説明

吐出器

【課題】押下ヘッドの上下動を案内する案内部材がカバー体によって損傷するのを抑制する。
【解決手段】内容物が収容された容器体2の口部2aに装着される有頂筒状の装着キャップ11と、装着キャップ11に上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステム12を有するポンプ13と、ステム12の上端に装着されるとともに吐出部14aが配設された押下ヘッド14と、を備え、装着キャップ11の天壁部17には、押下ヘッド14の上下動を案内する案内部材22が上方に向けて延設され、押下ヘッド14には、吐出部14aを露出させた状態で押下ヘッド14を覆う筒状のカバー体18が装着されるとともに、カバー体18を形成する材質よりも硬度が低い軟質材で形成された環状体19が径方向の外側に向けて突設され、環状体19の上面はカバー体18の下端開口縁に径方向の全域にわたって対向している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、吐出器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、吐出器として、内容物が収容された容器体の口部に装着される有頂筒状の装着キャップと、この装着キャップに上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステムを有するポンプと、ステムの上端に装着されるとともに吐出部が配設された押下ヘッドと、を備え、装着キャップの天壁部に、押下ヘッドの上下動を案内する案内部材が上方に向けて延設された構成が知られている。この吐出器においては、押下ヘッドを押下してステムを下方に移動させポンプを作動させることにより、容器体内の内容物が移送されて吐出部から吐出される。
この種の吐出器として、例えば下記特許文献1に示されるような、押下ヘッドに筒状のカバー体が外嵌された構成が知られている。なお、このようにカバー体を押下ヘッドに装着することで、例えば装飾効果が容易若しくは飛躍的に高められること等が期待される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−167832号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来の吐出器では、カバー体が一般に押下ヘッドを形成する材質よりも硬度が高い硬質材で形成されているので、カバー体の下端開口縁が前記案内部材に接触することでこの案内部材が損傷するおそれがあった。
【0005】
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、押下ヘッドの上下動を案内する案内部材がカバー体によって損傷するのを抑制することができる吐出器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の吐出器は、内容物が収容された容器体の口部に装着される有頂筒状の装着キャップと、この装着キャップに上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステムを有するポンプと、前記ステムの上端に装着されるとともに吐出部が配設された押下ヘッドと、を備え、前記押下ヘッドを押下して前記ステムを下方に移動させ前記ポンプを作動させることにより、容器体内の内容物が移送されて前記吐出部から吐出される吐出器であって、前記装着キャップの天壁部には、押下ヘッドの上下動を案内する案内部材が上方に向けて延設され、前記押下ヘッドには、前記吐出部を露出させた状態で該押下ヘッドを覆う筒状のカバー体が装着されるとともに、該カバー体を形成する材質よりも硬度が低い軟質材で形成された環状体が径方向の外側に向けて突設され、該環状体の上面は前記カバー体の下端開口縁に径方向の全域にわたって対向していることを特徴とする。
【0007】
この発明によれば、押下ヘッドに前記環状体が設けられているので、押下ヘッドおよびカバー体と装着キャップとが相対的に移動し、押下ヘッドおよびカバー体が案内部材に接触しようとしたときに、カバー体の下端開口縁ではなく環状体が案内部材に接触することとなり、案内部材の損傷を防止することができる。
【0008】
ここで、前記カバー体の下端開口縁は、前記環状体上に載置されてもよい。
【0009】
この場合、カバー体の下端開口縁が、環状体上に載置されていてこの環状体によって完全に被覆されているため、カバー体の下端開口縁に例えば研磨等の加工を施さなくても、案内部材の損傷を確実に防止することができる。
【0010】
また、前記押下ヘッドには、径方向の外側に向けて回り止め突部が突設され、前記案内部材の内面には、前記回り止め突部が上下動自在に係合される縦溝が形成されてもよい。
【0011】
