説明

可変表示構造

【課題】 デザイン性を向上することができる可変表示構造を提供すること。
【解決手段】 カラーフィルタ4は、第1印刷部分4bと、第2印刷部分4cと、第3印刷部分4dと、背景印刷部分4eを備え、透光性と反射性を有し、第1光源6及び第2光源7のカラーフィルタ4を透過した光は透過させるとともに、第1光源6及び第2光源7のカラーフィルタ4が光を透過させない部分では反射により自らの形状を見せるハーフミラーリング3を、カラーフィルタ4の表示側に備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光源の発光色を切替えにより複数の表示を切替える可変表示構造の技術分野に属する。
【背景技術】
【0002】
従来では、照明装置から第1波長領域及び第2波長領域の光が照射可能であり、第1波長領域の光が実質的に指示体フィールドの第1の領域のみを通過可能であり、第2波長領域の光が実質的に指示体フィールドの第2の領域のみを通過可能であり、第2の領域は、指示体フィールドの第1の領域とは部分的に異なるものであるようにし、第1波長領域及び第2波長領域の光を切替えることにより2種類の異なる表示をおこなっている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2001−100679号公報(第2−8頁、全図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の可変表示構造に対して、デザイン性、例えば立体感、素材感、機能感、視認性、斬新性を向上する要求があった。
【0004】
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、デザイン性を向上することができる可変表示構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明では、透光性シートに波長の異なる第1光源の光と第2光源の光を切り換えて発光させ、前記透光性シートに入射させてなり、第1表示と第2表示を行わせる可変表示構造であって、前記シートは、第1光源の光のみを透過させる第1印刷部分と、第2光源の光のみを透過させる第2印刷部分と、第1光源の光と第2光源の光を透過させる第3印刷部分と、第1光源の光と第2光源の光を透過しない背景印刷部分と、を備え、表面が透光性と反射性を有し、前記シートを透過した前記第1光源及び前記第2光源からの光を前方に透過させるとともに、前方からの光を受けて、該前方に反射するハーフミラー体を、前記シートの表示側に備えた、ことを特徴とすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
よって、本発明にあっては、従来の可変表示構造に対して、デザイン性を向上することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の可変表示構造を実現する実施の形態を、請求項1,2,3に係る発明に対応する実施例1に基づいて説明する。
【実施例1】
【0008】
まず、構成を説明する。
図1は実施例1の可変表示構造のメータリングの一部の正面図である。図2図1のA−A断面の説明図である。図3は可変表示構造のメータリングのハーフミラーリングを説明のために省略した一部の正面図である。
実施例1では、車両の車室内に設けられるメータのパネルに配置されるメータリングに可変表示構造を用いている。
すなわち、以下に示す構造を車両メータの一部に用いていることになる。
【0009】
車両メータは、メータパネルの目盛りを表示する部分あるいは、目盛りの外周側の装飾部分に、以下に示すメータリング構造を備えている。
メータリングは、適度な透過率と反射性を有し、金属調の塗装を施したハーフミラーを、図1に示すようにリング形状にしたハーフミラーリング3を設けている。例えば、透過率70%程度、反射率20%程度のハーフミラーで形成したものを例としてあげておく。
【0010】
ハーフミラーリング3は、図2に示すように、前面側である表示側の断面形状が、内周より外周が高く、凹凸により意匠が形成された形状である。
さらに、表示側と反対側に配置された基板の側の面に、表示側に凹となる環状の凹形状部31を設ける。なお、表示側には凸形状部分32を設けるが、詳細は後述する。
【0011】
ハーフミラーリング3の形状について、さらに説明する。
ハーフミラーリング3は、図2に示すように、カラーフィルタ4に接する面は、凹形状部31以外が平面である。そして、表示側の面は、内側に、内周縁から外周方向に行くに従ってやや高くなるように、且つ、図1に示すように、メータの目盛りのように放射状の凸形状で複数円周配置された凸形状部分32が設けられる。凸形状部分32の平面形状は図1に示すように略扇形状である。
