説明

各種粉末状物質と香料を貼着した紙又は布の製造方法

【課題】長期間にわたって芳香を放散させることができる壁紙や枕カバー、寝具等に使用することができる和紙又は合成紙、布等に香料を貼付する方法と、該方法を用いて香料を貼付した和紙又は合成紙、布等を提供する。
【解決手段】各種粉末状物質(木材、竹、ヨモギ、アロエ、糠等の植物性の粉末、炭、岩石等の鉱物の粉末等)と香料と接着剤を混合したものを基材として、紙若しくは合成紙、若しくは布に貼着することによって、前記香料を貼付した紙又は布の製造した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、各種粉末状物質、例えば、木屑、大鋸屑若しくは竹屑若しくは炭粉末等に香料と接着剤を混合した基材を和紙若しくは合成紙、若しくは布に貼着する方法、及び香料を貼着した紙又は布の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
生活環境の中に様々なものが溢れるようになって、様々な臭気が漂うようになってきた。このような臭いを生活環境から除去するために脱臭剤の開発が進んでいる。その一方で、不快な臭気を快い芳香に代えるための芳香剤の開発も進められている。芳香剤をそのたびに噴霧するのではなく、壁紙などに染みこませて常時放散させたり、手に取ってみる物に芳香を持たせたりして、いやな臭いを嗅ぐことによって、不快な思いをしないようにするための努力が払われている。
【0003】
特許文献1は、基材の一部に、芳香成分を封入したマイクロカプセルを剥離可能に接着して、基材の芳香をもたせる構成とした。また、基材の折り畳まれた内面の一部が、芳香成分を封入したマイクロカプセルを含有する接着剤により貼り合わされており、基材の内面の他の一部に、芳香成分を封入したマイクロカプセルを剥離可能に接着して、基材に芳香をもたせる構成としている。
【0004】
特許文献2は、基材上に少なくとも香料インキ層と保護層とを設けた芳香印刷物であって、該保護層は最表層に印刷方式で設けられ且つフィルム化されていることを特徴とする芳香印刷物である。前記基材は印刷インキの浸透性を有する基材であり、該基材上に順にバリヤ層と香料インキ層と保護層とを設けた芳香印刷物である。
【0005】
特許文献3は、壁紙原紙に樹脂コート、印刷、型押し等の加工を施す通常の壁紙生産工程によって出来上がった壁紙の裏面に、香料含有エマルジョンと高分子水溶液との混合溶液を塗布、乾燥する方法である。
【0006】
特許文献4の請求項1には、香料成分が付着された不織布からなり、開封可能な密封容器内に収納されていることを特徴とする使い捨て用の枕カバーが開示されている。特許文献4の製造方法は、不織布に香料を染みこませて、密封容器に収容した枕カバーで香気がなくなると廃棄する使い捨ての枕カバーが開示されている。
【0007】
このように開発された芳香剤を塗布した壁紙、芳香成分を含有する紙等は、芳香剤を塗布するための方法が複雑であったり、簡単に香気を付けたもので芳香が直ぐに飛散してしまう等の欠点があった。
【特許文献1】特開平6−328880号公報
【特許文献2】特開平6−219084号公報
【特許文献3】特開平8−291500号公報
【特許文献4】特開平10−66639号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、長期間にわたって芳香を放散させることができる壁紙や枕カバー、寝具等に使用することができる和紙又は合成紙、布等に香料を貼付する方法と、該方法を用いて香料を貼付した壁紙や枕カバー、寝具等に使用することができる香料を貼付した和紙又は合成紙等を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、各種粉末状物質、例えば、大鋸屑、竹屑、炭粉末等に香料と糊を混合して紙、布などの上に貼着すると香が長時間に亘って持続させることに成功し、本発明を完成した。
【0010】
本発明の第1の特徴は、各種粉末状物質に香料と接着剤を混合した基材を紙若しくは合成紙、若しくは布に貼着したことを特徴とする前記基材を貼着した紙又は布の製造方法である。各種粉末状物質に接着剤と香料を混合して基材とする。この基材を紙や布に貼着することによって、長時間に亘って香気を発散させる壁紙を提供することができる。また、枕に入れたり、枕カバー、布団等の寝具を作ると良い香りのする寝具を提供することができる。各種粉末状物質としては、木材、竹、ヨモギ、アロエ、糠等の植物性の粉末が例示できる。また、炭、岩石等の鉱物の加工品や、シリカゲル等の粉末も使用するすることができる。