この場合、回り止め突部が縦溝の内面に引っ掛かることで、押下ヘッドおよび装着キャップの相対的な周方向の位置ずれを規制することが可能になるとともに、案内部材により押下ヘッドの上下動をより一層確実に案内させることができる。また、吐出器の組立て時に、回り止め突部を縦溝に係合させることで、押下ヘッドおよび装着キャップの相対的な周方向の位置を容易かつ高精度に決めることができる。
【0012】
さらに、前記カバー体には前記回り止め突部が係合される係合孔が形成されてもよい。
【0013】
この場合、カバー体に回り止め突部が係合される係合孔が形成されているので、カバー体および押下ヘッドの相対的な周方向の位置ずれが規制され、また吐出器の組立て時に、回り止め突部を係合孔に係合させることで、カバー体および押下ヘッドの相対的な周方向の位置を容易かつ高精度に決めることができる。
【0014】
また、前記カバー体は金属材料で形成され、前記押下ヘッドおよび環状体は合成樹脂材料で一体に形成されてもよい。
【0015】
この場合、カバー体が金属材料で形成されているので、案内部材の損傷を防止する作用効果が顕著に奏されるとともに、この吐出器に高級感を具備させることが可能になる。
【発明の効果】
【0016】
この発明によれば、押下ヘッドの上下動を案内する案内部材がカバー体によって損傷するのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明に係る一実施形態として示した吐出器の一部縦断面図である。
【図2】本発明に係る他の実施形態として示した(a)吐出器の一部縦断面図、および(b)押下ヘッドにカバー体を装着した組立体の斜視図である。
【図3】本発明に係るさらに他の実施形態として示した吐出器の一部縦断面図である。
【図4】図3に示す吐出器のうち押下ヘッド、カバー体および吐出部の分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。
本実施形態に係る吐出器1は、図1に示されるように、内容物が収容された容器体2の口部2aに装着される有頂筒状の装着キャップ11と、この装着キャップ11に上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステム12を有するポンプ13と、ステム12の上端に装着されるとともに吐出部14aが配設された押下ヘッド14と、を備え、押下ヘッド14を押下してステム12を下方に移動させポンプ13を作動させることにより、容器体2内の内容物が移送されて吐出部14aから吐出されるようになっている。
【0019】
ここで、容器体2、装着キャップ11およびステム12それぞれの中心軸は共通軸上に位置している。以下、この共通軸を中心軸Oといい、中心軸O方向に沿って容器体2の口部2a側を上側、容器体2の図示されない底部側を下側といい、また中心軸Oに直交する方向を径方向といい、さらに中心軸Oを中心に周回する方向を周方向という。
【0020】
装着キャップ11は、中央部に円形の開口が形成された天壁部17と、天壁部17の外周縁部から下方に向けて延設された周壁部21と、天壁部17に前記開口と同軸に配置されるとともに上方に向けて延設されて押下ヘッド14の上下動を案内する案内部材22と、を備えている。
周壁部21の内周面には雌ねじ部が形成されており、この雌ねじ部が容器体2の口部2aに形成された雄ねじ部に螺合されることにより、装着キャップ11が容器体2に装着されている。案内部材22は円筒状に形成されている。
【0021】
ポンプ13は、前記ステム12と、内部にステム12の下部が上下動自在に配設されたシリンダ23と、シリンダ23の内部に上下摺動自在に配設された図示されないピストン部材と、ステム12を上方に向けて付勢する図示されない付勢部材と、を備えている。
ステム12の上部は、シリンダ23の上端および装着キャップ11の天壁部17から上方に突出し、装着キャップ11の案内部材22内に配設されている。
シリンダ23は、円筒状に形成されるとともに前記中心軸Oと同軸に配設されている。シリンダ23の上端には、全周にわたってフランジ部23aが径方向の外側に向けて突設されており、このフランジ部23aが、装着キャップ11の天壁部17の下面と、容器体2の口部2aの開口端縁上のパッキン24と、により上下方向に挟み込まれている。シリンダ23の下端部内には、パイプ25の上端部が嵌合されており、このパイプ25の下端開口部が容器体2内の底部に位置している。
【0022】
押下ヘッド14は、頂壁部26と、頂壁部26の下面における中央部から下方に向けて延設されステム12の上端部が嵌合された図示されない装着筒部と、頂壁部26の外周縁から下方に向けて延設され装着筒部を径方向の外側から囲繞する外周壁部28と、前記吐出部14aと、を備えている。
外周壁部28の外径は、装着キャップ11の案内部材22の内径よりも小さくなっており、押下ヘッド14の上下動に伴い、外周壁部28が案内部材22内を上下動するようになっている。
吐出部14aは筒状に形成されるとともに、その内部は、例えば前記装着筒部の内部等といった外周壁部28の内側を通してステム12の内部と連通している。なお、吐出部14aは、外周壁部28とは別部材となっている。