凸形状部分32以外の表示側の面で、且つ内側は、図2において、凸形状部分32と外縁側部分との間の低い高さの平面形状にする。これを平面部分33とする。
そして、ハーフミラーリング3の表示側の面の外周側は、外周方向に行くに従って高くなり、外縁に高い位置で環状の面を形成する。これを外縁部分34とする。
【0012】
さらにメータリングは、ハーフミラーリング3の下部、つまり表示側と反対側に、図3に示すようにカラーフィルタ4を設け、そのさらに下方には、基板上に実装した第1光源6と第2光源7を設けている。
第1光源6は、波長が約470nmをピークとする青色の発光を行うLEDである。
第2光源7は、波長が約630nmをピークとする赤色の発光を行うLEDである。
【0013】
次に、図2、図3に示すカラーフィルタ4の構成について説明する。
図4は、実施例1の可変表示構造における波長と透過率の関係を示すグラフ図である。
カラーフィルタ4は、透明なシート4aの前面に、第1印刷部分4b、第2印刷部分4c、第3印刷部分4d、背景印刷部分4eを設けている。
第1印刷部分4bは、第1光源6の光を透過し、第2光源7の光を透過しない図4の符号23の線の特性を持つ印刷部分である。
【0014】
第2印刷部分4cは、第2光源7の光を透過し、第1光源6の光を透過しない図4の符号21の線の特性を持つ印刷部分である。
第3印刷部分4dは、第1光源6の光と第2光源7の光の両方を透過させる図4の符号25の特性を持つ印刷部分である。
背景印刷部分4eは、第1光源6の光と第2光源7の光の両方を透過させない特性を持つ印刷部分である。
【0015】
次にハーフミラーリング3とカラーフィルタ4の対応構造について説明する。
第1印刷部分4bと第2印刷部分4cは、ハーフミラーリング3の外周側の外縁部分34の下にハーフミラーリング3と同様に円環形状で配置する。さらに、第1印刷部分4bは、第2印刷部分4cより内側に配置し、ハーフミラーリング3の凹形状部31に対向して接する配置となるようにする。
また、ハーフミラーリング3の内周側の高さの低い環状の平面部分33には、図1に示すように、メータの目盛りのように放射状の凸形状で複数円周配置された凸形状部分32を設けられている。この凸形状部分32と重なるカラーフィルタ4の位置に、凸形状部分32の平面形状と同じ形状で、第3印刷部分4dを図3に示すように配置する。
【0016】
さらに、放射状に複数円周配置した第3印刷部分4dの円周方向の間に、図3に示すように、第3印刷部分4dの形状より小さい形状で第2印刷部分4cを設ける。つまり、中間目盛りを形成するような意匠である。
【0017】
次に作用を説明する。
[表示作用]
(a)第1表示
図5は実施例1の可変表示構造における第1の表示の説明図である。図6は実施例1の可変表示構造において、第1の表示を行っている状態を示す説明図である。
実施例1において、図5に示す第1表示11を表示させるには、第1光源6を点灯させ、第2光源7を消灯させる。
第1光源6から発せられた青色光は、透明なシート4aを通過し、各印刷部分に向かうことになる。
【0018】
第1印刷部分4bでは、図4の線23と線24の関係に示すように、第1光源6の光を通過させる。
次に、第2印刷部分4cでは、図4の線21と線24の関係に示すように、第1光源6の青色光を透過しない。これにより背景と同様に表示しない部分となる。なお、カラーフィルタ4の表示されない部分では、ハーフミラーリング3の金属調に塗装された立体形状が見えることになる。
次に、第3印刷部分4dでは、図4の線24と線25の関係に示すように、第1光源6の青色光を透過する。
背景印刷部分4eは、第1光源6の光と第2光源7の光の両方を透過させない。
これにより、図5に示すように第1表示11が表示される。
【0019】
さらに説明すると、第1印刷部分4bと第3印刷部分4dを透過した表示光は、ハーフミラーリング3を通して表示される。そのため、立体形状に青い光が透過して見えるメータリング2となり、非常にデザイン性の高いものとなる。
さらに、第1表示11では、第1印刷部分4bを透過した表示光が、ハーフミラーリング3を通して表示される際に、ハーフミラーリング3のカラーフィルタ4側に設けた凹形状部31も通る。そのため、凹形状部31の形状が浮かび上がるように表示される。これは第1光源6の青色光とともに浮かび上がることになり、非常にデザイン性の高いものとなる。この形状は、第1光源6が非点灯の場合には、第2光源7が点灯しても、見えることがない形状部分である。そのため、本実施例1の可変表示構造では、光源を切り替えることにより、異なる色、意匠とともに、異なる形状を表示することができ、非常にデザイン性を高めた表示を行うことができる(図6参照)。
