説明

台間貸出機

【課題】遊技機の入れ替えや変更等に容易に対応できるとともに、遊技機の演出効果を低減させることなく、各遊技機固有の情報を遊技者が容易に見ることができる手段を提供する。
【解決手段】遊技機2ごとに隣接して配置され、遊技機2に遊技媒体を貸し出す台間貸出機1の内部の、台間貸出機1へ遊技媒体を供給する遊技媒体供給部52に、不揮発性メモリカード6用のカードリーダ61を設ける。メモリカード6を用いることにより、情報の更新が容易に行えるうえ、空きスペースを利用してカードリーダ61を設けることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技施設において、スロットマシンやパチンコ機等の遊技機ごとに隣接して配置され、遊技機で用いられるメダルや遊技球等の遊技媒体を貸し出す台間貸出機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
パチスロやパチンコ等の遊技施設では、遊技機は、通常、背中合わせに2列に並べられ、遊技機に隣接して、各遊技機1台ずつに対応して台間貸出機が設置されている。台間貸出機は、遊技者により挿入された磁気カードやICカード等のプリペイドカードを読み取ったり、あるいは投入された紙幣または硬貨を検知して、遊技者が指定した金額に応じた個数のメダルや遊技球等の遊技媒体を貸し出す装置である。さらに、従来、例えば特許文献1に開示されているように、台間貸出機に表示機能が備えられ、遊技媒体の貸し出し情報等が表示されるものがある。
【0003】
一方、遊技施設には、複数種類の遊技機が設置され、それぞれの機種毎に、当たりの確率や配当、特有のルール、演出やキャラクタ設定などが異なっている。従来、このような遊技機固有の情報は、小冊子に記載されたり、遊技機に表示されていた。そのため、遊技者がこれらの情報を知りたいときには、遊技施設のホール内に置かれている小冊子を読んだり、遊技機に表示される情報を見たりしていた。
【0004】
【特許文献1】特開平7−185121号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、遊技機固有の情報が小冊子に記載されている場合、遊技者は、ホール内に置かれている小冊子の中から、当該遊技機に関するものを探して読まなければならず、面倒であった。
【0006】
また、入れ替えや変更等が頻繁に行われる遊技機の情報を、例えば遊技機の制御部等に記憶させておくと、遊技機が変更されるたびにその内容を更新しなければならず、手間がかかる。
【0007】
さらに、近年の遊技機は演出が複雑であり、遊技機情報の量が多いため、これらの情報を遊技機に表示するためには、多くのスペースを要する。ところが、遊技機に、情報表示のために多くのスペースを用いると、遊技の演出等のための表示スペースが狭くなり、遊技上の演出効果が低減するという問題がある。
【0008】
本発明の目的は、遊技機の入れ替えや変更等に容易に対応できるとともに、遊技機の演出効果を低減させることなく、各遊技機固有の情報を遊技者が容易に見ることができる手段を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記問題を解決するため、本発明は、遊技機ごとに隣接して配置され、前記遊技機に遊技媒体を貸し出す台間貸出機において、前記台間貸出機内部の、前記台間貸出機へ前記遊技媒体を供給する遊技媒体供給部に、不揮発性メモリカード用のカードリーダが設けられていることを特徴とする台間貸出機を提供する。カードリーダを設けることにより、情報の更新を容易に行うことができる。また、台間貸出機内部の遊技媒体供給部には空間が形成されているので、空きスペースを利用してカードリーダを設けることができる。しかも、遊技媒体供給部は、通常時は扉が施錠され、所定の従業員以外は開けることができないようにされているため、メモリカードのセキュリティを確保できる。
【0010】
前記カードリーダのカード挿入口を覆うカバーが設けられていることが好ましい。カバーを設けることにより、カードリーダ内にごみ等が入るのを防ぐ。また、遊技媒体を供給する際に、カードリーダに遊技媒体が衝突して破損するのを防ぐことができる。
【0011】
前記カバーは、開いたときに、前記遊技媒体供給部の遊技媒体投入口を塞ぐことが好ましい。これにより、メモリカードの出し入れの際にメモリカードを落としても、メモリカードが遊技媒体投入口から台間貸出機の内部へ入るのを防ぐ。