【0011】
本発明の第2の特徴は、請求項1に記載の基材を紙若しくは合成紙、若しくは布に貼着し、該基材を貼着した紙若しくは合成紙、若しくは布の基材の貼着面上に紙若しくは合成紙、若しくは布を貼着したことを特徴とする前記基材を貼着した紙若しくは合成紙、若しくは布の製造方法である。各種粉末状物質と接着剤とを混合した基材、あるいは、各種粉末状物質と接着剤と香料を混合した基材を紙、又は布に貼着し、その上に紙又は布を貼着して基材を貼着面から脱落しないようにすることができる。基材にシリカゲルを利用すると防虫乾燥シートとして利用することができる。
【0012】
本発明の第3の特徴は、各種粉末状物質に接着剤と香料として木酢若しくは竹酢を混合した基材を和紙若しくは合成紙に貼着したことを特徴とする香料を貼着した紙又は布の製造方法である。大鋸屑若しくは竹屑等の植物性の粉末、若しくは炭屑に接着剤と香料として木酢若しくは竹酢を混合して、紙や布に貼着して壁紙やスクリーン、寝具、インテリア用品等様々な用途に使用できる。木酢、竹酢等の自然の香りは気分を和らげ、リラックスさせる効果を有している。
【0013】
本発明の第4の特徴は、各種粉末状物質に接着剤と香料を混合した基材を和紙若しくは合成紙、若しくは布に貼着したことを特徴とする香料を貼着した紙又は布である。大鋸屑若しくは竹屑等の植物性粉末、若しくは炭屑等に接着剤と香料を混合して貼着した紙や布を提供することが出来る。大鋸屑若しくは竹屑等の植物性粉末、若しくは炭屑に香料と接着剤を混合して、紙や布に貼着した紙や布は寝具、インテリア用品、雑貨類に使用することが出来る。さらに、紙や布に貼着する際に、美しい模様として貼着すると目を和ませる上に、香気でリラックスすることができる壁紙が提供できる。例えば、大鋸屑若しくは竹屑若しくは炭屑に香料と接着剤を混合して貼着した布は、枕にしたり、枕カバー、敷きマットとして利用することができる。また、車のヘッドレスト、足ふきマット、カーテン、テーブルクロス等に利用することができる。
【0014】
本発明の第5の特徴は、孔を穿設した厚手の和紙若しくは合成紙、若しくは布の孔に、各種粉末状物質に接着剤と香料を混合した基材を充填して、上下からに薄手の和紙若しくは合成紙、若しくは布を貼着したことを特徴とする香料を貼着した紙又は布である。厚手の紙や布に孔を穿設して、その孔に各種粉末状物質に接着剤と香料を混合した基材を充填して、上下から薄手の紙や布で挟み込むと香りの蒸散が緩やかとなる。また、香料の貼着部分を覆うことができ、上から絵や模様を描いたりして、外見が美しい壁紙などを作ることができる。
【発明の効果】
【0015】
各種粉末状物質としての木屑、大鋸屑、竹屑等の植物性粉末、若しくは炭屑等の粉末に香料と接着剤を混合することによって、紙や布の上で保持しやすく、香料が長持ちする効果がある。このように香料を貼着した紙や布は壁紙、窓のスクリーン、寝具、インテリア用品、防虫乾燥シート等に利用することができる。香料として木酢、竹酢などの天然の香料を使用することによって、気分を和らげ、リラックスさせる効果がある壁紙、窓のスクリーン、枕カバー等をていきょうすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明で使用する香料を吸着保持するための材料は、各種粉末状物質として、例えば、木屑、大鋸屑、竹屑等の植物性粉末状物質、若しくは炭粉末、石英、岩石等の鉱物性粉末状物質を例示することができる。植物性粉末にはヨモギ、アロエ、糠の他、梅、桜、檜等の木屑、大鋸屑等のように、天然の香気を発する材料を使用することも出きる。このような天然の香りを有する植物性粉末は、その香りを強調するように同種の香料を使用すれば香りを強くするだけでなく、香料の保持時間も長くすることが期待できる。木屑、大鋸屑、竹屑、ヨモギ、アロエ、糠等の植物性の粉末、若しくは炭粉等はできるだけ細かい粒子の方が、貼着処理がし易いが、粒子が細かすぎると乾燥に時間がかかったり、香気の発散が十分に行えないなどの問題がある。
【0017】
各種粉末状物質である木屑、大鋸屑、竹屑、ヨモギ、アロエ、糠等の植物性粉末、若しくは炭粉末等に混ぜて貼着する香料は天然の香料でも合成香料であってもよく、香料の種類に限定されるものではない。例えば、ジャスミン、バジル、ペパーミント、ローズ、ラベンダー、カモミール、レモン、サンダルウッド、スィートフェンネル、ビターオレンジ、ヒノキチオール、木酢、竹酢等が例示できる。香料の添加量は香料の種類や、壁紙や枕カバー等のように使用場所や使用する目的によっても異なり、香料の添加量は限定されるものではない。