【0020】
(b)第2表示
図7は実施例1の可変表示構造における第2の表示の説明図である。図8は実施例1の可変表示構造において、第2の表示を行っている状態を示す説明図である。
実施例1において、図7に示す第2表示12を表示させるには、第2光源7を点灯させ、第1光源6を消灯させる。
第2光源7から発せられた赤色光は、透明なシート4aを通過し、各印刷部分に向かうことになる。
【0021】
第1印刷部分4bでは、図4の線22と線23の関係に示すように、第2光源7の赤色光を透過させない。よって、背景と同様に表示しない部分を構成する。なお、カラーフィルタ4の表示されない部分では、ハーフミラーリング3の金属調に塗装された立体形状が見えることになる。
第2印刷部分4cでは、図4の線21と線22の関係に示すように、第2光源7の光を通過させる。
次に、第3印刷部分4dでは、図4の線22と線25の関係に示すように、第1光源6の光を透過する。
背景印刷部分4eは、第1光源6の光と第2光源7の光の両方を透過させない。
これにより、図7に示すように第2表示12が表示される。
【0022】
さらに説明すると、第2印刷部分4cと第3印刷部分4dを透過した表示光は、ハーフミラーリング3を通して表示される。そのため、立体形状に赤い光が透過して見えるメータリング2となり、非常にデザイン性の高いものとなる(図8参照)。
さらに、目盛りの近い放射状の形状で、第3印刷部分4dの円周状の配置の間に設けた第2印刷部分4cが赤色光で表示されることになる。
【0023】
この表示部分は、第2光源7が非点灯の場合には、第1光源6が点灯しても、見えることがない表示部分である。そのため、本実施例1の可変表示構造では、光源を切り替えることにより、異なる色、意匠を表示することができ、非常にデザイン性を高めた表示を行うことができる(図7参照)。
【0024】
なお、この第2光源7の点灯状態では、ハーフミラーリング3の凹形状部31は表示側からは見えない。この部分では、ハーフミラーリング3の反射率により表面に塗装された金属調の表示が見えることになる。
【0025】
(c)非点灯時
第1光源6、第2光源7ともに非点灯の場合には、ハーフミラーリング3が外光や照明に対して、適度な反射率を持つためにその外形形状を塗装された金属調の色彩により見せることになる(図1参照)。
【0026】
次に、効果を説明する。
実施例1の可変表示構造にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
【0027】
(1)透光性のあるカラーフィルタ4に波長の異なる第1光源6の光と第2光源7の光を切り換えて投光させ、第1表示11と第2表示12を行わせる可変表示構造であって、カラーフィルタ4は、第1光源6の光のみを透過させる第1印刷部分4bと、第2光源7の光のみを透過させる第2印刷部分4cと、第1光源6の光と第2光源7の光を透過させる第3印刷部分4dと、第1光源6の光と第2光源7の光を透過しない背景印刷部分4eを備え、透光性と反射性を有し、第1光源6及び第2光源7のカラーフィルタ4を透過した光は透過させるとともに、第1光源6及び第2光源7のカラーフィルタ4が光を透過させない部分では反射により自らの形状を見せるハーフミラーリング3を、カラーフィルタ4の表示側に備えたため、従来の可変表示構造に対して、デザイン性を向上することができる。
【0028】
(2)ハーフミラーリング3は、第1印刷部分4bまたは第2印刷部分4c、あるいは第3印刷部分4dと重なる位置で、且つカラーフィルタ4の側に凹ませて形状を形成した凹形状部31を備えたため、対応する光源を点灯させた際にのみ、凹形状部31をハーフミラーリング3の形状として浮かび上がらせるように表示させることができ、光源の切り替えにより、表示する形状を変更することができ、さらにデザイン性を向上することができる。
【0029】
(3)ハーフミラーリング3は、車両メータ1の外枠を形成するメータリング2であるため、車両の評価につながる重要な意匠である車両メータ1のデザイン性を向上させることができる。
【0030】
(他の実施例)
実施例1の可変表示構造を用いた車両メータ1では、例えば、車速、操作による切り替え、自動変速機のスポーツモードやマニュアルモードと通常モードなどが生じたことを基板5に信号入力することにより、第1表示11と第2表示12を切り替えるようにしてもよい。
このように車両の状態に連携させれば、表示の切り替えに意味を持たせることができ、デザイン性の向上に加えて、その切り替え状態を見やすく車両の乗員に認識させることができる。
つまり、このようにすれば、上記(1)〜(3)の効果に加えて、以下の効果を有する。