【0023】
本実施形態では、押下ヘッド14に、吐出部14aを露出させた状態で該押下ヘッド14を覆うカバー体18が装着されている。カバー体18は有頂筒状に形成され、このカバー体18内に押下ヘッド14が嵌合されている。また、カバー体18の周壁部18aには貫通孔が形成されており、この貫通孔内に吐出部14aが挿通されてカバー体18の周壁部18aから径方向の外側に突出している。
【0024】
以上の構成において、押下ヘッド14を押下すると、まずステム12が下方に向けて移動させられる。このステム12の移動に追従して、前記ピストン部材がシリンダ23の内周面に摺接しつつ下方に移動する。これにより、シリンダ23内の内容物が圧縮されてステム12内に進入しこのステム12内を上方に向けて移動する。そしてこの内容物は、外周壁部28の内側を通って吐出部14aに到達し外部に吐出される。
その後、押下ヘッド14の押下を解除すると、前記ピストン部材が前記付勢部材の上方付勢力によりシリンダ23の内周面に摺接しつつ上方に向けて復元移動する。これにより、シリンダ23内が減圧され、容器体2内の内容物がパイプ25を通してシリンダ23内に吸い上げられる。
【0025】
そして本実施形態では、押下ヘッド14に、径方向の外側に向けて環状体19が突設され、この環状体19の上面がカバー体18の下端開口縁に径方向の全域にわたって対向している。環状体19は、押下ヘッド14のうちカバー体18よりも下方に位置する部分に配設されている。本実施形態では、環状体19は押下ヘッド14の外周壁部28の下端に配設されている。環状体19は、周方向に沿って全周にわたって連続して延びる円環状に形成されており、この環状体19の上面がカバー体18の下端開口縁にその全域にわたって対向している。環状体19の外径は、カバー体18の下端開口縁の外径以上となっている。図示の例では、環状体19の外径は、カバー体18の下端開口縁の外径よりも大きくなっている。また、環状体19は、カバー体18よりも径方向の外側に突出して案内部材22の内面に近接している。
環状体19は、カバー体18を形成する材質よりも硬度が低い軟質材で形成されている。例えば、環状体19は合成樹脂材料等で形成され、カバー体18は金属材料等で形成される。図示の例では、押下ヘッド14および環状体19は同一の材質で一体に形成されている。
さらに本実施形態では、カバー体18の下端開口縁がその全域にわたって環状体19上に載置されている。また、押下ヘッド14の環状体19は、押下ヘッド14を押下している時および押下していない時の別を問わず常に案内部材22内に位置している。
【0026】
以上説明したように、本実施形態による吐出器1によれば、押下ヘッド14に環状体19が設けられているので、押下ヘッド14およびカバー体18と装着キャップ11とが相対的に移動し、押下ヘッド14およびカバー体18が案内部材22に接触しようとしたときに、カバー体18の下端開口縁ではなく環状体19が案内部材22に接触することとなり、案内部材22の損傷を防止することができる。
また本実施形態では、カバー体18の下端開口縁が、環状体19上に載置されていてこの環状体19によって完全に被覆されているため、カバー体18の下端開口縁に例えば研磨等の加工を施さなくても、案内部材22の損傷を確実に防止することができる。
さらに本実施形態では、カバー体18が金属材料で形成されているので、案内部材22の損傷を防止する作用効果が顕著に奏されるとともに、この吐出器1に高級感を具備させることが可能になる。
【0027】
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
【0028】
例えば、前記実施形態では、吐出部14aを押下ヘッド14の外周壁部28と別部材としたが一体にしてもよい。
また、ポンプ13は前記実施形態に限らず、空気シリンダや空気ピストン等がポンプ13に付け加えられたいわゆるフォーマポンプや、吐出部14aに霧化用のチップを設けたスプレーポンプ等としてもよい。
さらに前記実施形態では、環状体19として、周方向に沿って全周にわたって連続して延びる円環状を示したが、これに代えて例えば、周方向に沿って全周にわたって断続的に延在する構成を採用してもよい。
さらにまた前記実施形態では、環状体19の外径を、カバー体18の下端開口縁の外径よりも大きくしたが、同等にしてもよい。
【0029】
また、図2に示されるように、押下ヘッド14に、径方向の外側に向けて回り止め突部31を突設する一方、案内部材22の内面に、回り止め突部31が上下動自在に係合される縦溝32を形成してもよい。
回り止め突部31は、押下ヘッド14の外周壁部28の下端に径方向の外側に向けて突設されており、環状体19よりも径方向の外側に突出している。また、回り止め突部31および環状体19それぞれの上下方向における大きさは互いに同等になっており、回り止め突部31および環状体19それぞれにおいて、各上端の上下方向位置は互いに同等とされ、各下端の上下方向位置も互いに同等となっている。縦溝32は、案内部材22の内周面における上下方向の全域にわたって延在している。
