期間が短いほど、伝送装置11がスクリーンフレームを伝送するから、受信端12がスクリーンフレームを表示するまでのレイテンシ遅延が短くなることが予測できる。
【0016】
実施例によると、第二処理ユニット122は、再生モジュール125より、バッファ123でのスクリーンフレームデータを再生する。例えば、再生モジュール 125は、これに限定されないが、ソフトウェアで実現される。ビデオモード中、再生モジュール 125 は、所定のバッファ期間まで待機してから、各スクリーンフレームデータのタイムスタンプに従って、最初の再生速度で、バッファ123にバッファリングされたスクリーンフレームデータを再生する。受信装置12が、ビデオモードから操作モードに切り換わる時、レイテンシ遅延を速く減少させるため、再生モジュール125は、ビデオモード中にバッファリングされたスクリーンフレームデータを加速出力し、例えば、出力ビデオのフレームレートを増加し、即ち、再生モジュール125は、各スクリーンフレームデータのタイムスタンプを無視して、更に速い再生速度で、バッファ123にバッファリングされたスクリーンフレームデータを出力する。又、再生モジュール125は、ビデオモードでバッファ123にバッファリングされたスクリーンフレームデータを直接、放棄する。こうしてから、受信装置12に受信されたスクリーンフレームデータは、ユーザーの操作期間のスクリーンフレームである。レイテンシ遅延が短いので、ユーザーは気がつかず、よって、低レイテンシ遅延制御を提供することができる。
【0017】
一方、受信装置12が、操作モードからビデオモードに切り換わる時、再生モジュール125は、バッファ123にバッファリングされたスクリーンフレームデータの出力を休止するか、又は、バッファ123にバッファリングされたスクリーンフレームデータを出力する速度を減少させ、例えば、ビデオ出力のフレームレートを減少させることにより、バッファ123に、更に多くのスクリーンフレームデータをバッファリングさせる。設定された再生期間に対応するスクリーンフレームデータが累積してから、再生モジュール125は、各クリーンフレームデータのタイムスタンプに従って、最初の再生速度で、スクリーンフレームを出力する。
【0018】
実施例によると、受信装置12は、ディスプレイ装置20に内蔵される。又、受信装置12は、第二処理ユニット122に電気的に接続される第一接続インターフェース126を含む。ディスプレイ装置20は、第一接続インターフェース126により、受信装置12に電気的に接続される。例えば、第一接続インターフェース126はビデオ接続ポートである。ディスプレイ装置20は、テレビ、ディスプレイ、又は、プロジェクタ等、フレームを表示することができる電子装置である。
【0019】
実施例によると、受信装置12は、第二処理ユニット122に電気的に接続される第二接続インターフェース127を含む。ヒューマンインターフェース装置(HID)30は、第二接続インターフェース127により、受信装置12に電気的に接続される。これにより、ユーザーは、受信装置12に接続されるヒューマンインターフェース装置(HID)30により、リモートホストを操作する。例えば、第二接続インターフェース127はUSBインターフェースである。 前述の構造によると、入力装置がないディスプレイ装置20、例えば、プロジェクタは、ヒューマンインターフェース装置(HID)30を含む受信装置12に接続されことにより、ユーザーがリモートホストを制御できるようにする、例えば、再生するビデオを選択する。
【0020】
注意すべきことは、伝送装置11は、第一処理ユニット113に電気的に接続される第一検出モジュール115を含むことである。第一検出モジュール115は、同様に、ユーザーの操作を検出し、対応するモード切り換え信号を、受信装置12に出力する。受信装置12は伝送装置11から出力されるモード切り換え信号に基づいて、受信装置 12は、対応する再生モードに切り換える。例えば、ユーザーは、受信装置11に接続されるヒューマンインターフェース装置(HID)により、リモートホストを操作するのではなく、ワイヤレスキーボード、又は、ワイヤレスマウスを用いて操作を実行し、受信装置12は、伝送装置11から出力されるモード切り換え信号に基づいて、対応する再生モードに切り換えることができ、低レイテンシ遅延制御を提供する。
【0021】
図2は、本実施例によるスクリーンフレーム伝送方法を示す図である。まず、伝送端は、スクリーンフレームデータを捕捉し、受信端に伝送する(S21)。伝送端、又は、受信端は、ユーザーの操作を検出し、操作モード、又は、ビデオモードに対応するモード切り換え信号を出力する(S22)。その後、受信端は、伝送端により伝送されるスクリーンフレームデータを受信し、バッファリングし、モード切り換え信号を受信する(S23)。受信端は、モード切り換え信号に基づいて、操作モード、又は、ビデオモードに切り換えるかを決定する(S24)。ビデオモードに切り換える場合、伝送端は、再生期間が長いスクリーンフレームデータをバッファリングし(S25)、伝送端がスクリーンフレームを伝送するから、受信端がスクリーンフレームを表示するまでのレイテンシ遅延を長くし、ビデオが滑らかに再生される。操作モードに切り換える場合、受信端は、再生期間が短いスクリーンフレームデータをバッファリングし (S26)、伝送端がスクリーンフレームを伝送するから、受信端がスクリーンフレームを表示するまでのレイテンシ遅延を短くし、これにより、ユーザーに、低レイテンシ遅延制御を提供する。最後に、ディスプレイ装置は、受信端上でバッファリングされるスクリーンフレームデータに基づいて、そのスクリーンを更新する (S27)。その他の詳細な説明は、上述されているので、ここでは、説明を省略する。
