説明

吸湿器具

【課題】吸水状態を示す吸着水分量を、青ゲルのようなインジケーターよりも正確に標示可能な簡易水分定量器を備えた吸湿器具の提供。
【解決手段】吸湿器具1は、ハンガー2と、ハンガー2に吊されている吸着部材3とを備えており、ハンガー2は、金属棒4と、金属棒4に設けられているバネ5と、金属棒4に沿って上下方向にスライド可能な可動体6によって構成されている。吸着部材3の吸着水分量によって、バネ5は伸縮する構造になっている。さらに金属棒4には、青色、黄色、赤色のマーク7が設けられ、これらが吸着部材3の吸着水分量に応じて、青色、黄色、赤色の順に露出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸湿能力が残っているか否かを簡単に知ることができる吸湿器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、吸湿器具には、シート表面に設けられたインジケーターによって吸水状態を把握することが可能なものがある(例えば、特許文献1参照。)。この種のインジケーターには、通常、塩化コバルトを担持したシリカゲルが利用される。この塩化コバルト担持シリカゲルは、一般に青ゲルとよばれ、水分の吸着前後で青色からピンク色に変わるので、これを目安として吸水状態を把握することが可能であり、湿度インジケーターとして広く使用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−165693号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の吸湿器具によれば、以下に述べるような問題があった。
塩化コバルトのようなコバルト化合物は、近年使用に対する規制が厳しくなっていることから、市場ではコバルト化合物不使用の湿度インジケーターを求める声が高まっている。
【0005】
また、特許文献1に記載の技術のように、シート内に吸湿剤を封入して、シート外にインジケーターを取り付けた場合、シート内外の湿度差に起因して、シート内の吸湿剤には吸湿能力に余力があるにもかかわらず、シート外のインジケーターがピンク色に変色してしまうことがある。また、天日干しをしてシート内の吸湿剤を初期の乾燥状態にしたにもかかわらず、シート外のインジケーターが青色に戻らない可能性もある。
【0006】
つまり、インジケーターの変色度合いとシリカゲルの吸水状態とが必ずしも比例しないことがあり、そのため、シリカゲルの吸水状態を正確に把握することは困難であった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、吸水状態を示す吸着水分量を、青ゲルのようなインジケーターよりも正確に標示可能な簡易水分定量器を備えた吸湿器具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下、本発明において採用した構成について説明する。
上述の目的を達成するために、請求項1に記載の吸湿器具は、通気性のある包装体に湿気を吸着可能な吸着剤が充填されてなる吸着部材と、前記吸着部材からの荷重を受けて伸縮することにより、当該荷重に応じた長さになるバネと、前記バネの長さがあらかじめ定められたしきい値を超える長さに変化したことを、利用者が目視で認識可能に構成された標示手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
このように構成された吸湿器具において、バネの長さは、吸着剤の吸着水分量に比例して伸び、バネの長さがあらかじめ定められたしきい値を超える長さに変化したことを、利用者は標示手段を見て認識することができる。
【0009】
したがって、吸着剤に対する再生処理が必要となる吸着水分量(もしくは吸着部材の交換が必要となる吸着水分量)などに対応付けてしきい値を設定しておけば、利用者は標示手段による標示に基づいて、吸着剤が飽和時期に達したか否かを判断でき、吸着剤の再生(もしくは吸着部材の交換)といった対処を行うことができる。
【0010】
請求項2に記載の吸湿器具は、請求項1に記載の吸湿器具において、上下方向に延びる棒材と、前記棒材に沿って上下方向にスライド可能な可動体とを備え、前記吸着部材は、前記可動体に対して取り付けられており、前記バネは、一端が前記棒材に対して変位せず、且つ、他端が前記可動体とともに変位する取り付け状態とされていて、前記吸着部材及び前記可動体から荷重を受けて伸縮することにより、前記吸着部材から受ける荷重に応じた長さになる状態にあり、前記標示手段は、前記吸着剤が湿気を吸着して前記吸着部材の重量が増加するのに伴って前記可動体が下方へスライドした際に、前記棒材の一部に設けられた目印が前記可動体に対して相対的に変位することにより、前記バネの長さがあらかじめ定められたしきい値を超える長さに変化したことを、利用者が目視で認識可能に構成されていることを特徴とする。
【0011】
このように構成された吸湿器具において、可動体は、吸着部材の重量が増加するのに伴って下方へスライドし、その際、標示手段は、棒材の一部に設けられた目印を可動体に対して相対的に上方へと変位させる。