【0030】
本実施形態による吐出器1によれば、回り止め突部31が縦溝32の内面に引っ掛かることで、押下ヘッド14および装着キャップ11の相対的な周方向の位置ずれを規制することが可能になるとともに、案内部材22により押下ヘッド14の上下動をより一層確実に案内させることができる。
また、吐出器1の組立て時に、回り止め突部31を縦溝32に係合させることで、押下ヘッド14および装着キャップ11の相対的な周方向の位置を容易かつ高精度に決めることができる。
【0031】
さらに、図3および図4に示されるように、カバー体18に回り止め突部31が係合される係合孔33を形成してもよい。
回り止め突部31は、押下ヘッド14の外周壁部28の下端に径方向の外側に向けて突設されており、環状体19よりも径方向の外側に突出している。さらに図示の例では、回り止め突部31は、環状体19よりも上下方向の大きさが大きくなっており、回り止め突部31の上部は、環状体19の上面よりも上方に位置し、かつ回り止め突部31および環状体19それぞれにおける各下端の上下方向位置は、互いに同等となっている。
係合孔33は、カバー体18の周壁部18aの下端部に形成された貫通孔とされ、径方向および下方の双方に向けて開口している。
以上より、押下ヘッド14から吐出部14aを取り外した状態で、この押下ヘッド14をその上側から、カバー体18内に挿入することで、回り止めリブ31が係合孔33内に進入して係合されるようになっている。
【0032】
本実施形態による吐出器1によれば、カバー体18に回り止め突部31が係合される係合孔33が形成されているので、カバー体18および押下ヘッド14の相対的な周方向の位置ずれが規制され、また吐出器1の組立て時に、回り止め突部31を係合孔33に係合させることで、カバー体18および押下ヘッド14の相対的な周方向の位置を容易かつ高精度に決めることができる。
【0033】
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0034】
押下ヘッドの上下動を案内する案内部材がカバー体によって損傷するのを抑制することができる。
【符号の説明】
【0035】
1 吐出器
2 容器体
2a 口部
11 装着キャップ
12 ステム
13 ポンプ
14 押下ヘッド
14a 吐出部
17 天壁部
18 カバー体
19 環状体
22 案内部材
31 回り止め突部
32 縦溝
33 係合孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内容物が収容された容器体の口部に装着される有頂筒状の装着キャップと、
この装着キャップに上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステムを有するポンプと、
前記ステムの上端に装着されるとともに吐出部が配設された押下ヘッドと、を備え、
前記押下ヘッドを押下して前記ステムを下方に移動させ前記ポンプを作動させることにより、容器体内の内容物が移送されて前記吐出部から吐出される吐出器であって、
前記装着キャップの天壁部には、押下ヘッドの上下動を案内する案内部材が上方に向けて延設され、
前記押下ヘッドには、前記吐出部を露出させた状態で該押下ヘッドを覆う筒状のカバー体が装着されるとともに、該カバー体を形成する材質よりも硬度が低い軟質材で形成された環状体が径方向の外側に向けて突設され、
該環状体の上面は前記カバー体の下端開口縁に径方向の全域にわたって対向していることを特徴とする吐出器。
【請求項2】
請求項1記載の吐出器であって、
前記カバー体の下端開口縁は、前記環状体上に載置されていることを特徴とする吐出器。
【請求項3】
請求項1または2に記載の吐出器であって、
前記押下ヘッドには、径方向の外側に向けて回り止め突部が突設され、前記案内部材の内面には、前記回り止め突部が上下動自在に係合される縦溝が形成されていることを特徴とする吐出器。
【請求項4】
請求項3記載の吐出器であって、
前記カバー体には前記回り止め突部が係合される係合孔が形成されていることを特徴とする吐出器。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載の吐出器であって、
前記カバー体は金属材料で形成され、前記押下ヘッドおよび環状体は合成樹脂材料で一体に形成されていることを特徴とする吐出器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−31930(P2011−31930A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−179362(P2009−179362)
【出願日】平成21年7月31日(2009.7.31)
【出願人】(000006909)株式会社吉野工業所 (2,913)
【Fターム(参考)】