【0022】
前述を総合すると、受信装置、スクリーンフレーム伝送システムと方法は、ユーザーの操作を検出し、システムを制御して、操作モードとビデオモードとを切り換え、操作モード中、少ないスクリーンフレームデータがバッファリングされて、スクリーンフレームを表示するレイテンシ遅延が短く、ユーザーに、低レイテンシ遅延制御を提供する。ビデオモード中、多くのスクリーンフレームデータがバッファリングされ、ビデオ再生が円滑である。
【0023】
本発明では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本発明に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本発明の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変動や潤色を加えることができ、従って本発明の保護範囲は、特許請求の範囲で指定した内容を基準とする。
【符号の説明】
【0024】
10 スクリーンフレーム伝送システム
11 伝送装置
111 捕捉モジュール
112 第一通信インターフェース
113 第一処理ユニット
114 符号化モジュール
115 第一検出モジュール
12 受信装置
121 第二通信インターフェース
122 第二処理ユニット
123 バッファ
124 第二検出モジュール
125 再生モジュール
126 第一接続インターフェース
127 第二接続インターフェース
20 ディスプレイ装置
30 ヒューマンインターフェース装置(HID)
S21〜S27 ステップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スクリーンフレーム伝送システムであって、
スクリーンフレームデータを捕捉する捕捉モジュール、
前記スクリーンフレームデータを通信信号に変換し、伝送する第一通信インターフェース、および
前記捕捉モジュールと前記第一通信インターフェースに電気的に接続し、前記スクリーンフレームデータを処理し、前記第一通信インターフェースを経由させて、伝送する第一処理ユニット
を含む伝送装置と、
前記通信信号を受信する第二通信インターフェース、
前記スクリーンフレームデータをバッファリングし、前記スクリーンフレームデータに従って、ディスプレイ装置に、スクリーンを更新させるバッファ、
ユーザーの操作を検出し、操作モード、又は、ビデオモードに対応するモード切り換え信号を出力する第二検出モジュール、および
前記第二通信インターフェース、前記バッファ、及び、前記検出モジュールに電気的に接続し、前記バッファにアクセスし、前記モード切り換え信号に基づいて、操作モード、又は、ビデオモードに切り換えることを制御する第二処理ユニット
を含む受信装置と
を含み、
前記バッファは、前記ビデオモードで、第一再生期間の前記スクリーンフレームデータをバッファリングし、前記操作モードで、前記第一再生期間より短い第二再生期間の前記スクリーンフレームデータをバッファリングすることを特徴とするスクリーンフレーム伝送システム。
【請求項2】
前記操作モードに切り換わる時、前記ビデオモード中にバッファリングされた前記スクリーンフレームデータを放棄、又は、加速的に出力することを特徴とする請求項1に記載のスクリーンフレーム伝送システム。
【請求項3】
前記ビデオモードに切り換わる時、前記スクリーンフレームデータの出力を休止するか、又は前記スクリーンフレームデータの出力速度を減少させ、且つ、前記第一再生期間に対応する前記スクリーンフレームデータが十分に累積された時、正常な出力速度に回復することを特徴とする請求項1又は2に記載のスクリーンフレーム伝送システム。
【請求項4】
前記第二検出モジュールは、ヒューマンインターフェース装置(HID)の入力信号を検出し、前記ユーザーが操作を実行しているか判断することを特徴とする請求項1から3何れかの一項に記載のスクリーンフレーム伝送システム。
【請求項5】
前記第二検出モジュールは、所定期間に、ヒューマンインターフェース装置(HID)の入力信号を検出しない場合、前記ビデオモードに対応する前記モード切り換え信号を出力することを特徴とする請求項1から4何れかの一項に記載のスクリーンフレーム伝送システム。
【請求項6】
前記受信装置は、前記第二処理ユニットに電気的に接続される第一接続インターフェースを含み、前記ディスプレイ装置は、前記第一接続インターフェースにより、前記受信装置に電気的に接続されることを特徴とする請求項1から5何れかの一項に記載のスクリーンフレーム伝送システム。
【請求項7】
前記受信装置は、前記第二処理ユニットに電気的に接続される第二接続インターフェースを含み、ヒューマンインターフェース装置(HID)は、前記第二接続インターフェースにより、前記受信装置に電気的に接続されることを特徴とする請求項1から6何れかの一項に記載のスクリーンフレーム伝送システム。
【請求項8】