【0012】
前記カバーは、前記遊技媒体供給部の扉を閉めるときに、前記扉に連動して閉じ、前記扉を開くときには前記扉に連動せず閉じた状態を保つようにしてもよい。これにより、カードリーダのカバーを閉め忘れることなく、一度の動作でカバーおよび扉の両方を閉めることができる。また、カードリーダのカバーは、メモリカードの交換時以外には開く必要がないので、通常の遊技媒体供給時には、カバーが閉じたままで扉のみが開くことにより、遊技媒体供給作業を円滑に行える。
【0013】
前記台間貸出機の前面に、前記メモリカードに記録された情報を表示する表示部が備えられ、前記メモリカードには、遊技方法、ボーナス確率、図柄配列、図柄ごとの配当、ボーナス時の払い出し枚数、リプレイタイムの回数、天井の回数、大当たり時の画像、ステージが上がったときの画像、各ステージに現れるキャラクタの画像、の少なくともいずれか一つを含む当該遊技機固有の情報が記録されてもよい。遊技機固有の情報が台間貸出機に表示されるので、遊技者は、遊技機の前に座ったままで、遊技機情報を見ることができる。しかも、遊技機の演出効果を低減することがない。また、遊技機が変更されたときには、メモリカードを交換するだけで、新しい遊技機に関する情報を台間貸出機に表示させることができる。
【0014】
前記メモリカードには前記情報が複数の画像として記録され、前記表示部にスライドショー方式で表示されてもよい。また、前記メモリカードは、SDカードでもよい。このように、汎用のメモリカードやプログラムを利用して、容易に実施できる。
【0015】
前記表示部は、前記遊技機からの信号を受けて前記遊技機のリアルタイムの遊技情報を表示可能であることが好ましい。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、遊技機の内容や遊技機自体を変更しても、メモリカードを入れ替えるだけで、遊技者が各遊技機固有の情報を見ることができる。しかも、空きスペースを利用しているので、カードリーダを設置するスペースを新たに設ける必要がない。また、遊技機の演出効果を低減させることなく、遊技者が容易に遊技機固有の情報を見ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態を、図を参照して説明する。
【0018】
パチスロやパチンコ等の遊技施設では、図1に示すように、遊技機2は通常、背中合わせに2列に並べられ、遊技機2に隣接して、各遊技機2一台ずつに対応して台間貸出機1が設置されている。台間貸出機1は、遊技者により挿入された磁気カードやICカード等のプリペイドカードを読み取ったり、あるいは投入された紙幣または硬貨、あるいは専用コイン等を検知して、遊技者が指定した金額に応じた個数のメダルや遊技球等の遊技媒体を貸し出す装置である。
【0019】
図2は、スロットマシンにメダルを貸し出す台間貸出機1の一例を示す。台間貸出機1は、遊技者から見て手前側である正面側が開口した略直方体状の筐体10に、上部パネル11、中部パネル12、下部パネル13が着脱可能に取り付けられた構成を有する。本発明では、例えば中部パネル12と下部パネル13との間に、液晶パネル等からなる表示部14が設けられている。表示部14の位置は図2の例に限ることはないが、遊技者が遊技機2の前に座った状態で見やすい高さに設けることが好ましい。
【0020】
上部パネル11には、金銭の代用として用いられる専用のコインを台間貸出機1に投入するためのコイン投入口21、台間貸出機1内部からコインを払い出すためのコイン払出口22、遊技者に対してコインの残高等の情報を表示する情報表示部23、台間貸出機1の動作状態を点灯色等によって表示する状態表示ランプ24、遊技者がコインに記憶された金額価値を利用するメダルの貸し出しを要求する際に押圧操作する貸出要求スイッチ25、客がコインの返却を要求する際に押圧操作するコイン返却スイッチ26、上部パネル11が筐体10から外れないように施錠を行う施錠機構27等が設けられている。
【0021】
中部パネル12は、例えば管理者等の特定の従業員が、台間貸出機1内部から紙幣を取り出す際、あるいは、台間貸出機1内部に備えられている機器のメンテナンス等を行う際に開けられる。中部パネル12の中央部上側には、内部から紙幣を取り出せないように施錠する施錠機構31が設けられている。中部パネル12には、紙幣を筐体10内に備えられた紙幣処理装置へ送る紙幣搬送路(図示省略)に連通する開口32が貫通形成されている。中部パネル12の下縁部は、ヒンジ33を介して、筐体10に取り付けられている。