【0012】
その結果、可動体よりも下方の位置にあった目印は、可動体よりも上方の位置へと変位するので、この変位に基づいてバネの長さがあらかじめ定められたしきい値を超える長さに変化したことがわかる。したがって、利用者は、上述のような目印を目安にして、バネの長さがあらかじめ定められたしきい値を超える長さに変化したか否かを容易に判断することができる。
【0013】
請求項3に記載の吸湿器具は、請求項2に記載の吸湿器具において、前記バネは、前記棒材の外周に沿って螺線を描く形態のコイルスプリングであり、前記一端である前記バネの下端は、前記棒材の外周に突設されたストッパーに当接することにより、当該ストッパーよりも下方へ変位しない状態にあり、前記他端である前記バネの上端は、前記可動体が下降すると前記バネが圧縮されるのに伴って下方へと変位する一方、前記可動体が上昇すると前記圧縮されていたバネの形状が復元するのに伴って上方へと変位することを特徴とする。
【0014】
このように構成された吸湿器具において、棒材は、コイルスプリングのなす螺線の中心を通るように配置されている。そのため、コイルスプリングは、軸方向への伸縮が許容されるものの、それ以外の方向への変形は棒材によって規制される状態にある。したがって、バネを軸方向以外の方向へ変形させようとする外力がバネに作用したとしても、バネと棒材が別々に配置されているものとは異なり、バネが予期しない形態に変形してしまうことはなく、バネの機能を所期の状態に維持することができる。
【0015】
請求項4に記載の吸湿器具は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の吸湿器具において、前記吸着剤は、吸着済みの水分を放出させる再生処理が施されることによって吸着能が回復する再生可能な吸着剤であることを特徴とする。
【0016】
このように構成された吸湿器具において、吸着剤は吸水して飽和時期に達しても、再生処理を施せば再び吸水可能な状態になる。したがって、再生処理後は、吸着部材を再使用することができるので、利用者は新品の吸着部材を購入し直す回数を減らすことができ、その分の出費を抑えることができる。
【0017】
また、新品の吸着部材を購入した場合、使用済みの吸着部材はゴミとして廃棄されることになるが、再使用することができればゴミを減らすことができるので、環境にもやさしい製品となる。
【0018】
なお、再生処理の具体的方法は、吸着剤から吸着済みの水分を放出させることができれば、どのような方法であっても構わないが、例えば、吸着部材を天日干しすることによって、吸着部材に充填された吸着剤から水分を放出させる、といった方法などが考えられる。
【0019】
請求項5に記載の吸湿器具は、請求項4に記載の吸湿器具において、前記吸着剤は、シリカゲル、アルミナ、ゼオライト、活性炭のいずれかであることを特徴とする。
このように構成された吸湿器具によれば、吸着剤が、シリカゲル、アルミナ、ゼオライト、活性炭のいずれかなので、再生処理を施して、吸着した水分を放出させることができる。
【0020】
また、これらの吸着剤は、潮解性を有するものではないので、吸湿に伴って液状成分が生じることはなく、液漏れを考慮した包装を行う必要はない。したがって、潮解性のある吸着剤を採用した場合よりも、包装体を簡易な構造にすることができる。
【0021】
ただし、本発明の吸湿器具において使用する吸着剤は、再生可能なもの、再生できないもの、いずれを用いても問題はない。再生できないものを用いた場合、吸着部材を再使用することはできないので、交換が必須となるが、その場合でも、標示手段による標示を見て、利用者は適切なタイミングで吸着部材の交換を行うことができる。
【0022】
請求項6に記載の吸湿器具は、請求項5に記載の吸湿器具において、前記シリカゲルは、B型シリカゲルであることを特徴とする。
このように構成された吸湿器具によれば、吸湿剤が、B型シリカゲルなので、天日干し程度の再生処理を施すだけでも、吸着した水分を放出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】吸湿器具の一例を示した説明図である。
【図2】吸湿器具の可動体が吸着水分量に応じて変位することを示した説明図である。
【図3】B型シリカゲルの吸着水分量とバネの長さの関係を示すグラフである。
【図4】置き型の吸湿器具の一例を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
次に、本発明の実施形態について、いくつかの例を挙げて説明する。
[第一実施形態]
図1に示す吸湿器具1は、ハンガー2と、ハンガー2に吊されている吸着部材3とを備えており、ハンガー2は、金属棒4と、金属棒4に設けられているバネ5と、金属棒4に沿って上下方向にスライド可能な可動体6によって形成されている(図1(a)、(b)参照。)。
【0025】
