説明

可撓性コンベアベルト

【目的】 円管の下部内壁に沿う湾曲形状で走行する可撓性コンベアベルトが、このベルトと前記下部内壁との間に導入される空気によって下部内壁から完全に浮上して走行することができる可撓性コンベアベルトを提供する。
【構成】 ゴムを主体とする可撓性コンベアベルトの場合、ベルトの幅xとたわみ量Fの比率F/xで求められるトラフ指数T(JIS K6322)を0.35以上し、より厳密には、ベルトの厚みy(mm)と幅x(mm)の関係がy≦0.143+6.486×10-3x+7.904×10-62 であるようにし、樹脂を主体とする可撓性コンベアベルトの場合、上記トラフ指数Tを0.30以上にし、可撓性に富んだコンベアベルトにした。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円管の下部内壁に沿う湾曲形状となり、下部内壁から浮上して走行するコンベアベルトであって、ゴムを主体とするゴム製又は樹脂を主体とする樹脂製の可撓性コンベアベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の可撓性コンベアベルトを用いるコンベア装置はパイプコンベアと称されており、砂、砕石、石炭、セメント等の一般バラ物及び小麦、大豆、米等の食品や穀物類の搬送に使用される。このパイプコンベアの一例を図7により説明する(特開平4−317911号公報参照)。このパイプコンベアは、内側円管10と外側円管20とを同軸二重管状に配設し、さらにこれらの内外管10,20の両側に、ヘッドプーリ30及びテールプーリ40を設けてなるものである。
【0003】そして、これらプーリ30,40の間には可撓性コンベアベルト1が張設され、可撓性コンベアベルト1の往路ベルト51が内側円管10の内壁下部に沿う湾曲形状になり、復路ベルト52が外側円管20の内壁下部に沿う湾曲形状になって走行する。この内外管10,20の両端部であって内側円管10と外側円管20との間隙部分には、復路ベルト52の通過部分を除いてシール部材60が装着されている。
【0004】図8に示されるように、外側円管20の下側にエアダクト23が取り付けられ、エアダクト23からの空気を外側円管20の下部内壁に導く空気吹き込み口22が一定間隔で穿設されている。また、外側円管20の側面にフランジ89が設けられ、外側円管20と内側円管10との空間に導入された空気が、内側円管10に一定間隔で穿設された空気吹き込み口12を経て内側円管10の下部内壁に導かれる。
【0005】図7に戻り、エアダクト23とフランジ89には空気吹き込み装置80が接続されている。この装置80は、空気フィルタ81を設けた送風機82に空気管83,84を並列に接続し、一方の空気管83にダンパ85を介して、エアダクト23のフランジ86に接続されている。他方の空気管84も同様に、ダンパ88を介して、フランジ89に接続されている。
【0006】このようなコンベア装置においては、搬送物入口21から投入された搬送物Mは、図8の如く往路コンベア51に載って運ばれ、図7のヘッドプーリ30から搬送物Mが落下するようになっている。このコンベア装置は、可撓性コンベアベルトを空気で浮上させて走行させるので、ニューマチックコンベア、ローラコンベア、チェーンコンベアに比べて搬送に必要な電力消費量及び、騒音が大幅に減らすことができるという利点を有する。
【0007】このコンベア装置の搬送に必要な電力は、円管の下部内壁を走行するコンベアベルトの浮上の程度で決まる。そのため、円管内に沿った浮上が確保できるコンベアベルトの開発が望まれるようになった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このコンベアベルトをできるだけ浮上させるために、通常、空気圧を高めること等が行われるが、幾ら空気圧を高めること等を行っても、摩擦係数が大きいままであり、搬送に要する電力消費量が大きくなる場合があるという問題点があった。
【0009】何故電力消費量が小さくならないのかということについて、実験を重ねて鋭意検討したところ、図9R>9のような現象が生じていることが判明した。特に内側円管10は搬送物Mが載った往路ベルト51が走行する部分であり、往路ベルト51の幅xは内側円管10の内周の約1/2の近くに及ぶ。そして、下部内壁から導入された空気によって、往路ベルト51の大部分は浮上しているものの、往路ベルト51の両端部分51a,51bが内壁に接触しており、空気は内壁の周方向に逃げるのでなく、内側円管10の軸方向に逃げている。この両端部分51a,51bの接触によって、搬送に要する消費電力が大きくなっていることが判明した。