【0022】
下部パネル13は、下部パネル本体41、および、従業員がメダルを貸出機本体1内に補給するメダル供給部を開閉する扉42で構成される。扉42は、下部パネル本体41の上方に設けられている。下部パネル本体41には、貸出機本体1からメダルを排出させるパイプ状のメダル送出ノズル44が設けられている。このメダル送出ノズル44の先端部は、メダル貸出機1の側方に隣接させて設けられる遊技機2に設けられているメダル受け皿4(図1)に向けて配置される。即ち、台間貸出機1から排出されたメダルが、メダル送出ノズル44にガイドされて、メダル受け皿4に供給される。
【0023】
次に、扉42およびその内側の構造について、図3〜図7を用いて説明する。図3は、扉42を開いたときの斜視図である。図4〜図7は扉42部分の縦断面図であり、図4は扉42を閉じた状態、図5は扉42およびカバー63を開いた状態、図6は扉42を閉じる途中の状態、図7はカバー63が閉じられて扉42のみが開く状態を示している。
【0024】
図3に示すように、扉42は、正面側に方形の扉本体51を有し、メダル供給部52のメダル投入口53を開閉できるようになっている。扉本体51の下縁部は、ヒンジ54を介して、メダル投入口53の下縁部に対して回転可能に取り付けられている。また、扉本体51の左右両側には、フランジ部55がそれぞれ取り付けられている。左右のフランジ部55は、それぞれ筐体10の左内側面、右内側面に沿って延設されている。さらに、扉42の中央部上側には、メダル供給部52が遊技者によって開かれないように施錠するための施錠機構43が設けられている。
【0025】
施錠機構43の鍵穴は、扉本体51の外面に開口されている。扉本体51の内面側には、施錠用可動片45が設けられている。施錠用可動片45は、所定の鍵を鍵穴に差し入れて回転させることにより、例えば側方に移動させることができる。
【0026】
図3に示すように、ヒンジ54の回転中心軸は、扉本体51の下縁部に沿って、水平方向に配置されている。扉42は、ヒンジ54を介して下部パネル本体41に連結されており、回転中心軸を中心として回転することにより、メダル投入口53を開閉する。
【0027】
扉42が閉じた状態では、図4に示すように、扉本体51は鉛直に立設され、左右のフランジ部55は、メダル供給部52の内側に収納される。
【0028】
一方、扉42が開かれるときには、図5に示すように、扉本体51は、上方から次第に外側に開くように、筐体10に対して傾斜された状態になる。また、左右のフランジ部55は、メダル供給部52から外側に引き出される。即ち、左右のフランジ部55の縁部、傾斜させた扉本体51の上縁部、及び筐体10の前部によって囲まれた開口がメダル投入口53となる。このメダル投入口53を通じて、メダルが供給される。
【0029】
メダル投入口53の上部には、例えばSDカードなどの不揮発性のメモリカード用のカードリーダ・ライタ61が備えられ、表示部14等に接続されている。ている。カードリーダ・ライタ61は、カード挿入口62が前面に配置され、カード挿入口62の表面を塞ぐカバー63が設けられている。カバー63は、カードリーダ・ライタ61の下端辺に沿って設けられたヒンジ64を介して、カードリーダ・ライタ61の上側から下方に向かって開く。扉42を開き、カードリーダ・ライタ61のカバー63を開くと、図3および図5に示すように、カバー63の先端側の辺65が、扉本体51の裏面側に接触し、これにより、メダル投入口53が塞がれる。したがって、交換時などにメモリカード6を落としても、筐体10内にメモリカード6が入ってしまうのを防ぐことができる。
【0030】