【0018】
木屑、大鋸屑、竹屑、ヨモギ、アロエ、糠等、若しくは炭粉末等の各種粉末状物質に香料と混ぜて接着剤として使用するための糊は澱粉、コンニャク、布海苔、ニカワ等天然の素材で製造された接着剤でも合成接着剤であってもよく、接着剤として使用する糊の種類は、特に限定されるものではない。接着剤として使用する糊の添加量は糊の種類により異なるが、通常、木屑、大鋸屑、竹屑等の植物性の粉末、若しくは炭粉末等に対して0.5〜2割程度添加すれば良い。
【0019】
木屑、大鋸屑、竹屑、ヨモギ、アロエ、糠等の植物性粉末、若しくは炭粉末等と香料と接着剤を混合した基材を布や紙の上に貼着するために、図1に例示するように、ゴム板11等に孔12を穿設したものを用いる。ここで穿設する孔12の大きさ、形状は特に限定されるものではないが、孔が深くなると基材を入れて布や紙に貼着した後、乾燥する場合に、乾燥し難く、乾燥後もくずれやすい等の問題があり、通常は孔の径は5.0〜15.0mm位、深さが1.0〜5.0mm位が望ましい。基材を入れて布や紙の上に貼着するために穿設するゴム板の孔の形状は、丸形状の他、花型、星形、動物等の形状が例示できるが、基材を入れて型を抜くためには、角が欠けないように角のない丸い形状が望ましい。
【0020】
木屑、大鋸屑、竹屑、ヨモギ、アロエ、糠等、若しくは炭粉末等の各種粉末状物質に香料と接着剤を混ぜた基材をゴム板の孔に充填して布や紙に貼着する方法は、図2に示すように、少量の場合は基材17をゴム板11上に穿設された孔12に基材を埋めて、基材を布や紙15に押し付けるようにゴム板11の孔12の上を刷毛13で平にして貼着しても良いが、大きな布や紙を用いたり、大量に行う場合はローラーやベルト上で貼着して、連続して乾燥する方法も可能である。
【0021】
木屑、大鋸屑、竹屑、ヨモギ、アロエ、糠等、若しくは炭粉末等の各種粉末状物質と香料と、接着剤として使用する糊を混合した基材を布などに貼着するためのスクリーン枠は、図3に示すように、スクリーン枠18の大きさは基材を貼付する布や紙の大きさにより異なっている。スクリーン枠18の内側に張るスクリーン19は、30〜60メッシュの孔を有するサテン製の布やステンレス製の物を枠に張り付けて使用することができる。
【実施例1】
【0022】
各種粉末状物質として梅の木の大鋸屑を用いた。梅の大鋸屑に対して、接着剤として使用する糊1割と適当量の梅香料を混合し、これを紙や布に貼着する基材とした。図1に示す径が10mm、深さが2.0mmの穴が穿設されたゴム板を紙の上に置き、図2に示すように、ゴムの板の穴に先に混合した基材を入れて、その上からヘラで平らにして、混合した基材の高さが一定になるようにして、ゴム板を取り除き乾燥させた。図4に示すように紙に大鋸屑に梅香料を混ぜた基材を貼着した紙を調製した。
【実施例2】
【0023】
植物性の粉末として桜の木屑を用いた。桜の大鋸屑に対して、接着剤として使用する糊1割と適当量の桜の香料を混合し基材とした。図1に示す径が10mm、深さが2.0mmの穴が穿設されたゴム板を紙の上に置き、図2に示すように、ゴムの板の穴に先に混合した基材を入れて、その上からヘラで平らにして、混合した基材の高さが一定になるようにして、ゴム板を取り除き乾燥させた。図4に示すように紙に桜の大鋸屑に桜の香料を混ぜた基材を貼着した紙を調製した。更に、炭粉に対して糊1割と上記と同じ香料の適当量を混合し基材とした。孔の径が5.0mm、深さが2.0mmの孔が穿設されたゴム板を紙の上に置き、図2に示すように、ゴムの板の穴に先に混合した前記炭粉の基材を入れて、その上からヘラで平らにして、混合した基材の高さが一定になるようにして、ゴム板を取り除き乾燥させた。その結果、図5に示すように桜の大鋸屑よりなる基材と炭粉よりなる基材を交互に付着した壁紙を作成した。
【実施例3】
【0024】
竹の粉末に対して、接着剤として使用する糊1割と香料として竹酢の適当量を混合し、これを基材とした。径が10mm、深さが2.0mmの穴が穿設されたゴム板を紙の上に置き、ゴム板の穴に前記混合した基材を入れて、その上からヘラで平らにして、ゴム板を取り除き乾燥させた。竹酢の香りがする壁紙を調製した。
【実施例4】
【0025】
竹の粉末に対して、接着剤として使用する糊1割と香料として竹酢の適当量を混合し、これを基材とした。径が10mm、深さが2.0mmの穴が穿設されたゴム板を布の上に置き、ゴムの穴に前記混合した基材を入れて、その上からヘラで平らにして、ゴム板を取り除き乾燥させた。このようにして竹屑と香料の混ぜた基材を貼着した布の貼着した面を内側にして袋状として、中にそば殻を入れて枕を作成した。