【0010】本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、円管の下部内壁に沿う湾曲形状で走行する可撓性コンベアベルトが、このベルトと前記下部内壁との間に導入される空気によって下部内壁から完全に浮上して走行することができる可撓性コンベアベルトを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する可撓性コンベアベルトは、ゴムを主体とするものである場合には、ベルトの幅xとたわみ量Fの比率F/xで求められるトラフ指数T(JIS K6322)が0.35以上である。より厳密には、このベルトの厚みy(mm)と幅x(mm)の関係がy≦0.143+6.486×10-3x+7.904×10-62 にあるものがよい。また、樹脂を主体とする可撓性コンベアベルトの場合には、上記トラフ係数を0.30以上にする。ここで、ゴムを主体とする可撓性コンベアベルトとは、抗張力部材としての帆布等を除く部分がゴムで形成されているものである。そして、ゴムの材質としては、NR,SBR,NBR,EPR,CR,BR等が用いられる。樹脂を主体とする可撓性コンベアベルトとは、抗張力部材としての帆布等を除く部分が樹脂で形成されているものである。そして、樹脂の材質としては、ポリウレタン,ポリ塩化ビニール,ポリビニロン,フッ素,ポリエステル,ポリエチレン等が用いられる。
【0012】
【作用】JIS K6322で規定されるトラフ指数Tが0.35以上又は0.30以上であるということは、可撓性が著しく高いということであり、円管に沿った湾曲形状になりやすい。そのため、可撓性コンベアベルト両端に円管内壁に接しようとする力が弱く、円管内壁下部に導入される空気が両端部分を通って周方向に逃げるため、可撓性コンベアベルトは完全に浮上する。特にゴムを主体とするベルトの場合には、トラフ指数Tが同じであっても、ベルト幅とベルト厚みの関係では効果は一定ではない。そこで、より厳密には、ベルトの厚みy(mm)と幅x(mm)の関係がy≦0.143+6.486×10-3x+7.904×10-62 にあるものがよい。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。図1は本発明の可撓性コンベアベルトの使用状態図である。
【0014】図1において、内側円管10の内壁下部の空気吹き込み口12から導入される空気は矢印で示されるように周方向に逃げており、往路ベルト51の両端部分が内壁に接することがなく完全に浮上している。なお、この往路ベルト51の幅は、内側円管10の周長(直径×π)の1/2より少し短くした幅となっている。往路ベルト51の幅が広い方が搬送物が多く運べ好ましいが、1/2を越えると、垂れ下がり現象が発生したり、図7の管出口からプーリー迄の距離を長くしないとプーリーで往路ベルト51を巻き取りにくくなる。したがって、内側円管10の内周の1/2近くに及ぶものが可撓性という観点から一番厳しい使用条件になるが、この条件でも往路ベルト51の両端部分が内壁に接することがない。
【0015】このように完全浮上すると、ベルトと円管内壁との摩擦係数が0.02〜0.1に小さくなる。これに対してベルトが完全に浮上しないときのベルトの接触面が帆布である場合の摩擦係数は、0.2〜0.5であり、ベルトの接触面がゴムである場合の摩擦係数は0.5〜1.0であることから、完全浮上の摩擦係数0.02〜0.1はコンベア装置の消費電力を小さくするに足る値である。
【0016】完全浮上の可撓性コンベアベルトとするためには、可撓性が通常のコンベアベルトに比較して著しく大きくなっている。この可撓性の程度を定量化するものがトラフ指数であり、JIS K6322に規定されている。
【0017】図2は、JIS K6322によるトラフ指数の測定状態を示す斜視図である。サンプルベルトの横幅x(mm)や厚みy(mm)は使用条件で適宜決まるものであるが、縦長さは150±5mmに決まっている。このサンプルベルトの両端を保持し、ワイヤを介して真下に釣り下げると、図示のように弓状にたわむ。このたわみ量Fを測定し、トラフ指数TがF/xで求められる。
【0018】つぎに、特にゴム(NRとSBRのブレンド)を主体とする可撓性コンベアベルトの場合において、内管径即ちベルト幅を種々変え、ベルト仕様も種々変えた場合において、完全浮上を達成するためのトラフ指数Tを探った実験例を表1により説明する。ここで、摩擦係数が0.08以下のものを◎に判定し、摩擦係数が0.1以下0.08に至るまでを○に判定し、摩擦係数が0.1を越えるものを×と判定した。また、ベルト仕様はゴム製であってそのEP−100の表示におけるEは、たて糸がポリエステル糸を示し、Pはよこ糸がナイロン糸を示し、100は1ply当たりの強力が100kg/cm幅であることを示す。また、ベルト仕様のST−200は、ゴム製であってスチールコードが用いられ、強力が200kg/cm幅であることを示す。
【0019】
【表1】