前記伝送装置は、前記第一処理ユニットに電気的に接続される第一検出モジュールを含み、前記ユーザーの操作を検出し、対応する前記モード切り換え信号を、前記受信装置に出力することを特徴とする請求項1から7何れかの一項に記載のスクリーンフレーム伝送システム。
【請求項9】
前記伝送装置は、前記捕捉モジュールと前記第一処理ユニットとの間に電気的に接続する符号化モジュールを含み、前記スクリーンフレームを符号化することを特徴とする請求項1から8何れかの一項に記載のスクリーンフレーム伝送システム。
【請求項10】
スクリーンフレームデータを含む通信信号を伝送する伝送装置を含んだスクリーンフレーム伝送システムに組み合わせる受信装置であって、
前記通信信号を受信する通信インターフェースと、
前記スクリーンフレームデータをバッファリングし、前記スクリーンフレームデータに基づいて、ディスプレイ装置にスクリーンを更新させるバッファと、
ユーザーの操作を検出し、操作モード、又は、ビデオモードに対応するモード切り換え信号を出力する検出モジュールと、
前記通信インターフェースと、前記バッファと前記検出モジュールとに電気的に接続され、前記バッファにアクセスし、前記モード切り換え信号に従って、前記受信装置を制御し、前記操作モード、又は、前記ビデオモードに切り換える処理ユニットと、
を含み、
前記バッファは、前記ビデオモードで、第一再生期間の前記スクリーンフレームデータをバッファリングし、前記操作モードで、前記第一再生期間より短い第二再生期間の前記スクリーンフレームデータをバッファリングすることを特徴とする受信装置。
【請求項11】
前記操作モードに切り換わる時、前記ビデオモード中にバッファリングされた前記スクリーンフレームデータを放棄、又は、加速的に出力することを特徴とする請求項10に記載の受信装置。
【請求項12】
前記ビデオモードに切り換わる時、前記スクリーンフレームデータの出力を休止するか、又は前記スクリーンフレームデータの出力速度を減少させ、且つ、前記第一再生期間に対応する前記スクリーンフレームデータが十分に累積された時、正常な出力速度に回復することを特徴とする請求項10又は11に記載の受信装置。
【請求項13】
更に、前記処理ユニットに電気的に接続される第一接続インターフェースを含み、前記ディスプレイ装置は、前記第一接続インターフェースにより、前記受信装置に電気的に接続されることを特徴とする請求項10から12何れかの一項に記載の受信装置。
【請求項14】
更に、前記処理ユニットに電気的に接続される第二接続インターフェースを含み、ヒューマンインターフェース装置(HID)は、前記第二接続インターフェースにより、前記受信装置に電気的に接続されることを特徴とする請求項10から13何れかの一項に記載の受信装置。
【請求項15】
スクリーンフレーム伝送方法であって、
伝送端が、スクリーンフレームデータを捕捉し、受信端に伝送するステップと、
ユーザーの操作を検出し、操作モード、又は、ビデオモードに対応するモード切り換え信号を出力する検出ステップと、
前記受信端で、前記スクリーンフレームデータを受信し、バッファリングし、前記スクリーンフレームデータに基づいて、ディスプレイ装置にスクリーンを更新させるステップと、
前記受信端で、前記モード切り換え信号に従って、前記操作モード、又は、前記ビデオモードに切り換え、前記ビデオモード中、第一再生期間の前記スクリーンフレームデータがバッファリングされ、前記操作モード中、前記第一再生期間より短い第二再生期間の前記スクリーンフレームデータがバッファリングされるステップと
を含むことを特徴とするスクリーンフレーム伝送方法。
【請求項16】
前記操作モードに切り換わる時、前記受信端が前記ビデオモード中にバッファリングされた前記スクリーンフレームデータを放棄、又は、加速的に出力することを特徴とする請求項15に記載のスクリーンフレーム伝送方法。
【請求項17】
前記ビデオモードに切り換わる時、前記スクリーンフレームデータの出力を休止するか、又は前記スクリーンフレームデータの出力速度を減少させ、且つ、前記第一再生期間に対応する前記スクリーンフレームデータが十分に累積された時、正常な出力速度に回復することを特徴とする請求項15又は16に記載のスクリーンフレーム伝送方法。
【請求項18】
前記検出ステップは、ヒューマンインターフェース装置(HID)の入力信号を検出し、前記ユーザーが操作を実行しているか判断することを特徴とする請求項15から17何れかの一項に記載のスクリーンフレーム伝送方法。
【請求項19】
前記検出ステップは、所定期間に、ヒューマンインターフェース装置(HID)の入力信号を検出しない場合、前記ビデオモードに対応する前記モード切り換え信号を出力するステップを含むことを特徴とする請求項15から18何れかの一項に記載のスクリーンフレーム伝送方法。
【請求項20】
前記検出ステップは、前記伝送端と前記受信端の少なくとも一つにより実行されることを特徴とする請求項15から19何れかの一項に記載のスクリーンフレーム伝送方法。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−159593(P2012−159593A)
【公開日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−17969(P2011−17969)
【出願日】平成23年1月31日(2011.1.31)
【出願人】(507250254)奇揚網科股▲ふん▼有限公司 (4)
【Fターム(参考)】