カバー63がカードリーダ・ライタ61の前面に沿って鉛直に配置され、カード挿入口62を覆う状態において、カバー63とカードリーダ・ライタ61の対向する位置に、例えば互いに係合する部材が設けられている。すなわち、カバー63とカードリーダ・ライタ61とは、軽く押すだけで係止されカード挿入口62の前面が塞がれる構造とされる。したがって、図6に示すように、扉本体51を閉じる際、扉本体51と連動して、カバー63の先端側の辺65が扉本体51の裏面に沿って上向きにスライドし、扉本体51が鉛直になったときに、カバー63がカードリーダ・ライタ61に軽く押しつけられ、係止される。すなわち、カバー63を閉じる際、カバー63を手で持ってカードリーダ・ライタ61側へ押しつけることによって閉じてもよいが、扉42と同時に、カバー63も閉じられる。このため、カバー63を閉め忘れることがない。一方、閉じた状態のカバー63を手で持って前面側へ引くとカバー63が開くが、扉42を開くだけでは、カバー63が連動して開くことはない構造とされている。したがって、メモリカード6の交換等を行わず、メダル供給のみを行う場合には、図7に示すように、扉42のみを開くとメダル供給口53が開口し、そのままメダルを供給できる。
【0031】
以下、上記構成を有する台間貸出機のメモリカードの利用例について説明する。
【0032】
台間貸出機1には、前述のように、例えばSDカードなどの不揮発性のメモリカード用のカードリーダ・ライタ61が設けられている。また、図2に示すように、そのメモリカード6に記憶された情報を表示する表示部14が設けられている。
【0033】
メモリカード6には、隣接して設置されている遊技機2の機種に応じた固有の情報、例えば、初心者向けの遊技方法や、図8に示すようなボーナス確率、図柄配列、図9に示すような図柄ごとの配当およびボーナス時の払い出し枚数、図10に示すようなリプレイタイムおよび天井の回数、などが記録されている。また、例えば大当たり時またはステージが上がったときに遊技機2に表示される画像や、複数のキャラクタが登場する遊技機において各ステージに現れるキャラクタ等を表示することにより、遊技者の遊技機2に対する関心や理解を深めることができる。これらの情報は、複数枚の画像として記録され、例えば各画像がスライドショー形式で順次表示される。画像とともに音声が台間貸出機1から流れるようにしてもよい。
【0034】
遊技者は、遊技機2の前に座ったままの状態で、遊技機2に隣接する台間貸出機1の表示部14から、当該遊技機2に関する各種情報を容易に見ることができる。なお、台間貸出機1に、表示部14のオンオフボタンを設けて、遊技者が情報を見たいときだけ表示させるようにしてもよい。
【0035】
また、例えば図10に示すように、リプレイタイムのカウントを表示したり、プレイ回数を表示して天井が近くなったときに報知するなど、メモリカード6に記録された遊技機情報と連動させて、遊技機2からの信号を受けてリアルタイムの遊技情報を表示させることができる。台間貸出機1と遊技機2との間で信号による通信が行われることにより、例えば起動時に、遊技機2の機種とメモリカード6に記録された遊技機の機種が異なるときには、エラー表示されるようにすることもできる。
【0036】
さらに、台間貸出機1は、従来、遊戯施設の中核に配置されているホールコンピュータとの間に通信機能を有し、必要な情報を表示することが行われている。本発明の表示部14においても、メモリカード6に記録された情報に加えて、ホールコンピュータからの情報も表示させることができる。加えて、通常の遊技媒体の貸出機としても、従来の台間貸出機と同様に使用できる。
【0037】
本発明の台間貸出機1を設置した場合、遊戯施設の管理者は、台間貸出機1の下部パネル13の扉42を解錠して開き、内部に設置されたカードリーダ・ライタ61のカバー63を開いて、当該遊技機2用の情報が記録されたSDカード等のメモリカード6をカード挿入口62に差し込んで、カバー63および扉42を閉じる。遊技機の内容や遊技機自体が変更された場合には、新しい遊技機用の情報が記録されたメモリカードに入れ替えるだけで、その遊技機の情報を台間貸出機1の表示部14に表示させることができる。遊技者は、遊技機2固有の情報や、遊技機2のリアルタイムのカウント情報等を、表示部14で見ることができる。台間貸出機1に表示部14を設けることにより、遊技機2の演出効果を低減させることがない。
【0038】
なお、上記実施の形態では、メモリカードの読み込みを行う装置をカードリーダ・ライタとしたが、メモリカードに記憶された情報を表示部に表示させるためには、読み込みのみを行うカードリーダでもよい。書き込み機能を有するものとすれば、遊技機の使用状況等、適宜情報を書き込むことが可能となる。
【0039】
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0040】