【実施例5】
【0026】
備長炭の粉末に対して、接着剤として使用する糊1割と適当量のラベンダーの香料を混合し、これを基材とした。香料と糊を混合した炭粉よりなる基材を図3に示すスクリーン枠18上に乗せて刷毛でスクリーン19から押し出すように布に貼着した。基材を貼着した布は乾燥してラベンダーの香料を貼着した布を作成した。窓際に掛けるラベンダーの香りのする遮光用のスクリーンを作成した。
【実施例6】
【0027】
檜の大鋸屑を微粉末として、この微粉末に対して接着剤として使用する澱粉糊を1割と適当量のヒノキチオールを混合し、これを基材とした。ヒノキチオールと糊を混合した檜粉末よりなる基材を図3に示すスクリーン枠18上に乗せて刷毛でスクリーン19から押し出すように布に貼着した。基材を貼着した布は乾燥して檜の香りがする布を作成した。この布を袋状にして合成樹脂製のソフトパイプを詰めて枕とした。ヒノキチオールは100ppm程度の低濃度でも多くの雑菌類やカビ類、ダニなどの増殖を抑える力があり、枕には最適の香料である。また、ヒノキチオールは化粧品や養毛剤にも使用されており、安心して使用することができる香料である。
【実施例7】
【0028】
ヨモギ粉末とヨモギエキスと接着剤として澱粉糊の1割を混合した基材16を、図6に示す厚手の合成紙14に穿設した孔12に充填して、上下から薄手の紙14a、14bで挟んで、ヨモギの香りがする紙を作成した。壁紙等に使用すると、ヨモギの爽やかな香りが心を穏やかにし、疲れを癒してくれる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】穴を穿設したゴム板の斜視図を示す。
【図2】各種粉末状物質と香料と接着剤を混合した基材をゴム板の穴に入れた断面図を示す。
【図3】スクリーン枠の斜視図を示す。
【図4】各種粉末状物質と香料と接着剤を混合した基材を壁紙に貼付した斜視図を示す。
【図5】炭粉末又は木屑と香料と接着剤を混合した基材を壁紙に交互に貼付した斜視図を示す。
【図6】各種粉末状物質と香料と接着剤を混合した基材を紙に穿設された孔に充填して、上下から別の紙で挟む事例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0030】
10:各種粉末状物質と香料と接着剤を混合した基材を貼着した紙
20:炭粉末又は植物性粉末状物質と香料と接着剤を混合した基材を交互に貼着した紙
11:ゴム板
12:孔
13:刷毛
14:紙
15:布
16:植物性粉末状物質と香料と接着剤を混合した基材
17:炭粉と香料と接着剤を混合した基材
18:スクリーン枠
19:メッシュ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各種粉末状物質に香料と接着剤を混合した基材を紙若しくは合成紙、若しくは布に貼着したことを特徴とする前記基材を貼着した紙又は布の製造方法。
【請求項2】
請求項1に記載の基材を紙若しくは合成紙、若しくは布に貼着し、該基材を貼着した紙若しくは合成紙、若しくは布の基材の貼着面上に紙若しくは合成紙、若しくは布を貼着したことを特徴とする前記基材を貼着した紙若しくは合成紙、若しくは布の製造方法。
【請求項3】
各種粉末状物質に接着剤と香料として木酢若しくは竹酢を混合した基材を和紙若しくは合成紙に貼着したことを特徴とする香料を貼着した紙又は布の製造方法。
【請求項4】
各種粉末状物質に接着剤と香料を混合した基材を和紙若しくは合成紙、若しくは布に貼着したことを特徴とする香料を貼着した紙又は布。
【請求項5】
孔を穿設した厚手の和紙若しくは合成紙、若しくは布の孔に、各種粉末状物質に接着剤と香料を混合した基材を充填して、上下からに薄手の和紙若しくは合成紙、若しくは布を貼着したことを特徴とする香料を貼着した紙又は布。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2007−268848(P2007−268848A)
【公開日】平成19年10月18日(2007.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−97215(P2006−97215)
【出願日】平成18年3月31日(2006.3.31)
【出願人】(503205872)兼山印刷株式会社 (4)
【Fターム(参考)】