【0020】表1のナンバー1〜4はベルト幅が310mmと狭い場合であり、ベルト仕様の如何に係わらず、トラフ指数が小さい程摩擦係数が大きくなっている。ナンバー2のトラフ指数0.37のものが辛うじて○の判定になっている。これ以下のものは×である。
【0021】表1のナンバー6〜10はベルト幅が500mmと中位の場合であり、層数に関係なく、トラフ指数が小さい程摩擦係数が大きくなっている。ナンバー9のトラフ指数0.35のものが辛うじて○の判定になっている。
【0022】表1のナンバー11〜13はベルト幅が800mmと広い場合であり、ベルト仕様の如何に係わらず、トラフ指数が小さい程摩擦係数が大きくなっている。ナンバー13のトラフ指数0.37は余裕を持って◎の判定になっている。
【0023】以上の実験例から、ゴムを主体とする可撓性コンベアベルトの場合、トラフ指数が0.35以上であれば、摩擦係数が0.1以下となって合格することが判る。しかし、ベルト幅の310mm,500mm,800mmを比較すると、同じトラフ指数であっても、ベルト幅の狭いもの程摩擦係数が大きくなる傾向にあることが判る。すなわち、トラフ指数だけでは、厳密に良好な範囲を規定できないことを意味する。
【0024】そこで、更に良好範囲を求めるために、ベルト幅x(mm)とベルト厚みy(mm)のグラフにトラフ指数一定の曲線を描いたものが図3である。より厳密には、トラフ指数が0.37以上あればよいということになるが、ベルト幅xが狭いものに対しては、ナンバー2,9のように、そこまで必要ない場合があり、y≦0.143+6.486×10-3x+7.904×10-62 を満足すればよいことが判る。そこで、厳密な良好範囲は、このベルトの厚みyと幅xの関係がy≦0.143+6.486×10-3x+7.904×10-62 にあるものがよいことになる。なお、空気導入圧力の影響についても、実験したが、一旦ベルトが浮上すると、空気導入圧力の大小で浮上したりしなかったりすることがなく、上述したトラフ指数を変える程の影響を与えないことが判っている。
【0025】つぎに、トラフ指数を高くするためのゴム製ベルト構造を図4乃至図6により説明する。図4(a)は帆布2が1層のものであって、帆布の上下にカバーゴム3,4が積層されている。図4(b)(c)は帆布が2層又は3層であって、帆布の幅を2a,2b又は2c,2d,2eのように階段状に狭くすることで、両端部のゴムの割合が多くなってたわみ易くしたものである。帆布の層数が同じであると、図4(a)のように同じ長さの帆布を用いる場合よりも、図4(c)のように帆布を階段状にする方がトラフ指数が大きくなる。
【0026】図5のものは、帆布が表面に露出したものである。コンベア装置が二重管の場合には、内管と外管ではベルトの接触する面が反転するが、内径が狭い内管の表面に帆布が接触するように配設することが好ましい。図5(a)は埋設された帆布5aと裏面の帆布5bの2層であるが、図5(b)のように埋設された帆布5cの幅を狭くする方がトラフ指数が大きくなる。更に図5R>5(c)のように、埋設された帆布5d,5eを階段状に狭くすることもできる。また、帆布を表面に露出させると、ゴムカバーの部分が加硫時に縮み、弓状に反るので管内壁に沿い易くなる。
【0027】図4及び図5の帆布にはナイロン、ビニロン、ポリエステル等が用いられ、この材質の可撓性コンベアベルトは搬送距離が比較的短いコンベア装置に適している。搬送距離が比較的長いコンベア装置には、帆布にアラミド繊維のように伸びの少ない材質を用いる。このように伸びの少ないものにするために、図6のようなスチールコード6が用いられる。このスチールコード6の場合、コード径を2mm以下のように小さくして(普通は2.5mmφのものが用いられる)、配列ピッチpを大きくする程、トラフ指数を大きくすることができる。また、帆布の幅方向の横糸は、モノフィラメントよりもマルチフィラメントの方が可撓性が優れる。
【0028】さらに、樹脂(ポリウレタン又はポリ塩化ビニール又はポリビニロンのいずれか)を主体とする可撓性コンベアベルトの場合も、内管径即ちベルト幅を種々変え、ベルト仕様も種々変えた場合において、完全浮上を達成するためのトラフ指数Tを探った実験例を表2により説明する。表1と同様に、摩擦係数が0.08以下のものを◎に判定し、摩擦係数が0.1以下0.08に至るまでを○に判定し、摩擦係数が0.1を越えるものを×と判定した。また、ベルト仕様は樹脂製であって、PC2 やC3 Hの表示における小文字の2,3は帆布の積層枚数を示し、特にPとあるものは帆布の積層に耐湿・耐熱用接着材を用いたことを示し、C及びGはポリエステル織物の帆布のように帆布の種類を示している。なお、Hは色の種類であり白であることを示している。
【0029】
【表2】


【0030】表2のナンバー1〜3はベルト幅が310mmと狭い場合であり、ナンバー1のトラフ指数0.30のものが◎になっている。これ以下のトラフ指数のものは×である。