例えば、メモリカード4に、遊技機2特有の情報の他、店からの連絡情報や広告、また、例えば占い等のようなサービス情報を月替わりに記録して、表示部12に表示させてもよい。また、メモリカードに記憶された情報を表示する表示部を、遊技機2側に設けても構わない。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本発明は、パチンコ、パチスロ、その他、遊技機間に台間貸出機が設けられる遊技機の台間貸出機に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明にかかる台間貸出機および遊技機の配置を示す斜視図。
【図2】本発明にかかる台間貸出機の例を示す斜視図。
【図3】図2の扉42の内部の構造を示す部分斜視図。
【図4】図2の扉42を閉じたときの扉内部の構造を示す縦断面図。
【図5】図2の扉42およびカバー63を開いたときの扉内部の構造を示す縦断面図。
【図6】図2の扉42を閉じる途中の扉内部の構造を示す縦断面図。
【図7】図2の扉42のみを開いたときの扉内部の構造を示す縦断面図。
【図8】図2の表示部の表示例を示す正面図。
【図9】図2の表示部の異なる表示例を示す正面図。
【図10】図2の表示部のさらに異なる表示例を示す正面図。
【符号の説明】
【0043】
1 台間貸出機
2 遊技機
6 メモリカード
10 筐体
11 上部パネル
12 中部パネル
13 下部パネル
14 表示部
42 扉
43 施錠機構
51 扉本体
52 メダル供給部
53 メダル投入口
54 ヒンジ
55 フランジ部
61 カードリーダ・ライタ
62 カード挿入口
63 カバー
64 ヒンジ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技機ごとに隣接して配置され、前記遊技機に遊技媒体を貸し出す台間貸出機において、前記台間貸出機内部の、前記台間貸出機へ前記遊技媒体を供給する遊技媒体供給部に、不揮発性メモリカード用のカードリーダが設けられていることを特徴とする、台間貸出機。
【請求項2】
前記カードリーダのカード挿入口を覆うカバーが設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の台間貸出機。
【請求項3】
前記カバーは、開いたときに、前記遊技媒体供給部の遊技媒体投入口を塞ぐことを特徴とする、請求項2に記載の台間貸出機。
【請求項4】
前記カバーは、前記遊技媒体供給部の扉を閉めるときに、前記扉に連動して閉じ、前記扉を開くときには前記扉に連動せず閉じた状態を保つことを特徴とする、請求項2または3に記載の台間貸出機。
【請求項5】
前記台間貸出機の前面に、前記メモリカードに記録された情報を表示する表示部が備えられ、前記メモリカードには、遊技方法、ボーナス確率、図柄配列、図柄ごとの配当、ボーナス時の払い出し枚数、リプレイタイムの回数、天井の回数、大当たり時の画像、ステージが上がったときの画像、各ステージに現れるキャラクタの画像、の少なくともいずれか一つを含む当該遊技機固有の情報が記録されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の台間貸出機。
【請求項6】
前記メモリカードには前記情報が複数の画像として記録され、前記表示部にスライドショー方式で表示されることを特徴とする、請求項5に記載の台間貸出機。
【請求項7】
前記メモリカードは、SDカードであることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の台間貸出機。
【請求項8】
前記表示部は、前記遊技機からの信号を受けて前記遊技機のリアルタイムの遊技情報を表示可能であることを特徴とする、請求項5〜7のいずれかに記載の台間貸出機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−291432(P2009−291432A)
【公開日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−148472(P2008−148472)
【出願日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【出願人】(000182616)JCMシステムズ株式会社 (46)
【Fターム(参考)】