(4)第1光源6を点灯させる状態と、第2光源7を点灯させる状態の切り替えを、入力信号で行うようにしたため、デザイン性の向上に加えて、関連付けされた状態の切り替えを見やすく使用者に認識させることができる。
【0031】
図9、図10に示すのは、ハーフミラーリング3の凹形状部31の他の例を示す図である。
例えば、図9(b)に示すような複数並列した溝形状の凹形状部31とすることにより、図9(a)に示すような筋形状の形状表示13を透過時に見せることができる。
また、図10(b)に示すような矩形形状から錘形状に凹んだ凹形状部31とすることにより、図10(a)に示すような外側が矩形で錘形状のある形状表示14を透過時に見せることができる。
このように、凹形状部31の形状は他の形状であってもよい。
【実施例2】
【0032】
実施例2に示す可変表示構造は、携帯電話機に用いた例である。
図11は実施例2の可変表示構造を用いた携帯電話機の説明図である。図12は第1光源、第2光源を非点灯にした表示状態の説明図である。図13は、第1光源を点灯させた第1表示の説明図である。図14は、第2光源を点灯させた第2表示の説明図である。
【0033】
構造を説明する。
実施例2では、図11に示すように、携帯電話機30の液晶画面36、ボタン37の反対側となる表面35に可変表示構造を設ける。
つまり、図11に示すような折り畳み方式の携帯電話機30において、液晶画面36の表面をハーフミラー部310にし、その奥側に図示しないカラーフィルタ4、第1光源6、第2光源7を設ける。
【0034】
そして、第1印刷部分4bにより、図13に示すイルカ、泡、着信を示す図形の意匠を形成する。次に第2印刷部分4cにより、図14に示すカモメ、雲、メールを示す図形の意匠を形成する。
そして、図13、図14の意匠の重なる部分を第3印刷部分4dとしてもよいし、図13、図14の意匠を重ならない配置とし、第3印刷部分4dを設けないものとしてもよい。また、別に第3印刷部分4dの意匠を設けるようにしてもよい。
さらに、ハーフミラー部310の奥側となる面には、第1印刷部分4bの着信を示す図形、及び第2印刷部分4cのメールを示す図形を、立体的な凹形状で設けるようにし、凹形状部311とする。
その他構成は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
【0035】
作用を説明する。
[表示作用]
(a)第1表示
実施例2の可変表示構造では、携帯電話機30に通話のための着信があると、第1光源6を点灯し、第2光源を消灯する。第1光源6を点灯した際には、図13に示すように、折り畳んだ携帯電話機30の着色したハーフミラー部310に、イルカ、泡、着信を示す図形を青い光で表示し、さらに着信を示す図形を見せる。
【0036】
(b)第2表示
実施例2の可変表示構造では、携帯電話機30のメールの着信があると、第2光源7を点灯し、第1光源6を消灯する。第2光源7を点灯した際には、図14に示すように、折り畳んだ携帯電話機30の着色したハーフミラー部310に、カモメ、雲、メールを示す図形を赤い光で表示し、さらにメールを示す図形を見せる。
【0037】
(c)非表示
実施例2の可変表示構造において、第1光源6、第2光源7を非点灯の状態では、図12に示すように、折り畳んだ携帯電話機30の着色したハーフミラー部310が、その反射率により着色を見せるのみである。
【0038】
このように実施例2の可変表示構造では、携帯電話機30を折り畳んだ表面に、通常時には、何も意匠の見えない面としながらも、点灯時には、意匠と立体的な形状を見せる。さらに、点灯色の切り替えにより、異なる意匠と立体的な形状を見せる。このように、実施例2の可変表示構造を用いることによって、携帯電話機30のデザイン性を向上させることができる。
【0039】
効果を説明する。
実施例2の可変表示構造においては、上記(1),(2)に加えて、以下の効果を有する。
(5)ハーフミラー部310は、携帯電話機30の液晶画面36の反対側となる表面35を形成するものであるため、着信じとメール着信時、及び通常時で、異なる色、形状、意匠を表示することができ、携帯電話機30のデザイン性を向上させることができる。
【0040】
以上、本発明の可変表示構造を実施例1、実施例2に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
例えば、第1表示11、第2表示12は他の色であってもよい。
印刷には、シルク印刷、凸版印刷、インクジェット印刷、熱転写印刷があり、いずれの印刷によるものでもよい。また、他の印刷によるものであってもよい。
【0041】