【0031】表2のナンバー4〜8はベルト幅が400mmと500mmの中位の場合であり、層数に関係なく、トラフ指数が小さい程摩擦係数が大きくなっている。ナンバー4がトラフ指数0.31で◎になっている。
【0032】表2のナンバー9〜10はベルト幅が650mmと800mmの広い場合であり、ナンバー9のトラフ指数0.32、ナンバー10のトラフ指数0.35であって共に◎の判定になっている。
【0033】以上の実験例から、樹脂を主体とする可撓性コンベアベルトの場合、トラフ指数が0.30以上であれば、摩擦係数が0.1以下となって合格することが判る。また、樹脂製の場合には、ゴム製のような厚み依存性は認められなかった。なお、図4乃至図6で説明した可撓性を高める帆布の考え方は樹脂を主体とする可撓性コンベアベルトに適用できることは当然である。更に、樹脂ベルトの場合のトラフ指数を高くするためのベルト構造を説明する。同じ材質の帆布でも、幅方向の横糸はモノフィラメントよりもマルチフィラメントの方が可撓性が優れる。また、糸が細くて厚みも薄い方がトラフ指数が高くなる。また、糸層に用いる接着剤の種類や配合を変える事によりトラフ指数を高めることもできる。
【0034】なお、本発明の可撓性コンベアベルトは、上述したパイプコンベア用として最適であるが、図7の如き同芯2重管式のものに限らず、偏心2重管式や1重管式のものに適用可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明の可撓性コンベアベルトは、トラフ指数を相当に大きな値にすることによって、ベルトの可撓性を著しく高め、円管の下部内壁に沿うベルトを浮かす空気が周方向に逃げることを確実とし、ベルトが完全に浮上した状態で走行させるため、摩擦係数が小さくなって、コンベア装置の消費電力を小さくできる。また、完全に浮上した状態にするため、所定の可撓性があるコンベアベルトであればよく、擦った場合の摩擦係数が小さい高価な材料をベルト主成分として選定したり、導入する空気圧を必要以上に高める必要がなく又、高速大量搬送が可能となり、ベルト幅を狭くすることにより機械設計がコンパクトになるため、コンベア装置のコストダウンにも寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可撓性コンベアベルトの使用状態図である。
【図2】トラフ指数の測定方法を示す斜視図である。
【図3】ゴム製コンベアベルトの適切な範囲を示すグラフ図である。
【図4】ゴム製コンベアベルトの断面図である。
【図5】ゴム製コンベアベルトの断面図である。
【図6】ゴム製コンベアベルトの断面図である。
【図7】可撓性コンベアベルトを用いたコンベア装置の全体図である。
【図8】コンベア装置の要部構造図である。
【図9】問題となる可撓性コンベアベルトの使用状態図である。
【符号の説明】
1 可撓性コンベアベルト
10 内側円管
20 外側円管
80 空気吹き込み装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】 円管の下部内壁に沿う湾曲形状で走行し、ゴムを主体とする可撓性コンベアベルトであって、このベルトの幅xとたわみ量Fの比率F/xで求められるトラフ指数T(JIS K6322)が0.35以上であり、このベルトと前記下部内壁との間に導入される空気によって下部内壁から浮上して走行する可撓性コンベアベルト。
【請求項2】 円管の下部内壁に沿う湾曲形状で走行し、ゴムを主体とする可撓性コンベアベルトであって、このベルトの厚みy(mm)と幅x(mm)の関係がy≦0.143+6.486×10-3x+7.904×10-62 にあり、このベルトと前記下部内壁との間に導入される空気によって下部内壁から浮上して走行する可撓性コンベアベルト。
【請求項3】 円管の下部内壁に沿う湾曲形状で走行し、樹脂を主体とする可撓性コンベアベルトであって、このベルトの幅xとたわみ量Fの比率F/xで求められるトラフ指数T(JIS K6322)が0.30以上であり、このベルトと前記下部内壁との間に導入される空気によって下部内壁から浮上して走行する可撓性コンベアベルト。
【請求項4】 前記ベルトと管内壁との摩擦係数が0.1以下である請求項1又は2又は3記載の可撓性コンベアベルト。
【請求項5】 前記ベルトのベルト幅xは、円管の内周の1/2近くに及ぶものである請求項1又は2又は3記載の可撓性コンベアベルト。

【図1】
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【図2】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図3】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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