バネ5は、金属棒4の外周に嵌め込まれたコイルスプリングであり、バネ5の下端8は、金属棒4の外周に突設されたストッパー9に当接して、ストッパー9よりも下方へ変位しないようになっている。また、バネ5の上端10は、可動体6に当接しており、可動体6が下降するとバネ5が圧縮されるのに伴って下方へと変位する一方、可動体6が上昇すると前記圧縮されていたバネ5の形状が復元するのに伴って上方へと変位する構造になっている(図1(b)参照。)。
【0026】
また、金属棒4には、吸着水分量を標示するための標示手段として、マーク7(青色のマーク7a、黄色のマーク7b、赤色のマーク7c)が設けられている。このマーク7は、可動体6が下降すると、それに伴って青色のマーク7a、黄色のマーク7b、赤色のマーク7cが順に露出するように構成されている(図1(c)参照。)。
【0027】
吸着部材3は、シリカゲルがシート状の不織布11に包まれた構造になっている。より詳細には、シート状の不織布11には、シリカゲルを小分けして備えることが可能な袋部12が設けられおり、シリカゲルは、袋部12に等量ずつ含まれるように包装された構造になっている。
【0028】
このような構造になっていれば、薄く吸着剤が充填され、表面積を広くとることができるので、吸着剤の吸着能力を有効に発揮させることができるので好ましい。なお、本実施形態において、シリカゲルとしては、200gのB型シリカゲルを利用している。B型シリカゲル200gは、最大で約160gの水分を吸着することが可能である。
【0029】
以上のように構成された吸湿器具1は、図2に示すように、吸着部材3が水分を吸着すると、バネ5は吸着部材3の荷重に比例して圧縮される。また、バネ5の圧縮に伴って可動体6が下降し、これに伴って青色のマーク7a、黄色のマーク7b、赤色のマーク7cが順に露出する。
【0030】
本実施形態において、吸着水分量とバネの伸びの長さの関係は、図3に示すような関係にある。このようなバネ特性を考慮して、シリカゲルの吸着水分量が0〜10gの場合に青色のマーク7aが露出し、シリカゲルの吸着水分量が10〜160gの場合に黄色のマーク7bが露出し、シリカゲルの吸着水分量が160gを超えると赤色のマーク7cが露出するようにマーク7は配置される。
【0031】
したがって、利用者は露出されているマークの色によって、吸着水分量を目視で認識することが可能になる。そのため、例えば青ゲルを使用した場合と比較して、吸着部材3の飽和時期を正確に知ることができるので、利用者は、吸着部材3を適切な時期に交換できる。
【0032】
また、この吸湿器具1では、吸着剤としてB型シリカゲルを利用しているので、天日干しなどの再生処理を施すだけで再使用可能な状態にすることができる。したがって、再生することができない吸着剤を使用した場合とは異なり、吸着部材3を使い捨てにしなくても済み、吸着部材3にかかるコストを抑えることができ、また、ゴミを減らすこともできるので、地球環境にもやさしい環境に配慮した商品にすることができる。
【0033】
[第二実施形態]
次に、上記第一実施形態とは別の事例について説明する。
上記第一実施形態では吊り下げ型の吸湿器具1を例示したが、以下に説明する吸湿器具21は、所望の場所に置くことができる置き型の吸湿器具である。
【0034】
この吸湿器具21は、図4に示すように、土台34と、土台34の上に立設された金属棒24と、金属棒24に通されたバネ25と、金属棒24に通されてバネ25によって下方から支持された吸着部材23と、吸着部材23及び土台34の上部を囲むように形成されたカバー26とを備えている。
【0035】
吸着部材23は、少なくとも一部がメッシュあるいは不織布などの通気性素材で作られた容器の内部に、シリカゲル33を充填した構造になっている。また、カバー26は、下端側が開口部とされることで、通気性が確保されているが、さらにカバー26の上面部分や側面部分に通気用のメッシュ部やスリット部が設けてあってもよい。
【0036】
金属棒24には、吸着水分量を標示するための標示手段として、マーク27(青色のマーク27a、黄色のマーク27b、赤色のマーク27c)が設けられている。
このような吸湿器具21においても、第一実施形態と同様に、吸着部材23内に封入されたシリカゲル33が湿気を吸着して吸着部材23の重量が増加すると、重量増に伴ってバネ25が圧縮されるのに伴って、吸着部材23及びカバー26が下方へと変位する。このとき、青色のマーク27a、黄色のマーク27b、赤色のマーク27cは順に露出することになる(図4(b)〜同図(d)参照。)。
【0037】
したがって、このような吸湿器具21であっても、第一実施形態で示した吸湿器具1と同様に、吸湿状況や交換時期を目視で確認することができる。また、第一実施形態で示した吸湿器具1は、タンス内などに吊り下げる際に好適なものであったが、第二実施形態で示した吸湿器具21であれば、吊り下げ型の設置が困難な場所(例えば、下駄箱や押し入れなど)であっても適切に設置することができる。
【0038】
[変形例等]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の具体的な一実施形態に限定されず、この他にも種々の形態で実施することができる。