実施例では、ハーフミラーリング3は金属調とし、ハーフミラー部310は着色を行うものとしたが、スモークにする、模様を設けるなどであってもよい。非点灯時には、その反射率により、これらを見せることができる。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本願の可変表示構造は、計器の表示部やスイッチ、フィニッシャー等のように、表示が必要な部位、装置の装飾が設けられる表面への利用は容易である。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】実施例1の可変表示構造のメータリングの一部の正面図である。
【図2】図1のA−A断面の説明図である。
【図3】可変表示構造のメータリングのハーフミラーリングを説明のために省略した一部の正面図である。
【図4】実施例1の可変表示構造における波長と透過率の関係を示すグラフ図である。
【図5】実施例1の可変表示構造における第1の表示の説明図である。
【図6】実施例1の可変表示構造において、第1の表示を行っている状態を示す説明図である。
【図7】実施例1の可変表示構造における第2の表示の説明図である。
【図8】実施例1の可変表示構造において、第2の表示を行っている状態を示す説明図である。
【図9】ハーフミラーリング3の凹形状部31の他の例を示す図である。
【図10】ハーフミラーリング3の凹形状部31の他の例を示す図である。
【図11】実施例2の可変表示構造を用いた携帯電話機の説明図である。
【図12】第1光源、第2光源を非点灯にした表示状態の説明図である。
【図13】第1光源を点灯させた第1表示の説明図である。
【図14】第2光源を点灯させた第2表示の説明図である。
【符号の説明】
【0044】
1 車両メータ
2 メータリング
3 ハーフミラーリング
31 凹形状部
32 凸形状部分
33 平面部分
34 外縁部分
4 カラーフィルタ
4a シート
4b 第1印刷部分
4c 第2印刷部分
4d 第3印刷部分
4e 背景印刷部分
5 基板
6 第1光源
7 第2光源
11 第1表示
12 第2表示
13 形状表示
14 形状表示
21 (第2印刷部分の波長特性を示す)線
22 (第2光源の波長特性を示す)線
23 (第1印刷部分の波長特性を示す)線
24 (第1光源の波長特性を示す)線
25 (第3印刷部分の波長特性を示す)線
30 携帯電話機
35 表面
36 液晶画面
37 ボタン
310 ハーフミラー部
311 凹形状部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
透光性シートに波長の異なる第1光源の光と第2光源の光を切り換えて発光させ、前記透光性シートに入射させてなり、
第1表示と第2表示を行わせる可変表示構造であって、
前記シートは、
第1光源の光のみを透過させる第1印刷部分と、
第2光源の光のみを透過させる第2印刷部分と、
第1光源の光と第2光源の光を透過させる第3印刷部分と、
第1光源の光と第2光源の光を透過しない背景印刷部分と、
を備え、
表面が透光性と反射性を有し、前記シートを透過した前記第1光源及び前記第2光源からの光を前方に透過させるとともに、前方からの光を受けて、該前方に反射するハーフミラー体を、前記シートの表示側に備えた、
ことを特徴とする可変表示構造。
【請求項2】
請求項1に記載の可変表示構造において、
前記ハーフミラー体は、
前記第1印刷部分または前記第2印刷部分、あるいは前記第3印刷部分と重なる位置で、且つ前記シート側の面に凹形状又は凸形状部分を備えた、
ことを特徴とする可変表示構造。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の可変表示構造において、
前記ハーフミラー体は、車両メータの外枠を形成するメータリングである、
ことを特徴とする可変表示構造。
【請求項4】
請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の可変表示構造において、
前記第1光源を点灯させる状態と、前記第2光源を点灯させる状態の切り替えを、入力信号で行うようにしたことを特徴とする可変表示構造。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate


【公開番号】特開2009−80145(P2009−80145A)
【公開日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−247012(P2007−247012)
【出願日】平成19年9月25日(2007.9.25)
【出願人】(000004765)カルソニックカンセイ株式会社 (3,404)
【Fターム(参考)】