【0039】
例えば、上記第一実施形態では、ハンガーに吸着部材を取り付けることにより、吊して使用可能な構造としてあったが、これ以外の構造で吸着部材を吊してあってもよく、例えば洗濯バサミのような挟持部材で吸着部材を挟むことにより、吸着部材が吊された状態となるような構造になっていてもよい。
【0040】
さらに、上記第一実施形態では、吸着部材がシート状になっている例を示し、上記第一実施形態では、吸着部材が通気性容器に封入されている例を示したが、これら以外の形態になっていてもよく、吸着部材の具体的形状については特に限定されるものではない。
【0041】
さらに、上記第一実施形態では、吊して使用することを前提に説明したが、第一実施形態の吸湿器具1であっても、吊さずに使用することは可能である。例えば、吸湿器具1は、和服タンスや靴箱に横に寝かせて使用することもでき、湿気を嫌う精密機器、装置、兵器などの保管倉庫や空間に、また、博物館、美術館の展示室や倉庫など様々な場所に設置して使用することができる。
【0042】
ちなみに、上記実施形態で示した吸湿器具1の場合、吸湿器具1を寝かせたままでは、標示手段を有効に機能させることができないが、例えば、吸湿状態を点検する作業者が吸湿器具1を手で持ち上げれば、標示手段が有効に機能する状態となるので、その状態で吸湿状態を確認し、まだ吸湿能力が残っていれば、再び吸湿器具1を横に寝かせた状態に戻せばよい。
【0043】
また、上記実施形態では、標示手段として、3色のマーク7a,7b,7cを示したが、交換時期又は再生時期の到来を意味するマーク7c相当のマークだけが設けられていてもよい。あるいは、マーク7に代えて、吸着水分量を重さ(単位はg)や体積(単位はml)で示す目盛を設けることにより、より正確な吸着水分量を標示可能にしてもよい。
【符号の説明】
【0044】
1,21…吸湿器具、2…ハンガー、3,23…吸着部材、4,24…金属棒、5,25…バネ、6…可動体、7…マーク、8…バネの下端、9…ストッパー、10…バネの上端、11…不織布、12…袋部、26・・・カバー、33…シリカゲル、34…土台。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通気性のある包装体に湿気を吸着可能な吸着剤が充填されてなる吸着部材と、
前記吸着部材からの荷重を受けて伸縮することにより、当該荷重に応じた長さになるバネと、
前記バネの長さがあらかじめ定められたしきい値を超える長さに変化したことを、利用者が目視で認識可能に構成された標示手段と
を備えたことを特徴とする吸湿器具。
【請求項2】
上下方向に延びる棒材と、
前記棒材に沿って上下方向にスライド可能な可動体と
を備え、
前記吸着部材は、前記可動体に対して取り付けられており、
前記バネは、一端が前記棒材に対して変位せず、且つ、他端が前記可動体とともに変位する取り付け状態とされていて、前記吸着部材及び前記可動体から荷重を受けて伸縮することにより、前記吸着部材から受ける荷重に応じた長さになる状態にあり、
前記標示手段は、前記吸着剤が湿気を吸着して前記吸着部材の重量が増加するのに伴って前記可動体が下方へスライドした際に、前記棒材の一部に設けられた目印が前記可動体に対して相対的に変位することにより、前記バネの長さがあらかじめ定められたしきい値を超える長さに変化したことを、利用者が目視で認識可能に構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の吸湿器具。
【請求項3】
前記バネは、前記棒材の外周に沿って螺線を描く形態のコイルスプリングであり、前記一端である前記バネの下端は、前記棒材の外周に突設されたストッパーに当接することにより、当該ストッパーよりも下方へ変位しない状態にあり、前記他端である前記バネの上端は、前記可動体が下降すると前記バネが圧縮されるのに伴って下方へと変位する一方、前記可動体が上昇すると前記圧縮されていたバネの形状が復元するのに伴って上方へと変位する
ことを特徴とする請求項2に記載の吸湿器具。
【請求項4】
前記吸着剤は、吸着済みの水分を放出させる再生処理が施されることによって吸着能が回復する再生可能な吸着剤である
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の吸湿器具。
【請求項5】
前記吸着剤は、シリカゲル、アルミナ、ゼオライト、活性炭のいずれかである
ことを特徴とする請求項4に記載の吸湿器具。
【請求項6】
前記シリカゲルは、B型シリカゲルである
ことを特徴とする請求項5に記載の吸湿器具。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2012−152688(P2012−152688A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−13179(P2011−13179)
【出願日】平成23年1月25日(2011.1.25)
【出願人】(000237112)富士シリシア化学株式会社 (38)
【Fターム(参考)】